JP5866112B1 - タピオカ残留物を用いた飼料用ペレット及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】タピオカ残留物を用いた飼料用ペレットであって、高品質の飼料として使用することができ、嗜好性がよく、埃が発生する問題の解決された飼料用ペレット、及びその製造方法を提供する。【解決手段】タピオカ残留物85〜97重量%及び糖蜜3〜15重量%を含み、上記タピオカ残留物は、水分含量が20重量%以下であることを特徴とする、飼料用ペレット。【選択図】図1

Description

本発明は、タピオカ残留物を用いた飼料用ペレット及びその製造方法に関する。
一般的に豚、鶏、鳥、乳牛、馬、羊、ヤギ、ラクダ、犬、猫、ウサギ、七面鳥、ガチョウなどの飼料には、トウモロコシ、豆、小麦、モロコシ、麦、オート麦などの穀類粉末や粉砕物が使用されてきた。より詳しくは、適切な飼料の成分は、飼育動物の種類などにより、澱粉含有物質、タンパク質含有物質、脂肪含有物質、ビタミン含有物質、無機質含有物質、酸化防止剤、抗生剤などの一部又は全部により構成される。
特に澱粉含有物質は飼育動物の成長を維持することができるが、一般的にはトウモロコシ、豆、小麦、モロコシ、麦、オート麦などから得られ、より詳しくはトウモロコシ粉砕物又は粉末、オート麦粉砕物又は粉末、豆粉砕物又は粉末、小麦粉砕物又は粉末などから得られる。
しかし、第二次世界大戦後、食糧不足と、オート麦、トウモロコシ、小麦、豆などの穀類が、飼料に使用するには高価であったことから、代替原料としてタピオカが使用された。
タピオカは、熱帯作物であるキャッサバ(cassava)の根から採取される植物性澱粉である。キャッサバの根は60〜80%の澱粉を含有しており、これをすりつぶし、澱粉を水で洗い流して沈殿させ、その後乾燥させてタピオカ澱粉を作る。
タピオカは、東南アジアなどの熱帯地域で米、トウモロコシ、サトウキビの次に重要視される食糧資源であって、小麦、ジャガイモなどから採取した澱粉と比較しても質にも優れており、トウモロコシより価格も安い。したがって、タピオカは、トウモロコシ、オート麦、小麦、豆などの穀物飼料の代替として使用することにより、価格を安くすることができるというメリットがあるため、脚光を浴びている。
トウモロコシなどの穀類を使用した飼料に関する技術としては、大韓民国公開特許公報第2008−0081892号(2008.9.10.公開)(特許文献1)があり、上記特許文献にはトウモロコシのタンパク質濃縮物が開示されている。上記従来のトウモロコシのタンパク質の濃縮物は嗜好性を増強させることができるが、トウモロコシ澱粉は価格が高いというデメリットがある。
また、大韓民国公開特許公報第2006−0035444号(2006.4.26.公開)(特許文献2)には、動物飼料用の組成物及びこれを用いた動物の飼育方法が開示されている。該動物飼料用組成物には、澱粉、タンパク質、脂肪などが含まれた飼料が使用され、動物の脂肪蓄積を抑制し、成長促進などを活発化することができるが、一般的に使用される澱粉を含有する豆粉末、小麦粉砕物、トウモロコシ粉砕物、オート麦粉末などは価格が高いというデメリットがある。
大韓民国公開特許公報第2008−0081892号 大韓民国公開特許公報第2006−0035444号
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、澱粉粉を抽出した残留物を乾燥した後に糖蜜を添加することでペレットの形状維持に優れ、高品質の飼料を製造することができるタピオカ残留物を用いた飼料用ペレット及びその製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のタピオカ残留物を用いた飼料用ペレットは、タピオカ残留物85〜97重量%及び糖蜜3〜15重量%を含み、前記タピオカ残留物は、20%以下の水分を含むことを特徴とする。
また、前記タピオカ残留物は、水分5〜14重量%を含み得る。
前記タピオカ残留物は、粗繊維11〜13重量%及び澱粉40〜60重量%を含み得る。
前記タピオカ残留物は、澱粉が一部除去されたものであってもよい。
上記の目的を達成するため、本発明のタピオカ残留物を用いた飼料用ペレットの製造方法は、タピオカ残留物85〜97重量%及び糖蜜3〜15重量%を混合して混合物を製造する段階;並びに、上記混合物を圧縮成形してペレットを製造する段階;を含み、前記タピオカ残留物は、20重量%以下の水分を含むことを特徴とする。
また、前記ペレットを製造する段階は、水分含量を20重量%以下とするために乾燥する段階;をさらに含むことができる。
前記混合物を製造する段階で用いるタピオカ残留物は、水分5〜14重量%を含み得る。
