JP2000332535A - 周波数帯域切換型電圧制御発振器 - Google Patents
周波数帯域切換型電圧制御発振器Info
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- JP2000332535A JP2000332535A JP11135963A JP13596399A JP2000332535A JP 2000332535 A JP2000332535 A JP 2000332535A JP 11135963 A JP11135963 A JP 11135963A JP 13596399 A JP13596399 A JP 13596399A JP 2000332535 A JP2000332535 A JP 2000332535A
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- capacitance
- inductance
- circuit
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- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の周波数帯域の発振信号のレベルをそれ
ぞれ十分に大きくできる周波数帯域切換型電圧制御発振
器を提供する。 【解決手段】 複数の周波数帯域の発振信号を出力可能
な発振部1と、発振部1からの発振信号を増幅するバッ
ファ部2とを備え、バッファ部2は、発振信号を増幅す
るバッファトランジスタ17と、バッファ部2の出力端
24とグランドとをシャントする複数のインダクタンス
手段26、27と複数の静電容量手段28、29とを有
するリアクタンス回路25とを備え、リアクタンス回路
25は、発振部1の出力する複数の周波数帯域でそれぞ
れ並列共振し、発振部の出力する複数の周波数帯域の中
間の周波数で直列共振するようにしたので、発振部から
出力された各帯域の発振信号をバッファ部2で十分なレ
ベルに増幅できる。
ぞれ十分に大きくできる周波数帯域切換型電圧制御発振
器を提供する。 【解決手段】 複数の周波数帯域の発振信号を出力可能
な発振部1と、発振部1からの発振信号を増幅するバッ
ファ部2とを備え、バッファ部2は、発振信号を増幅す
るバッファトランジスタ17と、バッファ部2の出力端
24とグランドとをシャントする複数のインダクタンス
手段26、27と複数の静電容量手段28、29とを有
するリアクタンス回路25とを備え、リアクタンス回路
25は、発振部1の出力する複数の周波数帯域でそれぞ
れ並列共振し、発振部の出力する複数の周波数帯域の中
間の周波数で直列共振するようにしたので、発振部から
出力された各帯域の発振信号をバッファ部2で十分なレ
ベルに増幅できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の周波数帯域
の発振信号を出力可能な周波数帯域切換型電圧制御発振
器に関わり、特に、所望の出力レベルを得るためにバッ
ファ部を設けた周波数帯域切換型電圧制御発振器に関す
る。
の発振信号を出力可能な周波数帯域切換型電圧制御発振
器に関わり、特に、所望の出力レベルを得るためにバッ
ファ部を設けた周波数帯域切換型電圧制御発振器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、二つの異なる携帯電話方式を一台
の携帯電話機で共用するものが考えられている。このよ
うな二方式共用型の携帯電話機は、例えば1.1GHz
帯の発振信号と1.4GHz帯の発振信号との複数の帯
域の発振信号を出力できる周波数帯域切換型電圧制御発
振器を必要とする。
の携帯電話機で共用するものが考えられている。このよ
うな二方式共用型の携帯電話機は、例えば1.1GHz
帯の発振信号と1.4GHz帯の発振信号との複数の帯
域の発振信号を出力できる周波数帯域切換型電圧制御発
振器を必要とする。
【0003】図6はこのような周波数帯域切換型電圧制
御発振器の回路図である。この周波数帯域切換型電圧制
御発振器は、負荷に対する安定性と所望の出力レベルを
得るために発振部51にバッファ部52が接続された構
成となっている。
御発振器の回路図である。この周波数帯域切換型電圧制
御発振器は、負荷に対する安定性と所望の出力レベルを
得るために発振部51にバッファ部52が接続された構
成となっている。
【0004】発振部51は、コレクタ接地型の発振回路
であり、電源電圧(Vcc)が印加された発振トランジ
スタ53のコレクタは、コンデンサ54によって高周波
的に接地され、ベースとエミッタとの間、及び、エミッ
タとグランドとの間にはそれぞれ帰還コンデンサ55、
56が接続される。そして、ベースとグランドとの間に
周波数可変部57が接続される。
であり、電源電圧(Vcc)が印加された発振トランジ
スタ53のコレクタは、コンデンサ54によって高周波
的に接地され、ベースとエミッタとの間、及び、エミッ
タとグランドとの間にはそれぞれ帰還コンデンサ55、
56が接続される。そして、ベースとグランドとの間に
周波数可変部57が接続される。
【0005】周波数可変部57は、クラップコンデンサ
58、直流阻止コンデンサ59、マイクロストリップラ
イン60a、60b、マイクロストリップライン60
a、60bを切り換えるスイッチ61、マイクロストリ
ップライン60a、60b、に並列接続されるバラクタ
ダイオード62からなる。マイクロストリップライン6
0a、60bのインダクタンスは互いに異なっている。
58、直流阻止コンデンサ59、マイクロストリップラ
イン60a、60b、マイクロストリップライン60
a、60bを切り換えるスイッチ61、マイクロストリ
ップライン60a、60b、に並列接続されるバラクタ
ダイオード62からなる。マイクロストリップライン6
0a、60bのインダクタンスは互いに異なっている。
【0006】スイッチ61によりマイクロストリップラ
イン60a、60bを切り換えることにより、例えば
1.1GHz帯と1.4GHz帯で発振可能となる。ま
た、チョークコイル63からバラクタダイオード62へ
印加する制御電圧(Vt)を変化させると、バラクタダ
イオード62の容量が変化し、各周波数帯内での発振周
波数が連続的に変えられる。
イン60a、60bを切り換えることにより、例えば
