JPH05865Y2 - - Google Patents

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JPH05865Y2
JPH05865Y2 JP1360883U JP1360883U JPH05865Y2 JP H05865 Y2 JPH05865 Y2 JP H05865Y2 JP 1360883 U JP1360883 U JP 1360883U JP 1360883 U JP1360883 U JP 1360883U JP H05865 Y2 JPH05865 Y2 JP H05865Y2
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circuit
vertical deflection
deflection current
output
voltage
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JP1360883U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、垂直偏向電流の有無を短時間で正確
に検出できるようにした垂直偏向電流検出回路に
関する。
背景技術 一般に、垂直偏向回路内で抵抗が断線したり、
コンデンサがシヨートしたりするといつた不具合
が生ずると、垂直偏向電流が流れなくなり、受像
管の画面に横線が一本しか表われない現象を招い
てしまうことがある。垂直偏向電流が全く無いま
ま放置すると、受像管の螢光面が焼き付きを起し
て使いものにならなくなつてしまうことがあり、
高輝度で受像する場合ほど、垂直偏向電流の有無
の検出は短時間で行なわなければならない。
第1図は、従来の垂直偏向電流検出回路の適用
例を示すものであるが、図示の垂直偏向電流検出
回路1は、垂直偏向回路2と輝度制御回路3との
間にあつて、倍電圧整流により垂直偏向回路2か
らの垂直偏向電流の有無を検出し、垂直偏向電流
が無いときは、輝度制御回路3を作動させるよう
動作する。すなわち、垂直偏向回路2が正常に動
作している場合には、倍電圧整流回路1aの出力
によりダイオード1bが逆バイアスされており、
このため輝度制御回路3内の2個のトランジスタ
Q1,Q2は、カツトオフ状態にあるが、垂直偏向
回路2の異常により垂直偏向電流が得られなくな
ると、ダイオード1bが導通し、輝度制御回路3
内の2個のトランジスタQ1,Q2が導通すること
により、トランジスタQ2のコレクタ電圧が低下
し、輝度が低下するようになつている。
すなわち、トランジスタQ2のコレクタは、ビ
デオ回路の電圧が下がつた時、輝度が下がるよう
に設計された輝度コントロール端子に接続されて
いる。
しかして、従来の垂直偏向電流検出回路1は、
倍電圧整流であり、垂直ノコギリ波のピークの電
圧を保持するため、整流後の電解コンデンサCと
その並列抵抗Rからなる回路の放電時定数はあま
り小さくできない。このため、従来の垂直偏向電
流検出回路1は、垂直偏向電流が消失したあと、
倍電圧整流回路1a内の電解コンデンサCに蓄え
られた電荷が放電し終えるまでに時間を要するた
め、ただちにダイオード1bを導通させるわけに
はいかず、それだけ受像管の螢光面を焼き付かせ
てしまう危険が大きい欠点があつた。
また、垂直偏向電流の振幅が同期の乱れ等が原
因で小さくなつたときにダイオード1bが導通し
てしまい、あたかも垂直偏向電流が消失したかの
ような誤検出の虞れがある等の欠点があつた。
考案の開示 本考案は、上記欠点を除去したものであり、垂
直偏向電流線路を流れる電流を時間微分したあ
と、カツトオフ領域から飽和領域までを増幅する
増幅用トランジスタで増幅し、その出力を平滑回
路に供給する前にツエナーダイオードにて微小レ
ベルの信号に整流することにより、平滑回路にお
ける充電時間を長くし、放電時間を短くして放電
時定数の影響を避け、垂直偏向電流が無くなつた
ときの判別に支障をきたさないようにした垂直偏
向電流検出回路を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本考案は、垂直偏向
電流線路を流れる電流を時間微分する微分回路
と、微分回路の出力をカツトオフ領域から飽和領
域までを増幅する増幅用トランジスタと、増幅用
トランジスタの出力を整流して微小レベルの出力
を得るツエナーダイオードと、ツエナーダイオー
ドの出力を平滑し、その平滑出力の大小に応じて
垂直偏向電流の有無を検出する平滑回路とから構
成したことを要旨とするものである。
