JPH0581991A - リレー - Google Patents

リレー

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JPH0581991A
JPH0581991A JP3243953A JP24395391A JPH0581991A JP H0581991 A JPH0581991 A JP H0581991A JP 3243953 A JP3243953 A JP 3243953A JP 24395391 A JP24395391 A JP 24395391A JP H0581991 A JPH0581991 A JP H0581991A
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coil
terminal
relay
frame
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Tsunehiro Kitamura
常弘 北村
Yoichi Yokoyama
洋一 横山
Takatoshi Honjiyou
崇俊 本庄
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動枠の傾きを防止し、動作特性、接点性能
を向上させる。 【構成】 コイル枠31の鍔部33の突台33aの上面
に回転軸35を突設する。可動枠36の端部の下面に回
転軸35を軸支する軸穴40を設ける。軸穴40の上方
の可動枠36の上面に突起53を突設する。カバー46
の天井面にて突起53を押圧して、可動枠36の傾きを
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リモートコントロール
用のリレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のリレーを図14に示す。
ベース11の両側には主接点ブロックBと補助接点ブロ
ックCが配設され、中央にはヨーク27、鉄心29、コ
イル32を巻装したコイル枠31等からなるコイルブロ
ックAが配設されている。また、コイルブロックAには
可動枠36、アマチュア37、永久磁石38からなる可
動ブロックDが回動自在に配置されている。尚、ベース
11にはカバー46が覆設される。
【0003】ここで、コイル枠31の鍔部33には回転
軸35が突設されており、この回転軸35に軸支する軸
穴40が可動枠36の端部に形成してある。可動枠36
の軸穴40にコイル枠31の回転軸35を挿入すること
で、回転軸35を軸として可動枠36が回動自在となる
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例において
は、可動枠36は回転軸35に単に水平面で回動自在に
軸支されているだけであるから、不具合が生じる。すな
わち、図15に示すように、軸穴40と回転軸35のク
リアランス、可動枠36の上面とカバー46の天井面の
クリアランスの分だけ可動枠36が傾き、破線に示すよ
うにカバー46の天井面に当接する。
【0005】そのため、可動枠36が傾くと、動作電圧
が著しく上昇したり、主接点ブロックの主接点を押す位
置がΔlだけ減少し、接点圧が低下する。また、吸引力
が正規の状態と異なる。これらにより動作特性、接点性
能が低下するという問題があった。本発明は上述の点に
鑑みて提供したものであって、可動枠の傾きを防止し、
動作特性、接点性能を向上させることを目的としたリレ
ーを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、外周にコイル
を巻装したコイル枠と、コイルの励磁,逆励磁によりコ
イル枠内に挿通された鉄心の磁極面に吸引されるアマチ
ュアと、鉄心の一端が連結したヨークと、アマチュアの
吸引動作にて駆動されて接点部を開閉する可動枠と、上
記各部材を配設するベース上に覆設されるカバーとを備
え、コイル枠の鍔部に突設された回転軸に可動枠を回動
自在に軸支したリレーにおいて、可動枠の回動中心近傍
の可動枠の上面に突起を設け、この突起をカバーの天井
面にて押圧したものである。
【0007】また、可動枠の回動中心部の座を、可動枠
の長手方向と直交する軸中心の左右に設けている。
【0008】
【作用】而して、可動枠の回動中心近傍の可動枠の上面
に突起をカバーの天井面にて押圧することにより、可動
枠の傾きを防止し、動作特性、接点性能を向上させるこ
とができる。また、可動枠の回動中心近傍の可動枠の上