1.1GHz帯と1.4GHz帯で発振可能となる。ま
た、チョークコイル63からバラクタダイオード62へ
印加する制御電圧(Vt)を変化させると、バラクタダ
イオード62の容量が変化し、各周波数帯内での発振周
波数が連続的に変えられる。
【0007】また、発振トランジスタ53のエミッタと
グランドとの間には抵抗64が接続されベースとグラン
ドとの間には抵抗65が接続される。また、ベースには
抵抗66を介して電源電圧(Vcc)が供給される。抵
抗64はエミッタにバイアス電圧を与えるためのエミッ
タバイアス抵抗となり、抵抗65、66はベースにバイ
アス電圧を与えるためのベースバイアス抵抗となってい
る。
グランドとの間には抵抗64が接続されベースとグラン
ドとの間には抵抗65が接続される。また、ベースには
抵抗66を介して電源電圧(Vcc)が供給される。抵
抗64はエミッタにバイアス電圧を与えるためのエミッ
タバイアス抵抗となり、抵抗65、66はベースにバイ
アス電圧を与えるためのベースバイアス抵抗となってい
る。
【0008】バッファ部52は、エミッタ接地型の増幅
回路であり、バッファトランジスタ67のエミッタがコ
ンデンサ68によって高周波的に接地され、エミッタと
グランドとの間には抵抗69が接続され、コレクタとグ
ランドとの間には抵抗70が接続され、ベースとグラン
ドとの間には抵抗71が接続される。また、ベースには
抵抗72を介して電源電圧(Vcc)が供給される。抵
抗69はエミッタにバイアス電圧を与えるためのエミッ
タバイアス抵抗となり、抵抗70はコレクタにバイアス
電圧を与えるためのコレクタバイアス抵抗となり、抵抗
71、72はベースにバイアス電圧を与えるためのベー
スバイアス抵抗となっている。
回路であり、バッファトランジスタ67のエミッタがコ
ンデンサ68によって高周波的に接地され、エミッタと
グランドとの間には抵抗69が接続され、コレクタとグ
ランドとの間には抵抗70が接続され、ベースとグラン
ドとの間には抵抗71が接続される。また、ベースには
抵抗72を介して電源電圧(Vcc)が供給される。抵
抗69はエミッタにバイアス電圧を与えるためのエミッ
タバイアス抵抗となり、抵抗70はコレクタにバイアス
電圧を与えるためのコレクタバイアス抵抗となり、抵抗
71、72はベースにバイアス電圧を与えるためのベー
スバイアス抵抗となっている。
【0009】バッファトランジスタ67のコレクタは、
直流阻止コンデンサ73を介してバッファ部52の出力
端74と接続されている。コレクタには、並列共振回路
75中のマイクロストリップライン76を介して電源電
圧(Vcc)が供給されている。並列共振回路75は、
マイクロストリップライン76とコンデンサ77とから
なっており、それぞれの一端は、バッファトランジスタ
67のコレクタに接続され、コンデンサ77の他端は接
地され、マイクロストリップライン76の他端は、コン
デンサ78を介して高周波的に接地されている。
直流阻止コンデンサ73を介してバッファ部52の出力
端74と接続されている。コレクタには、並列共振回路
75中のマイクロストリップライン76を介して電源電
圧(Vcc)が供給されている。並列共振回路75は、
マイクロストリップライン76とコンデンサ77とから
なっており、それぞれの一端は、バッファトランジスタ
67のコレクタに接続され、コンデンサ77の他端は接
地され、マイクロストリップライン76の他端は、コン
デンサ78を介して高周波的に接地されている。
【0010】並列共振回路75の共振周波数は、発振部
51から出力される複数の帯域の発振信号の中間の周波
数となるように設定されている。例えば1.1GHz帯
の発振信号と1.4GHz帯の発振信号が発振部51か
ら出力される場合にはその中間の1.25GHzで共振
するように設定される。従って、この並列共振回路75
をを備えたバッファ部52の周波数特性は図7のように
なる。
51から出力される複数の帯域の発振信号の中間の周波
数となるように設定されている。例えば1.1GHz帯
の発振信号と1.4GHz帯の発振信号が発振部51か
ら出力される場合にはその中間の1.25GHzで共振
するように設定される。従って、この並列共振回路75
をを備えたバッファ部52の周波数特性は図7のように
なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発振部51か
ら出力される複数の帯域の発振信号の周波数が、並列共
振回路75の共振周波数から離れるので、必要とする帯
域での発振信号のレベルを大きくできなかった。特に発
振帯域間が互いに大きく離れていた場合には、それぞれ
の周波数帯域で出力される発振信号をバッファ部52で
十分に増幅できず、周波数帯域切換型電圧制御発振器の
出力のレベルを大きくできなかった。
ら出力される複数の帯域の発振信号の周波数が、並列共
振回路75の共振周波数から離れるので、必要とする帯
域での発振信号のレベルを大きくできなかった。特に発
振帯域間が互いに大きく離れていた場合には、それぞれ
の周波数帯域で出力される発振信号をバッファ部52で
十分に増幅できず、周波数帯域切換型電圧制御発振器の
出力のレベルを大きくできなかった。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の周波数帯域切換型電圧制御発振器は、複数
の周波数帯域で発振信号を出力可能な発振部と、前記発
振部からの発振信号を増幅するバッファ部とを備え、前
記バッファ部は、増幅された前記発振信号をコレクタ側
から出力するバッファトランジスタと、複数のインダク
タンス手段と複数の静電容量手段とから構成されて、前
記バッファトランジスタのコレクタ側をグランドにシャ
ントするリアクタンス回路とを有し、前記リアクタンス
回路が、前記発振部の出力する前記複数の周波数帯域で
それぞれ並列共振し、前記複数の周波数帯域の間の周波
数で直列共振するように前記インダクタンス手段及び前
記静電容量手段の定数を設定した。
め、本発明の周波数帯域切換型電圧制御発振器は、複数
の周波数帯域で発振信号を出力可能な発振部と、前記発
振部からの発振信号を増幅するバッファ部とを備え、前
記バッファ部は、増幅された前記発振信号をコレクタ側
から出力するバッファトランジスタと、複数のインダク
タンス手段と複数の静電容量手段とから構成されて、前
記バッファトランジスタのコレクタ側をグランドにシャ
