JPH0583679A - 映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号再生装置

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JPH0583679A
JPH0583679A JP3267229A JP26722991A JPH0583679A JP H0583679 A JPH0583679 A JP H0583679A JP 3267229 A JP3267229 A JP 3267229A JP 26722991 A JP26722991 A JP 26722991A JP H0583679 A JPH0583679 A JP H0583679A
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JP
Japan
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signal
time axis
video signal
circuit
time
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JP3267229A
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Yutaka Nishikata
裕 西片
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で低コストの装置によりハイビジ
ョン方式の映像信号を疑似NTSC方式の映像信号に画
質を劣化させることなく変換する。 【構成】 Y信号時間軸圧縮回路13により時間軸を伸
長した奇数フィールドの輝度データは垂直フィルタ23
によりフィルタ処理され、ライン間引き回路24により
間引かれて525本の走査線とされる。この輝度データ
が時間軸変換回路25において時間軸変換され、加算器
26、D/A変換器27、ローパスフィルタ28を介し
て疑似NTSC信号の輝度信号Yとして出力される。色
差信号時間軸伸長回路14により時間軸伸長された色差
データは、時間軸変換回路29,30により時間軸変換
され、マトリックス回路31により色差データI,Qと
されて、平衡変調回路32において平衡変調される。そ
してD/A変換器33、ローパスフィルタ34を介して
疑似NTSC信号の色信号Cとして出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイビジョンに代表さ
れる高品位テレビジョン方式のビデオテープレコーダに
応用して好適な映像信号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、NTSC方式のテレビジョン方式
に代わる、より高品位のテレビジョン方式であるハイビ
ジョン方式が注目されつつある。このハイビジョン方式
の映像信号は、その走査線の数が1,125本とされて
いるため、より高品位の画像を得ることができる。
【0003】このような高品位テレビジョン方式である
ハイビジョンの映像信号をビデオテープに記録した場
合、これを従来のNTSC方式のテレビジョン受像機な
どで再生表示する場合、方式を変換する必要が生じる。
【0004】従来、このような場合、図5に示すように
高品位のテレビジョン方式用のビデオテープレコーダ
(HD−VTR)1より出力された信号をダウンコンバ
ータ2によりNTSC方式のテレビジョン方式に変換
し、NTSC方式のCRT3に供給し、表示するように
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図5に示
すように、高品位のビデオテープレコーダ1とNTSC
方式のCRT3の間に、これらとは別体に構成されたダ
ウンコンバータ2を介在させる方法は、ビデオテープレ
コーダ1より出力された信号をダウンコンバータ2にお
いてA/D変換し、さらに所定の処理を施した後、再び
D/A変換した後、CRT3に出力する必要が生じるた
め、A/D変換とD/A変換の回数が増加し、画質が劣
化する課題があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、画質の劣化を防止するようにするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の映像信
号再生装置は、水平走査線数を標準テレビジョン方式の
水平走査線数に変換する変換手段としてのライン間引き
