JPH0586705B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0586705B2
JPH0586705B2 JP59160102A JP16010284A JPH0586705B2 JP H0586705 B2 JPH0586705 B2 JP H0586705B2 JP 59160102 A JP59160102 A JP 59160102A JP 16010284 A JP16010284 A JP 16010284A JP H0586705 B2 JPH0586705 B2 JP H0586705B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tracking
subject
signal
circuit
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59160102A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6138918A (ja
Inventor
Masahiro Takei
Naoya Kaneda
Masakawa Toyama
Yoichi Iwasaki
Takashi Amikura
Akihiro Fujiwara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP16010284A priority Critical patent/JPS6138918A/ja
Publication of JPS6138918A publication Critical patent/JPS6138918A/ja
Publication of JPH0586705B2 publication Critical patent/JPH0586705B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/36Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は、自動追尾焦点検出装置を具えるカ
メラに関し、とくに被写体の動きが激しい場合等
にも、自動追尾焦点検出動作を安定に行う手段に
関する。
(背景技術) 従来の無視差の自動焦点検出装置を具えるカメ
ラ、例えばビデオカメラでは、第14図Aに示す
ように測距視野が撮影画面中央部に固定されてい
るため、同図Bに示すようにピントを合わせたい
被写体(以下焦点検出対象被写体という。この例
では人物)が移動してしまうと、この被写体とは
異なる距離にある物体(この例では家屋)にピン
トが合い、焦点検出対象被写体である人物がぼけ
てしまうので、画面構成上焦点検出対象被写体を
つねに画面中心に置かねばならないという欠点が
あつた。そのため、測距視野位置を可変にする手
段も提案されているが、これらの手段は撮影者が
つまみ等の操作によつて測距視野位置を変更する
ものであり、撮影途中に被写体が移動する場合
に、これらのつまみによつて測距視野位置をつね
に焦点検出対象被写体上に維持することは困難で
ある。
上記の欠点を解消するために、本出願人は、先
に、移動可能な追尾視野を設定し、被測距物体の
特徴をこの追尾視野に関して抽出し、この抽出さ
れた特徴を記憶させ、この記憶された特徴と新た
に抽出された被測距物体の特徴とに基づいて物体
の移動の有無を検出し、物体の相対的な移動に応
じて測距視野を物体の移動に追尾して移動させる
ようにした自動追尾焦点検出装置について提案し
たが(昭和59年特許願第105897号、発明の名称
「自動追尾焦点検出装置」)、この提案を実施する
に当たつては、被写体の動きが激しい場合等に自
動追尾焦点検出動作を安定に行うことが可能な手
段を講ずることが望ましい。さらに具体的に言え
ば、追尾中の被写体が撮影画面の外又は撮影画面
中の特定領域の外へ出たとき、追尾視野の初期位
置への復帰を安定に行うことができる手段を講ず
ることが望ましい。
(目的) したがつて、この発明は、従来の自動焦点検出
装置を具えるカメラの前述の欠点を解消し、移動
する被写体について自動的にその移動位置を検出
