JPH0583933B2 - - Google Patents
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- JPH0583933B2 JPH0583933B2 JP62158800A JP15880087A JPH0583933B2 JP H0583933 B2 JPH0583933 B2 JP H0583933B2 JP 62158800 A JP62158800 A JP 62158800A JP 15880087 A JP15880087 A JP 15880087A JP H0583933 B2 JPH0583933 B2 JP H0583933B2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000013461 design Methods 0.000 description 4
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はデータ処理装置に関し、特に演算回路
等のチエツクに用いられるモジユロW回路に関す
る。
等のチエツクに用いられるモジユロW回路に関す
る。
[従来の技術]
モジユロ3回路は、主に演算回路等のチエツク
回路として従来より頻繁に使用されているチエツ
ク回路の1つであるが、チエツク回路設計が容易
である反面、パリテイ・チエツク等の他のチエツ
ク回路に比較して、エラー発生の際の検出率及び
エラー検出の際のエラー箇所指摘のための分解能
が低いという欠点がある。
回路として従来より頻繁に使用されているチエツ
ク回路の1つであるが、チエツク回路設計が容易
である反面、パリテイ・チエツク等の他のチエツ
ク回路に比較して、エラー発生の際の検出率及び
エラー検出の際のエラー箇所指摘のための分解能
が低いという欠点がある。
又、モジユラスのWとしては、W=2w−1(例
えば、3、7、15、……)がしばしば用いられ
る。なぜなら、モジユロWの値をwビツトで表現
できるため、他のモジユラスに比べ低コストで実
現できるからである。
えば、3、7、15、……)がしばしば用いられ
る。なぜなら、モジユロWの値をwビツトで表現
できるため、他のモジユラスに比べ低コストで実
現できるからである。
以下、W=2w−1の代表として、W=22−1=
3を考える。モジユロ3の3通りの値0、1、2
に対し、2ビツトデータで表現する事ができる4
通りの値[0、0]、[0、1]、[1、0]、[1、
1]のうちの3通りの値を定義づける。例えば、
0に対し[0、0]、1に対し[0、1]、2に対
し[1、0]を対応させる。
3を考える。モジユロ3の3通りの値0、1、2
に対し、2ビツトデータで表現する事ができる4
通りの値[0、0]、[0、1]、[1、0]、[1、
1]のうちの3通りの値を定義づける。例えば、
0に対し[0、0]、1に対し[0、1]、2に対
し[1、0]を対応させる。
第3図は従来のモジユロ3回路の真理値表の一
例を示す図であり、aは加算回路bは減算回路、
cは乗算回路、dは反転回路に関するものであ
る。a図の真理値表について説明すると、例えば
2個の2進データX=[0、1、1、0]とY=
[0、1、0、1]の加算の場合、Xのモジユロ
3の値A=[a1、a2]=[0、0]とYモジユロ3
の値B=[b1、b2]=[1、0]との加算結果C=
A+B=[1、0]をモジユロ3期待値とし、X
とYの和Z=X+Y=[1、0、1、1]のモジ
ユロ3の値D=[1、0]と前記期待値C=[1、
0]との一致チエツクを行なう。演算回路の故障
により前記モジユロ3の値Dまたはチエツク回路
の故障により前記モジユロ3の値Cが違う値を示
している時は、上記一致チエツクによつてエラー
フラグが点灯する。
例を示す図であり、aは加算回路bは減算回路、
cは乗算回路、dは反転回路に関するものであ
る。a図の真理値表について説明すると、例えば
2個の2進データX=[0、1、1、0]とY=
[0、1、0、1]の加算の場合、Xのモジユロ
3の値A=[a1、a2]=[0、0]とYモジユロ3
の値B=[b1、b2]=[1、0]との加算結果C=
A+B=[1、0]をモジユロ3期待値とし、X
とYの和Z=X+Y=[1、0、1、1]のモジ
ユロ3の値D=[1、0]と前記期待値C=[1、
0]との一致チエツクを行なう。演算回路の故障
