JP3179808B2 - リレー - Google Patents

リレー

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JP3179808B2
JP3179808B2 JP24395691A JP24395691A JP3179808B2 JP 3179808 B2 JP3179808 B2 JP 3179808B2 JP 24395691 A JP24395691 A JP 24395691A JP 24395691 A JP24395691 A JP 24395691A JP 3179808 B2 JP3179808 B2 JP 3179808B2
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常弘 北村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リモートコントロール
用のリレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にリレーは、コイルの励磁等により
コイルを巻装した鉄心の磁極面に吸引される一対のアマ
チュアと、両アマチュア間に配置した永久磁石と、鉄心
の一端が連結したヨーク等で構成されている。そして、
ヨークの他端に対向形成した磁極片と鉄心の磁極面にア
マチュアが吸引され、接点を開閉するようになってい
る。
【0003】ここで、一対のアマチュアと、両アマチュ
ア間に永久磁石を配置し、これらを一体化している。こ
の場合、永久磁石とアマチュアの接触面の平面に接着剤
を流して、接着させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来例において、永久磁石とアマチュアの接触面の平面
に接着剤を流していたため、接合面に流れる接着剤の量
が微小であり、固着されないものが発生したり、接着剤
が永久磁石を通り抜け、磁極部(鉄心との衝突面)に付
着し、動作不良が発生していた。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、永久磁石とアマチュアとの固着性を向上させる
ことを目的としたリレーを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、外周にコイル
を巻装したコイル枠、上記コイル枠の内部に挿通されて
両端が上記コイル枠の両端より突出する鉄心、L型に折
曲されて形成され、上記コイル枠の一端面に沿うように
一片を配置して上記一片に上記コイル枠の一端より突出
する上記鉄心の一端を結合し、上記一片に対して直角に
曲げられた他片を上記コイル枠の下部に沿って配置し
て、上記コイル枠の他端側に位置する上記他片の先部に
上記コイル枠の他端より突出する上記鉄心の磁極面を挟
んで対向する一対の磁極片を一体に設けたヨークを、
備するコイルブロックと、上記コイルの励磁,逆励磁に
より上記コイル枠内に挿通された上記鉄心の磁極面に吸
引される一対のアマチュア及びこの両アマチュア間に配
置した永久磁石を一端部に設け、上記鉄心の磁極面位置
とは反対側の上記コイル枠の一端に設けた鍔部の上面に
形成している回転軸を回動自在に軸支する軸穴を他端部
に設け、上記コイル枠上に配置される可動枠とを備え
リレーにおいて、上記永久磁石の側面が当接する上記
マチュアの内面の上記永久磁石の側面の上下方向の中央
部に対応した位置で且つ上記アマチュアの両側幅方向に
接着剤を流す溝を形成したものである。
【0007】
【作用】而して、使用するヨークとしては、コ字形のヨ
ークのように両側片を、コイル枠の両側に沿うようにコ
イル枠の一端から他端にかけて配置することなく、鉄心
の磁極面に対向するように磁極片を配置することがで
き、そのためコイル枠の両側において、ヨークの側片を
配置するスペースをコイル枠の両端に亘って確保する必
要がなく、その上ヨーク形成材料がコ字型のヨークに比
べて少なくて済むものであり、しかもコイル枠の上下部
位を可動枠及びヨークの配置スペースとして利用できる
