JPH0584427B2 - - Google Patents

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JPH0584427B2
JPH0584427B2 JP16404484A JP16404484A JPH0584427B2 JP H0584427 B2 JPH0584427 B2 JP H0584427B2 JP 16404484 A JP16404484 A JP 16404484A JP 16404484 A JP16404484 A JP 16404484A JP H0584427 B2 JPH0584427 B2 JP H0584427B2
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JP
Japan
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absorption
separator
generator
absorption liquid
liquid
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP16404484A
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English (en)
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JPS6141855A (ja
Inventor
Hidetoshi Arima
Masahiro Furukawa
Masashi Izumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6141855A publication Critical patent/JPS6141855A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、低圧側の吸収器から発生器へ吸収液
をポンプで送り、発生器で濃縮した吸収液を冷媒
蒸気と共に分離器へ揚液し、この分離器において
冷媒蒸気と分離した吸収液を吸収器へ圧力差によ
り戻す吸収冷凍機や吸収ヒートポンプ(以下、こ
の種の吸収冷凍機という)に関する。
(ロ) 従来の技術 この種の吸収冷凍機においては、分離器と吸収
器その他の機器間の圧力差が所定値よりも低い時
(例えば、吸収冷凍機の運転開始時)、吸収液の流
下がすみやかに行なわれず、吸収液が冷媒の循環
路に混入(キヤリーオーバー)するおそれがあ
る。
それ故、この種の吸収冷凍機においては、キヤ
リーオーバーを防ぐ従来の技術として、吸収液を
送るポンプに可逆転ポンプを用ると共に、運転開
始時にポンプを逆回転させて吸収液の送り量を減
らす手段(例えば、特開昭57−169569号公報)が
ある。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 上記のような従来の技術においては、運転開始
時のキヤリーオーバーの防止と始動特性の向上と
を達成し得る利点があるものの、分離器と吸収器
その他の機器間の圧力差が所定値よりも低くなる
吸収液の稀釈運転時には、キヤリーオーバーを有
効に防ぎ得ない問題がある。
本発明は、吸収液の稀釈運転時におけるキヤリ
ーオーバーを防止でき、稀釈運転を安全に完了さ
せることのできるこの種の吸収冷凍機の提供を目
的としたものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は、上記の問題点を解決する手段とし
て、吸収液を送るポンプに可逆転ポンプを用い、
かつ、発生器の加熱の停止に伴なつて変化する物
理量(例えば、分離器内の圧力や液位など)が設
定値に達するとポンプを逆回転に切換えて吸収液
の送り量を少なくする構成としたものである。
(ホ) 作用 本発明による手段は、発生器の加熱の停止によ
り吸収冷凍サイクルが形成されなくなるに伴ない
各機器間の圧力差が小さくなつて分離器から流出
する吸収液の量が所定値以下になると、分離器へ
送る吸収液の量を減らす働き(作用)をもつてい
るので、分離器における吸収液の過度の偏在を防
いでキヤリーオーバーを防止できる。また、吸収
器内の吸収液量の過度の減少も防止され、ポンプ
のキヤビテーシヨンも防ぐことができる。それ
故、この種の吸収冷凍機の運転休止に先だつて発
生器の加熱を停止して吸収液の稀釈運転を行なう
際、この稀釈運転を安全に完了させることがで
き、この種の吸収冷凍機の運転を良好に休止させ
ることができるのである。
(ヘ) 実施例 以下に本発明の一実施例を示す図面に従つて説
明すると、1はガスや油などの燃焼ガスを用いて
稀吸収液を加熱する高温発生器、2は該高温発生
器1で加熱され揚液官3を上昇してきた稀吸収液
から気状冷媒と吸収液とを分離する分離器、4は
該分離器2で分離された冷媒蒸気を熱源として中
間吸収液を更に加熱分離する低温発生器、5は発
生器1,4から流入する冷媒を冷却器6で冷却し
凝縮させる凝縮器、7は該凝縮器5からの液冷媒
を散布し気化させる際の潜熱を利用して熱交換器
8から冷房用の冷水を得るようにした蒸発器、9
は該蒸発器7で気化しなかつた液冷媒を再び蒸発
器7に還流させる気泡ポンプ、10は発生器1,
4において冷媒が分離された濃吸収液を散布して
器内の冷媒蒸気を吸収することにより、前記蒸発
器7の内部を低圧に維持し、連続して冷水の供給
を行なえるようにした吸収器、11は開閉弁12
を有し、暖房時に該開閉弁12を開くことにより
分離器2の高温の冷媒を吸収液と共に蒸発吸収胴
13に導びくことにより、暖房時には熱交換器8
から温水の取り出しができるようにしたバイパス
管、14はこのような冷暖房時において吸収器1
0に散布される稀吸収液を発生器1に還流する可
逆転の吸収液ポンプ、15,16は吸収器10か
ら発生器1に戻る低温の吸収液と発生器1から吸
収器10に流下する濃吸収液とを熱交換する熱交
換器であり、これらは冷媒管17,18、吸収液
管19,20,21、揚液管3、バイパス管11
で接続されて冷媒と吸収液との気密な循環サイク
ルを構成している。
S1は揚液管3に備えた吸収液の温度を感知する
検出器、S2は分離器2に備えた圧力を感知する検
出器、S3は分離器2に備えた液面検出器であり、
SWは高温発生器1のバーナー22を発停させる
切換スイツチ、23は電源である。
Cは切換スイツチSWと接続した制御器で、こ
の制御器にはタイマーや電気回路など(図示せ
ず)が内蔵されており、検出器S1,S2,S3などの
信号が入力されるようになつている。そして、切
