JPH058413A - インダクタンス負荷の駆動制御装置 - Google Patents

インダクタンス負荷の駆動制御装置

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JPH058413A
JPH058413A JP3123457A JP12345791A JPH058413A JP H058413 A JPH058413 A JP H058413A JP 3123457 A JP3123457 A JP 3123457A JP 12345791 A JP12345791 A JP 12345791A JP H058413 A JPH058413 A JP H058413A
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JP
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switching element
turned
inductance load
diode
drive
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JP3123457A
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Takeshi Matsushita
剛 松下
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Toshiba TEC Corp
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Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】各構成素子や信号の異常に対する安全性確保と
高速・高精度制御およびコスト低減を達成する。 【構成】第1スイッチング素子Q1をPWM駆動信号D
RVで駆動し、インダクタンス負荷10を駆動制御する
が、少なくともスイッチング素子Q1がON−OFFさ
れている間はONとなる第2スイッチング素子Q2を設
ける。インダクタンス負荷10とスイッチング素子Q1
との間の電路11を第1ダイオードD1で電源Gに接続
し、インダクタンス負荷10と第2スイッチング素子Q
2との間の電路12を、第2ダイオードD2とツェナー
ダイオードZDで電源Vpに接続し、逆起電力を吸収す
る。また第2スイッチング素子Q2をワンショット回路
20からの駆動信号ENBLAでON−OFFし、設定
時間が経過すると第2スイッチング素子Q2を確実にO
FFする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インダクタンス負荷の
駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、プリンタの印字ヘッドは、コイ
ルに通電することにより、ドットを駆動して印字させて
いる。かかるコイルはインダクタンス負荷であり、電流
加速後一定電流を保持するためにPWM制御方式の駆動
制御装置によって駆動される場合が多い。
【0003】従来の駆動制御装置は、図4に示す構成と
されているのが一般的である。図4において、10はイ
ンダクタンス負荷たるコイルで、駆動電源(Vp−グラ
ンドG)にスイッチング素子Q1と電路11で直列接続
されている。このスイッチング素子Q1は、チョッパリ
ングされたPWM駆動信号DRVによってON−OFF
制御される。
【0004】また、電路11と駆動電源Vpとの間に電
路13で直列接続されたダイオードDとツェナーダイオ
ードZDとは、逆起電力吸収回路を形成する。しかし、
スイッチング素子Q1によるコイル10の駆動(ON−
OFF)制御中はコイル電流Icを一定としなければな
らないので、ツェナーダイオードZDと並列に切替用素
子Q2を設け、インバータINで反転されたイネーブル
信号ENBLでONするように形成されている。
【0005】したがって、PWM駆動信号DRVでスイ
ッチング素子Q1をON−OFF制御すれば、コイル電
流Icは図5に示す如く急速に立上り一定電流となる。
この際、切替用素子Q2は、イネーブル信号ENBLに
よって少なくとも定電流制御中はONされている。
【0006】なお、スイッチング素子Q1がOFFとな
り、かつイネーブル信号ENBLがLレベルとなり切替
用素子Q2がOFFとなると、コイル電流Icは、ツェ
ナーダイオードZDの電圧値Vzで決まる時間をもって
減衰され零となる。これと関連し、スイッチング素子Q
