JPH0584827A - 管内面被覆方法 - Google Patents

管内面被覆方法

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Publication number
JPH0584827A
JPH0584827A JP24760291A JP24760291A JPH0584827A JP H0584827 A JPH0584827 A JP H0584827A JP 24760291 A JP24760291 A JP 24760291A JP 24760291 A JP24760291 A JP 24760291A JP H0584827 A JPH0584827 A JP H0584827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
pipe
air
steam
forming tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP24760291A
Other languages
English (en)
Inventor
Aiji Iwamoto
愛二 岩元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 管内に引込んだライニングチューブを加熱、
加圧して軟化、膨張させ、接着不良個所が生じないよう
に、かつ、後工程でチューブに設ける分岐穴の開口に支
障を来たさないように管内面に接着させる。 【構成】 管1の内部にライニングチューブを引き入
れ、このチューブを両端を封止治具8、9で閉じて先ず
空気等で脹らませる。次に、排出路12から空気等を抜
きながら導入路11より蒸気6を導入し、この蒸気を徐
々に他端側に移動させてチューブを一端側から軟化膨張
させ、管1の内面に接着させる。その後、チューブ内に
柔軟な成形具14を入れ、この成形具をチューブ内に生
じさせた圧力差で圧送走行させる。これにより、管路の
途中に残っている空気溜りが潰れて接着の安定性が向上
する。また、成形具走行時は既に脹らんだチューブが分
岐管1aの口を塞いでいるので、成形具にしごかれた接
着剤が分岐口に侵入して硬化することがなく、チューブ
に設ける分岐穴の開口に支障が出ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水やガスなどの流体を
移送する目的で敷設されている鋳鉄管、鋼管等の内面に
プラスチック系のライニングチューブを確実に、しかも
後工程での分岐孔の穿孔を支障なく実施できるように被
覆する管内面被覆方法に関する。
【0002】
【従来の技術】洗浄後の管内にライニングチューブを引
き入れて管内面に接着させるチューブライニング工法
は、老朽化した流体管路を敷設したままにして更生でき
ると云う利点を有している。この工法では、通常、管内
に引き入れた管内径よりも小径のチューブを空気等の気
体で脹らませた後、蒸気等の熱媒体を導入し、この熱媒
体によりチューブを加熱軟化させ、かつ加圧膨張させて
管に接着させるが、チューブの軟化、膨張が全長域にお
いて同時に起こると管とチューブとの間に空気が閉じ込
められて接着が不安定になる。
【0003】そこで、本出願人は、チューブの膨張に必
要な圧力を維持しながらチューブ内の気体と熱媒体を一
端側から他端に向けて徐々に置換していく方法を特開昭
61−205117号で提案している。この方法によれ
ば、チューブの軟化、膨張が一端側から徐々に進行し、
チューブと管の間の空気が他端側に順次押出されてい
く。
【0004】また、別法として、図3に示すように、管
内径よりも小径の薄くて柔軟でしかも気密性のあるライ
ニングチューブ3を管1内に引き入れた後、そのチュー
ブ内にピグ4を入れ、このピグを後方のコントロールワ
イヤ5等で速度制御しながら蒸気6の圧力で圧送するこ
とによりチューブと管との間の空気を前方に押出しなが
らチューブを膨張させ、管内面に接着させる工法も開発
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した2つの工法の
うち、本出願人提案の前者の工法は、一端側から導入す
る熱媒体の導入量と、他端側から排出する気体の排出量
を制御しながら導入した熱媒体を他端側に向けてゆっく
りと移動させていくが、チューブの軟化、膨張が一端側
からタイミングのずれ無く正確に進行することまでは保
証されないので、押出しが不充分な段階で押出し方向前
方でのチューブ接着が起こることがあり、そのため、完
全な空気抜きはできず、チューブと管の間に点々と空気
溜りが残ると云う課題を有している。
【0006】また、ピグを用いる後者の方法は、チュー
ブ外周面に塗布されたエポキシ系の接着剤7がチューブ
内を走行するピグによってしごかれ、その量がピグの進
行に伴って増してくるため、管路の途中に分岐管2(図
3)があるとしごき出された多量の接着剤が分岐管内に
侵入し、そのまま硬化してライニング後にチューブに施
される分岐穴の開口が不可能になると云う課題がある。
なお、この課題に対しては、回避策として接着剤の塗布
量を極端に減らす方法が採られているが、これではチュ
ーブの接着力が低下する。
【0007】本発明は、これ等の課題を併せて解決しよ
うとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の方法では、分岐
管を有する管の内部にライニングチューブを引き入れて
空気等の気体で脹らませる第1工程、上記気体を他端よ
り放出しながらチューブ内に一端より蒸気等の熱媒体を
導入し、チューブを一端から他端に向けて漸次、軟化、
膨張させて管内面に接着させる第2工程、その第2工程
の接着作業がライニングチューブの全長にわたって完了
した後、チューブ外周の接着剤が硬化する前に、外径が
膨張後のチューブ内径よりもやや大きい断面円形の柔軟
性のある成形具をチューブ内に入れて走行させ、チュー
ブの内面を均す第3工程を経て被覆を完了する。
【0009】なお、成形具は移動速度を制御しながら走
行させるのが望ましい。走行の方法としては、チューブ
内に圧力差を生じさせての圧送、ワイヤで牽引しての走
行の2通りが考えられ、いずれの方法の場合にも速度制
御は簡単に行える。
【0010】
【作用】第2工程の接着作業により、管とチューブ間の
空気は大部分が押出されるが、この段階ではまだ空気溜
りが点々と残る。
【0011】しかし、第3工程の成形具走行で、点存し
た空気溜りは押し潰され、残存した空気が接着界面部に
広く分散する。従ってチューブが管内に極端に浮き出る
部分が無くなり、接着力が極端に低下する部分も無くな
る。
【0012】また、この第3工程では、分岐管の口が既
