JPH0583166A - エコーキヤンセラ - Google Patents

エコーキヤンセラ

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JPH0583166A
JPH0583166A JP23802891A JP23802891A JPH0583166A JP H0583166 A JPH0583166 A JP H0583166A JP 23802891 A JP23802891 A JP 23802891A JP 23802891 A JP23802891 A JP 23802891A JP H0583166 A JPH0583166 A JP H0583166A
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echo
filter
circuit
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Yuji Okuda
裕二 奥田
Masami Akamine
政巳 赤嶺
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Toshiba Corp
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路構成が比較的簡単でしかもタップ係数の
収束を短時間に行なうことができ、これにより安価でか
つ立ち上がり応答性の優れたエコーキャンセラを提供す
る。 【構成】 音声符号復号回路90が有する伝達関数とは
逆の伝達関数を有する逆フィルタ回路14g,14h,
14i,14j,14kを備え、エコーを含む送話音声
信号をこの逆フィルタ回路に通すことにより上記音声符
号復号回路90による相関を除去し、かつこの逆フィル
タ回路を通過した上記エコーを含む送話音声信号と、上
記音声符号復号回路90において符号化音声信号の復号
化の過程で生成される白色雑音とを適応フィルタ回路1
4c,14fにそれぞれ入力し、これらの送話音声信号
および白色雑音に基づいて適応フィルタにおけるタップ
係数の更新を行なうようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばハンズフリー通
話機能を有する電話装置において、スピーカからマイク
ロホンへの受話音声の回り込みにより発生する音響エコ
ーや、通信回線のハイブリッド回路で発生する回線エコ
ーを消去するために使用されるエコーキャンセラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】通信回線においては、加入者線のような
2線区間と長距離中継線のような4線区間とが混在して
いる。4線区間と2線区間とを接続する4線−2線変換
器には一般にハイブリッドトランスが使用される。しか
し、線路インピーダンスにはバラツキがあるため、ハイ
ブリッドトランスにおいて完全なインピーダンス整合を
取ることは困難である。このため、通信回線では4線−
2線変換器において回線エコーが発生する。
【0003】また、ハンドセットの代わりに電話装置本
体に設けられたスピーカとマイクロホンとを使用して通
話を行なう、いわゆるハンズフリー通話機能を有してい
る電話装置や、同様の通話形態を採るテレビ会議システ
ムでは、スピーカから発生された受話音声が壁や天井で
反射してマイクロホンに回り込むため、音響エコーが発
生する。
【0004】これらのエコーは、特にディジタル通信方
式を採用した通信システムや、通信回線中に例えば通信
衛星を介在する通信システムのように、伝送遅延量が比
較的大きい通信システムにあっては、通信品質の著しい
劣化を招き非常に好ましくない。
【0005】例えば、ディジタル自動車無線電話システ
ムにおいては、無線周波数の有効利用の観点から低ビッ
トレートの音声符号化器が使用され始めている。低ビッ
トレートの音声符号化器としては、例えば4〜8kbpsで
比較的良好な音声品質を得ることが可能なCELP(Co
de Excited Linear Prediction)方式、あるいはその改
良型であるVSELP(vector Sun Excited Linear Pr
ediction)方式が用いられる。CELP方式の詳細な点
については、M.R.Schroeder 氏とB.S.Atal氏の“Code-E
xcited Linear Prediction(CELP):High-Quality
Speach At Very Low Bit Rates ”in Proc.ICASSP.198
