JPH0583669U - ビルマイヤヒートポンプ - Google Patents

ビルマイヤヒートポンプ

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Publication number
JPH0583669U
JPH0583669U JP2930392U JP2930392U JPH0583669U JP H0583669 U JPH0583669 U JP H0583669U JP 2930392 U JP2930392 U JP 2930392U JP 2930392 U JP2930392 U JP 2930392U JP H0583669 U JPH0583669 U JP H0583669U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high temperature
cylinder
heat
low temperature
space
Prior art date
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Pending
Application number
JP2930392U
Other languages
English (en)
Inventor
昇一 喜渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Corp
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Publication date
Application filed by Bosch Corp filed Critical Bosch Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダ壁を通じて高温空間から低温空間へ
熱が逃げるのを防ぎ、熱効率を向上させる。 【構成】 このビルマイヤヒートポンプは、作動ガスが
収容された高温側シリンダと、この高温側シリンダ内で
往復運動するディスプレーサピストン8と、このピスト
ン8によって2分されたシリンダ内の高温空間Aと低温
空間Bとを連通させる連通管4と、この連通管4の途中
に配設された再生器6及び熱交換器7とを備えている。
高温側シリンダを高温部1と低温部2とに分離し、これ
らの高温部1と低温部2とを断熱材としてのガスケット
3を介して結合した。このようにして高温部1から低温
部2への熱伝導を遮断した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ビルマイヤヒートポンプに関し、特にディスプレーサピストンの 上下に温度差のある2つの空間をもつシリンダを備えたビルマイヤヒートポンプ に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のビルマイヤヒートポンプとして、図3に示すように、作動ガスが充填さ れた高温側シリンダ20内にディスプレーサピストン8を収容し、このディスプ レーサピストン8によって高温側シリンダ20内を高温空間Aと低温空間Bとに 区分し、連通管4で高温空間Aと低温空間Bとを連通させ、連通管4の途中に再 生器6と熱交換器7とを直列に配設してなるものがある(特開昭61−4425 4号公報)。
【0003】 高温側シリンダ20の上端部をバーナ14で加熱すると、高温空間A内の作動 ガスが熱せられる。ディスプレーサピストン8が上昇すると、加熱された高温空 間A内の作動ガスが連通管4に入り、再生器6及び熱交換器7を通過し、低温空 間Bに入る。また、配管11を通じて熱交換器7内に送り込まれた温水は作動ガ スの熱を奪い、温水用熱交換器12へ送られる。
【0004】 これに対し、ディスプレーサ8が下降すると、外気により冷却された低温空間 B内の作動ガスが連通管4に入り、熱交換器7から再生器6を通過し、高温空間 A内に入る。低温空間Bからの作動ガスが再生器6を通過するとき、再生器6か ら熱を奪うので、高温空間Aへは温められた作動ガスが送られることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、高温側シリンダ20は耐熱性金属材料で一体成形された円筒である から、バーナ14により熱せられた高温空間Aの作動ガスの熱が、図3の矢印で 示すように、シリンダ壁を通じて高温側シリンダ20の下部へ伝わって、低温空 間B側へ逃げ、熱効率が低下するという問題がある。
【0006】 この考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題はシリンダ壁を 通じて高温空間から低温空間へ熱が逃げるのを防ぎ、熱効率を向上させることが できるビルマイヤヒートポンプを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するためこの考案のビルマイヤヒートポンプは、作動流体が 収容されたシリンダと、このシリンダ内で往復運動するディスプレーサピストン と、このピストンによって2分された前記シリンダ内の高温空間と低温空間とを 連通させる連通管と、この連通管の途中に配設された再生器とを備えたビルマイ ヤヒートポンプにおいて、前記シリンダを高温部と低温部とに分離し、これらの 高温部と低温部とを環状の断熱材を介して結合した。
【0008】
【作用】
前述のように前記シリンダを高温部と低温部とに分離し、これらの高温部と低 温部とを環状の断熱材を介して結合したので、高温部から低温部への熱伝導が遮 断される。
【0009】
【実施例】
以下この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1はこの考案の一実施例に係る2シリンダ形ビルマイヤヒートポンプの高温 側シリンダの分解斜視図、図2はそのビルマイヤヒートポンプを用いた暖房装置 を示す構成図である。
【0011】 高温側シリンダは、図1に示すように、有底筒状の高温部1と、有底筒状の低 温部2と、環状の断熱材としてのガスケット3とを備えている。
【0012】 前記高温部1の開口端にはフランジ1aが設けられ、そのフランジ1aには挿 通孔1bが設けられている。低温部2の開口端にはフランジ2aが、閉塞端には フランジ2bがそれぞれ設けられている。フランジ2aには挿通孔1bに対応す るねじ孔2cが設けられている。ガスケット3にはねじ孔2cに対応する挿通孔 3aが設けられている。
【0013】 高温部1のフランジ1aと低温部2のフランジ2aとをガスケット3を介して 突き合わせ、ボルト5を挿通孔1b,3aに挿し込み、ねじ孔2cにねじ込んで 高温部1と低温部2とを結合する。
【0014】 このようにして組み立てられた高温側シリンダ内には作動流体として例えばヘ リウムや水素等の作動ガスが封入される。
