JPH0586065U - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH0586065U
JPH0586065U JP3397292U JP3397292U JPH0586065U JP H0586065 U JPH0586065 U JP H0586065U JP 3397292 U JP3397292 U JP 3397292U JP 3397292 U JP3397292 U JP 3397292U JP H0586065 U JPH0586065 U JP H0586065U
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JP
Japan
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solenoid valve
driver
control
vehicle
automatic transmission
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Application number
JP3397292U
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哲央 大箸
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JATCO Ltd
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JATCO Ltd
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Publication of JPH0586065U publication Critical patent/JPH0586065U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を増加することなく、コストに影響
を与えないで、車両の暴走を抑止する自動変速機の制御
装置とする。 【構成】 運転席に運転者が着座している間、シートス
イッチはオン信号を出す。ステップ100〜110にお
いて、シートスイッチがオンでなく、かつスロットル開
度0の状態が所定時間継続したときには、運転者不在と
判断し、ステップ120でシフトレバー位置を確認し
て、Dレンジなど走行レンジに投入されているとき、変
速機内締結要素の制御電磁弁を作動させて高速段に切り
替える。これにより減速比が小さくなり、低トルクによ
り車両の暴走が抑止される。電磁弁追加の必要なく、コ
ントロールユニットのプログラムで実現される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は運転者不在時における車両の暴走を抑止する自動変速機の制御装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機を搭載した車両の運航の途中、所用のため運転者が一時的に車両を 離れる際、駐車ブレーキ操作をしないまま、シフトレバーも走行レンジに投入し たままパーキングレンジに切り替えるのを忘失した場合には、なんらかの原因で エンジン回転が上がったり、あるいは車両にショックが与えられると車両が暴走 することになる。 これを防止するため、例えば特開昭62−184931号公報には、運転者が 車両から離れたときに自動変速機の出力軸を固定するようにしたインターロック による停止装置が提案されている。
【0003】 これはフォワードクラッチ、ハイクラッチ、バンドブレーキ、オーバーランク ラッチなどの油圧で作動する締結機構をもって回転要素間、あるいは回転要素と 固定部材との間を締結、解放することによって複数の変速段を実現するようにし た自動変速機において、図4に示されるように、上記締結機構への油路に設けら れてその締結機構を個別に制御するフォワードクラッチ制御電磁弁26、ハイク ラッチ制御電磁弁27、バンドブレーキ制御電磁弁28、オーバーランクラッチ 制御電磁弁29などに加え、互いにインターロック関係になる回転要素を対象と する所定の締結機構、例えばバンドブレーキおよびローリバースブレーキへの油 路に設けられた暴走防止電磁弁38、39を備えるものである。
【0004】 シートスイッチ44により運転者が運転席に着座していない不在状態が検知さ れたとき、コントロールユニット40からこれらの暴走防止電磁弁38、39を 作動させ、強制的に上記所定の締結機構を締結させて変速機の出力軸をインター ロックさせる。なお、上述の複数の変速段は、レンジセンサ41、スロットルセ ンサ42、車速センサ43から得られるシフトレバーのポジション、エンジン負 荷、走行速度に基づいて適切な段となるように、コントロールユニット40から の信号で各制御電磁弁が制御される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の装置は自動変速機内に2個もの電磁弁を追加配設す るもので、変速機ケースが大型化するとともに、これらとコントロールユニット との間の配線、さらにはそのコネクタ類まで必要となり、コストの大幅増大、周 辺スペースの狭小化という問題が発生する。 したがって、本考案は部品点数を増加することなく、コストに影響を与えない で、車両の暴走を抑止する自動変速機の制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、図1に示されるように、回転要素に対する複数の締結要素 を制御する制御電磁弁2を備え、該制御電磁弁を変速制御手段1により選択的に 制御作動させて所定の変速段を得る車両用の自動変速機の制御装置において、運 転者不在検出手段4と、走行可能状態検出手段6と、走行可能状態にあって運転 者不在のときには前記選択される制御電磁弁2を高速側の変速段を得る制御電磁 弁に切り替えさせる選択切り替え手段8を有するものとした。
【0007】
【作用】
運転者が不在であるにもかかわらず走行可能状態にあるときには、高速側の変 速段に切り替えるようにしたから、減速比が小さくなり車輪へ及ぼされるトルク が低レベルとなるから、車両がひとりでに動き出そうとするのを抑制し、また動 き出したとしても急激な暴走に至らない。
【0008】
【実施例】
図2は本考案の実施例を示す。考案の各機能はマイクロコンピュータからなる コントロールユニット10により実現される。自動変速機のコントロールユニッ ト10の入力側にレンジセンサ41、スロットルセンサ42、および車速センサ 43が接続され、出力側にはフォワードクラッチ、ハイクラッチ、バンドブレー キ、ローリバースブレーキ、オーバーランクラッチなどの締結要素に導かれる油 路に設けられそれぞれの締結要素を制御するフォワードクラッチ制御電磁弁26 、ハイクラッチ制御電磁弁27、バンドブレーキ制御電磁弁28、オーバーラン クラッチ制御電磁弁29などが接続されている。これら各制御電磁弁はオイルポ ンプからの油圧が供給される図示しないコントロールバルブに取り付けられてい る。