5,pp.937〜939 に述べられている。これらの符号化方式
では、一般に音声信号を低ビットレートに圧縮するため
にフレーム単位で符号化処理が行なわれ、またバースト
誤りに対する訂正能力を高めるためにインタリーブが用
いられている。このため、ディジタル自動車無線電話シ
ステムにおける伝送遅延は片道で約100msec にもなる。
【0006】そこで、従来よりこの種のシステムでは、
エコーパスの特性を適応フィルタにより推定してエコー
パスと同一の特性を有する擬似エコーを生成し、この擬
似エコーを通話信号から差し引くことにより通話信号中
に含まれるエコー成分を消去する、いわゆるエコーキャ
ンセラが使用されている。自動車無線電話システムで
は、移動局に音響エコーを消去するための音響エコーキ
ャンセラが、また基地局に回線エコーをキャンセルする
ための回線エコーキャンセラが設けられる。
【0007】図3は、音響エコーキャンセラを備えたデ
ィジタル自動車無線電話移動局の構成の一例を示す回路
ブロック図である。同図において、図示しない基地局か
ら所定の無線周波数の空きタイムスロットを使用して送
られた無線通信信号は、アンテナ1および共用器(DU
P)2を介して受信回路(RX)3に入力され、ここで
周波数シンセサイザ(SYN)4から出力される局部発
振信号と合成されて中間周波信号に変換される。そし
て、この受信中間周波信号は、ディジタル復調回路(D
EM)6によりフレーム同期およびビット同期がとられ
たうえでディジタル復調される。尚、上記フレーム同期
およびビット同期により得られた同期信号は制御回路
(CONT)20に供給される。
【0008】上記ディジタル復調回路6から出力された
ディジタル復調信号には、ディジタル通話信号とディジ
タル制御信号とがあり、このうちディジタル制御信号は
制御回路20に供給されて識別される。一方ディジタル
通話信号は、A/D変換器7でサンプリングされたのち
誤り訂正復号回路(CH−DEC)8で誤り訂正復号化
される。そして、この誤り訂正復号されたディジタル通
話信号は、音声復号回路(SP−DEC)9で後述する
復号化処理が施され、さらにD/A変換器10でアナロ
グ通話信号に戻されたのち、スピーカ11に供給されて
このスピーカ11から拡声出力される。
【0009】一方、マイクロホン12により入力された
送話信号は、A/D変換器13でサンプリングされたの
ち、音響エコーキャンセラ14を介して音声符号回路
(SP−COD)15に入力され、ここで符号化され
る。この符号化により得られたディジタル送話信号は、
制御回路20から出力されるディジタル制御信号ととも
に誤り訂正符号回路(CH−COD)16で誤り訂正符
号化され、さらにD/A変換器17でD/A変換された
のち、ディジタル変調回路(MOD)18に入力され
る。このディジタル変復調回路18では、上記D/A変
換器17から供給された送信信号に応じた中間周波数の
変調信号が発生され、送信回路(TX)5に入力され
る。送信回路5では、上記変調信号が周波数シンセサイ
ザ4から出力される局部発振信号と合成されて高周波信
号に変換される。そして、この高周波信号は高周波増幅
されたのち共用器2を介してアンテナ1から基地局へ向
けて送信される。
【0010】尚、21は発信スイッチやダイヤルキーな
どのキースイッチ群および表示器等が配置されたコンソ
ールユニット(CU)、22は電池23の出力電圧を基
に所要の動作電圧Vccを生成する電源回路である。
【0011】ところで、上記音声復号回路9は例えばC
ELPデコーダからなり、次のような復号化処理を実行
する。すなわち、誤り訂正復号回路8から供給された符
号化通話信号は、デマルチプレクサ9aに入力される。
このデマルチプレクサ9aでは、上記符号化通話信号よ
り合成音声を生成するために必要な音声の特徴を示すパ
ラメータが再生される。パラメータには、フレーム単位
(例えば20msec)の情報である線形予測分析(LPC:
Linear Predictive Coding)パラメータα(i)(i=1
〜10) と、サブフレーム単位(5msec)の情報であるピ
ッチ周期L(i)、ピッチゲインβq(i)、コードブック番
号I(i) およびコードブックゲインrq(i)(i=1〜
4)とが含まれる。
【0012】上記デマルチプレクサ9aから各パラメー
タが出力されると、コードブック(CB)9cからはコ
ードブック番号I(i) に対応する白色雑音uI(i)(n)
(n=0〜39)が読み出される。この白色雑音u
I(i)(n) には、乗算器9eにおいてコードブックゲイン
rq(i)が乗算される。また、適応コードブック(適応C
