JPH0560712B2 - - Google Patents

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JPH0560712B2
JPH0560712B2 JP59161394A JP16139484A JPH0560712B2 JP H0560712 B2 JPH0560712 B2 JP H0560712B2 JP 59161394 A JP59161394 A JP 59161394A JP 16139484 A JP16139484 A JP 16139484A JP H0560712 B2 JPH0560712 B2 JP H0560712B2
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circuit
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JP59161394A
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Masahiro Takei
Naoya Kaneda
Masamichi Toyama
Yoichi Iwasaki
Takashi Amikura
Akihiro Fujiwara
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Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPS6139009A publication Critical patent/JPS6139009A/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/36Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は、自動追尾焦点検出装置を具えるカ
メラに関し、とくに撮影者の意図に従つてすばや
く焦点検出対象被写体を切り換えることができる
手段に関する。
(背景技術) 従来の無視差の自動焦点検出装置を具えるカメ
ラ、例えばビデオカメラでは、第14図Aに示す
ように測距視野が撮影画面中央部に固定されてい
るため、同図Bに示すようにピントを合わせたい
被写体(以下焦点検出対象被写体という。この例
では人物)が移動してしまうと、この被写体とは
異る距離にある物体(この例では家屋)にピント
が合い、焦点検出対象被写体である人物がぼけて
しまうので、画面構成上焦点検出対象被写体をつ
ねに画面中心に置かねばならないという欠点があ
つた。そのため、測距視野位置を可変にする手段
も提案されているが、これらの手段は撮影者がつ
まみ等の操作によつて測距視野位置を変更するも
のであり、撮影途中に被写体が移動する場合に、
これらのつまみによつて測距視野位置をつねに焦
点検出対象被写体上に維持することは困難であ
る。
上記の欠点を解消するために、本出願人は、先
に、移動可能な追尾視野を設定し、被測距物体の
特徴をこの追尾視野に関して抽出し、この抽出さ
れた特徴を記憶させ、この記憶された特徴と新た
に抽出された被測距物体の特徴とに基づいて物体
の移動の有無を検出し、物体の相対的な移動に応
じて測距視野を物体の移動に追尾して移動させる
ようにした自動追尾焦点検出装置について提案し
たが(昭和59年特許願第105897号、発明の名称
「自動追尾焦点検出装置」)、この提案を実施する
に当たつては、後に詳述するように、被追尾被写
体が撮影画面の中央部から所定範囲を超えて相対
的に遠ざかつた場合に、焦点検出対象被写体を例
えば画面中央部又はその付近に現われて来ること
が予想される他の物体にすばやく切り換えること
ができることが望ましく、また上記の切り換えに
当たつて焦点検出系に不安定な変動が生じないこ
とが望ましい。
(目的) したがつて、この発明は、従来に自動焦点検出
装置を具えるカメラの前述の欠点を解消し、移動
する被写体について自動的にその移動位置を検出
し、測距視野を被写体の移動に追尾して移動させ
て焦点検出ないし焦点調節を行うに当たり、ある
被写体に対する追尾動作中に、撮影者の操作に従
つて、すばやく焦点検出対象被写体を他の物体に
