JPH0587108U - 食品工場等における腰壁構造 - Google Patents

食品工場等における腰壁構造

Info

Publication number
JPH0587108U
JPH0587108U JP2852892U JP2852892U JPH0587108U JP H0587108 U JPH0587108 U JP H0587108U JP 2852892 U JP2852892 U JP 2852892U JP 2852892 U JP2852892 U JP 2852892U JP H0587108 U JPH0587108 U JP H0587108U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
waist wall
factory
waist
wall surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2852892U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2589967Y2 (ja
Inventor
仁正 平沢
龍夫 畑戸
隆 佐藤
浩士 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Corp filed Critical Maeda Corp
Priority to JP1992028528U priority Critical patent/JP2589967Y2/ja
Publication of JPH0587108U publication Critical patent/JPH0587108U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2589967Y2 publication Critical patent/JP2589967Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本考案は、腰壁の表面に工場内のほこりが溜
まりにくく、かつ清掃若しくは水洗浄が容易であり衛生
的な工場環境を維持させることが可能な食品工場等にお
ける腰壁構造を提供する点にある。 【構成】 工場空間4を仕切るように腰壁10が床面2
aから立ち上がり、腰壁10の天端に窓サッシ8の下枠
8aが密に一体接合されている。そして工場空間4側を
向く腰壁10の壁面上部12aは、下枠8aとの接合部
から下方に向けて漸次ゆるやかな下り傾斜となるように
形成されている。そして、床面2aと前記壁面12とで
画成されるコーナー部13は、所定の曲率を有する凹形
状に形成されている。さらに、工場空間4側を向く壁面
12の全域には、表面の平滑性が極めて良好となる樹脂
層14が塗装されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食品工場等において工場空間と他の空間を仕切るために用いられる 腰壁構造に関し、特に、工場内をより衛生的に維持させるために好適な構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
図2に示すものは、食品工場において工場空間と他の空間部を仕切るように配 設された腰壁構造である。
【0003】 符号1は、床部2から立ち上がる腰壁であり、この腰壁2は、床部2と同様に コンクリートで形成されている。そして、腰壁2の工場内4を向く面(以下、内 壁面と略称する。)5と床部2の床面2aとのコーナー部(境界部)6は、断面 直角形状に形成されている。
【0004】 また、符号7は、腰壁2の天端3上にモルタル層9を介して固定された額縁で ある。この額縁7は、矩形状の木製部材が四角枠状に枠組みされて配設されたも のである。そして、この額縁7は、アルミ材等からなる窓サッシ8の下枠8aに 取付けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図2に示した従来の腰壁構造においては、工場内4で舞い上がった ほこりが額縁7の表面7a上に溜まりやすい。そのため、額縁7上に溜まったほ こりは掃除機などで頻繁に清掃しているが、一旦、額縁7上に溜まったほこりは 簡単には除去できず、手間と時間がかかる作業となっているのが現状であった。 また、断面直角形状に形成されたコーナー部6には、工場内4の清掃若しくは 洗浄が終了した後であっても塵芥などが残りやすく、衛生管理上の面で問題があ った。
【0006】 また、コーナー部6のコンクリートには亀裂が入りやすく、若し亀裂が入ると その内部に水分が溜まり、食品等に悪影響を及ぼすバクテリアが繁殖してしまう おそれがあった。さらに、額縁7と天端3間に生じているわずかな隙間において も、バクテリアが繁殖するおそれがあった。
【0007】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、腰壁の表面に工場内のほこりが 溜まりにくく、かつ清掃若しくは水洗浄が容易であり衛生的な工場環境を維持さ せることが可能な食品工場等における腰壁構造を提供することを目的とするもの である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の食品工場等における腰壁構造は、食品工場内において、工場空間を仕 切るように床面から腰壁が立ち上がり、腰壁の天端に窓サッシの下枠が密に一体 接合されているとともに、工場空間側を向く腰壁の壁面上部は下枠との接合部か ら下方に向けて漸次ゆるやかな下り傾斜となるように形成され、床面と壁面とで 画成されるコーナー部は所定の曲率を有する凹形状に形成されており、しかも工 場空間側を向く壁面の全域には、表面の平滑性が極めて良好となる樹脂層が塗装 されていることを特徴とする構造である。
【0009】
【作用】
本考案の食品工場等における腰壁構造によれば、工場空間側を向く腰壁の壁面 上部は、下枠との接合部から下方に向けて漸次ゆるやかな下り傾斜となるように 形成され、さらに壁面に表面の平滑性が極めて良好となる樹脂層が塗装されてい る。それにより、腰壁の壁面上部には殆どほこりが溜まらず、若し、ほこりが溜 まったとしても、掃除機などで容易に除去することができる。
【0010】 また、床面と壁面とで画成されるコーナー部は、所定の曲率を有する凹形状に 形成されているので、工場空間の清掃若しくは洗浄を行う際にコーナー部の塵芥 等を確実かつ迅速に除去することができる。