し、測距視野を被写体の移動に追尾して移動させ
て焦点検出ないし焦点調節を行うに当たり、被写
体の動きが激しい場合等にも上記の自動追尾焦点
検出動作を安定に行うことができる手段を具える
カメラを提供することを目的とする。
(実施例による説明) 以下第1図ないし第13図等を参照して上記の
目的を達成するためこの発明において講じた手段
について例示説明する。下記の説明は、被追尾被
写体の特徴を色信号情報によつて抽出する例につ
いて、この発明のカメラの実施例の全体説明、並
びに同実施例における限界領域設定手段、被写体
移動検出手段、自動焦点検出手段及び焦点検出マ
ーク設定手段、並びに同実施例の作用の順序で行
う。
(この発明のカメラの実施例の全体説明)(第1
図) 第1図は、この発明に係るカメラの一実施例の
要部を示すものであつて、図中1は撮影光学系中
の焦点調節のためのレンズ群、2は撮像手段の一
例であるC.C.D.等の固体撮像素子を示している。
固体撮像素子2は、周知のように、不図示の撮像
素子駆動回路によつて制御されてその受光面に入
射する被写体からの光を光電交換する。この光電
交換された信号は、不図示の前置増幅器で増幅さ
れ、信号処理回路3で各種の補正処理をされると
ともに同回路内のマトリクス回路で色差信号(R
−Y),(B−Y)並びに輝度信号Yが作成され
る。これらの色差信号並び輝度信号はエンコーダ
15で同期信号と合成され、出力ビデオ信号であ
る例えばNTSC信号が形成され、出力端子16よ
り利用装置、例えばビデオデツキへ供給される。
上記の色差信号(R−Y)及び(B−Y)、さ
れら必要があれば輝度信号Yは、追尾ゲート回路
4を介して移動検出回路5に入力され、同回路で
被写体の移動方向又は移動量が検出される。ここ
で、被写体とカメラとの間の移動は相対的である
から、上記の被写体の移動とは、カメラが固定さ
れて被写体が移動する場合のほか、被写体が停止
してカメラが移動する場合あるいは両者がともに
移動する場合をいい、この発明は上記のどの場合
にも適用されるものである。
追尾ゲート回路4では、ゲートパルス発生回路
11が発生するゲートパルスによつて前記の色差
信号等に対するゲート位置が設定される。これに
より、被写体の特徴、さらには背景の特徴を、例
えば後述の第5図〜第8図に示す態様により抽出
する追尾視野の位置が定められる。換言すれば、
前記の色差信号等のうち移動検出回路5に入力さ
れる範囲が定められ、この信号の変化によつて被
写体の移動が検出される。この被写体移動検出信
号はゲート移動回路6に供給され、ここで追尾ゲ
ート回路4のゲート位置、すなわち追尾視野位置
を被追尾被写体の移動に応じて移動させるための
信号が発生される。この信号がゲートパルス発生
回路11に供給され、被追尾被写体の移動に対応
する位置の色差信号を抽出するためのゲートパル
スが形成される。ゲートパルス発生回路11は、
同期信号発生回路10が発生する水平同期信号fH
及び垂直同期信号fVに同期して作動する。なお同
期信号発生回路10は、装置全体のタイミングを
制御する不図示のクロツクパルス発生回路が発生
するクロツクパルスを分周した信号によつて制御
され、さらに前記の撮像素子駆動回路は、例えば
この分周信号によつて制御され、前述のエンコー
ダ15は前記の同期信号等によつて制御される等
各種の同期制御が行われるが、これらの同期制御
手段は映像信号処理系で周知であるので詳細な説
明を省略し、また、とくにこの発明の特徴の説明
に関連する部分を除き、図示を省略する。また移
動検出回路5の詳細については、第5図〜第8図
を参照して後述する。
一方、輝度信号Yは測距ゲート回路7を介して
自動焦点検出装置8に入力され、同装置で焦点検
出ないし焦点調節が行われる。測距ゲート回路7
では、ゲートパルス発生回路11が発生するゲー
トパルスによつて輝度信号Yに対するゲート位置
が前記の追尾ゲートと同じ関係位置に設定され、
これにより輝度信号Yのうち被写体の焦点検出の
ために自動焦点検出装置8に入力される範囲(以
下測距視野という)が定められる。なおこの発明
の実施例では、追尾視野又は(及び)測距視野
は、必要に応じて電子ビユーフアインダ等の表示
装置に表示することができるが、これは必須の手
段ではない。
