JPH0582394A - 端子接合方法 - Google Patents

端子接合方法

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JPH0582394A
JPH0582394A JP24301191A JP24301191A JPH0582394A JP H0582394 A JPH0582394 A JP H0582394A JP 24301191 A JP24301191 A JP 24301191A JP 24301191 A JP24301191 A JP 24301191A JP H0582394 A JPH0582394 A JP H0582394A
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Atsushi Araki
敦史 荒木
Shigeki Takahashi
繁己 高橋
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 円形の貫通孔22が形成された平板状の導電
板21を用意し、貫通孔22の周囲を導電板21の主面
から面外へ遠ざかるように貫通孔22の周囲を曲げ加工
し、該貫通孔22に円筒状端子33を挿入し、貫通孔周
囲の曲げられた部分22aを戻すように曲げて円筒状端
子33の外周面にかしめ付けることにより、円筒状端子
33と導電板21とを接合する端子接合方法。 【効果】 貫通孔周囲を曲げ、該曲げ加工により曲げら
れた部分を戻すようにかしめ付けるといった一連のプレ
ス工程により円筒状端子と平板状の導電板とが接合され
るため、溶接やはんだ付けを用いた場合の方法のような
作業環境の悪化や熱による内部の部材の劣化が生じ難
い。一連のプレス工程を実施するだけで円筒状端子が平
板状導電板に接合されるため、複合型を用いることによ
り多数の端子を連続的に導電板に接合することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒状端子を平板状導
電板の貫通孔に挿入し接合する端子接合方法に関し、例
えば、電子レンジのマグネトロン等に用いられる貫通コ
ンデンサの接地端子を構成するのに適した端子接合方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジ等のマグネトロンには、電源
ライン等からのノイズとしてマイクロ波が漏洩するのを
防止するために、貫通コンデンサからなるフィルタ回路
が挿入されている。上記のような貫通コンデンサの一例
が、特願平1−96031号に開示されている。この先
行技術に記載の貫通コンデンサを、図2及び図3を参照
して説明する。貫通コンデンサ1は、2本の貫通端子
2,3と、円筒状端子4,5と、円筒状端子4,5内に
それぞれ充填された複合誘電体6とを有する。円筒状端
子4,5には、平板状の導電板を加工することにより構
成された接地端子7が接合されている。
【0003】接地端子7は、アルミニウム等の金属板か
らなり、マグネトロンのケース等に貫通コンデンサ1を
固定するために、並びに貫通コンデンサ1の一方の電極
としての円筒状端子4,5を接地電位に電気的に接続す
るために設けられている。上記円筒状端子4,5と接地
端子7の接合は、図3に示すように、接地端子7に形成
された貫通孔7a,7bに円筒状端子4,5を矢印A1
で示すように挿入し、溶接またははんだ付けすることに
より行われている。なお、図3において、11は取り付
け孔を示し、接地端子7をマグネトロンのケース等に取
り付けるために設けられている。また、図2において、
8,9は絶縁ケースを示し、貫通コンデンサ1では、絶
縁ケース8,9内にエポキシ樹脂等の絶縁樹脂15が充
填されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】貫通コンデンサ1を得
るにあたり、円筒状端子4,5と接地端子7の接合は、
上記のように溶接あるいははんだ付けにより行われてい
た。しかしながら、溶接あるいははんだ付けを利用する
ものであるため、溶接時あるいははんだ付け時に発生す
るガスやフラックスの蒸気等により作業環境が悪化する
という問題があった。のみならず、溶接あるいははんだ
付けにより接合する方法であるため、円筒状端子4,5
内に複合誘電体6及び貫通端子2,3を組み込んだ状態
で接合作業を行うと、熱により内部の複合誘電体6や貫
通端子2,3等に歪みが発生するという問題があった。
他方、図3のように円筒状端子4,5を接合した後に、
複合誘電体6及び貫通端子2,3を組み込むのは非常に
煩雑である。さらに、溶接法を用いる場合には、接合し
ようとしている部分にある程度の厚みを有することが要
求されるため、接地端子7の厚みを薄くすることができ
なかった。従って、重量の軽減や材料の節約に限界があ
った。
【0005】他方、図2の貫通コンデンサ1において、
