JPH0582188A - 交流超電導機器の端子 - Google Patents

交流超電導機器の端子

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Publication number
JPH0582188A
JPH0582188A JP5399392A JP5399392A JPH0582188A JP H0582188 A JPH0582188 A JP H0582188A JP 5399392 A JP5399392 A JP 5399392A JP 5399392 A JP5399392 A JP 5399392A JP H0582188 A JPH0582188 A JP H0582188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superconducting
terminal
wire
cable
wires
Prior art date
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Pending
Application number
JP5399392A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakatsu Takeo
正勝 竹尾
Kazuo Funaki
和夫 船木
Tsutomu Fujioka
勉 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0582188A publication Critical patent/JPH0582188A/ja
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 口出し部の端子の分流距離を十分に確保でき
るような改良を加え、よりクエンチンしにくい交流超電
導機器の端子を実現する。 【構成】 複数の超電導素線をより合せるか又は少より
線(5)にして更により合せた交流超電導線(1)の端
部をより戻して、端子板(2)の表皮電流密度の分布に
従い、前記より戻した素線又は少より線(5)の電流密
度がほぼ均一かつ接続部のジュール発熱が設計許容値内
となるように各素線又は少より線(5)を端子板(2)
へ分布して接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交流超電導機器の端子に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に交流超電導線は多数の超電導素線
をそのままより合せるか又は複数の少より線にして更に
より合せて構成される。従来、その口出し部の端子は図
2に示すように交流超電導線(1)を銅、あるいはアル
ミニウムからなる端子板(2)に一体のままろう付(半
田付を含む)していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】超電導線と云えども、
直流と異なり商用周波の交流の場合、従来の口出し端子
構造においては表皮効果のため電流は図3に示すように
いきなり、端子板(2)の表面全体に拡散する。
【0004】図3において端子板(2)上の表皮電流分
布(4)は点線で示す様相を呈する。そのため直流の場
合のように超電導線から端子板へ徐々に電流が分流せ
ず、電流の大半が図3において短い区間Lの間で分流せ
ざるを得ない。よって十分な分流距離が確保されないこ
とにもとづくクエンチ発生の可能性が大きいといった難
点をもっていた。
【0005】本発明は口出し部の端子の分流距離を十分
に確保できるような改良を加え、よりクエンチしにくい
交流超電導機器の端子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明においては、複数の超電導素線をより合せる
か又は少より線にして更により合せた交流超電導線の端
部をより戻して、端子板の表皮電流密度の分布に従い、
前記より戻した素線又は少より線の電流密度がほぼ均一
となるように各素線又は少より線を端子板へ分布して接
合した。
【0007】
【作用】このような口出し構造において、表皮電流は接
合された各超電導素線又は各少より線を流れ徐々に接続
板へ分流する。従って超電導材と常電導材間の分流距離
を長くとることが可能となり、又、分流領域でのジュー
ル発熱密度も小さくできる。そのため口出し部でのクエ
ンチ発生の可能性を低減することが可能となる。
【0008】なお、超電導素線又は少より線が接続され
る各経路に沿って端子板に溝を設けた中で半田付すれ
ば、接着性が向上し、接着強度が増す。
【0009】また、端子板を円筒形状とすれば、電流密
度の解析が比較的簡単になり、解析精度が向上する。
【0010】さらにまた、端子板を円筒形状とし、接続
部にスリットを等配状に設け、各接続経路に沿って溝を
設ければ、各超電導素線又は少より線の電流経路のイン
ダクタンスが均一化され、その電流分布も均一化され
る。そのため局所的なジュール発熱が生せず、クエンチ
発生を抑制することができる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図1
を参照して説明する。
【0012】図1は本発明にもとづく実施例1の交流超
電導機器の口出し部の端子を示す。多数の超電導素線又
は少より線(5)をより合せて構成される交流超電導線
(1)を端子板(2)に接続する際、その手前でより戻
し、バラバラにした状態で半田付(一般にろう付と云
う)する。(6)は半田付された超電導素線又は少より
線を示す。但し、予じめ解析により端子板(2)内の電
流密度分布を求めておき、その分布に応じ、各々半田付
された超電導素線又は少より線(6)の電流密度がほぼ
均一かつ接続部のジュール発熱が設計許容値内になるよ
うに各超電導素線又は少より線(5)を接続板(2)に
分布して半田付するものとする。
【0013】次に上記実施例の作用を説明する。
【0014】以上のような接続構造によれば、従来の口
