JPH06776Y2 - 電圧変化検出回路 - Google Patents

電圧変化検出回路

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JPH06776Y2
JPH06776Y2 JP14951184U JP14951184U JPH06776Y2 JP H06776 Y2 JPH06776 Y2 JP H06776Y2 JP 14951184 U JP14951184 U JP 14951184U JP 14951184 U JP14951184 U JP 14951184U JP H06776 Y2 JPH06776 Y2 JP H06776Y2
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voltage
capacitor
transistor
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circuit
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JP14951184U
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卓三 上村
隆裕 太田
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ロ−ム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえば、電話回線を介して供給される交
流電圧が重畳した直流電圧を整流、平滑する電源装置に
おいて、その出力電圧の変化を検出する電圧変化検出回
路に関する。
従来の技術 たとえば、スピーカホンなどの電話装置では、その制御
回路は電話回線を介して供給される電流を駆動電流に用
いており、その変動は制御動作に影響を与えるものであ
る。
電話回線を通じて電話局から送られる直流には、交流電
圧が重畳しており、スピーカホンなどでは、その交流電
圧を除去するため、全波整流回路が用いられ、その出力
側にはコンデンサなどを設置して安定化させるのが一般
的である。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の電源装置では、電話回線側の電圧
が大幅に変化した場合、その変化を検出する手段が設置
されていない。
このため、その変化が制御回路の動作に影響を与え、仮
に、電圧が正規の値に復帰しても、故障しているかのよ
うな制御動作が得られるなどの不都合があった。
そこで、この考案は、交流電圧を重畳した直流電圧を入
力電圧とする電源装置であって、その出力電圧の増減変
化の検出の信頼性を高めた電圧変化検出回路を提供する
ことを目的とする。
問題点を解決するための手段 この考案の電圧変化検出回路は、交流電圧が重畳した直
流電圧を整流する整流回路の整流出力を平滑素子で平滑
して取り出される直流電圧を受け、この直流電圧の昇降
変化を検出する電圧変化検出回路であって、前記直流電
圧が第1の抵抗(抵抗12)を介して加えられ、前記直
流電圧に充電される第1のコンデンサ(コンデンサ1
4)を備え、この第1のコンデンサの充電電圧をエミッ
タ側に受けるとともに、ベース側に第1のツェナーダイ
オード(ツェナーダイオード20)を介して前記直流電
圧を受ける第1のトランジスタ(トランジスタ18)を
備え、前記直流電圧が低下したとき、前記第1のトラン
ジスタを導通させ、そのコレクタ側からその低下を表す
第1の検出出力を取り出す電圧低下検出回路(10)
と、前記直流電圧を第2の抵抗(抵抗32)を介して加
えられ、前記直流電圧に充電される第2のコンデンサ
(コンデンサ34)を備え、この第2のコンデンサの充
電電圧をベース側に受けるとともに、エミッタ側に第2
のツェナーダイオード(ツェナーダイオード40)を介
して前記直流電圧を受ける第2のトランジスタ(トラン
ジスタ38)を備え、前記直流電圧が上昇したとき、前
記第2のトランジスタを導通させ、そのコレクタ側から
その上昇を表す第2の検出出力を取り出す電圧上昇検出
回路(30)とを備えたことを特徴とする。
作用 この考案の電圧変化検出回路では、交流電圧が重畳した
直流電圧を整流、平滑して得られる直流出力の電圧低下
を電圧低下検出回路で検出し、またその上昇を電圧上昇
検出回路で検出するので、直流出力の低下ないし上昇を
的確に検出することができる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図はこの考案の電圧変化検出回路における電圧低下
検出回路を示している。
第1図において、入力端子2A、2Bには、図示してい
ない電話回線が接続され、交流電圧などの交流成分が重
畳した直流入力が加えられる。
この直流入力は電源装置としての全波整流回路4に加え