ントするリアクタンス回路とを有し、前記リアクタンス
回路が、前記発振部の出力する前記複数の周波数帯域で
それぞれ並列共振し、前記複数の周波数帯域の間の周波
数で直列共振するように前記インダクタンス手段及び前
記静電容量手段の定数を設定した。
【0013】また、本発明の実施の形態の具体例におい
て、周波数帯域切換型電圧制御発振器のリアクタンス回
路の前記複数のリアクタンス手段は、少なくとも第一の
インダクタンス手段と第二のインダクタンス手段とから
なり、前記複数の静電容量手段は、少なくとも第一の静
電容量手段と第二の静電容量手段とからなり、前記第一
のインダクタンス手段と前記第一の静電容量手段とで並
列共振回路を構成し、前記第二のインダクタンス手段を
前記並列共振回路に直列に接続して直並列共振回路を構
成し、前記第二の静電容量手段を前記直並列共振回路に
並列に接続してリアクタンス回路を構成した。
て、周波数帯域切換型電圧制御発振器のリアクタンス回
路の前記複数のリアクタンス手段は、少なくとも第一の
インダクタンス手段と第二のインダクタンス手段とから
なり、前記複数の静電容量手段は、少なくとも第一の静
電容量手段と第二の静電容量手段とからなり、前記第一
のインダクタンス手段と前記第一の静電容量手段とで並
列共振回路を構成し、前記第二のインダクタンス手段を
前記並列共振回路に直列に接続して直並列共振回路を構
成し、前記第二の静電容量手段を前記直並列共振回路に
並列に接続してリアクタンス回路を構成した。
【0014】また、本発明の実施の形態の具体例におい
て、周波数帯域切換型電圧制御発振器のリアクタンス回
路の前記複数のリアクタンス手段は、少なくとも第一の
インダクタンス手段と第二のインダクタンス手段とから
なり、前記複数の静電容量手段は、少なくとも第一の静
電容量手段と第二の静電容量手段とからなり、前記第一
のインダクタンス手段と前記第一の静電容量手段とで並
列共振回路を構成し、前記第二の静電容量手段を前記並
列共振回路に直列に接続して直並列共振回路を構成し、
前記第二のインダクタンス手段を前記直並列共振回路に
並列に接続してリアクタンス回路を構成した。
て、周波数帯域切換型電圧制御発振器のリアクタンス回
路の前記複数のリアクタンス手段は、少なくとも第一の
インダクタンス手段と第二のインダクタンス手段とから
なり、前記複数の静電容量手段は、少なくとも第一の静
電容量手段と第二の静電容量手段とからなり、前記第一
のインダクタンス手段と前記第一の静電容量手段とで並
列共振回路を構成し、前記第二の静電容量手段を前記並
列共振回路に直列に接続して直並列共振回路を構成し、
前記第二のインダクタンス手段を前記直並列共振回路に
並列に接続してリアクタンス回路を構成した。
【0015】また、本発明の実施の形態の具体例におい
て、周波数帯域切換型電圧制御発振器のリアクタンス回
路の前記複数のリアクタンス手段は、少なくとも第一の
インダクタンス手段と第二のインダクタンス手段とから
なり、前記複数の静電容量手段は、少なくとも第一の静
電容量手段と第二の静電容量手段とからなり、前記第一
のインダクタンス手段と前記第一の静電容量手段とで第
一の並列共振回路を構成し、前記第二のインダクタンス
手段と前記第二の静電容量手段とで第二の並列共振回路
を構成し、前記第一の並列共振回路と前記第二の並列共
振回路とを直列に接続して、前記リアクタンス回路を構
成した。
て、周波数帯域切換型電圧制御発振器のリアクタンス回
路の前記複数のリアクタンス手段は、少なくとも第一の
インダクタンス手段と第二のインダクタンス手段とから
なり、前記複数の静電容量手段は、少なくとも第一の静
電容量手段と第二の静電容量手段とからなり、前記第一
のインダクタンス手段と前記第一の静電容量手段とで第
一の並列共振回路を構成し、前記第二のインダクタンス
手段と前記第二の静電容量手段とで第二の並列共振回路
を構成し、前記第一の並列共振回路と前記第二の並列共
振回路とを直列に接続して、前記リアクタンス回路を構
成した。
【0016】また、本発明の実施の形態の具体例におい
て、周波数帯域切換型電圧制御発振器のリアクタンス回
路の前記複数のリアクタンス手段は、少なくとも第一の
インダクタンス手段と第二のインダクタンス手段とから
なり、前記複数の静電容量手段は、少なくとも第一の静
電容量手段と第二の静電容量手段とからなり、前記第一
のインダクタンス手段と前記第一の静電容量手段とで並
列共振回路を構成し、前記第二のインダクタンス手段と
前記第二の静電容量手段とで直列共振回路を構成し、前
記並列共振回路に前記直列共振回路を並列接続して前記
リアクタンス回路を構成した。
て、周波数帯域切換型電圧制御発振器のリアクタンス回
路の前記複数のリアクタンス手段は、少なくとも第一の
インダクタンス手段と第二のインダクタンス手段とから
なり、前記複数の静電容量手段は、少なくとも第一の静
電容量手段と第二の静電容量手段とからなり、前記第一
のインダクタンス手段と前記第一の静電容量手段とで並
列共振回路を構成し、前記第二のインダクタンス手段と
前記第二の静電容量手段とで直列共振回路を構成し、前
記並列共振回路に前記直列共振回路を並列接続して前記
リアクタンス回路を構成した。
【0017】また、本発明の実施の形態の好適例におい
て、周波数帯域切換型電圧制御発振器は、前記第一また
は第二のインダクタンス手段の少なくとも一方を介して
前記バッファトランジスタに電源電圧を供給するもので
ある。
て、周波数帯域切換型電圧制御発振器は、前記第一また
は第二のインダクタンス手段の少なくとも一方を介して
前記バッファトランジスタに電源電圧を供給するもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】発振部1は、コレクタ接地型の発
振回路であり、電源電圧(Vcc)が印加された発振ト
ランジスタ3のコレクタは、コンデンサ4によって高周
波的に接地され、ベースとエミッタとの間、及び、エミ
ッタとグランドとの間にはそれぞれ帰還コンデンサ5、
6が接続される。そして、ベースとグランドとの間に周
波数可変部7が接続される。
振回路であり、電源電圧(Vcc)が印加された発振ト
ランジスタ3のコレクタは、コンデンサ4によって高周
波的に接地され、ベースとエミッタとの間、及び、エミ
ッタとグランドとの間にはそれぞれ帰還コンデンサ5、
6が接続される。そして、ベースとグランドとの間に周
波数可変部7が接続される。