第1図では、追尾ゲート回路4と測距ゲート回
路7とを別個に設けているが、両ゲート回路を共
通に設けてもよく、あるいは、前者の後段に後者
を接続して前者により設定される追尾視野内のさ
らに小範囲の部分に測距視野を設定してもよい。
ただし、いずれの場合も、追尾動作中は、両視野
は同じ関係位置に、とくに中心位置を同じにして
設定されなければならない。なお第1図に示す例
では、追尾視野と測距視野とは、それぞれ任意の
大きさに設定することができる。さらに撮影距離
及びレンズの焦点距離に応じて、不図示のゲート
大きさ決定回路により両視野の一方又は両方の大
きさを自動的に調整するようにすれば、つねに最
適の大きさの追尾視野又は(及び)測距視野を得
ることができる。
測距ゲート回路7の後段に接続された自動焦点
検出装置8では、公知の手段に従つて自動焦点検
出が行われ、その出力信号がレンズ駆動装置17
を制御し、その駆動モータによつてレンズ群1を
駆動する。そして合焦点が検出されると、上記の
制御ループが動作を停止し、レンズ群1もその位
置に停止する。なお自動焦点検出手段の具体例に
ついては、第9図を参照して後述する。
ゲート移動回路6から得られる位置情報は、キ
ヤラクタ・ジエネレータ12に供給され、ここで
焦点検出対象被写体を指示する焦点検出マーク信
号が形成され、この信号がエンコーダ15からの
出力ビデオ信号(NTSC信号)と加算回路13で
加算され、表示装置例えば電子ビユーフアインダ
(EVF)14に映像信号と焦点検出対象被写体を
指示するマーク(例えば第11図のFM)とが表
示される。なおキヤラクタ・ジエネレータ12の
詳細については、第10図を参照して後述する。
次に、第1図の実施例における追尾視野復帰手
段について説明する。先ず、限界領域設定回路1
8及び演算回路19は、被写体が撮影画面外又は
そのうちの特定領域である限界領域外へ出た場合
に追尾視野を初期位置へ復帰させるための主要構
成部分の一例であつて、これらのうち限界領域設
定回路18は、同期信号発生回路10が発生する
水平同期信号fH及び垂直同期信号fVに制御されて
撮影者の設定に従がい、例えば第11図のBAで
示される限界領域を設定する。限界領域BAは、
その内部においてのみ追尾動作を行う等のために
設けられるものであり、演算回路19において限
界領域設定回路18及びゲート移動回路6の出力
信号に応じて追尾視野の現在位置があらかじめ手
動設定された限界領域BA内に入つているかどう
かが判定される。そして追尾視野の位置、したが
つて被追尾被写体の画面上の位置が限界領域BA
を出たとの判定がされると、追尾視野を初期位
置、例えば撮影画面中央部相当の位置へ復帰させ
るよう演算回路19の制御により移動検出回路5
及びゲート移動回路6を介してゲートパルス発生
回路11が発生するゲートパルスによつて制御さ
れる追尾ゲート回路4のゲート位置を上記の初期
位置相当の位置へ移動させる。
なおこの発明の実施例において、限界領域は追
尾動作を行う範囲等を定める手段であつて必ずし
もフアインダ等に表示することを要するものでは
ない。また限界領域は、通常は、撮影画面の全面
内にそれよりも狭い範囲として、あるいは撮影画
面中の一部の領域内にそれよりも狭い範囲として
設定される。
上記の追尾視野復帰手段は、被写体の動きが激
しい場合に安定に追尾動作を行わせる等のために
は、被写体がいつたん限界領域BAを出たら直ち
に復帰動作を行うのでなく、制御可能な所定時間
の経過後に行うようにする。時間設定回路21及
びタイマ22はそのために設けるものであり、撮
影者の設定に応じ時間設定回路21を介してタイ
マ22の作動時間が定められる。被追尾被写体が
限界領域BAを出たとの判定がされると、演算回
路19は移動検出回路5及びゲート移動回路6に
制御信号aを転送してこれらの回路の動作を停止
し、かつタイマ22に制御信号bを転送してその
動作を開始させる。タイマ22は、その動作中、
制御信号cをキヤラクタ・ジエネレータ12及び
レンズ駆動装置17に転送し、前者では焦点検出
マークの表示動作を中止させ、後者では駆動装置
17を停止させてその時点におけるレンズ群1の
位置によつて定まる焦点検出状態を保持するよう
にする。制御信号cは、さらに警告回路20にも