により前記モジユロ3の値Dまたはチエツク回路
の故障により前記モジユロ3の値Cが違う値を示
している時は、上記一致チエツクによつてエラー
フラグが点灯する。
ここでモジユロ3とは、データの示す数値を3
で割つた余りであるから、〓内を10進値とする
と、上記Xのモジユロ3の値Aは、[0、1、0、
1]/(3)=(6)/(3)=(2)あまり(0)により、A=
(0)=[0、0]となり、同様に上記B、Dも、
[0、1、0、1]/(3)=(5)/(3)=(1)あまり(2)、
[1、0、1、1](3)=(11)/(3)=(3)あまり(2)によ
り、B=(2)=[1、0]、D=(2)=[1、0]とな
るため、モジユロ3生成回路は上記数式に合致す
る様に論理構成され、任意のデータのモジユロ3
の値として[1、1]は存在しない。この理由に
より、、従来のモジユロ3回路においては[1、
1]の入力に対する出力は不定とされ、モジユロ
3回路の簡単化等のために使用している。このた
め、[1、1]の入力に対する出力は論理的な意
味をもたず、その回路構成に依存する。なお図で
−印は任意の値を、☆印は不定を意味する。
で割つた余りであるから、〓内を10進値とする
と、上記Xのモジユロ3の値Aは、[0、1、0、
1]/(3)=(6)/(3)=(2)あまり(0)により、A=
(0)=[0、0]となり、同様に上記B、Dも、
[0、1、0、1]/(3)=(5)/(3)=(1)あまり(2)、
[1、0、1、1](3)=(11)/(3)=(3)あまり(2)によ
り、B=(2)=[1、0]、D=(2)=[1、0]とな
るため、モジユロ3生成回路は上記数式に合致す
る様に論理構成され、任意のデータのモジユロ3
の値として[1、1]は存在しない。この理由に
より、、従来のモジユロ3回路においては[1、
1]の入力に対する出力は不定とされ、モジユロ
3回路の簡単化等のために使用している。このた
め、[1、1]の入力に対する出力は論理的な意
味をもたず、その回路構成に依存する。なお図で
−印は任意の値を、☆印は不定を意味する。
従つてモジユロ3回路自体の故障によつて
[1、1]のパターンが生じた場合、その故障を
検出する事は困難であり、さらに演算回路上の故
障によつて演算結果が不正となつた場合も、その
モジユロ3回路の値が上記[1、1]に対する出
力と同じ値の場合には、その故障は検出されず、
そのチエツク回路の検出率は極端に低下するばか
りでなく、それより下段のチエツク回路において
エラーフラグが点灯した時には、その故障箇所の
指摘に誤りを生ずる要因となる。
[1、1]のパターンが生じた場合、その故障を
検出する事は困難であり、さらに演算回路上の故
障によつて演算結果が不正となつた場合も、その
モジユロ3回路の値が上記[1、1]に対する出
力と同じ値の場合には、その故障は検出されず、
そのチエツク回路の検出率は極端に低下するばか
りでなく、それより下段のチエツク回路において
エラーフラグが点灯した時には、その故障箇所の
指摘に誤りを生ずる要因となる。
また演算回路の一部をLSI等で実現する様な場
合そのLSI等単体の故障検出のための評価には、
通常ある種のテストパターンの入力に対する出力
およびフリツプフロツプ内の値を用いて、LSI等
内の論理ゲートや論理パターンの検証をする。
LSI内にモジユロ3回路を含む場合には、テスト
入力として[1、1]のケースを含まないとその
検出率が向上しないため、演算回路全体としては
論理的に全く無意味とされる[1、1]の入力に
対しても論理の記述が必要となり、その論理は回
路構成に完全に依存するために非常に複雑で、容
易に理解しがたい記述となつてしまう。
合そのLSI等単体の故障検出のための評価には、
通常ある種のテストパターンの入力に対する出力
およびフリツプフロツプ内の値を用いて、LSI等
内の論理ゲートや論理パターンの検証をする。
LSI内にモジユロ3回路を含む場合には、テスト
入力として[1、1]のケースを含まないとその
検出率が向上しないため、演算回路全体としては
論理的に全く無意味とされる[1、1]の入力に
対しても論理の記述が必要となり、その論理は回
路構成に完全に依存するために非常に複雑で、容
易に理解しがたい記述となつてしまう。
一方、モジユロ3を用いたチエツク回路として
は、前述の様にモジユロ3の期待値と実際の演算
結果から生成されるモジユロ3の値とを一致チエ
ツクするため、検出率を向上させるためには、演