前記混合物を製造する段階で用いるタピオカ残留物は、粗繊維11〜13重量%及び澱粉40〜60重量%を含み得る。
前記混合物を製造する段階で用いるタピオカ残留物は、澱粉が除去されたものであってもよい。
上述の本発明によるタピオカ残留物を用いた飼料用ペレットの製造方法においては、タピオカ残留物と糖蜜を混合して飼料用ペレットを製造することで配合飼料の結着力が良くなり、高品質の飼料を製造することができる。
さらに、本発明によるタピオカ残留物を用いた飼料用ペレットは、糖蜜を添加することで嗜好性が良くなるだけでなく、ペレットの形状維持に優れ、埃が発生するという問題を解決することができる。
本発明の実施例1で製造された、タピオカ残留物を用いた飼料用ペレットを示す図である。 本発明の実施例2で製造された、タピオカ残留物を用いた飼料用ペレットを示す図である。 本発明の実施例3で製造された、タピオカ残留物を用いた飼料用ペレットを示す図である。 本発明の比較例1で製造された、タピオカ残留物を用いた飼料用ペレットを示す図である。 本発明の比較例2で製造された、タピオカ残留物を用いた飼料用ペレットを示す図である。
本発明は、タピオカ残留物を用いた飼料用ペレット及びその製造方法に関する。
以下、本発明のタピオカ残留物を用いた飼料用ペレット及びその製造方法について、詳しく説明する。
本発明の飼料用ペレットは、タピオカ残留物85〜97重量%及び糖蜜3〜15重量%を含む。
タピオカ残留物はキャッサバ(Cassava)とも呼ばれ、熱帯地域では米、トウモロコシ、サトウキビの次に重要視される食糧資源である。また、タピオカ残留物は、トウモロコシ、小麦、米などに比べて、カルシウム、燐、鉄分、マンガン、亜鉛などのミネラルをより多く含有しており、ビタミンB、B及びナイアシンも多く含有する。
本発明の飼料用ペレットにおいて、タピオカ残留物の含量は85〜97重量%である。タピオカ残留物の含量が85重量%未満の場合や、タピオカ残留物の含量が97重量%を超える場合は、ペレットの形状を維持し難いというデメリットがある。
また、糖蜜は砂糖の副産物であって、本発明の飼料用ペレットにおける含有量は3〜15重量%である。糖蜜は粘性を有するため、タピオカ残留物との結合が容易であってペレットの形状維持に優れるだけでなく、糖分を含有しているので、嗜好性が高まるというメリットがある。また、糖蜜を添加することにより、ペレットの表面がコーティングされる効果も得られるため、ペレットの形状維持に優れ、簡単に割れないだけでなく、割れたペレットから埃が発生するのを防止することができる。このとき、糖蜜の含量が3重量%未満の場合や、糖蜜の含量が15重量%を超える場合には、ペレットの状態を維持することが困難である。
タピオカ残留物は、飼料としての主な用途がエネルギー供給源であるため、そのエネルギー含量には非常に重要な意味がある。
一般的な飼料用ペレットは、粗繊維13重量%未満、澱粉50重量%以上、土3.0重量%未満、水分14重量%未満、粗灰分10重量%未満からなり、シアン化水素及び粗蛋白をさらに含み得る。
よって、本発明におけるタピオカ残留物は、粗繊維11〜13重量%、澱粉40〜60重量%を含んでいてもよく、土0.5〜3重量%、水分5〜14重量%、粗灰分2〜10重量%、粗蛋白0.5〜5重量%をさらに含んでいてもよい。また、本発明において、澱粉含量は53〜55重量%であることがより好ましく、水分含量は9〜10重量%であることがより好ましく、粗灰分含量は3〜5重量%であることがより好ましい。
本発明による飼料用ペレットは、各成分の含量が上記提示された範囲の含量で添加されることにより、高品質の飼料として適している。
一般的なタピオカ残留物は、水分含量が60〜70重量%であるため腐敗しやすく、乾燥させない場合、2〜3日以内に腐ってしまうことがある。
従って、本発明におけるタピオカ残留物は、乾燥されて水分が20重量%以下であることが好ましく、水分が5〜14重量%であることがより好ましい。タピオカ残留物の水分含量が5重量%未満になると、水分含量が少な過ぎてペレットの形状を維持することが困難となる場合があり、水分含量が14重量%を超えると、水分が多いため、腐敗しやすくなるという問題点がある。
前述のように、タピオカ残留物は澱粉粉を多く含有している。よって、従来は、澱粉粉が舞ってしまうという問題が発生し、輸送や貯蔵時に環境問題を生じることがあった。しかし、本発明におけるタピオカ残留物は、澱粉が一部除去されたものであり、澱粉粉を抽出したタピオカ残留物を乾燥した後、糖蜜を添加することにより、割れたペレットから埃が発生することを防止することができる。
本発明の飼料用ペレットは、タピオカ残留物と糖蜜を混合することにより、飼料の結着力に優れ、ペレット化が容易であるというだけでなく、高品質の飼料として使用できるという点で有用である。
