JPH05825A - シリカガラスの製造法 - Google Patents

シリカガラスの製造法

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JPH05825A
JPH05825A JP13634591A JP13634591A JPH05825A JP H05825 A JPH05825 A JP H05825A JP 13634591 A JP13634591 A JP 13634591A JP 13634591 A JP13634591 A JP 13634591A JP H05825 A JPH05825 A JP H05825A
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JP
Japan
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silica glass
silica
sheet
boron nitride
producing
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Pending
Application number
JP13634591A
Other languages
English (en)
Inventor
Fusaji Hayashi
房司 林
Koichi Takei
康一 武井
Yoichi Machii
洋一 町井
Toshikatsu Shimazaki
俊勝 嶋崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05825A publication Critical patent/JPH05825A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B19/00Other methods of shaping glass
    • C03B19/10Forming beads
    • C03B19/1005Forming solid beads
    • C03B19/106Forming solid beads by chemical vapour deposition; by liquid phase reaction
    • C03B19/1065Forming solid beads by chemical vapour deposition; by liquid phase reaction by liquid phase reactions, e.g. by means of a gel phase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B19/00Other methods of shaping glass
    • C03B19/12Other methods of shaping glass by liquid-phase reaction processes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Dispersion Chemistry (AREA)
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  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シリカ多孔質体又はシリカガラス前駆体を耐火
物上、シリカの軟化点以上の温度で焼成するシリカガラ
スの製造法において、クラックのない均質なシリカガラ
スの製造に適す方法を提供する。 【構成】アルミナ等から成る耐火物板上にイリジウムシ
ート、モリブデンシート、タングステンシート、レニウ
ムシート、ルテニウムシート、タンタルシートもしくは
白金−ロジウム合金シート等の金属シート、窒化ホウ素
シートもしくは窒化ホウ素で被覆したグラファイトシー
ト等のセラミックシート、又は窒化ホウ素粉末を敷きつ
め、その上にゾル−ゲル法又はスート法で作製したシリ
カ多孔質体又はシリカガラス前駆体を置き、電気炉中、
ヘリウム雰囲気のもと、1750℃で焼成し、シリカガ
ラスを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学用、半導体工業用、
電子工業用、理化学用等に使用されるシリカガラスの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリカガラスは耐熱性、耐蝕性及び光学
的性質に優れていることから、半導体製造に欠かせない
重要な材料であり、さらには光ファイバやIC製造用フ
ォトマスク基板、TFT基板などに使用され、その用途
はますます拡大している。シリカガラスの製造法には、
天然石英を電気炉又は酸水素炎により溶解する方法、あ
るいは四塩化ケイ素を酸水素炎又はプラズマ炎中で高温
酸化し溶解する方法があるが、これらの方法はいずれも
製造工程に2000℃あるいはそれ以上の高温を要する
ため大量のエネルギーを消費する。また、シリカガラス
の新しい製造法としてシリコンアルコキシドを原料とし
1000〜1300℃の低温で合成する方法(ゾル−ゲ
ル法と呼ばれる)も近年、注目されているが、気泡、脈