面に突起をカバーの天井面にて押圧すると共に、可動枠
の回動中心部の座を、可動枠の長手方向と直交する軸中
心の左右に設けていることにより、可動枠の傾きを防止
し、動作特性、接点性能を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、リモコンリレー自体を説明する前に、本リ
モコンリレーが用いられ、時分割多重伝送により監視制
御を行なう遠隔監視制御装置の概略構成を説明する。図
10は本発明に係るリモコンリレーを用いた遠隔監視制
御システムの概略構成を示すもので、中央制御装置1
と、固有アドレスが設定されスイッチS1 〜S 4 を監視
する複数の監視用端末器2、負荷L1 〜L4 を制御する
制御用端末器3、ワイヤレス中継用端末器7、外部イン
ターフェース端末器8およびセレクタスイッチ端末器9
とが一対の信号線4にて接続されている。
【0010】中央制御装置1から信号線4に送出される
伝送信号Vsは、図11(a)に示すように、信号送出
開始を示すスタートパルス信号ST、信号モードを示す
モードデータ信号MD、端末器2, 3, 7〜9を呼び出
す8ビットのアドレスデータを伝送するアドレスデータ
信号AD、負荷L1 〜L4 を制御する制御データを伝送
する制御データ信号CD、チェックサムデータ信号CS
および端末器2, 3,7〜9からの返送期間を設定する
返送待機信号WTよりなる複極(±24V)の時分割多
重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送され
るようになっている。
【0011】各端末器2, 3, 7〜9では、信号線4を
介して受信された伝送信号Vsのアドレスデータと自己
の固有アドレスデータとが一致したときその伝送信号V
sの制御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの返
送待機信号WTに同期して監視データ信号を電流モード
信号(信号線4間を適当な低インピーダンスを介して短
絡して送出される信号)として返送するようになってい
る。
【0012】また、中央制御装置1には、モードデータ
信号MDをダミーモードとしたダミー伝送信号を常時送
出するダミー信号送信手段と、いずれかの監視用端末器
2あるいはワイヤレス中継端末器7、外部インターフェ
ース端末器8、セレクタスイッチ端末器9から返送され
た図11(b)に示すような割り込み信号Viが受信さ
れたとき、割り込み発生端末器2, 7〜9を検出して該
端末器2, 7〜9をアクセスして監視データを返送させ
る割り込み処理手段とが設けられている。
【0013】また、中央制御装置1では、上述のように
して監視用端末器2あるいはワイヤレス中継端末器7、
外部インターフェース端末器8、セレクタスイッチ端末
器9から中央制御装置1に返送された監視データに基い
て対応する負荷L1 〜L4 を制御する制御用端末器3に
伝送する制御データを作成するとともに、その制御デー
タを信号線4を介して当該制御用端末器3に時分割多重
伝送して負荷L1 〜L 4 を制御するようになっている。
【0014】ワイヤレス中継端末器7は、光ワイヤレス
発信器X、光ワイヤレス受信器Yおよびワイヤレス用信
号線4aよりなる光ワイヤレスシステムのデータ中継を
行う端末器であり、光ワイヤレス発信器Xから発信され
た光信号を光ワイヤレス受信器Yにて受信し、受信され
たデータをワイヤレス用信号線4aを介して受信すると
ともに、このデータを中央制御装置1に転送するように
なっている。
【0015】また、外部インターフェース端末器8は、
外部制御装置8aとの間でデータ伝送を行う端末器であ
り、セレクタスイッチ端末器9は、多数の負荷を集中制
御する端末器である。なお、分電盤6あるいはリレー制
御盤6a内に配設される監視用端末器2および制御用端
末器3は、分電盤協約寸法となっており、その制御出力
によって負荷制御用のリモコンリレー(手元スイッチに
よってもオン、オフできるようにしたラッチングリレ
ー)5が制御されるようになっている。
【0016】次に、制御用端末器3に用いられるリモコ
ンリレーについて説明する。図12は制御用端末器3の
分解斜視図を示し、図13はブロック図を示している。
ここで、リモコンリレーはRy1 〜Ry4 で表してい
る。伝送モジュール59は、マイクロコンピュータより
なる信号処理回路、EEPROMにて形成されるアドレ
ス設定部58、フォトダイオードPD、発光ダイオード
LD等で構成されている。
【0017】また、図13に示すように、伝送モジュー