【0011】 また、本考案の曲率を有するコーナー部や窓サッシと天端とが密に接合されて いる部分には、バクテリア繁殖のおそれがある亀裂や隙間が容易に形成されず、 さらには、壁面の全域には樹脂層が塗装されて水洗浄が可能な壁面なので、常に 衛生的な腰壁構造が得られる。
【0012】
【実施例】
本考案の食品工場等における腰壁構造の実施例について、図1を参照して説明 する。なお、図2に示したものと同一構成部分には、同一符号を付してその説明 を省略する。
【0013】 図中符号10は、床部2から垂直に立ち上がって形成されたコンクリート製の 腰壁である。この腰壁10の天端11は、高精度に水平レベルが設定されて形成 されている。また、この天端11には、窓サッシ8の下枠8aの下端部が埋設さ れている。すなわち、本実施例においては、図2に示した木製の額縁7を使用せ ず、窓サッシ8と腰壁10とが、直接一体接合された構造とされている。そして 、下枠8aと天端11との接合部にはシーリング材16が注入されており、接合 部に僅かな隙間をも生じさせない構造とされている。
【0014】 また、窓サッシ8の下枠8aから連続する腰壁10の内壁面上部12aは、下 枠8aから垂直内壁面12bに達するまでに漸次ゆるやかな下り傾斜とされて、 丸みが付けられた形状に形成されている。
【0015】 そして、工場内4側における床面2aと、腰壁10とで画成されるコーナー部 13は、床面2aから垂直内壁面12bに達するまでに漸次ゆるやかな登り傾斜 となるように、所定の曲率を有する凹形状に形成されている。
【0016】 また、壁面12の全域(内壁面上部12a、コーナー部13をも含む)には、 所定塗布厚さのフッ素樹脂が、内壁面12の表面形状を保持しながら塗装されて いる。 内壁面12の全域に前記樹脂層14が塗装されたことにより、コンクリート製 で形成されている内壁面12の表面は、平滑性が極めて良好となり、さらにはフ ッ素樹脂特有の耐熱性、耐薬品性に優れた壁面となる。 なお、図中符号15に示すものは、床面2a上に敷設された樹脂シートである 。
【0017】 次に、以上のように構成した本実施例の腰壁構造の効果について説明する。 先ず、窓サッシ8の下枠8aから連続する腰壁10の内壁面上部12aは丸み が付けられて形成され、かつその表面に平滑性が極めて良好な樹脂層14が設け られているので、壁面上部12aには簡単にほこりが溜まらず、若しその壁面上 部12aにほこりが溜まったとしても、掃除機などで容易にほこりを除去するこ とができる。
【0018】 また、コーナー部13は、所定の曲率を有する凹形状に形成されているので、 工場内4の清掃若しくは洗浄を行う際に、コーナー部13の塵芥を確実に除去す ることができる。
【0019】 また、内壁めん12全域は樹脂層14で塗装されているが、所定の曲率で凹形 状に形成されたコーナー部13には亀裂が入りにくく、また窓サッシ8と天端1 1の接合部も隙間が生じない構造とされているので、バクテリアが繁殖するおそ れがない壁面構造とされ、常時工場内4環境を衛生的に維持させることができる 。
【0020】 なお、本実施例においては、樹脂層14の材料としてフッ素樹脂を一例にあげ たが、表面の平滑性が極めて良好であり、かつ食品工場内の壁面として最適なも のであれば、他の樹脂層を用いてもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の食品工場における腰壁構造は、工場空間側を向 く腰壁の壁面上部が、下枠との接合部から下方に向けて漸次ゆるやかな下り傾斜 となるように形成され、さらに壁面に表面の平滑性が極めて良好となる樹脂層が 塗装されているため、腰壁の壁面上部には殆どほこりが溜まらず、若し、ほこり が溜まったとしても、掃除機などで容易に除去することができる。
【0022】 また、床面と壁面とで画成されるコーナー部は、所定の曲率を有する凹形状に 形成されているため、工場空間の清掃若しくは洗浄を行う際にコーナー部の塵芥 等を確実かつ迅速に除去することができる。 さらに、コーナー部や窓サッシと天端との接合部には、バクテリア繁殖のおそ れがある亀裂や隙間が簡単には形成されず、かつ壁面の全域には樹脂層が塗装さ れて水洗浄が可能な壁面とされているため、工場内をより衛生的に維持させる腰 壁構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の食品工場における腰壁構造を示す斜視
図である。
【図2】従来の食品工場の腰壁構造を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
2 床部 2a 床面 4 工場内(工場空間) 10 腰壁 11 腰壁の天端 12 内壁面 12a 内壁面の上部 12b 内壁面の垂直な面 13 コーナー部 14 樹脂層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品工場内において、工場空間を仕切る
    ように腰壁が床面から立ち上がり、該腰壁の天端に窓サ
    ッシの下枠が密に一体接合された構造とされているとと
    もに、 前記工場空間側を向く腰壁の壁面上部は、前記下枠との
    接合部から下方に向けて漸次ゆるやかな下り傾斜となる
    ように形成され、 前記床面と前記壁面とで画成されるコーナー部は、所定
    の曲率を有する凹形状に形成されており、 しかも前記工場空間側を向く壁面の全域には、表面の平
    滑性が極めて良好となる樹脂層が塗装されていることを
    特徴とする食品工場等における腰壁構造。
JP1992028528U 1992-04-28 1992-04-28 食品工場等における腰壁構造 Expired - Lifetime JP2589967Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992028528U JP2589967Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 食品工場等における腰壁構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992028528U JP2589967Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 食品工場等における腰壁構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0587108U true JPH0587108U (ja) 1993-11-22
JP2589967Y2 JP2589967Y2 (ja) 1999-02-03

