JPH0584158B2 - - Google Patents

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JPH0584158B2
JPH0584158B2 JP60208486A JP20848685A JPH0584158B2 JP H0584158 B2 JPH0584158 B2 JP H0584158B2 JP 60208486 A JP60208486 A JP 60208486A JP 20848685 A JP20848685 A JP 20848685A JP H0584158 B2 JPH0584158 B2 JP H0584158B2
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JP
Japan
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circuit
comparator
phase
output
comparators
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JP60208486A
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JPS6271486A (ja
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Yukinobu Kurita
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP60208486A priority Critical patent/JPS6271486A/ja
Publication of JPS6271486A publication Critical patent/JPS6271486A/ja
Publication of JPH0584158B2 publication Critical patent/JPH0584158B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/30Arrangements for controlling the direction of rotation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、各駆動コイルの逆起電圧により各駆
動コイルへの通電タイミングを決めるようにした
センサレスブラシレスモータの駆動回路に関す
る。 (従来の技術) 各駆動コイルに発生する逆起電圧により各駆動
コイルへの通電タイミングを決めるようにしたセ
ンサレスブラシレスモータが知られている。 本出願人の出願に係る特願昭59−187679号の発
明はセンサレスブラシレスモータの駆動回路に関
するもので、従来のセンサレスブラシレスモータ
では、正転モード又は反転モードで運転中に駆動
回路の回転モードを切り換えても、回転子の慣性
力の影響で切り換え前の回転モードで回転し続け
る不具合があることから、この不具合を解消した
ものである。しかし、上記出願に係るセンサレス
ブラシレスモータの駆動回路によれば、各駆動コ
イルへの通電を制御するトランジスタがスイツチ
ング動作してモータが本体回転している場合にの
みモード切換によつて回転の向きを逆転させるこ
とが可能なものであり、回転速度が一定の速度に
達し、上記トランジスタがリニア領域で動作して
各駆動コイルにサイン波通電による電圧制御がか
かつた所謂制御回転中は、駆動回路の回転モード
を切り換えても回転子を逆転させることはできな
かつた。ここで、逆転とは、回転モードの切り換
えを意味する。以下、本発明の理解を助けるため
にも、上記出願の発明を詳細に説明する。 第6図は一般に知られているセンサレスブラシ
レスモータ回路の全体を示す。第6図において、
起動回路21は、パルス発生回路22、パルス振
り分け回路23、トリガ回路24を有してなり、
RC回路の時定数に応じてのこぎり波を発生させ
てF−V変換を行う。その出力パルスを起動パル
スとしてオン信号が形成され駆動回路のフアイナ
ル段27にオン信号が各相ごとに入力される。フ
アイナル段27はモータ30の各相の駆動コイル
A,B,Cごとに駆動トランジスタを有してな
り、上記起動回路21からの起動パルスに応じ、