回路24と、フィールド周波数を高品位テレビジョン方
式のフィールド周波数と同一の周波数に保持する保持手
段としてのメモリ12と、ライン間引き回路24とメモ
リ12により生成された映像信号を標準テレビジョン方
式の映像信号として出力する出力手段としての時間軸変
換回路25とを備えることを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の映像信号再生装置
は、時間軸伸長された輝度信号と時間軸圧縮された色差
信号からなる映像信号を記憶する記憶手段としてのメモ
リ12と、メモリ12より読出された輝度信号を時間軸
圧縮する時間軸圧縮手段としてのY信号時間軸圧縮回路
13と、メモリ12より読出された色差信号を時間軸伸
長する時間軸伸長手段としての色差信号時間軸伸長回路
14と、Y信号時間軸圧縮回路13により圧縮された輝
度信号のラインを間引く間引き手段としてのライン間引
き回路24と、ライン間引き回路24により間引かれた
輝度信号の時間軸を変換する輝度信号時間軸変換手段と
しての時間軸変換回路25と、色差信号時間軸伸長回路
14により伸長された色差信号の時間軸を変換する色差
信号時間軸変換手段としての時間軸変換回路29,30
と、Y信号時間軸圧縮回路13と色差信号時間軸伸長回
路14に対して高品位テレビジョン方式の映像信号を出
力する場合と標準テレビジョン方式の映像信号を出力す
る場合とで異なる周波数のクロックを供給するととも
に、標準テレビジョン方式の映像信号を出力する場合、
時間軸変換回路25と時間軸変換回路29,30に対し
て所定の周波数のクロックを供給するクロック供給手段
としてのクロック供給回路50とを備えることを特徴と
する。
【0009】
【作用】請求項1に記載の映像信号再生装置において
は、ライン間引き回路24により、例えばハイビジョン
方式の水平走査線がNTSC方式の水平走査線の数に変
換される。メモリ12より読出されるときフィールド周
波数はハイビジョン方式のままに保持される。ライン間
引き回路24により間引かれた映像信号は、時間軸変換
回路25によりその時間軸が変換された後、疑似的なN
TSC方式の映像信号として出力される。
【0010】従って、従来の場合に較べてA/D変換お
よびD/A変換の回数が少なくなり、画質の劣化を防止
することができる。また、フィールド周波数を変更して
いないので構成が簡略化され、低コスト化が可能にな
る。
【0011】請求項2に記載の映像信号再生装置におい
ては、メモリ12に記憶された例えばハイビジョン方式
の映像信号のうち、輝度信号がY信号時間軸圧縮回路1
3により時間軸圧縮され、色差信号が色差信号時間軸伸
長回路14により時間軸伸長される。時間軸圧縮された
輝度信号はライン間引き回路24により、そのライン数
が間引かれて例えばNTSC方式の水平走査線数とされ
る。この輝度信号は、さらに時間軸変換回路25により
時間軸変換される。また、時間軸伸長された色差信号は
時間軸変換回路29,30により時間軸変換される。ク
ロック供給回路50は、ハイビジョン方式の映像信号を
出力する場合とNTSC方式の映像信号を出力する場合
とでクロックの周波数を切り換える。
【0012】従って、簡単な構成で、低コストでハイビ
ジョン方式の映像信号を疑似NTSC方式の映像信号に
変換することができる。また、画質の劣化を防止するこ
とができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の映像信号再生装置を応用し
たハイビジョン用のビデオテープレコーダの一実施例の
構成を示すブロック図である。時間軸補正回路(TB
C)11は、図示せぬ磁気テープから再生されたハイビ
ジョン用の映像信号の時間軸補正を行った後、メモリ1
2に供給するようになされている。メモリ12に記憶さ
れた信号のうち、ハイビジョン用の輝度信号(Y信号)
はその時間軸が伸長されているため、Y信号時間軸圧縮
回路13に供給され、その時間軸が圧縮された後、マル
チプレクサ15に供給されるようになされている。マル
チプレクサ15は、Y信号時間軸圧縮回路13より供給
された奇数データと偶数データの輝度信号を選択してD
/A変換器16に供給するようになされている。ローパ
スフィルタ17は、D/A変換器16より出力された信
号を平滑して出力するようになされている。
【0014】また、ハイビジョン用の色差信号はその時
間軸が圧縮されているため、色差信号時間軸伸長回路1
4により時間軸が伸長された後、補間フィルタ18に供