ル59の4組の出力側は夫々セット巻線S及びリセット
巻線Rを有する2巻線ラッチングリレーであるリモコン
リレーRy1 〜Ry4 が接続してある。各リレーRy1
〜Ry4 には主接点R1 〜R 4 と補助接点r1 〜r4
有し、主接点R1 ・・・間に負荷が接続され、補助接点
1 ・・・の接点出力は伝送モジュール59の信号処理
回路に入力されて、監視信号として中央制御装置へ返送
されるようになっている。
【0018】通常は中央制御装置から伝送される制御デ
ータに基づいて任意のリレーRy1 ・・・が駆動され
て、主接点R1 ・・・に接続されている負荷をオンオフ
制御するようになっているが、本実施例では、中央制御
装置によらず、制御用端末器側で、リレーRy1 ・・・
を直接に一括してオンまたはオフ制御して、負荷をオン
またはオフさせるスイッチSW1 ,SW2 を設けてい
る。スイッチSW1 はリレーRy1 ・・・を一括してオ
ンさせるスイッチであり、スイッチSW2 はリレーRy
1 ・・・を一括してオフさせるスイッチである。
【0019】いま、信号線4を介して伝送される伝送信
号Vsは、伝送モジュール59の信号処理回路に入力さ
れており、アドレス設定部58に設定されている固有ア
ドレスデータと受信された伝送信号Vsのアドレスデー
タとの一致を判定し、アドレス一致時に続いて伝送され
る制御データ(実施例では、調光用制御データ)を取り
込んで、指定された負荷に対応したリレーRy1 ・・・
を制御する。
【0020】ここで、リレーRy1 ・・・は、伝送モジ
ュール59から出力される信号により、リレーRy1
リセット巻線Rまたはセット巻線Sを励磁して主接点R
1 をオフまたはオン制御する。この主接点R1 のオンオ
フにより負荷をオンあるいはオフ制御される。この負荷
の状態は、リレーRy1 の補助接点r1 の接点出力が伝
送モジュール59に入力され、負荷の動作状態を示す監
視信号として作成される。返送されるこの監視データを
電流モード信号(信号線4間に低抵抗値の抵抗Rを挿
入)として中央制御装置1に返送する返送信号VB が信
号線4に送出されるようになっている。
【0021】一方、アドレス設定部58を構成するEE
PROMへのデータの書き込みは、伝送モジュール59
の信号処理回路により行われるようになっている。図1
2に示すように、端末器ケース60は、分電盤協約寸法
の2個モジュール寸法に形成されており、端末器ケース
60はボデイ60aとカバー60bとで構成され、ボデ
イ60aとカバー60bとは固定ネジ73により組立結
合される。
【0022】プリント基板ブロック61は上下2枚のプ
リント基板61a,61bで構成され、上側のプリント
基板61aには、マイクロコンピュータよりなる信号処
理回路と、EEPROMよりなるアドレス設定部58
と、光ワイヤレス信号の送受信用のフォトダイオードP
Dおよび発光ダイオードLDと、受信確認用発光ダイオ
ードLDcと、一括制御用のスイッチSW1 ,SW2
実装されている。また、下側のプリント基板61bには
リレーRy1〜Ry4 が実装されている。
【0023】上側のプリント基板61aはネジ72にて
カバー60bの裏面に配設され、端末器ケース60の前
面すなわちカバー60bの一端側には、発光ダイオード
LD及びフォトダイオードPDに対応した開口部62a
と、確認用発光ダイオードLDcに対応した開口部62
bとが夫々設けられており、光ワイヤレス信号を送受信
する開口部62aには、不要な赤外線をカットするフィ
ルタ63が設けられている。
【0024】また、発光ダイオードLDcを開口部62
bより臨ませており、これら、開口部62b、フィルタ
63を設けたカバー60bの凹面部67に透光性の銘板
70が貼着される。銘板70にはスイッチSW1 ,SW
2の操作部を露出させる切欠部70aが形成してある。
尚、透光性でない銘板の場合には、開口部62b及びフ
ィルタ63の部分を切り欠くようにしても良い。
【0025】カバー60bの一端にはリード線75を設
けた主接点R1 ・・・の接点出力が出力される接続端子
74が4組配設されており、これら接続端子74はネジ
78で螺着された端子カバー79で覆設される。また、
カバー60bの他端には信号線が接続される信号端子7
7とが設けられている。各端子74,77は端子板と端
子ねじとで構成されている。
【0026】尚、図13との回路において、端子T1
8 と接続端子74とが対応し、信号端子77が端子T
9 ,T1 0 とが対応している。一方、端末器ケース60
のボデイ60aには、連結板あるいはDINレール取付