B)9bからは、ピッチ周期L(i) に対応したピッチベ
クトルbL (n) (n=0〜39)が出力される。このピッ
チベクトルbL (n) には、乗算器9dにおいてピッチゲ
インβq(i)が乗算される。これらの乗算器9e,9dか
ら出力された信号は、加算器9fで相互に加算されてサ
ブフレーム毎の駆動信号r(n) となる。この駆動信号r
(n) は第(1) 式のように表される。尚、上記適応コード
ブック9bから出力されるピッチベクトルbL (n) は、
第(2) 式のように表される。ただし、 Lx」はx以下の
最大の整数を生成するxのフロア関数である。
【0013】
【数1】
【0014】
【数2】
【0015】そうして作成された駆動信号r(n) は、L
PC合成フィルタ9gに入力される。このLPC合成フ
ィルタ(LPCFIL)9gは、LPCパラメータα
(i) (i=1〜10)を線形補間することにより求めた補
間LPCパラメータα*(i) (i=1〜10)により第(3)
式のように表される伝達関数H(Z) を有しており、こ
の伝達関数H(Z) にしたがって上記駆動信号r(n) に応
じた合成音声x(n) (n=0〜39)を出力する。
【0016】
【数3】
【0017】上記LPC合成フィルタ9gから出力され
た合成音声x(n) は、ポストフィルタ(PFIL)9h
に入力される。このポストフィルタ9hは、聴感品質を
高めるために用いられるもので、補間されたLPCパラ
メータα*(i) (i=1〜10)により第(4) 式のように
表される伝達関数H(Z) を有している。上記合成音声x
(n) は、この伝達関数H(Z) に従ってフィルタリングさ
れ、合成音声y(n)(n=0〜39)となって出力され
る。なお、第(4) 式のβ,υには、それぞれ0.5,0.8
などの値が用いられる。
【0018】
【数4】
【0019】また、ポストフィルタ9hには、上記第
(4) 式に示した伝達関数の周波数特性の傾きを補正する
ために、第(5) 式で表される伝達関数を有するハイパス
フィルタが縦続接続される場合がある。ここで、uには
0.5 等の値が用いられる。
【0020】
【数5】
【0021】さて、そうして音声復号回路9で復号され
た受話音声がスピーカ11から出力されると、この受話
音声の一部が壁や天井などで反射されて、音響エコーd
(n)となってマイクロホン12に入力される。しかる
に、この音響エコーd(n) は音響エコーキャンセラ14
において次のように消去される。すなわち、適応フィル
タ(適応FIL)14aでは受話音声信号を基に擬似エ
コーが生成され、この擬似エコーを加算器14bで送話
信号から差し引くことにより、送話信号に含まれる音響
エコーは消去される。また、このとき加算器14bで消
去し切れなかった残差エコーは、適応フィルタ14aに
入力される。適応フィルタ14aは、上記残差エコーを
基に、自己の伝達関数を音響エコーパスの伝達関数H
(Z) に近付けるべくタップ係数の更新を行なう。
【0022】ところで、従来の適応フィルタには、安定
性判別が不要なことや、一定の条件内での収束が保証さ
れていることから、一般にFIR型のフィルタが使用さ
れる。また、タップ係数の更新アルゴリズムには、最小
自乗法(LS)を使用したアルゴリズムや再帰最小自乗
法(RLS)を使用したアルゴリズム等がある。しか
し、実現性の点から、最小自乗平均法(LMS)を正規
化した学習同定法(NLMS)が多く用いられている。
この学習同定法によるアルゴリズムは、演算量が比較的
少なくて済みしかも良好な特性を示すという利点を有す
る。第(6) 式は、P次の適応フィルタのタップ係数をh
j (j=1〜P)とするときの学習同定法の更新式を示
したものである。
【0023】
【数6】
【0024】ところが、この種のアルゴリズムを用いて
タップ係数の更新を行なった場合には、適応フィルタの
入力信号y(n) が白色雑音のような相関のない信号であ
れば、タップ係数の収束を高速に行なうことができる
が、音声のように相関が強く相関行列の固有値に拡がり
がある場合には、一般にタップ係数の収束速度は遅くな
る。またその解決策として、線形予測分析による音声信
号を白色化して、この白色化した音声信号を入力信号と
して用いるLMSラチスアルゴリズム等が提案されてい
る。しかし、このアルゴリズムは学習同定法の4倍もの
演算量を必要とするため、実現性に問題が残る。
【0025】一方、従来の別の音響エコーキャンセラと
して図4に示すものがある。なお、同図において前記図
3と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略す
