JPH0586002U - 圧力補償弁を有する油圧回路の最高負荷圧検出回路 - Google Patents

圧力補償弁を有する油圧回路の最高負荷圧検出回路

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JPH0586002U
JPH0586002U JP3387992U JP3387992U JPH0586002U JP H0586002 U JPH0586002 U JP H0586002U JP 3387992 U JP3387992 U JP 3387992U JP 3387992 U JP3387992 U JP 3387992U JP H0586002 U JPH0586002 U JP H0586002U
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valve
pressure
load pressure
circuit
pressure detection
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JP3387992U
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Inventor
好治 斎藤
光治 山下
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャトル弁と開閉弁を有する最高負荷圧検出
回路を単純にする。 【構成】 複数の操作弁13における最も端部側の操作
弁13の負荷圧検出ポート20に開閉弁23を設け、こ
の開閉23の出力側を他の操作弁13の負荷圧検出ポー
ト20に設けたシャトル弁21の一方の入口側に接続し
て開閉弁23と1つのシャトル弁21を連通すれば良
く、その構成が単純となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、1つの油圧ポンプの吐出圧油を複数の油圧アクチュエータに供給す る圧力補償弁を有する油圧回路の最高負荷圧検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
1つの油圧ポンプの吐出圧油を複数の油圧アクチュエータに供給するには、油 圧ポンプの吐出路に複数の操作弁を設け、その操作弁を切換えることで各油圧ア クチュエータに圧油を供給すれば良いが、このようにすると複数の油圧アクチュ エータに圧油を同時に供給する際に、負荷の小さな油圧アクチュエータにのみ圧 油が供給されて負荷の大きな油圧アクチュエータに圧油が供給されなくなってし まう。 このことを解消する油圧回路として、例えば特公平2−49405号公報に示 すものが提案されている。
【0003】 かかる油圧回路を模式的に示すと図1に示すようになる。 つまり、油圧ポンプ1の吐出路1aに複数の操作弁2を設け、各操作弁2と各 油圧アクチュエータ3を接続する回路4に圧力補償弁5をそれぞれ設けると共に 、各回路4の圧力、つまり負荷圧における最も高い圧力をシャトル弁6で負荷圧 検出路7に検出し、その検出した負荷圧を各圧力補償弁5の受圧部5aに作用し てその負荷圧に見合う圧力にセットし、各操作弁2の出口側圧力を等しくして各 操作弁2を同時操作した時に各操作弁の開口面積に比例した分流比で各油圧アク チュエータ3に圧油を供給できるようにしてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
かかる油圧回路であると、圧力補償弁5の機能によって各油圧アクチュエータ 3の負荷の大小に無関係に操作弁2の開口面積に比例した流量分配ができるから 、1つの油圧ポンプ1の吐出圧油を操作弁2の操作量に比例して各油圧アクチュ エータ3にそれぞれ供給できる。
【0005】 前述の油圧回路であると各圧力補償弁5は最も高い負荷圧によってセットされ るから、例えばパワーショベルの旋回用モータとブーム用シリンダに圧油を同時 に供給して上部車体を旋回しながらブームを上昇させる場合、旋回初期に旋回用 モータの起動トルクが著しく大となって負荷圧が著しく高圧となり、各圧力補償 弁がその著しく高圧の負荷圧でセットされて通過流量が減少するためにブーム用 シリンダに供給される流量が減少してブーム上昇速度が著しく遅くなる。 このために、従来は旋回用モータ側の負荷圧検出部に接続した回路に開閉弁を 設け、旋回用モータ以外のアクチュエータに圧油を供給する時には開閉弁を閉と して旋回用モータの負荷圧が検出されないようにして圧力補償弁を他のアクチュ エータの負荷圧によってセットしている。