給され、所定の補間処理がなされるようになっている。
その後、D/A変換器19,20を介してそれぞれロー
パスフィルタ21,22に供給されるようになされてい
る。
【0015】以上の構成は、ハイビジョン用の信号を再
生するために必要なものである。これに対して本実施例
においては、ハイビジョン方式の映像信号を疑似的なN
TSC方式の映像信号として出力するために次の構成が
内蔵されている。即ち、Y信号時間軸圧縮回路13より
出力された奇数データと偶数データの輝度データのう
ち、一方のデータ(実施例の場合、奇数データの信号)
が選択され、データ数が1/2に縮減された後、垂直フ
ィルタ23に供給されるようになされている。
【0016】垂直フィルタ23は、折り返し雑音を抑制
するために設けられている。垂直フィルタ23より出力
された信号はライン間引き回路24に供給され、走査線
の数が525本に調整されるようになされている。ライ
ン間引き回路24より出力された信号は、さらに時間軸
変換回路25に供給され、時間軸が変換されるようにな
されている。時間軸変換回路25より出力された信号
は、加算器26において図示せぬ回路から供給される同
期信号等が付加された後、D/A変換器27に供給さ
れ、さらにローパスフィルタ28を介して出力されるよ
うになされている。
【0017】一方、色差信号時間軸伸長回路14より出
力された色差信号PB,PRは、それぞれ時間軸変換回路
29と30に供給され、その時間軸が変換されるように
なされている。マトリックス回路31は、時間軸変換回
路29と30より入力される色差信号PB(B−Y)と
R(R−Y)からNTSC方式の信号I,Qを生成
し、平衡変調回路32に供給している。平衡変調回路3
2より出力された信号は、D/A変換器33、ローパス
フィルタ34を介して色信号Cとして出力されるように
なされている。
【0018】平衡変調回路32は図1の実施例の場合、
デジタル回路として構成されているが、アナログ回路と
して構成することもできる。この場合、平衡変調回路3
2、D/A変換器33、ローパスフィルタ34は図2に
示す回路により置き換えられることになる。
【0019】即ち、図2の実施例においては、マトリッ
クス回路31より出力された信号IとQがそれぞれD/
A変換器41と42によりD/A変換され、ローパスフ
ィルタ43と44により不要な高域成分が除去された
後、平衡変調回路45に入力されるようになされてい
る。そして、平衡変調回路45はアナログ信号として入
力された信号IとQから色信号Cを生成するようになさ
れている。
【0020】図3は、図1に示した各回路にクロックを
供給するクロック供給回路50の一実施例の構成を示し
ている。この実施例においては、発振回路51が44.
55MHzの周波数でハイビジョン方式用のマスタクロ
ックを発生するようになされている。スイッチ71は、
ハイビジョン方式の映像信号を出力するときオンされ、
分周器52および55に発振回路51が出力するマスタ
クロックを供給するようにしている。分周器52はマス
タクロックを1/2に分周するので44.55/2MH
zのクロックを生成し、このクロックがさらに分周器5
3により1/2に分周されるので44.55/4MHz
のクロックが生成されるようになっている。また、分周
器55と56により44.55MHzが37/55と1
/2に分用されて29.97/2MHzのクロックが生
成されるようになされている。さらに、分周器54はマ
スタクロックを1139/1650に分周し、30.7
53MHzのクロックを生成している。
【0021】スイッチ72はNTSC方式の映像信号を
出力するときオンされる。分周器61はマスタクロック
を14/15に分周し、41.58MHzのNTSC方
式用のマスタクロックを生成している。このクロックは
分周器62により1/2に分周され、さらに分周器63
により1/2に分周され、それぞれ41.58/2MH
zのクロックと41.58/4MHzのクロックが生成さ
れている。分周器61の出力は、分周器64により37
/55に分周され、さらに分周器65により1/2に分
周され、27.972/2MHzのクロックが生成され
ている。また、分周器61の出力は、分周器66により
35/132に分周され、11.025MHzのクロッ
クが生成され、さらに分周器67により1/2に分周さ
れ、11.025/2MHzのクロックが生成されてい
る。また、分周器61の出力は、分周器68により13
/66に分周されて8.190MHzのクロックが生成
され、さらに分周器69により1/2に分周されて8.
