JP2002311945A - 外装部材の取付構造 - Google Patents

外装部材の取付構造

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JP2002311945A
JP2002311945A JP2001111139A JP2001111139A JP2002311945A JP 2002311945 A JP2002311945 A JP 2002311945A JP 2001111139 A JP2001111139 A JP 2001111139A JP 2001111139 A JP2001111139 A JP 2001111139A JP 2002311945 A JP2002311945 A JP 2002311945A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍵盤楽器の天板など外装部材の取付構造にお
いて、見栄えがよく、組み立て易く、取り外しも比較的
容易となるようにする。 【解決手段】 腕木1の天板取付部1cに第1凹部11
と第2凹部12を形成する。第1凹部11にガイド金具
13を取り付け、第2凹部12にL型の固着板14を斜
めに取り付ける。天板2の裏面に、ガイド金具13に係
合する係合ネジ21を取り付けるとともに、固着板14
に対面する固定ネジ切板22を取り付ける。天板2を天
板取付部1cに載置し、天板2を手前に摺動させ、係合
ネジ21をガイド金具13のガイド溝13b内に嵌合さ
れる。スライド蓋30と天板20との間隙Dから固着用
ネジ15とドライバを挿入し、固着用ネジ15により、
固着板14を固定ネジ切板22にネジ止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具や鍵盤楽器等
における外装部材の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばピアノ、オルガン、電子ピ
アノ、あるいは電子オルガンなどの特に高級機種の鍵盤
楽器においては、外装部材として木材が用いられてお
り、その表面に塗装処理が施されている。この外装部材
は、天板や腕木などを外から木ネジで固着して組み立て
られている。また、家具などにおいても木ネジで外装部
材を固着して組み立てられるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように外
からネジ止めすると、見栄えが良くないという問題があ
る。また、組み立て作業も難しく、さらに、電子鍵盤楽
器などにおいては、外装部材を一部取り外してメンテナ
ンスするのが困難である。
【0004】本発明は、見栄えがよく、組み立て易く、
取り外しも比較的容易となる外装部材の取付構造を提供
することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の外装
部材の取付構造は、外装部材を被取付部材に取り付ける
外装部材の取付構造において、前記外装部材の非露出面
部分と該被露出面部分に対向する前記被取付部材の取付
部分とに、係合部と固着部とをそれぞれ備え、前記固着
部は前記係合部より手前側にあり、該係合部は外装部材
と被取付部材との少なくとも離間方向の移動を規制する
ように係合し、前記固着部は外装部材と被取付部材との
内側から該外装部材と被取付部材とを固着可能となるよ
うに設けられていることを特徴とする。
【0006】請求項1の外装部材の取付構造によれば、
係合部により外装部材と被取付部材とが少なくとも離間
方向の移動が規制され、固着部により外装部材と被取付
部材とが固着される。この固着部は、外装部材と被取付
部材との内側から該外装部材と被取付部材とを固着可能
となっているので、外観形状に影響せず見栄えもよくな
る。また、固着部だけ固着すればよいので、組み立て易
く、取り外しも容易になる。
【0007】本発明の請求項2の外装部材の取付構造
は、請求項1の構成を備え、前記係合部と前記固着部が
前記外装部材及び/または前記被取付部材の凹部におい
て形成され、該外装部材と被取付部材が略密着されるよ
うに構成したこをと特徴とする。
【0008】請求項2の外装部材の取付構造によれば、
請求項1と同様な作用効果が得られるとともに、外装部
材が被取付部材に略密着されるので、側面から見ても見
栄えがよくなり、例えば外装部材を被取付部材に載せる
構成とすることができ、外装部材の重量が大きくても位
置だし作業などがし易くなる。
【0009】本発明の請求項3の外装部材の取付構造
は、請求項1または2の構成を備え、前記係合部は、前
記外装部材を前記被取付部材に対して摺動させることで
係合する構造であって、該係合部における摺動方向の軸
上に前記固着部が配置されていることを特徴とする。
