JPH0581992A - リレー - Google Patents

リレー

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JPH0581992A
JPH0581992A JP24395591A JP24395591A JPH0581992A JP H0581992 A JPH0581992 A JP H0581992A JP 24395591 A JP24395591 A JP 24395591A JP 24395591 A JP24395591 A JP 24395591A JP H0581992 A JPH0581992 A JP H0581992A
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JP
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leaf spring
block
terminal
signal
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JP24395591A
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Inventor
Tsunehiro Kitamura
常弘 北村
Yoichi Yokoyama
洋一 横山
Takatoshi Honjiyou
崇俊 本庄
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接点バウンスが生じず、接点の開離を防止す
る。 【構成】 主接点ブロックBの板バネ14を駆動する駆
動部54を、可動接点15の先端側で且つ近接して配置
する。接点15,20がオンした場合、板バネ14の先
端部が駆動部54で支持され、駆動部54と接点部との
距離が短いため、板バネ14の振動を小さくでき、接点
開離することがない。つまり、接点バウンスを低減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リモートコントロール
用のリレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にリレーは、コイルブロックと、コ
イルブロックのコイルの励磁等により駆動される可動ブ
ロックと、この可動ブロックにて開閉される主接点ブロ
ック等で構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リレーの主接点ブロックの構成では、主接点ブロックの
接点部のバウンスが生じるという問題があった。以下に
その理由を説明する。図11は従来の主接点ブロックの
構成を示し、端子板13に基部が支持された板バネ14
の先端には可動接点15が固着され、可動接点15に相
対する固定接点20は端子板19に固着されている。板
バネ14はカードを構成する駆動部53にて押接駆動さ
れるようになっている。
【0004】図11(a)は接点オフの状態を示し、
(b)に示すように、接点15,20がオンした時、板
バネ14を駆動部53が可動接点15と端子板13の間
を駆動するため、(c)に示すように、接点衝突後、衝
突エネルギーが片持バネで示すモデル図の図12に示す
ように、先端部が振動し、先端部は自由端なので振幅が
大きく、図11(c)に示すように、接点15,20が
開離する可能性が大きい。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、接点バウンスが生じず、接点の開離を防止する
ことを目的としたリレーを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルブロッ
クのコイルの励磁等により駆動される可動ブロックと、
この可動ブロックにて開閉される主接点ブロックとを備
え、主接点ブロックの基部が支持された板バネの可動接
点より先端側で且つ近接して該板バネを駆動する駆動部
を可動ブロックに設けたものである。
【0007】
【作用】而して、駆動部にて、主接点ブロックの基部が
支持された板バネの可動接点より先端側で且つ近接して
該板バネを駆動することにより、接点バウンスを生じさ
せず、接点の開離を防止している。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、リモコンリレー自体を説明する前に、本リ
モコンリレーが用いられ、時分割多重伝送により監視制
御を行なう遠隔監視制御装置の概略構成を説明する。図
7は本発明に係るリモコンリレーを用いた遠隔監視制御
システムの概略構成を示すもので、中央制御装置1と、
固有アドレスが設定されスイッチS1 〜S4 を監視する
複数の監視用端末器2、負荷L1 〜L4 を制御する制御
用端末器3、ワイヤレス中継用端末器7、外部インター
フェース端末器8およびセレクタスイッチ端末器9とが
一対の信号線4にて接続されている。
【0009】中央制御装置1から信号線4に送出される