190/2MHzのクロックが生成されるようになって
いる。
【0022】次に、その動作について説明する。時間軸
補正回路11は入力された映像信号を時間軸を補正して
メモリ12に供給する。メモリ12には分周器54で分
周した30.753MHzのクロックが書込クロックと
して供給されている。ハイビジョン方式の映像信号を出
力する場合、メモリ12に分周器56が生成する29.
97/2MHzのクロックが読出クロックとして供給さ
れる。メモリ12より読出された信号のうち、輝度信号
はY信号時間軸圧縮回路13に供給され、色差信号は色
差信号時間軸伸長回路14に供給される。ハイビジョン
方式の輝度信号はその時間軸が伸長されているため、こ
のY信号時間軸圧縮回路13においてその時間軸が圧縮
される。このときY信号時間軸圧縮回路13には分周器
52が出力する44.55/2MHzのクロックが供給
されている。マルチプレクサ15はY信号時間軸圧縮回
路13より出力された2相のデータのうち、奇数と偶数
の輝度データをそれぞれ選択し、D/A変換器16に出
力する。D/A変換器16は入力された輝度信号をD/
A変換し、ローパスフィルタ17に出力する。ローパス
フィルタ17は入力された輝度信号から不要な高域成分
を除去して、輝度信号Yとして出力する。
【0023】一方、色差信号はその時間軸が圧縮されて
いる。そこで色差信号時間軸伸長回路14は、この色差
信号の時間軸を伸長して補間フィルタ18に出力する。
色差信号のサンプル数は輝度信号の1/4であるため、
色差信号時間軸伸長回路14は分周回路53により生成
した44.55/4MHzのクロックにより駆動され
る。ハイビジョン方式のTDM信号における色差信号は
線順次に記録されている。そこで補間フィルタ18によ
り補間処理が行われた後、D/A変換器19,20によ
りD/A変換される。さらにローパスフィルタ21,2
2により不要な高域成分が除去されて、色差信号PB
Rとして出力される。
【0024】次に、NTSC方式の映像信号を出力する
場合の動作について説明する。このとき、メモリ12に
は分周器65が生成した27.972/2MHzのクロ
ックが供給される。このときメモリ12はフィールド変
換器により駆動されていない。従って、フィールド周波
数はハイビジョン方式における60Hzがそのまま保持
される。NTSC方式のフィールド周波数は59.94
HZであるが、NTSC方式のCRTはこの60HZのフ
ィールド周波数でもその差が小さいので、追従する機能
を有している。そこで、フィールド周波数は変換せずに
疑似NTSC方式の信号として出力する。
【0025】ハイビジョン方式からNTSC方式に変換
する場合、メモリ12に記憶された1,125本の走査
線のうち、75本は除去され、1,050本の走査線の
データのみが読出される。メモリ12にはその読出クロ
ックとして、分周器65が出力する27.972/2M
Hzのクロックが供給される。このクロックは31.5
KHz(=2×15.75KHz)の正数倍に設定されて
いる。即ち、27.972MHzは31.5KHzの88
8倍になっている。
【0026】また、Y信号時間軸圧縮回路13には分周
回路62が出力する41.58/2MHzのクロックが
供給され、色差信号時間軸伸長回路14には分周器63
が出力する41.58/4MHzのクロックが供給され
る。Y信号時間軸圧縮回路13より出力された奇数相の
データと偶数相のデータのうち、偶数相のデータは間引
かれ、奇数相のデータのみが垂直フィルタ23に供給さ
れる。垂直フィルタ23は、例えば3タップの構成とさ
れ、折り返し歪が出ないように輝度データをフィルタ処
理して出力する。ライン間引き回路24は垂直フィルタ
23より入力された1,050本のラインの輝度データ
の1/2を間引いて、525本のラインの輝度データを
出力する。この輝度データは時間軸変換回路25に入力
され、その時間軸が変換される。
【0027】この時間軸変換回路25には分周器66が
出力する11.025MHzのクロックが入力されてい
る。即ち、NTSC信号をカラーサブキャリア周波数の
2倍の周波数でサンプリングした場合、1Hの総サンプ
ル数は910サンプルとなり、そのうち有効ビデオ部分
は754サンプルとなる。このデータを水平部分を短く
しないで出力するようにした場合、1Hの有効ビデオ部