1の耐圧は(Vp+Vz)以上と選択する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来装
置には、次のような問題点が内在しているので、一段と
強く求められる高信頼性,高速・高精度制御,コスト低
減の現今要請を満すことができなくなっている。
【0008】すなわち、スイッチング素子Q1は対称故
障性素子であるので、導通側に故障(ショート)すると
コイル10に印加する電源(Vp)を制限できないので
過電流による過熱やコイル10の焼損事故が生じ安全性
に欠け信頼性が低い。
【0009】また、高速・高精度制御のためにコイル1
0の逆起電力吸収時間を短縮するには、ツェナーダイオ
ードZDの電圧値Vzを大きくしなければならない。し
たがって、ツェナーダイオードZDのみならず、スイッ
チング素子Q1を高耐圧としなければならないのでコス
ト高を招いている。
【0010】さらに、切替用素子Q2がショートする
と、スイッチング素子Q1がOFFとなっても、ツェナ
ーダイオードZDがバイパスされるので、コイル電流I
cは図5に2点鎖線で示す如く、長時間流れてしまうの
で高精度制御および高速制御が阻害される。
【0011】ここに、本発明の目的は、スイッチング素
子の耐圧を上げなくとも逆起電力吸収時間を大幅に短縮
できかつスイッチング素子の故障に対しても焼損事故を
引起さない安全性が高く高速・高精度制御を達成できる
低コストのインダクタンス負荷の駆動制御装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イン
ダクタンス負荷と電路で直列接続されたスイッチング素
子をPWM駆動信号でON−OFFさせてインダクタン
ス負荷の駆動制御を行うインダクタンス負荷の駆動制御
装置において、前記スイッチング素子と反対側において
前記インダクタンス負荷と電路で直列接続されかつ少な
くともスイッチング素子がON−OFF制御されている
間はONとなる第2スイッチング素子を設け、前記イン
ダクタンス負荷とスイッチング素子との間の電路を第1
ダイオードを介して駆動電源に接続しかつ前記インダク
タンス負荷と第2スイッチング素子との間の電路を直列
接続された第2ダイオードとツェナーダイオードとを介
して駆動電源に接続したことを特徴とする。
【0013】また、請求項2の発明は、前記第2スイッ
チング素子のベースに、イネーブル信号が入力されたと
きにセットされコンデンサと抵抗との時定数で決まる設
定時間長の駆動信号を出力し、かつイネーブル信号が遮
断されたときに自己リセットして設定時間長内でも駆動
信号を遮断するように形成されたワンショット回路を接
続したことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の発明では、第2スイッチング素子を
ONした後に、PWM駆動信号でスイッチング素子をO
N−OFF制御すればインダクタンス負荷の電流を急激
に立上げかつ定電流駆動制御できる。スイッチング素子
と第2スイッチング素子とは、インダクタンス負荷に対
して直列接続されているので、素子の故障に対して確率
的に2倍の安全性が確保されかつコイルや素子等の焼損
事故も防止できる。
【0015】次に、PWM駆動信号をOFFしてスイッ
チング素子をOFFすると、インダクタンス負荷に蓄え
られたエネルギーは、第1ダイオード,第2スイッチン
グ素子を通して駆動電源に回生される。つまり、逆起電
力吸収動作が始まる。引続き、第2スイッチング素子が
OFFされると、第1ダイオード,第2ダイオード,ツ
ェナーダイオードを通して回生され、短時間で逆起電力
を吸収できるから高速・高精度制御を達成できる。この
際、駆動電源自体も逆起電力吸収動作に関与するので、
結果としてツェナーダイオードの電圧値,両素子の耐圧
も過度に大きくする必要がなくコストを低減できる。
【0016】また、請求項2の発明では、イネーブル信
号発生制御回路等の異常があってイネーブル信号が出力
され続けられると、第2スイッチング素子をOFFでき
ず安全性が阻害される虞れがあるが、これに対してはワ
ンショット回路のコンデンサと抵抗との時定数で決まる
設定時間が経過すると、イネーブル信号から生成した駆
動信号が強制的にOFFされるので、第2スイッチング
素子を確実にOFFでき安全性を保障することができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本駆動制御装置は、図1に示す如く、駆動電源
(Vp−グランドG)にインダクタンス負荷たるコイル
10を挟み電路11,12で直列接続されたスイッチン
グ素子Q1および第2スイッチング素子Q2と、コイル