伝送信号Vsは、図8(a)に示すように、信号送出開
始を示すスタートパルス信号ST、信号モードを示すモ
ードデータ信号MD、端末器2, 3, 7〜9を呼び出す
8ビットのアドレスデータを伝送するアドレスデータ信
号AD、負荷L1 〜L4 を制御する制御データを伝送す
る制御データ信号CD、チェックサムデータ信号CSお
よび端末器2, 3, 7〜9からの返送期間を設定する返
送待機信号WTよりなる複極(±24V)の時分割多重
信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送される
ようになっている。
【0010】各端末器2, 3, 7〜9では、信号線4を
介して受信された伝送信号Vsのアドレスデータと自己
の固有アドレスデータとが一致したときその伝送信号V
sの制御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの返
送待機信号WTに同期して監視データ信号を電流モード
信号(信号線4間を適当な低インピーダンスを介して短
絡して送出される信号)として返送するようになってい
る。
【0011】また、中央制御装置1には、モードデータ
信号MDをダミーモードとしたダミー伝送信号を常時送
出するダミー信号送信手段と、いずれかの監視用端末器
2あるいはワイヤレス中継端末器7、外部インターフェ
ース端末器8、セレクタスイッチ端末器9から返送され
た図8(b)に示すような割り込み信号Viが受信され
たとき、割り込み発生端末器2, 7〜9を検出して該端
末器2, 7〜9をアクセスして監視データを返送させる
割り込み処理手段とが設けられている。
【0012】また、中央制御装置1では、上述のように
して監視用端末器2あるいはワイヤレス中継端末器7、
外部インターフェース端末器8、セレクタスイッチ端末
器9から中央制御装置1に返送された監視データに基い
て対応する負荷L1 〜L4 を制御する制御用端末器3に
伝送する制御データを作成するとともに、その制御デー
タを信号線4を介して当該制御用端末器3に時分割多重
伝送して負荷L1 〜L 4 を制御するようになっている。
【0013】ワイヤレス中継端末器7は、光ワイヤレス
発信器X、光ワイヤレス受信器Yおよびワイヤレス用信
号線4aよりなる光ワイヤレスシステムのデータ中継を
行う端末器であり、光ワイヤレス発信器Xから発信され
た光信号を光ワイヤレス受信器Yにて受信し、受信され
たデータをワイヤレス用信号線4aを介して受信すると
ともに、このデータを中央制御装置1に転送するように
なっている。
【0014】また、外部インターフェース端末器8は、
外部制御装置8aとの間でデータ伝送を行う端末器であ
り、セレクタスイッチ端末器9は、多数の負荷を集中制
御する端末器である。なお、分電盤6あるいはリレー制
御盤6a内に配設される監視用端末器2および制御用端
末器3は、分電盤協約寸法となっており、その制御出力
によって負荷制御用のリモコンリレー(手元スイッチに
よってもオン、オフできるようにしたラッチングリレ
ー)5が制御されるようになっている。
【0015】次に、制御用端末器3に用いられるリモコ
ンリレーについて説明する。図9は制御用端末器3の分
解斜視図を示し、図10はブロック図を示している。こ
こで、リモコンリレーはRy1 〜Ry4 で表している。
伝送モジュール59は、マイクロコンピュータよりなる
信号処理回路、EEPROMにて形成されるアドレス設
定部58、フォトダイオードPD、発光ダイオードLD
等で構成されている。
【0016】また、図10に示すように、伝送モジュー
ル59の4組の出力側は夫々セット巻線S及びリセット
巻線Rを有する2巻線ラッチングリレーであるリモコン
リレーRy1 〜Ry4 が接続してある。各リレーRy1
〜Ry4 には主接点R1 〜R 4 と補助接点r1 〜r4
有し、主接点R1 ・・・間に負荷が接続され、補助接点
1 ・・・の接点出力は伝送モジュール59の信号処理
回路に入力されて、監視信号として中央制御装置へ返送
されるようになっている。
【0017】通常は中央制御装置から伝送される制御デ
ータに基づいて任意のリレーRy1 ・・・が駆動され
て、主接点R1 ・・・に接続されている負荷をオンオフ
制御するようになっているが、本実施例では、中央制御
装置によらず、制御用端末器側で、リレーRy1 ・・・
を直接に一括してオンまたはオフ制御して、負荷をオン
またはオフさせるスイッチSW1 ,SW2 を設けてい
る。スイッチSW1 はリレーRy1 ・・・を一括してオ
ンさせるスイッチであり、スイッチSW2 はリレーRy
1 ・・・を一括してオフさせるスイッチである。
【0018】いま、信号線4を介して伝送される伝送信
号Vsは、伝送モジュール59の信号処理回路に入力さ
れており、アドレス設定部58に設定されている固有ア
ドレスデータと受信された伝送信号Vsのアドレスデー
タとの一致を判定し、アドレス一致時に続いて伝送され
る制御データ(実施例では、調光用制御データ)を取り
