JPH06260072A - リレー - Google Patents

リレー

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Publication number
JPH06260072A
JPH06260072A JP21405091A JP21405091A JPH06260072A JP H06260072 A JPH06260072 A JP H06260072A JP 21405091 A JP21405091 A JP 21405091A JP 21405091 A JP21405091 A JP 21405091A JP H06260072 A JPH06260072 A JP H06260072A
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JP
Japan
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magnetic pole
pole piece
armature
terminal
relay
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Withdrawn
Application number
JP21405091A
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English (en)
Inventor
Tsunehiro Kitamura
常弘 北村
Yoichi Yokoyama
洋一 横山
Takatoshi Honjiyou
崇俊 本庄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP21405091A priority Critical patent/JPH06260072A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主接点ブロックと補助接点ブロックのアンバ
ランスなバネ負荷と整合を容易にし、安定した動作を得
る。 【構成】 ヨーク27の端部に磁極片28,28aを対
向して立設する。磁極片28aは、吸引力特性のアンバ
ランス化を図るために、磁極片28より幅を狭く形成す
る。可動ブロックのアマチュア37bは他方のアマチュ
ア37aより幅を狭く形成する。アマチュア37aとヨ
ーク27の磁極片28とは略全体的に対向している。吸
引力特性をアンバランス化しても電磁石全体の吸引力中
心位置を変化させないため、アマチュア37bと磁極片
28aとは非対向としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リモートコントロール
用のリレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のリレーを図13に示す。
ベース11の両側には主接点ブロックBと補助接点ブロ
ックCが配設され、中央にはヨーク27′、鉄心2
9′、コイル32を巻装したコイル枠31等からなるコ
イルブロックAが配設されている。また、コイルブロッ
クAには可動枠36、アマチュア37、永久磁石38か
らなる可動ブロックDが回動自在に配置されている。
尚、ベース11にはカバー46が覆設される。
【0003】ここで、コイル枠31の鍔部33には回転
軸35が突設されており、この回転軸35に軸支する軸
穴40が可動枠36の端部に形成してある。可動枠36
の軸穴40にコイル枠31の回転軸35を挿入すること
で、回転軸35を軸として可動枠36が回動自在となる
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図14は上記の構成に
おける鉄心29′とアマチュア37間の吸引力の関係を
示す場合の説明図を示している。そして、従来のヨーク
27′の端部に形成した磁極片28は同じ大きさで対向
して形成しており、吸引力がアンバランスではなくバラ
ンスがとれた状態となっている。尚、主接点ブロックB
の板バネ14が可動枠36にて駆動される。
【0005】アマチュア37は可動枠36に配置されて
いて、アマチュア37が鉄心29′の磁極面30、ヨー
ク27′の磁極片28に吸引されることで、可動枠36
が板バネ14を駆動して接点を開閉する。ここで、アマ
チュア37、鉄心29′、ヨーク27′の磁極片28と
の配置構成は図14に示すように構成され、磁極片28
とアマチュア37とは対向し、また、鉄心29′と磁極
片28も対向している。図14に示すように、上側に鉄
心29′とアマチュア37間の吸引力の中心(図中のロ