10とスイッチング素子Q1との間の電路11と駆動電
源(G)との間に接続されたダイオードD1と、コイル
10と第2スイッチング素子Q2との間の電路12と駆
動電源(Vp)との間に電路14で直列接続されたダイ
オード12およびツェナーダイオードZDと、から構成
されている。
【0018】スイッチング素子Q1は、インバータIN
を介して入力されたPWM駆動信号DRVでON−OF
F制御されるものであり、トランジスタからなる。この
素子Q1の耐圧については後記する。一方、第2スイッ
チング素子Q2は、コイル10を挟みスイッチング素子
Q1と反対側に接続されたトランジスタからなり、基本
的にはイネーブル信号ENBLでON−OFFされるも
のである。
【0019】ここに、イネーブル信号ENBLは、図示
しない制御回路から、少なくともスイッチング素子Q1
がON−OFF制御されている間は第2スイッチング素
子Q2をONすることができるように出力される。すな
わち、イネーブル信号ENBLで第2スイッチング素子
Q2がONしていることを前提として、スイッチング素
子Q1をON−OFF制御することにより、初めてコイ
ル10にコイル電流Icを流して駆動制御することがで
きる。
【0020】したがって、スイッチング素子Q1がショ
ート故障したとしても第2スイッチング素子Q2をOF
Fすれば、コイル電流Icを遮断できるから、コイル等
焼損を防止でき安全性が高まる。一方、第2スイッチン
グ素子Q2がショート故障しても、スイッチング素子Q
1が正常ならばコイル電流Icを遮断できるので、何等
問題は生じない。ここに、2つのスイッチング素子Q
1,Q2の組合せにより、安全性が確率的に高まると理
解される。
【0021】さらに、この実施例では、一層の安全性を
期してイネーブル信号ENBLで第2スイッチング素子
Q2を直接ON−OFFするのでなく、ワンショット回
路20を介して生成した駆動信号ENBLAを、第2ス
イッチング素子Q2に入力するように形成している。こ
の意味は、制御回路の故障(ソフトウエア異常,CPU
誤動作等)により、イネーブル信号ENBLが出力(例
えばHレベル)されたままの状態となっても、第2スイ
ッチング素子Q2をOFFできるようするためである。
【0022】すなわち、イネーブル信号ENBLは、図
2に示す如く、PWM駆動信号DRVのON−OFF制
御中はいつでも第2スイッチング素子Q2をONするも
のとして出力される。しかし、このイネーブル信号EN
BLで直接に第2スイッチング素子Q2をONすると、
イネーブル信号ENBLが回路異常等により出力され続
けられた場合、第2スイッチング素子Q2をOFFする
手立てがなくなり安全性が妨げられる。かかる場合に
は、コンデンサCと抵抗Rとの時定数で決まる設定時間
(図2のT)経過後に駆動信号ENBLAを遮断する。
つまり、イネーブル信号ENBLを優先するが、イネー
ブル信号ENBLが設定時間(T=R・C)よりも長い
場合には異常と判断し、駆動信号ENBLAを強制的に
遮断するわけである。
【0023】なお、ワンショット回路20は、イネーブ
ル信号ENBLの入力でセットされ、その遮断で零時間
にリセットする自己リセット型とされている。また、ワ
ンショット回路20を抵抗RとコンデンサCとの時定数
で決まる形式としたのは、例えばシステムクロックで制
御されるカウンターを用いた形式の場合、クロック系に
異常があると対処不能となる虞れがあるが、これら虞れ
を一掃し一層の安全性を高めるためである。
【0024】次に、電路11と駆動電源(グランドG)
間に電路13で介装された第1ダイオードD1は、スイ
ッチング素子Q1がOFFしたが未だ第2スイッチング
素子Q2がONしている間でも、コイル10に生ずる逆
起電力を駆動電源(G)−第1ダイオードD1−コイル
10−第2スイッチング素子Q2−駆動電源(G)の系
路で回生させ逆起電力吸収時間を短縮するものとしても
作用する。何故ならば、第2スイッチング素子Q2は、
スイッチング素子Q1がON−OFF制御される間は、
ONとなっているからである。
【0025】引続き、第2スイッチング素子Q2がOF
Fすると、コイル10に蓄えられたエネルギー(逆起電
力)は、駆動電源(G)−第1ダイオードD1−コイル
10−第2ダイオードD2−ツェナーダイオードZD−
駆動電源(Vp)の系路で回生され、逆起電力を急速に
吸収する。
【0026】この際、逆起電力は、駆動電源(Vp,
G),コイル10の抵抗,ツェナーダイオードZDおよ
び2つのダイオードD1,D2で消費される。換言すれ
ば、コイル10の抵抗値をRcとし、かつツェナーダイ
オードZDの電圧値をVz,各ダイオードD1,D2の
