JPH058556Y2 - - Google Patents

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JPH058556Y2
JPH058556Y2 JP1987055436U JP5543687U JPH058556Y2 JP H058556 Y2 JPH058556 Y2 JP H058556Y2 JP 1987055436 U JP1987055436 U JP 1987055436U JP 5543687 U JP5543687 U JP 5543687U JP H058556 Y2 JPH058556 Y2 JP H058556Y2
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torque
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンの回転数や、回転速度とし
て検出される車輛の速度を測定するために用いて
好適な回転数計に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、この種の回転数計として、例えば、
実開昭59−144567号公報に開示されているような
交差コイル型指示器を応用した回転数計、実開昭
59−134071号公報に開示されているような可動コ
イル型指示器を応用した回転数計、ステツプモー
タを利用した回転数計等がある。
しかるに上記各回転数計では、ロータ系の不釣
合による直線性の悪化、回路及び磁気回路の温度
及び経時変化による精度の悪化、調整の困難性及
び構造の複雑化等により十分な指示精度を出すこ
とができず、また製品コストが高くなつてしま
う。
そこで本考案者は、前記の各問題点を解決すべ
く、先に「回転数計」(実願昭61−202461号)を
提案した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記「回転数計」によれば、実回転角度位置に
基づき、指針の振れ角度位置が目標回転角度位置
に正確に合致されるというサーボシステムが構築
され、上記の回転数計に比して小形・軽量・低廉
化が推進され、振動、衝撃等の悪条件下でもその
使用が可能となり、指示精度の向上を図ることが
できる。
この「回転数計」では、トルカ(可動コイル型
計器からひげぜんまいを除いた構造)により正の
回転方向に回転駆動された指針を帰零させるため
に、ひげぜんまい等のバネ手段を用いて帰零トル
ク(負の回転方向に働く)を加えていた。よつ
て、帰零トルクは指針が帰零変位する時ばかりで
なくトルカにより駆動変位される時にも印加され
る。しかるに、トルカの駆動トルクと帰零トルク
の適宜な調整が行なわれていなかつたため、正の
回転方向と負の回転方向に働くトルクの大きさに
不均衡が生じ、これに起因して指針に大きな針ぶ
れが生じてしまい、視認性(指針の表示の視覚を
通した認識性)が悪化するという問題点があつ
た。
また、これを是正すべくトルカコイルに正逆両
方向に電流を流し得る零戻り回路を設け、正、負
の各回転方向に対するトルクが等しくなるよう構
成された回転数計があるが、この場合、駆動回路
内に正負方向のトルクを制御する制御回路を設け
る必要があり、回路構成が複雑になるという問題
点があつた。
本考案は上記の点に鑑みて創作されたものであ
り、指針駆動手段(トルカ)の駆動トルクを適宜
に設定することにより、針ぶれの発生を防止した
回転数計を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
測定回転数に応じて正の回転方向に指針を回転
せしめる指針駆動手段と、上記指針を負の回転方
向に回転付勢する指針帰零手段とを具備してなる
回転数計において、 上記指針駆動手段に、上記指針帰零手段の負の
方向に対する帰零トルクに対して1.6〜2.4倍とな
るよう正の回転方向に対する駆動トルクを発生す
るドライブ回路を設けたことを特徴とするもので
ある。
〔作用〕
回転数計を上記構成とすることにより、正及び
負の回転方向に対する各トルクの絶対値は略等し
い値となり、針ぶれの発生を防止することができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案に係る回転数計を詳細に説明す
る。第2図は、この回転数計の一実施例における
デイスプレイ部1(以下、トルカと称す)の側断
面図であり、第3図はこのトルカ1の磁気回路を
示す平面図である。このトルカ1は、後述するド
ライブ回路と共に指針駆動手段を構成するもので
あり、地板2、永久磁石3、ヨーク4よりなる磁
気回路と、ロータ軸5と一体的に回転するロータ
6に取付けられたトルカコイル7を有した構造を
有している。このトルカコイル7へ電流を供給す
ることにより、トルカコイル7はその電流の方向
に対応して時計方向(正の回転方向)への回転ト
ルクを発生し、ロータ6(ロータ軸5)を軸受8
aおよび8bを中心として回転するものである。
また、ロータ6のロータ軸5を介してトルカコ
イル7と対向する位置には、バランスウエイト9
が取付けられており、指針10を含めた状態で回
転系の重心の不釣り合いが生じないよう構成され
ている。更にロータ軸5には、ロータ軸5を反時
計方向(負の回転方向)に回転付勢する指針帰零
手段たるひげぜんまい11と、ロータ軸5と一体
となつて回転するエンコーダ板12が取付けられ
ている。
このエンコーダ板12の外縁部全周には、凹凸
の連続するスリツトとして機能する切欠溝12a
(第4図)が形成されており、この切欠溝12a