駆動回路を通つてオン信号が形成されて各相のト
ランジスタが順にオンし、回転子を起動するよう
になつている。回転子が動くと、リトリガ発生回
路24からパルス発生回路22に入力される信号
Rtにより、モータの回転数に合つたパルスが出
力される。 回転子が回転するとモータ30の各駆動コイル
A,B,Cから逆起電圧が出力され、抵抗ロジツ
ク回路25に入力される。抵抗ロジツク回路25
は各相駆動コイルの逆起電圧のレベルシフト電圧
をa,b,cとすると、(a+b)/2、(a+
c)/2、(c+a)/2、a/4、B/4、
c/4の各演算出力を得るためのもので、具体的
には第8図のような周知の回路が用いられる。 抵抗ロジツク回路25の各演算出力は逆起電圧
合成部28に入力される。逆起電圧合成部28
は、第9図に示されているように、逆起電圧波形
を合成し半波整流して実線で示されているような
信号を得、これを速度信号として速度アンプ29
に入力する。なお、抵抗ロジツク回路25の出力
レベルは、抵抗ロジツク回路25において、各相
コイルの中点電位をVCLとすると、VCL×0.6に
レベルシフトされ、、これが最低電圧として出力
される。 速度アンプ29は、速度信号と基準電圧が等し
くなるようにフイードバツク制御する。例えば、
速度が上昇すると逆起電圧が大きくなつて速度信
号電位が上昇し、速度が低下すると逆起電圧が小
さくなつて速度信号電位が低下する。こうして、
速度アンプ29の出力は速度命令となつてフアイ
ナル段27に入力され、各相のオン信号により上
記速度命令に応じて各相コイルを駆動する。 各相駆動コイルへの通電順は駆動回路26によ
つて制御される。第7図は上記駆動回路26を具
体的に示すもので、前記先の出願に係るものと実
質的に同じである。第7図において、電気角で
120度ずつ位相をずらして設けられた三つの駆動
コイルA,B,Cへの通電回路はそれぞれトラン
ジスタTrA、TrB、TrCによつてオン、オフさ
れる。上記各トランジスタは第6図におけるフア
イナル段27に該当する。各駆動コイルA、B、
Cの数に対応して一組のコンパレータA1,B
1,C1と他の一組のコンパレータA2,B2,
C2が設けられている。コンパレータA1の入力
は(a+b)/2とb/4、コンパレータA2の
入力は(a+c)/2とc/4、コンパレータB
1の入力は(b+c)、/2とc/4、コンパレ
ータB2の入力は(b+a)/2とa/4、コン
パレータC1の入力は(c+a)/2とa/4、
コンパレータC2の入力は(c+b)/2とb/
4である。各コンパレータA1,A2,B1,B
2、C1、C2の出力はそれぞれアンド回路1
1,12,13,14,15,16に入力され
る。 符号31,32,33は正転モードと反転モー
ドとを切り換えるためのスイツチである。この各
スイツチは、正転モードではアンド回路11,1
3,15の出力をそれぞれトランジスタTrA、
TrB、TrCのベースに入力することにより一組の
コンパレータA1,B1,C1をモータの駆動用
とする一方、他の一組のコンパレータA2,B
2,C2をモータの回転方向検出用として切り換
える。また、上記スイツチ31,32,33が反
転モードにあるときは、アンド回路12,14,
16の出力をそれぞれトランジスタTrA、TrB、
TrCに入力することにより一組のコンパレータA
2,B2,C2をモータの駆動用とする一方、他
の一組のコンパレータA1,B1,C1をモータ
の回転方向検出用として切り換える。より具体的
には、正転モードでは、コンパレータA1の出力
A1が「H」のときはインバータ17による反転
信号がアンド回路14,15に入力されてコンパ
レータB2,C1の出力が規制され、コンパレー
タB1の出力B1が「H」のときはインバータ1
8による反転信号がアンド回路11,16に入力
されてコンパレータA1,C2の出力が規制さ
れ、コンパレータC1の出力C1が「H」のとき
はインバータ19による反転出力がアンド回路1
2,13に入力されてコンパレータA2,B1の
出力が規制されるように上記各アンド回路が接続
されている。また、上記の如く接続されることに
より、反転モードでは、コンパレータA2の出力
A2が「H」のときにコンパレータB2,C1の
出力が規制され、コンパレータB2の出力B2が
「H」のときにコンパレータA1,C2の出力が
規制され、コンパレータC2の出力C2が「H」
のときにコンパレータA2,B1の出力が規制さ