られて整流される。この実施例では、全波整流回路4に
は、ダイオードブリッジが用いられ、全波整流が行われ
る。
この全波整流回路4の出力側には、リップル成分を除去
するコンデンサ6が設置され、整流出力中の交流成分が
除かれ、コンデンサの端子間には、入力端子2A、2B
間の直流成分が発生する。
そして、コンデンサ6に発生した直流出力は、出力端子
8から外部に取り出されるとともに、電圧低下検出回路
10に加えられる。
すなわち、この電圧変化検出回路10には、全波整流回
路4の正側出力点と接地点との間に、第1の抵抗12を
介して第1のコンデンサ14が接続され、これら抵抗1
2及びコンデンサ14は時定数回路を構成している。コ
ンデンサ14は、全波整流回路4が発生する直流出力で
充電される。また、抵抗12には、コンデンサ14の充
電を高速化するダイオード16が並列に接続されてい
る。
第1のトランジスタ18は電圧変化を検出する電圧比較
器として設置され、そのエミッタにはコンデンサ14の
充電電圧が抵抗12とコンデンサ14との接続点から加
えられ、そのベースには全波整流回路4の出力電圧が定
電圧素子である第1のツェナーダイオード20および抵
抗22を介して加えられている。ツェナーダイオード2
0は定電圧素子であり、トランジスタ18のベースに
は、そのツェナー電圧Vzにより電圧変化範囲の一部が
設定される。
そして、トランジスタ18のコレクタ側には負荷抵抗2
4が接続されているとともに、電圧変化の検出出力端子
26が形成されており、トランジスタ18が導通した際
に流れる電流によって抵抗24に発生する電圧が検出出
力端子26から取り出される。
以上の構成において、その動作を第2図を参照して説明
する。
入力端子2A、2B間には、第2図のAに示すライン電
圧VLが電話回線を介して加えられ、全波整流回路4で
整流され、コンデンサ6で平滑された後、出力端子8に
は第2図のBに示す直流出力電圧Voが発生する。
この場合、コンデンサ6はその直流出力電圧Voに充電
される。
ここで、第2図のAに示すように、ライン電圧VLに電
圧低下、即ち、電圧変化−ΔVが生じた場合、その電圧
変化に対応する電圧変化−ΔV′が第2図のBに示すよ
うに、全波整流回路4の出力側に発生する。
この電圧変化ΔV′が、ツェナーダイオード20のツェ
ナー電圧VZと、トランジスタ18のエミッタ・ベース
間電圧VEBとの総和で与えられる電圧Vr(=VZ+V
EB)より大きい場合には、トランジスタ18のベース電
圧は、そのエミッタにコンデンサ6から加えられている
電圧Voに対してトランジスタ18を導通させるに必要
な値に下がる。
そして、トランジスタ18が導通すると、トランジスタ
18を通じてコンデンサ14の充電電圧Vcが放電さ
れ、その放電電流が抵抗24に流れると、抵抗24には
電圧降下が発生し、検出出力端子26には、第2図のC
に示す出力が発生する。
トランジスタ18の導通はコンデンサ14の充電電圧V
cによるため、その充電電圧Vcの値と全波整流回路4
の出力電圧との隔たりが電圧Vr(=VZ+VEB)の範
囲に移行した際に、トランジスタ18は非導通状態に移
行する。なお、コンデンサ14の充電時定数τは、コン
デンサ14の容量をC、抵抗12の抵抗値をRとする
と、τ=C・Rで与えられる。
このような回路によれば、出力の発生によってライン電
圧VLの低下を検出することができる。
第3図はこの考案の電圧変化検出回路における電圧上昇
検出回路を示し、第1実施例と同一部分には同一符号を
付してある。
第3図において、この実施例の電圧上昇検出回路30に
は、全波整流回路4の正側出力点と接地点との間に、第
2の抵抗32及び第2のコンデンサ34が接続され、こ
れら抵抗32およびコンデンサ34は時定数回路を構成
している。コンデンサ34には、全波整流回路4から直
流出力が加えられる。また、抵抗32には、コンデンサ
34の放電を高速化するダイオード36が並列に接続さ
れている。
第2のトランジスタ38は電圧変化を検出する電圧比較
器として設置され、そのベースにはコンデンサ34の充
電電圧が抵抗32とコンデンサ34との接続点から加え
られ、そのエミッタには全波整流回路4の出力電圧が、
定電圧素子である第2のツェナーダイオード40および
抵抗42を介して加えられている。ツェナーダイオード
40のツェナー電圧VZによって、電圧変化範囲の一部
が設定される。
そして、トランジスタ38のコレクタ側には負荷抵抗4
4が接続されているとともに、電圧変化の検出出力端子
46が形成されており、トランジスタ38が導通した際
に流れる電流によって抵抗44に発生する電圧が検出出
力端子46から取り出される。
この場合の動作を説明すると、第4図のAに示すよう
に、ライン電圧VLがΔVだけ上昇すると、それに応じ
て全波整流回路4の出力電圧も、第4図のDに示すよう
に、ΔV′だけ上昇する。
この変化電圧ΔV′がツェナーダイオード40のツェナ
