JPH052968A - リレー - Google Patents

リレー

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JPH052968A
JPH052968A JP15282091A JP15282091A JPH052968A JP H052968 A JPH052968 A JP H052968A JP 15282091 A JP15282091 A JP 15282091A JP 15282091 A JP15282091 A JP 15282091A JP H052968 A JPH052968 A JP H052968A
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JP
Japan
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contact block
terminal
piece
magnetic pole
relay
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15282091A
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English (en)
Inventor
Tsunehiro Kitamura
常弘 北村
Yoichi Yokoyama
洋一 横山
Takatoshi Honjiyou
崇俊 本庄
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主接点ブロックと補助接点ブロックとのアン
バランスなバネ負荷特性の整合を容易にする。 【構成】 ヨーク27に磁極片28と短片28aとを形
成する。磁極片28と鉄心29との距離よりも短片28
aと鉄心29との距離を短く設定する。アマチュア37
の下方にヨーク27の短片28aを配置させる。動作時
にアマチュア37が短片28aの上方で接離動作させ
る。従って、吸引力特性をアンバランスにでき、主接点
ブロックBと補助接点ブロックCのアンバランスなバネ
負荷との整合が容易にできる。アマチュア37の下方に
ヨーク27の短片28aを配置させることで、ヨーク2
7の短片28aとアマチュア37間の距離が短いため
に、吸引力が働き、効率がアップする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リモートコントロール
用のリレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のリレーは、一般的にコイルを巻
装した鉄心と、鉄心の磁極面に吸引されるアマチュア
と、鉄心と磁気的結合したヨークと、アマチュアの回動
により駆動される主接点ブロック及び補助接点ブロック
等で構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例におい
て、ヨークの一端と鉄心の一端とが連結され、ヨークの
他端はコ字型に形成されて夫々の片を磁極片としてい
る。また、鉄心の他端の両側面を磁極面としてヨークの
磁極片と対向している。さらに、上記磁極片と磁極面と
の間に永久磁石を介挿した一対のアマチュアが夫々位置
し、アマチュアが磁極片、磁極面に吸引されてアマチュ
アが回動して、主接点ブロック、補助接点ブロックを開
閉駆動する構成となっている。
【0004】しかし、従来は、ヨークの両磁極片がコ字
型に形成されて、磁極片が夫々アマチュアと対向してい
る。従って、アマチュアの両側に主接点ブロックと補助
接点ブロックが配置されている場合や、また、アマチュ
アの一側に主接点ブロックが、また、他側に主接点ブロ
ックと補助接点ブロックとが配置されている場合、夫々
のバネ負荷に応じて吸引力特性をアンバランスにする必
要があるが、このバネ負荷特性の整合が容易にできない
という問題があった。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、主接点ブロックと補助接点ブロックとのアンバ
ランスなバネ負荷特性の整合を容易にすることを目的と
したリレーを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヨークの他端
に対向して形成した一対の磁極片の一方を他方より短い