転送され、ここで撮影者に対し、現在追尾動作が
停止中である旨を警告するようにする。そのため
の手段としては、限界領域BAの境界線(枠)の
フラツシング、あるいは可聴音信号の発生等種々
の手段が可能である。
タイマ22の動作が終了すると、制御信号dに
よつて移動検出回路5及びゲート移動回路6によ
り定められる追尾ゲート回路4のゲート位置を上
記の初期位置相当の位置へ戻し、これにより追尾
視野は初期位置(例えば撮影画面中央相当の位
置)へ移動し、移動検出回路5は改めて後述の被
写体移動検出動作を開始し、また制御信号cの終
了によつてキヤラクタタ・ジエネレータ12及び
レンズ駆動装置17はその動作を再開し、警告回
路20はその動作を停止し、自動追尾動作が再び
行われる。なお撮影者の操作により限界領域設定
回路18が撮影画面全体を限界領域として設定す
る場合、あるいは撮影画面全体が固定的に限界領
域として設定されている場合には、被追尾被写体
が撮影画面外へ出たことを判定して上記の追尾視
野の復帰及びこれに関連する動作が行われる。
(この発明の実施例における限界領域設定手段)
(第1図〜第4図) 次に第2図〜第4図をも参照してこの発明の実
施例における限界領域設定手段のついて説明す
る。第2図において30,31は限界領域BAの
x方向の境界線を、32,33は同じくy方向の
境界線を示すものであり、第3図Aのつまみ40
の手動操作によりx方向の位置を定める境界線3
0,31が左右に移動し、かつロツクボタン41
の操作によりその位置が固定される。同様に、同
図Bのつまみ42の操作によりy方向の位置を定
める境界線32,33が上下に移動し、かつロツ
クボタン43の操作によりその位置が固定され
る。すなわち、つまみ40,42の操作により限
界領域BAの位置を可変に設定することができる
が、x方向及びy方向ともにつまみをさらに1個
設け、境界線30と31、同じく32と33とを
独立に設定し、限界領域BAの大きさをも可変に
設定できるようにしてもよい。
上記のつまみ及びロツクボタンの操作に応じて
境界線30〜33の位置を示す信号を発生するた
めには、これらの境界線に対応する水平走査線の
位置(32,33に対応する)及びこれらの水平
走査線を上下端とする各水平走査線中の特定位置
(30,31に対応する)を選択すればよい。そ
のためには、前者については1フイールド中の水
平走査線数をカウントし、つまみ42等によつて
設定される境界線32,33の位置に対応する番
号の水平走査線を選択し、また後者については水
平同期信号周波数を逓倍してパルス列を発生さ
せ、各水平走査周期の始端からカウントしてつま
み40等によつて設定される境界線30,31の
位置に対応する番号のパルスを選択すればよい。
あるいは、水平同期信号及び垂直同期信号にそれ
ぞれ同期する三角波を発生させ、これらの三角波
をそれぞれつまみ40及び42等により設定され
る境界線30,31及び32,33の位置に対応
する電圧レベルでクリツプして矩形波を発生さ
せ、かつこれらの矩形波の前端及び後端に相当す
る1対のパルスを発生させて、それぞれ一方の矩
形波と他方の1対のパルスとの論理和をとればよ
い(本出願人の出願に係る特開昭59−4384号公
報、発明の名称「ビデオカメラ」参照)。さらに
後述のキヤラクタ・ジエネレータ12と同様の手
段によつてもよい。
第4図は、上記のようにして作成された信号の
タイミング関係を1水平走査期間について示すも
のであり、aは映像信号を簡略化して示し、bは
限界領域を示すもので詳しくは第2図の境界線3
0,31と水平走査線とが交差する位置を示し、
cはa信号とb信号との合成信号を、dは第2図
のx方向(境界線30及び31で定められる)の
限界領域幅を、eは第1図の追尾ゲート回路によ
るゲート位置を、fは時間軸をそれぞれ示すもの
である。この例では、dの限界領域幅を示す信号
は限界領域で低レベル、その他の部分で高レベル
になつている。またゲート位置を示す信号eによ
つて追尾視野の位置が定められるものである。な
お第4図には第2図のy方向について限界領域を
表わす信号を示していないが、この限界領域も第
4図に示すものと同様にして設定される。上記の
限界領域BAは必ずしも表示装置に表示すること