る。この音響エコーキャンセラ14′は、直並列形のフ
ィルタ構造を採用したもので、図3に示した音響エコー
キャンセラ14の適応フィルタ14aおよび加算器14
bに加えて、適応フィルタ14c,14dおよび加算器
14eを備えている。
【0026】適応フィルタ14cでは、A/D変換器1
3から出力された送話音声信号を基に擬似エコーが生成
され、この擬似エコーは加算器14eに供給される。加
算器14eでは上記適応フィルタ14cから出力された
擬似エコーと適応フィルタ14aから出力された擬似エ
コーとの残差エコーが検出され、上記適応フィルタ14
a,14cはこの残差エコーを小さくするべくそれぞれ
タップ係数の更新を行なう。また適応フィルタ14d
は、適応フィルタ14cの伝達関数とは逆の伝達関数を
有しており、上記適応フィルタ14cから供給されるタ
ップ係数に応じて、適応フィルタ14aから出力された
エコーを基に擬似エコーを生成する。加算器14bで
は、A/D変換器13から出力された送話信号から、上
記適応フィルタ14dから出力された擬似エコーが差し
引かれる。
【0027】このような構成において、いま仮に適応フ
ィルタ14aの伝達関数がA(Z) に、また適応フィルタ
14cの伝達関数が1−B(Z) にそれぞれ収束したとす
ると、音響エコーパスECの伝達関数H(Z) に対して第
(7) 式が成立する。
【0028】
【数7】
【0029】従って、適応フィルタ14cの伝達関数と
は逆の伝達関数1/(1−B(Z) )を有するとともに適
応フィルタ14cのタップ係数と同じタップ係数を有す
る適用フィルタ14dにより生成された擬似エコーを、
A/D変換器13から出力された送話信号d(n) により
加算器14bで差し引けば、音響エコーパスECの伝達
関数H(Z) は第(8) 式の関係を満たすIIR型エコーキ
ャンセラにより消去されることと等価になる。ただし、
1/(1−B(Z) )の安定性の判別は必要である。
【0030】
【数8】
【0031】すなわち、直並列形のエコーキャンセラで
は、FIR型のアルゴリズムを用いて等価的にIIR型
のエコーキャンセラを実現することが可能である。しか
しながら、この場合にも適応フィルタ14a,14cに
入力される信号が音声信号のように相関の強い信号であ
る場合には、タップ係数の収束に要する時間が依然とし
て長くなるという問題点が残る。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、学
習同定法等の簡易なタップ係数更新アルゴリズムを用い
たFIR型のエコーキャンセラであっても、また直並列
型のエコーキャンセラであっても、受信信号が音声信号
のように相関の強い信号である場合には、タップ係数の
収束に多くの時間が必要となり、この結果通話開始時な
どにおける立ち上がり応答が遅くなるという問題点を有
していた。
【0033】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、回路構成が比較的簡単で
しかもタップ係数の収束を短時間に行なうことができ、
これにより安価でかつ立ち上がり応答性の優れたエコー
キャンセラを提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ベクトル量子化方式を採用した音声符号復
号回路により通話音声信号を符号復号化して伝送するデ
ィジタル音声通信装置に設けられるエコーキャンセラに
おいて、上記音声符号復号回路が有する伝達関数とは逆
の伝達関数を有する逆フィルタ回路を備え、エコーを含
む送話音声信号をこの逆フィルタ回路に通すことにより
上記音声符号復号回路による相関を除去し、この逆フィ
ルタ回路を通過した上記エコーを含む送話音声信号と、
上記音声符号復号回路において符号化音声信号の復号化
の過程で生成される白色雑音とを適応フィルタ回路にそ
れぞれ入力し、これらの送話音声信号および白色雑音に
基づいて適応フィルタにおけるタップ係数の更新を行な
うようにしたものである。
【0035】
【作用】この結果本発明によれば、適応フィルタのタッ
プ係数の更新は、音声符号復号回路で生成される白色雑
音と、逆フィルタにより音声符号復号回路による相関が
除去された送話音声信号とに基づいて行なわれることに
なる。このため、タップ係数の収束速度は高速化され、
これにより音声品質を高めることが可能となる。また、
既存の音声符号復号回路で生成される白色雑音を利用し
ているので、比較的簡単な構成で実現することができ
る。
【0036】
【実施例】以下本発明の一実施例を説明する。図1は、