本考案によれば、垂直偏向電流線路を流れる電
流を時間微分したのち、カツトオフ領域から飽和
領域まで至る増幅用トランジスタを使つて増幅し
ているため、垂直偏向電流の振幅が変動したよう
な場合でも、この変動とは無関係の一定レベルの
増幅出力を得ることができ、さらに増幅用トラン
ジスタの出力はツエナーダイオードにて整流した
ときに微小レベルの信号に変え、これを平滑回路
に供給するので、平滑回路としては放電時定数の
小さい回路を用いることができ、これにより垂直
偏向電流が無くなつたときに、これをただちに判
別することが可能であり、従来の検出回路の如
く、検出動作が遅いために受像管の螢光面が焼き
付きを起こすといつた不都合を確実に防止するこ
とができる等の優れた効果を奏する。
考案を実施するための最良の形態 以下、本考案の実施例について、第2図及び第
3図AないしDを参照して説明する。第2図は、
本考案の垂直偏向電流検出回路とその周辺回路の
一実施例を示す回路図、第3図AないしDは、
夫々上記垂直偏向電流検出回路の各部の動作を説
明するための信号波形図である。
第2図中、垂直偏向回路2と輝度制御回路3に
ついては、第1図に示した従来の回路と同様の構
成である。すなわち、垂直偏向回路2は、その垂
直出力回路(図示せず)に垂直偏向コイルLY
接続してあり、第3図Aに示した電流波形をもつ
垂直偏向電流IYに接続した電解コンデンサC0のマ
イナス側端子より取り出される。一方、輝度制御
回路3は、垂直偏向電流制御回路11の終端に設
けたダイオード1bを逆バイアスするため所定の
ベース電位に設定したトランジスタQ1とトラン
ジスタQ1の出力を増幅するトランジスタQ2とを
有しており、トランジスタQ2が導通することに
よりそのコレクタ電圧が低下し、輝度を低下せし
める。
ここで、垂直偏向電流検出回路11は、垂直偏
向回路2の出力である偏向電流を微分する微分回
路12と、微分回路12に接続され、その出力電
圧によつてスイツチングする増幅用トランジスタ
Qと、増幅用トランジスタQに接続され、その出
力電圧によつて逆バイアスされるツエナーダイオ
ードDZ及びツエナーダイオードDZと前記ダイオ
ード1bとの間に設けた平滑回路13等から構成
される。微分回路12は、電解コンデンサC1
抵抗R1とからなり、平滑回路13は、逆流防止
用のダイオードDと、小容量の電解コンデンサ
C2と抵抗R2の並列接続回路からなる。
なお、増幅用トランジスタQの電源電圧は、ツ
エナーダイオードZDのツエナー電圧よりも大に設
定してある。
いま、垂直偏向回路2が正常に動作している場
合、微分回路12内の電解コンデンサC1のプラ
ス側端子電圧Vc1は、第3図Bに示した如く、垂
直発振周期でピークを有する尖頭状の信号波形と
なる。このため、増幅用トランジスタQは、垂直
発振周期でスイツチングに近い動作をし、ベース
電圧がピークに達したときには、ほぼ飽和し、そ
のコレクタ電流は最大となる。その結果、増幅用
トランジスタQのコレクタ電圧Vcは、第3図C
に示した如く、いつたんアースレベル近くまで急
激に低下したあと、ベース電圧が低下するのに伴
ない、カツトオフ領域まで回復する。
この増幅用トランジスタQのコレクタ電圧Vc
がツエナーダイオードZDのツエナー電圧を越える
と、ツエナーダイオードZDが導通するため、回復
速度は若干弱まるが、僅かながらもコレクタ電圧
Vcは上昇を示す。この場合増幅用トランジスタ
Qのベース電圧は微分された波形であるため、カ
ツトオフ領域を長くすることが出来る。
ところで、ツエナーダイオードZDが導通したこ
とにより、平滑回路13の電解コンデンサC2が、
コレクタ電圧Vcからツエナー電圧を差し引いた
僅かな電圧を供給されて充電を開始する。従つ
て、電解コンデンサC2は、第3図Dに示した如
く、増幅用トランジスタQが次のピーク電圧によ
つて飽和するまで充電し続けるが、増幅用トラン
ジスタQのコレクタ電圧Vcが低下してツエナー
ダイオードZDが非導通とされた後は、抵抗R2
介して放電する。従つて、垂直偏向回路2が正常
に動作していれば、電解コンデンサC2は常に
充・放電を繰り返えすことになるが、充電時間は
放電時間より長くすることができる。また、電解
コンデンサC2の端子電圧Vc2は微小レベルながら
も、ダイオード1bの順方向バイアス電圧よりも
高いため、輝度制御回路3が動作することはな
い。
一方、垂直偏向回路2の異常により、垂直偏向
電流IYが得られなくなると、第3図AないしD
中、信号波形の破断箇所より後半の部分で示した
如く、先ず、微分回路12の電解コンデンサC1