切り換えることが可能であるカメラを提供するこ
とを目的とする。
さらに、この発明は、前記の目的を達成すると
ともに、焦点検出対象被写体を他の物体に切り換
える際に焦点検出動作に不安定な変動を生ずるお
それがないカメラを提供することを目的とする。
(実施例による説明) 以下第1図ないし第13図等を参照して上記の
目的を達成するためこの発明において講じた手段
について例示説明する。下記の説明は、被追尾被
写体の特徴を色信号情報によつて抽出する例につ
いて、この発明のカメラの実施例の全体説明、並
びに同実施例における限界領域設定手段、被写体
移動検出手段、自動焦点検出手段及び焦点検出マ
ーク設定手段、並びに同実施例の作用の順序で行
う。
(この発明のカメラの実施例の全体説明)(第1
図) 第1図は、この発明に係るカメラの一実施例の
要部を示すものであつて、図中1は撮影光学系中
の焦点調節のためのレンズ群、2は撮像手段の一
例であるC.C.D.等の固体撮像素子を示している。
固体撮像素子2は、周知のように、不図示の撮像
素子駆動回路によつて制御されてその受光面に入
射する被写体からの光を光電変換する。この光電
変換された信号は、不図示の前置増幅器で増幅さ
れ、信号処理回路3の各種の補正処理をされると
ともに同回路内のマトリクス回路で色差信号(R
−Y),(B−Y)並びに輝度信号Yが作成され
る。これらの色差信号及び輝度信号はエンコーダ
15で同期信号と合成され、出力ビデオ信号であ
る例えばNTSC信号が形成され、出力端子16よ
り利用装置、例えばビデオデツキへ供給される。
上記の色差信号(R−Y)及び(B−Y)、さ
らに必要であれば輝度信号Yは、追尾ゲート回路
4を介して移動検出回路5に入力され、同回路で
被写体の移動方向又は移動量が検出される。ここ
で、被写体とカメラとの間の移動は相対的である
から、上記の被写体の移動とは、カメラが固定さ
れて被写体が移動する場合のほか、被写体が停止
してカメラが移動する場合あるいは両者がともに
移動する場合をいい、この発明は上記のどの場合
にも適用されるものである。
追尾ゲート回路4では、ゲートパルス発生回路
11が発生するゲートパルスによつて前記の色差
信号等に対するゲート位置が設定される。これに
より、被写体の特徴、さらには背景の特徴を、例
えば後述の第5図〜第8図に示す態様により抽出
する追尾視野の位置が定められる。換言すれば、
前記の色差信号等のうち移動検出回路5に入力さ
れる範囲が定められ、この信号の変化によつて被
写体の移動が検出される。この被写体移動検出信
号はゲート移動回路6に供給され、ここで追尾ゲ
ート回路4のゲート位置、すなわち追尾視野位置
を被追尾被写体の移動に応じて移動させるための
信号が発生される。この信号がゲートパルス発生
回路11に供給され、被追尾被写体の移動に対応
する位置の色差信号を抽出するためのゲートパル
スが形成される。ゲートパルス発生回路11は、
同期信号発生回路10が発生する水平同期信号fH
及び垂直同期信号fVに同期して作動する。なお同
期信号発生回路10は、装置全体のタイミングを
制御する不図示のクロツクパルス発生回路が発生
するクロツクパルスを分周した信号によつて制御
され、さらに前記の撮像素子駆動回路は、例えば
この分周信号によつて制御され、前述のエンコー
ダ15は前記の同期信号等によつて制御される等
各種の同期制御が行われるが、これらの同期制御
手段は映像信号処理系で周知であるので詳細な説
明を省略し、また、とくにこの発明の特徴の説明
に関連する部分を除き、図示を省略する。また移
動検出回路5の詳細については、第5図〜第8図
を参照して後述する。
一方、輝度信号Yは測距ゲート回路7を介して
自動焦点検出装置8に入力され、同装置で焦点検
出ないし焦点調節が行われる。測距ゲート回路7
では、ゲートパルス発生回路11が発生するゲー
トパルスによつて輝度信号Yに対するゲート位置
が前記の追尾ゲートと同じ関係位置に設定され、
これにより輝度信号Yのうち被写体の焦点検出の
ために自動焦点検出装置8に入力される範囲(以
下測距視野という)が定められる。なおこの発明
の実施例では、追尾視野又は(及び)測距視野
は、必要に応じて電子ビユーフアインダ等の表示
装置に表示することができるが、これは必須の手
段ではない。