の線)があり、下側にヨーク27′の磁極片28とアマ
チュア37間の吸引力の中心がある(図中のハの線)。
【0006】従って、中央に電磁石全体の吸引力の中心
(図中のイの線)が存在する。この電磁石全体の吸引力
中心と可動枠36の軸(軸穴40と回転軸35との軸支
部分)との間の線上の板バネ14を駆動する点がバネ駆
動ポイントPである。かかる場合、つまり、吸引力がア
ンバランスでない場合は、ほぼアマチュア37の中心付
近に電磁石の中心位置があるため、可動枠36を水平駆
動するための負荷の釣り合いから、バネ駆動ポイントP
が上部にある。
【0007】図15は主接点ブロックと補助接点ブロッ
クのアンバランスなバネ負荷と整合を容易にすべく吸引
力をアンバランス化した場合を示し、吸引力をアンバラ
ンス化するために、ヨーク27′の一方の磁極片28を
短くして短片28aとしたものである。このようにして
短片28aを形成すると、電磁石中心位置(図中のイの
線が下部へ移動し、それに伴ってバネ駆動ポイントPが
下部に移動してしまうという問題がある。
【0008】このバネ駆動ポイントPが下部に移動する
と、安定した動作が得られないという問題があった。本
発明は上述の点に鑑みて提供したものであって、主接点
ブロックと補助接点ブロックのアンバランスなバネ負荷
と整合を容易にすると共に、安定した動作を得ることを
目的としたリレーを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルの励
磁,非励磁によりコイルを巻装した鉄心の磁極面に吸引
される一対のアマチュアと、鉄心の一端が連結したヨー
クとを備え、ヨークの他端に対向形成した磁極片と鉄心
の磁極面にアマチュアが吸引され、主接点ブロック及び
補助接点ブロックの接点を開閉するリレーにおいて、ヨ
ークの他端に対向して形成した一対の磁極片の一方を他
方より幅を狭く形成し、上記一対のアマチュアの一方を
他方より幅を狭く形成し、該幅の狭い磁極片と幅の狭い
アマチュアとを非対向としたものである。
【0010】
【作用】而して、ヨークの他端に対向して形成した一対
の磁極片の一方を他方より幅を狭く形成して吸引力をア
ンバランスとし、主接点ブロックと補助接点ブロックの
アンバランスなバネ負荷と整合を容易にし、また、吸引
力特性をアンバランスにしても、一対のアマチュアの一
方を他方より幅を狭く形成し、該幅の狭い磁極片と幅の
狭いアマチュアとを非対向として、ヨークの磁極片とア
マチュア間に働く吸引力の中心位置は移動しないもので
あり、そのため、電磁石全体の吸引力中心位置も変化し
ないため、安定した動作を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、リモコンリレー自体を説明する前に、本リ
モコンリレーが用いられ、時分割多重伝送により監視制
御を行なう遠隔監視制御装置の概略構成を説明する。図
9は本発明に係るリモコンリレーを用いた遠隔監視制御
システムの概略構成を示すもので、中央制御装置1と、
固有アドレスが設定されスイッチS1 〜S4を監視する
複数の監視用端末器2、負荷L1 〜L4 を制御する制御
用端末器3、ワイヤレス中継用端末器7、外部インター
フェース端末器8およびセレクタスイッチ端末器9とが
一対の信号線4にて接続されている。
【0012】中央制御装置1から信号線4に送出される
伝送信号Vsは、図10(a)に示すように、信号送出
開始を示すスタートパルス信号ST、信号モードを示す
モードデータ信号MD、端末器2, 3, 7〜9を呼び出
す8ビットのアドレスデータを伝送するアドレスデータ
信号AD、負荷L1 〜L4 を制御する制御データを伝送
する制御データ信号CD、チェックサムデータ信号CS
および端末器2, 3,7〜9からの返送期間を設定する
返送待機信号WTよりなる複極(±24V)の時分割多
重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送され
るようになっている。
【0013】各端末器2, 3, 7〜9では、信号線4を
介して受信された伝送信号Vsのアドレスデータと自己
の固有アドレスデータとが一致したときその伝送信号V
sの制御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの返
送待機信号WTに同期して監視データ信号を電流モード
信号(信号線4間を適当な低インピーダンスを介して短
絡して送出される信号)として返送するようになってい
る。
【0014】また、中央制御装置1には、モードデータ
信号MDをダミーモードとしたダミー伝送信号を常時送
出するダミー信号送信手段と、いずれかの監視用端末器
