JPH0583458U - 自動車用ハブの構造 - Google Patents
自動車用ハブの構造Info
- Publication number
- JPH0583458U JPH0583458U JP2432092U JP2432092U JPH0583458U JP H0583458 U JPH0583458 U JP H0583458U JP 2432092 U JP2432092 U JP 2432092U JP 2432092 U JP2432092 U JP 2432092U JP H0583458 U JPH0583458 U JP H0583458U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hub
- bearings
- injection space
- knuckle spindle
- grease
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】本考案は、ハブの温度上昇が有ってもグリース
の注入空間の空気の膨張を防止する自動車用ハブの構造
を提供することを目的としている。 【構成】ナックルスピンドル1の軸線方向内側にハブ3
のベアリング間のグリースの注入空間に通じる穴を設
け、その穴の端部に所定圧で開くブリーザを設けてい
る。
の注入空間の空気の膨張を防止する自動車用ハブの構造
を提供することを目的としている。 【構成】ナックルスピンドル1の軸線方向内側にハブ3
のベアリング間のグリースの注入空間に通じる穴を設
け、その穴の端部に所定圧で開くブリーザを設けてい
る。
Description
【0001】
本考案は、一対のベアリング間にグリースの注入空間を有し、ナックルスピン ドルにそれらの一対のベアリングを介して車輪を取付けるハブを回転自在に取付 けた自動車用ハブの構造に関する。
【0002】
例えば、ナックルスピンドルに一対のベアリングを介して車輪を取り付けるハ ブを回転自在に取り付け、ハブとナックルとの間をシールするオイルシールを設 けて、ベアリング間の注入空間にグリースを注入してベアリングを潤滑する技術 は知られている。
【0003】
しかし、車両の高速化、高負荷化等に伴いハブのベアリング取付け空間に充填 されたグリースが、高温による粘度の低下やハブ内の空気の膨張等により、ベア リングを通過してオイルシールやハブキャップ部より漏れて潤滑不良になると言 う問題が有る。
【0004】 また、本出願人による実開昭59−96425号公報があるが、ハブに対する ベアリングの取付部の改良に関する技術である。
【0005】 本考案は、ハブの温度上昇が有ってもグリースの注入空間の空気の膨張を防止す る自動車用ハブの構造を提供することを目的としている。
【0006】
本考案によれば、一対のベアリング間にグリースの注入空間を有し、ナックル スピンドルにそれらの一対のベアリングを介して車輪を取付けるハブを回転自在 に取付けた自動車用ハブの構造において、ナックルスピンドルに一端から前記注 入空間に至る通路を形成し、その端部に所定圧で開くブリーザを設けている。
【0007】
上記のように構成された自動車用ハブの構造において、走行中にハブの温度が 高くなり注入空間の温度が上がり、空気が膨張して圧力が所定圧以上に上がると ブリーザを介してその空間の空気が放出されて圧力が下がるので、グリースがベ アリングの外にでない。また、オイルシールのリップも所定圧以下であるから適 正なシール作用が維持できる。
【0008】
以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明する 図1において、ナックルスピンドル1にはテーパローラベアリング2aと2b とを介してハブ3が回転自在に取付けられ、ロックワッシャ4を介してアジャス ティングナット5が取付けられている。そして、アジャスティングナット5を締 め込んでテーパローラベアリングに規定のプリロードを与え、ロックプレート6 をナックルスピンドルの先端のねじ部に回転不能に係合させて取付け、アジャス ティングナット5に設けたねじ穴に、取付けボルト7によりロックプレート6が 固着されている。
【0009】 そして、ハブキャップ8はハブ3に複数のボルト9により取付けられ、ハブの フランジに設けられた複数のハブボルト10の内側には、ブレーキドラム13が 固着され、外側にはディスクホイール12がホイールナット11で取付けられ、 ハブの端部にはオイルシール14が設けられている。
【0010】 また、ナックルスピンドルの軸線方向内側の端部には、ハブのベアリング間の 空間に通じる穴16に通じる穴15が設けられている。
【0011】 そして、穴15には、ブリーザ(例えば、開弁圧0.3kg/cm2 以下、1 ウエイタイプ)17が設けられている。なお、符号18はグリースを示し、遠心 力により図のようにハブの内壁面に位置し空間Aが残されている。
【0012】 したがって、ハブ内の空間Aの温度が高くなりこの空間の空気が膨張するとブ リーザ17から空気が抜けて所定圧以上に上がらないので、例えば、オイルシー ルの保証圧力0.3kg/cm2 を越えることがなく、グリース漏れがない。
【0013】
本考案は、以上説明したように構成されているので、ハブ内の昇温による圧力 上昇を所定圧力内に押さえることができ、オイルシールやハブキャップからのグ リース漏れを防止できるので、ベアリングの潤滑不良を無くし、信頼性耐久性を 向上できる。
【図1】本考案の一実施例を示すハブの側断面図。
【符号の説明】 1…ナックルスピンドル 2…テーパローラベアリング 3…ハブ 5…アジャスティングナット 6…ロックプレート 7…取付ねじ 8…ハブキャップ 10…ハブボルト 12…ディスクホイール 14…オイルシール
Claims (1)
- 【請求項1】 一対のベアリング間にグリースの注入空
間を有し、ナックルスピンドルにそれらの一対のベアリ
ングを介して車輪を取付けるハブを回転自在に取付けた
自動車用ハブの構造において、ナックルスピンドルに一
端から前記注入空間に至る通路を形成し、その端部に所
定圧で開くブリーザを設けたことを特徴とする自動車用
ハブの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2432092U JPH0583458U (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 自動車用ハブの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2432092U JPH0583458U (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 自動車用ハブの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0583458U true JPH0583458U (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=12134895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2432092U Pending JPH0583458U (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 自動車用ハブの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0583458U (ja) |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP2432092U patent/JPH0583458U/ja active Pending
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