短片とし、磁極片と鉄心との距離よりも短片と鉄心との
距離を短く設定し、動作時にアマチュアが短片の上方で
接離動作させるようにしたものである。
【0007】
【作用】而して、吸引力特性をアンバランスとし、主接
点ブロックと補助接点ブロックのアンバランスなバネ負
荷特性の整合を容易にし、また、短片の上方でアマチュ
アの接離動作させることで、リセット時の励磁と吸引力
を大きくし、電磁石を高効率にすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、リモコンリレー自体を説明する前に、本リ
モコンリレーが用いられ、時分割多重伝送により監視制
御を行なう遠隔監視制御装置の概略構成を説明する。図
10は本発明に係るリモコンリレーを用いた遠隔監視制
御システムの概略構成を示すもので、中央制御装置1
と、固有アドレスが設定されスイッチS1 〜S 4 を監視
する複数の監視用端末器2、負荷L1 〜L4 を制御する
制御用端末器3、ワイヤレス中継用端末器7、外部イン
ターフェース端末器8およびセレクタスイッチ端末器9
とが一対の信号線4にて接続されている。
【0009】中央制御装置1から信号線4に送出される
伝送信号Vsは、図11(a)に示すように、信号送出
開始を示すスタートパルス信号ST、信号モードを示す
モードデータ信号MD、端末器2, 3, 7〜9を呼び出
す8ビットのアドレスデータを伝送するアドレスデータ
信号AD、負荷L1 〜L4 を制御する制御データを伝送
する制御データ信号CD、チェックサムデータ信号CS
および端末器2, 3,7〜9からの返送期間を設定する
返送待機信号WTよりなる複極(±24V)の時分割多
重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送され
るようになっている。
【0010】各端末器2, 3, 7〜9では、信号線4を
介して受信された伝送信号Vsのアドレスデータと自己
の固有アドレスデータとが一致したときその伝送信号V
sの制御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの返
送待機信号WTに同期して監視データ信号を電流モード
信号(信号線4間を適当な低インピーダンスを介して短
絡して送出される信号)として返送するようになってい
る。
【0011】また、中央制御装置1には、モードデータ
信号MDをダミーモードとしたダミー伝送信号を常時送
出するダミー信号送信手段と、いずれかの監視用端末器
2あるいはワイヤレス中継端末器7、外部インターフェ
ース端末器8、セレクタスイッチ端末器9から返送され
た図11(b)に示すような割り込み信号Viが受信さ
れたとき、割り込み発生端末器2, 7〜9を検出して該
端末器2, 7〜9をアクセスして監視データを返送させ
る割り込み処理手段とが設けられている。
【0012】また、中央制御装置1では、上述のように
して監視用端末器2あるいはワイヤレス中継端末器7、
外部インターフェース端末器8、セレクタスイッチ端末
器9から中央制御装置1に返送された監視データに基い
て対応する負荷L1 〜L4 を制御する制御用端末器3に
伝送する制御データを作成するとともに、その制御デー
タを信号線4を介して当該制御用端末器3に時分割多重
伝送して負荷L1 〜L 4 を制御するようになっている。
【0013】ワイヤレス中継端末器7は、光ワイヤレス
発信器X、光ワイヤレス受信器Yおよびワイヤレス用信
号線4aよりなる光ワイヤレスシステムのデータ中継を
行う端末器であり、光ワイヤレス発信器Xから発信され
た光信号を光ワイヤレス受信器Yにて受信し、受信され
たデータをワイヤレス用信号線4aを介して受信すると
ともに、このデータを中央制御装置1に転送するように
なっている。
【0014】また、外部インターフェース端末器8は、
外部制御装置8aとの間でデータ伝送を行う端末器であ
り、セレクタスイッチ端末器9は、多数の負荷を集中制
御する端末器である。なお、分電盤6あるいはリレー制
御盤6a内に配設される監視用端末器2および制御用端
末器3は、分電盤協約寸法となっており、その制御出力
によって負荷制御用のリモコンリレー(手元スイッチに
よってもオン、オフできるようにしたラッチングリレ
ー)5が制御されるようになっている。
【0015】次に、制御用端末器3に用いられるリモコ
ンリレーについて説明する。図12は制御用端末器3の