本発明の一実施例における音響エコーキャンセラをその
周辺回路と共に示した回路ブロック図である。なお、同
図において、前記図3および図4と同一部分には同一符
号を付してある。
【0037】先ず、音声復号回路90は次のように構成
される。すなわち、誤り訂正復号回路から供給された符
号化通話信号は、デマルチプレクサ9aに入力される。
このデマルチプレクサ9aでは、上記符号化通話信号よ
り合成音声を生成するために必要な音声の特徴を示すパ
ラメータが再生される。パラメータには、フレーム単位
(例えば20msec)の情報である線形予測分析(LPC:
Linear Predictive Coding)パラメータα(i) (i=1
〜10) と、サブフレーム単位(5msec)の情報であるピ
ッチ周期L(i) 、ピッチゲインβq(i)、コードブック番
号I(i) およびコードブックゲインrq(i)(i=1〜
4)とが含まれる。
【0038】上記デマルチプレクサ9aから各パラメー
タが出力されると、コードブック(CB)9cからはコ
ードブック番号I(i) に対応する白色雑音uI(i)(n)
(n=0〜39)が読み出される。この白色雑音u
I(i)(n) には、乗算器9eにおいてコードブックゲイン
rq(i)が乗算される。また、適応コードブック(適応C
B)9bからは、ピッチ周期L(i) に対応したピッチベ
クトルbL (n) (n=0〜39)が出力される。このピッ
チベクトルbL (n) には、乗算器9dにおいてピッチゲ
インβq(i)が乗算される。これらの乗算器9e,9dか
ら出力された信号は、加算器9fで相互に加算されてサ
ブフレーム毎の駆動信号r(n) となる。この駆動信号r
(n) は前記第(1) 式のように表される。尚、上記適応コ
ードブック9bから出力されるピッチベクトルbL (n)
は、前記第(2) 式のように表される。ただし、 Lx」は
x以下の最大の整数を生成するxのフロア関数である。
【0039】そうして作成された駆動信号r(n) は、L
PC合成フィルタ9gに入力される。このLPC合成フ
ィルタ(LPCFIL)9gは、LPCパラメータα
(i) (i=1〜10)を線形補間することにより求めた補
間LPCパラメータα*(i) (i=1〜10)により前記
第(3) 式のように表される伝達関数H(Z) を有してお
り、この伝達関数H(Z) にしたがって上記駆動信号r
(n) に応じた合成音声x(n)(n=0〜39)を出力す
る。
【0040】上記LPC合成フィルタ9gから出力され
た合成音声x(n) は、ポストフィルタ(PFIL)9h
に入力される。このポストフィルタ9hは、聴感品質を
高めるために用いられるもので、補間されたLPCパラ
メータα*(i) (i=1〜10)により第(9) 式のように
表される伝達関数P(Z) を有している。上記合成音声x
(n) は、この伝達関数P(Z) に従ってフィルタリングさ
れ、合成音声y(n)(n=0〜39)となって出力され
る。なお、第(4) 式のβ,υには、それぞれ0.5,0.8
などの値が用いられる。
【0041】
【数9】
【0042】また、ポストフィルタ9hには、上記第
(9) 式に示した伝達関数の傾きを補正するために、前記
第(5) 式で表される伝達関数を有するハイパスフィルタ
が縦続接続される場合がある。ここで、uには0.5 等の
値が用いられる。
【0043】一方、本実施例の音響エコーキャンセラ1
40は次のように構成される。すなわち、本実施例の音
響エコーキャンセラ140が、前記図4に示される従来
の音響エコーキャンセラ14′と構成を異にするところ
は、次の点である。
【0044】(1) 適応フィルタのタップ係数更新アル
ゴリズムのための入力信号として、従来の音響エコーキ
ャンセラ14′では、音声復号回路9のポストフィルタ
9hから出力された合成音声信号y(n) を使用している
のに対し、本実施例の音響エコーキャンセラ140で
は、音声復号回路90のコードブック9cから出力され
た白色雑音uI(i)(n) に乗算器9eでコードブックゲイ
ンrq(i)を掛け算した信号rq(i)・uI(i)(n) を使用し
ている。
【0045】(2) またそれに伴い、適応フィルタ14
cに入力するエコー信号として、従来の音響エコーキャ
ンセラ14′では、A/D変換器13から出力された音
響エコー信号d(n) をそのまま使用している。これに対
し、本実施例の音響エコーキャンセラ140では、上記
A/D変換器13と適応フィルタ14cとの間に逆フィ
ルタ群を設け、この逆フィルタ群により上記入力信号r