れる。さらに、コンパレータA1の出力が「H」
のときはコンパレータB2の出力が規制され、同
様に、コンパレータA2の出力が「H」のときは
コンパレータC1の出力が、コンパレータB1の
出力が「H」のときはコンパレータC2の出力
が、コンパレータB2の出力が「H」のときはコ
ンパレータA1の出力が、コンパレータC1の出
力が「H」のときはコンパレータA2の出力が、
コンパレータC2の出力が「H」のときはコンパ
レータB1の出力がそれぞれ規制されるように各
アンド回路11,12,13,14,15,16
の出力とその反転入力とが接続されている。 次に、上記従来例の動作を説明する。 各コンパレータの出力が「H」となる条件は次
の通りである。 A1・・・(a+b)/2<b/4 A2・・・(a+c)/2<c/4 B1・・・(b+c)/2<c/4 B2・・・(b+a)/2<a/4 C1・・・(c+a)/2<a/4 C2・・・(c+b)/2<b/4 いま、第7図におけるスイツチ31,32,3
3が正転モードに切り換えられた状態において、
コンパレータB1の出力が「H」でB相の駆動コ
イルに通電されているものとする。コンパレータ
B1の「H」出力によりコンパレータA1,C2
の出力は規制されて「L」であり、コンパレータ
A2,B1,B2,C1の各出力が有効信号とな
る。 回転子の回転に伴い、第11図において、コン
パレータC1の出力が「H」となるべき位置に
なると、コンパレータA1の出力は「L」である
からコンパレータC1の出力は「H」となり、こ
の出力でC相の駆動コイルに通電されると共に、
コンパレータA2,B1の出力が規制され、B相
の駆動コイルへの通電が遮断される。このときコ
ンパレータA1,B2,C1,C2の各出力が有
効信号となる。 回転子がさらに電気角で120度回転しての位
置になるとコンパレータA1が「H」、コンパレ
ータB2が「L」となるので、コンパレータA1
の出力が「H」となる条件が条件が成立し、この
出力信号でA相のコイルに通電される。コンパレ
ータA1の「H」信号でコンパレータC1,B2
の出力が規制され、C相コイルへの通電が遮断さ
れる。 回転子がさらに回転しての位置に至ると、コ
ンパレータB1が「H」、コンパレータC2が
「L」となつてコンパレータB1の出力が「H」
となる条件が成立し、この出力でB相コイルに通
電される。コンパレータB1の「H」信号でコン
パレータA1,C2の出力が規制され、A相コイ
ルへの電通は遮断される。 このように、B相オン−C相オン、B相オフ−
A相オン、C相オフ−B相オン、A相オフという
動作が繰り返されて回転子が連続回転する。 上記の如き正転モードから、例えば第11図に
示されているように、B相オンの状態にある或る
位置で第7図における各スイツチ31,32,
33が反転モードに切り換えられたとする。この
位置ではまだ反転モードでのB相駆動用コンナ
パレータB2の出力が「H」となる条件が成立し
ているため、引続きB相コイルに通電され、回転
子は正転方向に回転し続ける。こうしての位置
から120度回転すると(第11図ではモード切換
位置はの位置から120度回転した位置と一致
している)、コンパレータC1の出力が「H」と
なる。回転子がさらに回転して反転モードでのA
相駆動用コンパレータA2の出力が「H」となる
べき位置に至つてコンパレータA2が「H」と
なつても、上記のようにコンパレータC1の出力
が「H」であるため、この「H」信号でコンパレ
ータA2の出力が規制され、B相コイルに通電さ
れ続けて回転子は正転し続ける。 回転子の正転によりコンパレータC1の出力が
「L」となる位置に達すると、コンパレータC
1の出力「L」によつてコンパレータA2の出力
の規制が解かれ、コンパレータA2の出力が
「H」となつてA相コイルに通電される。A相コ
イルへの通電は、回転子がさらに回転してコンパ
レータC2の出力が「H」となつてC相コイルに
通電されるべき位置に至るまで行われる。こう
してA相、B相、C相の順に通電される。上記A
相の駆動コイルへの通電によつて生ずるトルクを
見ると、第10図の右半部に示されているよう
に、まず正トルク、次に逆トルクが生ずるが、正
トルクに対して逆トルクが大きくなる。C相及び
B相コイルへの通電によつて生ずるトルクの関係
も同じである。従つて回転子には制動力が加わ
り、やがて停止する。その後第6図について説明
した起動回路21からの信号によつてモータが起