ものであり、その上アマチュア内面の溝に接着剤を流す
ことにより接着剤の量が多く、アマチュアと永久磁石と
は確実に接着することができ、また、磁極面の方へ流れ
るようとしても、接着剤が溝の部分からは流出しないた
め、動作上も問題は発生しないものである。また溝と接
着剤によって磁束が低減した場合においても永久磁石の
中央部、つまり最大磁束位置に溝が存在するため、永久
磁石とアマチュアとの磁気的結合は十分に得られて両者
が安定して結合できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、リモコンリレー自体を説明する前に、本リ
モコンリレーが用いられ、時分割多重伝送により監視制
御を行なう遠隔監視制御装置の概略構成を説明する。図
10は本発明に係るリモコンリレーを用いた遠隔監視制
御システムの概略構成を示すもので、中央制御装置1
と、固有アドレスが設定されスイッチS1 〜S 4 を監視
する複数の監視用端末器2、負荷L1 〜L4 を制御する
制御用端末器3、ワイヤレス中継用端末器7、外部イン
ターフェース端末器8およびセレクタスイッチ端末器9
とが一対の信号線4にて接続されている。
【0009】中央制御装置1から信号線4に送出される
伝送信号Vsは、図11(a)に示すように、信号送出
開始を示すスタートパルス信号ST、信号モードを示す
モードデータ信号MD、端末器2, 3, 7〜9を呼び出
す8ビットのアドレスデータを伝送するアドレスデータ
信号AD、負荷L1 〜L4 を制御する制御データを伝送
する制御データ信号CD、チェックサムデータ信号CS
および端末器2, 3,7〜9からの返送期間を設定する
返送待機信号WTよりなる複極(±24V)の時分割多
重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送され
るようになっている。
【0010】各端末器2, 3, 7〜9では、信号線4を
介して受信された伝送信号Vsのアドレスデータと自己
の固有アドレスデータとが一致したときその伝送信号V
sの制御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの返
送待機信号WTに同期して監視データ信号を電流モード
信号(信号線4間を適当な低インピーダンスを介して短
絡して送出される信号)として返送するようになってい
る。
【0011】また、中央制御装置1には、モードデータ
信号MDをダミーモードとしたダミー伝送信号を常時送
出するダミー信号送信手段と、いずれかの監視用端末器
2あるいはワイヤレス中継端末器7、外部インターフェ
ース端末器8、セレクタスイッチ端末器9から返送され
た図11(b)に示すような割り込み信号Viが受信さ
れたとき、割り込み発生端末器2, 7〜9を検出して該
端末器2, 7〜9をアクセスして監視データを返送させ
る割り込み処理手段とが設けられている。
【0012】また、中央制御装置1では、上述のように
して監視用端末器2あるいはワイヤレス中継端末器7、
外部インターフェース端末器8、セレクタスイッチ端末
器9から中央制御装置1に返送された監視データに基い
て対応する負荷L1 〜L4 を制御する制御用端末器3に
伝送する制御データを作成するとともに、その制御デー
タを信号線4を介して当該制御用端末器3に時分割多重
伝送して負荷L1 〜L 4 を制御するようになっている。
【0013】ワイヤレス中継端末器7は、光ワイヤレス
発信器X、光ワイヤレス受信器Yおよびワイヤレス用信
号線4aよりなる光ワイヤレスシステムのデータ中継を
行う端末器であり、光ワイヤレス発信器Xから発信され
た光信号を光ワイヤレス受信器Yにて受信し、受信され
たデータをワイヤレス用信号線4aを介して受信すると
ともに、このデータを中央制御装置1に転送するように
なっている。
【0014】また、外部インターフェース端末器8は、
外部制御装置8aとの間でデータ伝送を行う端末器であ
り、セレクタスイッチ端末器9は、多数の負荷を集中制
御する端末器である。なお、分電盤6あるいはリレー制
