JPH0582814U - 保温性食品容器 - Google Patents
保温性食品容器Info
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- JPH0582814U JPH0582814U JP2208792U JP2208792U JPH0582814U JP H0582814 U JPH0582814 U JP H0582814U JP 2208792 U JP2208792 U JP 2208792U JP 2208792 U JP2208792 U JP 2208792U JP H0582814 U JPH0582814 U JP H0582814U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙基材を主体とした、断熱性、保温性に優れ
た食品容器。 【構成】 密度0.4〜1.0g/cm2の原紙の内側
にポリエチレン樹脂をラミネートし、外側に発泡粒子を
含有した密度0.1〜0.4g/cm3の発泡シートを
積層シートから食品容器を成形する。
た食品容器。 【構成】 密度0.4〜1.0g/cm2の原紙の内側
にポリエチレン樹脂をラミネートし、外側に発泡粒子を
含有した密度0.1〜0.4g/cm3の発泡シートを
積層シートから食品容器を成形する。
Description
【0001】
本考案は、インスタントラーメン等の即席麺類、または、お茶、珈琲等のよう に主に熱湯を注ぐことにより飲食できる食品の容器、さらにファーストフード、 持ち帰り弁当、中華饅頭など保温性が必要とされる食品の容器に関するものであ る。さらに詳しくは、シートに発泡性粒子を配合したことにより、容器の断熱性 が格段に向上し、食品の調理性、保存性に優れ、また、断熱性がよく、容器を持 つ手や指に熱が伝わりにくく、持ち易い等の特徴を有する食品容器に関するもの である。
【0002】
従来より上記の食品容器には、発泡ポリスチレン製容器が断熱性、保温性に優 れ、形成、加工性もよく更に安価なために多用されているが、最近になり資源、 環境保護への関心が急速に高まり、焼却処理が容易であり、土壌中の微生物によ る生分解が可能である紙を主体とする食品容器への要望が高まってきている。
【0003】 紙基材を主体とするこの種の容器としては、紙基材上の少なくとも片面にポリ エチレン等の熱可塑性樹脂をラミネートしたものが使用されているが、断熱性が 低く、容器を持つ手に直接熱が伝わり熱くて持ちにくい、あるいは保温性が劣り 内容物の温度が急速に低下する、更には熱湯等を注水すると容器が軟化して容器 の強度が低下するなどの欠点があった。これらの問題点を解決する手段として、 内容物の熱が容器を持つ指に直接伝わらないようにすると共に容器の強度を向上 させるために、容器の胴部の外面に多数のリブを付設する方法が(特開昭51− 2576号公報)が知られている。この方法ではリブの凸部の温度は低く保たれ 、容器を持つ指に熱が伝わらずに持ちやすいものの、リブ部分よりの放熱が大き いので内容物の温度の低下が速く、容器の保温性は劣っていた。また、リブ付き 容器は断熱性は優れているものの、見栄えが劣り、印刷性も劣る欠点があった。
【0004】 これらのリブ付き容器の代わりの素材として、加熱発泡粒子を混合した上シー トに樹脂をラミネートした紙基材が考えられる。この紙基材はリブ付き容器に比 べて保温性に優れ、また表面が平坦であるため印刷適性も高い。しかし、この発 泡紙のみから容器を作った場合、エッジ部の耐水性があまり良くない欠点を有す る。
【0005】
本考案の目的は、前述の従来の食品容器が有する問題点を解消するために、密 度0.4〜1.0g/cm3のシートと、発泡性粒子混抄シートから形成した密 度が低く、内部に微小な独立気泡が多数存在する断熱性、保温性が優れる発泡シ ートとの積層シートを用いた保温性食品容器を提供することにある。
【0006】
本考案の食品容器は、密度0.4〜1.0g/cm3の原紙と、発泡粒子を含 有した密度0.1〜0.4g/cm3の発泡シートとを積層した積層シートを成 形することにより得られる。
【0007】 以下、本考案について詳しく説明する。
【0008】 本考案に使用されるパルプとしては特に限定されるものではないが、通常の製 紙で使用されるものの何れもが使用可能である。例えば針葉樹や広葉樹の化学パ ルプ、機械パルプ等の木材パルプ、故紙パルプ、さらに、麻、綿等の非木材、天 然パルプ、ポリエチレン、ポリプロピレン等を原料とした合成パルプ等を挙げる ことができ、これらを適宜組み合わして使用する。
