JP3179809B2 - リレー - Google Patents

リレー

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JP3179809B2
JP3179809B2 JP24395791A JP24395791A JP3179809B2 JP 3179809 B2 JP3179809 B2 JP 3179809B2 JP 24395791 A JP24395791 A JP 24395791A JP 24395791 A JP24395791 A JP 24395791A JP 3179809 B2 JP3179809 B2 JP 3179809B2
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常弘 北村
洋一 横山
崇俊 本庄
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リモートコントロール
用のリレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のリレーは、一般的に外周にコイ
ルを巻装したコイル枠と、コイルの励磁,逆励磁により
コイル枠内に挿通された鉄心の磁極面に吸引されるアマ
チュアと、鉄心の一端が連結したヨークと、アマチュア
の吸引動作にて駆動されて接点部を開閉する駆動部を設
けた可動枠と、上記各部材を配設するベース上に覆設さ
れるカバー等で構成されている。そして、可動枠の一端
はコイル枠の鍔部の上面に突設された回転軸に軸支され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例におい
て、可動枠の一端はコイル枠の一方の鍔部に上面側で軸
支され、可動枠の他端の下面はコイル枠の他方の鍔部の
上面に対向している。また、可動枠の上面はカバーの天
井面に面している。かかる場合において可動枠は、コイ
ル枠及びカバーの天井面との間に位置決めされるが、両
者の間には余裕が必要であり、可動枠が回動した場合、
可動枠の一部がどこかに接触しながら動き、例えば、可
動枠の上面はカバーの天井面と、或いは、可動枠の下面
はコイル枠の鍔部と面接触することになる。そのため、
動作時の動的摩擦力が発生するという問題がある。ま
た、可動枠が傾いた時、傾きが大きくなるという問題が
あった。
【0004】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、動作時の可動枠とカバー及びコイル枠との間に
働く動的摩擦力を低減することを目的としたリレーを提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、外周にコイル
を巻装したコイル枠と、コイルの励磁,逆励磁によりコ
イル枠内に挿通された鉄心の磁極面に吸引されるアマチ
ュアと、鉄心の先端部が連結したヨークと、アマチュア
の吸引動作にて駆動されて接点部を開閉する駆動部を設
けた可動枠と、上記コイル枠、アマチュア、ヨーク並び
に可動枠を配設するベース上に覆設されるカバーとを備
え、可動枠の一端はコイル枠の一方の鍔部の上面に突設
された回転軸に軸支され、他端に上記アマチュアを配設
し、略T字型に形成された鉄心をコイル枠の内部に挿通
し、字型に折曲されたヨークをコイル枠の一端より突
出する鉄心の先端部と結合すると共に、コイル枠の他端
より突出する鉄心の後端部を挟んで対向し且つ互いに長
さ寸法が異なる一対の磁極片をヨークの鉄心と連結した
端部と反対側の端部の両側縁に立設し、可動枠の回転軸
に軸支された部位と反対側の他端にアマチュアを配置
し、可動枠の上記アマチュアを配置した側の端部と、駆
動部を設けた部位と、回転軸に軸支される部位との上面
に突起を突設すると共に、可動枠のアマチュアを配置し
た側の端部の下面に突起を突設し、可動枠の下面に突設
した突起をコイル枠の他方の鍔部の上面に対向させると
共に、可動枠の上面に突設した突起をカバーの天井面に
対向させたものである。
【0006】
【作用】而して、可動枠が回動した場合、可動枠の上下
面の突起がコイル枠の鍔部及びカバーの天井面と接触す
るため、接触面積が小さく、摩擦力を低減することがで
き、また、可動枠の上記アマチュアを配置した側の端部
と、駆動部を設けた部位と、回転軸に軸支される部位
の上面に突起を突設すると共に、可動枠のアマチュア
配置した側の端部の下面に突起を突設し、可動枠の下面
に突設した突起をコイル枠の他方の鍔部の上面に対向さ
せると共に、可動枠の上面に突設した突起をカバーの天
井面に対向させているから、可動枠が動作時に傾いた
時、突起により傾き角を最小にすることができ、特に可
動枠の駆動部を設けた部位の上面に突起を設けることで
可動枠の回動が安定する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、リモコンリレー自体を説明する前に、本リ
モコンリレーが用いられ、時分割多重伝送により監視制
御を行なう遠隔監視制御装置の概略構成を説明する。図
6は本発明に係るリモコンリレーを用いた遠隔監視制御