【0006】 しかしながら、前述の油圧回路においては各操作弁の負荷圧検出部に接続した 回路にシャトル弁をそれぞれ設けて最も高い負荷圧を検出するようにしており、 この複数のシャトル弁を有する最高負荷圧検出回路に前述の開閉弁を設けると回 路が大変複雑となってしまう。
【0007】 そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした圧力補償弁を有する油圧 回路の最高負荷圧検出回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
複数の操作弁13における最も端部側の操作弁13の負荷圧検出ポート20に 開閉弁23を設け、この開閉弁23の出力側を他の1つの操作弁13の負荷圧検 出ポート20に設けたシャトル弁21の一方の入口側に接続して成る圧力補償弁 を有する油圧回路の最高負荷圧検出回路。
【0009】
【作 用】
複数の操作弁における最も端部側の操作弁13の負荷圧検出ポート20に開閉 弁23を設けたから、その開閉弁23の出力側を他の操作弁13の負荷圧検出ポ ート20に設けたシャトル弁21の一方の入口側に接続すれば良く、最高負荷圧 検出回路が単純となる。
【0010】
【実 施 例】
図2に示すように第1ポンプ101 の吐出路11と第2ポンプ102 の吐 出路12は操作弁13の入口ポート14に接続し、各操作弁13のアクチュエー タポート15は回路16でアクチュエータ17に接続し、その回路16に圧力補 償弁18が設けてある。 前記各操作弁13はタンクポート19と負荷圧検出ポート20を有し、中立位 置Aの時には負荷圧検出ポート20がタンクポート19に連通し、圧油供給位置 Bの時には負荷圧検出ポート20がアクチュエータポート15に連通してアクチ ュエータ17の圧力、つまり負荷圧が検出される。 前記各操作弁13は順次配設されて最も一端寄りの(図2では最も下部)の操 作弁13が旋回用操作弁となり、以下順次ブーム用操作弁、アーム用操作弁、左 走行用操作弁、バケット用操作弁、右走行用操作弁となっている。
【0011】 前記旋回用操作弁以外の複数の操作弁13の負荷圧検出ポート20はシャトル 弁21で負荷圧検出路22に連通してそれらの操作弁13の負荷圧検出ポート2 0の負荷圧における最高圧が負荷圧検出路22に検出されるようになり、前記旋 回用操作弁の負荷圧検出ポート20は開閉弁23で1つのシャトル弁21の一方 の入口側に連通し、前記負荷圧検出路22は各圧力補償弁18のバネ室18aに 接続している。
【0012】 図3は各操作弁の負荷圧検出ポート部分の断面図であり、操作弁本体30には 図示しない複数のスプール孔にスプールが嵌挿されて各操作弁を構成しており、 その操作弁本体30には各スプール孔と連続した負荷圧検出ポート20が長手方 向に間隔を置いて形成してある。 前記操作弁本体30における長手方向最も一端部側の負荷圧検出ポート20は 連通孔31を介して開閉弁23の入口側に連通し、他の負荷圧検出ポート20は 連通孔32を介してシャトル弁21の一方の入口側にそれぞれ連通しており、開 閉弁23の出力側と各シャトル弁21の出力側は操作弁本体30に穿孔した油孔 35に連通し、この油孔35が負荷圧検出路22となっている。
【0013】 前記開閉弁23は、操作弁本体30の取付穴33にネジ合して取付けたスリー ブ34と、このスリーブ34内に嵌挿されて油孔35と連通孔31を開閉するポ ペット36と、このポペット36を閉方向に押すばね37と、そのばね37及び ポペット36を押すピストン38と、そのピストン38が当接するバランスピス トン39と、ピストン38を押すばね40より成り、ピストン38の受圧室41 に供給される圧油の圧力P0 がある値以上となるとポペット36の開弁圧、つま りポペット36が開放する時の連通孔31の圧力P2 と油孔35の圧力P1 との 差圧が油圧力に比例して漸増するようにしてある。 前記受圧室41にはレバー操作により圧力が漸増するバルブより圧油が供給さ れる。例えば旋回用モータ以外のアクチュエータ、例えばブーム用シリンダに圧 油を供給する操作弁の受圧部に切替用パイロット圧油を供給するブーム用パイロ ットバルブの圧油が供給される。