御盤6a内に配設される監視用端末器2および制御用端
末器3は、分電盤協約寸法となっており、その制御出力
によって負荷制御用のリモコンリレー(手元スイッチに
よってもオン、オフできるようにしたラッチングリレ
ー)5が制御されるようになっている。
【0015】次に、制御用端末器3に用いられるリモコ
ンリレーについて説明する。図12は制御用端末器3の
分解斜視図を示し、図13はブロック図を示している。
ここで、リモコンリレーはRy1 〜Ry4 で表してい
る。伝送モジュール59は、マイクロコンピュータより
なる信号処理回路、EEPROMにて形成されるアドレ
ス設定部58、フォトダイオードPD、発光ダイオード
LD等で構成されている。
【0016】また、図13に示すように、伝送モジュー
ル59の4組の出力側は夫々セット巻線S及びリセット
巻線Rを有する2巻線ラッチングリレーであるリモコン
リレーRy1 〜Ry4 が接続してある。各リレーRy1
〜Ry4 には主接点R1 〜R 4 と補助接点r1 〜r4
有し、主接点R1 ・・・間に負荷が接続され、補助接点
1 ・・・の接点出力は伝送モジュール59の信号処理
回路に入力されて、監視信号として中央制御装置へ返送
されるようになっている。
【0017】通常は中央制御装置から伝送される制御デ
ータに基づいて任意のリレーRy1 ・・・が駆動され
て、主接点R1 ・・・に接続されている負荷をオンオフ
制御するようになっているが、本実施例では、中央制御
装置によらず、制御用端末器側で、リレーRy1 ・・・
を直接に一括してオンまたはオフ制御して、負荷をオン
またはオフさせるスイッチSW1 ,SW2 を設けてい
る。スイッチSW1 はリレーRy1 ・・・を一括してオ
ンさせるスイッチであり、スイッチSW2 はリレーRy
1 ・・・を一括してオフさせるスイッチである。
【0018】いま、信号線4を介して伝送される伝送信
号Vsは、伝送モジュール59の信号処理回路に入力さ
れており、アドレス設定部58に設定されている固有ア
ドレスデータと受信された伝送信号Vsのアドレスデー
タとの一致を判定し、アドレス一致時に続いて伝送され
る制御データ(実施例では、調光用制御データ)を取り
込んで、指定された負荷に対応したリレーRy1 ・・・
を制御する。
【0019】ここで、リレーRy1 ・・・は、伝送モジ
ュール59から出力される信号により、リレーRy1
リセット巻線Rまたはセット巻線Sを励磁して主接点R
1 をオフまたはオン制御する。この主接点R1 のオンオ
フにより負荷をオンあるいはオフ制御される。この負荷
の状態は、リレーRy1 の補助接点r1 の接点出力が伝
送モジュール59に入力され、負荷の動作状態を示す監
視信号として作成される。返送されるこの監視データを
電流モード信号(信号線4間に低抵抗値の抵抗Rを挿
入)として中央制御装置1に返送する返送信号VB が信
号線4に送出されるようになっている。
【0020】一方、アドレス設定部58を構成するEE
PROMへのデータの書き込みは、伝送モジュール59
の信号処理回路により行われるようになっている。図1
2に示すように、端末器ケース60は、分電盤協約寸法
の2個モジュール寸法に形成されており、端末器ケース
60はボデイ60aとカバー60bとで構成され、ボデ
イ60aとカバー60bとは固定ネジ73により組立結
合される。
【0021】プリント基板ブロック61は上下2枚のプ
リント基板61a,61bで構成され、上側のプリント
基板61aには、マイクロコンピュータよりなる信号処
理回路と、EEPROMよりなるアドレス設定部58
と、光ワイヤレス信号の送受信用のフォトダイオードP
Dおよび発光ダイオードLDと、受信確認用発光ダイオ
ードLDcと、一括制御用のスイッチSW1 ,SW2
実装されている。また、下側のプリント基板61bには
リレーRy1〜Ry4 が実装されている。
【0022】上側のプリント基板61aはネジ72にて
カバー60bの裏面に配設され、端末器ケース60の前
面すなわちカバー60bの一端側には、発光ダイオード
LD及びフォトダイオードPDに対応した開口部62a