算回路各部の期待値を生成し、その個々にエラー
フラグを設定する必要がありハードウエア量の増
加が大きいと共にその中の複数のエラーフラグが
点灯した時には、その原因が同じ故障によるもの
か否かの判別が困難である。
は、前述の様にモジユロ3の期待値と実際の演算
結果から生成されるモジユロ3の値とを一致チエ
ツクするため、検出率を向上させるためには、演
算回路各部の期待値を生成し、その個々にエラー
フラグを設定する必要がありハードウエア量の増
加が大きいと共にその中の複数のエラーフラグが
点灯した時には、その原因が同じ故障によるもの
か否かの判別が困難である。
[発明が解決しようとする問題点]
一般に従来のモジユロW回路では2進値[1、
1、……、1]に対する考慮がされていないた
め、モジユロW回路としての故障の検出率、分解
能を低くし、かつその検出率、分解能の向上のた
めには、ハードウエア量の増加が大きいという欠
点を有する。さらに近年のLSI化等に伴うチエツ
ク回路の検証の際には、論理的に無意味とされる
2進値[1、1、……、1]の考慮が必要となる
ため、LSI等の設計時に[1、1、……、1]を
考慮しない事が逆に設計効率向上の妨げとなつて
いるという欠点がある。
1、……、1]に対する考慮がされていないた
め、モジユロW回路としての故障の検出率、分解
能を低くし、かつその検出率、分解能の向上のた
めには、ハードウエア量の増加が大きいという欠
点を有する。さらに近年のLSI化等に伴うチエツ
ク回路の検証の際には、論理的に無意味とされる
2進値[1、1、……、1]の考慮が必要となる
ため、LSI等の設計時に[1、1、……、1]を
考慮しない事が逆に設計効率向上の妨げとなつて
いるという欠点がある。
[問題点を解決するための手段]
本発明のモジユロW回路は、wビツト(w≧
2)で表現する事ができる2w通りの2進値のう
ち、全ビツトが“1”を除くW(=2w−1)通り
の2進値は、モジユロWのW通りのコードとして
定義され、全ビツト“1”は、故障が発生した
事、あるいは故障が検出された事を示すエラーコ
ードとして定義づけられたモジユロW回路であつ
て、n個のwビツトデータA1=[a11、a12、……、
a1w]、A2=[a21、a22、……、a2w]、……、Ao=
[ao1、ao2、……、aow]の入力のうちの1つ以上
が[1、1、……、1]のとき、wビツトデータ
C=[c1、c2、……、cw]=[1、1、……、1]
を出力するように構成されている。
2)で表現する事ができる2w通りの2進値のう
ち、全ビツトが“1”を除くW(=2w−1)通り
の2進値は、モジユロWのW通りのコードとして
定義され、全ビツト“1”は、故障が発生した
事、あるいは故障が検出された事を示すエラーコ
ードとして定義づけられたモジユロW回路であつ
て、n個のwビツトデータA1=[a11、a12、……、
a1w]、A2=[a21、a22、……、a2w]、……、Ao=
[ao1、ao2、……、aow]の入力のうちの1つ以上
が[1、1、……、1]のとき、wビツトデータ
C=[c1、c2、……、cw]=[1、1、……、1]
を出力するように構成されている。
[実施例]
次に本発明について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明では、W=3の場合、すなわ
ちモジユロ3回路について述べる。
ちモジユロ3回路について述べる。
第1図は本発明の実施例の論理を示す真理値表
である。a図は加算回路、b図は減算回路、c図
は乗算回路、d図は反転回路に対応した、それぞ
れモジユロ3加算、モジユロ3減算、モジユロ3
乗算、モジユロ3反転回路の真理値表である。
である。a図は加算回路、b図は減算回路、c図
は乗算回路、d図は反転回路に対応した、それぞ
れモジユロ3加算、モジユロ3減算、モジユロ3
乗算、モジユロ3反転回路の真理値表である。
以下の説明において、□+はモジユロ3加算、□−
はモジユロ3減算または反転、□・はモジユロ3乗
算を示す。
はモジユロ3減算または反転、□・はモジユロ3乗
算を示す。
a図の加算回路の例について説明する。任意の
2個の2進数XとYの和Zを求める加算回路のチ
エツク回路において、入力2進数Xのモジユロ3
の値をA=[a1、a2]、入力2進数Yのモジユロ3
の値をB=[b1、b2]とすると、2進数XとYの
入力によつて加算結果の2進数Zのモジユロ3の