【0014】 このようであるから、受圧室41に圧油が供給されない時には開閉弁23の開 弁圧は低圧であり、受圧室41に供給される圧油の圧力P0 が高くなるにつれて 開閉圧が順次高くなるので、旋回負荷圧が油孔35に流入する時の油孔35の圧 力P1 と負荷圧P2 の差圧が順次高くなり、旋回初期時の著しく高圧な負荷圧が 油孔35に流入することを防止できるし、受圧室41の圧油の圧力P0 を順次低 下することで前述のP2 とP1 の差圧が順次小さくなって油孔35に流入する負 荷圧の圧力変動が滑らかとなる。 以上の実施例ではバランスピストンを圧油で押すようにしたが比例ソレノイド で押すようにしても良い。つまり、開閉弁23の開弁圧を外部信号によって漸増 すれば良い。
【0015】 前記シャトル弁21は操作弁本体30の取付穴42に挿入して取付けた弁本体 43を備え、この弁本体43の段付き盲穴44にスリーブ45を嵌合し、そのス リーブ45と段付き盲穴44との間にボール46を設け、スリーブ45内より流 入した圧油と入口ポート47より流入した圧油を比較して高圧の圧油を出口ポー ト48より油穴35に流出するようにしてある。
【0016】
【考案の効果】
複数の操作弁における最も端部側の操作弁13の負荷圧検出ポート20に開閉 弁23を設けたから、その開閉弁23の出力側を他の操作弁13の負荷圧検出ポ ート20に設けたシャトル弁21の一方の入口側に接続すれば良く、最高負荷圧 検出回路が単純となる。 開閉弁23の開弁圧を外部信号で漸増できるから、特定のアクチュエータ17 の負荷圧を負荷圧検出路22に圧力変動少なく滑らかに流入したり、停止できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の油圧回路図である。
【図2】本考案の実施例を示す油圧回路図である。
【図3】最高負荷圧検出回路の具体構造例を示す断面図
である。
【符号の説明】
101 …第1ポンプ、102 …第2ポンプ、11…
吐出路、12…吐出路、13…操作弁、16…回路、1
7…アクチュエータ、18…圧力補償弁、18a…バネ
室、20…負荷圧検出ポート、21…シャトル弁、22
…負荷圧検出路、23…開閉弁。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプの吐出路に複数の操作弁13を設
    け、この操作弁13とアクチュエータ17を接続する回
    路16に圧力補償弁18を設け、各操作弁13の負荷圧
    検出ポート20をシャトル弁21を介して負荷圧検出路
    22に接続し、その負荷圧検出路22を前記圧力補償弁
    18のバネ室18aにそれぞれ接続した圧力補償弁を有
    する油圧回路において、 前記複数の操作弁13における最も端部側の操作弁13
    の負荷圧検出ポート20に開閉弁23を設け、この開閉
    弁23の出力側を他の1つの操作弁13の負荷圧検出ポ
    ート20に設けたシャトル弁21の一方の入口側に接続
    して成る圧力補償弁を有する油圧回路の最高負荷圧検出
    回路。
  2. 【請求項2】 前記開閉弁23を外部信号で開弁圧が漸
    増する構成とした請求項1記載の圧力補償弁を有する油
    圧回路の最高負荷圧検出回路。
JP3387992U 1992-04-24 1992-04-24 圧力補償弁を有する油圧回路の最高負荷圧検出回路 Pending JPH0586002U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6487901A (en) * 1987-09-29 1989-04-03 Caterpillar Mitsubishi Ltd Fluid pressure control system
JPH02309004A (ja) * 1989-05-24 1990-12-25 Komatsu Ltd 油圧回路
JPH0324302A (ja) * 1989-06-19 1991-02-01 Komatsu Ltd 油圧回路

Patent Citations (3)

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