の凹凸ピツチは等間隔でその幅は略均等となつて
いる。そして、このエンコーダ板12の切欠溝1
2aの通過軌跡の上面部および下面部に発光素子
13および受光素子14が対向して配置されてお
り、発光素子13はこのトルカ1のカバーをなす
筐体15に固定されている。また、受光素子14
は馬蹄型のヨーク4に固定されており、この受光
素子14とエンコーダ板12との間にはスリツト
板16が例えばヨーク4に固定して配置されてい
る。このスリツト板16には、その略中央部に、
エンコーダ板12の切欠溝12aの凹凸ピツチの
略1/2の幅のスリツト16aが開設されている。
すなわち、このスリツト16aを介して発光素子
13からの光が受光素子14にとどくようになつ
ており、受光素子14はこのスリツト16aの中
心線で2分割され増幅回路を内蔵する二つの受光
素子部14Aおよび14Bで構成されている。こ
の受光素子部14Aおよび14Bによつて、スリ
ツト16aを通過するエンコーダ板12の回転に
対応した光信号を検出することによりロータ軸5
の正確な回転位置及び回転方向の計測が可能とな
る。
この結果、ロータ軸5の正確な位置の計測が可
能とナル。このようなエンコーダ板12、発光素
子13、受光素子14およびスリツト板16によ
つてインクリメンタル型エンコーダ装置17が形
成されている。
ロータ軸5の先端部には、指針10が取り付け
られており、この指針10の下方部位置には文字
板(図示せず)が配置される。この文字板には、
表示目盛の印刷が施されており、ロータ軸5とと
もに回転する指針10の先端部の指し示す回転角
度位置で、その測定回転数が読み取れるようにな
つている。
第5図は、上記の如く構成されたトルカ1にお
けるトルカコイル7の駆動制御回路18を示すブ
ロツク構成図である。
被測定回転数に対応した周波数の検知信号は、
入力端子19に入力され波形整形回路20で波形
整形を施した後、周波数カウンタ回路21に入力
され周波数に応じて例えば12ビツトのデジタルデ
ータとして比較回路22の一方の入力へ出力され
る。周波数カウンタ回路21の基準周波数は、温
度等による計測誤差をなくすため水晶発信装置で
構成されている。
一方、前記、インクリメンタル型エンコーダ装
置17の出力は、回転位置カウンタ回路23に入
力されロータ6の回転方向によつてアツプまたは
ダウンカウントが行なわれ、結果としてロータ6
の位置が例えば12ビツトのデジタルデータとして
比較回路22のもう一方の入力へ出力される。
比較回路22は、2つの入力データを比較し位
置出力が小さい場合にドライブ回路24に“H”
レベルの信号を出力する。
ドライブ回路24は、トルカ1と共に本考案の
要部となる指針駆動手段を構成するものである。
このドライブ回路24は比較回路22からの出力
信号が“H”のとき、ロータ軸5の回転位置によ
り、第6図に示すようなデユーテイ比でトルカコ
イル7に対し電流を供給する。この際、トルカ1
及びドライブ回路24よりなる指針駆動手段が発
生する正の回転方向に対する駆動トルクは、ひげ
ぜんまい11の発生する負の回転方向に対する帰
零トルクに対して1.6〜2.4倍(略2倍)の大きさ
となるよう設定されている。
従つて、ロータ6が正の回転方向(第3図にお
ける時計方向)に回転する場合には、ロータ6は
指針駆動手段により、ひげぜんまい11の発生す
る帰零トルクの略2倍のトルクで駆動されるが、
ひげぜんまい11により常に負の回転方向に向け
帰零トルクが印加されているため、実際の正の回
転方向に対するトルク(以下、実駆動トルクとい
う)の絶対値はひげぜんまい11が発生する帰零
トルクの絶対値と略等しくなる。
一方、指針10を零指示位置に帰零するために
ロータ6が負の回転方向(第3図における反時計
方向)に回転する場合には、ドライブ回路24は
トルカコイル7に対し電流供給を停止するよう構
成されている。即ち、ロータ6の負の回転方向へ
の回転はひげぜんまい11が発生する帰零トルク
のみにより行なわれる。上記各場合においてロー
タ6(指針10)に印加されるトルクの大きさを
第1図に示す。同図において、実線で示されるの
はひげぜんまい11によるトルク、破線で示され
るのは指針駆動手段によりトルク、一点鎖線で示
されるのは実駆動トルクを夫々示している。この
図より、各指針位置(ロータ6の各回転角度位
置)において、実駆動トルクの絶対値と負の回転
方向に対するトルクの絶対値は略等しくなつてい
る。従つて、指針10が入力端子19から入力さ
れた所定の被測定回転数を表示する位置に到り、
後述するように指針10を当該位置に維持するた
め駆動制御回路18により断続的にトルカコイル
7に電流(制御電流)が印加されても、正又は負
の回転方向に対するトルクが均衡しているため、
指針10に針ぶれが生ずることはなく視認性を向
上することができる。尚、指針駆動手段の発生す
るトルクは、他の構成部品の動作における摩擦力
等の外部要因がないと考えた場合には、ひげぜん
まい11の発生するトルクの2倍の値に設定すれ
ば良いことになるが、本考案者の実験によれば、
1.6〜2.4倍の範囲で上記構成が生ずることが確認
できた。これは上記外部要因に加え、組立誤差等
も原因しているものと考えられる。また、前記の
ように、ロータ6の負の回転方向への付勢はひげ
ぜんまい11のみで行なつている。従つて、従来
のように指針10を帰零するために複雑な構成の
零戻り回路を駆動制御回路18内に設ける必要は
なくなり、またドライブ回路24はトルカコイル
7に対し一方向のみの電流を供給できれば足るた
め回路構成を簡単にすることができる。
次に、上記構成になる回転数計の動作について