と、確認用発光ダイオードLDcに対応した開口部62
bとが夫々設けられており、光ワイヤレス信号を送受信
する開口部62aには、不要な赤外線をカットするフィ
ルタ63が設けられている。
【0023】また、発光ダイオードLDcを開口部62
bより臨ませており、これら、開口部62b、フィルタ
63を設けたカバー60bの凹面部67に透光性の銘板
70が貼着される。銘板70にはスイッチSW1 ,SW
2の操作部を露出させる切欠部70aが形成してある。
尚、透光性でない銘板の場合には、開口部62b及びフ
ィルタ63の部分を切り欠くようにしても良い。
【0024】カバー60bの一端にはリード線75を設
けた主接点R1 ・・・の接点出力が出力される接続端子
74が4組配設されており、これら接続端子74はネジ
78で螺着された端子カバー79で覆設される。また、
カバー60bの他端には信号線が接続される信号端子7
7とが設けられている。各端子74,77は端子板と端
子ねじとで構成されている。
【0025】尚、図13との回路において、端子T1
8 と接続端子74とが対応し、信号端子77が端子T
9 ,T1 0 とが対応している。一方、端末器ケース60
のボデイ60aには、連結板あるいはDINレール取付
用アダプタが取り付けられる取付溝66が設けられてい
る。次に、本発明の要旨であるリモコンリレーについて
説明する。このリモコンリレーは上述のリモコンリレー
Ry1 ・・・に相当するものである。また、主接点R1
・・・は主接点ブロックBに、補助接点r1 ・・・は補
助接点ブロックCに相当している。
【0026】図4は全体の分解斜視図を示し、図5は斜
視図を、図6は平面図を夫々示している。絶縁材からな
るベース11の上面の中央にはコイルブロックAが配置
され、ベース11より一体に突設した隔壁12の外側に
は主接点ブロックBが配置され、他方の絶縁壁12a上
に補助接点ブロックCが配設される。導電性の端子板1
3の上端部には導電性の板バネ14の基部が固着され、
端子板13はベース11に穿孔した穴11aに挿通して
ベース11に配置されるようになっている。板バネ14
の先端の一面には可動接点15が固着され、他面には導
体板16が固着される。そして、これら可動接点15、
板バネ14及び導体板16は3層に固着されている。つ
まり、板バネ14と導体板16とを可動接点15で同時
にかしめて固着している。
【0027】また、導体板16の下部には鉄片17が固
着してある。そして、導体板16の下部と端子板13の
中央部分との間に板バネ14と平行して可撓性の編組導
線18をスポット溶接して接続している。ベース11の
穴11bに配設される導電性の端子板19の上端部には
可動接点15と相対する固定接点20が固着され、ま
た、中央部分には略コ字型の鉄片21が設けられてい
る。
【0028】主接点ブロックBとは反対側に配置される
補助接点ブロックCは以下のように構成されている。す
なわち、絶縁壁12aの穴11cに補助端子板22の上
端部に固着した固定接点23と相対する可動接点26を
先端に固着した板バネ25の基部が挿入配置される。ま
た、補助端子板22も絶縁壁12aの穴に挿入配置され
る。
【0029】次に、主接点ブロックBと補助接点ブロッ
クCとの間のベース11の上面中央の隔壁12と絶縁壁
12aとの間に配置されるコイルブロックAについて説
明する。L型に折曲されたヨーク27の一片には四角状
の穴27aが穿設され、他片の先部の幅方向の両端部か
ら磁極片28が夫々対向して立設してある。略T字型の
鉄心29がコイル枠31の内部を挿通して、コイル枠3
1の一端より突出する鉄心29の一端の突部29aがヨ
ーク27の一片に設けた穴27aに嵌合してカシメ等で
固着され、鉄心29がヨーク27に固定される。
【0030】鉄心29の他端はコイル枠31の他端より
出ていて、両側面を磁極面30としている。コイル枠3
1の外周面にはコイル32が巻装され、コイル枠31の
一方の厚肉とした鍔部33には、コイル32の端末と接
続される3つのコイル端子34が埋設してある。このコ
イル端子34の下部はベース11の穴111に夫々挿通
