JPH0583069A - 高周波フイルタ - Google Patents

高周波フイルタ

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JPH0583069A
JPH0583069A JP27007291A JP27007291A JPH0583069A JP H0583069 A JPH0583069 A JP H0583069A JP 27007291 A JP27007291 A JP 27007291A JP 27007291 A JP27007291 A JP 27007291A JP H0583069 A JPH0583069 A JP H0583069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
inductor
parallel
high frequency
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP27007291A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Okuda
敏雄 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0583069A publication Critical patent/JPH0583069A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インダクタ2個,キャパシタ2個で構成さ
れ、遮断する必要のある2種類の周波数帯のうち、比重
の大きい周波数帯を広帯域に遮断することのできる高周
波フィルタを得る。 【構成】 第1のインダクタと第1のキャパシタとの並
列回路に第2のインダクタあるいは第2のキャパシタを
直列に接続し、この直列回路に、第2のキャパシタある
いは第2のインダクタを並列に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高周波フィルタに関
し、特に、高周波信号増幅や伝送において、所望の周波
数帯の高周波を遮断することを目的とする高周波フィル
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の高周波フィルタの構造を示
した等価回路図であり、図において、51,52はそれ
ぞれの値がL51,L52のインダクタ、53,54はそれ
ぞれの値がC51,C52のキャパシタである。
【0003】インダクタ51とキャパシタ53は互いに
並列に接続され、また、インダクタ52とキャパシタ5
4は互いに並列に接続され、これら2つのLC並列共振
回路は直列に接続されてフィルタを構成しており、2種
類の周波数帯を遮断する。
【0004】次に、動作について説明する。図5に示し
た高周波フィルタの等価回路のアドミタンスYは、
【0005】 Y=(1/ωL51−ωC51)+(1/ωL52−ωC52
【0006】で表される。ここで、ωは角周波数であ
る。2種類の周波数の角周波数をそれぞれω1 ,ω2
すると、
【0007】 ω1 2 =1/L5151 ω2 2 =1/L5252
【0008】を満たすときアドミタンスY=0となり、
その2種類の周波数の信号は遮断される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の高周波フィルタ
は以上のように構成されているので、2種類の周波数を
遮断する際、両周波数帯域とも、遮断される周波数帯域
が狭いという問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、遮断する必要のある2種類の周
波数帯のうち、遮断する比重の大きい周波数帯を広帯域
に遮断することができる高周波フィルタを得ることを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る高周波フ
ィルタは、第1のインダクタと第1のキャパシタとで構
成した並列回路に、第2のインダクタあるいは第2のキ
ャパシタを直列に接続してなる直列回路に、第2のキャ
パシタあるいは第2のインダクタを並列に接続するもの
である。
【0012】また、この発明に係る高周波フィルタは、
第1のインピーダンス変換線路と第1のキャパシタとで
構成した並列回路に、第2のインピーダンス変換線路あ
るいは第2のキャパシタを直列に接続し、この直列回路
に、第2のキャパシタあるいは第2のインピーダンス変
換線路を並列に接続するものである。
【0013】
【作用】この発明における高周波フィルタは、遮断する
必要のある2種類の周波数帯のうち、遮断する比重の大
きい周波数帯を広帯域に遮断することができるので、歩
留りが向上し、また、多様な回路配線も可能となる。
【0014】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す高周波フィ
ルタの構造を示した等価回路図であり、図において、1
1,12はそれぞれの値がL11,L12のインダクタ、1
3,14はそれぞれの値がC11,C12のキャパシタであ
る。また、図3はこの発明の一実施例による高周波フィ
ルタの反射特性を示した図であり、さらに、図4は従来
の高周波フィルタの反射特性を示した図である。
【0015】インダクタ12とキャパシタ13は並列に
接続され、この並列回路にインダクタ11が直列に接続
され直列回路を構成している。この直列回路にキャパシ
タ14が並列に接続されている。
【0016】次に動作について説明する。図1の高周波
フィルタの等価回路のアドミタンスYは、
【0017】
【数1】
【0018】で表される。遮断する必要のある任意の2
種類の周波数に対して、アドミタンスY=0となるイン
ダクタンス値,キャパシタンス値を選べば、それらの周
波数帯を遮断することができる。
【0019】特定の2種類の周波数に対して、図1およ
び図5に示した高周波フィルタの素子の値の関係が、
【0020】 L11=L5112=L5211=C5212=C51
【0021】のとき、両高周波フィルタとも同じ周波数
帯域を遮断する。
【0022】ここで、1GHzの信号の高周波を遮断す
る際、すなわち、2GHzと4GHzの信号の周波数を