動され、回転子は逆向きに回転する。 ここで、正トルクは、回転方向に関係なく、回
転している方向に回転子を回転し続けようとする
力をいい、逆トルクとは、回転している方向に対
し逆方向に回転子を回転させようとする力をい
う。 (発明が解決しようとする問題点) 以上説明した従来のセンサレスブラシレスモー
タの逆転動作は、第10図及び第11図から明ら
かように、各相コイルに通電制御するトランジス
タがスイツチング動作して所謂本体回転中に行わ
れるものである。従つて、起動後、トルクカーブ
に乗つた回転動作を行つている場合とか、外力に
よつて逆トルクが作用した場合などのように、限
られた条件の下では逆転可能である。しかし、所
定回転数に達して、各相コイルの駆動トランジス
タがリニア領域、例えば0〜0.6Vの範囲で動作
する所謂制御回転中は、回路を反転モード又は正
転モードに切り換えてもモータは逆転しない。第
12図、第13図はその理由を説明するためのも
のであり、それぞれ制御回転中の動作を示す。制
御回転においては、略サイン波状の逆起波形が合
成された速度制御信号を、各相のオン信号が
「H」のときその相の駆動コイルに入力するよう
になつているため、各相コイルへの通電波形もサ
イン波状になる。このサイン波状の通電波形によ
り、第12図及び第13図の左半部に示されてい
るように、モータには電圧制御がかかり、一定回
転を続けることかできるが、第12図、第13図
の右半部に示されているように、サイン波状の速
度制御信号による制御回転中に反転モードに切り
換えても、逆トルクが発生するポイントがなく、
各相のオン信号は正転モードの場合と同じ順序で
「H」となつて正トルクが発生し、モータを反転
させることができない。 本発明は、上記従来のセンサレスブラシレスモ
ータをさらに改良して、サイン波通電による制御
回転中においても、モータの回転方向を逆転させ
ることを可能にしたセンサレスブラシレスモータ
の駆動回路を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、一組のコンパレータをモータの駆動
に、他の一組のコンパレータをモータの回転方向
検出に用い、モータの回転方向の切換により上記
二組のコンパレータの機能を互いに切り換えるよ
うにしたセンサレスブラシレスモータにおいて、
上記二組のコンパレータと上記駆動コイルの駆動
トランジスタとの間に、定常状態より上記駆動ト
ランジスタへの通電信号の位相を遅らせると共に
通電時間を長くする反転制御ロジツク回路を挿入
したことを特徴とする。 (作用) 反転制御ロジツク回路は、回転モードが切り換
えられたとき、定常状態より駆動トラジスタへの
通電信号の位相を遅らせると共に通電時間を長く
して逆トルクを発生させるため、サイン波通電に
よる制御回転中であつても一時的にスイツチング
通電による本体回転となつて制動力がかかり、回
転子が一旦停止したあと反転する。 (実施例) 第1図は本発明に係るセンサレスブラシレスモ
ータの駆動回路の一実施例を示すものであるが、
第7図の従来例に反転制御ロジツク回路を付加し
た構成になつているので、第7図の従来例と共通
の構成部分には共通の符号を付して反転制御ロジ
ツク回路を重点的に説明する。 第1図において、コンパレータA1とアンド回
路11の間にはオア回路gが挿入され、同様に、
コンパレータA2とアンド回路12の間、コンパ
レータB1とアンド回路13の間、コンパレータ
B2とアンド回路14の間、コンパレータC1と
アンド回路15の間、コンパレータC2とアンド
回路16の間には、それぞれオア回路h,i,
j,k,1が挿入されている。上記各オア回路
g,h,i,j,k,1には各コンパレータA
1,A2,B1,B2,C1,C2の出力信号が
それぞれ加えられるほか、各アンド回路a,b,
c,d,e,fの出力信号がそれぞれ加えられる
ようになつている。アンド回路aにはスイツチ3
1を介してアンド回路11又はアンド回路12の
出力信号が入力されると共に、オア回路1の出力
信号が入力される。アンド回路bにはスイツチ3
1を介してアンド回路11又はアンド回路12の
出力信号が入力されると共に、オア回路iの出力
信号が入力される。アンド回路cにはスイツチ3
2を介してアンド回路13又はアンド回路14の
出力信号が入力されると共に、オア回路hの出力
信号が入力される。アンド回路dにはスイツチ3
2を介してアンド回路13又はアンド回路14の