理等の欠陥が皆無で、しかも大形のシリカガラスを得る
ことはまだ困難である。
【0003】シリカ多孔質体又はシリカガラス前駆体を
耐火物上、シリカの軟化点以上の温度で焼成する場合、
焼結ガラス化したシリカガラスが耐火物板に接着するこ
とがしばしばである。これを防ぐため従来は、シリカ多
孔質体又はシリカガラス前駆体と耐火物板のあいだにシ
リカ粉末を介在させる方法がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シリカ多孔質
体又はシリカガラス前駆体と耐火物板のあいだにシリカ
粉末を介在させる方法では、焼成処理によりシリカ粉末
と焼結ガラス化したシリカガラスが融着するため、融着
したシリカ粉末を取り除かなければならなかったり、ク
ラック発生の原因となったりする問題がある。また、こ
の方法はシリカ粉末を再利用できない欠点もある。本発
明は、介在物と焼結ガラス化したシリカガラスとのあい
だで融着が起こらず、介在物の再利用が可能で、しかも
得られたものにクラックがほとんど見られないシリカガ
ラスの製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリカ多孔質
体又はシリカガラス前駆体を耐火物上、シリカの軟化点
以上の温度で焼成するシリカガラスの製造法において、
焼成する際にシリカ多孔質体又はシリカガラス前駆体と
耐火物とのあいだに金属シート、セラミックシート、又
は窒化ホウ素粉末を介在させることを特徴とするシリカ
ガラスの製造法に関するものである。
【0006】本発明で用いるシリカ多孔質体又はシリカ
ガラス前駆体は、ゾル−ゲル法、ベルヌイ法、スート
法、真空溶融法等、いずれの方法で作製されたものでも
よい。また、それらは予め微量の金属がドープされたも
のであってもよい。本発明に用いる金属シートは焼成処
理中にシリカガラスと融着を起こさない性質をもつもの
であればよく、そのようなものとしては例えば、イリジ
ウム、モリブデン、タングステン、レニウム、ルテニウ
ム、タンタル、及び白金−ロジウム合金等から成る金属
シートが挙げられる。本発明に用いるセラミックシート
は焼成処理中にシリカガラスと融着を起こさない性質を
もつものであればよく、そのようなものとしては例え
ば、窒化ホウ素、及び窒化ホウ素で被覆されたグラファ
イト等が挙げられる。本発明に用いる窒化ホウ素粉末は
シリカガラスの汚染防止のため、できるかぎり高純度の
ものが好ましい。
【0007】
【実施例】
実施例1 170×170×5(mm3)のアルミナ製耐火物板上
に160×160×0.3(mm3)のイリジウムシー
トを置き、その上に、ゾル−ゲル法で作製した150×
150×5(mm3)のシリカ多孔質体を載せ、これを
電気炉中、ヘリウム雰囲気のもと、1750℃で焼成し
た。イリジウムシートとシリカガラスとのあいだには融
着は起こらず、シリカガラスにクラックの発生はみられ
なかった。
【0008】実施例2 170×170×5(mm3)のアルミナ製耐火物板上
に160×160×0.3(mm3)のモリブデンシー
トを置き、その上に、スート法で作製した150×15
0×5(mm3)のシリカ多孔質体を載せ、これを電気
炉中、ヘリウム雰囲気のもと、1750℃で焼成した。
モリブデンシートとシリカガラスとのあいだには融着は
起こらず、シリカガラスにクラックの発生はみられなか
った。
【0009】実施例3 金属シートとして160×160×0.3(mm3)の
タングステンシートを用いたほかは、実施例1と同様に
処理した。タングステンシートとシリカガラスとのあい
だには融着は起こらず、シリカガラスにクラックの発生
はみられなかった。
【0010】実施例4 金属シートとして160×160×1.0(mm3)の
レニウムシートを用いたほかは、実施例1と同様に処理
した。レニウムシートとシリカガラスとのあいだには融
着は起こらず、シリカガラスにクラックの発生はみられ
なかった。
【0011】実施例5 金属シートとして160×160×1.0(mm3)の
ルテニウムシートを用いたほかは、実施例1と同様に処
理した。ルテニウムシートとシリカガラスとのあいだに
は融着は起こらず、シリカガラスにクラックの発生はみ
られなかった。
【0012】実施例6 金属シートとして160×160×1.0(mm3)の
タンタルシートを用いたほかは、実施例1と同様に処理
した。タンタルシートとシリカガラスとのあいだには融
着は起こらず、シリカガラスにクラックの発生はみられ
なかった。
【0013】実施例7 金属シートとして160×160×0.3(mm3)の
白金−ロジウム(重量比で8:2)合金シートを用いた
ほかは、実施例2と同様に処理した。白金−ロジウム合
金シートとシリカガラスとのあいだには融着は起こら
ず、シリカガラスにクラックの発生はみられなかった。
【0014】実施例8 170×170×5(mm3)のアルミナ製耐火物板上
に160×160×0.3(mm3)の窒化ホウ素シー
ト(CVD法で作製)を置き、その上に、ゾル−ゲル法
で作製した150×150×5(mm3)のシリカガラ
ス前駆体を載せ、これを電気炉中、ヘリウム雰囲気のも
と、1750℃で焼成した。窒化ホウ素シートとシリカ
ガラスとのあいだには融着は起こらず、シリカガラスに
クラックの発生はみられなかった。
【0015】実施例9 170×170×5(mm3)のアルミナ製耐火物板上