第1図では、追尾ゲート回路4と測距ゲート回
路7とを別個に設けているが、両ゲート回路を共
通に設けてもよく、あるいは、前者の後段に後者
を接続して前者により設定される測距視野内のさ
らに小範囲の部分に測距視野を設定してもよい。
ただし、いずれの場合も、追尾動作中は、両視野
は同じ関係位置に、とくに中心位置を同じにして
設定されなければならない。なお第1図に示す例
では、追尾視野と測距視野とは、それぞれ任意の
大きさに設定することができる。さらに撮影距離
及びレンズの焦点距離に応じて、不図示のゲート
大きさ決定回路により両視野の一方又は両方の大
きさを自動的に調整するようにすれば、つねに最
適の大きさの追尾視野又は(及び)測距視野を得
ることができる。
測距ゲート回路7の後段に接続された自動焦点
検出装置8では、公知の手段に従つて自動焦点検
出が行われ、その出力信号がレンズ駆動装置17
を制御し、その駆動モータによつてレンズ群1を
駆動する。そして合焦点が検出されると、上記の
制御ループが動作を停止し、レンズ群1もその位
置に停止する。なお自動焦点検出手段の具体例に
ついては、第9図を参照して後述する。
ゲート移動回路6から得られる位置情報は、キ
ヤラクタ・ジエネレータ12に供給され、ここで
焦点検出対象被写体を指示する焦点検出マーク信
号が形成され、この信号がエンコーダ15からの
出力ビデオ信号(NTSC信号)と加算回路13で
加算され、表示装置例えば電子ビユーフアインダ
(EVF)14に映像信号と焦点検出対象被写体を
指示するマーク(例えば第11図のFM)とが表
示される。なおキヤラクタ・ジエネレータ12の
詳細については、第10図を参照して後述する。
次に、第1図の実施例における追尾視野復帰手
段について説明する。限界領域設定回路18及び
演算回路19並びに制御回路24及びイニシアル
ボタン25は、被写体が撮影画面外又はそのうち
の特定領域である限界領域外へ出た場合に追尾視
野を初期位置へ復帰させるための主要構成部分の
一例であつて、これらのうち限界領域設定回路1
8は、同期信号発生回路10が発生する水平同期
信号fH及び垂直同期信号fVに制御されて撮影者の
設定に従がい、例えば第11図のBAで示される
限界領域を設定する。限界領域BAは、その内部
においてのみ追尾動作を行う等のために設けられ
るものであり、演算回路19において限界領域設
定回路18及びゲート移動回路6の出力信号に応
じて追尾視野の現在位置があらかじめ手動設定さ
れた限界領域BA内に入つているかどうかが判定
される。そして、追尾視野の位置、したがつて被
追尾被写体の画面上の位置が限界領域BAを出た
との判定がされると、制御信号aが、演算回路1
9により、移動検出回路5及びゲート移動回路6
に転送されてこれらの動作を停止させるととも
に、制御回路24にも転送される。制御回路24
では、制御信号aが転送されると制御信号cを出
力し、この制御信号cがレンズ駆動装置17の動
作を停止させ、これによりレンズ群1はこの位置
で停止し、焦点検出系は追尾視野が限界領域BA
を出た時点におけるレンズ群1の位置によつて定
まる状態に保持される。さらに制御信号cはキヤ
ラクタ・ジエネレータ12に転送されてその焦点
検出マーク表示動作を停止し、また必要に応じて
設けられる警告回路20にも転送されて焦点検出
系が動作停止中である旨を警告する。
この状態において撮影者がイニシアルボタン2
5を操作すると、制御信号eが制御回路24に転
送され、制御信号dが制御回路24より移動検出
回路5及びゲート移動回路6に転送されてこれら
の回路をリセツトし、ゲートパルス発生回路11
が発生するゲートパルスによる追尾ゲート回路4
のゲート位置が初期位置相当の位置へ移動し、追
尾視野が初期位置へ移動する。これとともに、制
御信号eの入力により制御回路24は、制御信号
cをオフにし、レンズ駆動装置17が動作を再開
する。なお測距ゲート回路7のゲート位置も追尾
ゲート回路4に追随して例えば撮影画面中央部相
当の位置へ戻される。したがつて、追尾動作及び
焦点検出動作が再開され、追尾視野が初期位置へ
戻ったときに、同位置又はその付近に次の被写体
(例えば第11図のO2)があれば、追尾動作はこ
の被写体O2に対して行われる。
前述のように制御信号cがオフになると、キヤ
