JPH0584041A - ペツト等の飼料及びその製法 - Google Patents

ペツト等の飼料及びその製法

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JPH0584041A
JPH0584041A JP3112374A JP11237491A JPH0584041A JP H0584041 A JPH0584041 A JP H0584041A JP 3112374 A JP3112374 A JP 3112374A JP 11237491 A JP11237491 A JP 11237491A JP H0584041 A JPH0584041 A JP H0584041A
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tapioca
feed
nutrient source
powder
granules
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JP3112374A
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English (en)
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Osamu Chikasawa
修 近沢
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 精製されたタピオカ粉を再加工してタピオカ
粒とし、このタピオカ粒を加熱、加圧した上、瞬間減圧
することによって、タピオカボールとし、これに有機、
無機栄養源、栄養剤または着味、着色剤等の添加剤を付
着乃至含浸させたものである。 【効果】 栄養価とボリュームに富んだペット用飼料を
得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広義には家畜等の飼料
の分野に属するが、主に一般家庭で飼育される犬、猫の
類からマウスその他の小動物の飼料として、それらの成
長に必要な栄養価をバランスよく摂取させることを目的
としたペット用飼料と、その製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一般家庭等で飼育されるペット
用飼料として、多くのドッグフードやキャットフードが
市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のペット用飼料
は、必要な栄養素をゼラチン、スターチ等の糊料的性質
を利用して混ぜ合わせ固形化したものが殆どである。ち
なみに通常のドッグフードは250g程度で体積が0,
5〜0,8l程しか得られず20kgの成犬の場合、充分
な満腹感を得られないところから過食となり勝ちで、肥
満等の一因となっていた。本発明は天然の粗繊維質を含
むタピオカ澱粉を利用し、体積膨張をさせることにより
ペットに充分な満腹感を与えると同時にペットの生長に
必要な栄養素をバランスよく摂取させつつ肥満を防止す
るペット用飼料を提供をすることを目的としたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、精製されたタピオカ粉を加工して一定
粒度に固形化したタピオカ粒を、圧力容器等に入れて高
温下で加圧した後、急速に減圧することにより、上記タ
ピオカ粒を大きく膨張させてタピオカボールとし、その
表面を90%以上のアルコールに適量のシェラック粉を
溶解した溶液で浸潤させた上、更に栄養価をバランスよ
く摂取させるための栄養源、栄養剤および添加剤を配合
してなる混合粉を付着させて乾燥し、そのアルコール分
を蒸発させるという手段を用いた。
【0005】また、上記アルコールシェラック溶液中に
予め上記混合粉の一部または全部を懸濁させてタピオカ
ボールを浸漬するという手段も講じた。
【0006】
【作用】上記構成の飼料は、タピオカ粒を充分に膨張さ
せてタピオカボールとし、その拡大した表面積の100
%に栄養価をバランスよく摂取させるための有機、無機
の栄養源、栄養剤及び添加剤をコーティングしたことに
より、タピオカボールの粗繊維質を含んだ澱粉としての
栄養素と上記栄養源、栄養剤の栄養価をバランスさせ得
たという作用を有する。又、その製法においてタピオカ
ボールに栄養価をバランスよく摂取させるための栄養
は、栄養剤および添加剤を混合粉を表着するに当り、9
0%以上のアルコールを利用し、更に付着助剤としてシ
ェラック粉を使用したことで吸水性の強いタピオカボー