込んで、指定された負荷に対応したリレーRy1 ・・・
を制御する。
【0019】ここで、リレーRy1 ・・・は、伝送モジ
ュール59から出力される信号により、リレーRy1
リセット巻線Rまたはセット巻線Sを励磁して主接点R
1 をオフまたはオン制御する。この主接点R1 のオンオ
フにより負荷をオンあるいはオフ制御される。この負荷
の状態は、リレーRy1 の補助接点r1 の接点出力が伝
送モジュール59に入力され、負荷の動作状態を示す監
視信号として作成される。返送されるこの監視データを
電流モード信号(信号線4間に低抵抗値の抵抗Rを挿
入)として中央制御装置1に返送する返送信号VB が信
号線4に送出されるようになっている。
【0020】一方、アドレス設定部58を構成するEE
PROMへのデータの書き込みは、伝送モジュール59
の信号処理回路により行われるようになっている。図9
に示すように、端末器ケース60は、分電盤協約寸法の
2個モジュール寸法に形成されており、端末器ケース6
0はボデイ60aとカバー60bとで構成され、ボデイ
60aとカバー60bとは固定ネジ73により組立結合
される。
【0021】プリント基板ブロック61は上下2枚のプ
リント基板61a,61bで構成され、上側のプリント
基板61aには、マイクロコンピュータよりなる信号処
理回路と、EEPROMよりなるアドレス設定部58
と、光ワイヤレス信号の送受信用のフォトダイオードP
Dおよび発光ダイオードLDと、受信確認用発光ダイオ
ードLDcと、一括制御用のスイッチSW1 ,SW2
実装されている。また、下側のプリント基板61bには
リレーRy1〜Ry4 が実装されている。
【0022】上側のプリント基板61aはネジ72にて
カバー60bの裏面に配設され、端末器ケース60の前
面すなわちカバー60bの一端側には、発光ダイオード
LD及びフォトダイオードPDに対応した開口部62a
と、確認用発光ダイオードLDcに対応した開口部62
bとが夫々設けられており、光ワイヤレス信号を送受信
する開口部62aには、不要な赤外線をカットするフィ
ルタ63が設けられている。
【0023】また、発光ダイオードLDcを開口部62
bより臨ませており、これら、開口部62b、フィルタ
63を設けたカバー60bの凹面部67に透光性の銘板
70が貼着される。銘板70にはスイッチSW1 ,SW
2の操作部を露出させる切欠部70aが形成してある。
尚、透光性でない銘板の場合には、開口部62b及びフ
ィルタ63の部分を切り欠くようにしても良い。
【0024】カバー60bの一端にはリード線75を設
けた主接点R1 ・・・の接点出力が出力される接続端子
74が4組配設されており、これら接続端子74はネジ
78で螺着された端子カバー79で覆設される。また、
カバー60bの他端には信号線が接続される信号端子7
7とが設けられている。各端子74,77は端子板と端
子ねじとで構成されている。
【0025】尚、図10との回路において、端子T1
8 と接続端子74とが対応し、信号端子77が端子T
9 ,T1 0 とが対応している。一方、端末器ケース60
のボデイ60aには、連結板あるいはDINレール取付
用アダプタが取り付けられる取付溝66が設けられてい
る。次に、本発明の要旨であるリモコンリレーについて
説明する。このリモコンリレーは上述のリモコンリレー
Ry1 ・・・に相当するものである。また、主接点R1
・・・は主接点ブロックBに、補助接点r1 ・・・は補
助接点ブロックCに相当している。
【0026】図1は全体の分解斜視図を示し、図2は平
面図を夫々示している。絶縁材からなるベース11の上
面の中央にはコイルブロックAが配置され、ベース11
より一体に突設した隔壁12の外側には主接点ブロック
Bが配置され、他方の絶縁壁12a上に補助接点ブロッ
クCが配設される。導電性の端子板13の上端部には導
電性の板バネ14の基部が固着され、端子板13はベー
ス11に穿孔した穴11aに挿通してベース11に配置
されるようになっている。板バネ14の先端の一面には
可動接点15が固着され、他面には導体板16が固着さ
れる。そして、これら可動接点15、板バネ14及び導
体板16は3層に固着されている。つまり、板バネ14
と導体板16とを可動接点15で同時にかしめて固着し
ている。
【0027】また、導体板16の下部には鉄片17が固
着してある。そして、導体板16の下部と端子板13の
中央部分との間に板バネ14と平行して可撓性の編組導
線18をスポット溶接して接続している。ベース11の
穴11bに配設される導電性の端子板19の上端部には
可動接点15と相対する固定接点20が固着され、ま
た、中央部分には略コ字型の鉄片21が設けられてい
る。
【0028】主接点ブロックBとは反対側に配置される
補助接点ブロックCは以下のように構成されている。す
なわち、絶縁壁12aの穴11cに補助端子板22の上
端部に固着した固定接点23と相対する可動接点26を
先端に固着した板バネ25の基部が挿入配置される。ま