順方向電圧をVdとすれば、吸収エネルギーUは、式
(1)として表わされる。 U=(Vp+Vz+2Vd+Ic・Rc)・Ic ……… (1)
【0027】ここに、前出図4に示す従来例の場合にお
ける吸収エネルギーUaは、式(2)として表わされ
る。 Ua=(Vz+2Vd+Ic・Rc)・Ic ……… (2)
【0028】すなわち、コイル10つまりインダクタン
ス負荷に蓄えられるエネルギーは、本実施例の場合にも
従来例の場合と同等(U=Ua)であるが、式(2)で
は電源電圧Vp分が関与しない。ここに、本発明の構成
によれば、ツェナーダイオードZDの電圧値Vzを同じ
とすると、エネルギー吸収時間を大幅に短縮できると理
解される。一方において、エネルギー吸収時間を同一つ
まり高速性,高精度制御性を同等でよいものとすると、
本発明におけるツェナーダイオードZDの電圧値Vzを
従来例に比較して小さくできる。よって、ツェナーダイ
オードZDはもとよりスイッチング素子Q1,Q2の耐
圧を小さく低コストにできる。
【0029】次に、この実施例の作用を説明する。図2
において、時刻t1でイネーブル信号ENBLが出力さ
れかつワンショット回路20から駆動信号ENBLAが
出力されると、第2スイッチング素子Q2がONされ
る。
【0030】これと同時的に、PWM駆動信号DRVが
インバータINを介して入力され、スイッチング素子Q
1がON−OFF制御される。したがって、時刻t2ま
での短時間にインダクタンス負荷たるコイル10の電流
Icは規定値に立上り、かつ時刻t2−t3の間中一定
電流コントロールされる。
【0031】次に、時刻t3において、PWM駆動信号
DRVが遮断(Lレベル)となってスイッチング素子Q
1がOFFすると、駆動電源(Vp)より切離されたコ
イル10の逆起電力は、駆動電源(G)−第1ダイオー
ドD1−コイル10−第2スイッチング素子Q2−駆動
電源(G)の系路で緩やかに吸収され始める。
【0032】次いで、時刻t4においてイネーブル信号
ENBL(駆動信号ENBLA)が遮断され、第2スイ
ッチング素子Q2がOFFすると、本来的逆起電力吸収
回路としての第2ダイオードD2,ツェナーダイオード
ZDが働く。すなわち、コイル10に蓄えられたエネル
ギー(U)は、駆動電源(G)−第1ダイオードD1−
コイル10−第2ダイオードD2−ツェナーダイオード
ZD−駆動電源(Vp)の系路で回生し急速に吸収され
る。
【0033】ここに、PWM駆動信号DRVが、図2に
1点鎖線で示すように、何等かの原因で長時間に亘って
出力された続けられる場合が生じたとしても、時刻t4
におてイネーブル信号ENBLが遮断(Lレベル)し駆
動信号ENBLAが遮断(Lレベル)されるから、第2
スイッチング素子Q2がOFFするので安全である。
【0034】さらに、かかる場合において、イネーブル
信号ENBLが制御回路の異常により、図2に2点鎖線
で示すように出力され続けられた場合でも、ワンショッ
ト回路20の時定数で決まる設定時間(T)経過後つま
り時刻t5において、点線で示すように駆動信号ENB
LAがLレベルとなるので、安全は確約される。
【0035】しかして、この実施例によれば、駆動電源
(Vp−G)にスイッチング素子Q1とインダクタンス
負荷たるコイル10と第2スイッチング素子Q2とを電
路11,12で直列接続し、かつ電路11を第1ダイオ
ードD1を介して駆動電源(G)に接続する、とともに
電路12を第2ダイオードD2,ツェナーダイオードZ
Dを介して駆動電源(Vp)に電路14で接続した構成
であるから、2つのスイッチング素子Q1,Q2によっ
て安全性が確約され、かつコイル10の逆起電力吸収時
間を大幅に短縮できる、とともにスイッチング素子Q1
等の耐圧を低くできコスト低減が図れる。
【0036】また、第2スイッチング素子Q2は、イネ
ーブル信号ENBLでセット・リセットされ、かつコン
デンサCと抵抗Rとの時定数で決まる設定時間(T)長
を経過した場合に駆動信号ENBLAを強制的に遮断す
るワンショット回路20を設け、この駆動信号ENBL
AでON−OFF駆動される構成であるから、CPU暴
走,ソフトウエアロック等の異常によりイネーブル信号
ENBLが誤出力され続けられたとしても、第2スイッ
チング素子Q2を強制的にOFFしてコイル10の駆動
を停止でき、安全性を一層確実なものとできる。
【0037】また、第2スイッチング素子Q2のOFF
後における逆起電力吸収は、駆動電源(Vp−G)と関
与して実行されるので、コイル10に蓄えられるエネル
ギーが従来例と同一なら従来に比較して吸収時間を大幅
に短縮できる。一方、吸収時間一定とするならば、ツェ
ナーダイオードZDの電圧値Vzを低くつまりスイッチ