分解斜視図を示し、図13はブロック図を示している。
ここで、リモコンリレーはRy1 〜Ry4 で表してい
る。伝送モジュール59は、マイクロコンピュータより
なる信号処理回路、EEPROMにて形成されるアドレ
ス設定部58、フォトダイオードPD、発光ダイオード
LD等で構成されている。
【0016】また、図13に示すように、伝送モジュー
ル59の4組の出力側は夫々セット巻線S及びリセット
巻線Rを有する2巻線ラッチングリレーであるリモコン
リレーRy1 〜Ry4 が接続してある。各リレーRy1
〜Ry4 には主接点R1 〜R 4 と補助接点r1 〜r4
有し、主接点R1 ・・・間に負荷が接続され、補助接点
1 ・・・の接点出力は伝送モジュール59の信号処理
回路に入力されて、監視信号として中央制御装置へ返送
されるようになっている。
【0017】通常は中央制御装置から伝送される制御デ
ータに基づいて任意のリレーRy1 ・・・が駆動され
て、主接点R1 ・・・に接続されている負荷をオンオフ
制御するようになっているが、本実施例では、中央制御
装置によらず、制御用端末器側で、リレーRy1 ・・・
を直接に一括してオンまたはオフ制御して、負荷をオン
またはオフさせるスイッチSW1 ,SW2 を設けてい
る。スイッチSW1 はリレーRy1 ・・・を一括してオ
ンさせるスイッチであり、スイッチSW2 はリレーRy
1 ・・・を一括してオフさせるスイッチである。
【0018】いま、信号線4を介して伝送される伝送信
号Vsは、伝送モジュール59の信号処理回路に入力さ
れており、アドレス設定部58に設定されている固有ア
ドレスデータと受信された伝送信号Vsのアドレスデー
タとの一致を判定し、アドレス一致時に続いて伝送され
る制御データ(実施例では、調光用制御データ)を取り
込んで、指定された負荷に対応したリレーRy1 ・・・
を制御する。
【0019】ここで、リレーRy1 ・・・は、伝送モジ
ュール59から出力される信号により、リレーRy1
リセット巻線Rまたはセット巻線Sを励磁して主接点R
1 をオフまたはオン制御する。この主接点R1 のオンオ
フにより負荷をオンあるいはオフ制御される。この負荷
の状態は、リレーRy1 の補助接点r1 の接点出力が伝
送モジュール59に入力され、負荷の動作状態を示す監
視信号として作成される。返送されるこの監視データを
電流モード信号(信号線4間に低抵抗値の抵抗Rを挿
入)として中央制御装置1に返送する返送信号VB が信
号線4に送出されるようになっている。
【0020】一方、アドレス設定部58を構成するEE
PROMへのデータの書き込みは、伝送モジュール59
の信号処理回路により行われるようになっている。図1
2に示すように、端末器ケース60は、分電盤協約寸法
の2個モジュール寸法に形成されており、端末器ケース
60はボデイ60aとカバー60bとで構成され、ボデ
イ60aとカバー60bとは固定ネジ73により組立結
合される。
【0021】プリント基板ブロック61は上下2枚のプ
リント基板61a,61bで構成され、上側のプリント
基板61aには、マイクロコンピュータよりなる信号処
理回路と、EEPROMよりなるアドレス設定部58
と、光ワイヤレス信号の送受信用のフォトダイオードP
Dおよび発光ダイオードLDと、受信確認用発光ダイオ
ードLDcと、一括制御用のスイッチSW1 ,SW2
実装されている。また、下側のプリント基板61bには
リレーRy1〜Ry4 が実装されている。
【0022】上側のプリント基板61aはネジ72にて
カバー60bの裏面に配設され、端末器ケース60の前
面すなわちカバー60bの一端側には、発光ダイオード
LD及びフォトダイオードPDに対応した開口部62a
と、確認用発光ダイオードLDcに対応した開口部62
bとが夫々設けられており、光ワイヤレス信号を送受信
する開口部62aには、不要な赤外線をカットするフィ
ルタ63が設けられている。
【0023】また、発光ダイオードLDcを開口部62
bより臨ませており、これら、開口部62b、フィルタ
63を設けたカバー60bの凹面部67に透光性の銘板
70が貼着される。銘板70にはスイッチSW1 ,SW
2の操作部を露出させる切欠部70aが形成してある。
尚、透光性でない銘板の場合には、開口部62b及びフ
ィルタ63の部分を切り欠くようにしても良い。
【0024】カバー60bの一端にはリード線75を設
けた主接点R1 ・・・の接点出力が出力される接続端子