絞り加工により円筒状端子4,5を接地端子7と一体に
形成する方法も試みられている。この場合には、部品点
数を削減することができる。しかしながら、ある程度以
上の静電容量を得るためには、円筒状端子は、平板状の
接地端子から大きく突出されねばならない。しかも、貫
通コンデンサが組み込まれる装置においても小型化が要
求されているため、円筒状端子4,5間の間隔は可能な
限り小さくする必要がある。従って、隣合う円筒状端子
4,5間の距離が短縮されるため、円筒状端子4,5を
構成するための接地端子7の材料の絶対的なボリューム
が小さくならざるを得ない。その結果、絞り加工により
接地端子板と一体に円筒状端子4,5を成形すると、隣
合う円筒状端子4,5の対向しあっている部分の肉厚が
極端に薄くなり、現実には成形が不可能になるという問
題があった。また、成形が可能な範囲では、充分な突出
長さすなわち絞り高さの円筒状端子4,5を得ることが
できず、従って所望の静電容量を実現することはできな
かった。
【0006】本発明の目的は、上記のような円筒状端子
を平板状の導電板に挿入し接合する方法であって、作業
環境を悪化させることがなく、かつ内部の構成部材に歪
みを与えることがなく、しかも軽量化及びコストの軽減
を図り得る端子接合方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒状端子
を、貫通孔が形成された平板状導電板の該貫通孔に挿入
し接合する端子接合方法において、下記の工程を備える
ことを特徴とする。すなわち、本発明の端子接合方法で
は、まず円形の貫通孔が形成された平板状の導電板が用
意される。次に、貫通孔周囲部分が導電板の主面から主
面外へ遠ざかるように上記導電板の貫通孔周囲が曲げら
れる。そして、上記貫通孔に円筒状端子が挿入される。
最後に、該貫通孔周囲の曲げられた部分を曲げ戻すこと
により該貫通孔周囲の部分が円筒状端子の外周面にかし
められ、それによって円筒状端子と導電板とが接合され
る。
【0008】
【作用】上記のように、本発明は、貫通孔が形成された
平板状の導電板と円筒状端子とを用意し、平板状導電板
の貫通孔周囲を曲げ工程及びかしめ工程により加工する
ことにより、円筒状端子を平板状導電板に接合するもの
である。すなわち、円筒状端子が予め用意されているた
め、目的に応じた長さの円筒状端子を確実に平板状導電
板に固定することができる。しかも、曲げ及びかしめと
いったプレス加工により円筒状端子を平板状導電板に接
合するものであるため、作業環境を悪化させることな
く、しかもプレス複合型を用いることにより、多数組の
端子及び導電板を連続的に接合することが可能である。
【0009】
【実施例の説明】以下、図面を参照しつつ本発明の一実
施例の端子接合方法を説明する。なお、本実施例の端子
接合方法は、前述した電子レンジのマグネトロンに用い
られる貫通端子を製造する方法に適用したものである。
まず、図4(a)に示すように、平板状の導電板21を
用意する。導電板21としては、アルミニウム等の加工
性に優れた金属材料からなるものを用いることが好まし
い。また、この導電板21は、最終的に図2に示した接
地端子7を構成するものであるため、外部との電気的な
接続を容易とするには、両主面がはんだめっきされてい
るものを用意することが好ましい。
【0010】次に、図4(b)に示すように、導電板2
1に平面形状が円形の貫通孔22,23を所定距離を隔
てて形成する。この貫通孔22,23の形成は、図5
(a),(b)に示すように、打ち抜きダイ24上に導
電板21を載置し、打ち抜きパンチ25を降下させるこ
とにより行われる。打ち抜きパンチ25の径及び打ち抜
きダイ24の孔24aの径を選択することにより、任意
の径の貫通孔22,23を形成することができる。次
に、図4(c)に示すように、貫通孔22,23の周囲
を導電板21の主面から遠ざかるように曲げ加工を行
う。この曲げ加工は、図6(a),(b)に示すよう
に、曲げダイ26上に平板状の導電板21を載置し、曲
げパンチ27を降下させることにより行われる。すなわ
ち、両面に凹部26aが設けられた曲げダイ26上に、
該凹部26aに貫通孔22が臨むように導電板21を載
置する。そして、この状態で先端に円錐状突出面27a
が設けられた曲げパンチ27を降下させ、該円錐状突出
面27aと前記凹部26aとの間で導電板21の貫通孔
22の周囲部分を曲げ加工する。
【0011】次に、図7に示すように、2本の貫通コン
デンサユニット31,32を用意する。各貫通孔コンデ
ンサユニット31,32は、円筒状端子33,34と、
円筒状端子33,34の軸芯位置を貫通するように配置
された貫通端子35,36と、円筒状端子33,34と
貫通端子35,36との間に充填された誘電体37,3
8とを有する。図4(c)に示したように、貫通孔2
2,23周囲に曲げ加工された部分21a,21bを有
する導電板21を裏返し、図1に示すかしめダイ39上