q(i)・uI(i)(n) に対応した音響エコー信号d′(n) を
作成して、この音響エコー信号d′(n) を適応フィルタ
14cの入力信号として使用している。
【0046】すなわち、A/D変換器13から出力され
た音響エコー信号d(n) は、先ず逆ポストフィルタ14
gに入力される。この逆ポストフィルタ14gは、音声
復号回路90のポストフィルタ9hが有する伝達関数P
(Z)とは逆の伝達関数P′(Z) を有している。そして、
この伝達関数P′(Z) により音響エコー信号d(n) をフ
ィルタリングすることで、ポストフィルタ9hによる音
響エコー信号d(n) の相関を除去する。第(10)式は上記
伝達関数P′(Z) を示す。
【0047】
【数10】
【0048】なお、ポストフィルタ9hにその伝達関数
の傾きを補正するための1次のハイパスフィルタが縦続
接続されている場合には、第(11)式で示される伝達関数
を有する逆フィルタを逆ポストフィルタ14gの前段に
縦続接続すればよい。
【0049】
【数11】
【0050】上記逆ポストフィルタ14gから出力され
た音響エコー信号は、次にLPC合成逆フィルタ14h
に入力される。このLPC合成逆フィルタ14hは、音
声復号回路90のLPC合成フィルタ9gが有する伝達
関数とは逆の伝達関数H′(Z) を有している。そして、
この伝達関数H′(Z) に従って上記音響エコー信号をフ
ィルタリングすることで、LPC合成フィルタ9gによ
る上記音響エコー信号の相関を除去して、駆動信号r
(n) に対応した音響エコー信号r′(n) を出力してい
る。第(12)式に上記逆伝達関数H′(Z) を示す。
【0051】
【数12】
【0052】上記LPC合成逆フィルタ14hから出力
された音響エコー信号r′(n) は、ピッチ逆フィルタ1
4iに供給される。このピッチ逆フィルタ14iは、上
記音響エコー信号r′(n) に対応したピッチベクトルb
L ′(n) を出力する。第(13)式はこのピッチベクトルb
L ′(n) を示す。
【0053】
【数13】
【0054】上記ピッチベクトルbL ′(n) は、乗算器
14jでピッチゲインβq(i)が掛け算されたのち、加算
器14kに負信号として供給される。加算器14kで
は、上記LPC合成逆フィルタ14hから出力された音
響エコー信号r′(n) から、上記ピッチゲインβq(i)が
掛け算されたピッチベクトルbL ′(n) が差し引かれ
る。
【0055】かくして、入力信号rq(i)・uI(i)(n) に
対応した音響エコー信号d′(n) (第(14)式)が得ら
れ、この信号が適応フィルタ14cに入力される。な
お、以上の逆フィルタ群による処理過程においても、L
PCパラメータα*(i) 、ピッチゲインβq(i)およびピ
ッチ周期L(i) は、前記音声復号回路90と同様にサブ
フレーム(5msec)単位で変化している。
【0056】
【数14】
【0057】一方、タップ係数更新アルゴリズムを実現
するための適応フィルタ群では、先ず上記加算器14k
から出力された音響エコー信号d′(n) を入力とする適
応フィルタ14cの出力信号と、前記音声復号回路90
の乗算器9eから出力された白色雑音rq(i)・u
I(i)(n) を入力とする適応フィルタ14fの出力信号と
の誤差e′(n) が加算器14eで求められる。適応フィ
ルタ14f,14cは、上記誤差e′(n) を用いて、こ
の誤差e′(n) を小さくするべくそれぞれ自身のタップ
係数h1,j ,h2,j を更新する。ここで、このタップ係
数h1,j ,h2,j はそれぞれ第(15)式および第(16)式の
ように表される。
【0058】
【数15】
【0059】
【数16】
【0060】上記適応フィルタ14fのタップ係数h1,
j は、適応フィルタ14aに対しそのタップ係数として
設定される。適応フィルタ14aは、このタップ係数に
応じて、前記音声復号回路90のポストフィルタ9hか
ら出力された合成音声y(n)を基にエコーを生成し、こ
のエコーを適応フィルタ14dに供給する。この適応フ
ィルタ14dは、適応フィルタ14cの伝達関数とは逆
の伝達関数(1/1−B(Z) )を有しており、この逆伝
達関数と適応フィルタ14cから供給されるタップ係数
とに応じて、適応フィルタ14aから出力されたエコー
を基に擬似エコーを生成する。加算器14bでは、A/
D変換器13から出力された音響エコーを含む送話信号
から、上記適応フィルタ14dから出力された擬似エコ
ーが差し引かれる。
【0061】このように本実施例のエコーキャンセラで
あれば、音声復号回路90で生成される白色雑音rq(i)