に160×160×0.3(mm3)の窒化ホウ素で被
覆したグラファイトシートを置き、その上に、スート法
で作製した150×150×5(mm3)のシリカガラ
ス前駆体を載せ、これを電気炉中、ヘリウム雰囲気のも
と、1750℃で焼成した。窒化ホウ素で被覆したグラ
ファイトシートとシリカガラスとのあいだには融着は起
こらず、シリカガラスにクラックの発生はみられなかっ
た。
【0016】実施例10 170×170×20(mm3)のアルミナ製耐火物容
器に窒化ホウ素粉末(信越化学社製、h−BN)を厚さ
2〜3mmに敷きつめ、その上に、ゾル−ゲル法で作製
した150×150×5(mm3)のシリカガラス前駆
体を載せ、これを電気炉中、ヘリウム雰囲気のもと、1
730℃で焼成した。窒化ホウ素粉末とシリカガラスと
のあいだには融着は起こらず、シリカガラスにクラック
の発生はみられなかった。
【0017】比較例 170×170×5(mm3)のアルミナ製耐火物板上
に、気相法で作製したシリカ微粉末を厚さ2〜3mmに
敷きつめ、その上に、ゾル−ゲル法で作製した150×
150×5(mm3)のシリカ多孔質体を載せ、これを
電気炉中、ヘリウム雰囲気のもと、1750℃で焼成し
た。シリカガラスにはシリカ微粉末が融着し、シリカガ
ラスのところどころにクラックがみられた。
【0018】
【発明の効果】本発明により、介在物と焼結ガラス化し
たシリカガラスとのあいだで融着が起こらず、介在物の
再利用が可能で、しかも得られたものにクラックがほと
んど見られないシリカガラスの製造方法を提供すること
ができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋崎 俊勝 茨城県つくば市和台48番 日立化成工業株 式会社筑波開発研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリカ多孔質体又はシリカガラス前駆体を
    耐火物上、シリカの軟化点以上の温度で焼成するシリカ
    ガラスの製造法において、焼成する際にシリカ多孔質体
    又はシリカガラス前駆体と耐火物とのあいだに金属シー
    トを介在させることを特徴とするシリカガラスの製造
    法。
  2. 【請求項2】シリカ多孔質体又はシリカガラス前駆体を
    耐火物上、シリカの軟化点以上の温度で焼成するシリカ
    ガラスの製造法において、焼成する際にシリカ多孔質体
    又はシリカガラス前駆体と耐火物とのあいだにセラミッ
    クシートを介在させることを特徴とするシリカガラスの
    製造法。
  3. 【請求項3】シリカ多孔質体又はシリカガラス前駆体を
    耐火物上、シリカの軟化点以上の温度で焼成するシリカ
    ガラスの製造法において、焼成する際にシリカ多孔質体
    又はシリカガラス前駆体と耐火物とのあいだに窒化ホウ
    素粉末を介在させることを特徴とするシリカガラスの製
    造法。
JP13634591A 1991-04-17 1991-06-07 シリカガラスの製造法 Pending JPH05825A (ja)

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JP13634591A JPH05825A (ja) 1991-04-17 1991-06-07 シリカガラスの製造法

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JP3-84964 1991-04-17
JP8496491 1991-04-17
JP13634591A JPH05825A (ja) 1991-04-17 1991-06-07 シリカガラスの製造法

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JPH05825A true JPH05825A (ja) 1993-01-08

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JP13634591A Pending JPH05825A (ja) 1991-04-17 1991-06-07 シリカガラスの製造法

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JP (1) JPH05825A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0859263A (ja) * 1994-05-26 1996-03-05 Shinetsu Quartz Prod Co Ltd 石英ガラス板を製造する方法および装置
KR20160059132A (ko) * 2014-11-18 2016-05-26 한국세라믹기술원 석영 유리 잉곳의 사이즈-업 방법

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JPH0859263A (ja) * 1994-05-26 1996-03-05 Shinetsu Quartz Prod Co Ltd 石英ガラス板を製造する方法および装置
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