に載置する。そして、図7に示した貫通コンデンサユニ
ット31を該貫通孔22内に挿入する。そして、上方か
らかしめダイ40を降下させ、貫通孔22の周囲の曲げ
加工された部分21aを貫通コンデンサユニット31の
円筒状端子33の外周面にかしめる。すなわち、かしめ
ダイ39は、上面39aが平坦面とされており、他方、
かしめパンチ40の下端にも平坦面40aが形成されて
いる。この両者の平坦面39a,40aで貫通孔22の
周囲の導電板の曲げられた部分21aを平坦化するよう
にかしめることにより、曲げられた部分21aが強制的
に圧縮されて円筒状端子33の外周面にかしめ付けされ
る。このようにして円筒状端子33と導電板21とが固
定される。
【0012】他方の貫通コンデンサユニット32(図7
参照)についても、同様に他方の貫通孔23にかしめ付
けられる。このようにして2個の貫通コンデンサユニッ
ト31,32と導電板21とが接合された状態を図8に
斜視図で示す。上述したように、本実施例の接合方法で
は、平板状の導電板21に貫通孔22,23を形成する
工程、貫通孔22,23の周囲を曲げ加工する工程並び
に上記かしめ工程を行うことにより円筒状端子33,3
4と導電板21とが接合される。すなわち、上記一連の
加工工程は、すべてプレス装置を用いて行われるため、
多数組の円筒状端子と平板状導電板とを複合型を利用す
ることにより連続的に接合することができる。また、円
筒状端子33,34と平板状導電板21との接合強度に
ついては、上述したかしめ工程におけるかしめ代を調整
することにより調整することができ、従って導電板21
の材料や上記かしめ代を調整することにより導電板21
に対して円筒状端子33,34を確実に接合することが
できる。また、円筒状端子33,34については、予め
成形されたものが用意されるため、所望の静電容量を確
実に実現することができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明では、円筒状端子
と貫通孔が形成された平板状の導電板を用意し、上述し
た曲げ工程及びかしめ付け工程といった一連のプレス加
工を施すことにより円筒状端子が平板状の導電板に接合
される。従って、プレス複合型を用いることにより能率
よく円筒状端子を平板状導電板に接合することができ
る。また、はんだ付けや溶接を用いた従来法では、溶接
時のガスの発生やはんだフラックス蒸気の発生により作
業環境が悪化することがあったが、本発明ではこのよう
な原因による作業環境の悪化のおそれがない。のみなら
ず、はんだ付けや溶接法では、接合時の熱により内部の
誘電体等の部材に歪みか生じることがあったが、本発明
では加工時にこのような熱が加わらないため、円筒状端
子内の部材に熱による歪み等が発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は貫通孔周囲の曲げられた部
分を円筒状端子の外周面にかしめる工程を示す各断面
図。
【図2】従来の貫通孔を説明するための断面図。
【図3】従来の貫通コンデンサの製造方法において円筒
状端子を接地端子に挿入する工程を示す斜視図。
【図4】(a)は平板状導電板を示す斜視図、(b)は
貫通孔を形成した状態を示す斜視図、(c)は貫通孔周
囲を曲げ加工された導電板を示す斜視図。
【図5】(a)は導電板を打ち抜きダイ上に載置した状
態を示す断面図、(b)は打ち抜きパンチを下降させて
貫通孔を打ち抜いた状態を示す断面図。
【図6】(a)は曲げダイ上に平板状導電板を載置した
状態を示す断面図、(b)は曲げパンチを下降させて貫
通孔周囲を曲げ加工した状態を示す断面図。
【図7】実施例で用意した貫通コンデンサユニットを示
す斜視図。
【図8】平板状の導電板に2本の貫通コンデンサユニッ
トが接合された状態を示す斜視図。
【符号の説明】
21…平板状の導電板 21a…貫通孔周囲の曲げ加工された部分 22,23…貫通孔 31,32…貫通コンデンサユニット 33,34…円筒状端子 26…曲げダイ 27…曲げパンチ 39…かしめダイ 40…かしめパンチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状端子を、貫通孔が形成された平板
    状導電板の該貫通孔に挿入し接合する端子接合方法であ
    って、 円形の貫通孔が形成された平板状の導電板を用意する工
    程と、 前記貫通孔の周囲を導電板の主面から主面外へ遠ざかる
    ように前記導電板の貫通孔周囲部分を曲げる工程と、 前記貫通孔に円筒状端子を挿入する工程と、 前記貫通孔周囲の曲げられた部分を曲げ戻すことにより
    該貫通孔周囲の部分を円筒状端子の外周面にかしめて円
    筒状端子と導電板とを接合する工程とを備えることを特
    徴とする、端子接合方法。
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