値としての期待値C=[c1、c2]を準備する。例
えば、A=[0、1]、B=[1、0]の時はa図
の真理値表よりC=[0、0]となる。一方、2
進数XとYを入力した加算回路はXとYとの和Z
=X+Yを出力する。
2個の2進数XとYの和Zを求める加算回路のチ
エツク回路において、入力2進数Xのモジユロ3
の値をA=[a1、a2]、入力2進数Yのモジユロ3
の値をB=[b1、b2]とすると、2進数XとYの
入力によつて加算結果の2進数Zのモジユロ3の
値としての期待値C=[c1、c2]を準備する。例
えば、A=[0、1]、B=[1、0]の時はa図
の真理値表よりC=[0、0]となる。一方、2
進数XとYを入力した加算回路はXとYとの和Z
=X+Yを出力する。
チエツク回路は和の2進数Zを入力し、Zのモ
ジユロ3の値D=[d1、d2]を求め、前記モジユ
ロ3の期待値C=[c1、c2]と一致チエツクをす
る。D=C(すなわちd1=c1かつd2=c2)ならば
正常、D≠Cならば故障を検出した事を示し、エ
ラーフラグを点灯する。
ジユロ3の値D=[d1、d2]を求め、前記モジユ
ロ3の期待値C=[c1、c2]と一致チエツクをす
る。D=C(すなわちd1=c1かつd2=c2)ならば
正常、D≠Cならば故障を検出した事を示し、エ
ラーフラグを点灯する。
以上は従来のモジユロ3回路と同等であるが、
本発明の特徴はモジユロ3の値として[1、1]
を考慮した事にある。もし、前記2進数Xよりモ
ジユロ3の値A=[a1、a2]を生成する回路自体
の故障によつてA=[1、1]となつた場合、a
図の真理値表に示す様に期待値C=[c1、c2]=
[1、1]となる。前記2進数Y側の故障につい
ても同様である。つまり期待値Cが[1、1]と
なるのは3ケース存在し、1つは前記A=[1、
1]の場合、他の1つは前記B=[1、1]の場
合、そしてモジユロ3の加算回路の故障によつて
C=[1、1]となる場合である。
本発明の特徴はモジユロ3の値として[1、1]
を考慮した事にある。もし、前記2進数Xよりモ
ジユロ3の値A=[a1、a2]を生成する回路自体
の故障によつてA=[1、1]となつた場合、a
図の真理値表に示す様に期待値C=[c1、c2]=
[1、1]となる。前記2進数Y側の故障につい
ても同様である。つまり期待値Cが[1、1]と
なるのは3ケース存在し、1つは前記A=[1、
1]の場合、他の1つは前記B=[1、1]の場
合、そしてモジユロ3の加算回路の故障によつて
C=[1、1]となる場合である。
一方前記和の2進数Zのモジユロ3の値Dにつ
いても同様に故障によつてD=[1、1]となる
場合が考えられる。従つて加算回路の故障検出は
D≠Cの場合の他にDまたはCが[1、1]の場
合が加わり、故障検出率が向上する。
いても同様に故障によつてD=[1、1]となる
場合が考えられる。従つて加算回路の故障検出は
D≠Cの場合の他にDまたはCが[1、1]の場
合が加わり、故障検出率が向上する。
第1図を用いて説明した実施例は加算、減算、
乗算または反転の様な単一機能の場合であつた
が、これらの機能を組み合わせる事によつて、よ
り複雑な演算回路のチエツクに用いるためのモジ
ユロ3回路を構成できる。
乗算または反転の様な単一機能の場合であつた
が、これらの機能を組み合わせる事によつて、よ
り複雑な演算回路のチエツクに用いるためのモジ
ユロ3回路を構成できる。
第2図は第1図の真理値表で示した各回路を組
み合わせたモジユロ3回路の一例を示すブロツク
図である。第2図において、モジユロ3回路20
00は6個の2進数X、Y、Z、R、S、Tの入
力に対し、P=−(X+Y+Z−R)、Q=(X+
Y−S・T)・(X+Y+Z−R)となる2個の2
進数P、Qを出力する演算回路に対応して、X、
Y、Z、R、S、Tのそれぞれのモジユロ3の値
A、B、C、D、E、Fを入力し、L=□−(A□+
B□+C□−D)、M=(A□+B□−E□・F)□・
(A□+B
□+C□−D)となる2個のモジユロ3の値L、Mを
出力する。
み合わせたモジユロ3回路の一例を示すブロツク
図である。第2図において、モジユロ3回路20
00は6個の2進数X、Y、Z、R、S、Tの入
力に対し、P=−(X+Y+Z−R)、Q=(X+
Y−S・T)・(X+Y+Z−R)となる2個の2
進数P、Qを出力する演算回路に対応して、X、
Y、Z、R、S、Tのそれぞれのモジユロ3の値