【0015】 また、高温側シリンダ内にはディスプレーサピストン8が摺動自在に収容され 、このディスプレーサピストン8の外周面には2個のピストンリング8a,8b が装着されている。ディスプレーサピストン8により高温側シリンダ内は高温空 間Aと低温空間Bとに2分される。ディスプレーサピストン8はコネクチングロ ッド9を介して図示しないクランクシャフトに連結されている。コネクチングロ ッド9は低温部2のロッド挿通孔2cから低温空間B内に入り込み、コネクチン グロッド9とロッド挿通孔2cとの間には、作動ガスが図示しないクランク室へ 逃げないようにシール材10が装着されている。
【0016】 高温部1の上方には、作動ガスを加熱するためのバーナ14が配置されている 。また、高温部1の閉塞端には連通管4の一端4aが接続され、低温部2の閉塞 端には連通管4の他端4bが接続され、高温部1内の高温空間Aと低温部2内の 低温空間Bとが連通している。この連通管4の途中には、作動ガスの熱を一時的 に蓄える再生器6と、温水加熱用の熱交換器7とが配設されている。熱交換器7 は図示しないパイプを介して図示しない低温側シリンダ内と連通している。
【0017】 熱交換器7内の作動ガスは配管11内の温水との間で熱交換し、温水は加熱さ れる。この配管11には温水を循環させる水循環ポンプ13、空気を温める温水 用熱交換器12が配設されている。
【0018】 次に、このビルマイヤヒートポンプの作動を説明する。
【0019】 バーナ14で高温部1を加熱すると、高温空間Aの作動ガスが熱せられ、圧力 が上がる。図示しないクランクシャフトの回転によりディスプレーサピストン8 が上昇すると、高温部1内の高温空間Aの高温高圧の作動ガスは連通管4に入り 、再生器6及び熱交換器7を通過し、低温部2内の低温空間Bに流入する。
【0020】 高温空間Aからの高温高圧の作動ガスが再生器6を通過するとき、作動ガスの 熱が再生器6に奪われ、再生器6は熱を蓄える。また、高温高圧の作動ガスが熱 交換器7を通過するとき、その作動ガスと温水用熱交換器12から熱交換器7内 に送り込まれた温水との間で熱交換が行なわれ、温水は作動ガスから熱を奪い、 加熱された温水は水循環ポンプ13によって温水用熱交換器12へ送られる。温 水用熱交換器12を通過する空気は温水から熱を奪って温まるので、温風が室内 へ供給されることになる。
【0021】 クランクシャフトが更に回転しディスプレーサピストン8が下降すると、外気 によって熱を奪われた低温空間Bの作動ガスは連通管4に流入し、熱交換器7及 び再生器6を通過して高温空間A内へ送り込まれる。低温空間Bからの低温低圧 の作動ガスは再生器6を通過するとき、再生器6が蓄えていた熱を奪って温まり 、高温部1内の高温空間Aへ送り込まれる。
【0022】 この実施例のビルマイヤヒートポンプによれば、高温部1と低温部2とをガス ケット3を介して結合したので、高温部1から低温部2への熱伝導が遮断され、 高温空間Aの高温高圧の作動ガスの熱はシリンダ壁を通じて低温部2へ逃げず、 熱効率が向上する。
【0023】 また、シリンダ壁に生じる温度勾配が小さいので、高温側シリンダの耐久性が 向上する。更に、耐熱性材料を高温シリンダの高温部1だけに用いればよいので 、製造コストを低減することができる。
【0024】 なお、前述の実施例においては、高温シリンダを例に説明したが、これに代え 、図示しない低温シリンダを高温部と低温部とに分離し、これらをガスケット3 を介して結合するようにしても、前述の実施例と同様の作用効果を得ることがで きる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案のビルマイヤヒートポンプによれば、シリンダを 高温部と低温部とに分離し、これらの高温部と低温部とを環状の断熱材を介して 結合したので、高温部から低温部への熱伝導が遮断され、シリンダ壁を通じて高 温空間から低温空間へ熱が逃げるのを防ぐことができ、熱効率が向上する。また 、シリンダ壁の温度勾配が小さくなり、応力を小さくすることができるので、シ リンダの耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの考案の一実施例に係るビルマイヤヒ
ートポンプの分解斜視図である。
【図2】図2はこのこの考案の一実施例に係るビルマイ
ヤヒートポンプを用いた暖房装置を示す構成図である。
【図3】図3は従来のビルマイヤヒートポンプを示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 高温部 2 低温部 3 ガスケット(断熱材) 4 連通管 6 再生器 8 ディスプレーサピストン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体が収容されたシリンダと、この
    シリンダ内で往復運動するディスプレーサピストンと、
    このピストンによって2分された前記シリンダ内の高温
    空間と低温空間とを連通させる連通管と、この連通管の
    途中に配設された再生器とを備えたビルマイヤヒートポ
    ンプにおいて、前記シリンダを高温部と低温部とに分離
    し、これらの高温部と低温部とを環状の断熱材を介して
    結合したことを特徴とするビルマイヤヒートポンプ。
JP2930392U 1992-04-06 1992-04-06 ビルマイヤヒートポンプ Pending JPH0583669U (ja)

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JP2930392U JPH0583669U (ja) 1992-04-06 1992-04-06 ビルマイヤヒートポンプ

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JP2930392U JPH0583669U (ja) 1992-04-06 1992-04-06 ビルマイヤヒートポンプ

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JPH0583669U true JPH0583669U (ja) 1993-11-12

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55104550A (en) * 1979-02-06 1980-08-11 Nissan Motor Co Ltd Expansion cylinder for thermal gas engine
JPS5629249B2 (ja) * 1976-04-06 1981-07-07

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5629249B2 (ja) * 1976-04-06 1981-07-07
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