用アダプタが取り付けられる取付溝66が設けられてい
る。次に、本発明の要旨であるリモコンリレーについて
説明する。このリモコンリレーは上述のリモコンリレー
Ry1 ・・・に相当するものである。また、主接点R1
・・・は主接点ブロックBに、補助接点r1 ・・・は補
助接点ブロックCに相当している。
【0027】図2は全体の分解斜視図を示し、図3は斜
視図を、図4は平面図を夫々示している。絶縁材からな
るベース11の上面の中央にはコイルブロックAが配置
され、ベース11より一体に突設した隔壁12の外側に
は主接点ブロックBが配置され、他方の絶縁壁12a上
に補助接点ブロックCが配設される。導電性の端子板1
3の上端部には導電性の板バネ14の基部が固着され、
端子板13はベース11に穿孔した穴11aに挿通して
ベース11に配置されるようになっている。板バネ14
の先端の一面には可動接点15が固着され、他面には導
体板16が固着される。そして、これら可動接点15、
板バネ14及び導体板16は3層に固着されている。つ
まり、板バネ14と導体板16とを可動接点15で同時
にかしめて固着している。
【0028】また、導体板16の下部には鉄片17が固
着してある。そして、導体板16の下部と端子板13の
中央部分との間に板バネ14と平行して可撓性の編組導
線18をスポット溶接して接続している。ベース11の
穴11bに配設される導電性の端子板19の上端部には
可動接点15と相対する固定接点20が固着され、ま
た、中央部分には略コ字型の鉄片21が設けられてい
る。
【0029】主接点ブロックBとは反対側に配置される
補助接点ブロックCは以下のように構成されている。す
なわち、絶縁壁12aの穴11cに補助端子板22の上
端部に固着した固定接点23と相対する可動接点26を
先端に固着した板バネ25の基部が挿入配置される。ま
た、補助端子板22も絶縁壁12aの穴に挿入配置され
る。
【0030】次に、主接点ブロックBと補助接点ブロッ
クCとの間のベース11の上面中央の隔壁12と絶縁壁
12aとの間に配置されるコイルブロックAについて説
明する。L型に折曲されたヨーク27の一片には四角状
の穴27aが穿設され、他片の両端部から磁極片28が
夫々対向して立設してある。略T字型の鉄心29がコイ
ル枠31の内部を挿通して、先端の突部29aがヨーク
27の穴27aに嵌合してカシメ等で固着され、鉄心2
9がヨーク27に固定される。
【0031】鉄心29の端部はコイル枠31より出てい
て、両側面を磁極面30としている。コイル枠31の外
周面にはコイル32が巻装され、コイル枠31の一方の
厚肉とした鍔部33には、コイル32の端末と接続され
る3つのコイル端子34が埋設してある。このコイル端
子34の下部はベース11の穴111に夫々挿通され
る。コイル枠31の鍔部33の上面に突台33aが形成
されており、この突台33aに回転軸35が形成してあ
る。
【0032】コイルブロックAの上方に配置される可動
ブロックDは、可動枠36、2枚のアマチュア37(3
7a,37b)及び永久磁石38等から構成されてい
る。絶縁体からなる可動枠36の一端の下面には図1に
示すように、上面が閉塞した軸穴40が穿設されてい
る。この軸穴40にコイル枠31の回転軸35が挿通し
て軸支され、可動枠36が回動可能となっている。ま
た、軸穴40の上方の可動枠36の上面には突起53が
突設されている。
【0033】可動枠36の他端の下面には永久磁石38
を挟持した2枚のアマチュア37が配置され、可動枠3
6の一方の側部から板バネ14を駆動する腕部41が形
成されている。カードを構成する腕部41は、下面開口
のスリット44が形成してあり、このスリット44に板
バネ14を配設している。このスリット44は下面及び
側方が開口しており、板バネ14を容易にスリット44
に配置できるようになっている。また、腕部41とは反
対側には突部45が一体に突設されていて、この突部4
5の下面に形成したスリットに補助接点ブロックCの板
バネ25を配置して、板バネ25を駆動するようにして
いる。
【0034】上記各部材を配設したベース11には箱状
で下面開口の絶縁材からなるカバー46が覆設されるも
のであり、カバー46を覆設した場合には図1に示すよ
うに、カバー46の天井面が上記可動枠36の突起53
を押圧する構造となっている。従って、可動枠36の傾
きを防止することができる。尚、押圧した場合、摩擦力
が増えるが、回転軸35の近傍であるため、影響はほと
んど受けない。
【0035】可動ブロックDをコイルブロックAの上に