遮断する際に、2GHz周波数の遮断の比重が大きい場
合、例えば、
【0023】 L11=L51=1.055nH L12=L52=0.528nH C11=C52=3.0pF C12=C51=6.0pF
【0024】としたときの、図1,図5に示した高周波
フィルタの等価回路に対する反射の周波数特性を、それ
ぞれ図3,図4に示す。図1の等価回路の方が、遮断す
る比重の高い周波数帯を広帯域に遮断する。
【0025】図2はこの発明の第2の実施例を示す高周
波フィルタの構造を示した等価回路図であり、図におい
て、21,22はそれぞれの値がL21,L22のインダク
タ、23,24はそれぞれの値がC21,C22のキャパシ
タである。
【0026】インダクタ22とキャパシタ24は並列に
接続され、この並列回路にキャパシタ23が直列に接続
され、この直列回路にインダクタ21が並列に接続され
ている。
【0027】次に動作について説明する。図2の高周波
フィルタの等価回路のアドミタンスYは、
【0028】
【数2】
【0029】で表される。遮断する必要のある任意の2
種類の周波数に対して、アドミタンスY=0となるイン
ダクタンス値,キャパシタンス値を選べば、それらの周
波数帯を遮断することができる。
【0030】特定の2種類の周波数に対して、図2およ
び図5に示した高周波フィルタの素子の値の関係が、
【0031】 L21=L5122=L5221=C5222=C51
【0032】のとき、両高周波フィルタとも同じ周波数
帯域を遮断する。ただし、図2の等価回路の方が、遮断
する比重の高い周波数帯域を広帯域に遮断する。
【0033】上記第1および第2の実施例に示したよう
に、高周波フィルタを2つのインダクタと2つのキャパ
シタとで構成する場合、第1のインダクタと第1のキャ
パシタとの並列回路に第2のインダクタあるいは第2の
キャパシタを直列に接続し、この直列回路に第2のキャ
パシタあるいは第2のインダクタを並列に接続すること
により、従来より広帯域に高周波信号を遮断することが
可能となる。
【0034】なお、上記第1および第2の実施例におい
て、インダクタをインピーダンス変換線路に置き換えた
回路においても、同様の効果が得られる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る高周波フ
ィルタによれば、高周波フィルタを2つのインダクタと
2つのキャパシタとで構成する場合、第1のインダクタ
と第1のキャパシタとの並列回路に、第2のインダクタ
を直列に接続し、この直列回路に、第2のキャパシタを
接続することにより、または、第1のインダクタと第2
のキャパシタとの並列回路に、第2のキャパシタを接続
し、この直列回路に、第2のインダクタを並列に接続す
ることにより、遮断する必要のある2種類の周波数帯の
うち、遮断する比重の大きい周波数帯を広帯域に遮断す
ることができ、歩留まりも向上し、多様な回路配線も可
能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による高周波フィルタの構
成を示した等価回路図である。
【図2】この発明の第2の実施例による高周波フィルタ
の構成を示した等価回路図である。
【図3】この発明の一実施例による高周波フィルタの反
射特性図である。
【図4】従来の高周波フィルタの反射特性図である。
【図5】従来の高周波フィルタの構造を示した等価回路
図である。
【符号の説明】
11 インダクタ 12 インダクタ 21 インダクタ 22 インダクタ 51 インダクタ 52 インダクタ 13 キャパシタ 14 キャパシタ 23 キャパシタ 24 キャパシタ 53 キャパシタ 54 キャパシタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種類の異なる周波数帯を遮断する高周
    波フィルタにおいて、 第1のインダクタと第1のキャパシタとの並列回路に第
    2のインダクタを直列に接続してなる直列回路と、 前記直列回路に並列に接続された第2のキャパシタとを
    備えたことを特徴とする高周波フィルタ。
  2. 【請求項2】 2種類の異なる周波数帯を遮断する高周
    波フィルタにおいて、 第1のインダクタと第1のキャパシタとの並列回路に第
    2のキャパシタを直列に接続してなる直列回路と、 前記直列回路に並列に接続された第2のインダクタとを
    備えたことを特徴とする高周波フィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の高周波フィルタにおい
    て、 前記第1,第2のインダクタをインピーダンス変換線路
    に置き換えたことを特徴とする高周波フィルタ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の高周波フィルタにおい
    て、 前記第1,第2のインダクタをインピーダンス変換線路
    に置き換えたことを特徴とする高周波フィルタ。
JP27007291A 1991-09-19 1991-09-19 高周波フイルタ Pending JPH0583069A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000332535A (ja) * 1999-05-17 2000-11-30 Alps Electric Co Ltd 周波数帯域切換型電圧制御発振器
JP2006238034A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Alps Electric Co Ltd 発振回路
CN103684324A (zh) * 2013-11-28 2014-03-26 成都位时通科技有限公司 滤除低纹波的装置

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JP2006238034A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Alps Electric Co Ltd 発振回路
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