A、B、C、D、E、Fを入力し、L=□−(A□+
B□+C□−D)、M=(A□+B□−E□・F)□・
(A□+B
□+C□−D)となる2個のモジユロ3の値L、Mを
出力する。
モジユロ3回路2000は、6個のモジユロ3
の値A、B、C、D、E、Fを入力すると、A、
Bはモジユロ3加算回路201に、C、Dはモジ
ユロ3減算回路202に、E、Fはモジユロ3乗
算回路に分配し、それぞれの入力とする。
の値A、B、C、D、E、Fを入力すると、A、
Bはモジユロ3加算回路201に、C、Dはモジ
ユロ3減算回路202に、E、Fはモジユロ3乗
算回路に分配し、それぞれの入力とする。
モジユロ3加算回路201は、前記A、Bを入
力すると、第1図aの真理値表に示すような論理
によりA□+Bを示すモジユロ3の値を生成し、デ
ータパス21を通して出力し、モジユロ3加算回
路204、モジユロ3減算回路205の1入力と
する。
力すると、第1図aの真理値表に示すような論理
によりA□+Bを示すモジユロ3の値を生成し、デ
ータパス21を通して出力し、モジユロ3加算回
路204、モジユロ3減算回路205の1入力と
する。
モジユロ3減算回路202は、前記C、Dを入
力すると第1図bの真理値表に示すような論理に
よりC□−Dを示すモジユロ3の値を生成し、デー
タパス22を通して出力し、モジユロ3加算回路
204の1入力とする。
力すると第1図bの真理値表に示すような論理に
よりC□−Dを示すモジユロ3の値を生成し、デー
タパス22を通して出力し、モジユロ3加算回路
204の1入力とする。
モジユロ3乗算回路203は、前記E、Fを入
力すると第1図cの真理値表に示すような論理に
よりE□・Fを示すモジユロ3の値を生成し、デー
タパス23を通して出力し、モジユロ3回路20
5の1入力とする。
力すると第1図cの真理値表に示すような論理に
よりE□・Fを示すモジユロ3の値を生成し、デー
タパス23を通して出力し、モジユロ3回路20
5の1入力とする。
同様にモジユロ3加算回路204、モジユロ3
減算回路205、モジユロ3反転回路206、モ
ジユロ3乗算回路はそれぞれ、第1図のa,b,
d,cの論理により、A□+B、C□−Dの入力に対
し、A□+B□+C□−Dを、A□+B、E□・Fの入
力に
対し、A□+B□−E□・Fを、A□+B□+C□−D
の入力
に対し、□−(A□+B□+C□−D)を、A□+B□
+C□−
D、A□+B□−E□・Fの入力に対し(A□+B□−
E□・
F)□・(A□+B□+C□−D)を生成し、データパ
ス
24,25,26,27を通してそれぞれ出力す
る。
減算回路205、モジユロ3反転回路206、モ
ジユロ3乗算回路はそれぞれ、第1図のa,b,
d,cの論理により、A□+B、C□−Dの入力に対
し、A□+B□+C□−Dを、A□+B、E□・Fの入
力に
対し、A□+B□−E□・Fを、A□+B□+C□−D
の入力
に対し、□−(A□+B□+C□−D)を、A□+B□
+C□−
D、A□+B□−E□・Fの入力に対し(A□+B□−
E□・
F)□・(A□+B□+C□−D)を生成し、データパ
ス
24,25,26,27を通してそれぞれ出力す
る。
上述した各モジユロ3回路の動作により、モジ
ユロ3回路2000は、前記6個の入力A、B、
C、D、E、Fに対し、L=□−(A□+B□+C□−
D)、M=(A□+B□−E□・F)□・(A□+B□
+C□−
D)となる2個のモジユロ3の値L、Mを出力す
る。
ユロ3回路2000は、前記6個の入力A、B、
C、D、E、Fに対し、L=□−(A□+B□+C□−
D)、M=(A□+B□−E□・F)□・(A□+B□
+C□−
D)となる2個のモジユロ3の値L、Mを出力す
る。
ここで、回路の故障によりモジユロ3回路20
00内にモジユロ3の値として[1、1]が生成
されたとき、または前記6個の入力A、B、C、
D、E、Fのいずれかが[1、1]となつて入力
されたときは、前記出力L、Mのいずれか、また
は両方が[1、1]となつて出力される。
00内にモジユロ3の値として[1、1]が生成
されたとき、または前記6個の入力A、B、C、
D、E、Fのいずれかが[1、1]となつて入力
されたときは、前記出力L、Mのいずれか、また
は両方が[1、1]となつて出力される。
第1の例として、前記モジユロ3演算回路20
5またはデータパス25に故障が生じ、これを通
して前記モジユロ3乗算回路207に[1、1]