される。コイル枠31の一端側の鍔部33の上面に突台
33aが形成されており、この突台33aに回転軸35
が形成してある。
【0031】コイルブロックAの上方に配置される可動
ブロックDは、可動枠36、2枚のアマチュア37(3
7a,37b)及び永久磁石38等から構成されてい
る。絶縁体からなる可動枠36の一端には軸穴40が穿
設されている。この軸穴40にコイル枠31の回転軸3
5が挿通して軸支され、可動枠36が回動可能となって
いる。可動枠36の他端の下面には永久磁石38を挟持
した2枚のアマチュア37が配置され、可動枠36の一
方の側部から板バネ14を駆動する腕部41が形成され
ている。
【0032】次に、本発明の要旨について詳述する。図
1に示すように、一対のアマチュア37と、両アマチュ
ア37の間に介挿させる永久磁石38とを一体化するの
に接着剤を用いる。そこで、アマチュア37の端面と内
側面にかけて溝53を形成し、この溝53に接着剤を流
すようにしている。図2は溝53に接着剤54を流し
て、永久磁石38の側面にアマチュア37を接着させた
状態を示している。また、溝53に接着剤54を流すた
めに、接着剤54の量が多く、永久磁石38とアマチュ
ア37とを確実に接着することができ、接着剤54が磁
極面側に流れようとしても、接着剤54は溝53から流
出せず、動作上問題は発生しないものである。ここで溝
53は図2に示すように永久磁石38の側面が当接する
アマチュア37の内面の上記永久磁石38の側面の上下
方向の中央部に対応した位置で上記且つアマチュア37
の左右幅方向に形成している。
【0033】カードを構成する腕部41は、下面開口の
スリット44が形成してあり、このスリット44に板バ
ネ14を配設している。このスリット44は下面及び側
方が開口しており、板バネ14を容易にスリット44に
配置できるようになっている。また、腕部41とは反対
側には突部45が一体に突設されていて、この突部45
の下面に形成したスリットに補助接点ブロックCの板バ
ネ25を配置して、板バネ25を駆動するようにしてい
る。
【0034】上記各部材を配設したベース11には箱状
で下面開口の絶縁材からなるカバー46が覆設されるも
のであり、可動ブロックDをコイルブロックAの上に配
設した場合には、図6に示すように、主接点ブロックB
の板バネ14を可動枠36のスリット44内に収め、突
部45のスリットに補助接点ブロックCの板バネ25を
収めて配置せしめている。また、鉄心29の磁極面30
と磁極片28との間に形成された一対の空隙の間に両ア
マチュア37を位置させている。このように可動ブロッ
クDをコイルブロックAの上側に配置して有極電磁石ブ
ロックを形成している。
【0035】そして、コイル32の励磁、逆励磁により
アマチュア37の内側面を交互に鉄心29の磁極面30
及びヨーク27の磁極片28に吸引させて、可動枠36
を回動させ、主接点ブロックB及び補助接点ブロックC
を駆動するようにしている。ところで、リモコンリレー
はラッチングリレーであり、コイル32は2巻線であ
る。コイル32は上述のようにコイル端子34に接続さ
れているが、図4及び図6に示すように、コイル端子3
4は1本が共通端子34cで、他は主接点をオンするセ
ット端子34aと主接点をオフするリセット端子34b
である。
【0036】今、図6は非励磁状態を示し、一方のアマ
チュア37bが鉄心29の磁極面30に、他方のアマチ
ュア37aの磁極片28に永久磁石38の磁束にて夫々
吸引され、主接点ブロックBの両接点15,20は開成
状態である。また、可動枠36は反時計方向に付勢され
ているため、可動枠36の突部45のスリットにて補助
接点ブロックCの板バネ25を弾接して、両接点23,
26を開成状態としている。
【0037】そして、セット端子34aと共通端子34
cに電圧を印加すると、コイル32が励磁されて、一方
のアマチュア37aは鉄心29の磁極面30に、また、
他方のアマチュア37bは磁極片28に夫々吸引され
て、可動枠36は回転軸35を軸として時計方向に回動
し、オン状態となる。つまり、可動枠36が時計方向に