2あるいはワイヤレス中継端末器7、外部インターフェ
ース端末器8、セレクタスイッチ端末器9から返送され
た図10(b)に示すような割り込み信号Viが受信さ
れたとき、割り込み発生端末器2, 7〜9を検出して該
端末器2, 7〜9をアクセスして監視データを返送させ
る割り込み処理手段とが設けられている。
【0015】また、中央制御装置1では、上述のように
して監視用端末器2あるいはワイヤレス中継端末器7、
外部インターフェース端末器8、セレクタスイッチ端末
器9から中央制御装置1に返送された監視データに基い
て対応する負荷L1 〜L4 を制御する制御用端末器3に
伝送する制御データを作成するとともに、その制御デー
タを信号線4を介して当該制御用端末器3に時分割多重
伝送して負荷L1 〜L 4 を制御するようになっている。
【0016】ワイヤレス中継端末器7は、光ワイヤレス
発信器X、光ワイヤレス受信器Yおよびワイヤレス用信
号線4aよりなる光ワイヤレスシステムのデータ中継を
行う端末器であり、光ワイヤレス発信器Xから発信され
た光信号を光ワイヤレス受信器Yにて受信し、受信され
たデータをワイヤレス用信号線4aを介して受信すると
ともに、このデータを中央制御装置1に転送するように
なっている。
【0017】また、外部インターフェース端末器8は、
外部制御装置8aとの間でデータ伝送を行う端末器であ
り、セレクタスイッチ端末器9は、多数の負荷を集中制
御する端末器である。なお、分電盤6あるいはリレー制
御盤6a内に配設される監視用端末器2および制御用端
末器3は、分電盤協約寸法となっており、その制御出力
によって負荷制御用のリモコンリレー(手元スイッチに
よってもオン、オフできるようにしたラッチングリレ
ー)5が制御されるようになっている。
【0018】次に、制御用端末器3に用いられるリモコ
ンリレーについて説明する。図11は制御用端末器3の
分解斜視図を示し、図12はブロック図を示している。
ここで、リモコンリレーはRy1 〜Ry4 で表してい
る。伝送モジュール59は、マイクロコンピュータより
なる信号処理回路、EEPROMにて形成されるアドレ
ス設定部58、フォトダイオードPD、発光ダイオード
LD等で構成されている。
【0019】また、図12に示すように、伝送モジュー
ル59の4組の出力側は夫々セット巻線S及びリセット
巻線Rを有する2巻線ラッチングリレーであるリモコン
リレーRy1 〜Ry4 が接続してある。各リレーRy1
〜Ry4 には主接点R1 〜R 4 と補助接点r1 〜r4
有し、主接点R1 ・・・間に負荷が接続され、補助接点
1 ・・・の接点出力は伝送モジュール59の信号処理
回路に入力されて、監視信号として中央制御装置へ返送
されるようになっている。
【0020】通常は中央制御装置から伝送される制御デ
ータに基づいて任意のリレーRy1・・・が駆動され
て、主接点R1 ・・・に接続されている負荷をオンオフ
制御するようになっているが、本実施例では、中央制御
装置によらず、制御用端末器側で、リレーRy1 ・・・
を直接に一括してオンまたはオフ制御して、負荷をオン
またはオフさせるスイッチSW1 ,SW2 を設けてい
る。スイッチSW1 はリレーRy1 ・・・を一括してオ
ンさせるスイッチであり、スイッチSW2 はリレーRy
1 ・・・を一括してオフさせるスイッチである。
【0021】いま、信号線4を介して伝送される伝送信
号Vsは、伝送モジュール59の信号処理回路に入力さ
れており、アドレス設定部58に設定されている固有ア
ドレスデータと受信された伝送信号Vsのアドレスデー
タとの一致を判定し、アドレス一致時に続いて伝送され
る制御データ(実施例では、調光用制御データ)を取り
込んで、指定された負荷に対応したリレーRy1 ・・・
を制御する。
【0022】ここで、リレーRy1 ・・・は、伝送モジ
ュール59から出力される信号により、リレーRy1
リセット巻線Rまたはセット巻線Sを励磁して主接点R
1 をオフまたはオン制御する。この主接点R1 のオンオ
フにより負荷をオンあるいはオフ制御される。この負荷
の状態は、リレーRy1 の補助接点r1 の接点出力が伝
送モジュール59に入力され、負荷の動作状態を示す監
視信号として作成される。返送されるこの監視データを
電流モード信号(信号線4間に低抵抗値の抵抗Rを挿
入)として中央制御装置1に返送する返送信号VB が信
号線4に送出されるようになっている。
【0023】一方、アドレス設定部58を構成するEE
PROMへのデータの書き込みは、伝送モジュール59
の信号処理回路により行われるようになっている。図1
1に示すように、端末器ケース60は、分電盤協約寸法
の2個モジュール寸法に形成されており、端末器ケース
