JP3117920U - キャスター付き台車用牽引具 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者が変形姿勢をすることなく握持杆を牽引して、台車を円滑に操作し、迅速に所望の場所に移動させることが可能な、キャスター付き台車用牽引具を提供する。
【解決手段】全体形状は、鍬状をなし、掴持部3は、基端部2aから水平方向に延設する上面板3aと、該上面板3aの基端部2a側に、垂設された当接部3bと、該当接部3bを直角に屈曲し、上面板3aとほぼ平行するように連設された下面板3cと、上面板3aの底面に貼着された、弾性シート3dとで形成され、筒状傾斜部4には、握持杆5の下端部5aが挿入され、複数のボルト等の固着具6で強固に固定されている。
【選択図】図2

Description

本考案は、キャスター付き台車用牽引具に係り、特に、荷台等に取手ないしハンドル等が装備されていない、空の台車や荷物が少ない台車を人力で床面上を移動させる、いわゆる平台車に装着される着脱自在な牽引具で、より詳しくは、全体形状が側面視ほぼ鍬状をなし、上面板と下面板からなる台板掴持部を、作業者がキャスター付き台車の台板外周縁に掴持し、筒状傾斜部に固着された握持杆を牽引し、該台車を工場、倉庫内等における所望の場所に快適に移動することができる、キャスター付き台車用牽引具に関する。
従来から、空の台車や工場製品や半製品を積載して所望の場所に移動するに際しては、例えば、図6に示すようなキャスター付き台車Dを、作業者が手で台車Dの台板を押えながら、又は積載した荷自体を前屈姿勢で押すか、足を使って突いたりして移動させている。これによると作業者は不自然な姿勢であるため、早々に疲労したり、腰痛を発症したりしている。また足を使っ場合、自在キャスターは意図する方向に回転し難いので、目的場所まで到達するのに時間がかかり、作業効率が悪いという欠点があり、この欠点を解決するための手段として、例えば、同図に示すように、作業者は、台車Dの台板一側端に穿設された円形の貫通孔Daに、鉄製丸棒からなる牽引棒Pの下端部に形成されたフックPaを掛合し、牽引棒Pの上端部を片手又は両手で握持し、これを牽引して台車Dを移動させている。
しかし、牽引棒Pによる台車Dの牽引は、貫通孔Daに掛合されたフックPaは、丸棒かつ貫通孔Daより小径としているので、牽引作業の途中で貫通孔Da内で回転するために、台車Dは左右に揺動し、また狭小な通路を走行するのに不適であり、さらに進路変更も困難であるという不具合も生じている。
また、平台車D’牽引用のハンドルHとして、特開平8−91223が開示されている。これは、図7(イ)及び図7(ロ)に示すように、棒状のアームHaと該アームHaの上端部に三角形状に折り曲げ形成された握り部Hbと、アームHaの下端部に楕円形状に折り曲げ形成されたリング状の係止片Hcとで構成され、平台車D’における長方形状の台板D’aの先端部の底面ほぼ中央部に垂設したハンドル取付用の支持片D’bに、係止片Hcを係止して平台車D’を牽引するものである。
しかしながら、このハンドルHでは、ハンドルH取付用の支持片D’bを、台板D’aに突設しなければならない不具合があり、またハンドルHの係止片Hcと台板D’aの支持片D’bの係止が、ハンドルHの牽引に依存しているので、牽引力が作用しなくなると、ハンドルHの係止片Hcが自重により床面に落下し、係止が容易に解除されてしまう不具合がある。
特開平8−91223号公報
本考案の目的は、空の台車や荷物の少ない場合に上述の従来技術及び特許文献1が有する種々の問題点を解決し、上面板と下面板とで形成される台板掴持部で、台車台板の外周縁を強力に掴んで保持し、作業者は無理な変形姿勢をすることなく握持杆を牽引して、台車を円滑に操作し、迅速に所望の場所に移動させることが可能な、キャスター付き台車用牽引具を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本考案のうち請求項1記載の考案は、全体形状が、側面視ほぼ鍬状をなす、キャスター付き台車用牽引具であって、基端部から水平方向に延設してなる上面板と、該上面板の基端部側に、台車の台板の厚さよりやや大とした当接部が垂設され、該当接部は、直角に屈曲し、上面板とほぼ平行するように連設された下面板とで形成される、台板掴持部と、前記基端部から斜め上方に向けて形成される筒状傾斜部と、該筒状傾斜部の底面と前記台板掴持部の頂面とに固着される側面視三角形状の補強板と、前記筒状傾斜部に下端部が挿入され、固着具により固定される握持杆と、からなることを特徴としている。
目的を達成するための請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案にあって、前記台板掴持部、筒状傾斜部及び補強板は、金属又は強化合成樹脂を素材としていることを特徴としている。
目的を達成するための請求項3の考案は、請求項1記載の考案にあって、前記握持杆は、木材、アルミニウム又は強化合成樹脂を素材としていることを特徴としている。
目的を達成するための請求項4の考案は、請求項1記載の考案にあって、前記台板掴持部と筒状傾斜部とで形成される傾斜角度が、30°〜60°、好ましくはほぼ45°であることを特徴としている。
目的を達成するための請求項5の考案は、請求項1記載の考案にあって、前記上面板の底面には弾性シートが貼着されていることを特徴としている。
目的を達成するための請求項6の考案は、請求項1又は請求項2記載の考案にあって、前記下面板における長手寸法は、少なくとも上面板のそれより短寸とすると共に、末端部を下方に曲成していることを特徴としている。
本考案に係る、キャスター付き台車用牽引具は、上記の構成になるから以下の効果を奏する。即ち請求項1記載の考案によれば、全体形状が、側面視ほぼ鍬状をなし、上面板と平行して連設された下面板とで形成される台板掴持部と、基端部から斜め上方に向けて形成される筒状傾斜部と、該筒状傾斜部に下端部が挿入、固定される握持杆とを、主な構成部材とし、基端部を支点としたテコ作用により、台車の台板は、台板掴持部で強力に掴持されるので、台車の進路変更や急停止等を行っても、牽引具が台車から離脱されることがなく、また作業者は立ったままの姿勢で、台車を無理なく楽に、前後、左右、狭いところでも自由自在にコントロールして移動できる。さらに着脱が容易で、作業効率が良い。