74が4組配設されており、これら接続端子74はネジ
78で螺着された端子カバー79で覆設される。また、
カバー60bの他端には信号線が接続される信号端子7
7とが設けられている。各端子74,77は端子板と端
子ねじとで構成されている。
【0025】尚、図13との回路において、端子T1
8 と接続端子74とが対応し、信号端子77が端子T
9 ,T1 0 とが対応している。一方、端末器ケース60
のボデイ60aには、連結板あるいはDINレール取付
用アダプタが取り付けられる取付溝66が設けられてい
る。次に、本発明の要旨であるリモコンリレーについて
説明する。このリモコンリレーは上述のリモコンリレー
Ry1 ・・・に相当するものである。また、主接点R1
・・・は主接点ブロックBに、補助接点r1 ・・・は補
助接点ブロックCに相当している。
【0026】図1は全体の分解斜視図を示し、図2は斜
視図を、図3は平面図を夫々示している。絶縁材からな
るベース11の上面の中央にはコイルブロックAが配置
され、ベース11より一体に突設した隔壁12の外側に
は主接点ブロックBが配置され、他方の絶縁壁12a上
に補助接点ブロックCが配設される。導電性の端子板1
3の上端部には導電性の板バネ14の基部が固着され、
端子板13はベース11に穿孔した穴11aに挿通して
ベース11に配置されるようになっている。板バネ14
の先端の一面には可動接点15が固着され、他面には導
体板16が固着される。そして、これら可動接点15、
板バネ14及び導体板16は3層に固着されている。つ
まり、板バネ14と導体板16とを可動接点15で同時
にかしめて固着している。
【0027】また、導体板16の下部には鉄片17が固
着してある。そして、導体板16の下部と端子板13の
中央部分との間に板バネ14と平行して可撓性の編組導
線18をスポット溶接して接続している。ベース11の
穴11bに配設される導電性の端子板19の上端部には
可動接点15と相対する固定接点20が固着され、ま
た、中央部分には略コ字型の鉄片21が設けられてい
る。
【0028】主接点ブロックBとは反対側に配置される
補助接点ブロックCは以下のように構成されている。す
なわち、絶縁壁12aの穴11cに補助端子板22の上
端部に固着した固定接点23と相対する可動接点26を
先端に固着した板バネ25の基部が挿入配置される。ま
た、補助端子板22も絶縁壁12aの穴に挿入配置され
る。
【0029】次に、主接点ブロックBと補助接点ブロッ
クCとの間のベース11の上面中央の隔壁12と絶縁壁
12aとの間に配置されるコイルブロックAについて説
明する。L型に折曲されたヨーク27の一片には四角状
の穴27aが穿設され、他片の一方の端縁から磁極片2
8を立設している。ここで、図1及び図4に示すよう
に、磁極片28と対向する部分に該磁極片28より短い
短片28aとしている。この短片28aは図5に示すよ
うに、後述するアマチュア37とは非対向としている。
尚、磁極片28は他方のアマチュア37とは対向して配
設している。
【0030】また、略T字型の鉄心29がコイル枠31
の内部を挿通して、先端の突部29aがヨーク27の穴
27aに嵌合してカシメ等で固着され、鉄心29がヨー
ク27に固定される。ここで、図5に示すように、鉄心
29はヨーク27の中央より短片28a側に位置して配
設しており、磁極片28と鉄心29との距離よりも、短
片28aと鉄心29との距離を短く設定し、また、図5
(c)に示すように、アマチュア37bの下方に短片2
8aを配置している。従って、動作時において、アマチ
ュア37bが短片28aの上方で接離動作を行う。
【0031】鉄心29の端部はコイル枠31より出てい
て、両側面を磁極面30としている。コイル枠31の外
周面にはコイル32が巻装され、コイル枠31の一方の
厚肉とした鍔部33には、コイル32の端末と接続され
る3つのコイル端子34が埋設してある。このコイル端
子34の下部はベース11の穴111に夫々挿通され
る。コイル枠31の鍔部33の上面に突台33aが形成
されており、この突台33aに回転軸35が突設してあ
る。
【0032】コイルブロックAの上方に配置される可動
ブロックDは、可動枠36、2枚のアマチュア37(3
7a,37b)及び永久磁石38等から構成されてい
る。絶縁体からなる可動枠36の一端には軸穴40が穿
設されていて、この軸穴40にコイル枠31の回転軸3
