JPH0585201U - 四角形型荷受台を持つ一輪スコップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 把柄の左右の握りから両手を離しても横転せ
ず刃の部分が摩耗しにくく強くて使用に便利のよい運搬
器具を提供する。 【構成】 刃先部４を直線にした四角形型荷受台１に車
輪３の方向と平行に左右に底部が細長い舟底型で側面は
山型のふくらみリブ５を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、刃先部を直線に切りとった四角型荷受台をネジ止めにした人の手 で動かす運搬器具に関する一輪スコップである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、刃先郡を三角丸形に尖がらせた一輪スコップがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは、次のような欠点があった。 （イ） 着地している支点が一輪車のタイヤと荷受台の尖がった刃先部の２点に なるので使用中はいつも把柄を握っていなければ横転するので、道路上 のゴミなど鍬、箒などの道具を使ってのはき込みがしぬくい。 （ロ） 刃先部を着地して収納出来ないので、いつも横転の姿で収納するので広 い場所を必要とする不便さがある。 （ハ） 尖った先端の刃先部の荷受台で雪、ごみなどを押して積載物を荷受台に 搬入するので刃先部以外のつみ残しが、すじ状に残る。 （ニ） 荷受台の尖った先の板面部か摩耗しやすく、うすくちびて積載物を掬い とるとき板面部に曲げの力が加わり曲がりやすくなる。 （ホ） 荷受台板面部が曲がりやすく、ねじれやすい。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（１） 一輪スコップの荷受台の刃先を直線に長くとりつけた、四角型荷受台を ネジ止めにした一輪スコップで （２）四角型荷受台板面部に細長い底の 部分が舟底型で山型凸面のふくらみを設ける。（３）また、四角型荷受台 は、従来の刃先のとがった一輪スコップの荷受台と交換できるようにネジ の取付位置をそろわした。

【０００５】

【作用】

把柄２を左右両手で夫々握って、積載物へ突込み、把握２の握り部を下方へ持 ち下げると、車輪３は支点の作用をし刃先部４は荷物を積載して上昇する。従来 の一輪スコップの作用と、把柄２から左右の両手をはなし鍬、箒など積載物のは き込みや直接荷物を乗せることが出来る。

【０００６】

【実施例】

以下本案の実施例について説明する。 １は荷受台である。刃先部４を直線にして全体を四角型スコップ状に形成し、 荷物を積載する板面部に一輪の方向位置と平行に左右に底部が細長い舟底形で側 面は山型のふくらみリブ５を形成した。２は把柄であって車輪３を中心としてそ の左右に該把柄２の基部を荷受台１の下面と着脱自在に取付けると共に支持鈑を 垂設して前記車３を着脱自在に軸支した後、前記把柄２の後端部を後方において 上下に浮かしたり、沈めたり出来るように伸長した。

【０００７】

【考案の効果】

（イ） 使用中手をはなしても横転しない。 （ロ） 一輪スコップをすえ付けて、鍬、答などではき込みが出来る。 （ハ） 刃先を着地して全体を立てて収納出来るので、収納場所が少なくてすむ 。 （ニ） 尖った刃先の先端で雪などをおしても、すじ状のつみ残しがなくなった 。 （ホ） 刃の部分の着地面積が長くなったので、コンクリート上の雪のけなどで 摩耗しぬくくなった。従って先端が曲がらなくなった。 （ヘ） ふくらみリブを設けたので、全体の強度と使用中板面部の曲がりとねじ れがなくなった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面図である。

【図２】本考案の側面図である。

【図３】本考案の背面図である。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一輪スコップの荷受台の刃先を直
   線に長く取りつけた、四角形型荷受台をネジ止めにした
   一輪スコップ
2. 【請求項２】 四角型荷受台は積載物をのせる板
   面部に刃先から一輪の位置と平行に底部は細長い舟底形
   で側面は山型のふくらみリブ５をとりつけた請求項１の
   一輪スコップ