60はボデイ60aとカバー60bとで構成され、ボデ
イ60aとカバー60bとは固定ネジ73により組立結
合される。
【0024】プリント基板ブロック61は上下2枚のプ
リント基板61a,61bで構成され、上側のプリント
基板61aには、マイクロコンピュータよりなる信号処
理回路と、EEPROMよりなるアドレス設定部58
と、光ワイヤレス信号の送受信用のフォトダイオードP
Dおよび発光ダイオードLDと、受信確認用発光ダイオ
ードLDcと、一括制御用のスイッチSW1 ,SW2
実装されている。また、下側のプリント基板61bには
リレーRy1 〜Ry4 が実装されている。
【0025】上側のプリント基板61aはネジ72にて
カバー60bの裏面に配設され、端末器ケース60の前
面すなわちカバー60bの一端側には、発光ダイオード
LD及びフォトダイオードPDに対応した開口部62a
と、確認用発光ダイオードLDcに対応した開口部62
bとが夫々設けられており、光ワイヤレス信号を送受信
する開口部62aには、不要な赤外線をカットするフィ
ルタ63が設けられている。
【0026】また、発光ダイオードLDcを開口部62
bより臨ませており、これら、開口部62b、フィルタ
63を設けたカバー60bの凹面部67に透光性の銘板
70が貼着される。銘板70にはスイッチSW1 ,SW
2 の操作部を露出させる切欠部70aが形成してある。
尚、透光性でない銘板の場合には、開口部62b及びフ
ィルタ63の部分を切り欠くようにしても良い。
【0027】カバー60bの一端にはリード線75を設
けた主接点R1 ・・・の接点出力が出力される接続端子
74が4組配設されており、これら接続端子74はネジ
78で螺着された端子カバー79で覆設される。また、
カバー60bの他端には信号線が接続される信号端子7
7とが設けられている。各端子74,77は端子板と端
子ねじとで構成されている。
【0028】尚、図12との回路において、端子T1
8 と接続端子74とが対応し、信号端子77が端子T
9 ,T1 0 とが対応している。一方、端末器ケース60
のボデイ60aには、連結板あるいはDINレール取付
用アダプタが取り付けられる取付溝66が設けられてい
る。次に、本発明の要旨であるリモコンリレーについて
説明する。このリモコンリレーは上述のリモコンリレー
Ry1 ・・・に相当するものである。また、主接点R1
・・・は主接点ブロックBに、補助接点r1 ・・・は補
助接点ブロックCに相当している。
【0029】図3は全体の分解斜視図を示し、図4は斜
視図を、図5は平面図を夫々示している。絶縁材からな
るベース11の上面の中央にはコイルブロックAが配置
され、ベース11より一体に突設した隔壁12の外側に
は主接点ブロックBが配置され、他方の絶縁壁12a上
に補助接点ブロックCが配設される。導電性の端子板1
3の上端部には導電性の板バネ14の基部が固着され、
端子板13はベース11に穿孔した穴11aに挿通して
ベース11に配置されるようになっている。板バネ14
の先端の一面には可動接点15が固着され、他面には導
体板16が固着される。そして、これら可動接点15、
板バネ14及び導体板16は3層に固着されている。つ
まり、板バネ14と導体板16とを可動接点15で同時
にかしめて固着している。
【0030】また、導体板16の下部には鉄片17が固
着してある。そして、導体板16の下部と端子板13の
中央部分との間に板バネ14と平行して可撓性の編組導
線18をスポット溶接して接続している。ベース11の
穴11bに配設される導電性の端子板19の上端部には
可動接点15と相対する固定接点20が固着され、ま
た、中央部分には略コ字型の鉄片21が設けられてい
る。
【0031】主接点ブロックBとは反対側に配置される
補助接点ブロックCは以下のように構成されている。す
なわち、絶縁壁12aの穴11cに補助端子板22の上
端部に固着した固定接点23と相対する可動接点26を
先端に固着した板バネ25の基部が挿入配置される。ま
た、補助端子板22も絶縁壁12aの穴に挿入配置され
る。
【0032】次に、主接点ブロックBと補助接点ブロッ
クCとの間のベース11の上面中央の隔壁12と絶縁壁
12aとの間に配置されるコイルブロックAについて説
明する。L型に折曲されたヨーク27の一片には四角状
の穴27aが穿設され、他片の両端部から磁極片28,
28aが夫々対向して立設してある。ここで、磁極片2
8aは、吸引力特性のアンバランス化を図るために、磁
極片28より幅を狭く形成している。
【0033】略T字型の鉄心29がコイル枠31の内部
を挿通して、先端の突部29aがヨーク27の穴27a
に嵌合してカシメ等で固着され、鉄心29がヨーク27