は一定電圧に充電されたままとなる。このとき、
増幅用トランジスタQのコレクタ電圧Vcは、ツ
エナーダイオードZDのツエナー電圧以上とならな
いようなベースバイアスにしてあり、従つて平滑
回路13の電解コンデンサC2は充電されないま
まの状態となる。その結果、垂直偏向回路2が正
常に動作しているときには導通することのなかつ
たダイオード1bが導通し、輝度制御回路3が動
作する。
この場合、平滑回路13の電解コンデンサC2
は、充電レベルも低く、しかも容量の小さいもの
を使用しているため、垂直偏向回路2が異常を生
じたときに、ダイオード1bの順方向バイアス電
圧以下まで放電し終るのに、殆んど時間を要しな
い。このため、異常発生後ただちにダイオード1
bが導通し、従つて従来の垂直偏向電流検出回路
1の如く、検出動作の遅れから受像管が焼き付き
を生ずるといつた不都合はない。
また、垂直偏向回路2の偏向電流IYが、例えば
同期の乱れ等が原因である程度の振幅変動を生じ
た場合でも、増幅用トランジスタQがカツトオフ
領域から飽和状態まで増幅するようにしてあるた
め、振幅の不揃いをほぼ一定に揃えることができ
る。従つて、同期の乱れにもとづく振動変動によ
つて、垂直偏向電流無しと誤動作する不都合は皆
無である。
このように、上記構成になる垂直偏向電流検出
回路11は、垂直偏向電流線路を流れる電流を時
間微分したのち、増幅用トランジスタQのカツト
オフ領域から飽和領域までを使つて増幅している
ため、垂直偏向電流IYの振幅が変動したような場
合でも、この変動とは無関係の一定レベルの増幅
出力を得ることができる。さらに、増幅用トラン
ジスタQの出力は、ツエナーダイオードZDにて整
流したときに微小レベルの信号に変え、これを平
滑回路13に供給するので、平滑回路13として
は時定数の小さい回路を用いることができ、これ
により垂直偏向電流IYが無くなつたときに、これ
をただちに判別することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の垂直偏向電流検出回路とその
周辺回路の一例を示す回路図、第2図は、本考案
の垂直偏向電流検出回路とその周辺回路の一実施
例を示す回路図、第3図AないしDは、夫々第2
図に示した垂直偏向電流検出回路の各部の動作を
説明するための信号波形図である。 2……垂直偏向回路、3……輝度制御回路、1
1……垂直偏向電流検出回路、12……微分回
路、13……平滑回路、LY……垂直偏向コイル、
Q……増幅用トランジスタ、DZ……ツエナーダ
イオード、D,1b……ダイオード、C0,C1
C2……電解コンデンサ、R1,R2……抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直偏向電流線路を流れる電流を時間微分する
    微分回路と、該微分回路の出力をカツトオフ領域
    から飽和領域までを使つて増幅する増幅用トラン
    ジスタと、該増幅用トランジスタの出力を整流し
    て微小レベルの出力を得るツエナーダイオード
    と、該ツエナーダイオードの出力を平滑し、その
    平滑出力の大小に応じて垂直偏向電流の有無を検
    出する平滑回路とから構成してなる垂直偏向電流
    検出回路。
JP1360883U 1983-01-31 1983-01-31 垂直偏向電流検出回路 Granted JPS59120480U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1360883U JPS59120480U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 垂直偏向電流検出回路

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1360883U JPS59120480U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 垂直偏向電流検出回路

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Publication Number Publication Date
JPS59120480U JPS59120480U (ja) 1984-08-14
JPH05865Y2 true JPH05865Y2 (ja) 1993-01-11

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