ング素子Q1等の耐圧を引下げられるので、コストを低
下できる。
【0038】さらに、第2スイッチング素子Q2がOF
Fされる以前でも、スイッチング素子Q1のON−OF
F制御が止まれば、第1ダイオードD1,第2スイッチ
ング素子Q2を通して逆起電力吸収作用が開始されるの
で、この点からも、時間短縮が図れ、高速・高精度制御
ができる。
【0039】なお、以上の実施例では、駆動電源(Vp
−G)にスイッチング素子Q1−コイル10−第2スイ
ッチング素子Q2の順序で接続されていたが、この順序
は図3に示すように変更しても実施できることが明白で
ある。但し、図3に示す構成とする場合には、第1ダイ
オードD1を駆動電源(Vp)側に、第2ダイオードD
2,ツェナーダイオードZDを駆動電源(G)側に接続
すべきである。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、駆動電源にス
イッチング素子とインダクタンス負荷と第2スイッチン
グ素子とを電路で直列接続し、かつスイッチング素子側
電路を第1ダイオードを介し、また第2スイッチング素
子側電路を第2ダイオードおよびツェナーダイオードを
介して駆動電源に接続した構成であるから、ダブルスイ
ッチング素子により安全性が高められ、逆起電力吸収時
間短縮による高速・高精度制御とスイッチング素子等の
低耐圧化によるコスト低減が図れる。
【0041】また、請求項2の発明によれば、第2スイ
ッチング素子を抵抗とコンデンサとの時定数で決まる設
定時間を持つワンショット回路で生成された駆動信号で
ON−OFFする構成とされているので,イネーブル信
号が異常によって出力され続けられても、設定時間経過
後に第2スイッチング素子を確実にOFFでき、一層の
安全性が保障される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図である。
【図2】同じく、動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図3】本発明の変形例を示す回路図である。
【図4】従来例の回路図である。
【図5】従来例の動作と問題点を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
Vp,G 駆動電源 Q1 スイッチング素子 Q2 第2スイッチング素子 D1 第1ダイオード D2 第2ダイオード ZD ツェナーダイオード 10 コイル(インダクタンス負荷) 11,12,13,14 電路 20 ワンショット回路 C コンデンサ R 抵抗 DRV PWM駆動信号 ENBL イネーブル信号 ENBLA 駆動信号 Ic コイル電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/64 9184−5J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インダクタンス負荷と電路で直列接続さ
    れたスイッチング素子をPWM駆動信号でON−OFF
    させてインダクタンス負荷の駆動制御を行うインダクタ
    ンス負荷の駆動制御装置において、 前記スイッチング素子と反対側において前記インダクタ
    ンス負荷と電路で直列接続されかつ少なくともスイッチ
    ング素子がON−OFF制御されている間はONとなる
    第2スイッチング素子を設け、前記インダクタンス負荷
    とスイッチング素子との間の電路を第1ダイオードを介
    して駆動電源に接続しかつ前記インダクタンス負荷と第
    2スイッチング素子との間の電路を直列接続された第2
    ダイオードとツェナーダイオードとを介して駆動電源に
    接続したことを特徴とするインダクタンス負荷の駆動制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2スイッチング素子のベースに、
    イネーブル信号が入力されたときにセットされコンデン
    サと抵抗との時定数で決まる設定時間長の駆動信号を出
    力し、かつイネーブル信号が遮断されたときに自己リセ
    ットして設定時間長内でも駆動信号を遮断するように形
    成されたワンショット回路を接続したことを特徴とする
    請求項1のインダクタンス負荷の駆動制御装置。
JP3123457A 1991-05-28 1991-05-28 インダクタンス負荷の駆動制御装置 Pending JPH058413A (ja)

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