た、補助端子板22も絶縁壁12aの穴に挿入配置され
る。
【0029】次に、主接点ブロックBと補助接点ブロッ
クCとの間のベース11の上面中央の隔壁12と絶縁壁
12aとの間に配置されるコイルブロックAについて説
明する。L型に折曲されたヨーク27の一片には四角状
の穴27aが穿設され、他片の両端部から磁極片28が
夫々対向して立設してある。略T字型の鉄心29がコイ
ル枠31の内部を挿通して、先端の突部29aがヨーク
27の穴27aに嵌合してカシメ等で固着され、鉄心2
9がヨーク27に固定される。
【0030】鉄心29の端部はコイル枠31より出てい
て、両側面を磁極面30としている。コイル枠31の外
周面にはコイル32が巻装され、コイル枠31の一方の
厚肉とした鍔部33には、コイル32の端末と接続され
る3つのコイル端子34が埋設してある。このコイル端
子34の下部はベース11の穴111に夫々挿通され
る。コイル枠31の鍔部33の上面に突台33aが形成
されており、この突台33aに回転軸35が形成してあ
る。
【0031】コイルブロックAの上方に配置される可動
ブロックDは、可動枠36、2枚のアマチュア37(3
7a,37b)及び永久磁石38等から構成されてい
る。絶縁体からなる可動枠36の一端には軸穴40が穿
設されている。この軸穴40にコイル枠31の回転軸3
5が挿通して軸支され、可動枠36が回動可能となって
いる。可動枠36の他端の下面には永久磁石38を挟持
した2枚のアマチュア37が配置され、可動枠36の一
方の側部から板バネ14を駆動する腕部41が形成され
ている。
【0032】腕部41には板バネ14の先端を位置させ
るスリット44が形成してあり、このスリット44の両
側を板バネ14を駆動する駆動部54としている。ま
た、腕部41とは反対側には突部45が一体に突設され
ていて、この突部45の下面に形成したスリットに補助
接点ブロックCの板バネ25を配置して、板バネ25を
駆動するようにしている。
【0033】上記各部材を配設したベース11には箱状
で下面開口の絶縁材からなるカバー46が覆設されるも
のであり、可動ブロックDをコイルブロックAの上に配
設した場合には、図2に示すように、主接点ブロックB
の板バネ14の先端を可動枠36のスリット44内に収
め、突部45のスリットに補助接点ブロックCの板バネ
25を収めて配置せしめている。また、鉄心29の磁極
面30と磁極片28との間に形成された一対の空隙の間
に両アマチュア37を位置させている。このように可動
ブロックDをコイルブロックAの上側に配置して有極電
磁石ブロックを形成している。
【0034】そして、コイル32の励磁、逆励磁により
アマチュア37の内側面を交互に鉄心29の磁極面30
及びヨーク27の磁極片28に吸引させて、可動枠36
を回動させ、主接点ブロックB及び補助接点ブロックC
を駆動するようにしている。ところで、リモコンリレー
はラッチングリレーであり、コイル32は2巻線であ
る。コイル32は上述のようにコイル端子34に接続さ
れているが、図1及び図2に示すように、コイル端子3
4は1本が共通端子34cで、他は主接点をオンするセ
ット端子34aと主接点をオフするリセット端子34b
である。
【0035】今、図2は非励磁状態を示し、一方のアマ
チュア37bが鉄心29の磁極面30に、他方のアマチ
ュア37aの磁極片28に永久磁石38の磁束にて夫々
吸引され、主接点ブロックBの両接点15,20は開成
状態である。また、可動枠36は反時計方向に付勢され
ているため、可動枠36の突部45のスリットにて補助
接点ブロックCの板バネ25を弾接して、両接点23,
26を開成状態としている。
【0036】そして、セット端子34aと共通端子34
cに電圧を印加すると、コイル32が励磁されて、一方
のアマチュア37aは鉄心29の磁極面30に、また、
他方のアマチュア37bは磁極片28に夫々吸引され
て、可動枠36は回転軸35を軸として時計方向に回動
し、オン状態となる。つまり、可動枠36が時計方向に
回動することで、腕部41にて主接点ブロックBの板バ
ネ14を付勢して両接点15,20を閉成し、また、突
部45のスリットにて板バネ25を駆動して、両接点2
3,26が閉成する。このオン状態で、リセット端子3
4bと共通端子34cに電圧を印加すると、図2の状態
に復帰することになる。
【0037】ここで、図3は主接点ブロックBのオフ状
態からオン状態への状態を示し、(a)から(b)のよ
うに接点15,20がオンした場合、板バネ14の先端
部が駆動部54で支持されており、駆動部54と接点部
との距離が短いため、図4に示すように板バネ14の振
幅(振動)を小さくすることができるので、図3(c)
に示すように、接点開離することがない。つまり、接点
バウンスを低減することができる。
【0038】ここで、主接点の主接点ブロックBには、
板バネ14と並列に編組導線18を接続しているため、
短絡電流のような大電流が流れた場合には、電流が板バ
ネ14と編組導線18とに分流して、板バネ14の溶断
を防止すると共に、板バネ14の発熱も低減できるの