【0010】請求項3の外装部材の取付構造によれば、
請求項1または2と同様な作用効果が得られるととも
に、例えば腕木などのように、両側に平行に配置する被
取付部材の各々一つの部材に、係合部と固着部を形成す
ることができるので、被取付部材の設計や形成作業など
が容易になる。
【0011】本発明の請求項4の外装部材の取付構造
は、請求項1、2、または3の構成を備え、前記外装部
材は鍵盤楽器の天板であり、前記被取付部材は該鍵盤楽
器の両側部に配置された腕木であり、前記固着部は前記
係合部よりも鍵盤側にあり、該天板と腕木の当接部の前
記鍵盤側から固着部が固着可能にされていることを特徴
とする。
【0012】請求項4の外装部材の取付構造によれば、
請求項1、2、または3と同様な作用効果が得られると
ともに、天板を腕木に取り付ける取付構造に適用してい
るので、天板を腕木に載置するという構成を採用するこ
とができ、比較的重量のある天板の取付作業が容易とな
り、また、スライド蓋を有する鍵盤楽器に適用してスラ
イド蓋と天板との隙間を固着用に利用することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図3は本発明の実施形態の外装部
材の取付構造を適用した電子鍵盤楽器の一例を示す一部
分解斜視図であり、同図は主に外装部材を示している。
なお、この鍵盤楽器において、演奏時に演奏者が立つあ
るいは座る側(鍵盤側)を「手前側」または「前部」あ
るいは「前方」とし、その反対側を「奥側」または「後
部」あるいは「後方」とする。また、前部と後部を結ぶ
方向を前後方向、これに直角な方向を左右方向とする。
【0014】この電子鍵盤楽器には、両側の2つの腕木
1、天板2、前面枠3、及び背面板4が外装部材材とし
て用いられており、これらの外装部材は木製で所定の塗
装処理等が施されている。両側の腕木1は、手前側端部
1aが奥側端部1bより高さが低くなっており、この腕
木1の上端部は、奥側端部1bから前部に向かって水平
に伸びる天板取付部1cと、この天板取付部1cから手
前側端部1aまで傾斜して伸びる傾斜部1dとで形成さ
れている。
【0015】また、腕木1,1の手前端部1a,1a間
には前面枠3が取付られるとともに、腕木1,1の奥側
端部1b,1b間には外側に僅かに湾曲した背面板4が
取り付けられている。なお、背面板4は合板製で曲げ加
工を施したものである。さらに、腕木1,1、前面枠
3、及び背面板4の下端部は図示しない底フレームに固
定されている。そして、後述するように、実施形態の取
付構造を適用して、両腕木1,1の天板取付部1c,1
cと背面板4の上端部4aに載置するように天板2が取
り付けられる。
【0016】両腕木1,1の傾斜部1d,1d、及び前
面枠3で囲われた空間には、鍵盤装置10及び操作表示
パネル20等が収納されるとともに、この鍵盤装置10
及び操作表示パネル20の上部には、複数の長尺板を連
結することで本体内に巻き込み可能とした鎧戸状のスラ
イド蓋30が配設されている。そして、スライド蓋30
は、腕木1の内側に固定されたガイドレール40上を移
動可能にされている。なお、底フレームの下には複数の
スピーカにより本体下部からも放音するためのスピーカ
ボックス50が取り付けられ、さらに、底フレームには
前脚60及び後脚70が取り付けられ、後脚70にはペ
ダル装置80が取り付けられている。
【0017】また、後述詳細に説明するように、腕木1
の天板取付部1cには、奥側に第1凹部11が形成さ
れ、手前側に第2凹部12が形成されている。また、天
板2の裏面には、第1凹部11に対向する位置に係合ネ
ジ21が取り付けられ、第2凹部12に対向する位置に
固定ネジ切板22が取り付けられている。さらに、背面
板4の内側中央には端部が断面コ字状の係合金具41が
取り付けられ、天板2の裏面中央端部には背面板4の係
合金具41に係合する端部が断面コ字状の係合金具24
が取り付けられている。
【0018】図1は実施形態における取付構造部の平面
図及び内側面図、図2は同取付構造部の拡大斜視図であ
る。なお、図1(A) の平面図では、天板2側の部材及び
固着用ネジを一点鎖線で図示するとともに、図1(A) ,
(B) は共にガイドレール40の取付構造部分を省略して
ある。また、図1、図2では楽器本体に向かって右側の
取付構造について図示してあるが、左右の取付構造は互
いに面対象の関係にある以外は同一であり、以後、主に
片側の構造について説明する。
【0019】第1凹部11は、天板取付部1cの長手方
向すなわち前後方向を長手とする形状に形成されてお
り、この第1凹部11の底部の後方は縦断面形状が1/
4円弧状の傾斜面11aとされている。そして、第1凹
部11の底部にはガイド金具13がネジ止めにより取り
付けられている。ガイド金具13は、第1凹部11の底