【0019】周波数可変部7は、クラップコンデンサ
8、直流阻止コンデンサ9、マイクロストリップライン
10a、10b、マイクロストリップライン10a、1
0bを切り換えるスイッチ11、マイクロストリップラ
イン10a、10bに並列接続されるバラクタダイオー
ド12からなる。マイクロストリップライン10a、1
0bのインダクタンスは互いに異なっている。
8、直流阻止コンデンサ9、マイクロストリップライン
10a、10b、マイクロストリップライン10a、1
0bを切り換えるスイッチ11、マイクロストリップラ
イン10a、10bに並列接続されるバラクタダイオー
ド12からなる。マイクロストリップライン10a、1
0bのインダクタンスは互いに異なっている。
【0020】スイッチ11によりマイクロストリップラ
イン10a、10bを切り換えることにより、例えば
1.1GHz帯と1.4GHz帯との2つの異なる周波
数帯で発振可能となる。また、チョークコイル13から
バラクタダイオード12へ印加する制御電圧(Vt)を
変化させると、バラクタダイオード12の容量が変化
し、各周波数帯での発振周波数が変えられる。
イン10a、10bを切り換えることにより、例えば
1.1GHz帯と1.4GHz帯との2つの異なる周波
数帯で発振可能となる。また、チョークコイル13から
バラクタダイオード12へ印加する制御電圧(Vt)を
変化させると、バラクタダイオード12の容量が変化
し、各周波数帯での発振周波数が変えられる。
【0021】また、発振トランジスタ3のエミッタとグ
ランドとの間には抵抗14が接続されベースとグランド
との間には抵抗15が接続される。また、ベースには抵
抗16を介して電源電圧(Vcc)が供給される。抵抗
14はエミッタにバイアス電圧を与えるためのエミッタ
バイアス抵抗となり、抵抗15、16はベースにバイア
ス電圧を与えるためのベースバイアス抵抗となってい
る。
ランドとの間には抵抗14が接続されベースとグランド
との間には抵抗15が接続される。また、ベースには抵
抗16を介して電源電圧(Vcc)が供給される。抵抗
14はエミッタにバイアス電圧を与えるためのエミッタ
バイアス抵抗となり、抵抗15、16はベースにバイア
ス電圧を与えるためのベースバイアス抵抗となってい
る。
【0022】バッファ部2は、エミッタ接地型の増幅回
路であり、バッファトランジスタ17のエミッタがコン
デンサ18によって高周波的に接地され、エミッタとグ
ランドとの間には抵抗19が接続され、コレクタとグラ
ンドとの間には抵抗20が接続され、ベースとグランド
との間には抵抗21が接続される。また、ベースには抵
抗22を介して電源電圧(Vcc)が供給される。抵抗
19はエミッタにバイアス電圧を与えるためのエミッタ
バイアス抵抗となり、抵抗20はコレクタにバイアス電
圧を与えるためのコレクタバイアス抵抗となり、抵抗2
1、22はベースにバイアス電圧を与えるためのベース
バイアス抵抗となっている。
路であり、バッファトランジスタ17のエミッタがコン
デンサ18によって高周波的に接地され、エミッタとグ
ランドとの間には抵抗19が接続され、コレクタとグラ
ンドとの間には抵抗20が接続され、ベースとグランド
との間には抵抗21が接続される。また、ベースには抵
抗22を介して電源電圧(Vcc)が供給される。抵抗
19はエミッタにバイアス電圧を与えるためのエミッタ
バイアス抵抗となり、抵抗20はコレクタにバイアス電
圧を与えるためのコレクタバイアス抵抗となり、抵抗2
1、22はベースにバイアス電圧を与えるためのベース
バイアス抵抗となっている。
【0023】バッファトランジスタ17のコレクタは、
直流阻止コンデンサ23を介してバッファ部2の出力端
24に接続されている。コレクタは、リアクタンス回路
25によって高周波的にグランドにシャントされてい
る。リアクタンス回路25は、互いに直列に接続された
マイクロストリップライン等のインダクタンス手段2
6、27と、コンデンサ等の静電容量手段28、29と
によって構成され、バッファトランジスタ17のコレク
タは第二のインダクタンス手段27の一端に接続される
と共に、第二の静電容量手段29によって接地され、ま
た、第二のインダクタンス手段27の他端と第一のイン
ダクタンス手段26の一端が接続され、その接続点が第
一の静電容量手段28によって接地されている。更に、
第一のインダクタンス手段26の他端はコンデンサ30
によって高周波的に接地されている。そして、バッファ
トランジスタ17のコレクタには第一のインダクタンス
手段26及び第二のインダクタンス手段27とを介して
電源電圧(Vcc)が供給されている。
直流阻止コンデンサ23を介してバッファ部2の出力端
24に接続されている。コレクタは、リアクタンス回路
25によって高周波的にグランドにシャントされてい
る。リアクタンス回路25は、互いに直列に接続された
マイクロストリップライン等のインダクタンス手段2
6、27と、コンデンサ等の静電容量手段28、29と
によって構成され、バッファトランジスタ17のコレク
タは第二のインダクタンス手段27の一端に接続される
と共に、第二の静電容量手段29によって接地され、ま
た、第二のインダクタンス手段27の他端と第一のイン
ダクタンス手段26の一端が接続され、その接続点が第
一の静電容量手段28によって接地されている。更に、
第一のインダクタンス手段26の他端はコンデンサ30
によって高周波的に接地されている。そして、バッファ
トランジスタ17のコレクタには第一のインダクタンス
手段26及び第二のインダクタンス手段27とを介して
電源電圧(Vcc)が供給されている。
【0024】第一のインダクタンス手段26と第一の静
電容量手段28とによって構成される並列共振回路31
は、低い周波数では誘導性であり、高い周波数では静電
性となるため、第一のインダクタンス手段26と第二の
インダクタンス手段27と第一の静電容量手段28とで
構成される直並列共振回路32の等価的なインダクタン
ス値は、周波数によって異なる値をとり、この直並列共
振回路32と第二の静電容量手段29とで構成されるリ
アクタンス回路25は2つの周波数(例えば1.1GH
zと1.4GHz)で並列共振する。また、その中間の
周波数(例えば1.25GHz)では、直並列共振回路
32が直列共振する。従って、このバッファ部2の利得
の周波数特性は図5に示すように、1.1GHzと1.