ルの性状および形態を殆ど変形させることなく、上記混
合粉を確実に付着させ得るという作用を有する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の構成を一つの実施例に基づい
て更に詳述すると、基材となるタピオカは、カッサバの
根から採った食用又は飼料用の澱粉であり、またタピオ
カ粒とは上記カッサバを精製して微細粉状としたものに
加水してペースト状とした上、120〜150゜Cの過
熱鉄板上に落とし転がすことにより、1〜10mmψの球
状体として乾燥、固形化したものである。
【0008】このタピオカ粒を適当な容量の乾燥式加熱
圧力釜中に、その内容積の30〜70%程度収納・密閉
し、該釜を一様に加熱、加圧して釜内の圧力が8〜10
気圧になった時点で加熱を止め、密閉された釜の蓋を一
気に開放すると、その減圧作用によって内部のタピオカ
粒は5〜10倍に体積膨張して3〜15mmψの球状のタ
ピオカボールが得られる。これを容積に換算すると1kg
のタピオカ粒から12〜18lのタピオカボールが得ら
れることとなる。尚、この場合の加熱、加圧に当ってタ
ピオカ粒同志の癒着を防止する目的で、前記釜内を乾燥
状態に保ち、更に同釜内にタピオカ粒1kg当たり3〜5
gのゼオライト粉を添加することが望ましい。
【0009】次に、上記工程で得た個々のタピオカボー
ルに、栄養価をバランスよく摂取させるための栄養源、
栄養剤及び添加剤の混合粉を表着させるのであるが、吸
水性が強く水には瞬時に溶解する性質のタピオカボール
の表面に上記混合粉を付着する手段として、本発明者は
上記タピオカボールが90%以上、好ましくは95%前
後のアルコールに対しては、殆どその性状、形態を崩さ
ないという事実を究明し、更に上記混合粉の付着助剤と
してアルコール溶解性で、しかも人畜無害であるシュラ
ックに着目したものである。
【0010】上記シュラックは、古来ワニスの原料とし
て知られているが、その素材は豆科又は桑科植物に寄生
するラックカイガラ虫の雌成虫が産卵前に体内から分泌
して自己の体を隠蔽する棒状樹脂であって、これを破
砕、水洗(必要に応じて苛性ソーダを添加)して不純物
を除去し、乾燥したものを更に石臼等で粉砕して微粒状
のシュラック粉としたものである。
【0011】本発明はこのシュラック粉1,0〜3,0
kgを95%のエチルアルコール10l中に溶解し、この
溶液中に前記タピオカボールを約10秒間浸して素早く
掬い上げ、別途に調整された粉末状の有機栄養源10部
に対し、重量比で0,1部以内の無機栄養源と、0,5
〜2,0部の栄養剤及び0,1〜1,0部の添加剤を充
分混淆した混合粉上に投じてタピオカボールの全表面に
均一に付着させ、余分な混合粉を篩い落として自然乾燥
し、アルコール分を完全に除去して目的のペット用飼料
を得たものである。而して、本発明において、上記混合
粉中の有機栄養源とは粗脂肪物質と動物性蛋白、植物性
蛋白を適度に配合または一部を人工合成蛋白で代用した
粗蛋白物質及び骨粉等を指称し、無機栄養源とは燐、カ
ルシウム、銅、亜鉛、マンガン、ナイアシン、ポタジウ
ム、コバルト、硫酸第一鉄および葉酸の内、1または複
数を少量宛混合したものである。又、栄養剤としては、
例えばビタミンA、ビタミンB1 、B2 、B12、ビタミ
ンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどの内の
複数種を混合調剤したものを使用し、さらに添加剤は
塩、砂糖の他食品添加物として認められている芳香剤、
着色料、合成保存料等をその目的に応じて各少量宛を適
宜調合したものである。
【0012】なお上記混合粉の付着量は、タピオカボー
ルの表面積の100%で、しかも均一とすることが、各
タピオカボールの栄養価を均等化し、ペット等にバラン
スのとれた栄養を摂取させる上で望ましい。
【0013】この場合、上記混合粉に、更に適量の防腐
剤(食品添加物として認められているもの)を添加する
ことで、飼料の腐敗、変質等を防ぐことができる。
【0014】要するに本発明は上記有機、無機栄養源や
栄養剤又は添加剤をタピオカボールに付着若しくは含浸
させることを要件としたものであるから、既述したよう
にタピオカボールをシュラック溶解のアルコール液に浸
漬した後に上記混合粉をその表面に付着させる方法に限
られず、上記栄養源、栄養剤や添加剤の1又は数種を予
めアルコール−シェラック溶液中に懸濁させておいてこ
の懸濁液中にタピオカボールを浸漬してそれらを含浸さ
せても、ペット用飼料としての作用効果には何ら変りが