換スイツチSWの接点を切換えてバーナー22を
停止させた場合に、検出器S1,S2,S3などの感知
する物理量が設定値に達すると、制御器Cが吸収
液ポンプ14のモーターへの通電を逆方向に切換
えてこのモーターを逆回転させるマグネツトM1
を励磁するようになつている。また、M2はモー
タを正回転させるためのマグネツトである。な
お、吸収液ポンプ14用の可逆転ポンプは、逆通
電時における液の吐出量が正常通電時におけるそ
れに対して40%ないし60%程度少なくなる構造と
なつている。
このように構成された吸収冷凍機(以下、本機
という)においては、高温発生器1の加熱が停止
されて吸収液の温度や蒸気圧が下がり、分離器2
内の圧力が所定値以下に降下すると、検出器S2
信号により制御器Cを介して吸収液ポンプ14の
吐出量がほぼ半分に減じられる。それ故、分離器
2、低温発生器4、吸収器10間の圧力差が小さ
くなつて分離器2から流下する吸収液の量が半減
しても、分離器2内の吸収液が冷媒管17へオー
バーフローする程増大することはない。そして、
吸収液の稀釈運転が安全に行なわれる。また、検
出器S2に代えて検出器S1の信号で吸収液ポンプ1
4を制御しても、同様に安全な稀釈運転を行なう
ことができる。
また、本機においては、各機器2,4,10間
の圧力差が小さくなり始めて分離器2からの吸収
液の流出量が次第に減り、分離器2内の液位が所
定値以上になつた時、検出器S3の信号で吸収液ポ
ンプ14の吐出量を減じてキヤリーオーバーを防
ぐようにしても良い。
このようにして、本機における吸収液の循環量
が制御されるので、高温発生器1の加熱を停止す
る稀釈運転時や部分負荷運転時において、吸収液
の冷媒循環路への混入や吸収液ポンプ14のキヤ
ビテーシヨンを防止できるものである。
なおまた、本機においては、制御器Cに内蔵し
たタイマーにより、高温発生器1の加熱の停止後
所定時間経過した時点で吸収液ポンプ14の吐出
量を減じても良く、あるいは高温発生器1の加熱
の停止時点に制御器Cを介して吸収液ポンプ14
の吐出量を減じても良い。
なお、図に示した実施例では、本発明を二重効
用の吸収冷凍機に適用したものについて説明した
が、本発明を一重効用の吸収冷凍機に適用できる
ことは勿論である。
(ト) 発明の効果 以上のように、本発明によるこの種の吸収冷凍
機においては、吸収液ポンプに可逆転ポンプを用
い、発生器の加熱の停止に伴なつて変化する分離
器内の圧力や液位などの物理量が設定値に達する
と制御器が動作してポンプの通電を正常通電から
逆通電に切換えることにより吸収器側から発生
器、分離器側への吸収液の送り量を減らすように
したものであるから、稀釈運転時での分離器から
の吸収液のキヤリーオーバーや吸収液ポンプのキ
ヤビテーシヨンを防止でき、稀釈運転を安全に完
了させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明によるこの種の吸収冷凍機の一実
施例を示した概略構成説明図である。 1……高温発生器、2……分離器、3……揚液
管、4……低温発生器、10……吸収器、14…
…吸収液ポンプ、17……冷媒管、22……バー
ナー、C……制御器、M1,M2……マグネツト、
S1,S2,S3……検出器、SW……切換スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発生器、分離器、凝縮器、蒸発器、吸収器な
    どの機器を管路で接続して冷媒および吸収液の循
    環路を形成した吸収冷凍機において、吸収器から
    発生器へ吸収液を送るポンプとして、逆通電時に
    は正常通電時よりも吐出液量が少なくなる可逆転
    ポンプを用い、かつ、発生器の加熱の停止に伴な
    つて変化する物理量が設定値に達すると可逆転ポ
    ンプの通電を正常通電から逆通電へ切換える制御
    器を備えたことを特徴とする吸収冷凍機。 2 前記物理量が発生器から分離器へ揚液される
    吸収液の温度である特許請求の範囲第1項記載の
    吸収冷凍機。 3 前記物理量が分離器の圧力である特許請求の
    範囲第1項記載の吸収冷凍機。 4 前記物理量が分離器の液位である特許請求の
    範囲第1項記載の吸収冷凍機。 5 前記物理量の設定値が発生器の加熱停止の時
    点から所定の時点までの時間である特許請求の範
    囲第1項記載の吸収冷凍機。 6 前記物理量の設定値が発生器の加熱停止の時
    点である特許請求の範囲第1項記載の吸収冷凍
    機。
JP16404484A 1984-08-03 1984-08-03 吸収冷凍機 Granted JPS6141855A (ja)

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JP16404484A JPS6141855A (ja) 1984-08-03 1984-08-03 吸収冷凍機

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JP16404484A JPS6141855A (ja) 1984-08-03 1984-08-03 吸収冷凍機

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Publication Number Publication Date
JPS6141855A JPS6141855A (ja) 1986-02-28
JPH0584427B2 true JPH0584427B2 (ja) 1993-12-01

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JP16404484A Granted JPS6141855A (ja) 1984-08-03 1984-08-03 吸収冷凍機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2744034B2 (ja) * 1988-12-13 1998-04-28 三洋電機株式会社 吸収冷凍機
JP2919485B2 (ja) * 1989-06-09 1999-07-12 三洋電機株式会社 吸収冷凍機

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Publication number Publication date
JPS6141855A (ja) 1986-02-28

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