4GHzで共に大きな利得が得られ、発振部1から出力
される帯域の異なる2つの発振信号を共に大きなレベル
に増幅できる。
電容量手段28とによって構成される並列共振回路31
は、低い周波数では誘導性であり、高い周波数では静電
性となるため、第一のインダクタンス手段26と第二の
インダクタンス手段27と第一の静電容量手段28とで
構成される直並列共振回路32の等価的なインダクタン
ス値は、周波数によって異なる値をとり、この直並列共
振回路32と第二の静電容量手段29とで構成されるリ
アクタンス回路25は2つの周波数(例えば1.1GH
zと1.4GHz)で並列共振する。また、その中間の
周波数(例えば1.25GHz)では、直並列共振回路
32が直列共振する。従って、このバッファ部2の利得
の周波数特性は図5に示すように、1.1GHzと1.
4GHzで共に大きな利得が得られ、発振部1から出力
される帯域の異なる2つの発振信号を共に大きなレベル
に増幅できる。
【0025】図2は、本発明の周波数帯域切換型電圧制
御発振器に用いられるバッファ部2の他の実施の形態で
ある。バッファトランジスタ17のコレクタは、直流阻
止コンデンサ23を介してバッファ部2の出力端24に
接続されている。コレクタはリアクタンス回路25によ
って高周波的にグランドにシャントされている。リアク
タンス回路25は、マイクロストリップライン等のイン
ダクタンス手段26、27と、互いに直列に接続された
コンデンサ等の静電容量手段28、29とによって構成
され、バッファトランジスタ17のコレクタは第二の静
電容量手段29の一端に接続されると共に、第二のイン
ダクタンス手段27を介して高周波的に接地され、ま
た、第二の静電容量手段29の他端と第一の静電容量手
段28の一端が接続され、その接続点が第一のインダク
タンス手段26を介して高周波的に接地されている。更
に、第一の静電容量手段28の他端は接地されている。
そして、バッファトランジスタ17のコレクタには第二
のインダクタンス手段27を介して電源電圧(Vcc)
が供給されている。
御発振器に用いられるバッファ部2の他の実施の形態で
ある。バッファトランジスタ17のコレクタは、直流阻
止コンデンサ23を介してバッファ部2の出力端24に
接続されている。コレクタはリアクタンス回路25によ
って高周波的にグランドにシャントされている。リアク
タンス回路25は、マイクロストリップライン等のイン
ダクタンス手段26、27と、互いに直列に接続された
コンデンサ等の静電容量手段28、29とによって構成
され、バッファトランジスタ17のコレクタは第二の静
電容量手段29の一端に接続されると共に、第二のイン
ダクタンス手段27を介して高周波的に接地され、ま
た、第二の静電容量手段29の他端と第一の静電容量手
段28の一端が接続され、その接続点が第一のインダク
タンス手段26を介して高周波的に接地されている。更
に、第一の静電容量手段28の他端は接地されている。
そして、バッファトランジスタ17のコレクタには第二
のインダクタンス手段27を介して電源電圧(Vcc)
が供給されている。
【0026】第一のインダクタンス手段26と第一の静
電容量手段28とによって構成される並列共振回路31
は、低い周波数では誘導性であり、高い周波数では静電
性となるため、第一のインダクタンス手段26と第一の
静電容量手段28と第二の静電容量手段29とで構成さ
れる直並列共振回路32の等価的な静電容量値は、周波
数によって異なる値をとり、この直並列共振回路32と
第二のインダクタンス手段27とで構成されるリアクタ
ンス回路25は2つの周波数(例えば1.1GHzと
1.4GHz)で並列共振する。また、その中間の周波
数(例えば1.25GHz)では、直並列共振回路が直
列共振する。従って、このバッファ部2の利得の周波数
特性は図5に示すように、1.1GHzと1.4GHz
で共に大きな利得が得られ、発振部1から出力される帯
域の異なる2つの発振信号を共に大きなレベルに増幅で
きる。
電容量手段28とによって構成される並列共振回路31
は、低い周波数では誘導性であり、高い周波数では静電
性となるため、第一のインダクタンス手段26と第一の
静電容量手段28と第二の静電容量手段29とで構成さ
れる直並列共振回路32の等価的な静電容量値は、周波
数によって異なる値をとり、この直並列共振回路32と
第二のインダクタンス手段27とで構成されるリアクタ
ンス回路25は2つの周波数(例えば1.1GHzと
1.4GHz)で並列共振する。また、その中間の周波
数(例えば1.25GHz)では、直並列共振回路が直
列共振する。従って、このバッファ部2の利得の周波数
特性は図5に示すように、1.1GHzと1.4GHz
で共に大きな利得が得られ、発振部1から出力される帯
域の異なる2つの発振信号を共に大きなレベルに増幅で
きる。
【0027】図3は、本発明の周波数帯域切換型電圧制
御発振器に用いられるバッファ部2の更に他の実施の形
態である。バッファトランジスタ17のコレクタは、直
流阻止コンデンサ23を介してバッファ部2の出力端2
4と接続されている。コレクタは、リアクタンス回路2
5によって高周波的にグランドにシャントされている。
リアクタンス回路25は、マイクロストリップライン等
のインダクタンス手段26、27と、コンデンサ等の静
電容量手段28、29とによって構成される。第一のイ
ンダクタンス手段26と第一の静電容量手段28とによ
って、第一の並列共振回路33が形成され、第二のイン
ダクタンス手段27と第二の静電容量手段29とによっ
て、第二の並列共振回路34とを形成され、第一の並列
共振回路33と第二の並列共振回路34が互いに直列に
接続される。更に第一の並列共振回路33の一端は、コ
ンデンサ30によって高周波的に接地される。また、電
源電圧(Vcc)が、第一の並列共振回路33と第二の
並列共振回路34を介して、バッファトランジスタ17
のコレクタに供給される。
御発振器に用いられるバッファ部2の更に他の実施の形
態である。バッファトランジスタ17のコレクタは、直
流阻止コンデンサ23を介してバッファ部2の出力端2
4と接続されている。コレクタは、リアクタンス回路2
5によって高周波的にグランドにシャントされている。