ないのである。但し、上記の有機、無機栄養源や栄養
剤、添加剤の内、アルコールに反応して変質するものは
混合粉として表着させるようにすることが肝要である。
【0015】又、上記実施例はドッグフードを作るため
の一例を示したものであるが、混合粉中の有機、無機栄
養源や栄養剤の量的比率を適宜変更すれば、キャットフ
ードや他のペットの飼料としては勿論、家畜等、大型動
物の飼料としても利用することが可能であるから、本発
明と基本的原理を共通するものは全て本発明の応技術的
範囲に含まれるものである。
【0016】
【発明の効果】動物の成長に必要な栄養価をバランスよ
く摂取させる為に、タピオカボールの粗繊維質を含んだ
澱粉としての栄養素を利用した上で、膨張させたタピオ
カボールの広い表面に必要な栄養源、栄養剤等を確実に
付着させたことにより、理想的なペット等の飼料とする
ことができる。因みに体積で2l程度(約250g)の
飼料の中に炭水化物約100g(40%)、粗蛋白質約
80〜90g(32〜36%)、粗脂肪約50〜60g
(20〜24%)のバランスの取れた栄養価を保持する
ことができることになる。一般に平均的運動量で飼育さ
れている体重20kg位の成犬に対しては、1日250g
〜300g位の飼料を与えるのがよいとされているが、
本発明にかゝるペット用飼料250gの嵩は、約2lに
相当するから、これを1日に1〜2回に分けて与えるだ
けで、充分な満腹感と栄養が得られ、通常のドッグフー
ド250gで0,5〜0,8lのボリュームを2倍以上
にして与えることができる。従って、量を調節すること
により肥り過ぎを防ぐことも可能で理想的な飼料と言え
る。一つ気をつけたいのは水分が比較的少ないので、食
餌時、水を一緒に与えることを忘れてはならない。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タピオカ粒を3〜10倍に膨張させたタピ
    オカボールに、粗脂肪物質、粗蛋白物質からなる有機栄
    養源と燐、カリウム、銅、亜鉛などの微量原素の単体ま
    たは混合体からなる無機栄養源、ビタミンを主体とする
    栄養剤および塩、砂糖、芳香剤などからなる添加剤の混
    合粉を付着乃至は含浸させたことを特徴とするペット等
    の飼料。
  2. 【請求項2】タピオカ粒を加熱圧力釜で高温加圧した
    後、釜の蓋を一気に開放して減圧膨張させることにより
    タピオカボールを得る一方、90%以上のアルコールに
    付着助剤としてシェラック粉を溶解させ、この溶液中に
    上記タピオカボールを瞬時浸漬して掬い上げ、別途調整
    された有機、無機栄養源、栄養剤および添加剤の混合粉
    を上記掬い上げたタピオカボールの表面に均一に付着さ
    せた上、自然乾燥したことを特徴とするペット等の飼料
    の製法。
  3. 【請求項3】タピオカボールの表面に付着させる有機栄
    養源、栄養剤および添加剤の一部または全部を、予めア
    ルコール溶液中に配合させた請求項2記載のペット等の
    飼料の製法。
JP3112374A 1991-04-16 1991-04-16 ペツト等の飼料及びその製法 Pending JPH0584041A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006516397A (ja) * 2003-01-27 2006-07-06 ネステク ソシエテ アノニム 膨張した構成成分の使用及びそれからの製品の製造
JP2006519608A (ja) * 2003-03-12 2006-08-31 ネステク ソシエテ アノニム 食事制限のための膨化ペットフード
JP5866112B1 (ja) * 2014-10-21 2016-02-17 シク ナム、ムン タピオカ残留物を用いた飼料用ペレット及びその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006516397A (ja) * 2003-01-27 2006-07-06 ネステク ソシエテ アノニム 膨張した構成成分の使用及びそれからの製品の製造
JP2006519608A (ja) * 2003-03-12 2006-08-31 ネステク ソシエテ アノニム 食事制限のための膨化ペットフード
JP4685762B2 (ja) * 2003-03-12 2011-05-18 ネステク ソシエテ アノニム 食事制限のための膨化ペットフード
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