【0009】 レンジセンサ41は自動変速機のシフトレバーがP(パーキング)、R(リバ ース)、N(ニュートラル)、D、2、1のどのレンジポジションに投入されて いるかを検知する。シフトレバーと連結されたマニュアルバルブによってレンジ ポジションに応じ選択された油路に油圧が供給されるとともに、レンジセンサ4 1、スロットルセンサ42、車速センサ43の各信号から得られるレンジポジシ ョン、エンジン負荷、車速に基づくコントロールユニット10からの制御信号に より所定の制御電磁弁が作動し、回転要素に対する各締結要素の締結状態の組み 合わせによって複数の変速段が実現される。これらの構成は従来のものと同様で ある。 ここでは、シフトレバーがDレンジに投入されているとき、表1の組み合わせ によって所定の変速段が得られる。
【表1】
【0010】 さらに、コントロールユニット10の入力側にはシートスイッチ44が接続さ れており、シートスイッチ44は運転席に運転者が着座しているときオン信号を 出力する。 このように構成された本実施例において、シフトレバーが走行レンジに投入さ れたままシートスイッチ44がオフでスロットル開度が0の状態が所定時間継続 したときには、コントロールユニット10からの信号により、締結時に高速段を 現出する締結要素の制御電磁弁が作動されて、自動変速機が高速段とされる。
【0011】 図3はこの動作の流れを示すフローチャートである。まずステップ100にお いて、シートスイッチ44がオンであるかどうかがチェックされる。シートスイ ッチ44がオンでない場合にはステップ110に進む。ステップ110では、ス ロットルセンサ42からの信号がスロットル開度0を示している時間が所定値を 越しているかどうかがチェックされる。ここでスロットル開度0はアクセルペダ ルが踏まれていないことを示している。
【0012】 このアクセルペダルが踏まれていない時間が上記所定値に達していない間はス テップ110へ戻る。シートスイッチ44がオンでなくしかもスロットル開度0 状態が上記の所定値を越したときには運転者が不在と判断され、ステップ120 に進む。ステップ120では、レンジセンサ41が示すレンジポジションがPま たはRレンジ以外の走行レンジであるかどうかがチェックされる。ここで投入レ ンジが走行レンジのDレンジであるときには、ステップ130において、フォワ ードクラッチ、ハイクラッチおよびバンドブレーキが締結されるように、フォワ ードクラッチ制御電磁弁26、ハイクラッチ制御電磁弁27およびバンドブレー キ制御電磁弁28がそれぞれ作動状態とされる。これにより、変速機は高速の第 4速段に切り替えられる。 ステップ100〜110が考案の運転者不在検出手段を構成し、ステップ12 0が走行可能状態検出手段を、ステップ130が選択切り替え手段をそれぞれ構 成している。 ステップ100でシートスイッチ44がオンでないとき、あるいはステップ1 20で投入レンジが走行レンジでないときには、ステップ140に進んで通常の 変速制御モードに基づいて、シフトレバーのポジションに応じた制御となる。
【0013】 この構成によれば、運転者がシフトレバーを走行レンジに投入したまま一時的 に車両を離れた場合に、変速機が第4速段に切り替えられるから、車輪へ及ぼさ れるトルクが低レベルとなり急激な暴走が発生しない。一方、運転者不在をシー トスイッチオフと所定時間のスロットル開度0状態の両方で確認して判断するよ うにしているから、運転者が搭乗しているにもかかわらずシートスイッチの短時 間の断続で誤って変速段が切り替えられることもない。
【0014】 そして、この不在時変速段切り替えはシートスイッチを自動変速機外部に備え るのみで、変速機内部に何ら新たな制御弁などを追加装備する必要がなく、コン トロールユニットのプログラムで実現できるから、変速機をコンパクトに保ち、 コスト増大も招かないという利点を有する。 なお、運転者不在を検出するのに実施例ではスロットル開度を用いたが、これ に限定されることなく、代わりにアクセルペダル操作センサを用いることもでき る。
【0015】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案はシフトレバーが走行レンジに放置されたままのような 走行可能状態にあって運転者不在のときに変速段を高速側に切り替えるようにし たから、減速比が小さくなり車輪へ及ぼされるトルクが低レベルとなる。これに より、変速機内部に特別の電磁弁などを組み込む必要なしに、車両がひとりでに 動き出そうとするのを抑制し不意に急激に発進するような暴走を阻止することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成を示すブロック図である。
【図2】本考案の実施例を示す図である。
【図3】実施例における動作の流れを示すフローチャー
トである。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 変速制御手段 2 制御電磁弁 4 運転者不在検出手段 6 走行可能状態検出手段 8 選択切り替え手段 10、40 コントロールユニット 26 フォワードクラッチ制御電磁弁 27 ハイクラッチ制御電磁弁 28 バンドブレーキ制御電磁弁 29 オーバーランクラッチ制御電磁弁 38、39 暴走防止電磁弁 41 レンジセンサ 42 スロットルセンサ 43 車速センサ 44 シートスイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転要素に対する複数の締結要素を制御
    する制御電磁弁を備え、該制御電磁弁を変速制御手段に
    より選択的に制御作動させて所定の変速段を得る車両用
    の自動変速機の制御装置において、運転者不在検出手段
    と、走行可能状態検出手段と、走行可能状態にあって運
    転者不在のときには前記選択される制御電磁弁を高速側
    の変速段を得る制御電磁弁に切り替えさせる選択切り替
    え手段を有することを特徴とする自動変速機の制御装
    置。
JP3397292U 1992-04-23 1992-04-23 自動変速機の制御装置 Withdrawn JPH0586065U (ja)

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JP3397292U JPH0586065U (ja) 1992-04-23 1992-04-23 自動変速機の制御装置

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JP3397292U JPH0586065U (ja) 1992-04-23 1992-04-23 自動変速機の制御装置

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JPH0586065U true JPH0586065U (ja) 1993-11-19

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ID=12401404

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JP3397292U Withdrawn JPH0586065U (ja) 1992-04-23 1992-04-23 自動変速機の制御装置

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960801