リアクタンス回路25は、マイクロストリップライン等
のインダクタンス手段26、27と、コンデンサ等の静
電容量手段28、29とによって構成される。第一のイ
ンダクタンス手段26と第一の静電容量手段28とによ
って、第一の並列共振回路33が形成され、第二のイン
ダクタンス手段27と第二の静電容量手段29とによっ
て、第二の並列共振回路34とを形成され、第一の並列
共振回路33と第二の並列共振回路34が互いに直列に
接続される。更に第一の並列共振回路33の一端は、コ
ンデンサ30によって高周波的に接地される。また、電
源電圧(Vcc)が、第一の並列共振回路33と第二の
並列共振回路34を介して、バッファトランジスタ17
のコレクタに供給される。
【0028】第一の並列共振回路33の共振周波数は、
1.1GHzとなるように第一のインダクタンス手段2
6と第一の静電容量手段28とのリアクタンス値がそれ
ぞれ決められ、第二の並列共振回路34の共振周波数は
1.4GHzとなるように第二のインダクタンス手段2
7と第二の静電容量手段29とのリアクタンス値がそれ
ぞれ決められる。従って、リアクタンス回路25全体で
は、1.1GHzと1.4GHzとで並列共振し、その
中間の周波数(例えば1.25GHz)では第一の並列
共振回路33が静電性となり第二の並列共振回路34が
誘導性となって直列共振するようになる。従って、この
バッファ部2の利得の周波数特性は図5に示すように、
1.1GHzと1.4GHzで共に大きな利得が得ら
れ、発振部1から出力される帯域の異なる2つの発振信
号を共に大きなレベルに増幅できる。
1.1GHzとなるように第一のインダクタンス手段2
6と第一の静電容量手段28とのリアクタンス値がそれ
ぞれ決められ、第二の並列共振回路34の共振周波数は
1.4GHzとなるように第二のインダクタンス手段2
7と第二の静電容量手段29とのリアクタンス値がそれ
ぞれ決められる。従って、リアクタンス回路25全体で
は、1.1GHzと1.4GHzとで並列共振し、その
中間の周波数(例えば1.25GHz)では第一の並列
共振回路33が静電性となり第二の並列共振回路34が
誘導性となって直列共振するようになる。従って、この
バッファ部2の利得の周波数特性は図5に示すように、
1.1GHzと1.4GHzで共に大きな利得が得ら
れ、発振部1から出力される帯域の異なる2つの発振信
号を共に大きなレベルに増幅できる。
【0029】図4は、本発明の周波数帯域切換型電圧制
御発振器に用いられるバッファ部2の更に他の実施の形
態である。バッファトランジスタ17のコレクタは、直
流阻止コンデンサ23を介してバッファ部2の出力端2
4と接続されている。コレクタは、リアクタンス回路2
5によって高周波的にグランドにシャントされている。
リアクタンス回路25は、マイクロストリップライン等
のインダクタンス手段26、27と、コンデンサ等の静
電容量手段28、29とによって構成される。第一のイ
ンダクタンス手段26と第一の静電容量手段28とによ
って、並列共振回路31が形成され、第二のインダクタ
ンス手段27と第二の静電容量手段29とによって、直
列共振回路35が形成される。並列共振回路31と直列
共振回路35とは互いに並列に接続される。更に、並列
共振回路31と直列共振回路35の一端同士が、バッフ
ァトランジスタ17のコレクタに接続され、他端同士
が、コンデンサ30によって高周波的に接地されてい
る。そして、バッファトランジスタ17のコレクタには
第一のインダクタンス手段26を介して電源電圧(Vc
c)が供給されている。
御発振器に用いられるバッファ部2の更に他の実施の形
態である。バッファトランジスタ17のコレクタは、直
流阻止コンデンサ23を介してバッファ部2の出力端2
4と接続されている。コレクタは、リアクタンス回路2
5によって高周波的にグランドにシャントされている。
リアクタンス回路25は、マイクロストリップライン等
のインダクタンス手段26、27と、コンデンサ等の静
電容量手段28、29とによって構成される。第一のイ
ンダクタンス手段26と第一の静電容量手段28とによ
って、並列共振回路31が形成され、第二のインダクタ
ンス手段27と第二の静電容量手段29とによって、直
列共振回路35が形成される。並列共振回路31と直列
共振回路35とは互いに並列に接続される。更に、並列
共振回路31と直列共振回路35の一端同士が、バッフ
ァトランジスタ17のコレクタに接続され、他端同士
が、コンデンサ30によって高周波的に接地されてい
る。そして、バッファトランジスタ17のコレクタには
第一のインダクタンス手段26を介して電源電圧(Vc
c)が供給されている。
【0030】低い周波数では、第一のインダクタンス手
段26と第一の静電容量手段28とによって構成される
並列共振回路31が誘導性となり、一方、第二のインダ
クタンス手段27と第二の静電容量手段29とによって
構成される直列共振回路35は、低い周波数では静電性
となり、特定の周波数(例えば1.1GHz)で並列共
振する。また、高い周波数では、並列共振回路31が静
電性となり、直列共振回路35が誘導性となり、特定の
周波数(例えば1.4GHz)で並列共振する。また、
その中間の周波数(例えば1.25GHz)では、直列
共振回路35が直列共振するように構成される。従っ
て、このバッファ部2の利得の周波数特性は図5に示す
ように、1.1GHzと1.4GHzで共に大きな利得
が得られ、発振部1から出力される帯域の異なる2つの
発振信号を共に大きなレベルに増幅できる。
段26と第一の静電容量手段28とによって構成される
並列共振回路31が誘導性となり、一方、第二のインダ
クタンス手段27と第二の静電容量手段29とによって
構成される直列共振回路35は、低い周波数では静電性
となり、特定の周波数(例えば1.1GHz)で並列共
振する。また、高い周波数では、並列共振回路31が静
電性となり、直列共振回路35が誘導性となり、特定の
周波数(例えば1.4GHz)で並列共振する。また、
その中間の周波数(例えば1.25GHz)では、直列
共振回路35が直列共振するように構成される。従っ
て、このバッファ部2の利得の周波数特性は図5に示す
ように、1.1GHzと1.4GHzで共に大きな利得