ラクタ・ジエネレータ12が焦点検出マーク表示
動作を再開し、警告回路20が動作している場合
にはその動作を停止する。なおこの発明の実施例
において限界領域BAは追尾動作を行う範囲等を
定める手段であつて、必ずしもフインダ等に表示
することを要するものではない。また、限界領域
BAは、通常は、撮影画面の全面内にそれよりも
狭い範囲として、あるいは撮影画面中の一部の領
域内にそれよりも狭い範囲として設定される。た
だし撮影者の操作により限界領域設定回路18が
撮影画面全体を限界領域として設定する場合、あ
るいは撮影画面全体が固定的に限界領域として設
定されている場合には、被追尾被写体が撮影画面
外へ出たことを判定して上記の追尾視野の復帰及
びこれに関連する動作が行われる。さらにこの明
細書において「被写体が撮影画面外又は限界領域
外へ出る」という用語の意味については、第4図
を参照して後述する。
第1図の実施例においては、被写体が撮影画面
内又は限界領域BA内にある場合にも、イニシア
ルボタン25の操作により追尾視野を初期位置へ
復帰させることが可能である。
(この発明の実施例における限界領域設定手段)
(第1図〜第4図) 次に第2図〜第4図をも参照してこの発明の実
施例における限界領域設定手段のついて説明す
る。第2図において30,31は限界領域BAの
x方向の境界線を、32,33は同じくy方向の
境界線を示すものであり、第3図Aのつまみ40
の手動操作によりx方向の位置を定める境界線3
0,31が左右に移動し、かつロツクボタン41
の操作によりその位置が固定される。同様に、同
図Bのつまみ42の操作によりy方向の位置を定
める境界線32,33が上下に移動し、かつロツ
クボタン43の操作によりその位置が固定され
る。すなわち、つまみ40,42の操作により限
界領域BAの位置を可変に設定することができる
が、x方向及びy方向ともにつまみをさらに1個
設け、境界線30と31、同じく32と33とを
独立に設定し、限界領域BAの大きさをも可変に
設定できるようにしてもよい。
上記のつまみ及びロツクボタンの操作に応じて
境界線30〜33の位置を示す信号を発生するた
めには、これらの境界線に対応する水平走査線の
位置(32,33に対応する)及びこれらの水平
走査線を上下端とする各水平走査線中の特定位置
(30,31に対応する)を選択すればよい。そ
のためには、前者については1フイールド中の水
平走査線をカウントし、つまみ42等によつて設
定される境界線32,33の位置に対応する番号
の水平走査線を選択し、また後者については水平
同期信号周波数を逓倍してパルス列を発生させ、
各水平走査周期の始端からカウントしてつまみ4
0等によつて設定される境界線30,31の位置
に対応する番号のパルスを選択すればよい。ある
いは、水平同期信号及び垂直同期信号にそれぞれ
同期する三角波を発生させ、これらの三角波をそ
れぞれつまみ40及び42等により設定される境
界線30,31及び32,33の位置に対応する
電圧レベルでクリツプして矩形波を発生させ、か
つこれらの矩形波の前端及び後端に相当する1対
のパルスを発生させ、それぞれ一方の矩形波と他
方の1対のパルスとの論理和をとればよい(本出
願人の出願に係る特開昭59−4384号公報、発明の
名称「ビデオカメラ」参照。さらに後述のキヤラ
クタ・ジエネレータ12と同様の手段によつても
よい。
第4図は、上記のようにして作成された信号の
タイミング関係を1水平走査期間について示すも
のであり、(a)は映像信号を簡略化して示し、(b)は
限界領域を示すもので詳しくは第2図の境界線3
0,31と水平走査線とが交差する位置を示し、
(c)は(a)信号と(b)信号との合成信号を、(d)は第2図
のx方向(境界線30及び31で定められる)の
限界領域幅を、(e)は第1図の追尾ゲート回路によ
るゲート位置を、(f)は時間軸をそれぞれ示すもの
である。この例では、(d)の限界領域幅を示す信号
は限界領域で低レベル、その他の部分で高レベル
になつている。またゲート位置を示す信号(e)によ
つて追尾視野の位置が定められるものである。な
お第4図には第2図のy方向について限界領域を
表わす信号を示していないが、この限界領域も第
4図に示すものと同様にして設定される。上記の
限界領域BAは必ずしも表示装置に表示すること