本発明の飼料用ペレットの製造方法は、タピオカ残留物85〜97重量%及び糖蜜3〜15重量%を混合して混合物を製造する段階;並びに、前記混合物を圧縮成形してペレットを製造する段階;を含み、本発明の好ましい実施態様において、前記タピオカ残留物は、水分含量が20重量%以下である。
この際、成形プレス機を用いて該混合物を圧縮成形し、ペレット化する技術としては、一般的に知られている技術を用いることができる。たとえば、前記ペレットを製造する段階において、前記混合物を金型に投入した後、プレス機で圧縮してペレットを製造する。前記プレスとしては、油圧プレス機を使用することができ、500〜950トン(ton)/m程度の圧力をかけてペレットを製造することができる。ペレットの大きさには特に制限はないが、例えば、ペレットの直径は0.6〜1cm、長さは1〜10cmとすることができる。
一般的なタピオカ残留物は水分含量が60〜70重量%であるため、腐敗しやすく、収穫後の管理が非常に重要である。従って、本発明の好ましい実施態様においては、混合物を製造する段階で、水分の含有量が20重量%以下のタピオカ残留物を用いる。それゆえ、タピオカ残留物は、好ましくは乾燥工程を経て用いられる。
本発明における乾燥段階は、最終的に製造された飼料用ペレットを、飼料として使用するのに適する水分含量を有するようにするためのものであり、タピオカ残留物の水分含量が20重量%以下になるまで十分に乾燥させる。このとき、乾燥はおおよそ70〜100℃で実施することができるが、乾燥温度をこれに限定するのではなく、タピオカ残留物の水分含量が20重量%以下になり得る温度であればよい。
さらに、本発明によって製造された飼料用ペレットは、糖蜜3〜15重量%を含む。糖蜜を加えることにより、糖度が高まり、嗜好性に優れるだけでなく、糖蜜が飼料の結着剤の役目をするため、ペレットの形状維持に優れ、埃が減るという効果を有する。
以下、本発明を、実施例を通じてより詳しく説明するが、これらは本発明の理解を助けるために提示されるものであり、本発明がこれらに限定されるものではない。
<実施例1>
タピオカ残留物95重量%と糖蜜5重量%を混合して混合物を調製した。タピオカ残留物は、水分含量が12重量%であるものを用いた。
得られた混合物を油圧プレス機で加圧成形(750ton/m)して、直径1cm、長さ8cmの飼料用ペレットを製造した。
<実施例2>
タピオカ残留物90重量%と糖蜜10重量%を混合して混合物を調製した他は、上記実施例1と同様に飼料用ペレットを製造した。
<実施例3>
タピオカ残留物95重量%と糖蜜5重量%を混合して混合物を調製した点、及び、タピオカ残留物及び糖蜜は、埃を除去した後に用いた点を除いて、上記実施例1と同様に飼料用ペレットを製造した。
<比較例1>
タピオカ残留物100重量%を使用した他は、上記実施例1と同様に飼料用ペレットを製造した。
<比較例2>
タピオカ残留物99重量%と糖蜜1重量%を混合して混合物を調製した他は、上記実施例1と同様に飼料用ペレットを製造した。
<実験例>
1)ペレットの成分分析
上記実施例1〜3及び比較例1〜2で製造した飼料用ペレットの成分分析を実施した。成分分析は、韓国農協中央会畜産研究院に依頼し、分析の結果は以下の表1に示した。
試料として、直径が1cmであり、長さが5cmである飼料用ペレットを使用した。
なお、表1中、「基準値」は、飼料として使用するのに適する飼料用ペレット成分含量の範囲を意味する。「その他」の成分含量は、飼料としての使用に影響を与えず、無視することができる。
表1に示されるように、タピオカ残留物85〜97重量%及び糖蜜3〜15重量%を含む実施例1〜3の飼料用ペレットは、飼料用ペレットの基準仕様である粗繊維13重量%未満、澱粉50重量%超、土3.0重量%未満、水分14重量%未満、粗灰分10重量%未満という基準値をすべて満たすことが認められた。
しかし、糖蜜を含まずタピオカ残留物だけで製造された比較例1の飼料用ペレットは、粗繊維、土などの含量が基準値から外れており、糖蜜を1重量%だけ添加した比較例2の飼料用ペレットも、同様に基準値から外れていることが認められた。
2)ペレットの物性
飼料用ペレットの物性を調べるため、直径が1cmで長さが5cmの飼料用ペレットを、30×20cmの箱に入れて左右に30回振った後、割れの程度と埃の飛散度を目視で評価した。結果は、以下の表2及び図1〜5に示した。
表2に示された数値は、目視で割れの程度と埃の飛散度を評価した結果を、非常に酷い;1点、酷い;2点、良好;3点、殆んどない;4点、ない;5点として表す。