が得られ、発振部1から出力される帯域の異なる2つの
発振信号を共に大きなレベルに増幅できる。
【0031】また、上述した本発明の実施の形態とし
て、インダクタンス手段26、27にマイクロストリッ
プラインを用いた例を挙げて説明したが、本発明に用い
られるインダクタンス手段26、27にはマイクロスト
リップラインに限られるものではなく、例えば、コイル
を用いても良いことは勿論である。また、上述した本発
明の実施の形態として、2つの周波数帯域で並列共振す
るリアクタンス回路25を用いた例を挙げて説明した
が、本発明に用いられるリアクタンス回路に3つ以上の
周波数帯域で並列共振する回路を用いても良いことは勿
論である。
て、インダクタンス手段26、27にマイクロストリッ
プラインを用いた例を挙げて説明したが、本発明に用い
られるインダクタンス手段26、27にはマイクロスト
リップラインに限られるものではなく、例えば、コイル
を用いても良いことは勿論である。また、上述した本発
明の実施の形態として、2つの周波数帯域で並列共振す
るリアクタンス回路25を用いた例を挙げて説明した
が、本発明に用いられるリアクタンス回路に3つ以上の
周波数帯域で並列共振する回路を用いても良いことは勿
論である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
周波数体域の発振信号を出力可能な発振部と、発振信号
を増幅するバッファ部とを備え、バッファ部にバッファ
の出力端とグランドとをシャントする複数のインダクタ
ンス手段と複数の静電容量手段とを有するリアクタンス
回路とを備え、リアクタンス回路は、発振部の出力する
複数の周波数帯域でそれぞれ並列共振し、発振部の出力
する複数の周波数帯域の間の周波数で直列共振するよう
にしたので、複数の大きく離れた周波数帯域でそれぞれ
十分なレベルの発振信号を出力できる。
周波数体域の発振信号を出力可能な発振部と、発振信号
を増幅するバッファ部とを備え、バッファ部にバッファ
の出力端とグランドとをシャントする複数のインダクタ
ンス手段と複数の静電容量手段とを有するリアクタンス
回路とを備え、リアクタンス回路は、発振部の出力する
複数の周波数帯域でそれぞれ並列共振し、発振部の出力
する複数の周波数帯域の間の周波数で直列共振するよう
にしたので、複数の大きく離れた周波数帯域でそれぞれ
十分なレベルの発振信号を出力できる。
【0033】また、本発明の周波数帯域切換型電圧制御
発振器に用いられるリアクタンス回路の第一または第二
のインダクタンス手段の少なくとも一方を介してバッフ
ァトランジスタに電源電圧を供給したので、バッファト
ランジスタに電源電圧を供給するためのチョークコイル
を設ける必要が無く発振器を小型化できる。
発振器に用いられるリアクタンス回路の第一または第二
のインダクタンス手段の少なくとも一方を介してバッフ
ァトランジスタに電源電圧を供給したので、バッファト
ランジスタに電源電圧を供給するためのチョークコイル
を設ける必要が無く発振器を小型化できる。
【図1】本発明の周波数帯域切換型電圧制御発振器の実
施の形態の一つを示す回路構成図である。
施の形態の一つを示す回路構成図である。
【図2】本発明の周波数帯域切換型電圧制御発振器に用
いられるバッファ部の実施の形態の一つを示す回路構成
図である。
いられるバッファ部の実施の形態の一つを示す回路構成
図である。
【図3】本発明の周波数帯域切換型電圧制御発振器に用
いられるバッファ部の実施の形態の一つを示す回路構成
図である。
いられるバッファ部の実施の形態の一つを示す回路構成
図である。
【図4】本発明の周波数帯域切換型電圧制御発振器に用
いられるバッファ部の実施の形態の一つを示す回路構成
図である。
いられるバッファ部の実施の形態の一つを示す回路構成
図である。
【図5】本発明の周波数帯域切換型電圧制御発振器に用
いられるバッファ部の周波数特性を示すグラフである。
いられるバッファ部の周波数特性を示すグラフである。
【図6】従来の周波数帯域切換型電圧制御発振器の一例
を示す回路構成図である。
を示す回路構成図である。
【図7】従来のの周波数帯域切換型電圧制御発振器に用
いられるバッファ部の周波数特性を示すグラフである。
いられるバッファ部の周波数特性を示すグラフである。
1 発振部 2 バッファ部 3 発振トランジスタ 4 コンデンサ 5 帰還コンデンサ 6 帰還コンデンサ 7 周波数可変部 8 クラップコンデンサ 9 直流阻止コンデンサ 10a、10b マイクロストリップライン 11 スイッチ 12 バラクタダイオード 13 チョークコイル 14 抵抗 15 抵抗 16 抵抗 17 バッファトランジスタ 18 コンデンサ 19 抵抗 20 抵抗 21 抵抗 22 抵抗 23 直流阻止コンデンサ 24 出力端 25 リアクタンス回路 26 第一のインダクタンス手段 27 第二のインダクタンス手段 28 第一の静電容量手段 29 第二の静電容量手段 30 コンデンサ 31 並列共振回路 32 直並列共振回路 33 第一の並列共振回路 34 第二の並列共振回路 35 直列共振回路 51 発振部 52 バッファ部 53 発振トランジスタ 54 コンデンサ 55 帰還コンデンサ 56 帰還コンデンサ 57 周波数可変部 58 クラップコンデンサ 59 直流阻止コンデンサ 60a、60b マイクロストリップライン 61 スイッチ 62 バラクタダイオード 63 チョークコイル 64 抵抗 65 抵抗 66 抵抗 67 バッファトランジスタ 68 コンデンサ 69 抵抗 70 抵抗 71 抵抗 72 抵抗 73 直流阻止コンデンサ 74 出力端 75 並列共振回路 76 マイクロストリップライン 77 コンデンサ 78 コンデンサ
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の周波数帯域で発振信号を出力可能
な発振部と、前記発振部からの発振信号を増幅するバッ
ファ部とを備え、前記バッファ部は、増幅された前記発
振信号をコレクタ側から出力するバッファトランジスタ
と、複数のインダクタンス手段と複数の静電容量手段と
から構成されて、前記バッファトランジスタのコレクタ
側をグランドにシャントするリアクタンス回路とを有
