JPH0582587U - シャープペンシル用チャック - Google Patents
シャープペンシル用チャックInfo
- Publication number
- JPH0582587U JPH0582587U JP031216U JP3121692U JPH0582587U JP H0582587 U JPH0582587 U JP H0582587U JP 031216 U JP031216 U JP 031216U JP 3121692 U JP3121692 U JP 3121692U JP H0582587 U JPH0582587 U JP H0582587U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chuck
- mechanical pencil
- holding portion
- lead
- core holding
- Prior art date
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- Pending
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 チャック1の芯保持部1Bの摩耗を防止し、
芯保持力の耐久性を向上させる。 【構成】 チャック1の芯保持部1Bに凹凸部を形成す
る。この芯保持部1Bに無電解メッキ2を形成する。
芯保持力の耐久性を向上させる。 【構成】 チャック1の芯保持部1Bに凹凸部を形成す
る。この芯保持部1Bに無電解メッキ2を形成する。
Description
【0001】
本考案は、耐久性を大幅に向上させたシャープペンシル用チャックに関する。
【0002】
従来のシャープペンシル用チャックは、芯の保持力を得るために芯保持部のエ ッジ部分で芯を挟持する構造にしたり、芯保持部の内面に凹凸部を形成して芯を 挟持する構造にしていた。
【0003】
しかし、従来のチャックは機械加工し易い柔らかい材料、すなわちリン青銅、 真鍮、樹脂等で形成されているため、芯の繰り出しや芯の保持を繰り返すと芯保 持部が摩耗し、芯保持力が低下してしまう課題が生じるものであった。
【0004】 特に、数日間で10万打点程度の筆記を行うプロッタに装着して使用した場合 には、短期間に芯保持力が低下してしまい、シャープペンシルユニットの交換を 頻繁に行わなければならず、プロッタ使用者に多大な経済的負担を強いるもので あった。
【0005】
本考案は、チャックの芯保持部に凹凸部を形成し、この芯保持部に無電解メッ キを形成することにより、チャックの耐久性が大幅に向上し、芯保持力が長期間 維持できるシャープペンシル用チャックを提供することを目的としたものである 。
【0006】
本考案の実施例1のシャープペンシル用チャックを図1・図2及び図3により 説明すると、チャック1の構成は前方に切り溝1Aを設けて、少なくとも芯保持 部1Bを分割したものであり、その芯保持部1Bにねじ形状の凹凸部を形成する 。更に該芯保持部1Bに無電解メッキ2を厚さ約3μm形成して芯保持部1Bの 表面硬度を高める。この無電解メッキ2としては、ニッケル−燐メッキ、又はニ ッケル−ボロンメッキがチャック1への密着性が良く好ましい。更に、必要によ り無電解メッキ2部分を100°Cから150°Cで焼付すればより芯保持部1 Bの表面硬度が高められる。従って、凹凸部を形成した芯保持部1Bによる芯3 に対する耐摩耗性が著しく向上してペンシルの寿命が格段に向上するものである 。尚、無電解メッキ2の厚さを約3μmにした理由は、3μmより厚くなると芯 保持部1Bに形成した凹凸部がだれて凹凸形状による芯保持の効果が損なわれて しまう為である。
【0007】 ここでチャック1の材質は、一般に使われている真鍮、リン青銅、樹脂等が挙 げられる。芯保持部1Bの形状は、通常は図1のようにネジ形状の凹凸部を形成 したものが良好であるが、ネジ形状に限らず突条等でもよく凹凸部が形成されて いればどのような形状でもよい。
【0008】 チャック1の芯保持部1Bは、切り溝1Aを設けてバネ性を持たせ、チャック 1の周囲にある締リング4によりチャック1を閉じて芯3を保持するのであるが 、その時の切り溝1A形状により2つ割、3つ割等が挙げられ、いずれを用いて も良い。
【0009】 次に本考案の実施例2を図4及び図5で説明すると、チャック11の材質とし てはリン青銅を用い、2つ割りに形成したチャック11の頭部にボール5を設け たものである。このチャック11の芯保持部11Bに無電解メッキ2を形成する 。このチャック11の頭部にボール5を設け、締リング14とのくさび作用によ り芯3を前進は許容するが後退は阻止する為のチャック11に無電解メッキ2を 形成した場合には、芯保持部11B内を芯3が接触しながら前進するので、本考 案の効果がより発揮出来るものである。
【0010】 チャックの芯保持部の形状は、前記したように凹凸部が形成されていればどの ような形状でもよいが、特に好ましい形状としては図6に示す実施例3のシャー プペンシル用チャックが挙げられる。 すなわち、本出願人は先にプロッタ用のチャック21として、耐久性を向上さ せるために、チャック21の芯保持部21Bに形成されたネジ(凹凸部)におい て、その頂部21Cに0.01〜0.05mmの平坦部を形成することが良好な 効果を呈することを見出したが、このチャック21の芯保持部21Bに無電解メ ッキ2を形成した場合、さらに優れた効果が得られるものである。
【0011】 尚、上記実施例はいずれもチャックの芯保持部のみに無電解メッキを形成した が、チャックの全表面に無電解メッキを形成しても勿論本考案の効果が期待でき ることは言うまでもない。
【0012】
以上説明したように、凹凸部を形成したチャックの芯保持部内面に無電解メッ キを形成することにより、チャックの芯保持部に形成した凹凸部の摩耗が極めて 少なくなり、長期間確実に芯を保持できるものである。従って、特にプロッタに 装着して頻繁に使用するシャープペンシルにおいては、経済的な効果が非常に大 きいものである。しかも、メッキ液にチャックを浸ければチャックの内面に位置 する芯保持部に確実に無電解メッキが形成できるので、生産性も極めて高く低コ ストで生産できるものである。
【図1】本考案の実施例1のシャープペンシル用チャッ
クを用いたシャープペンシルの芯保持装置を示す主要部
断面図である。
クを用いたシャープペンシルの芯保持装置を示す主要部
断面図である。
【図2】本考案の実施例1のシャープペンシル用チャッ
クの芯保持部を示す主要部断面図である。
クの芯保持部を示す主要部断面図である。
【図3】本考案の実施例1のシャープペンシル用チャッ
クを示す断面図である。
クを示す断面図である。
【図4】本考案の実施例2のシャープペンシル用チャッ
クを用いたシャープペンシルの芯保持装置を示す主要部
断面図である。
クを用いたシャープペンシルの芯保持装置を示す主要部
断面図である。
【図5】本考案の実施例2のシャープペンシル用チャッ
クを示す断面図である。
クを示す断面図である。
【図6】本考案の実施例3のシャープペンシル用チャッ
クの芯保持部を示す主要部拡大断面図である。
クの芯保持部を示す主要部拡大断面図である。
1 チャック 1B チャック1の芯保持部 2 無電解メッキ 11 チャック 11B チャック11の芯保持部 21 チャック 21B チャック21の芯保持部
Claims (1)
- 【請求項1】 チャックの芯保持部に凹凸部を形成し、
該芯保持部に無電解メッキを形成したことを特徴とする
シャープペンシル用チャック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP031216U JPH0582587U (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | シャープペンシル用チャック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP031216U JPH0582587U (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | シャープペンシル用チャック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582587U true JPH0582587U (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=12325242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP031216U Pending JPH0582587U (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | シャープペンシル用チャック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0582587U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011068051A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Pilot Corporation | 振出式シャープペンシル |
-
1992
- 1992-04-13 JP JP031216U patent/JPH0582587U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011068051A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Pilot Corporation | 振出式シャープペンシル |
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