【0009】 上記のパルプの他にアクリル繊維、レーヨン繊維、フェノール樹脂繊維、ポリ アミド繊維、ポリエステル繊維等の有機繊維、またガラス繊維、炭素繊維、アル ミナ繊維等の無機繊維等の各種の繊維を混抄することも可能である。しかしなが ら、抄紙性の観点からすると、パルプを50重量%以上配合したシートの方が地 合、強度等が好ましい。また、廃棄の際に燃焼する事を考慮すると、繊維全重量 中パルプを70%以上配合していることが望ましい。
【0010】 食品容器を構成する積層シートの容器の内側の原紙は、通常の製造方法で抄紙 される。この時、密度が0.4〜1.0g/cm3の範囲内であれば特に規定さ れないが、容器としての強度や形態を保つためには、坪量として150〜250 g/m2が好ましい。特に好ましくは通常のホット用の紙コップに使われている 、適度な強度、腰、密度や寸法精度をもったものが良い。例えば、横方向の引張 強度、伸び、剛度がそれぞれ8kg以上、7.2±1.2%、20±5g・cm であり、密度が0.7〜1.0g/cm3程度であればよく、容器の用途により これらの値は適宜変更される。
【0011】 その後、必要に応じてポリエチレン樹脂等によるラミネート処理やパラフィン ワックス等による撥水処理を施して、耐水加工をするのが好ましい。
【0012】 ラミネートに使用される熱可塑性樹脂としては、例えば低密度、高密度ポリエ チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等を挙げる ことができる。これらを適宜選択して使用するが、これに限定されるものではな い。
【0013】 これらの熱可塑性樹脂は押し出しラミネート形成法等の成形方法により、紙基 材上にラミネートされる。ラミネート量は5〜100g/m2であり、さらに好 ましくは10〜50g/m2である。ラミネート量が5g/m2以下では、熱可塑 性樹脂シートにピンホール等が生じ、充分な耐水性が得られず、また、100g /m2以上のラミネート量では得られたシートが厚くなりすぎ、後の容器への加 工が困難となるので好ましくない。
【0014】 また、このラミネート樹脂中には、滑剤、填量、顔料等を配合し、その性質を 改善することも可能である。
【0015】 その他に、液状のものに使用する場合は、パラフィンワックスやシリコン樹脂 等を表面にコーティング処理する方法もある。
【0016】 容器の外側を構成する発泡粒子混抄シートは、パルプを主体とした繊維に、加 熱により体積が10〜100倍に増加する液体を芯物質とする発泡性粒子を混抄 し、得られたシートを110〜140℃に加熱して発泡製粒子を発泡させること により得られる密度0.1〜0.4g/cm3のシートが断熱性に優れ、好まし い。シートの発泡方法としては種々の製造方法が考えられている。まず、通常ド ライヤー表面温度は110℃前後であるが、少し高めの110〜140℃に保持 できる加熱装置を使用することにより、25〜400g/m2の坪量のシートで も密度0.1〜0.4g/cm3のシートが得られる。また、発泡性粒子混抄シ ートの加熱発泡前の水分量を65〜72%に調製した後で加熱すると密度が0. 1〜0.4g/cm3の嵩高シートが 得られる。更に、ドライヤーの代わりに90〜100℃の温度の熱水にシートを 浸してカプセルを発泡させても、密度0.1〜0.4g/cm3のシートが得ら れる。こうして得られたシートは、坪量が25〜250g/m2であれば保温性 容器として必要な断熱性が得られる。
【0017】 本考案に使用される発泡性粒子は、マイクロカプセル内に低沸点溶剤を封入し た熱膨張性マイクロカプセルである。この熱膨張性マイクロカプセルとは80〜 200℃の比較的低温で、短時間の加熱により直径で約4〜5倍、体積で50〜 100倍に膨張する平均粒径5〜30μmのマイクロカプセルである。低沸点溶 剤としてはイソブタン、ペンタン、石油エーテル、ヘキサン、ペンタン、低沸点 ハロゲン化炭化水素、メチルシラン等の揮発性有機溶剤(膨張剤)があり、これ らを塩化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ ステル等の共重合体からなる熱可塑性樹脂で包み込んだものである。このマイク ロカプセルの膜ポリマーの軟化点以上に加熱されると膜ポリマーが軟化を始め、 同時に内包されている膨張剤の蒸気圧が上昇し、膜が押し広げられ、カプセルが 膨張する。熱膨張性マイクロカプセルは比較的低温、短時間で膨張し独立気泡体 を形成し、断熱性に優れた材質となり、かつ、比較的扱い易いので、本用途には 最適である。