を要しないが、これを電子ビユーフアインダ14
等の表示位置に表示するためには、限界領域設定
回路18の出力信号をキヤラクタ・ジエネレータ
12あるいは直接電子ビユーフアインダ14に供
給して表示すればよい。
演算回路19において、追尾ゲート回路4によ
るゲート位置、すなわち追尾視野が限界領域BA
内に存在するかどうかを判定するには、第4図の
信号(e)の時間軸上の位置、又は信号(d)と信号(e)と
の時間的間隔を調べることにより行われる。すな
わち、前者は、被追尾被写体、換言すれば前記の
ゲート位置を示す信号が第4図で右から左へ移動
するとして(T2−T1)<TK、又は左から右へ移
動するとして(T4−T3)<TK(ここにTKは設計上
定められる正の定数)の関係がみたされるかどう
かを演算回路19で演算することによつて行われ
る。なお一般的に追尾視野の限界領域BA内の位
置は、 (T2−T1)/(T4−T1) を演算することによつて知ることができる。また
後者では、信号(d)と信号(e)との論理和が、低レベ
ルならば限界領域BA内、高レベルならば限界領
域BA外と判定される。
追尾視野が限界領域BA外にあるか、又は限界
領域BAの中央部から領域外へ向つて移動し、境
界線に対し一定範囲(例えば前記のTK)内に近
づいていることが判定されると、演算回路19は
移動検出回路5及びゲート移動回路6に対し、前
記の制御信号aを転送してこれらの回路の動作を
停止し、その後に撮影者がイニシアルボタン25
を操作することにより制御回路24が制御信号d
をこれらの回路に転送して追尾視野を初期位置に
復帰させる。
なお、この明細書において、被写体が撮影画面
外又は限界領域外へ出るとは、被写体が相対的に
完全にこれらの外へ出る場合、又は被写体が撮影
画面中央部からこれらの境界線付近へ相対的に移
動して前記の(T2−T1)<TKもしは(T4−T3
<TKの関係をみたすようになる場合をいう。
(この発明の実施例における被写体移動検出手
段)(第1図、第5図〜第8図) 次に、被追尾被写体の移動を検出し、これに追
尾して第1図の追尾ゲート回路4によるゲート位
置、すなわち追尾視野を移動させるための移動検
出回路5の具体例について第5図〜第8図を参照
して説明する。下記の具体例は、被追尾被写体の
特徴を色信号情報として抽出する例であるが、被
写体の特徴抽出は、このほか輝度信号、さらに被
写体の形状、温度又は被写体中の特徴あるコント
ラスト等の情報を利用して行うこともできる。
下記の被写体移動検出及び自動追尾手段を要約
すれば、被写体の特徴を表わすなんらかのパラメ
ータ、この例では、被写体及び背景の色を、前記
の追尾手段により設定された追尾視野に関して抽
出し、この抽出された特徴を記憶させ、この記憶
された特徴と新たに抽出された被写体の特徴とに
基づいて被写体の移動の有無、及び被写体が移動
した場合にその移動方向又は検出して、前記の追
尾視野を被写体の移動に追尾して移動させ、また
追尾視野の移動に伴つて測距視野をこれと同じ位
置関係で移動させるものである。
追尾視野は、原則として2次元の拡がりをもつ
ものであるが、説明を簡単にするために、ここで
は第5図Aに示すように追尾視野が水平方向に延
びる1次元の拡がりをもつものであるとする。ま
た追尾視野は、A,B,Cの3部分(以下各部分
を画素という)に分れているとする。なお2次元
の追尾視野を構成するには、例えば同図の画素B
又はA,B及びCを中心にしてその上下に垂直方
向に延びる画素を設ければよい。
上記の各画素から時系列信号として得られる色
差信号(R−Y)及び(B−Y)に、第6図に示
すように、それぞれ、積分回路50a,50b、
サンプルホールド(S/H)回路51a,51b
及びA/D変換回路52a,52bによつて積
分、サンプルホールド及びA/D変換の各処理を
行つて、それぞれメモリ53a,53bに記憶さ
せる。この記憶された値を、各画素A,B及びC
について(R−Y)及び(B−Y)直交座標上に
プロツトすると、例えば第7図に示すように表示
される。図でA0,B0及びC0の各点は、それぞれ、
第5図AのA,B及びCの各画素から抽出された
信号を表わしている。ここで、画素Bからは被写
体である人物の例えば服装のみを表わす信号が、