表2及び図1〜3に示されるように、本発明の実施例1〜3で製造された飼料用ペレットは、割れの程度の評価結果が4点〜5点で、ペレットが殆んど割れないことが確認できた。また、実施例1〜2の糖蜜が添加された飼料用ペレットは、埃の飛散がないことが確認され、タピオカ残留物と糖蜜を混合する前に埃を除去して製造された実施例3の飼料用ペレットについても、埃の飛散が殆んどないことが確認できた。
一方、図4に示されるように、糖蜜が添加されていない比較例1の飼料用ペレットについては酷い割れが認められ、評価点は1点であった。また図5に示されるように、糖蜜が1重量%添加された比較例2の飼料用ペレットについても、評価点は2点であって、ペレットの割れの程度が酷いことが確認できた。さらに表2に示されるように、比較例1〜2の飼料用ペレットについては、埃の飛散も酷いことが確認できた。
従って、本発明のタピオカ残留物を用いた飼料用ペレット及びその製造方法は、タピオカ残留物と糖蜜を混合して製造することにより、ペレット化が容易であるだけでなく、ペレットの形状維持に優れ、高品質の飼料として使用できるという効果を有する。
特に、澱粉が除去されたタピオカ残留物を一定量の糖蜜と混合してペレットを製造することにより、埃の飛散を画期的に減らすことができるので、輸送時の環境汚染、嫌悪感などを低減することができる点で有用である。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は、上記実施例に限られるものではなく、互いに異なる多様な形態に変形することができ、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須的な特徴を変更せず、他の具体的な形態に実施できることを理解するはずである。よって、上述の実施例は、すべての面で例示的なものであり、限定的ではないものとして理解しなければならない。
以上、詳述したように、本発明により、嗜好性が良いだけでなく形状維持に優れ、高品質の飼料として使用することができ、埃の飛散の少ない飼料用ペレットを提供することができる。

Claims (7)

  1. タピオカ残留物85〜97重量%及び糖蜜3〜15重量%を含み、
    前記タピオカ残留物が、下記の組成を含むことを特徴とする、タピオカ残留物を用いた飼料用ペレット:
    粗繊維11〜13重量%、
    澱粉40〜60重量%、
    土0.5〜3重量%、
    水分5〜14重量%、
    粗灰分2〜10重量%、及び
    粗蛋白0.5〜5重量%。
  2. 前記タピオカ残留物が、
    下記の組成を含むことを特徴とする、請求項1に記載のタピオカ残留物を用いた飼料用ペレット:
    粗繊維12.6〜12.9重量%、
    澱粉53.27〜54.4重量%、
    土2.2〜2.3重量%、
    水分9.72〜9.85重量%、
    粗灰分3.68〜4.62重量%、及び
    粗蛋白2.2〜2.4重量%。
  3. 前記タピオカ残留物が、澱粉が一部除去されたものであることを特徴とする、請求項1に記載のタピオカ残留物を用いた飼料用ペレット。
  4. タピオカ残留物85〜97重量%及び糖蜜3〜15重量%を混合して混合物を製造する段階;並びに
    前記混合物を圧縮成形してペレットを製造する段階;を含み、
    前記タピオカ残留物が、下記の組成を含むことを特徴とする、タピオカ残留物を用いた飼料用ペレットの製造方法:
    粗繊維11〜13重量%、
    澱粉40〜60重量%、
    土0.5〜3重量%、
    水分5〜14重量%、
    粗灰分2〜10重量%、及び
    粗蛋白0.5〜5重量%。
  5. 前記ペレットを製造する段階において、
    水分含量が5〜14重量%となるように乾燥する段階;をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のタピオカ残留物を用いた飼料用ペレットの製造方法。
  6. 前記混合物を製造する段階において、前記タピオカ残留物が、
    下記の組成を含むことを特徴とする、請求項4に記載のタピオカ残留物を用いた飼料用ペレットの製造方法:
    粗繊維12.6〜12.9重量%、
    澱粉53.27〜54.4重量%、
    土2.2〜2.3重量%、
    水分9.72〜9.85重量%、
    粗灰分3.68〜4.62重量%、及び
    粗蛋白2.2〜2.4重量%。
  7. 前記混合物を製造する段階において、前記タピオカ残留物が、
    澱粉が除去されたものであることを特徴とする、請求項4に記載のタピオカ残留物を用いた飼料用ペレットの製造方法。
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