【0018】 発泡性粒子の配合量はパルプ繊維に対し1〜40%、好ましくは3〜20%で あり、1%以下では十分な発泡が得られず、また40%を越えると均一な発泡が 得られない上に経済性の面からあまり適当とはいえない。
【0019】 パルプスラリーには他に、従来より使用されている各種のアニオン性、ノニオ ン性、カチオン性あるいは両性の歩留まり向上剤、紙力増強剤、サイズ剤等が適 宜選択して使用される。
【0020】 具体的には、紙力増強剤、歩留まり向上剤としては、ポリアクリルアミド系の カチオン性、ノニオン性、アニオン性および両性の樹脂、ポリエチレンイミンお よびその誘導体、ポリエチレンオキサイド、ポリアミン、ポリアミド、ポリアミ ドポリアミンおよびその誘導体、カチオン性および両性澱粉、酸化澱粉、カボキ シメチル化澱粉、植物ガム、ポリビニルアルコール、尿素ホルマリン樹脂、メラ ミンホルマリン樹脂、親水性のポリマー粒子等の有機系化合物、および硫酸バン ド、アルミナゾル、塩基性硫酸アルミニウム、塩基性塩化アルミニウム、塩基性 ポリ水酸化アルミニウム等のアルミ化合物、さらに硫酸第一鉄、塩化第二鉄ある いはコロイダルシリカ、ベントナイト等の無機系化合物等を適宜組み合わせて使 用することができる。
【0021】 サイズ剤としては、酸性抄紙用サイズ剤としてロジン系サイズ剤、石油樹脂系 サイズ剤、中性抄紙用サイズ剤としアルキルケテンダイマー系サイズ剤、アルケ ニル無水コハク酸系サイズ剤等の各種サイズ剤を挙げることができる。
【0022】 そして、発泡性粒子を混合したパルプスラリー中には一般に公知である填料、 例えばタルク、カオリン、焼成カオリン、クレー、ケイソウ土、重質炭酸カルシ ウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、硫酸マグネシウ ム、シリカ、アルミノ珪酸塩、ベントナイト等の鉱物質填料やポリスチレン粒子 、尿素ホルマリン樹脂粒子等の有機合成填料等も適宜選択して併用が可能である 。
【0023】 さらに、染料、PH調整剤、スライムコントロール剤、消泡剤、粘剤等の抄紙 用添加助剤も用途に応じて適宜使用できる。
【0024】 またサイズプレス、ゲートロール等の塗工方法にてシートの表面に澱粉、ポリ ビニルアルコール、各種表面サイズ剤、顔料等を塗布することも可能である。
【0025】 以上の構成原料を主原料とし、通常の抄紙マシーンにてシート化する。まず、 抄紙工程のワイヤーパートを経てシート状とした後、プレスパートにより脱水し 、ドライヤーパートにより乾燥処理をする。容器の周囲に貼りつけられる発泡剤 混抄シートの場合は、このドライヤーパートの多筒式あるいはヤンキーのドライ ヤーの表面の温度によって、乾燥と同時にシート中に混抄させた発泡性粒子が発 泡し、シート基材中に多数の独立気泡体を形成し、緊度が低く、断熱性に優れた シートとなる。
【0026】 ここで、発泡剤混抄シートの坪量は25〜400g/m2であり、さらに好ま しくは50〜300g/m2である。坪量が25g/m2以下では十分な断熱性が あるシートが得られず、また、400g/m2以上では抄紙機の乾燥工程のドラ イヤーへの負荷が大きく、十分な加熱処理が得られず、発泡性粒子が十分に発泡 するまでには至らない。ファーストフードや中華饅頭に使われる低温用容器には 、密度0.1〜0.4g/cm3の発泡紙の坪量は25〜150g/m2でよく、 一方ラーメンカップ等に使用される高温用容器は坪量100〜300g/m2の 発泡紙を用いることが好ましい。例えば、3分後の容器外層の表面温度が75℃ 以下であれば、高温用容器としては適当である。このように、適宜必要に応じて 密度と坪量を選んで調製することができる。また、それにより良好な印刷性が得 られる。
【0027】 原紙と発泡シートとを積層するための接着剤としては、アクリルエマルジョン 、SBRラテックス、酢酸ビニルエマルジョン、ポリビニルアルコール、エポキ シ樹脂、各種ホットメルト樹脂、各種澱粉系糊剤等、通常使用されている食品用 の接着剤であれば良く、特に指定されない。これらを用いて、内層と外層両シー トを接着する。