分は576サンプルとなる。このとき上記した1Hの総
サンプル数と有効ビデオサンプル数との割合から1Hの
総サンプル数を算出すると、695.2(=576×9
10/754)となる。NTSC方式の映像信号を出力
する場合のマスタクロックは41.58MHzとされて
いるため、このクロックから分周しやすい周波数で、か
つ、その場合における1Hの総サンプル数が偶数で上記
の値(695.2)に近い値(例えば700)にするに
は、時間軸変換回路25におけるクロックの周波数は1
1.025MHz(=41.58×35/132MHz=
700×15.75KHz)となる。
【0028】時間軸変換回路25をこの11.025M
Hzのクロックで駆動した場合に得られる画像は、横方
向のデータを削除していないため、これをそのままNT
SC方式の画面で見ると、得られる画像が縦長となる。
そこでアスペクト比をNTSC方式における場合のよう
に4対3にして出力するには、1Hの総サンプル数を5
20、有効サンプル数を432とすればよい。このとき
時間軸変換回路25のクロックは8.190MHz(=
41.58×13/66MHz=520×15.75K
Hz)となる。即ちこのとき、576サンプルの有効ビ
デオサンプルのうち、左右の72サンプルずつが削除さ
れる。また、後述する時間軸変換回路29,30におけ
る色差信号は36サンプルずつ、その両側が削除され
る。
【0029】時間軸変換回路25より出力された輝度デ
ータは加算器26に供給され、同期信号が付加された
後、D/A変換器27に供給されてD/A変換される。
このD/A変換器27は上述したD/A変換器16を共
用することも可能である。D/A変換器27より出力さ
れた信号はローパスフィルタ28により不要な高域成分
が除去された後、疑似NTSC信号の輝度信号Yとして
出力される。
【0030】一方、色差信号時間軸伸長回路14は、Y
信号時間軸圧縮回路13における周波数の1/2の周波
数41.58/4MHZのクロックで色差データを時間
軸伸長する。色差信号時間軸伸長回路14より出力され
た色差データは、それぞれ時間軸変換回路29,30に
入力され、その時間軸が変換される。上述したようにハ
イビジョン方式の色差データは、そのサンプル数が輝度
データの1/4となっている。従って、色差データは輝
度データのようにラインを間引くことはしないで、サン
プル数もそのままで時間軸だけが調整される。時間軸変
換回路29と30には、時間軸変換回路25に入力され
るクロックの1/2の周波数のクロック11.025/
2MHZが供給される。
【0031】マトリックス回路31は、時間軸変換回路
29と30より入力される色差データPB,PR,P
B(B−Y),PR(R−Y)からNTSC信号の輝度デ
ータI,Qを生成する。平衡変調回路32は、この色デ
ータIとQを平衡変調し、D/A変換器33に出力す
る。D/A変換器33によりD/A変換された信号は、
ローパスフィルタ34により不要な高域成分が除去され
てNTSC信号の色信号Cとして出力される。このロー
パスフィルタ28と34より出力される輝度信号Yと色
信号Cが疑似NTSC信号としてビデオテープレコーダ
のS端子から出力されることになる。
【0032】図4は、以上の動作をタイミングチャート
として示している。Y信号時間軸圧縮回路13より出力
された奇数相の輝度データYO1とYO2は、41.58M
HZにおける1ラインを構成し、その合計が1320サ
ンプルとなっている。従って、YO1のサンプル数は66
0であり、そのうち有効サンプル数は576となってい
る。これに対して輝度データYO2に対応する色差データ
B1およびPR2は288サンプルとなっている。
【0033】奇数相の輝度データYO1乃至YO4は、それ
ぞれ垂直フィルタ23によりフィルタ処理されて、Y’
O1乃至Y’O4となる。そしてY’O2,Y’O4がライン間
引き回路24により間引かれてY’O1,Y’O3が時間軸
変換回路25に供給される。色差データPB1,PR2,P
B3,PR4は、間引かれずにそのまま時間軸変換回路29
と30に供給される。
【0034】時間軸変換回路25は、入力された576
サンプルの輝度データY’O1,Y’O3を11.025M
Hzのクロックで時間軸変換を行って出力する。また、
時間軸変換回路29,30は、入力された色差データP