回動することで、腕部41にて主接点ブロックBの板バ
ネ14を付勢して両接点15,20を閉成し、また、突
部45のスリットにて板バネ25を駆動して、両接点2
3,26が閉成する。このオン状態で、リセット端子3
4bと共通端子34cに電圧を印加すると、図6の状態
に復帰することになる。
【0038】ここで、主接点の主接点ブロックBには、
板バネ14と並列に編組導線18を接続しているため、
短絡電流のような大電流が流れた場合には、電流が板バ
ネ14と編組導線18とに分流して、板バネ14の溶断
を防止すると共に、板バネ14の発熱も低減できるの
で、可動枠36のバネ駆動部である腕部41の溶融も防
止している。
【0039】また、短絡電流が流れた場合、導体板16
及び端子板19に設けた鉄片17,21で吸引力を発生
させ、接点の電磁反発を防止するようにしている。尚、
板バネ14の電流耐量を上げるためには、板バネ14自
体の断面積を増やせば良いが、この場合、バネ荷重が大
きくなってしまい、可動ブロックDの電磁石の吸引力と
の整合が困難となってしまう。
【0040】しかし、本実施例では、断面積の小さい板
バネ14だけを押すので、従来のリレーと同様のバネ荷
重にすることができるものである。また、本実施例で
は、導体板16に編組導線18を取り付けているが、可
動接点15の裏面等に直接編組導線18を接続するよう
にしてもよい。尚、本発明の実施例では、主接点側がフ
レクシャーで、補助接点側がリフトオフタイプとなって
いるが、特にこれに限定されるものではない。また、補
助接点側は信頼性を向上させるため、接点23,26に
金メッキ等を施している。
【0041】図7〜図9は主接点ブロックBを2組設け
て、所謂両切りタイプとした実施例を示すものである。
すなわち、ベース11の両側に隔壁12を夫々形成し、
この隔壁12の外側に先の実施例と同じ構成からなる主
接点ブロックBを夫々配設し、更に、一方の主接点ブロ
ックBの外側に補助接点ブロックCを配設したものであ
る。また、本実施例では補助接点ブロックCの板バネ2
5は、ベース11に固定される補助端子板24の上部に
固着して配置している。
【0042】また、コイル枠31の鍔部33の突台33
aには略半円形の凹所48が形成してあり、この凹所4
8の中央に回転軸35が突設してある。また、可動枠3
6の一端には上記凹所48にはまるボス49が突設され
ていて、このボス49に回転軸35が挿入される軸穴4
0が穿設してある。また、両側に主接点ブロックBを配
設しているために、本実施例における可動枠36の両側
に腕部41,50を形成し、両腕部41,50に夫々形
成した突部42,43間のスリット44に、両主接点ブ
ロックBの板バネ14を配置している。更に、腕部50
の先端には補助接点ブロックCの板バネ25を付勢する
突起51を突設している。
【0043】
【発明の効果】本発明は上述のように、外周にコイルを
巻装したコイル枠、上記コイル枠の内部に挿通されて両
端が上記コイル枠の両端より突出する鉄心、L型に折曲
されて形成され、上記コイル枠の一端面に沿うように一
片を配置して上記一片に上記コイル枠の一端より突出す
る上記鉄心の一端を結合し、上記一片に対して直角に曲
げられた他片を上記コイル枠の下部に沿って配置して、
上記コイル枠の他端側に位置する上記他片の先部に上記
コイル枠の他端より突出する上記鉄心の磁極面を挟んで
対向する一対の磁極片を一体に設けたヨークを、具備す
るコイルブロックと、上記コイルの励磁,逆励磁により
上記コイル枠内に挿通された上記鉄心の磁極面に吸引さ
れる一対のアマチュア及びこの両アマチュア間に配置し
た永久磁石を一端部に設け、上記鉄心の磁極面位置とは
反対側の上記コイル枠の一端に設けた鍔部の上面に形成
している回転軸を回動自在に軸支する軸穴を他端部に設
け、上記コイル枠上に配置される可動枠とを備えたリレ
ーであるので、使用するヨークとしては、コ字形のヨー
クのように両側片を、コイル枠の両側に沿うようにコイ
ル枠の一端から他端にかけて配置することなく、鉄心の
磁極面に対向するように磁極片を配置することができ、