ー電圧VZと、トランジスタ38のエミッタ・ベース間
電圧VEBとの総和で与えられる電圧Vr(=VZ
EB)より大きい場合には、トランジスタ38のベース
電圧は、そのエミッタにコンデンサ6から加えられてい
る電圧Voに対してトランジスタ38を導通させるに必
要な値に下がる。すなわち、トランジスタ38のベース
には、ライン電圧の上昇前の全波整流回路4の出力電圧
で充電されたコンデンサ34の充電電圧が加えられてい
るからである。
そして、トランジスタ18が導通すると、トランジスタ
38を通じて抵抗44に電流が流れ、抵抗44に電圧降
下が発生し、検出出力端子46には、第4図のEに示す
出力が発生する。この出力の発生によってラインVL
低下を知ることができる。トランジスタ38の導通区間
は、コンデンサ34の充電電圧Vcの値と、全波整流回
路4の出力電圧との隔たりが電圧Vr(=VZ+VEB
の範囲に移行する時間で与えられる。なお、コンデンサ
34の放電時定数τは、抵抗32の抵抗値をR、コンデ
ンサ34の容量をCとすると、τ=R・Cで与えられ
る。
このような回路によれば、ライン電圧VLの上昇変化を
検出することができる。
次に、第5図は、この考案の電圧変化検出回路を示して
いる。
この電圧変化検出回路は、電圧低下検出回路10及び電
圧上昇検出回路30を併設したものであり、このような
構成によれば、電圧低下検出回路10による直流出力の
低下検出、電圧上昇検出回路30による直流出力の上昇
検出により、直流出力の低下及び上昇の双方を的確に検
出できる。
なお、各実施例では電話回線から送られている直流電圧
の変動を検出する場合について説明したが、この考案は
各種の電圧変化の検出に利用でき、たとえば、その検出
出力により、電圧の変化を表示し、あるいは、非常用電
源装置の駆動などに活用できる。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、交流電圧を重
畳した直流電圧の整流出力を受け、その低下及び上昇を
的確に検出でき、たとえば、電話回線を通して送られて
くる直流電圧の変動検出に利用でき、その直流電圧で駆
動される制御機器などの誤動作を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の電圧変化検出回路における電圧低下
検出回路の実施例を示す回路図、 第2図は第1図に示した電圧変化検出回路の動作波形を
示す図、 第3図はこの考案の電圧変化検出回路における電圧上昇
検出回路の実施例を示す回路図、 第4図は第3図に示した電圧変化検出回路の動作波形を
示す図、 第5図はこの考案の電圧変化検出回路の実施例を示す回
路図である。 10・・・電圧低下検出回路 12・・・第1の抵抗 14・・・第1のコンデンサ 18・・・第1のトランジスタ 20・・・第1のツェナーダイオード 30・・・電圧上昇検出回路 32・・・第2の抵抗 34・・・第2のコンデンサ 38・・・第2のトランジスタ 40・・・第2のツェナーダイオード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電圧を重畳した直流電圧を整流する整
    流回路の整流出力を平滑素子で平滑して取り出される直
    流電圧を受け、この直流電圧の増減変化を検出する電圧
    変化検出回路であって、 前記直流電圧が第1の抵抗を介して加えられ、前記直流
    電圧に充電される第1のコンデンサを備え、この第1の
    コンデンサの充電電圧をエミッタ側に受けるとともに、
    ベース側にツェナーダイオードを介して前記直流電圧を
    受ける第1のトランジスタを備え、前記直流電圧が低下
    したとき、前記第1のトランジスタを導通させ、そのコ
    レクタ側からその低下を表す第1の検出出力を取り出す
    電圧低下検出回路と、 前記直流電圧を第2の抵抗を介して加えられ、前記直流
    電圧に充電される第2のコンデンサを備え、この第2の
    コンデンサの充電電圧をベース側に受けるとともに、エ
    ミッタ側に第2のツェナーダイオードを介して前記直流
    電圧を受ける第2のトランジスタを備え、前記直流電圧
    が上昇したとき、前記第2のトランジスタを導通させ、
    そのコレクタ側からその上昇を表す第2の検出出力を取
    り出す電圧上昇検出回路と、 を備えたことを特徴とする電圧変化検出回路。
JP14951184U 1984-10-02 1984-10-02 電圧変化検出回路 Expired - Lifetime JPH06776Y2 (ja)

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JPS6165364U JPS6165364U (ja) 1986-05-06
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