画素A及びCからは、それぞれ被写体の服装と背
景とを表わす信号が加算された信号が抽出される
とする。さらに、同図で被写体の左側と右側とで
背景の色が異つているものとする。したがつて、
点A0とC0とは、色差信号座標上の位置が異つて
いる。
次に、第5図Aに示す被写体が、同図Bに示す
ように画面内で右方向へ移動すると、画素A及び
C内に占める被写体と背景の割合が変化する結
果、画素A及びCから得られる信号は、第7図
A1及びC1に示すようにそれぞれ変化する。一方、
画素Bは第5図Bに示すように被写体内にとどま
つているので、その服装がほぼ単色であるとすれ
ば、画素Bから得られる信号はほとんど変化しな
い。したがつて、ここでは、簡単のためにB1
B0とする。この場合、第7図に示すように、点
C1は点B0(=B1)に近づき、点A1は点B0(=B1
から遠ざかるので、線分B1,C1は線分B0,C0
り小さくなり、線分A1,B1は線分A0,B0より大
きくなる。逆に、線分B1,C1が線分B0,C0より
大きくなり、線分A1,B1が線分A0,B0より小さ
くなる場合は、被写体が第5図Bで左方向へ移動
していることになる。なお被写体の左右両側で背
景の色が同じであるとすれば、被写体が画面内で
第5図Bの右方向へ移動するとき上記の点A1
線分A0,B0の延長線上に位置を占め、点C1は線
分B0,C0上に位置を占めることになる。この発
明は、上記どちらの場合にも適用することができ
る。
前述の現象を利用して被追尾被写体の移動を検
出するには、例えば前記の線分AB及びBCの長
さの変化を検出すればよい。そのためには、移動
検出回路5内の色検出回路で前記の画素A,B,
Cに関して被写体の色を検出してこれを移動検出
回路5内のメモリに、例えば手動による機械的入
力手段を介して記憶させ(被写体の特徴の登録)、
次の時点で新たに抽出された被写体の色を表わす
信号とメモリに記憶されている信号とを比較して
被写体の移動の有無、及び被写体が移動した場合
の例えば移動方向を検出する。上記の処理は、テ
レビジヨン信号の1フイールドの期間である1/60
秒の間に又はその数フイールド分の期間の間にそ
の平均値に従つて行われる。以下両者を一括して
1フイールドの期間に処理されるとして説明す
る。
第8図は上記の処理を実行するための具体的な
回路の一例を示し、この回路は、また第1図の移
動検出回路5の詳細を示すものである。第1図の
追尾ゲート回路4を通つた画素A及びBそれぞれ
の(R−Y)信号及び(B−Y)信号から距離演
算回路60aにより第7図の(R−Y)及び(B
−Y)座標上の線分A0,B0の長さDA0

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 撮影画面内の特定領域内において、追尾しよ
    うとする被写体の移動を検出して該被写体を追尾
    する自動追尾装置において、 前記特定領域内に追尾視野を移動可能に設定す
    るとともに、該追尾視野内における前記被写体の
    特徴を抽出して前記被写体の移動を検出し、前記
    特定領域内において前記被写体に前記追尾視野を
    追尾させる自動追尾手段と、 撮影者の操作により前記追尾視野を前記初期位
    置へと復帰させたとき制御信号を出力する復帰手
    段と、 前記被写体が相対的に前記特定領域外へと出た
    時点から前記制御信号が出力されるまでの間、焦
    点検出手段を前記時点における焦点制御状態に保
    持する保持手段と、 を具えるカメラ。
JP16139484A 1984-07-31 1984-07-31 カメラ Granted JPS6139009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16139484A JPS6139009A (ja) 1984-07-31 1984-07-31 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16139484A JPS6139009A (ja) 1984-07-31 1984-07-31 カメラ

Publications (2)

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