が入力された場合、第1図cの論理によりモジユ
ロ3乗算回路207の出力Mは[1、1]とな
り、Mは不正データであり、Mに至るまでのどこ
かに故障が生じた事が明示される。
5またはデータパス25に故障が生じ、これを通
して前記モジユロ3乗算回路207に[1、1]
が入力された場合、第1図cの論理によりモジユ
ロ3乗算回路207の出力Mは[1、1]とな
り、Mは不正データであり、Mに至るまでのどこ
かに故障が生じた事が明示される。
第2の例として、前記入力Dが、不正データ
[1、1]として入力されると、前記モジユロ3
減算回路202の出力がデータパス22を通り、
前記モジユロ3加算回路204から24を通つて、
前記モジユロ3反転回路206から26を通つて出
力Lが[1、1]となり、前記モジユロ3乗算回
路207から27を通つて出力Mが[1、1]とな
り、L、Mは不正データであり、L、Mに至るま
でのどこかに故障が生じた事が明示される。
[1、1]として入力されると、前記モジユロ3
減算回路202の出力がデータパス22を通り、
前記モジユロ3加算回路204から24を通つて、
前記モジユロ3反転回路206から26を通つて出
力Lが[1、1]となり、前記モジユロ3乗算回
路207から27を通つて出力Mが[1、1]とな
り、L、Mは不正データであり、L、Mに至るま
でのどこかに故障が生じた事が明示される。
従来のモジユロ3回路の場合は[1、1]に対
する考慮がなされていないため、回路の途中に上
述した第1、第2の例の様な故障が生じた場合、
前記L、Mの値は他の入力及び回路構成等に依存
するため、不正データか否かの判断が困難であ
り、検出されない場合も生じてくる。また故障箇
所を指摘する際も、途中の不正データの値の判断
が困難なためにその分解能は非常に低くなつてし
まう。
する考慮がなされていないため、回路の途中に上
述した第1、第2の例の様な故障が生じた場合、
前記L、Mの値は他の入力及び回路構成等に依存
するため、不正データか否かの判断が困難であ
り、検出されない場合も生じてくる。また故障箇
所を指摘する際も、途中の不正データの値の判断
が困難なためにその分解能は非常に低くなつてし
まう。
一方本実施例の場合、不正データは[1、1]
という値で判断することが容易なため、故障の検
出率も高く、かつ[1、1]の値が通つたパスの
値は全て[1、1]であるから、その[1、1]
の値の原因となつている故障箇所もさがしやす
く、分解能も高くなる。
という値で判断することが容易なため、故障の検
出率も高く、かつ[1、1]の値が通つたパスの
値は全て[1、1]であるから、その[1、1]
の値の原因となつている故障箇所もさがしやす
く、分解能も高くなる。
また従来のモジユロ3回路と異なり、入力とし
て[1、1]を考慮し、かつ出力の[1、1]も
論理的に意味のある値のため、例えば前記モジユ
ロ3回路2000をLSI等で実現した場合、その
論理検証の際に回路設計時に考慮していないケー
スが生じる事もなく、LSI等単体の論理検証のみ
のための余分な労力を必要とせず、設計効率に支
障を来さない。
て[1、1]を考慮し、かつ出力の[1、1]も
論理的に意味のある値のため、例えば前記モジユ
ロ3回路2000をLSI等で実現した場合、その
論理検証の際に回路設計時に考慮していないケー
スが生じる事もなく、LSI等単体の論理検証のみ
のための余分な労力を必要とせず、設計効率に支
障を来さない。
なお、上述した実施例では、モジユロ3回路に
ついて述べているが、本発明はこれに限定せず、
モジユロW(=2w−1)回路にも同様に適用でき
るのは勿論である。
ついて述べているが、本発明はこれに限定せず、
モジユロW(=2w−1)回路にも同様に適用でき
るのは勿論である。
[発明の効果]
以上説明したように本発明は、モジユロWの値
としては不正なデータ[1、1、……、1]を考
慮し、入力データの中に[1、1、……、1]が
存在するとその出力に[1、1、……、1]を伝
搬させる様に構成する事により、故障の検出率、
分解能を向上させ、さらにLSI化等に適した構成
にできるという効果がある。
としては不正なデータ[1、1、……、1]を考
慮し、入力データの中に[1、1、……、1]が
存在するとその出力に[1、1、……、1]を伝
搬させる様に構成する事により、故障の検出率、
分解能を向上させ、さらにLSI化等に適した構成