出力信号が入力されると共に、オア回路kの出力
信号が入力される。アンド回路eにはスイツチ3
3を介してアンド回路15又はアンド回路16の
出力信号が入力されると共に、オア回路jの出力
信号が入力される。アンド回路fにはスイツチ3
3を介してアンド回路15又はアンド回路16の
出力信号が入力されると共に、オア回路gの出力
信号が入力される。上記各アンド回路a,b,
c,d,e,fは、一組のコンパレータA1,B
1,C1及び他の一組のコンパレータA2,B
2,C2と、各駆動コイルA,B,Cの駆動トラ
ンジスタTrA,TrB,TrCとの間に挿入されて、
回転モード切換時に、定常状態より上記トランジ
スタTrA,TrB,TrCへの通電信号の位相を遅
らせると共に通電時間を長くする反転制御ロジツ
ク回路を構成している。 次に、上記実施例の動作を説明する。 アンド回路aは、正転時にA相オン信号とコン
パレータC2出力とのアンドをとる。アンド回路
bは、反転時にA相オン信号とコンパレータB1
出力とのアンドをとる。アンド回路cは、正転時
にB相オン信号とコンパレータA2出力とのアン
ドをとる。アンド回路dは、反転時にB相オン信
号とコンパレータC1出力とのアンドをとる。ア
ンド回路eは、正転時にC相オン信号とコンパレ
ータB2出力とのアンドをとる。アンド回路f
は、反転時にC相オン信号とコンパレータA1出
力とのアンドをとる。 各相のオン条件は前記従来例と同じで、表1の
通りである。
【表】 いま、正転モードにあるものとして第2図を参
照しながら説明する。第2図において、コンパレ
ータC1が「H」に反転し、コンパレータA2が
「L」の位置ではC相オン条件が成立し、コン
パレータA2,B1はC相オン条件によりB相を
オフする。 次に、電気角で120度回転してコンパレータA
1が「H」に反転し、コンパレータB2が「L」
の位置ではA相オン条件が成立し、コンパレー
タB2,C1はA相オン条件によりC相をオフす
る。 さらに電気角で120度回転してコンパレータB
1が「H」、コンパレータC2が「L」である
位置ではB相オン条件が成立し、コンパレータC
2,A1はB相オン条件によりA相をオフする。 こうして、C相−A相−B相の順に通電されて
回転子が正転している。 ここで、スイツチ31,32,33が反転側に
切り換えられたとする。回転モードの切換によ
り、反転制御ロジツク回路を構成する各アンド回
路a,b,c,d,e,fの動作が加わる。い
ま、第2図にで示されているように、の位置
から電気角で120度回転した位置で回転モードが
切り換えられた場合、引続きB相に通電して制動
をかける必要があり、よつて、コンパレータB2
に繋がるアンド回路14の出力を「H」にする必
要がある。しかし上記位置ではコンパレータB
2,A1は共に「L」であり、コンパレータの出
力の組合せのみで反転時のB相オン条件は成立し
ない。そこで、アンド回路dを用いてB相オン条
件に使用していないコンパレータC1の「H」出
力とB相オン信号とのアンドをとつてアンド回路
dの出力を「H」とし、これをオア回路jとアン
ド回路14を介してトランジスタTrBに入力す
ることによりB相オン状態を持続させる。このと
き、実質的にはコンパレータB2が「H」と見る
ことができ、コンパレータA1は「L」であるか
ら、反転時におけるB相オン条件が成立すること
になる。 回転子の慣性によりさらに電気角で120度回転
したの位置では依然としてアンド回路dの出力
は「H」であり、アンド回路14の出力でアンド
回路11のゲートが閉じられてコンパレータA1
の出力が規制されるためB相オン状態が維持す
る。 さらに電気角で60度回転しての位置に至る
と、コンパレータA2は既に「H」であり、コン
パレータC1は「L」に反転してA相オン条件が
成立し、A相オンとなつて制動がかかる。コンパ
レータB2,C1はオフとなる。 さらに電気角で60度回転しての位置に至ると
逆トルクを得るためにA相オンを持続させるべき
であるが、コンパレータA2は「L」に反転し、
コンパレータC1は既に「L」であるため、コン
パレータの出力のみではA相オン条件は成立しな
い。そこで、アンド回路bにより、A相オン条件
に使用していないコンパレータB1の「H」信号
と、A相オン信号とのアンドをとり、その出力に
よりA相オン状態を持続させる。このA相オン状
態はの位置からさらに電気角で120度回転した