に膨張して強く押し当っているチューブに塞がれている
ので、成形具にしごかれた接着剤は殆どが分岐管の管縁
の周囲でストップして分岐口の中に入り込まない。即
ち、従来のピグ使用の工法では、図3に示すようにピグ
4より前方のチューブはまだ脹らんでおらず、そのた
め、しごかれた接着剤が抵抗なく分岐口の正面領域に流
れてその後に通過するピグにより分岐口の中に押し込ま
れるが、本発明では、しごかれた接着剤が膨張したチュ
ーブを押し縮めて分岐口内に移動する前に成形具が変形
して分岐部を通過してしまうので、分岐口への接着剤の
侵入が無くなる。
【0013】
【実施例】図1及び図2に基いて、本発明の方法の一例
を説明する。
【0014】ライニングチューブ3は、偏平にし、さら
に、2又はそれ以上に折り畳んだものを、管1の導入口
側で一旦押し広げて接着剤塗布槽(図示せず)に通し、
ここで外面に接着剤を塗布して再び元の状態に折り畳
む。そして、これをワイヤで引いて管内に引き入れる。
このようにして引き入れが完了したら、管の両端に封止
治具8、9を装着してチューブの両端を封止し、片方の
治具8に設けた空気導入路10からチューブ内に概ね
0.1〜1.0kg/cm2の圧力の空気を導入してチュー
ブ3を脹らませる。このときのチューブ外径は、管の内
径より小さく作られているのでチューブ3と管1間には
隙間ができている。
【0015】この状態で治具8に設けた蒸気導入路11
を開いてチューブ3内に蒸気6を導入する。この蒸気6
は、先に封入されている空気圧が移動の抵抗となって他
端側への一気の移動が防止される。また、蒸気の導入に
よりチューブ内の圧力が上昇するので、他端の治具9に
設けた排出路12を開いて内部の加圧空気を徐々に放出
する。
【0016】これにより、チューブの内圧が一定に保た
れ、蒸気6が徐々に他端側に移動する。そのため、チュ
ーブ3の軟化、膨張も一端側から徐々に起こり、管との
間の空気を押出しながらの接着が進行していく。
【0017】この第2工程の蒸気による接着が他端まで
進行した段階では、図1に示すように空気溜り13が点
々と残る。
【0018】そこで、封止治具8を一旦外してチューブ
内に成形具14を入れ、接着剤7が硬化する前にこの成
形具14を走行させる。この成形具14は外径が膨張後
のチューブ内径よりもやや大きく、柔軟で断面円形をな
したものを用いる。走行は、ワイヤで引い行ってもよい
が、この方法はチューブ内にワイヤを通す手間が要るの
で、圧送による走行が有利である。
【0019】排出路12から排出側圧力が概ね0〜0.
8kg/cm2 となるところまで導入済の蒸気を排出し、導
入路11から概ね0.1〜10kg/cm2 の新たな蒸気を
導入するか又は導入路10から加圧空気を導入するとチ
ューブ内圧力に差が生じてその差圧で成形具14がチュ
ーブ内を走行し、図2に示すように、管路の途中に残っ
ている空気溜り13を押し潰していく。そのため、チュ
ーブの内面が平坦に均されて全域の接着力がほぼ一定に
なる。
【0020】また、成形具14を走行させる第3工程の
実施時には、分岐管2の口が第2工程で膨張したチュー
ブによって既に閉じられているので、成形具14にしご
かれた接着剤7が分岐管内に入り込むこともない。
【0021】なお、成形具14は、均し効果を全域で平
均して得るために速度制御しながら走行させるのが望ま
しい。圧送走行時も、後方にコントロールワイヤ5を接
続しておけば正確な速度制御が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の方法によれ
ば、ライニングチューブを空気溜りの無い状態に接着し
て更生後の管路の内面の平坦度と接着の安定性を高める
ことができる。また、分岐管が接着剤に塞がれることも
なく、内面被覆工法の信頼性向上と能率向上に寄与でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の第2工程を示す図
【図2】本発明の方法の第3工程を示す図
【図3】従来のピグ使用の工法を示す図
【符号の説明】
1 管 2 分岐管 3 ライニングチューブ 4 ピグ 5 コントロールワイヤ 6 蒸気 7 接着剤 8、9 封止治具 10 空気導入路 11 蒸気導入路 12 排出路 13 空気溜り 14 成形具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐管を有する管の内部にライニングチ
    ューブを引き入れて空気等の気体で脹らませる第1工
    程、上記気体を他端より放出しながらチューブ内に一端
    より蒸気等の熱媒体を導入し、チューブを一端から他端
    に向けて漸次、軟化、膨張させて管内面に接着させる第
    2工程、その第2工程の接着作業がライニングチューブ
    の全長にわたって完了した後、チューブ外周の接着剤が
    硬化する前に、外径が膨張後のチューブ内径よりもやや
    大きい断面円形の柔軟性のある成形具をチューブ内に入
    れて走行させ、チューブの内面を均す第3工程を経るこ
    とから成る管内面被覆方法。
JP24760291A 1991-09-26 1991-09-26 管内面被覆方法 Pending JPH0584827A (ja)

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JPH0584827A true JPH0584827A (ja) 1993-04-06

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JP (1) JPH0584827A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007176096A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Tokyo Gas Co Ltd 管路の内張り方法
JP2008240940A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Shonan Plastic Mfg Co Ltd 管路を流体で満たすための補助具および管路に流体を注入するための流体注入方法

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JP2007176096A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Tokyo Gas Co Ltd 管路の内張り方法
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