そのためコイル枠の両側において、ヨークの側片を配置
するスペースをコイル枠の両端に亘って確保する必要が
なく、その上ヨーク形成材料をコ字型のヨークに比べて
少なくて済むものであり、しかもコイル枠の上下部位を
可動枠及びヨークの配置スペースとして利用できるとい
う効果がある。その上、上記永久磁石の側面が当接する
上記アマチュアの内面の上記永久磁石の側面の上下方向
の中央部に対応した位置で且つ上記アマチュアの両側幅
方向に接着剤を流す溝を形成したものであるから溝に接
着剤を流すことにより接着剤の量が多く、アマチュアと
永久磁石とは確実に接着することができ、また、磁極面
の方へ流れるようとしても、接着剤溝の部分からは流
出しないため、動作上も問題は発生せず、しかも溝と接
着剤によって磁束が低減した場合においても永久磁石の
中央部、つまり最大磁束位置に溝が存在するため、永久
磁石とアマチュアとの磁気的結合は十分に得られて両者
が安定して結合できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部分解斜視図である。
【図2】同上のアマチュアと永久磁石とを接着した状態
を示す正面図である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】同上のリレー全体の分解斜視図である。
【図5】同上のリレー全体の斜視図である。
【図6】同上のリレーの平面図である。
【図7】同上の他の実施例の分解斜視図である。
【図8】同上のリレーの全体の斜視図である。
【図9】同上のリレーの平面図である。
【図10】本リレーを用いた遠隔制御システムの概略シ
ステム図である。
【図11】図10の動作説明図である。
【図12】制御用端末器の分解斜視図である。
【図13】制御用端末器のブロック回路図である。
【符号の説明】
27 ヨーク 28 磁極片 29 鉄心 30 磁極面 32 コイル 37 アマチュア 38 永久磁石 53 溝 54 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−66816(JP,A) 実開 昭63−58444(JP,U) 実開 昭63−128653(JP,U) 実開 平1−155243(JP,U) 実開 昭63−85845(JP,U) 実開 平1−152434(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 45/00 - 51/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周にコイルを巻装したコイル枠、上記
    イル枠の内部に挿通されて両端が上記コイル枠の両端よ
    り突出する鉄心、L型に折曲されて形成され、上記コイ
    ル枠の一端面に沿うように一片を配置して上記一片に上
    記コイル枠の一端より突出する上記鉄心の一端を結合
    し、上記一片に対して直角に曲げられた他片を上記コイ
    ル枠の下部に沿って配置して、上記コイル枠の他端側に
    位置する上記他片の先部に上記コイル枠の他端より突出
    する上記鉄心の磁極面を挟んで対向する一対の磁極片を
    一体に設けたヨークを、具備するコイルブロックと、
    コイルの励磁,逆励磁により上記コイル枠内に挿通さ
    れた上記鉄心の磁極面に吸引される一対のアマチュア及
    この両アマチュア間に配置した永久磁石を一端部に設
    け、上記鉄心の磁極面位置とは反対側の上記コイル枠
    一端に設けた鍔部の上面に形成している回転軸を回動自
    在に軸支する軸穴を他端部に設け、上記コイル枠上に配
    置される可動枠とを備えたリレーにおいて、上記永久磁
    石の側面が当接する上記アマチュアの内面の上記永久磁
    石の側面の上下方向の中央部に対応した位置で且つ上記
    アマチュアの両側幅方向に接着剤を流す溝を形成したこ
    とを特徴とするリレー。
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