B1乃至PR4を11.025/2MHzのクロックで時間
軸変換して出力する。
【0035】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の映像信号再
生装置によれば、フィールド周波数を高品位テレビジョ
ン方式のフィールド周波数のままに保持するとともに、
水平走査線数を高品位テレビジョン方式の水平走査線数
から標準テレビジョン方式の水平走査線数に変換するよ
うにしたので、画質を劣化させることなく、かつ、コス
ト高とすることなく、高品位テレビジョン方式の映像信
号を標準テレビジョン方式の映像信号として出力するこ
とが可能となる。
【0036】また、請求項2に記載の映像信号再生装置
によれば、高品位テレビジョン方式の映像信号を出力す
る場合と標準テレビジョン方式の映像信号を出力する場
合とで、異なる周波数のクロックを供給するようにした
ので、簡単な構成で低コストの装置を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像信号再生装置を応用したビデオテ
ープレコーダの一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の実施例において平衡変調をアナログ的に
処理する場合における構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の実施例における各回路に供給するクロッ
クを発生するための回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】図1の実施例の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図5】従来の装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 時間軸補正回路 12 メモリ 13 Y信号時間軸圧縮回路 14 色差信号時間軸伸長回路 23 垂直フィルタ 24 ライン間引き回路 25,29,30 時間軸変換回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のフィールド周波数と水平走査線数
    の高品位テレビジョン方式の映像信号が記録された記録
    媒体を再生する映像信号再生装置において、 前記水平走査線数を標準テレビジョン方式の水平走査線
    数に変換する変換手段と、 前記フィールド周波数を前記高品位テレビジョン方式の
    フィールド周波数と同一の周波数に保持する保持手段
    と、 前記変換手段と保持手段により生成された映像信号を標
    準テレビジョン方式の映像信号として出力する出力手段
    とを備えることを特徴とする映像信号再生装置。
  2. 【請求項2】 時間軸伸張された輝度信号と、時間軸圧
    縮された色差信号からなる映像信号を記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段より読出された輝度信号を時間軸圧縮する
    時間軸圧縮手段と、 前記記憶手段より読出された色差信号を時間軸伸張する
    時間軸伸張手段と、 前記時間軸圧縮手段により圧縮された輝度信号のライン
    を間引く間引き手段と、 前記間引き手段により間引かれた輝度信号の時間軸を変
    換する輝度信号時間軸変換手段と、 前記時間軸伸張手段により伸張された色差信号の時間軸
    を変換する色差信号時間軸変換手段と、 前記時間軸圧縮手段と時間軸伸張手段に対して、高品位
    テレビジョン方式の映像信号を出力する場合と標準テレ
    ビジョン方式の映像信号を出力する場合とで、異なる周
    波数のクロックを供給するとともに、標準テレビジョン
    方式の映像信号を出力する場合、前記輝度信号時間軸変
    換手段および色差信号時間軸変換手段に所定の周波数の
    クロックを供給するクロック供給手段とを備えることを
    特徴とする映像信号再生装置。
JP3267229A 1991-09-18 1991-09-18 映像信号再生装置 Withdrawn JPH0583679A (ja)

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