の位置まで持続する。 の位置では、コンパレータC2が「H」、コ
ンパレータB1が「L」でC相オン条件が成立し
てC相オンとなり、コンパレータA2,B1はオ
フとなる。 このようにして一連の動作が行われ、第3図右
半部に示されているように、各相通電位置がずれ
て逆トルクが正トルクより多く発生し、回転子に
制動力が働く。 第4図は、上記回転モード切換時の動作を示す
ものであり、サイン波通電による制御回転時に回
転モードを切り換えると、上記のように回転子に
制動力がかかつてスイツチング通電による本体回
転となり、一旦停止したあと第6図について説明
したような起動回路によりスイツチング通電によ
り逆向きに起動され、所定の回転数に達するとサ
イン波通電による制御回転に移行して一連の切換
動作が完了する。 第5図の例は、各相の駆動コイルA,B,Cを
定電流駆動するようにしたものである。この例に
よれば、駆動トランジスタTrA,TrB,TrCを
飽和させず、従つてスイツチング動作をさせない
から、常にサイン波通電となる。回転モード切換
時は前記実施例と同様に動作させることができ
る。 回転モードの切換に要する時間は、回転子の慣
性力の大小によつて異なり、慣性力が小さいほど
切換後正常回転に達するまでの時間が短くてす
む。 (発明の効果) 本発明によれば、センサレスブラシレスモータ
において、サイン波通電による制御回転中に回転
モードの切換を行うと、反転制御ロジツク回路が
駆動トランジスタへの通電信号の位相を遅らせる
と共に通電時間を長くするので、モード切換時点
から回転子に制動力がかかり、これにより短時間
で確実に回転方向を切り換えることが可能となつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るセンサレスブラシレスモ
ータの駆動回路の実施例を示す回路図、第2図は
同上実施例の動作を説明するための波形図及びタ
イミングチヤート、第3図は上記実施例の回転モ
ード切り換え動作を説明するための波形図、第4
図は上記実施例の逆転動作時に通電信号を示す波
形図、第5図は本発明に使用可能なコイル駆動回
路の別の例を示す回路図、第6図は従来一般のセ
ンサレスブラシレスモータの全体の回路を示すブ
ロツク図、第7図は従来のセンサレスブラシレス
モータの駆動回路の例を示す回路図、第8図はセ
ンサレスブラシレスモータに用いられる抵抗ロジ
ツク回路の例を示す回路図、第9図はセンサレス
ブラシレスモータに用いられる逆起電圧合成波形
の例を示す波形図、第10図は上記従来のセンサ
レスブラシレスモータの駆動回路における通電波
形を示す波形図、第11図は上記駆動回路の動作
を説明するための波形図及びタイミングチヤー
ト、第12図は同じく上記駆動回路の制御回転時
における動作を説明するための波形図及びタイミ
ングチヤート、第13図は同じく上記駆動回路の
制御回転時における回転モード切換時の動作を示
す波形図である。 A,B,C……駆動コイル、A1,B1,C1
……一組のコンパレータ、A2,B2,C2……
他の一組のコンパレータ、TrA,TrB,TrC…
…駆動トランジラスタ、a,b,c,d,e,f
……反転制御ロジツク回路を構成するアンド回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 モータの各駆動コイルへの通電タイミングを
    決めるための各駆動コイルの逆起電圧検出部を設
    けると共に、各駆動コイルの相数に対応したコン
    パレータを二組設け、一組のコンパレータをモー
    タの駆動に、他の一組のコンパレータをモータの
    回転方向検出に用い、モータの回転方向の切換に
    より上記二組のコンパレータの機能を互いに切り
    換えるようにしたセンサレスブラシレスモータに
    おいて、上記二組のコンパレータと上記駆動コイ
    ルの駆動トランジスタとの間に、定常状態より上
    記駆動トランジスタへの通電信号の位相を遅らせ
    ると共に通電時間を長くする反転制御ロジツク回
    路を挿入したことを特徴とするセンサレスブラシ
    レスモータの駆動回路。
JP60208486A 1985-09-20 1985-09-20 センサレスブラシレスモ−タの駆動回路 Granted JPS6271486A (ja)

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