し、前記リアクタンス回路が、前記発振部の出力する前
記複数の周波数帯域でそれぞれ並列共振し、前記複数の
周波数帯域の間の周波数で直列共振するように前記イン
ダクタンス手段及び前記静電容量手段の定数を設定した
ことを特徴とする周波数帯域切換型電圧制御発振器。 - 【請求項2】 前記複数のリアクタンス手段は、少なく
とも第一のインダクタンス手段と第二のインダクタンス
手段とからなり、前記複数の静電容量手段は、少なくと
も第一の静電容量手段と第二の静電容量手段とからな
り、前記第一のインダクタンス手段と前記第一の静電容
量手段とで並列共振回路を構成し、前記第二のインダク
タンス手段を前記並列共振回路に直列に接続して直並列
共振回路を構成し、前記第二の静電容量手段を前記直並
列共振回路に並列に接続して前記リアクタンス回路を構
成したことを特徴とする請求項1記載の周波数帯域切換
型電圧制御発振器。 - 【請求項3】 前記複数のリアクタンス手段は、少なく
とも第一のインダクタンス手段と第二のインダクタンス
手段とからなり、前記複数の静電容量手段は、少なくと
も第一の静電容量手段と第二の静電容量手段とからな
り、前記第一のインダクタンス手段と前記第一の静電容
量手段とで並列共振回路を構成し、前記第二の静電容量
手段を前記並列共振回路に直列に接続して直並列共振回
路を構成し、前記第二のインダクタンス手段を前記直並
列共振回路に並列に接続して前記リアクタンス回路を構
成したことを特徴とする請求項1記載の周波数帯域切換
型電圧制御発振器。 - 【請求項4】 前記複数のリアクタンス手段は、少なく
とも第一のインダクタンス手段と第二のインダクタンス
手段とからなり、前記複数の静電容量手段は、少なくと
も第一の静電容量手段と第二の静電容量手段とからな
り、前記第一のインダクタンス手段と前記第一の静電容
量手段とで第一の並列共振回路を構成し、前記第二のイ
ンダクタンス手段と前記第二の静電容量手段とで第二の
並列共振回路を構成し、前記第一の並列共振回路と前記
第二の並列共振回路とを直列に接続して、前記リアクタ
ンス回路を構成したことを特徴とする請求項1記載の周
波数帯域切換型電圧制御発振器。 - 【請求項5】 前記複数のリアクタンス手段は、少なく
とも第一のインダクタンス手段と第二のインダクタンス
手段とからなり、前記複数の静電容量手段は、少なくと
も第一の静電容量手段と第二の静電容量手段とからな
り、前記第一のインダクタンス手段と前記第一の静電容
量手段とで並列共振回路を構成し、前記第二のインダク
タンス手段と前記第二の静電容量手段とで直列共振回路
を構成し、前記並列共振回路に前記直列共振回路を並列
接続して前記リアクタンス回路を構成したことを特徴と
する請求項1記載の周波数帯域切換型電圧制御発振器。 - 【請求項6】 前記第一または第二のインダクタンス手
段の少なくとも一方を介して前記バッファトランジスタ
に電源電圧を供給することを特徴とする請求項2または
3または4または5記載の周波数帯域切換型電圧制御発
振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11135963A JP2000332535A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 周波数帯域切換型電圧制御発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11135963A JP2000332535A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 周波数帯域切換型電圧制御発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000332535A true JP2000332535A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15163955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11135963A Withdrawn JP2000332535A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 周波数帯域切換型電圧制御発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000332535A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006238034A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Alps Electric Co Ltd | 発振回路 |
Citations (5)
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---|---|---|---|---|
JPS511365B1 (ja) * | 1970-06-09 | 1976-01-16 | ||
JPH0583069A (ja) * | 1991-09-19 | 1993-04-02 | Mitsubishi Electric Corp | 高周波フイルタ |
JPH09219340A (ja) * | 1996-02-09 | 1997-08-19 | Murata Mfg Co Ltd | 高周波用表面実装型電子部品 |
JPH09307365A (ja) * | 1996-05-15 | 1997-11-28 | Alps Electric Co Ltd | 増幅器及びその増幅器を用いた携帯電話機 |
JPH11112249A (ja) * | 1997-10-03 | 1999-04-23 | Hitachi Ltd | 高周波電力増幅器モジュール |
-
1999
- 1999-05-17 JP JP11135963A patent/JP2000332535A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (5)
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