請求項2及び請求項3記載の考案によれば、台板掴持部、筒状傾斜部及び補強板は、金属又は強化合成樹脂を素材とし、握持杆は、木材、アルミニウム又は強化合成樹脂からなるので、総重量は比較的軽量であるから操作性が良好であり、また部品点数も少なく、特にFRP等の強化合成樹脂を素材とすれば、弾性シートを除き、殆どの部品は一体成型が可能であるから、製作コストが廉価となる。
請求項4記載の考案によれば、台板掴持部と筒状傾斜部とで形成される傾斜角度が30°〜60°、好ましくはほぼ45°であるから、請求項1記載の考案と同様に、片手又は両手で持った握持杆の握持部を、やや下方に押せばテコの原理で、台車の台板は、台板掴持部で強力に掴持され、台車の移動が迅速かつ円滑にでき、また作業者は自然体で牽引作業ができるので疲労度が少ない。
請求項5及び請求項6記載の考案によれば、上面板の底面には弾性シートが貼着されており、把持杆を下方に押すことによって、テコ作用により、台車の台板をガタつくことなく好適に掴持できる。また下面板における長手寸法は、少なくとも上面板のそれより短寸とすると共に、該下面板の末端部を下方に曲成しているので、台車台板への滑入が抵抗なく行え、また台板掴持部の解除も円滑にできる。
以下、本考案に係る、キャスター付き台車用牽引具における最良の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、キャスター付き台車用牽引具の使用状態を示す斜視図、図2は要部の一部切欠側面図、図3は同、正面図、図4(イ)は同、台板掴持部の底面図、図4(ロ)は同、台板掴持部の他の実施例を示す底面図、図5(イ)は同、使用状態を示す側面図、図5(ロ)は同、使用状態を示す平面図、図6は従来技術を説明する斜視図、図7(イ)、(ロ)は特許文献1の参考図である。
図1〜図2において、1はキャスター付き台車(以下、台車という)で、台車1の台板1aの底部四隅には、自在キャスター1b、1c、1d(不図示)、1e(不図示)が配設されている。2は牽引具で、図示するように、全体形状は、ほぼ農作業に使用される鍬状をなし、鍬の刃に相当するのが、台板掴持部3(以下、掴持部という)で、基端部2aから水平方向に延設する上面板3aと、該上面板3aの基端部2a側に、垂設された当接部3bと、該当接部3bを直角に屈曲し、上面板3aとほぼ平行するように連設された下面板3cと、上面板3aの底面に接着剤で貼着された、例えばゴムシート等の弾性シート3dとで形成されている。
掴持部3を構成する上面板3aは、図1〜図4に示すように、角箱状をなし、軽量化するために、内部は中空にしており(但し、角箱状に限定する必要はなく中空を有しない一枚板でも良い)、当接部3bは台車1の台板1aを掴持したとき、その端縁部1fを受け止める部材で、当接部3bに連接された下面板3cと上面板3aの間隙寸法は、弾性シート3dとを合わせて、台板1aの厚みhよりやや大としている。下面板3cは、図4(イ)に示すように二股状とするか又は、図4(ロ)のように一枚板としてもよい。また台板1aの掴持を円滑かつ容易にするため、下面板3cにおける長手寸法wを少なくとも、上面板3aの寸法Wより短寸とすると共に、先端部3fを下方に曲成している。
基端部2aから斜め上方に向けて形成される筒状傾斜部4の角度θは、約30°〜60°、好ましくはほぼ45°とされ、農作業用鍬の柄の根元に相当するもので、上部が開口4aされた角筒体4bとなっている。角筒体4bには柄に相当する握持杆5の下端部5aが挿入され、複数のボルト等の固着具6で強固に固定され、また筒状傾斜部4の底面と掴持部の頂面は、側面視三角形状の鉄製補強板7、7’が溶接等により固定されている。なお、角筒体4bは、円筒体又は楕円筒体とすることも可能で、握持杆5の下端部5aは、筒形状に適合するよう円筒形又は楕円形に形成される。また握持杆5の上端部に形成される握持部5bは円形状が好ましい。
牽引具2を構成する主部材のうち、上面板3a、当接部3b、下面板3c、筒状傾斜部4及び補強板7、7’の素材は、金属又はFRP等の合成強化樹脂から選択され、また握持杆5は軽量化するために木材、アルミニウム、又はFRP等の合成強化樹脂が好ましい。
本考案に係る、牽引具2を台車1に装着するには、握持杆5の握持部5bを、両手で保持し、下面板3cの先端部3fを台車1の台板1aの端縁部1fに当て、該端縁部1fの反対側を片足等で固定した後、握持杆5を手元側に牽引すれば、台板1aの端縁部は、上面板3aに貼着された弾性シート3dと下面板3cとで挟み、把持杆を図2の矢印Xのように下方に押すことによってテコ作用により圧接して掴持される。また牽引具2を台車1の台板1aから離脱するには、台板1aの端縁部1fの反対側を片足で固定した後、握持杆5を基端部2a方向に押し出せば、牽引具2は台車1の台板1aから容易に離脱する。
図5(イ)は、牽引具2を使用して予備の台車を積載して他の場所に移動する態様を示し、図示するように、2台の台車1、10を移動するときは、牽引具2を使用する台車1の荷台に予備の台車10を反転して載置して移動する。また図5(ロ)は、3台以上の予備台車を移動する態様を示し、牽引具2を使用する台車1の荷台に、他の台車10、11、12を図示するようにバランスよく積載し、所望の場所に効率よく移動できる。
本考案に係る、キャスター付き台車用牽引具の使用状態を示す斜視図である。 要部の一部切欠側面図である。 同、正面図である。 (イ)は同、台板掴持部の底面図である。 (ロ)は同、台板掴持部の他の実施例を示す底面図である。 (イ)は同、使用状態を示す側面図である。 (ロ)は同、使用状態を示す平面図である。 従来技術を説明する斜視図である。 (イ)は特許文献1の参考図である。 (ロ)は特許文献1の参考図である。
符号の説明
1 台車
2 牽引具
2a 基端部
3 掴持部
3a 上面板
3b 当接部
3c 下面板
3d 弾性シート
3f 先端部
4 筒状傾斜部
5 握持杆
5a 下端部
6 固着具
7、7’ 補強板