配設した場合には、図4に示すように、主接点ブロック
Bの板バネ14を可動枠36のスリット44内に収め、
突部45のスリットに補助接点ブロックCの板バネ25
を収めて配置せしめている。また、鉄心29の磁極面3
0と磁極片28との間に形成された一対の空隙の間に両
アマチュア37を位置させている。このように可動ブロ
ックDをコイルブロックAの上側に配置して有極電磁石
ブロックを形成している。
【0036】そして、コイル32の励磁、逆励磁により
アマチュア37の内側面を交互に鉄心29の磁極面30
及びヨーク27の磁極片28に吸引させて、可動枠36
を回動させ、主接点ブロックB及び補助接点ブロックC
を駆動するようにしている。ところで、リモコンリレー
はラッチングリレーであり、コイル32は2巻線であ
る。コイル32は上述のようにコイル端子34に接続さ
れているが、図2及び図4に示すように、コイル端子3
4は1本が共通端子34cで、他は主接点をオンするセ
ット端子34aと主接点をオフするリセット端子34b
である。
【0037】今、図4は非励磁状態を示し、一方のアマ
チュア37bが鉄心29の磁極面30に、他方のアマチ
ュア37aの磁極片28に永久磁石38の磁束にて夫々
吸引され、主接点ブロックBの両接点15,20は開成
状態である。また、可動枠36は反時計方向に付勢され
ているため、可動枠36の突部45のスリットにて補助
接点ブロックCの板バネ25を弾接して、両接点23,
26を開成状態としている。
【0038】そして、セット端子34aと共通端子34
cに電圧を印加すると、コイル32が励磁されて、一方
のアマチュア37aは鉄心29の磁極面30に、また、
他方のアマチュア37bは磁極片28に夫々吸引され
て、可動枠36は回転軸35を軸として時計方向に回動
し、オン状態となる。つまり、可動枠36が時計方向に
回動することで、腕部41にて主接点ブロックBの板バ
ネ14を付勢して両接点15,20を閉成し、また、突
部45のスリットにて板バネ25を駆動して、両接点2
3,26が閉成する。このオン状態で、リセット端子3
4bと共通端子34cに電圧を印加すると、図4の状態
に復帰することになる。
【0039】本実施例では、突起53をカバー46の天
井面にて押圧しているため、可動枠36の傾きを防止で
き、そのため、アマチュア37と鉄心29が確実に密着
して、動作電圧が安定する。また、板バネ14への押し
込みが確実なため、接点圧が確認に形成される。ここ
で、主接点の主接点ブロックBには、板バネ14と並列
に編組導線18を接続しているため、短絡電流のような
大電流が流れた場合には、電流が板バネ14と編組導線
18とに分流して、板バネ14の溶断を防止すると共
に、板バネ14の発熱も低減できるので、可動枠36の
バネ駆動部である腕部41の溶融も防止している。
【0040】また、短絡電流が流れた場合、導体板16
及び端子板19に設けた鉄片17,21で吸引力を発生
させ、接点の電磁反発を防止するようにしている。尚、
板バネ14の電流耐量を上げるためには、板バネ14自
体の断面積を増やせば良いが、この場合、バネ荷重が大
きくなってしまい、可動ブロックDの電磁石の吸引力と
の整合が困難となってしまう。
【0041】しかし、本実施例では、断面積の小さい板
バネ14だけを押すので、従来のリレーと同様のバネ荷
重にすることができるものである。また、本実施例で
は、導体板16に編組導線18を取り付けているが、可
動接点15の裏面等に直接編組導線18を接続するよう
にしてもよい。尚、本発明の実施例では、主接点側がフ
レクシャーで、補助接点側がリフトオフタイプとなって
いるが、特にこれに限定されるものではない。また、補
助接点側は信頼性を向上させるため、接点23,26に
金メッキ等を施している。
【0042】(実施例2)図5は実施例2を示し、コイ
ル枠31の鍔部33の突台33aの上面に当接する可動
枠36の下面の下面開口の凹部54を形成し、凹部54
の両側の可動枠36の下面を座55としている。そし
て、この座55で回転軸35の左右の受けとし、突起5
3と共に可動枠36の傾きを防止している。
【0043】(実施例3)図6は実施例3を示し、突台
33aの上面に凹部56を形成したものであり、可動枠
36の下面の両側の2点支持により実施例2と同様の効
果を出している。 (実施例4)図7〜図9は主接点ブロックBを2組設け
て、所謂両切りタイプとした実施例を示すものである。
すなわち、ベース11の両側に隔壁12を夫々形成し、
この隔壁12の外側に先の実施例と同じ構成からなる主