部から立ち上げられた水平なフレーム部13aを有し、
このフレーム部13aには前後方向を長手方向とするガ
イド溝13bが形成されている。ガイド金具13の前記
傾斜面11a側の立ち上げ部にはガイド溝13bより幅
の広いガイド口13cが形成されており、ガイド溝13
bの一端はガイド口13cに繋がり、ガイド溝13bの
他端は円弧状の固定端部13b−1とされている。さら
に、ガイド溝13bの周縁部13b−2は、ガイド口1
3c側から他端にかけて第1凹部11の底部までの距離
が短くなるように僅かに傾斜して形成されている。
【0020】また、天板2の係合ネジ21はネジ山21
aの端部にフランジ21bを有し、この係合ネジ21は
フランジ21bが天板2の裏面に当接するまで天板2に
ねじ込まれている。また、フランジ21bとネジ頭21
cとの間に間隙dが設けられ、ネジ頭21cは天板2の
裏面から突出した位置にある。なお、前記ガイド金具1
3のガイド開口13cの幅は、係合ネジ21のネジ頭2
1cの径より広くなっている。また、ガイド溝13bの
幅は、ネジ頭21cの径より狭く、かつ、係合ネジ頭2
1cとフランジ21bとの間のボス部21d(図2参
照)が僅かなクリアランスを持って係合するような幅に
なっている。
【0021】第2凹部12には、天板2の固定ネジ切板
22に対応する位置に固着板14が取り付けられてい
る。また、第2凹部12により本体手前側に壁体12a
が形成されており、本体手前側から固着板14が目隠し
される。天板2の固定ネジ切板22と第2凹部12の固
着板14はそれぞれL型形状をしており、この固定ネジ
切板22と固着板14は、その立設部22a,14aが
前後方向に対して略45°の同角度を成すように、それ
ぞれ斜めにネジ止めにより取り付けられている。なお、
固定ネジ切板22は、天板2の裏面に形成された凹部2
3内に取り付けられている。
【0022】固着板14の立設部14aには、固着用ネ
ジ15が挿入できる透孔(バカ孔)14b(図2参照)
が形成されている。また、固定ネジ切板22の立設部2
2aには、固着用ネジ15が螺合する雌ネジ孔22b
(図2参照)が形成されている。
【0023】以上の構成により、天板2は腕木1の天板
取付部1cに対して次のように取り付けられる。天板2
を水平にし、係合ネジ21が第1凹部11の略傾斜面1
1aの位置となるようにして、天板取付部1cに載置す
る。このとき、係合ネジ21のネジ頭21cが第1凹部
11の傾斜面11aに当接して自重で滑ってガイド金具
13側に自ずと移動する。このとき、係合ネジ21はガ
イド金具13と傾斜面11aとの間にあり、また、固定
ネジ切板22の立設部22aと固着板14の立設部14
aとは距離をおいて斜めに対向している。なお、水平方
向の位置出しは、天板2の左右端面と腕木1,1の外側
端面とが同程度に一致するようにすればよい。
【0024】この状態で、天板2を手前側にスライドさ
せると、係合ネジ21のネジ頭21cがガイド金具13
のガイド口13c内に挿入され、さらに、係合ネジ21
のネジ頭21cとフランジ21bとの間のボス部21d
が、ガイド金具13のガイド溝13b内に嵌合される。
さらに天板2を手前に引くと、係合ネジ21のボス部2
1dがガイド溝13bの固定端部13b−1に当接す
る。このとき、固定ネジ切板22の立設部22aと固着
板14の立設部14aとは、接触するかしない程度に接
近して対面するようになっている。
【0025】ここで、図1(B)、図2、及び図3のよう
にスライド蓋30が閉じられているとき、スライド蓋3
0の奥側上端部と天板2の下面との間には図1(B)及び
図2に示した間隙Dが形成される。また、スライド蓋3
0が開けられてガイドレール40の上にあるときも、ス
ライド蓋30の上面と天板2の下面との間にも隙間Dが
形成される。そこで、この間隙Dから固着用ネジ15と
ドライバを挿入し、固着用ネジ15を、固着板14の透
孔14bを介して固定ネジ切板22の雌ネジ孔22bに
螺合してネジ止めする。左側の取付構造部でも同様にネ
ジ止めする。なお、固着用ネジ15を挿入するときはマ
グネット式のドライバを用いると作業がし易くなる。
【0026】この実施形態では、背面板4に係合金具4
1が、また、天板2には係合金具24が取り付けられて
おり、天板2を天板取付部1cに載置し、天板2を手前
側にスライドさせ、固着用ネジ15でネジ止めすること
により、図4に示したように、天板2の係合金具24が
係合金具41に係合する。これにより、背面板4が確実
に固定される。
【0027】また、メンテナンス等により天板2を取り
外すときは、間隙Dからドライバにより固着用ネジ15
を外し、天板2を後方にスライドして持ち上げるだけで
取り外すことができる。
【0028】以上のように、この実施形態では、天板2