を要しないが、これを電子ビユーフアインダ14
等の表示装置に表示するためには、限界領域設定
回路18の出力信号をキヤラクタ・ジエネレータ
12あるいは直接電子ビユーフアインダ14に供
給して表示すればよい。
演算回路19において、追尾ゲート回路4によ
るゲート位置、すなわち追尾視野が限界領域BA
内に存在するかどうかを判定するには、第4図の
信号eの時間軸上の位置、又は信号dと信号eと
の時間的関係を調べることにより行われる。すな
わち、前者は、被追尾被写体、換言すれば前記の
ゲート位置を示す信号が第4図で右から左へ移動
するとして(T2−T1)<TK、又は左から右へ移
動するとして(T4−T3)<TK(ここにTKは設計上
定められる正の定数)の関係がみたされるかどう
かを演算回路19で演算することによつて行われ
る。なお一般的に追尾視野の限界領域BA内の位
置は、 (T2−T1)/(T4−T1) を演算することによつて知ることができる。また
後者では、信号dと信号eとの論理和が、低レベ
ルならば限界領域BA内、高レベルならば限界領
域BA外と判定される。
追尾視野が限界領域BA外にあるか、又は限界
領域BAの中央部から領域外へ向つて移動し、境
界線に対し一定範囲(例えば前記のTK)内に近
づいていることが判定されると、演算回路19は
移動検出回路5及びゲート移動回路6に対し例え
ば前記の制御信号aを送り、これに伴つて前述の
復帰動作が行われる。
なお、この明細書において、被写体が撮影画面
外又は限界領域外へ出るとは、被写体が相対的に
完全にこれらの外へ出る場合、又は被写体が撮影
画面中央部からこれらの境界線付近へ相対的に移
動して前記の(T2−T1)<TKもしくは(T4
T3)<TKの関係をみたすようになる場合をいう。
(この発明の実施例における被写体移動検出手
段)(第1図、第5図〜第8図) 次に、被追尾被写体の移動を検出し、これに追
尾して第1図の追尾ゲート回路4によるゲート位
置すなわち追尾視野を移動させるための移動検出
回路5の具体例について第5図〜第8図を参照し
て説明する。下記の具体例は、被追尾被写体の特
徴を色信号情報として抽出する例であるが、被写
体の特徴抽出は、このほか輝度信号、さらに被写
体の形状、温度又は被写体中の特徴あるコントラ
スト等の情報を利用して行うことができる。
下記の被写体移動検出及び自動追尾手段を要約
すれば、被写体の特徴を表わすなんらかのパラメ
ータ、この例では被写体及び背景の色を、前記の
追尾手段により設定された追尾視野に関して抽出
し、この抽出された特徴を記憶させ、この記憶さ
れた特徴と新たに抽出された被写体の特徴とに基
づいて被写体の移動の有無、及び被写体が移動し
た場合にその移動方向又は移動位置を検出して、
前記の追尾視野を被写体の移動に追尾して移動さ
せ、また追尾視野の移動に伴つて測距視野をこれ
と同じ位置関係で移動させるものである。
追尾視野は、原則として2次元の拡がりをもつ
ものであるが、説明を簡単にするために、ここで
は第5図Aに示すように追尾視野が水平方向に延
びる1次元の拡がりをもつものであるとする。ま
た追尾視野は、A,B,Cの3部分(以下各部分
を画素という)に分かれているとする。なお2次
元の追尾視野を構成するには、例えば同図の画素
B又はA,B及びCを中心にしてその上下に垂直
方向に延びる画素を設ければよい。
上記の各画素から時系列信号として得られる色
差信号(R−Y)及び(B−Y)に、第6図に示
すように、それぞれ、積分回路50a,50b、
サンプルホールド(S/H)回路51a,51b
及びA/D変換回路52a,52bによつて積
分、サンプルホールド及びA/D変換の各処理を
行つて、それぞれメモリ53a,53bに記憶さ
せる。この記憶された値を、各画素A,B及びC
について(R−Y)及び(B−Y)直交座標上に
プロツトすると、例えば第7図に示すように表示
される。図でA0,B0及びC0の各点は、それぞれ、
第5図AのA,B及びCの各画素から抽出された
信号を表わしている。ここで、画素Bからは被写
体である人物の例えば服装のみを表わす信号が、
画素A及びCからは、それぞれ被写体の服装と背
景とを表わす信号が加算された信号が抽出される
とする。さらに、同図で被写体の左側と右側とで