にできるという効果がある。
第1図は、本発明の実施例の論理を示す真理値
表の図、第2図は第1図の真理値表で示した各回
路を組み合わせたモジユロ3回路の一例を示すブ
ロツク図、第3図は従来の回路の真理表を示す図
である。 記号の説明:201,204……モジユロ3加
算回路、202,205……モジユロ3減算回
路、203,207……モジユロ3乗算回路、2
06……モジユロ3反転回路、2000……モジ
ユロ3回路。
表の図、第2図は第1図の真理値表で示した各回
路を組み合わせたモジユロ3回路の一例を示すブ
ロツク図、第3図は従来の回路の真理表を示す図
である。 記号の説明:201,204……モジユロ3加
算回路、202,205……モジユロ3減算回
路、203,207……モジユロ3乗算回路、2
06……モジユロ3反転回路、2000……モジ
ユロ3回路。
Claims (1)
- 1 wビツト(w≧2)で表現する事ができる2w
通りの2進値のうち、全ビツトが“1”を除くW
(=2w−1)通りの2進値は、モジユロWのW通
りのコードとして定義され、全ビツト“1”は、
故障が発生した事、あるいは故障が検出された事
を示すエラーコードとして定義づけられたモジユ
ロW回路であつて、n個のwビツトデータA1=
[a11、a12、……、a1w]、A2=[a21、a22、……、
a2w]、……、Ao=[ao1、ao2、……、aow]の入力
のうちの1つ以上が[1、1、……、1]のと
き、wビツトデータC=[c1、c2、……、cw]=
[1、1、……、1]を出力することを特徴とす
るモジユロW回路。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61-155001 | 1986-07-03 | ||
JP15500186 | 1986-07-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63145539A JPS63145539A (ja) | 1988-06-17 |
JPH0583933B2 true JPH0583933B2 (ja) | 1993-11-30 |
Family
ID=15596530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62158800A Granted JPS63145539A (ja) | 1986-07-03 | 1987-06-27 | モジュロw回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63145539A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7376890B2 (en) | 2004-05-27 | 2008-05-20 | International Business Machines Corporation | Method and system for checking rotate, shift and sign extension functions using a modulo function |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6151541B2 (ja) * | 1979-12-12 | 1986-11-10 | Furukawa Electric Co Ltd |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6142183Y2 (ja) * | 1985-08-29 | 1986-12-01 |
-
1987
- 1987-06-27 JP JP62158800A patent/JPS63145539A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6151541B2 (ja) * | 1979-12-12 | 1986-11-10 | Furukawa Electric Co Ltd |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63145539A (ja) | 1988-06-17 |
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