が「外装部材」、腕木1が「被取付部材」、天板2の裏
面が「非露出面部分」、天板取付部1cが「被取付部材
の取付部分」、第1凹部11のガイド金具13と天板2
の係合ネジ21が「係合部」、第2凹部12の固定ネジ
切板22と天板2の固定ネジ切板22と固着用ネジ15
が「固着部」にそれぞれ対応している。そして、ガイド
金具13と係合ネジ21は腕木1と天板2の離間方向
(上下方向)の移動を規制するように係合している。ま
た、スライド蓋30の上面と天板2の下面との間の隙間
Dにより、天板2と腕木1との内側からこの天板2と腕
木1とを固着可能になっている。
【0029】したがって、一つの取付構造部において、
手前側から一箇所をネジ止めするだけでよいので、作業
が取付作業、あるいは取外し作業が容易になる。
【0030】実施形態では、係合ネジ21のボス部21
dがガイド溝13bの固定端部13b−1に当接し、天
板2側の固定ネジ切板22と腕木1側の固着板14の立
設部22aとが接触するかしない程度に接近して対面す
るようにな構成としているが、これらの立設部22a,
14が当接し、係合ネジ21のボス部21dがガイド溝
13bの固定端部13b−1に当接しないような構成と
してもよい。また、各部材の取付位置精度を高めて、立
設部22a,14が当接し、さらに係合ネジ21のボス
部21dとガイド溝13bの固定端部13b−1が当接
するような構成としてもよい。
【0031】実施形態では、係合部の第1凹部11と固
着部の第2凹部12が腕木1を刳り抜いて形成されてい
るので、天板2の裏面と天板取付部1cとを略密着させ
ることができ、側面から見ても見栄えがよくなる。ま
た、天板2の裏面と天板取付部1cとを略密着させる構
成、すなわち天板2を腕木1に載せるだけでよいので、
位置だし作業などがし易くなる。なお、係合部及び固着
部の凹部は天板2に形成してもよいし、腕木1と天板2
の両方に形成してもよい。
【0032】また、実施形態では、係合部において、係
合ネジ21をガイド金具13に差し込み、摺動(スライ
ド)させることで係合ネジ21とガイド金具13が係合
されるような構造になっているが、これに限らず、天板
2が腕木1から上方に外れないように係合する構成であ
ればよい。
【0033】また、実施形態では、係合部(ガイド金具
13と係合ネジ21)における摺動方向の軸上に固着部
(立設部22a,14)があるので、腕木1,1のよう
に両側に平行に配置する部材の各々一つの部材に、この
係合部と固着部を形成することができるので、例えば、
腕木1,1の第1凹部11と第2凹部の設計や形成作業
など、係合部と固着部の設計や形成作業が容易になる。
【0034】また、固着部は立設部22a,14を固着
用ネジ15でネジ止めするだけでよいので固着作業が容
易になる。
【0035】また、固着部において立設部22a,14
は斜めになっているので、壁体12aにより本体手前側
から固着板14を目隠ししながら、固着用ネジ15によ
るネジ止め作業が容易になる。なお、固着用ネジ15に
よるネジ止め作業ができる範囲内であれば、立設部22
a,14の向きはどのような向きでもよい。
【0036】なお、実施形態では、両腕木1,1にそれ
ぞれ固着部と係合部とを一組ずつ設けているが、固着部
と係合部は合わせて3つ以上あればよい。例えば、実施
形態では背面板4の中央を天板2で固定するようにして
いるが、背面板4と天板2との間に係合部を設け、両腕
木1,1にそれぞれ固着部を一つずつ設けるようにして
もよい。
【0037】また、実施形態では、天板2を腕木1,1
に取り付ける取付構造に適用しているので、天板2を腕
木1,1に載置するという構成を採用することができ、
比較的重量のある天板2の取付作業が容易となるとい
う、好適な実施形態となっている。ただし、鍵盤楽器に
限らず他の外装部材を取り付ける場合に適用できること
はいうまでもない。
【0038】また、固着部は、立設部22a,14を備
えているので、こららの立設部22a,14が当接する
ようにした場合、ストッパ及び位置出しの役割を持たせ
ることができる。
【0039】また、実施形態では、スライド蓋30を有
する鍵盤楽器に適用しているので、このスライド蓋30
と天板2との隙間Dを固着用に利用することができ、特
別な開口などを設ける必要がなく、好適な実施形態とな
っている。
【0040】また、実施形態では、係合部の第1凹部1
1が、天板取付部1cの前後方向を長手方向とする形状
になっており、傾斜面11aからガイド金具13のガイ
ド口13cまでの距離を広く取られているので、係合ネ
ジ21を挿入し易く、取付作業が容易になる。
【0041】また、実施形態では、第1凹部11に傾斜
面11aが形成されているので、係合ネジ21のネジ頭
21cが第1凹部11の傾斜面11aに当接して自重で
滑ってガイド金具13側に自ずと移動し、取付作業が容