【0028】 本考案の食品容器の形状は限定されるものではなく、食品の形状に合わせて成 型、加工されるものであるが、インスタントラーメン等の即席麺類、または、お 茶、珈琲等のように主に熱湯を注ぐことにより飲食できる食品の容器としては円 筒形または円錐形等が適当であろうし、さらにファーストフード、持ち帰り弁当 、中華饅頭などの食品容器としては箱形が適当であると考えられる。
【0029】 容器への成形方法も特に限定されるものではなく、一般に広く使用されている 通常の製筒機、製箱機等を使用して、所要の形状へと成形することが可能である 。
【0030】
以下の実施例により本考案を詳細に説明するが、もちろん本考案はこれらの実 施例によって限定されるものではない。なお、以下において%とあるのはすべて 重量%を示す。
【0031】 実施例1 カナダ標準濾水度(C.S.F )300mlに叩解した広葉樹晒パルプ(LBKP)7 0%とカナダ標準濾水度(C.S.F )310mlに叩解した針葉樹晒パルプ(NBKP )30%とからなるパルプ(100%)を分散したパルプスラリーに、乾燥紙力 増強剤(荒川化学工業(株)製、ポリストロン−117)0.2%、カチオン化 澱粉(王子ナショナル社製、CATO−15)1.0%、ロジン系エマルジョン サイズ剤(荒川化学工業(株)製、サイズパインN−771)0.5%、硫酸ア ルミニウム2.0%をよく撹拌しながら添加し、パルプ濃度0.03%、PH7 .3に調整し、インレット原料とした。得られたインレット原料を用いて円網抄 紙機により抄紙し、連続の多筒ドライヤーで乾燥し、坪量220[g/m2]、 厚さ0.25[mm]、緊度0.88[g/cm3]のシートを得た。
【0032】 このシートの表面に低密度ポリエチレン(三井東圧化学(株)製、商標ミラソ ン−715)をTダイにより押し出しラミネート加工し、ラミ量25[g/m2 ]の片面ラミネート紙を得た。このシートを通常の製筒機を用いて、ラミネート 面を内側にして直径9cm、高さ10cmの円筒形の容器に成型した。
【0033】 更に、カナダ標準濾水度(C.S.F )450mlに叩解した広葉樹晒パルプ(LB KP)80%とカナダ標準濾水度(C.S.F )470mlに叩解した針葉樹晒パルプ (NBKP)20%とからなるパルプ(100%)を分散したパルプスラリーに、発 泡性マイクロカプセル粒子(松本油脂製薬(株)製、マツモトマイクロスフェア ーF−30D、粒子径10〜20μm)10%、乾燥紙力増強剤(荒川化学工業(株 )製、ポリストロン−117)0.2%、カチオン化澱粉(王子ナショナル社製 、CATO−15)1.0%、アルキルケテンダイマー系サイズ剤(荒川化学工 業(株)製、サイズスパンK903)0.03%、湿潤紙力増強剤(DICハー キュレス社製、カイメン−557H)0.4%をよく撹はんしながら添加し、パ ルプ濃度0.03%、PH7.3に調整し、インレット原料とした。得られたイ ンレット原料を用いて円網抄紙機により抄紙し、ヤンキードライヤーで発泡、乾 燥した後、連続の多筒ドライヤーで乾燥し、坪量151[g/m2]、厚さ0. 94[mm]密度0.16[g/cm3]のシートを得た。これをマシンカレン ダー処理して密度0.25[g/cm3]にした。
【0034】 得られたシートを直径9cm、高さ10cmの円筒形の容器の側面にアクリエ マルジョンで貼り付けて成型し、容器を得た。
【0035】 実施例2 外層用のシートが坪量128[g/m2]、カレンダー後の密度が0.25[ g/cm3]であること以外は、実施例1と同様の手順でシートを作製し、円筒 形の容器の側面に貼り付けて成型した容器。
【0036】 実施例3 外層用のシートが坪量185[g/m2]、カレンダー後の密度が0.24[ g/cm3]であること以外は、実施例1と同様の手順でシートを作製し、円筒 形の容器の側面に貼り付けて成型した容器。
【0037】 比較例1 坪量307[g/m2]、密度0.81[g/cm3]のシートから成る市販の 紙性容器。
【0038】 比較例2 外層用のシートとして発泡紙のかわりに、坪量143[g/m2]、密度0. 78[g/cm3]である一般紙を用いた以外は実施例1と同様の手順で成型し た容器。
【0039】 比較例3 市販の発泡ポリスチレン製のインスタントラーメン容器(日清食品(株)製カ ップヌードル、坪量202[g/m2]、密度0.094[g/cm3])。
【0040】 上記の実施例1〜3、比較例1〜3の容器に沸騰した熱湯(98℃)を注ぎ込 み、アルミ箔製の蓋をして、熱電対により熱湯および容器外壁の温度変化を測定 した。第1表に試料の温度変化を示す。