5が挿通して軸支され、可動枠36が回動可能となって
いる。可動枠36の他端の下面には永久磁石38を挟持
した2枚のアマチュア37が配置され、可動枠36の一
方の側部から板バネ14を駆動する腕部41が形成され
ている。
【0033】カードを構成する腕部41は、下面開口の
スリット44が形成してあり、このスリット44に板バ
ネ14を配設している。このスリット44は下面及び側
方が開口しており、板バネ14を容易にスリット44に
配置できるようになっている。また、腕部41とは反対
側には突部45が一体に突設されていて、この突部45
の下面に形成したスリットに補助接点ブロックCの板バ
ネ25を配置して、板バネ25を駆動するようにしてい
る。
【0034】上記各部材を配設したベース11には箱状
で下面開口の絶縁材からなるカバー46が覆設されるも
のであり、可動ブロックDをコイルブロックAの上に配
設した場合には、図3に示すように、主接点ブロックB
の板バネ14を可動枠36のスリット44内に収め、突
部45スリットに補助接点ブロックCの板バネ25を収
めて配置せしめている。また、鉄心29の磁極面30
と、ヨーク27の磁極片28及び短片28aとの間に形
成された一対の空隙の間に両アマチュア37を位置させ
ている。しかし、短片28aとアマチュア37とは上下
方向にずれた形となり、対向はしていない。このように
可動ブロックDをコイルブロックAの上側に配置して有
極電磁石ブロックを形成している。
【0035】そして、コイル32の励磁、非励磁により
アマチュア37の内側面を交互に鉄心29の磁極面30
及びヨーク27の磁極片28に吸引させて、可動枠36
を回動させ、主接点ブロックB及び補助接点ブロックC
を駆動するようにしている。ところで、リモコンリレー
はラッチングリレーであり、コイル32は2巻線であ
る。コイル32は上述のようにコイル端子34に接続さ
れているが、図1及び図3に示すように、コイル端子3
4は1本が共通端子34aで、他は主接点をオンするセ
ット端子34bと主接点をオフするリセット端子34c
である。今、図3は非励磁状態を示し、図5(a)に示
すように、一方のアマチュア37bが鉄心29の磁極面
30に、他方のアマチュア37aの磁極片28に永久磁
石38の磁束にて夫々吸引され、主接点ブロックBの両
端子15,20は開成状態である。
【0036】また、可動枠36は反時計方向に付勢され
ているため、可動枠36の突部45のスリットにて補助
接点ブロックCの板バネ25を弾接して、両端子23,
26を開成状態としている。そして、セット端子34b
と共通端子34aに電圧を印加すると、コイル32が励
磁されて図5(c)に示すように、一方のアマチュア3
7aは鉄心29の磁極面30に、また、他方のアマチュ
ア37bは短片28a側に夫々吸引されて、可動枠36
は回動軸40を軸として時計方向に回動し、オン状態と
なる。
【0037】つまり、可動枠36が時計方向に回動する
ことで、腕部41にて主接点ブロックBの板バネ14を
付勢して両端子15,20を閉成し、また、突部45の
スリットにて板バネ25を駆動して、両端子23,26
が閉成する。このオン状態で、リセット端子34cと共
通端子34aに電圧を印加すると、図3の状態に復帰す
ることになる。
【0038】ここで、主接点の主接点ブロックBには、
板バネ14と並列に編組導線18を接続しているため、
短絡電流のような大電流が流れた場合には、電流が板バ
ネ14と編組導線18とに分流して、板バネ14の溶断
を防止すると共に、板バネ14の発熱も低減できるの
で、可動枠36のバネ駆動部である腕部41の溶融も防
止している。
【0039】また、短絡電流が流れた場合、導体板16
及び端子板19に設けた鉄片17,21で吸引力を発生
させ、接点の電磁反発を防止するようにしている。尚、
板バネ14の電流耐量を上げるためには、板バネ14自
体の断面積を増やせば良いが、この場合、バネ荷重が大
きくなってしまい、可動ブロックDの電磁石の吸引力と
の整合が困難となってしまう。
【0040】しかし、本実施例では、断面積の小さい板
バネ14だけを押すので、従来のリレーと同様のバネ荷
重にすることができるものである。また、本実施例で
は、導体板16に編組導線18を取り付けているが、可
動接点15の裏面等に直接編組導線18を接続するよう
にしてもよい。尚、本発明の実施例では、主接点側がフ
レクシャーで、補助接点側がリフトオフタイプとなって