に固定される。鉄心29の端部はコイル枠31より出て
いて、両側面を磁極面30としている。コイル枠31の
外周面にはコイル32が巻装され、コイル枠31の一方
の厚肉とした鍔部33には、コイル32の端末と接続さ
れる3つのコイル端子34が埋設してある。このコイル
端子34の下部はベース11の穴111 に夫々挿通され
る。コイル枠31の鍔部33の上面に突台33aが形成
されており、この突台33aに回転軸35が形成してあ
る。
【0034】コイルブロックAの上方に配置される可動
ブロックDは、可動枠36、2枚のアマチュア37(3
7a,37b)及び永久磁石38等から構成されてい
る。ここで、アマチュア37bは他方のアマチュア37
aより幅を狭く形成している。また、絶縁体からなる可
動枠36の一端には軸穴40が穿設されている。この軸
穴40にコイル枠31の回転軸35が挿通して軸支さ
れ、可動枠36が回動可能となっている。可動枠36の
他端の下面には永久磁石38を挟持した2枚のアマチュ
ア37が配置され、可動枠36の一方の側部から板バネ
14を駆動する腕部41が形成されている。
【0035】ここで、図1及び上から見た断面図の図2
に示すように、アマチュア37aとヨーク27の磁極片
28とは略全体的に対向しているが、アマチュア37b
と磁極片28aとは非対向としている。カードを構成す
る腕部41は、下面開口のスリット44が形成してあ
り、このスリット44に板バネ14を配設している。こ
のスリット44は下面及び側方が開口しており、板バネ
14を容易にスリット44に配置できるようになってい
る。また、腕部41とは反対側には突部45が一体に突
設されていて、この突部45の下面に形成したスリット
に補助接点ブロックCの板バネ25を配置して、板バネ
25を駆動するようにしている。
【0036】上記各部材を配設したベース11には箱状
で下面開口の絶縁材からなるカバー46が覆設されるも
のであり、可動ブロックDをコイルブロックAの上に配
設した場合には、図5に示すように、主接点ブロックB
の板バネ14を可動枠36のスリット44内に収め、突
部45のスリットに補助接点ブロックCの板バネ25を
収めて配置せしめている。また、鉄心29の磁極面30
と磁極片28との間に形成された一対の空隙の間に両ア
マチュア37を位置させている。このように可動ブロッ
クDをコイルブロックAの上側に配置して有極電磁石ブ
ロックを形成している。
【0037】そして、コイル32の励磁、非励磁により
アマチュア37の内側面を交互に鉄心29の磁極面30
及びヨーク27の磁極片28に吸引させて、可動枠36
を回動させ、主接点ブロックB及び補助接点ブロックC
を駆動するようにしている。ところで、リモコンリレー
はラッチングリレーであり、コイル32は2巻線であ
る。コイル32は上述のようにコイル端子34に接続さ
れているが、図3及び図6に示すように、コイル端子3
4は1本が共通端子34cで、他は主接点をオンするセ
ット端子34aと主接点をオフするリセット端子34b
である。
【0038】今、図2(a)及び図5は非励磁状態を示
し、一方のアマチュア37bが鉄心29の磁極面30
に、他方のアマチュア37aが磁極片28に永久磁石3
8の磁束にて夫々吸引され、主接点ブロックBの両接点
15,20は開成状態である。また、可動枠36は反時
計方向に付勢されているため、可動枠36の突部45の
スリットにて補助接点ブロックCの板バネ25を弾接し
て、両接点23,26を開成状態としている。
【0039】そして、セット端子34aと共通端子34
cに電圧を印加すると、コイル32が励磁されて図2
(b)に示すように、一方のアマチュア37aは鉄心2
9の磁極面30に吸引されて、可動枠36は回転軸35
を軸として時計方向に回動し、オン状態となる。ここ
で、アマチュア37bと磁極片28aとは対向していな
いので、アマチュア37bは磁極片28aには接触しな
い。
【0040】つまり、可動枠36が時計方向に回動する
ことで、腕部41にて主接点ブロックBの板バネ14を
付勢して両接点15,20を閉成し、また、突部45の
スリットにて板バネ25を駆動して、両接点23,26
が閉成する。このオン状態で、リセット端子34bと共
通端子34cに電圧を印加すると、図5の状態に復帰す
ることになる。
【0041】ここで、上述のように、ヨーク27に磁極
片28と幅の狭い磁極片28aとを形成しているため、
吸引力特性をアンバランスにすることができて、本実施
例のような主接点ブロックBや補助接点ブロックCのア
ンバランスなバネ負荷との整合が容易にできるものであ
る。また、吸引力特性をアンバランスにしているにもか
かわらず、アマチュア37bと磁極片28aとは非対向