で、可動枠36のバネ駆動部である腕部41の溶融も防
止している。
【0039】また、短絡電流が流れた場合、導体板16
及び端子板19に設けた鉄片17,21で吸引力を発生
させ、接点の電磁反発を防止するようにしている。尚、
板バネ14の電流耐量を上げるためには、板バネ14自
体の断面積を増やせば良いが、この場合、バネ荷重が大
きくなってしまい、可動ブロックDの電磁石の吸引力と
の整合が困難となってしまう。
【0040】しかし、本実施例では、断面積の小さい板
バネ14だけを押すので、従来のリレーと同様のバネ荷
重にすることができるものである。また、本実施例で
は、導体板16に編組導線18を取り付けているが、可
動接点15の裏面等に直接編組導線18を接続するよう
にしてもよい。尚、本発明の実施例では、主接点側がフ
レクシャーで、補助接点側がリフトオフタイプとなって
いるが、特にこれに限定されるものではない。また、補
助接点側は信頼性を向上させるため、接点23,26に
金メッキ等を施している。
【0041】図5及び図6は主接点ブロックBを2組設
けて、所謂両切りタイプとした実施例を示すものであ
る。すなわち、ベース11の両側に隔壁12を夫々形成
し、この隔壁12の外側に先の実施例と同じ構成からな
る主接点ブロックBを夫々配設し、更に、一方の主接点
ブロックBの外側に補助接点ブロックCを配設したもの
である。また、本実施例では補助接点ブロックCの板バ
ネ25は、ベース11に固定される補助端子板24の上
部に固着して配置している。
【0042】また、コイル枠31の鍔部33の突台33
aには略半円形の凹所48が形成してあり、この凹所4
8の中央に回転軸35が突設してある。また、可動枠3
6の一端には上記凹所48にはまるボス49が突設され
ていて、このボス49に回転軸35が挿入される軸穴4
0が穿設してある。また、両側に主接点ブロックBを配
設しているために、本実施例における可動枠36の両側
に腕部41を形成し、両腕部41に夫々形成したスリッ
ト44に、両主接点ブロックBの板バネ14の先端を配
置している。なお、腕部50の先端には補助接点ブロッ
クCの板バネ25を付勢する突起51を突設している。
【0043】
【発明の効果】本発明は上述のように、コイルブロック
のコイルの励磁等により駆動される可動ブロックと、こ
の可動ブロックにて開閉される主接点ブロックとを備
え、主接点ブロックの基部が支持された板バネの可動接
点より先端側で且つ近接して該板バネを駆動する駆動部
を可動ブロックに設けたものであるから、駆動部にて、
主接点ブロックの基部が支持された板バネの可動接点よ
り先端側で且つ近接して該板バネを駆動することによ
り、接点バウンスを生じさせず、接点の開離を防止する
ことができるものであり、このように、接点バウンスが
生じず、開閉時のバウンスによるアークの発生を防ぎ、
耐溶着性を向上させることができる効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のリレー全体の分解斜視図であ
る。
【図2】同上のリレーの平面図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】同上の他の実施例の分解斜視図である。
【図6】同上のリレーの平面図である。
【図7】本リレーを用いた遠隔制御システムの概略シス
テム図である。
【図8】図7の動作説明図である。
【図9】制御用端末器の分解斜視図である。
【図10】制御用端末器のブロック回路図である。
【図11】従来例のリレーの動作説明図である。
【図12】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
14 板バネ 15 可動接点 54 駆動部 A コイルブロック B 主接点ブロック D 可動ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルブロックのコイルの励磁等により
    駆動される可動ブロックと、この可動ブロックにて開閉
    される主接点ブロックとを備え、主接点ブロックの基部
    が支持された板バネの可動接点より先端側で且つ近接し
    て該板バネを駆動する駆動部を可動ブロックに設けたこ
    とを特徴とするリレー。
JP24395591A 1991-09-25 1991-09-25 リレー Withdrawn JPH0581992A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24395591A JPH0581992A (ja) 1991-09-25 1991-09-25 リレー

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JP24395591A JPH0581992A (ja) 1991-09-25 1991-09-25 リレー

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