JP2551618Y2 - 自動製図機の画線ヘッド - Google Patents
自動製図機の画線ヘッドInfo
- Publication number
- JP2551618Y2 JP2551618Y2 JP1991064831U JP6483191U JP2551618Y2 JP 2551618 Y2 JP2551618 Y2 JP 2551618Y2 JP 1991064831 U JP1991064831 U JP 1991064831U JP 6483191 U JP6483191 U JP 6483191U JP 2551618 Y2 JP2551618 Y2 JP 2551618Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- outer cylinder
- cylindrical body
- drafting machine
- automatic drafting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、外筒と、その外筒の前
方にスライダーを摺動自在に配置すると共に、外筒の内
側に鉛芯の繰り出しを行なう鉛芯繰り出し機構（１例と
して、ボールチャック機構が挙げられる）を配置した自
動製図機の画線ヘッドの改良に関するものである。
方にスライダーを摺動自在に配置すると共に、外筒の内
側に鉛芯の繰り出しを行なう鉛芯繰り出し機構（１例と
して、ボールチャック機構が挙げられる）を配置した自
動製図機の画線ヘッドの改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】上述した種の自動製図機の画線ヘッドの
一例として、芯の前進は許容するがその後退を楔作用に
て妨げることが可能な鉛芯把持手段（ボールチャック機
構）を外筒内に配置すると共に、その外筒の前方内側に
スライダーを摺動可能に配置させ、そのスライダーをス
ライダースプリングにより前方に付勢した自動製図機の
画線ヘッドが挙げられる。
一例として、芯の前進は許容するがその後退を楔作用に
て妨げることが可能な鉛芯把持手段（ボールチャック機
構）を外筒内に配置すると共に、その外筒の前方内側に
スライダーを摺動可能に配置させ、そのスライダーをス
ライダースプリングにより前方に付勢した自動製図機の
画線ヘッドが挙げられる。
【０００３】このような画線ヘッドにおいては、スライ
ダーの先端及び側面（摺動面）の摩耗が問題となる。こ
の問題を解消するために、図２に示すような自動製図機
の画線ヘッドが一例として考案された。詳述すると、外
筒１０１の前方部にスライダー１１１が摺動可能に配置
され、そのスライダー１１１の外周（摺動面）には、セ
ラミックスなどの高硬度筒体１０４が、前記スライダー
１１１の前端と面が一致するよう圧入、接着などにより
固定されている。
ダーの先端及び側面（摺動面）の摩耗が問題となる。こ
の問題を解消するために、図２に示すような自動製図機
の画線ヘッドが一例として考案された。詳述すると、外
筒１０１の前方部にスライダー１１１が摺動可能に配置
され、そのスライダー１１１の外周（摺動面）には、セ
ラミックスなどの高硬度筒体１０４が、前記スライダー
１１１の前端と面が一致するよう圧入、接着などにより
固定されている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】高硬度筒体は硬く、耐
摩耗性に優れている反面、脆く（砕けやすく）塑性変形
しにくいといった特性を有する。よって、上記従来技術
のように高硬度筒体をスライダーに圧入することは寸法
管理を厳しくせねばならず、またそれは困難なものであ
った。つまり筒体の内径がスライダーの外径より多少で
も小さいと圧入する際、ひび割れを起こしてしまい、ま
た、大きいとスライダーより脱落してしまうものであっ
た。
摩耗性に優れている反面、脆く（砕けやすく）塑性変形
しにくいといった特性を有する。よって、上記従来技術
のように高硬度筒体をスライダーに圧入することは寸法
管理を厳しくせねばならず、またそれは困難なものであ
った。つまり筒体の内径がスライダーの外径より多少で
も小さいと圧入する際、ひび割れを起こしてしまい、ま
た、大きいとスライダーより脱落してしまうものであっ
た。
【０００５】また、接着などによる固定方法において
は、接着のための手間が増え、効率的ではなく生産性が
悪かった。
は、接着のための手間が増え、効率的ではなく生産性が
悪かった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、外筒と、その外筒の前方に