いるが、特にこれに限定されるものではない。また、補
助接点側は信頼性を向上させるため、接点23,26に
金メッキ等を施している。
【0041】ここで、本発明は上述のように、ヨーク2
7に磁極片28と短片28aとを形成し、磁極片28と
鉄心29との距離よりも短片28aと鉄心29との距離
を短く設定し、動作時にアマチュア37が短片28aの
上方で接離動作を行わしめることで、図6に示すよう
に、吸引力特性をアンバランスにすることができるもの
である。従って、本実施例のような主接点ブロックBと
補助接点ブロックCのアンバランスなバネ負荷との整合
が容易にできるものである。
【0042】特に、アマチュア37の下方にヨーク27
の短片28aを配置させることで、リセット時の中間ス
トロークの状態を示す図5(b)に示すように、ヨーク
27の短片28aとアマチュア37間の距離が短いため
に、吸引力Fが働き、効率がアップする。つまり、リセ
ット時の励磁と吸引力が大きくなり、電磁石を高効率に
することができる。また、図6において、Δfを大きく
することができるので、バネ負荷との余裕が増加し、電
磁石の高効率化を図ることができる。
【0043】図7〜図9は主接点ブロックBを2組設け
て、所謂両切りタイプした実施例を示すものである。す
なわち、ベース11の両側に隔壁12を夫々形成し、こ
の隔壁12の外側に先の実施例と同じ構成からなる主接
点ブロックBを夫々配設し、更に、一方の主接点ブロッ
クBの外側に補助接点ブロックCを配設したものであ
る。また、本実施例では補助接点ブロックCの板バネ2
5は、ベース11に固定される補助端子板24の上部に
固着して配置している。
【0044】また、コイル枠31の鍔部33の突台33
aには略半円形の凹所48が形成してあり、この凹所4
8の中央に回転軸35が突設してある。また、可動枠3
6の一端には上記凹所48にはまるボス49が突設され
ていて、このボス49に回転軸35が挿入される軸穴4
0が穿設してある。両側に主接点ブロックBを配設して
いるために、本実施例における可動枠36の両側に腕部
41,50を形成し、両腕部41,50に夫々形成した
突部42,43間のスリット44に、両主接点ブロック
Bの板バネ14を配置している。更に、腕部50の先端
には補助接点ブロックCの板バネ25を付勢する突起5
1を突設している。
【0045】尚、ヨーク27の磁極片28と短片28a
の構成は先の実施例と同じである。また、動作も先の実
施例と同じであり、2つの主接点ブロックBが同時に開
閉されるだけなので、説明は省略する。
【0046】
【発明の効果】本発明は上述のように、ヨークの他端に
対向して形成した一対の磁極片の一方を他方より短い短
片とし、磁極片と鉄心との距離よりも短片と鉄心との距
離を短く設定し、動作時にアマチュアが短片の上方で接
離動作させるようにしたものであるから、吸引力特性を
アンバランスとし、主接点ブロックと補助接点ブロック
のアンバランスなバネ負荷特性の整合を容易にすること
ができ、また、短片の上方にアマチュアを配置し、短片
の上方でアマチュアの接離動作させることで、リセット
時の励磁と吸引力を大きくし、電磁石を高効率にするこ
とができる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のリレー全体の分解斜視図であ
る。
【図2】リレー全体の斜視図である。
【図3】リレーの平面図である。
【図4】ヨークの拡大斜視図である。
【図5】動作説明図である。
【図6】リレーの動作特性図である。
【図7】他の実施例の分解斜視図である。
【図8】リレーの全体の斜視図である。
【図9】リレーの平面図である。
【図10】本リレーを用いた遠隔制御システムの概略シ
ステム図である。
【図11】図10の動作説明図である。
【図12】制御用端末器の分解斜視図である。
【図13】制御用端末器のブロック回路図である。
【符号の説明】
27 ヨーク 28 磁極片 28a 短片 29 鉄心 30 磁極面 32 コイル 37 アマチュア
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】そして、コイル32の励磁、励磁により
アマチュア37の内側面を交互に鉄心29の磁極面30
及びヨーク27の磁極片28に吸引させて、可動枠36
を回動させ、主接点ブロックB及び補助接点ブロックC
を駆動するようにしている。ところで、リモコンリレー