接点ブロックBを夫々配設し、更に、一方の主接点ブロ
ックBの外側に補助接点ブロックCを配設したものであ
る。また、本実施例では補助接点ブロックCの板バネ2
5は、ベース11に固定される補助端子板24の上部に
固着して配置している。
【0044】また、コイル枠31の鍔部33の突台33
aには略半円形の凹所48が形成してあり、この凹所4
8の中央に回転軸35が突設してある。また、可動枠3
6の一端には上記凹所48にはまるボス49が突設され
ていて、このボス49の下面に回転軸35が挿入される
軸穴40が穿設してある。また、ボス49の上面には先
の実施例と同様に突起53が突設してある。
【0045】更に、回転軸35の両側の突台33aの上
面には可動枠36の下面の受け部としての座となる突部
56を突設している。従って、本実施例においても、突
起53と、突部56により可動枠36の傾きを防止する
ことができる。また、両側に主接点ブロックBを配設し
ているために、本実施例における可動枠36の両側に腕
部41,50を形成し、両腕部41,50に夫々形成し
た突部42,43間のスリット44に、両主接点ブロッ
クBの板バネ14を配置している。更に、腕部50の先
端には補助接点ブロックCの板バネ25を付勢する突起
51を突設している。
【0046】
【発明の効果】本発明は上述のように、外周にコイルを
巻装したコイル枠と、コイルの励磁,逆励磁によりコイ
ル枠内に挿通された鉄心の磁極面に吸引されるアマチュ
アと、鉄心の一端が連結したヨークと、アマチュアの吸
引動作にて駆動されて接点部を開閉する可動枠と、上記
各部材を配設するベース上に覆設されるカバーとを備
え、コイル枠の鍔部に突設された回転軸に可動枠を回動
自在に軸支したリレーにおいて、可動枠の回動中心近傍
の可動枠の上面に突起を設け、この突起をカバーの天井
面にて押圧したものであるから、可動枠の回動中心近傍
の可動枠の上面に突起をカバーの天井面にて押圧するこ
とにより、可動枠の傾きを防止し、動作特性、接点性能
を向上させることができる効果を奏するものである。
【0047】また、可動枠の回動中心部の座を、可動枠
の長手方向と直交する軸中心の左右に設けているもので
あるから、可動枠の回動中心近傍の可動枠の上面に突起
をカバーの天井面にて押圧すると共に、可動枠の回動中
心部の座を、可動枠の長手方向と直交する軸中心の左右
に設けていることにより、可動枠の傾きを防止し、動作
特性、接点性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の動作時の要部断面図である。
【図2】同上のリレー全体の分解斜視図である。
【図3】同上のリレー全体の斜視図である。
【図4】同上のリレーの平面図である。
【図5】同上の実施例2の断面図である。
【図6】同上の実施例3の断面図である。
【図7】同上の実施例4の分解斜視図である。
【図8】同上のリレーの全体の斜視図である。
【図9】同上のリレーの平面図である。
【図10】本リレーを用いた遠隔制御システムの概略シ
ステム図である。
【図11】図10の動作説明図である。
【図12】制御用端末器の分解斜視図である。
【図13】制御用端末器のブロック回路図である。
【図14】従来例のリレーの分解斜視図である。
【図15】従来例の説明図である。
【符号の説明】
11 ベース 27 ヨーク 29 鉄心 31 コイル枠 32 コイル 35 回転軸 36 可動枠 37 アマチュア 46 カバー 53 突起 55 座

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周にコイルを巻装したコイル枠と、コ
    イルの励磁,逆励磁によりコイル枠内に挿通された鉄心
    の磁極面に吸引されるアマチュアと、鉄心の一端が連結
    したヨークと、アマチュアの吸引動作にて駆動されて接
    点部を開閉する可動枠と、上記各部材を配設するベース
    上に覆設されるカバーとを備え、コイル枠の鍔部に突設
    された回転軸に可動枠を回動自在に軸支したリレーにお
    いて、可動枠の回動中心近傍の可動枠の上面に突起を設
    け、この突起をカバーの天井面にて押圧したことを特徴
    とするリレー。
  2. 【請求項2】 可動枠の回動中心部の座を、可動枠の長
    手方向と直交する軸中心の左右に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のリレー。
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