背景の色が異つているものとする。したがつて、
点A0とC0とは、色差信号座標上の位置が異つて
いる。
次に、第5図Aに示す被写体が、同図Bに示す
ように画面内で右方向へ移動すると、画素A及び
C内に占める被写体と背景の割合が変化する結
果、画素A及びCから得られる信号は、第7図
A1及びC1に示すようにそれぞれ変化する。一方、
画素Bは第5図Bに示すように被写体内にとどま
つているので、その服装がほぼ単色であるとすれ
ば、画素Bから得られる信号はほとんど変化しな
い。したがつて、ここでは、簡単のためにB1
B0とする。この場合、第7図に示すように、点
C1は点B0(=B1)に近づき、点A1は点B0(=B1
から遠ざかるので、線分B1C1は線分B0C0より小
さくなり、線分A1B1は線分A0B0より大きくな
る。逆に、線分B1C1が線分B0C0より大きくなり、
線分A1B1が線分A0B0より小さくなる場合は、被
写体が第5図Bで左方向へ移動していることにな
る。なお被写体の左右両側で背景の色が同じであ
るとすれば、被写体が画面内で第5図Bの右方向
へ移動するとき上記の点A1は線分A0B0の延長線
上に位置を占め、点C1は線分B0C0上に位置を占
めることになる。この発明は、上記どちらの場合
にも適用することができる。
前述の現象を利用して被追尾被写体の移動を検
出するには、例えば前記の線分AB及びBCの長
さの変化を検出すればよい。そのためには、移動
検出回路5内の色検出回路で前記の画素A,B,
Cに関して被写体の色を検出してこれを移動検出
回路5内のメモリに、例えば手動による機械的入
力手段を介して記憶させ(被写体の特徴の登録)、
次の時点で新たに抽出された被写体の色を表わす
信号とメモリに記憶されている信号とを比較して
被写体の移動の有無、及び被写体が移動した場合
の例えば移動方向を検出する。上記の処理は、テ
レビジヨン信号の1フイールドの期間である1/
60秒の間に又はその枢フイールド分の期間の間に
その平均値に従つて行われる。以下両者を一括し
て1フイールドの期間に処理されるとして説明す
る。
第8図は上記の処理を実行するための具体的な
回路の一例を示し、この回路は、また第1図の移
動検出回路5の詳細を示すものである。第1図の
追尾ゲート回路4を通つた画素A及びBそれぞれ
の(R−Y)信号及び(B−Y)信号から距離演
算回路60aにより第7図の(R−Y)及び(B
−Y)座標上の線分A0B0の長さDA0

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 撮影画面内において、追尾しようとする追尾
    被写体の移動を検出して該追尾被写体を追尾する
    自動追尾装置であつて、 前記撮影画面内に前記追尾被写体を追尾するた
    めの追尾領域を設定するための追尾領域設定手段
    と、 前記追尾領域内における前記追尾被写体の特徴
    の変化に基づいて前記追尾領域設定手段を制御
    し、前記追尾領域の設定位置を可変する追尾手段
    と、 前記撮影画面内において前記追尾領域を設定可
    能な範囲を示す所定の限界領域を設定する限界領
    域設定手段と、 前記追尾領域が前記限界領域を出たことが判定
    されたとき被写体追尾動作を停止するとともに所
    定時間経過後に前記追尾領域を前記撮影画面中央
    部の初期位置へと復帰させ、前記追尾領域が前記
    初期位置に復帰したことが判定された後、追尾動
    作を再開する制御手段と、 前記所定時間を可変する手段と、 を具えるカメラ。
JP16010284A 1984-07-30 1984-07-30 カメラ Granted JPS6138918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16010284A JPS6138918A (ja) 1984-07-30 1984-07-30 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16010284A JPS6138918A (ja) 1984-07-30 1984-07-30 カメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6138918A JPS6138918A (ja) 1986-02-25