Claims (6)

  1. 全体形状が、側面視ほぼ鍬状をなす、キャスター付き台車用牽引具であって、
    基端部から水平方向に延設してなる上面板と、該上面板の基端部側に、台車の台板の厚さよりやや大とした当接部が垂設され、該当接部は、直角に屈曲し、上面板とほぼ平行するように連設された下面板とで形成される、台板掴持部と、
    前記基端部から斜め上方に向けて形成される筒状傾斜部と、
    該筒状傾斜部の底面と前記台板掴持部の頂面とに固着される側面視三角形状の補強板と、
    前記筒状傾斜部に下端部が挿入され、固着具により固定される握持杆と、
    からなることを特徴とする、キャスター付き台車用牽引具。
  2. 前記台板掴持部、筒状傾斜部及び補強板は、金属又は強化合成樹脂を素材としていることを特徴とする、請求項1記載のキャスター付き台車用牽引具。
  3. 前記握持杆は、木材、アルミニウム又は強化合成樹脂を素材としていることを特徴とする、請求項1記載のキャスター付き台車用牽引具。
  4. 前記台板掴持部と筒状傾斜部とで形成される傾斜角度が、30°〜60°、好ましくはほぼ45°であることを特徴とする、請求項1記載のキャスター付き台車用牽引具。
  5. 前記上面板の底面には弾性シートが貼着されていることを特徴とする、請求項1記載のキャスター付き台車用牽引具。
  6. 前記下面板における長手寸法は、少なくとも上面板のそれより短寸とすると共に、末端部を下方に曲成していることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のキャスター付き台車用牽引具。
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JP2016132446A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 正善 中村 台車牽引具

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