出し部端子構造と異なり運転電流が交流超電導線(1)
から端子板へ徐々に分流するため、超電導材と常電導材
間の分流距離が図3に示す従来構造のそれに比べ長くな
る。また、そのため分流区間のジュール発熱も低減され
る。
【0015】以上のように分流距離が長くなることによ
り、交流超電導線(1)自身内のジュール発熱が低減さ
れる一方、この分流区間での端子板(2)のジュール発
熱も低減されるため、交流超電導線(1)のクエンチ発
生の抑制が可能となる。
【0016】なお、ろう付のほかに超音波接合を用いる
こともできる。
【0017】(実施例2)図4に示す第2の実施例は、
超電導素線又は少より線(5)が接続される各経路に沿
って端子板(2)に溝(7)を設けた中で半田付するも
のとする。他は実施例1と同様である。
【0018】溝(7)を設けることにより、接着性が向
上し接着強度が増す。
【0019】(実施例3)図5に示す第3の実施例は、
端子板(2)を円筒形状とする。他は実施例1と同様で
ある。
【0020】円筒形状の場合、円筒の中心軸に関し、接
続部の幾何学的配置が対称となるため、前述の電流密度
の解析が比較的簡単になり、解析精度が向上する。
【0021】(実施例4)図6に示す第4の実施例は、
端子板(2)を円筒形状とし、かつ接続部にスリット
(8)を等配状に設ける。そして各接続経路に沿って各
々溝(7)を設ける。この溝(7)にそって超電導素線
又は少より線(5)を接続する。スリット(8)の各寸
法及び溝(7)の形状・寸法は接続部のジュール発熱が
設計値内に収まるよう、予じめ解析にて決定しておくも
のとする。
【0022】交流の場合、各超電導素線又は少より線
(5)の電流分布の均一さは前述の表皮効果すなわち各
接続抵抗より各電流経路毎のインダクタンスの均一さに
より支配される傾向がある。よって図6のような端子板
(2)の形状とすることにより、各超電導素線又は少よ
り線(5)の電流経路のインダクタンスが均一化され、
その電流分布も均一化される。そのため局所的なジュー
ル発熱が発生せず、クエンチ発生を抑制することができ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は複数の超電導線をより合せるか
又は少より線にして更により合せ構成される交流超電導
機器の口出し部端子において、交流超電導線の端部をよ
り戻し後、予じめ計算で求められた表皮電流の電流密度
分布に従って各超電導素線又は少より線を端子板に接合
するため、口出し部の端子におけるクエンチを抑制する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す斜視図。
【図2】従来例を示す斜視図。
【図3】図2に示した従来例の表皮電流分布を示す説明
図。
【図4】実施例2を示す端子板の斜視図。
【図5】実施例3を示す端子板の斜視図。
【図6】実施例4を示す端子板の斜視図。
【符号の説明】
1…交流超電導線 2…端子板 3…半田 4…表皮電流分布 5…超電導素線又は少より線 6…半田付された超電導素線又は少より線 7…溝 8…スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船木 和夫 福岡県福岡市東区みどりが丘一丁目1番7 号 (72)発明者 藤岡 勉 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の超電導素線をより合せるか又は少
    より線にして更により合せた交流超電導線の端部をより
    戻して、端子板の表皮電流密度の分布に従い、前記より
    戻した素線又は少より線の電流密度がほぼ均一かつ接続
    部のジュール発熱が設計許容値内となるように各素線又
    は少より線を端子板へ接合したことを特徴とする交流超
    電導機器の端子。
JP5399392A 1991-05-22 1992-03-13 交流超電導機器の端子 Pending JPH0582188A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5399392A JPH0582188A (ja) 1991-05-22 1992-03-13 交流超電導機器の端子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-116486 1991-05-22
JP11648691 1991-05-22
JP5399392A JPH0582188A (ja) 1991-05-22 1992-03-13 交流超電導機器の端子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0582188A true JPH0582188A (ja) 1993-04-02

Family

ID=26394729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5399392A Pending JPH0582188A (ja) 1991-05-22 1992-03-13 交流超電導機器の端子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112467408A (zh) * 2020-10-10 2021-03-09 东部超导科技(苏州)有限公司 一种超导消磁电缆与电流引线的连接方法及接头结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112467408A (zh) * 2020-10-10 2021-03-09 东部超导科技(苏州)有限公司 一种超导消磁电缆与电流引线的连接方法及接头结构
CN112467408B (zh) * 2020-10-10 2022-05-03 东部超导科技(苏州)有限公司 一种超导消磁电缆与电流引线的连接方法及接头结构

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