説明する。
まず、電源が供給されるとパワーオンリセツト
回路(図示せず)が動作して回転位置カウンタ回
路23がリセツトされ、そのカウント値が零とな
る。このとき、トルカコイル7には電流が供給さ
れないため、ひげぜんまい11による負の回転方
向のトルクにより、指針10は、零位置にあり回
転位置カウンタ回路23が正確に初期設定され
る。
この後、入力端子19に入力されたある値の周
波数信号が周波数カウンタ回路21によつて計数
され、比較回路22に入力されると回転位置カウ
ンタ回路23の出力は、零にリセツトされている
ため比較回路22の出力が“H”となり、ドライ
ブ回路24からトルカコイル7に電流が供給され
ロータ6を正転させる。すると、ロータ6の回転
によりインクリメンタル型エンコーダ装置17が
動作し回転位置カウンタ回路23が計数を開始す
る。トルカコイル7への供給電流は、回転位置カ
ウンタ回路23の出力が周波数カウンタ回路21
の出力と一致するまで供給され続ける。一致する
と、電流の供給が中断されひげぜんまい11によ
る負の回転方向のトルクが発生しロータ6を逆転
させる。以上の動作の繰り返しによりロータ6は
一定位置に拘束され、正確に回転数を指示する。
このとき、前記の如く指針駆動手段が発生する
正の回転方向の回転トルクとひげぜんまい11の
発生する負の回転方向のトルクは均衡するため、
針ぶれのない良好な指示を実現できる。
考案の効果 上述の如く、本考案になる回転数計によれば、
指針駆動手段の正の回転方向に対する駆動トルク
が指針帰零手段の負の回転方向に対する帰零トル
クに対して1.6〜2.4倍のトルクとなるよう構成す
ることにより、指針の各回転位置における駆動ト
ルクより帰零トルクの値を引いた実駆動トルクの
絶対値と帰零トルクの絶対値が略等しくなるた
め、指針が所定指示位置まで回転した状体にあつ
て、指針を正方向或いは負方向に回転させようと
するトルクは均衡してイルため、針ぶれが生ずる
ことはなく視認性を向上させることができ、また
従来必要とされた指針を零位置に戻す回路も不要
となるため駆動制御回路の構成の単純化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる回転数計の一実施例にお
ける正の回転方向に対するトルクと負の回転方向
に対するトルクの関係を説明するための図、第2
図はトルカの側断面図、第3図はこのトルカの磁
気回路を示す正面図、第4図はトルカのロータ軸
に設けられるエンコーダ板と発光素子及び受光素
子等との関係を示す要部斜視図、第5図は駆動制
御回路のブロツク構成図、第6図はドライブ回路
の出力を示す図である。 1……トルカ、4……ヨーク、5……ロータ
軸、6……ロータ、7……トルカコイル、9……
バランスウエイト、10……指針、11……ひげ
ぜんまい、12……エンコーダ板、17……イン
クリメンタル型エンコーダ装置、18……駆動制
御回路、21……周波数カウンタ、22……比較
回路、23……回転位置カウンタ回路、24……
ドライブ回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 測定回転数に応じて正の回転方向に指針を回転
    せしめる指針駆動手段と、上記指針を負の回転方
    向に回転付勢する指針帰零手段とを具備してなる
    回転数計において、 上記指針駆動手段に、上記指針帰零手段の負の
    方向に対する帰零トルクに対して1.6〜2.4倍とな
    るよう正の回転方向に対する駆動トルクを発生す
    るドライブ回路を設けたことを特徴とする回転数
    計。
JP1987055436U 1987-04-14 1987-04-14 Expired - Lifetime JPH058556Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987055436U JPH058556Y2 (ja) 1987-04-14 1987-04-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987055436U JPH058556Y2 (ja) 1987-04-14 1987-04-14

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Publication Number Publication Date
JPS63163496U JPS63163496U (ja) 1988-10-25
JPH058556Y2 true JPH058556Y2 (ja) 1993-03-03

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ID=30883336

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JP1987055436U Expired - Lifetime JPH058556Y2 (ja) 1987-04-14 1987-04-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59134071U (ja) * 1983-02-26 1984-09-07 日本精機株式会社 可動コイル式計器

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JPS63163496U (ja) 1988-10-25

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