・uI(i)(n) と、逆フィルタ群により音声復号回路90
による相関が除去された音響エコー信号d′(n) とに基
づいて、適応フィルタ群のタップ係数の更新動作が行な
われることになる。このため、音声復号回路の出力音声
信号と、マイクロホン12から入力された音響エコー信
号とを使用して適応フィルタのタップ係数を更新する場
合に比べて、相関の小さい信号を用いているので、適応
フィルタのタップ係数の更新に要する時間は短縮され、
これによりタップ係数の収束速度を高速化することがで
きる。
【0062】また、音声復号回路90において復号化処
理の過程で生成される白色雑音rq(i)・uI(i)(n) をタ
ップ係数の更新に使用しているので、白色雑音を新たに
生成する必要がなく、その結果比較的簡単な回路構成お
よびアルゴリズムにより実施できる利点がある。
【0063】次に、本発明の他の実施例を説明する。図
2は、本実施例における音響エコーキャンセラをその周
辺回路と共に示した回路ブロック図である。本実施例の
音響エコーキャンセラ140′は、前記図3に示したエ
コーキャンセラに本発明を適用したもので、前記実施例
の回路(図1)と構成を異にするところは、適応フィル
タ14c,14dが省略されている点である。
【0064】すなわち、適応フィルタ14fには音声復
号回路90で生成された白色雑音rq(i)・uI(i)(n) が
入力される。そしてこの適応フィルタ14fでは、上記
白色雑音rq(i)・uI(i)(n) に応じて擬似エコーが生成
される。
【0065】一方、A/D変換器13から出力された音
響エコー信号d(n)は、前記図1と同様に、先ず逆ポス
トフィルタ14gおよびLPC合成逆フィルタ14hを
通過したのち、加算器14kに入力される。また、ピッ
チ逆フィルタ14iからは上記音響エコー信号r′(n)
に応じたピッチベクトルbL ′(n) が発生され、このピ
ッチベクトルbL ′(n)に乗算器14jでピッチゲイン
βq(i)が掛け算された信号が負信号として加算器14k
に入力される。そして、この加算器14kでは、上記L
PC合成逆フィルタ14hから出力された音響エコー信
号r′(n) から、上記ピッチゲインβq(i)が掛け算され
たピッチベクトルbL ′(n) が差し引かれ、その出力信
号が加算器14eに入力される。この加算器14eで
は、上記加算器14kから出力された音響エコー信号
r′(n) から、適応フィルタ14fで生成された擬似エ
コーが差し引かれ、その残差エコーはタップ係数の更新
のために適応フィルタ14fに供給される。適応フィル
タ14fは、上記残差エコーが零になるようにタップ係
数の更新を行なう。
【0066】この適応フィルタ14fで設定されたタッ
プ係数は、適応フィルタ14aにタップ係数として設定
される。このため、適応フィルタ14aは、上記タップ
係数に応じて、音声復号回路90から出力される合成音
声信号を基に擬似エコーを生成し、この擬似エコーを加
算器14bに供給する。加算器14bでは、A/D変換
器13から出力された音響エコーを含む送話音声信号か
ら、上記適応フィルタ14aで生成された擬似エコーが
差し引かれる。かくして、音響エコーがキャンセルされ
た送話音声信号が得られる。
【0067】このエコーキャンセラにおいても、適応フ
ィルタ14fにおけるタップ係数の変更は、音声復号回
路90で生成された白色雑音rq(i)・uI(i)(n) と、逆
フィルタ群により音声復号回路による相関が除去された
音響エコー信号とを基に行なわれることになる。したが
って、タップ係数を高速度に収束させることができる。
【0068】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。例えば、上記各実施例では、乗算器9e
でコードブックゲインrq(i)を掛け算した白色雑音rq
(i)・uI(i)(n) を適応フィルタ14fに供給するよう
にしたが、コードブックゲインrq(i)を掛け算する前の
白色雑音uI(i)(n) を適応フィルタ14fに供給するよ
うにしてもよい。ただしこの場合には、加算器14kか
ら出力される音響エコー信号d′(n) に対し1/rq(i)
倍する必要がある。
【0069】また、前記各実施例では音響エコーキャン
セラに適用した場合について説明したが、回線エコーキ
ャンセラについても同様に適用可能である。さらに、無
線電話装置ばかりでなく、有線回線を使用した電話装置
等にも適用することが可能である。
【0070】その他、適応フィルタ回路および逆フィル
タ回路の構成、タップ係数更新アルゴリズムの種類等に