先部材を配置せしめ、その先部材にスライダーを摺動自
在に配置すると共に、前記外筒の内側に鉛芯の繰り出し
を行なう鉛芯繰り出し機構を配置した自動製図機の画線
ヘッドであって、前記スライダーの前方に細径部を形成
し、その細径部の外側に高硬度材質よりなり後方に凸部
を有する筒体を嵌挿し、また、前記先部材に対する摺動
部を筒体の外周面としたことを要旨とするものである。
鑑みてなされたものであり、外筒と、その外筒の前方に
先部材を配置せしめ、その先部材にスライダーを摺動自
在に配置すると共に、前記外筒の内側に鉛芯の繰り出し
を行なう鉛芯繰り出し機構を配置した自動製図機の画線
ヘッドであって、前記スライダーの前方に細径部を形成
し、その細径部の外側に高硬度材質よりなり後方に凸部
を有する筒体を嵌挿し、また、前記先部材に対する摺動
部を筒体の外周面としたことを要旨とするものである。
【０００７】
【実施例】以下、図１に示した実施例に基づいて詳細に
説明する。尚、図中下方を前方、上方を後方とする。外
筒１は、ホルダー２とそのホルダー２の先端に螺着され
た先部材３とより構成されている。そして、その先部材
３の先端には、後述する高硬度筒体４の脱落を防止する
凸部３ａが形成されている。
説明する。尚、図中下方を前方、上方を後方とする。外
筒１は、ホルダー２とそのホルダー２の先端に螺着され
た先部材３とより構成されている。そして、その先部材
３の先端には、後述する高硬度筒体４の脱落を防止する
凸部３ａが形成されている。
【０００８】前記ホルダー２の内側には、チャック体５
と転動体６とチャックケース７と、前記チャック体５を
後方に付勢するチャックスプリング８とより構成された
鉛芯把持機構（一般的にボールチャック機構と呼ばれて
いる）９が内設されている。
と転動体６とチャックケース７と、前記チャック体５を
後方に付勢するチャックスプリング８とより構成された
鉛芯把持機構（一般的にボールチャック機構と呼ばれて
いる）９が内設されている。
【０００９】また、前記先部材３の内側には、その内側
に芯戻り止め部材１０が配置され、前方に細径部１１ａ
が形成されたスライダー１１が摺動可能に配置されてい
る。そのスライダー１１と鉛芯把持機構９との間にはス
ライダスプリング１２が張設され、スライダー１１を前
方にチャックケース７を後方に付勢している。
に芯戻り止め部材１０が配置され、前方に細径部１１ａ
が形成されたスライダー１１が摺動可能に配置されてい
る。そのスライダー１１と鉛芯把持機構９との間にはス
ライダスプリング１２が張設され、スライダー１１を前
方にチャックケース７を後方に付勢している。
【００１０】さらに、前記スライダー１１の細径部１１
ａの外側には、図２に示すような後方に凸部４ａを有す
る高硬度筒体４が嵌入されており、前記凸部４ａと先部
材３の凸部３ａとが係合し、高硬度筒体４の前方への脱
落を防止していると共に、高硬度筒体４の外周面が先部
材３に対する摺動部となっている。ここで高硬度筒体４
の材質の一例としては、アルミナやジィルコニア、炭化
ケイ素などのセラミックスや、ガラスなどが挙げられ
る。尚、筒体４の凸部４ａの形状は、図３、図４に示す
ように、種々の形状が考えられる。
ａの外側には、図２に示すような後方に凸部４ａを有す
る高硬度筒体４が嵌入されており、前記凸部４ａと先部
材３の凸部３ａとが係合し、高硬度筒体４の前方への脱
落を防止していると共に、高硬度筒体４の外周面が先部
材３に対する摺動部となっている。ここで高硬度筒体４
の材質の一例としては、アルミナやジィルコニア、炭化
ケイ素などのセラミックスや、ガラスなどが挙げられ
る。尚、筒体４の凸部４ａの形状は、図３、図４に示す
ように、種々の形状が考えられる。
【００１１】参照符号１３はホルダー２と先部材３との
緩みを防止する弾性リングであり、参照符号１４は鉛芯
に過大な力が作用した場合にその過重を吸収するための
クッションスプリングである。
緩みを防止する弾性リングであり、参照符号１４は鉛芯
に過大な力が作用した場合にその過重を吸収するための
クッションスプリングである。
【００１２】尚、ニッケルクロムや窒化チタンなどのメ
ッキ処理を施したステンレスや超硬合金などの金属筒体
４をスライダー１１に装着する場合に於いても有効であ
る。
ッキ処理を施したステンレスや超硬合金などの金属筒体
４をスライダー１１に装着する場合に於いても有効であ
る。
【００１３】
【考案の効果】本考案は、外筒と、その外筒の前方に先
部材を配置せしめ、その先部材にスライダーを摺動自在
に配置すると共に、前記外筒の内側に鉛芯の繰り出しを
行なう鉛芯繰り出し機構を配置した自動製図機の画線ヘ
ッドであって、前記スライダーの前方に細径部を形成
し、その細径部の外側に高硬度材質よりなり後方に凸部
を有する筒体を嵌挿し、また、前記先部材に対する摺動
部を筒体の外周面としたので、高硬度筒体をスライダー
に取付ける際、ひび割れなどを生じさせることなく、容
易に効率良く取付けることができ、しかも、スライダー
前端面の摩耗は勿論、スライダー並びに、筒体の外周面
の摩耗も防止することができる。
部材を配置せしめ、その先部材にスライダーを摺動自在
に配置すると共に、前記外筒の内側に鉛芯の繰り出しを
行なう鉛芯繰り出し機構を配置した自動製図機の画線ヘ
ッドであって、前記スライダーの前方に細径部を形成
し、その細径部の外側に高硬度材質よりなり後方に凸部
を有する筒体を嵌挿し、また、前記先部材に対する摺動
部を筒体の外周面としたので、高硬度筒体をスライダー
に取付ける際、ひび割れなどを生じさせることなく、容
易に効率良く取付けることができ、しかも、スライダー
前端面の摩耗は勿論、スライダー並びに、筒体の外周面
の摩耗も防止することができる。
【図１】本考案の実施例を示す縦半断面図である。
【図２】筒体４を示す斜視図である。
【図３】筒体４の凸部４ａの他の実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図４】筒体４の凸部４ａのさらに他の実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図５】従来の技術を要部縦半断面図である。
１ 外筒 ２ ホルダー ３ 先部材 ３ａ 凸部 ４ 高硬度筒体 ４ａ 凸部 ５ チャック体 ６ 転動体 ７ チャックケース ８ チャックスプリング ９ 鉛芯把持機構 １０ 芯戻り止め部材 １１ スライダー １１ａ 細径部 １２ スライダースプリング １３ 弾性リング １４ クッションスプリング
Claims (1)
- 【請求項１】 外筒と、その外筒の前方に先部材を配置
せしめ、その先部材にスライダーを摺動自在に配置する
と共に、前記外筒の内側に鉛芯の繰り出しを行なう鉛芯
繰り出し機構を配置した自動製図機の画線ヘッドであっ
て、前記スライダーの前方に細径部を形成し、その細径
部の外側に高硬度材質よりなり後方に凸部を有する筒体
を嵌挿し、また、前記先部材に対する摺動部を筒体の外
周面としたことを特徴とする自動製図機の画線ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991064831U JP2551618Y2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 自動製図機の画線ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991064831U JP2551618Y2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 自動製図機の画線ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH059995U JPH059995U (ja) | 1993-02-09 |
| JP2551618Y2 true JP2551618Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=13269589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991064831U Expired - Lifetime JP2551618Y2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 自動製図機の画線ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2551618Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0729269B2 (ja) * | 1985-12-04 | 1995-04-05 | 松下電器産業株式会社 | 電子部品装着装置 |
-
1991
- 1991-07-22 JP JP1991064831U patent/JP2551618Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH059995U (ja) | 1993-02-09 |
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