としているために、ヨーク27とアマチュア37間に働
く吸引力の中心位置は移動しないので、電磁石全体の吸
引力中心位置も変化しない。従って、安定した動作をす
ることができる。
【0042】ここで、主接点の主接点ブロックBには、
板バネ14と並列に編組導線18を接続しているため、
短絡電流のような大電流が流れた場合には、電流が板バ
ネ14と編組導線18とに分流して、板バネ14の溶断
を防止すると共に、板バネ14の発熱も低減できるの
で、可動枠36のバネ駆動部である腕部41の溶融も防
止している。
【0043】また、短絡電流が流れた場合、導体板16
及び端子板19に設けた鉄片17,21で吸引力を発生
させ、接点の電磁反発を防止するようにしている。尚、
板バネ14の電流耐量を上げるためには、板バネ14自
体の断面積を増やせば良いが、この場合、バネ荷重が大
きくなってしまい、可動ブロックDの電磁石の吸引力と
の整合が困難となってしまう。
【0044】しかし、本実施例では、断面積の小さい板
バネ14だけを押すので、従来のリレーと同様のバネ荷
重にすることができるものである。また、本実施例で
は、導体板16に編組導線18を取り付けているが、可
動接点15の裏面等に直接編組導線18を接続するよう
にしてもよい。尚、本発明の実施例では、主接点側がフ
レクシャーで、補助接点側がリフトオフタイプとなって
いるが、特にこれに限定されるものではない。また、補
助接点側は信頼性を向上させるため、接点23,26に
金メッキ等を施している。
【0045】図6〜図8は主接点ブロックBを2組設け
て、所謂両切りタイプとした実施例を示すものである。
すなわち、ベース11の両側に隔壁12を夫々形成し、
この隔壁12の外側に先の実施例と同じ構成からなる主
接点ブロックBを夫々配設し、更に、一方の主接点ブロ
ックBの外側に補助接点ブロックCを配設したものであ
る。また、本実施例では補助接点ブロックCの板バネ2
5は、ベース11に固定される補助端子板24の上部に
固着して配置している。
【0046】また、コイル枠31の鍔部33の突台33
aには略半円形の凹所48が形成してあり、この凹所4
8の中央に回転軸35が突設してある。また、可動枠3
6の一端には上記凹所48にはまるボス49が突設され
ていて、このボス49に回転軸35が挿入される軸穴4
0が穿設してある。また、両側に主接点ブロックBを配
設しているために、本実施例における可動枠36の両側
に腕部41,50を形成し、両腕部41,50に夫々形
成した突部42,43間のスリット44に、両主接点ブ
ロックBの板バネ14を配置している。更に、腕部50
の先端には補助接点ブロックCの板バネ25を付勢する
突起51を突設している。
【0047】
【発明の効果】本発明は上述のように、コイルの励磁,
非励磁によりコイルを巻装した鉄心の磁極面に吸引され
る一対のアマチュアと、鉄心の一端が連結したヨークと
を備え、ヨークの他端に対向形成した磁極片と鉄心の磁
極面にアマチュアが吸引され、主接点ブロック及び補助
接点ブロックの接点を開閉するリレーにおいて、ヨーク
の他端に対向して形成した一対の磁極片の一方を他方よ
り幅を狭く形成し、上記一対のアマチュアの一方を他方
より幅を狭く形成し、該幅の狭い磁極片と幅の狭いアマ
チュアとを非対向としたものであるから、ヨークの他端
に対向して形成した一対の磁極片の一方を他方より幅を
狭く形成して吸引力をアンバランスとし、主接点ブロッ
クと補助接点ブロックのアンバランスなバネ負荷と整合
を容易にし、また、吸引力特性をアンバランスにして
も、一対のアマチュアの一方を他方より幅を狭く形成
し、該幅の狭い磁極片と幅の狭いアマチュアとを非対向
として、ヨークの磁極片とアマチュア間に働く吸引力の
中心位置は移動しないものであり、そのため、電磁石全
体の吸引力中心位置も変化しないため、安定した動作を
得ることができる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部斜視図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上のリレー全体の分解斜視図である。
【図4】同上のリレー全体の斜視図である。
【図5】同上のリレーの平面図である。
【図6】同上の他の実施例の分解斜視図である。
【図7】同上のリレーの全体の斜視図である。
【図8】同上のリレーの平面図である。
【図9】本リレーを用いた遠隔制御システムの概略シス
テム図である。
【図10】図9の動作説明図である。
【図11】制御用端末器の分解斜視図である。
【図12】制御用端末器のブロック回路図である。
【図13】従来例のリレーの分解斜視図である。
