JPH0584672U - 夜間反射発光材の散布スプレー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歩行者が、夜間暗闇のなかでも自動車の運転
者から容易に発見されて交通事故防止に役立つよう、歩
行者の着衣などに反射発光材を散布・塗布する。 【構成】 夜光性塗料や反射発光物を容器（ボンベ）に
密閉し、ノズルから霧状に散布できるスプレーである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、衣服やコート、帽子、手袋、靴・履物、傘の表面に、夜光性塗料 や反射発光物を散布・塗布することにより、夜間の暗闇のなかで人や物を見つけ 、その存在を識別するための手軽で効果的な手段・方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、交通警察官や工事作業員の夜間の業務の安全を確保するために、装着用 のたすきや袈裟状の夜間反射発光具があった。ヘルメットや自転車に貼ることに より夜間の識別を可能にする反射発光テープ。また、夜光ダスキなど反射材の安 全グッズがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは、次のような欠点があった。 （イ） 装着用の夜間反射発光具は、業務用として普及しているため、一般の 歩行者が交通安全のために使うには違和感があり、また手軽でないため日常性に 欠け普及が難しい。 （ロ） 夜間の歩行中の交通事故がとくに増えている老人の場合、警察が反射 材など安全グッズの使用を呼びかけているが、年寄りとみられることへの反発や 面倒なこともあって使用が遅れている。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

この考案は、その欠点を除くために考案されたもので、夜光性塗料や反射発光 物をスプレーで衣服や帽子などに散布・塗布する。

【０００５】

【作用】

衣服やコート、帽子などに夜光性塗料や反射発光物をスプレーで散布・塗布す ることにより、夜間の暗闇のなかで人や物を見つけその存在を識別させることが できる。

【０００６】

【実施例】

以下、この考案の実施例について説明する。 夜光性塗料や反射発光物を容器（ボンベ）に入れ、圧縮ガスの作用により ノズルから夜光性塗料や反射発光物を霧状に散布することができるスプレ ー容器である。

【０００７】

【考案の効果】

この考案は、以上のような構造で、これを使用するときは、 （イ） 一般の衣服やコートなどに夜光性塗料や反射発光物をスプレーで散布 ・塗布することにより、一般の衣服やコートなどを反射発光性の衣服やコートに 容易に変えることができる。 （ロ） 反射発光性の衣服やコートを着用しての夜間の歩行は、暗闇のなかで も、自動車の運転者からの発見を容易にし、交通事故防止に役立たせることがで きる。 （ハ） スプレーで吹きつけるという簡単な操作ですみ、散布箇所も運転者の 目につき易いところだけでよいため、こどもや老人にも容易に取り扱うことがで きる。 （ニ） このスプレーした反射発光性の衣服やコートなどは、明るいところで は普通の衣服やコートと全くかわらないため違和感はなく、従来の反射材のグッ ズのように持ち運びの煩わしさもない。また、家族全員の使用により老人の差別 感も消え、この考案は、気軽に利用してもらえる交通安全グッズとして高い普及 性が期待できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この考案の斜視図である。

【図２】 この考案の実施例と効果を示す図である。

【符号の説明】 夜光性塗料や反射発光物 容器（ボン
ベ） 圧縮ガス ノズル 霧状の夜光性塗料や反射発光物

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 夜光性塗料や反射発光物を容器（ボン
   ベ）に密閉し、圧縮ガスによりノズルから霧状に散布す
   る以上のごとく構成されたスプレー容器