はラッチングリレーであり、コイル32は2巻線であ
る。コイル32は上述のようにコイル端子34に接続さ
れているが、図1及び図3に示すように、コイル端子3
4は1本が共通端子34aで、他は主接点をオンするセ
ット端子34bと主接点をオフするリセット端子34c
である。今、図3は非励磁状態を示し、図5(a)に示
すように、一方のアマチュア37bが鉄心29の磁極面
30に、他方のアマチュア37aの磁極片28に永久磁
石38の磁束にて夫々吸引され、主接点ブロックBの両
接点15,20は開成状態である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】また、可動枠36は反時計方向に付勢され
ているため、可動枠36の突部45のスリットにて補助
接点ブロックCの板バネ25を弾接して、両接点23,
26を開成状態としている。そして、セット端子34b
と共通端子34aに電圧を印加すると、コイル32が励
磁されて図5(c)に示すように、一方のアマチュア3
7aは鉄心29の磁極面30に、また、他方のアマチュ
ア37bは短片28a側に夫々吸引されて、可動枠36
回転軸35を軸として時計方向に回動し、オン状態と
なる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】つまり、可動枠36が時計方向に回動する
ことで、腕部41にて主接点ブロックBの板バネ14を
付勢して両接点15,20を閉成し、また、突部45の
スリットにて板バネ25を駆動して、両接点23,26
が閉成する。このオン状態で、リセット端子34cと共
通端子34aに電圧を印加すると、図3の状態に復帰す
ることになる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 コイルの励磁,非励磁によりコイルを巻
    装した鉄心の磁極面に吸引されるアマチュアと、鉄心の
    一端が連結したヨークとを備え、ヨークの他端に対向形
    成した磁極片と鉄心の磁極面にアマチュアが吸引され、
    主接点ブロック及び補助接点ブロックの接点を開閉する
    リレーにおいて、ヨークの他端に対向して形成した一対
    の磁極片の一方を他方より短い短片とし、磁極片と鉄心
    との距離よりも短片と鉄心との距離を短く設定し、動作
    時にアマチュアが短片の上方で接離動作させるようにし
    たことを特徴とするリレー。
JP15282091A 1991-06-25 1991-06-25 リレー Withdrawn JPH052968A (ja)

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JP15282091A JPH052968A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 リレー

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JP15282091A JPH052968A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 リレー

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Family

ID=15548872

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JP15282091A Withdrawn JPH052968A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 リレー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6897424B2 (en) 2000-04-19 2005-05-24 Fujitsu Limited Controlling a laser to stop output in accordance with detection of output lights corresponding to channels

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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