JPH0586705B2 true JPH0586705B2 (ja) 1993-12-14

Family

ID=15707892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16010284A Granted JPS6138918A (ja) 1984-07-30 1984-07-30 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6138918A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2832053B2 (ja) * 1990-01-09 1998-12-02 キヤノン株式会社 自動合焦装置
WO1992004641A1 (en) * 1990-09-05 1992-03-19 Visionary Products, Inc. Smart tracking system
JP5048559B2 (ja) * 2008-03-19 2012-10-17 富士フイルム株式会社 オートフォーカスシステム
JP5527955B2 (ja) * 2008-09-09 2014-06-25 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53132213A (en) * 1977-04-25 1978-11-17 Hitachi Ltd Tracking control unit
JPS57123782A (en) * 1981-01-22 1982-08-02 Mitsubishi Electric Corp Tracking device for correlative picture

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53132213A (en) * 1977-04-25 1978-11-17 Hitachi Ltd Tracking control unit
JPS57123782A (en) * 1981-01-22 1982-08-02 Mitsubishi Electric Corp Tracking device for correlative picture

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6138918A (ja) 1986-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3788714B2 (ja) 撮像装置及びデジタルカメラ
JPH05344403A (ja) 撮像装置
JPH0630374A (ja) 不要撮影を防止する電子スチルカメラ
JPH0582786B2 (ja)
JPH089424A (ja) 立体画像撮像制御装置
JPH0560712B2 (ja)
JPH0586705B2 (ja)
JPH0560713B2 (ja)
JPH0586703B2 (ja)
JPH0586704B2 (ja)
JP2622237B2 (ja) 自動追尾装置を備えたカメラ
JPH0586702B2 (ja)
JPS61123368A (ja) カメラ
JP2603212B2 (ja) カメラにおける自動追尾装置
JP2537170B2 (ja) カメラ
JPH065911B2 (ja) カメラ
JP3271309B2 (ja) カメラ装置
JPS60126976A (ja) 自動焦点整合装置
JPS6139011A (ja) カメラにおける自動追尾装置
JPH0591071U (ja) カメラのファインダ表示装置
JPH065912B2 (ja) カメラ
JPH0560714B2 (ja)
JPH0588592B2 (ja)
JPH0335229A (ja) 多重焦点撮影機能を有するカメラ
JPH0332172A (ja) 固体撮像カメラのフォーカシング装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term