【0041】 表1からも明らかなように、実施例1〜3については熱湯注水後3分で外壁の 表面温度が73℃以下であり、充分断熱性の優れた食品容器を得られることが判 った。
【0042】
【表1】
【0043】
【考案の効果】 以上に述べた方法で製造した本考案の食品容器は、容器、またその表面に貼り つけたシート中に配合した発泡性粒子が多数の独立気泡を構成している為、従来 の紙基材のみを主体とするシートに比較して、その断熱性が格段に向上し、更に 内容物の保温性が良い等の特徴を有するものである。
【図1】本考案の保温性食品容器の一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図2】本考案の保温性食品容器を構成する積層シート
の断面図である。
の断面図である。
1‥‥‥発泡紙 2‥‥‥紙 3‥‥‥ポリエチレン層
Claims (1)
- 【請求項1】 密度0.4〜1.0g/cm3の原紙
と、発泡粒子を含有した密度0.1〜0.4g/cm3
の発泡シートとを積層した積層シートから成形された保
温性食品容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022087U JP2578284Y2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 保温性食品容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022087U JP2578284Y2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 保温性食品容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582814U true JPH0582814U (ja) | 1993-11-09 |
JP2578284Y2 JP2578284Y2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=12073099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992022087U Expired - Lifetime JP2578284Y2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 保温性食品容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578284Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012206384A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 断熱性紙製容器用シートの製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5065580A (ja) * | 1973-10-09 | 1975-06-03 | ||
JPS59147073U (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-01 | 日本特許管理株式会社 | 紙製容器 |
JPS6219976U (ja) * | 1985-07-22 | 1987-02-06 |
-
1992
- 1992-04-09 JP JP1992022087U patent/JP2578284Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5065580A (ja) * | 1973-10-09 | 1975-06-03 | ||
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JP2012206384A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 断熱性紙製容器用シートの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2578284Y2 (ja) | 1998-08-06 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |