JPH058252Y2 - - Google Patents

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JPH058252Y2
JPH058252Y2 JP1988016205U JP1620588U JPH058252Y2 JP H058252 Y2 JPH058252 Y2 JP H058252Y2 JP 1988016205 U JP1988016205 U JP 1988016205U JP 1620588 U JP1620588 U JP 1620588U JP H058252 Y2 JPH058252 Y2 JP H058252Y2
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chain
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covering
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワークを粒状液体又は微粒子体など
が混在する空気中で搬送する搬送コンベヤにおい
て、ワーク搬送に用いるチエーンに前記粒状液
体、微粒子体等の異物の滲入、付着するのを防止
しワークの搬送を円滑にするワーク搬送装置に関
する。
〔従来の技術〕
例えば多数個のワークを連続して塗装する場合
には塗装ブーツに搬入端側、搬出端側を該塗装ブ
ーツからはみ出させた搬送装置が多用される。
又このような搬送装置は、搬送方向に複数条の
チエーンを架け渡すとともに、チエーンの上にワ
ークを載置し、チエーンを移動させることによ
り、塗装ノズル下方をワークが通過するごとく形
成されている。
又チエーンはワークを直接載置するため塗装ブ
ーツ内においても露出した状態で用いられてい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
従つてワークを塗装する塗液がチエーンにも塗
着し、その塗着によりチエーンは屈曲不良となり
鎖車に乗上げる等の事故が発生し、作業能率が低
下するのみならず、チエーンの洗浄等の保守費用
が嵩む。
本考案は、ワーク支持用の受金具が取付く張出
し片を除いてチエーンを覆うことにより、前記噴
霧状の塗液など空気中に介在する粒状液体、微粒
子体の異物がチエーンに付着し、又はチエーンの
隙間に侵入するのを防止し、ワークを円滑に搬送
することができ、前記問題点を解決しうるワーク
搬送装置の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために本考案のワーク搬送
装置1は、平行に配されかつワークW搬送用の複
数条のチエーン2…の一方の側面に該チエーン2
の巾方向に突出する張出し片3を形成しかつ該張
出し片3に、上面球状をなし該上面でワークWを
支持する膨出体4と、該膨出体4を一端で固定し
かつ膨出体4よりも小径の軸杆5とからなる受金
具6を、前記軸杆5の他端を固定することにより
取付ける一方、前記各チエーン2の他方の側面を
覆う立覆部9と、該立覆部9の上端に設けられか
つチエーン2を巾方向にこえてのび前記張出し片
3上方に達する横覆部10とを有する覆体11に
より各チエーン2を覆うとともに、横覆部10の
上面は前記膨出体4の上面よりも下方に位置させ
ている。
覆体は、チエーンの走行経路中特にチエーンに
異物が付着又はチエーンの各隙間に滲入しがちな
範囲を覆えばよいのであり、走行経路全体に亘つ
てチエーンを覆うことは妨げない。
なお搬送側を上方に位置させた水平搬送用の搬
送装置にあつては、帰り側のチエーンに覆体を設
けることは省略できる。
〔作用〕
覆体11は、チエーン2の一側面を立覆部9で
覆うとともに、チエーン2の上面を、該チエーン
2の他端面に張出す張出し片3にのびる横覆部1
0で覆つているため、チエーン2に異物の付着、
又はチエーン2の各隙間に異物の滲入を防止で
き、チエーン2の屈曲不良を防止できる。又前記
覆体11の中側をチエーン2が走行するため、チ
エーン2の走行には支障がない。さらにワークW
支持用の受金具6は膨出体4より小径の軸杆5に
より張出し片3に固定され、しかも横覆部10の
上面は膨出体4上面よりも下方に位置しているた
め、張出し片3に達する横覆部10と干渉するこ
となく膨出体4はワークWを支持することができ
る。
〔実施例〕 以下本考案の一実施例を、ワーク搬送装置が第
1図に示す板状のワークにカラー塗装と該カラー
塗装の表面にさらにクリヤ塗装をする設備ライン
Bにおける前記クリヤ塗装を行う塗装機本体Aに
設けた場合を例にとり図面に基づき説明する。
図においてワーク搬送装置1は、塗装機本体A
の下方に設けられ、かつワークWを塗装機本体A
内に送り込む送込部15と、塗装されたワークW
を取出す取出部16とは、前記塗装機本体Aの上
流側、下流側に夫々突出する。
塗装機本体Aは、第2,3図に示すごとく四角
の容器体をなし、外箱19の内部に搬送方向略中
央に位置して天井板から垂下する塗料噴射用のノ
ズル20を垂下する。なお前記ノズル20は、ワ
ークWの搬送方向に対して直角の方向に移動する
レシプロケータ20Aを介して取付けられる。
ワーク搬送装置1は、本実施例では前記ノズル
20下方で間隙gを有して途切れており、上流側
に第1のワーク搬送装置1Aを、又下流側に第2
のワーク搬送装置1Bが形成され、従つて第1、
第2のワーク搬送装置1A,1Bによつて本願の
ワーク搬送装置1を形成する。
第1、第2のワーク搬送装置1A,1Bは一対
の鎖車22,23の間にチエーン2を巻回してな
るチエーンコンベヤであり、複数条(本例では5
条の)チエーンを平行に配することによつて夫々
第1、第2のワーク搬送装置1A,1Bを形成す
る。又前記外箱にはチエーン2が通る位置に透孔
21が穿設される。
以下第1のワーク搬送装置1Aについて説明す
る。
上流側に位置する各鎖車22…は、架台25上
の軸受によつて軸支される回転軸26に取付けら
れ、該回転26とともに回転する。
他方に位置する各鎖車23…は、外箱19の側
壁に固着する一対の軸受体27,27に枢支され
る支軸29に取付く。
チエーン2は、本実施例ではコンベヤ用のロー
ラチエーンであつてそのチエーン2の一側方には
突出物はなく他側方にリングプレート31の上端
縁と略同高さで水平に張出す前記張出し片3を設
ける。なお本例では張出し片3は、チエーンの2
ピツチごとに設けられる。又張出し片3には上下
に貫通するネジ孔32が螺設される。
受金具6は、上面球状の膨出体4と該膨出体4
よりも小径であり、かつ周面に雄ねじを螺刻した
棒状の軸杆5とを具え、該軸杆5の上端面を膨出
体4下面で固定することにより形成される。又受
金具6は軸杆5の下端部を前記ネジ孔32に螺入
することにより張出し片3に固定でき、該軸杆5
を螺進退させることにより膨出体4の高さを調節
しうる。高さ調整完了後、例えばロツクナツト等
を用いて緩み止めする。
前記チエーン2は、受金具6を周方向外側に向
けて2つの鎖車22,23の間に巻回される。
又前記回転軸27は、駆動機Mによつて駆動さ
れる。駆動機Mはワーク搬送装置1が塗装機に用
いられるため搬送速度が可変であることが望まし
く、本実施例では可変速の減速電動機が用いられ
る。
外箱19の内部にあつては、上側に位置するチ
エーン2…の下方に、覆板17が外箱の搬送方向
に沿う側壁間に架け渡される。
前記覆板17は、鎖車23が取付く位置は切欠
かれるとともに、支軸29に沿つて下方にU字状
に湾曲しかつ先端は、本実施例では下側に位置す
るチエーン2上方に架設され前記覆板17と同様
に形成された下側の覆板18に接続する。
下側の覆板18は、外箱19の下板から立上る
支脚35によつて支えられ、又覆板17は前記下
側の覆板18上で立上る継ぎ脚36によつて固定
される。
なお覆板17及び下側の覆板18は取付作業上
複数片に分割することが望ましい。
覆体11は、前記覆板17上面に添着する取付
片40からチエーン2の張出し片3と反対側の前
記一側面に沿つて立上る立覆部9と該立覆部9の
上端に受金具6の前記膨出体4下面よりも低い位
置でチエーン2上方に張出すとともに先端がチエ
ーン2の巾方向をこえて張出し片4上方に達する
横覆部10とからなる。又覆体11は、鎖車23
の上では前記覆板17の曲がりに沿つて湾曲し、
従つて鎖車23の下方では逆向きとなる。このよ
うに覆板17は外箱内に介在する前記鎖車23を
もそれに噛合するチエーン2とともに覆うことが
できる。なお本実施例では下側の覆板18下面に
下側のチエーン2の一側面と該チエーン2下方と
を覆い前記覆体11と逆向きの下側の覆体41が
設けられる。
第2のワーク搬送装置1Bは、取出部16即ち
外箱19の外側に位置する鎖車23に駆動機(図
示せず)を設ける他は第1のワーク搬送装置1A
と略同様に形成される。
なお第1、第2のワーク搬送装置1A,1Bは
略完全に同期して運転される。
ノズル20下方の前記第1、第2のワーク搬送
装置1A,1B間の間隙には、搬送方向の直角方
向にのびかつノズル20に向かつて開口する塗料
受13が設けられる。
又第1のワーク搬送装置1Aには外箱19の外
側にワークWの進入を検知する光電管からなる検
知器44と、送込部15に位置する鎖車22の山
部46の通過を確認しうる近接スイツチからなる
検出器47とを設ける。検出器47は又検知器4
4の位置からノズル20の位置までの距離Lをチ
エーンのピツチPの数Nに換算してその数を記憶
させる一方、検出器47が鎖車22の回転によつ
て該鎖車22の山部46の通過した個数を数えさ
せ前記ピツチPに達したときに信号を発するごと
く形成する。
従つて検知器44によつてワークWの進入を検
知するとともに検出器47の作動を開始させ該検
出器47が前記ピツチPと同じ個数部の山部46
が通過した際に、該検出器47からノズル20か
らの塗料を噴射させる信号を発生さることができ
る。
又ワークWの通過完了を検知器44が検知した
場合にはその検知により検出器47の動作を開始
させ、前記のごとくピツチPと同数の山部46の
通過することによりノズル20に噴出を停止させ
る信号を発生する。
従つてノズル20はワークWが下方にある間の
み塗料を噴射することによつて塗料を有効に使用
でき又塗料の飛散が防止できる。
このようにチエーン2は覆板17と覆体11と
によつて鎖車23の噛合部においてもその鎖車2
3を含めて覆つているため、チエーン2に塗料の
付着と、チエーン2の各部隙間に塗料の滲入がな
く、チエーン2は円滑に運行しうる。又本例のよ
うに下側に位置する戻り側のチエーン2をも下側
に覆板18と下側の覆体41とによつて覆つてい
るため、塗料のチエーンへの滲入、付着を一層確
実に防止しうる。しかもワークWを支持する膨出
体4が覆体11の外を移動でき、ワークWの搬送
は支障なく行うことができる。
又ノズル20の下方で間隙gを設けて、第1、
第2のワーク搬送装置1A,1Bを配したため、
ワーク搬送装置はノズル20からの噴射される塗
料の直射が回避しうるため、チエーン2に付着し
た塗料を除去する等の保守作業が容易となり、又
前記間隙gに塗料受を設けたため塗料の回収が容
易となりかつ塗料を飛散を防止しうる。さらに検
知器44と検出器の協働した作動によりワークW
の通過時のみノズル20から塗料を噴射し塗料の
節減を計りうる。
〔考案の効果〕
このように本考案のワーク搬送装置は、チエー
ンの一側面を覆う立覆部と、立覆部上端に設けら
れかつチエーンを巾方向にこえてのびワークを支
持する受金具取付用の張出し片に達する横覆部と
を有する覆体によりチエーンを覆つているため、
チエーンに粒状液体、微粒子体等の異物が付着し
又チエーンの各部隙間にそれらが滲入するのを防
ぎ、チエーンの屈曲不良による鎖車への乗上げを
防止し作業能率を高めうるとともに、チエーンを
清浄にするに要する保守の手間を減じうる。しか
も横覆部上面はワークが載置される膨出体の上面
よりも下方に位置するため、覆体上にはみ出して
搬送されるワークであつても該覆体と干渉するこ
とがないため装置の利用度を高めうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の一実施例をその使用例
とともに示す平面図、第2図は本考案の一実施例
の横断面図、第3図はそのA−A線断面図、第4
図はその要部を示す斜視図である。 1,1A,1B……ワーク搬送装置、2……チ
エーン、3……張出し片、4……膨出体、5……
軸杆、6……受金具、9……立覆部、10……横
覆部、11……覆体、W……ワーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平行に配されかつワーク搬送用の複数条のチエ
    ーンの一方側面に該チエーンの巾方向に突出する
    張出し片を形成しかつ該張出し片に、上面が球状
    をなし該上面でワークを支持する膨出体と、該膨
    出体を一端で固定しかつ膨出体よりも小径の軸杆
    とからなる受金具を、前記軸杆の他端を固定する
    ことにより取付ける一方、前記各チエーンの他方
    の側面を覆う立覆部と、該立覆部の上端に設けら
    れかつチエーンを巾方向にこえてのび前記張出し
    片の上方に達する横覆部とを有する覆体により各
    チエーンを覆うとともに、前記横覆部の上面は前
    記膨出体の上面より下方に位置させてなるワーク
    搬送装置。
JP1988016205U 1988-02-09 1988-02-09 Expired - Lifetime JPH058252Y2 (ja)

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JPH01121013U JPH01121013U (ja) 1989-08-16
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6144409B2 (ja) * 1978-11-09 1986-10-02 Tokyo Shibaura Electric Co

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6144409U (ja) * 1984-08-22 1986-03-24 トヨタ自動車株式会社 防水カバ−付スラツトコンベヤ

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JPS6144409B2 (ja) * 1978-11-09 1986-10-02 Tokyo Shibaura Electric Co

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