ついても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施できる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、音声符号
復号回路が有する伝達関数とは逆の伝達関数を有する逆
フィルタ回路を備え、エコーを含む送話音声信号をこの
逆フィルタ回路に通すことにより上記音声符号復号回路
による相関を除去し、かつこの逆フィルタ回路を通過し
た上記エコーを含む送話音声信号と、上記音声符号復号
回路において符号化音声信号の復号化の過程で生成され
る白色雑音とを適応フィルタ回路にそれぞれ入力し、こ
れらの送話音声信号および白色雑音に基づいて適応フィ
ルタにおけるタップ係数の更新を行なうようにしたもの
である。
【0072】したがって本発明によれば、回路構成が比
較的簡単でしかもタップ係数の収束を短時間に行なうこ
とができ、これにより安価でかつ立ち上がり応答性の優
れたエコーキャンセラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における音響エコーキャンセ
ラをその周辺回路と共に示した回路ブロック図。
【図2】本発明の他の実施例における音響エコーキャン
セラをその周辺回路と共に示した回路ブロック図。
【図3】従来の音響エコーキャンセラを備えたディジタ
ル自動車無線電話移動局の構成の一例を示す回路ブロッ
ク図。
【図4】従来の他の音響エコーキャンセラの構成を示す
回路ブロック図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…共用器、3…受信回路、4…周波数
シンセサイザ、5…送信回路、6…ディジタル復調回
路、7,13…A/D変換器、8…誤り訂正復号回路、
9,9′,90,90′…音声復号回路、10,17…
D/A変換器、11…スピーカ、12…マイクロホン、
14,14′,140,140′…音響エコーキャンセ
ラ、15…音声符号回路、16…誤り訂正符号回路、1
8…ディジタル変調回路、20…制御回路、21…コン
ソールユニット、22…電源回路、23…電池、9a…
デマルチプレクサ、9b…適応コードブック、9c…コ
ードブック、9d,9e,14j…乗算器、9f,14
b,14e,14k…加算器、9g…LPC合成フィル
タ、9h…ポストフィルタ、14a,14c,14d,
14f…適応フィルタ、14g…逆ポストフィルタ、1
4h…LPC合成逆フィルタ、14i…ピッチ逆フィル
タ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベクトル量子化方式を採用した音声符号
    復号回路により通話音声信号を符号復号化して伝送する
    ディジタル音声通信装置に設けられるエコーキャンセラ
    において、 前記音声符号復号回路が有する伝達関数とは逆の伝達関
    数を有し、エコーを含む送話音声信号の前記音声符号復
    号回路による相関を除去するための逆フィルタ回路と、 この逆フィルタ回路を通過した前記エコーを含む送話音
    声信号および前記音声符号復号回路において符号化音声
    信号の復号化の過程で生成される白色雑音をそれぞれ入
    力し、これらの送話音声信号および白色雑音に基づいて
    タップ係数の更新を行なう適応フィルタ回路とを具備し
    たことを特徴とするエコーキャンセラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5506374A (en) * 1992-04-27 1996-04-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Shield cover member for electrically insulating a storage unit
KR100377797B1 (ko) * 2000-12-30 2003-03-26 주식회사 하이닉스반도체 이동통신용 핸즈프리 단말기의 잔여 반향 제거장치
CN113168840A (zh) * 2018-11-30 2021-07-23 松下知识产权经营株式会社 翻译装置以及翻译方法

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KR100377797B1 (ko) * 2000-12-30 2003-03-26 주식회사 하이닉스반도체 이동통신용 핸즈프리 단말기의 잔여 반향 제거장치
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