【図14】従来例の説明図である。
【図15】他の従来例の説明図である。
【符号の説明】
27 ヨーク 28 磁極片 28a 磁極片 29 鉄心 30 磁極面 32 コイル 37a アマチュア 37b アマチュア
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルの励
磁,励磁によりコイルを巻装した鉄心の磁極面に吸引
される一対のアマチュアと、鉄心の一端が連結したヨー
クとを備え、ヨークの他端に対向形成した磁極片と鉄心
の磁極面にアマチュアが吸引され、主接点ブロック及び
補助接点ブロックの接点を開閉するリレーにおいて、ヨ
ークの他端に対向して形成した一対の磁極片の一方を他
方より幅を狭く形成し、上記一対のアマチュアの一方を
他方より幅を狭く形成し、該幅の狭い磁極片と幅の狭い
アマチュアとを非対向としたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】そして、コイル32の励磁、励磁により
アマチュア37の内側面を交互に鉄心29の磁極面30
及びヨーク27の磁極片28に吸引させて、可動枠36
を回動させ、主接点ブロックB及び補助接点ブロックC
を駆動するようにしている。ところで、リモコンリレー
はラッチングリレーであり、コイル32は2巻線であ
る。コイル32は上述のようにコイル端子34に接続さ
れているが、図3及び図6に示すように、コイル端子3
4は1本が共通端子34cで、他は主接点をオンするセ
ット端子34aと主接点をオフするリセット端子34b
である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【発明の効果】本発明は上述のように、コイルの励磁,
逆励磁によりコイルを巻装した鉄心の磁極面に吸引され
る一対のアマチュアと、鉄心の一端が連結したヨークと
を備え、ヨークの他端に対向形成した磁極片と鉄心の磁
極面にアマチュアが吸引され、主接点ブロック及び補助
接点ブロックの接点を開閉するリレーにおいて、ヨーク
の他端に対向して形成した一対の磁極片の一方を他方よ
り幅を狭く形成し、上記一対のアマチュアの一方を他方
より幅を狭く形成し、該幅の狭い磁極片と幅の狭いアマ
チュアとを非対向としたものであるから、ヨークの他端
に対向して形成した一対の磁極片の一方を他方より幅を
狭く形成して吸引力をアンバランスとし、主接点ブロッ
クと補助接点ブロックのアンバランスなバネ負荷と整合
を容易にし、また、吸引力特性をアンバランスにして
も、一対のアマチュアの一方を他方より幅を狭く形成
し、該幅の狭い磁極片と幅の狭いアマチュアとを非対向
として、ヨークの磁極片とアマチュア間に働く吸引力の
中心位置は移動しないものであり、そのため、電磁石全
体の吸引力中心位置も変化しないため、安定した動作を
得ることができる効果を奏するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルの励磁,非励磁によりコイルを巻
    装した鉄心の磁極面に吸引される一対のアマチュアと、
    鉄心の一端が連結したヨークとを備え、ヨークの他端に
    対向形成した磁極片と鉄心の磁極面にアマチュアが吸引
    され、主接点ブロック及び補助接点ブロックの接点を開
    閉するリレーにおいて、ヨークの他端に対向して形成し
    た一対の磁極片の一方を他方より幅を狭く形成し、上記
    一対のアマチュアの一方を他方より幅を狭く形成し、該
    幅の狭い磁極片と幅の狭いアマチュアとを非対向とした
    ことを特徴とするリレー。
JP21405091A 1991-08-27 1991-08-27 リレー Withdrawn JPH06260072A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014235823A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 東光東芝メーターシステムズ株式会社 ラッチングリレー
JP2019087320A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 電磁石装置、及び電磁リレー

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JP2014235823A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 東光東芝メーターシステムズ株式会社 ラッチングリレー
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