Family

ID=12251169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992028528U Expired - Lifetime JP2589967Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 食品工場等における腰壁構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2589967Y2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57102614U (ja) * 1980-12-16 1982-06-24
JPS5922888U (ja) * 1982-08-03 1984-02-13 日本軽金属株式会社 嵌め殺し窓の組付装置
JPS62172129A (ja) * 1986-01-27 1987-07-29 Kajima Corp 無菌清浄室
JPH02111707U (ja) * 1989-02-23 1990-09-06
JPH0343559A (ja) * 1989-07-12 1991-02-25 Nichiee Yoshida Kk 打放しコンクリートの表面肌仕上げ方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57102614U (ja) * 1980-12-16 1982-06-24
JPS5922888U (ja) * 1982-08-03 1984-02-13 日本軽金属株式会社 嵌め殺し窓の組付装置
JPS62172129A (ja) * 1986-01-27 1987-07-29 Kajima Corp 無菌清浄室
JPH02111707U (ja) * 1989-02-23 1990-09-06
JPH0343559A (ja) * 1989-07-12 1991-02-25 Nichiee Yoshida Kk 打放しコンクリートの表面肌仕上げ方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2589967Y2 (ja) 1999-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1571954B1 (en) Prefabricated shower pan with integrally molded curb reinforcements
US2994113A (en) Ceiling construction
US4299064A (en) Tub surround kit and method of assembly
GB2064616A (en) Sound-absorbing false ceiling for ventilation and removal of steam or contaminants
JPH0587108U (ja) 食品工場等における腰壁構造
JPS587877Y2 (ja) 見切り縁
JP2003239509A (ja) 敷き材
US4344648A (en) Dust pan for sliding glass door
US20030159714A1 (en) Mop head and method of use
JP3077866U (ja) クリーンルーム用巾木
JPS6210332Y2 (ja)
JP2005240512A (ja) 浴室用床台
JPH0431023Y2 (ja)
JPS61130551A (ja) 玄関装置
JPH0348310Y2 (ja)
KR20130090152A (ko) 코너용 타일
JPH0724456Y2 (ja) 洗い場パン
JP2746426B2 (ja) 住宅ユニット
JPH0524875U (ja) 浴室出入口敷居部構造
JPH0245699Y2 (ja)
JP3016838U (ja) 防水パン定着装置
JPH0425513Y2 (ja)
JPH09100640A (ja) 浴室ユニットの床パン構造
JPS6239251Y2 (ja)
JPH0628011U (ja) クロス目地パッキン付きキャッチパン

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981027

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071127

Year of fee payment: 9