易になる。
【0042】なお、実施形態の図1(B) では天板2と腕
木1との間に僅かな隙間があるが、完全に密着させても
よい。
【0043】以上の実施形態は鍵盤楽器の例について説
明したが、この鍵盤楽器はアコースティックの鍵盤楽器
でもよいし電子鍵盤楽器でもよい。
【0044】また、本発明は鍵盤楽器に限らず、例えば
家具などの組み付け構造に適用することもできる。例え
ば家具の天板を側面板の上面に取り付ける部分に適用し
てもよい。この場合、最上段の引き出しや引き戸などを
開けることによって、手前側の固着部でネジ止め等を容
易に行うことができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1の外装部材の取付構造によれ
ば、外装部材と被取付部材との内側から該外装部材と被
取付部材とを固着可能となっているので、外観形状に影
響せず見栄えもよくなり、また、固着部だけ固着すれば
よいので、組み立て易く、取り外しも容易になる。
【0046】請求項2の外装部材の取付構造によれば、
請求項1と同様な効果が得られるとともに、外装部材が
被取付部材に略密着されるので、側面から見ても見栄え
がよくなり、例えば外装部材を被取付部材に載せる構成
とすることができ、外装部材の重量が大きくても位置だ
し作業などがし易くなる。
【0047】請求項3の外装部材の取付構造によれば、
請求項1または2と同様な効果が得られるとともに、例
えば腕木などのように、両側に平行に配置する被取付部
材の各々一つの部材に、係合部と固着部を形成すること
ができるので、被取付部材の設計や形成作業などが容易
になる。
【0048】請求項4の外装部材の取付構造によれば、
請求項1、2、または3と同様な効果が得られるととも
に、天板を腕木に取り付ける取付構造に適用しているの
で、天板を腕木に載置するという構成を採用することが
でき、比較的重量のある天板の取付作業が容易となり、
また、スライド蓋を有する鍵盤楽器に適用してスライド
蓋と天板との隙間を固着用に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における取付構造部の平面図
及び内側面図である。
【図2】同取付構造部の拡大斜視図である。
【図3】本発明の実施形態の外装部材の取付構造を適用
した電子鍵盤楽器の一例を示す一部分解斜視図である。
【図4】本発明の実施形態における天板に背面板を固定
する部分を示す側面図である。
【符号の説明】
1…腕木(被取付部材)、2…天板(外装部材)、1c
…天板取付部、11…第1凹部、12…第2凹部、13
…ガイド金具、14…固着板、21…係合ネジ、22…
固定ネジ切板、15…固着用ネジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装部材を被取付部材に取り付ける外装
    部材の取付構造において、 前記外装部材の非露出面部分と該被露出面部分に対向す
    る前記被取付部材の取付部分とに、係合部と固着部とを
    それぞれ備え、 前記固着部は前記係合部より手前側にあり、該係合部は
    外装部材と被取付部材との少なくとも離間方向の移動を
    規制するように係合し、前記固着部は外装部材と被取付
    部材との内側から該外装部材と被取付部材とを固着可能
    となるように設けられていることを特徴とする外装部材
    の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記係合部と前記固着部が前記外装部材
    及び/または前記被取付部材の凹部において形成され、
    該外装部材と被取付部材が略密着されるように構成した
    こをと特徴とする請求項1記載の外装部材の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記係合部は、前記外装部材を前記被取
    付部材に対して摺動させることで係合する構造であっ
    て、該係合部における摺動方向の軸上に前記固着部が配
    置されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    外装部材の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記外装部材は鍵盤楽器の天板であり、
    前記被取付部材は該鍵盤楽器の両側部に配置された腕木
    であり、前記固着部は前記係合部よりも鍵盤側にあり、
    該天板と腕木の当接部の前記鍵盤側から固着部が固着可
    能にされていることを特徴とする請求項1、2、または
    3記載の外装部材の取付構造。
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