システムの概略構成を示すもので、中央制御装置1と、
固有アドレスが設定されスイッチS1 〜S4 を監視する
複数の監視用端末器2、負荷L1 〜L4 を制御する制御
用端末器3、ワイヤレス中継用端末器7、外部インター
フェース端末器8およびセレクタスイッチ端末器9とが
一対の信号線4にて接続されている。
【0008】中央制御装置1から信号線4に送出される
伝送信号Vsは、図7(a)に示すように、信号送出開
始を示すスタートパルス信号ST、信号モードを示すモ
ードデータ信号MD、端末器2, 3, 7〜9を呼び出す
8ビットのアドレスデータを伝送するアドレスデータ信
号AD、負荷L1 〜L4 を制御する制御データを伝送す
る制御データ信号CD、チェックサムデータ信号CSお
よび端末器2, 3, 7〜9からの返送期間を設定する返
送待機信号WTよりなる複極(±24V)の時分割多重
信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送される
ようになっている。
【0009】各端末器2, 3, 7〜9では、信号線4を
介して受信された伝送信号Vsのアドレスデータと自己
の固有アドレスデータとが一致したときその伝送信号V
sの制御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの返
送待機信号WTに同期して監視データ信号を電流モード
信号(信号線4間を適当な低インピーダンスを介して短
絡して送出される信号)として返送するようになってい
る。
【0010】また、中央制御装置1には、モードデータ
信号MDをダミーモードとしたダミー伝送信号を常時送
出するダミー信号送信手段と、いずれかの監視用端末器
2あるいはワイヤレス中継端末器7、外部インターフェ
ース端末器8、セレクタスイッチ端末器9から返送され
た図7(b)に示すような割り込み信号Viが受信され
たとき、割り込み発生端末器2, 7〜9を検出して該端
末器2, 7〜9をアクセスして監視データを返送させる
割り込み処理手段とが設けられている。
【0011】また、中央制御装置1では、上述のように
して監視用端末器2あるいはワイヤレス中継端末器7、
外部インターフェース端末器8、セレクタスイッチ端末
器9から中央制御装置1に返送された監視データに基い
て対応する負荷L1 〜L4 を制御する制御用端末器3に
伝送する制御データを作成するとともに、その制御デー
タを信号線4を介して当該制御用端末器3に時分割多重
伝送して負荷L1 〜L 4 を制御するようになっている。
【0012】ワイヤレス中継端末器7は、光ワイヤレス
発信器X、光ワイヤレス受信器Yおよびワイヤレス用信
号線4aよりなる光ワイヤレスシステムのデータ中継を
行う端末器であり、光ワイヤレス発信器Xから発信され
た光信号を光ワイヤレス受信器Yにて受信し、受信され
たデータをワイヤレス用信号線4aを介して受信すると
ともに、このデータを中央制御装置1に転送するように
なっている。
【0013】また、外部インターフェース端末器8は、
外部制御装置8aとの間でデータ伝送を行う端末器であ
り、セレクタスイッチ端末器9は、多数の負荷を集中制
御する端末器である。なお、分電盤6あるいはリレー制
御盤6a内に配設される監視用端末器2および制御用端
末器3は、分電盤協約寸法となっており、その制御出力
によって負荷制御用のリモコンリレー(手元スイッチに
よってもオン、オフできるようにしたラッチングリレ
ー)5が制御されるようになっている。
【0014】次に、制御用端末器3に用いられるリモコ
ンリレーについて説明する。図8は制御用端末器3の分
解斜視図を示し、図9はブロック図を示している。ここ
で、リモコンリレーはRy1 〜Ry4 で表している。伝
送モジュール59は、マイクロコンピュータよりなる信
号処理回路、EEPROMにて形成されるアドレス設定
部58、フォトダイオードPD、発光ダイオードLD等
で構成されている。
【0015】また、図9に示すように、伝送モジュール
59の4組の出力側は夫々セット巻線S及びリセット巻
線Rを有する2巻線ラッチングリレーであるリモコンリ
レーRy1 〜Ry4 が接続してある。各リレーRy1
Ry4 には主接点R1 〜R4 と補助接点r1 〜r4 を有
し、主接点R1 ・・・間に負荷が接続され、補助接点r
1 ・・・の接点出力は伝送モジュール59の信号処理回
路に入力されて、監視信号として中央制御装置へ返送さ
れるようになっている。
【0016】通常は中央制御装置から伝送される制御デ
ータに基づいて任意のリレーRy1 ・・・が駆動され
て、主接点R1 ・・・に接続されている負荷をオンオフ
制御するようになっているが、本実施例では、中央制御
装置によらず、制御用端末器側で、リレーRy1 ・・・
を直接に一括してオンまたはオフ制御して、負荷をオン
またはオフさせるスイッチSW1 ,SW2 を設けてい
る。スイッチSW1 はリレーRy1 ・・・を一括してオ
ンさせるスイッチであり、スイッチSW2 はリレーRy
1 ・・・を一括してオフさせるスイッチである。
【0017】いま、信号線4を介して伝送される伝送信
号Vsは、伝送モジュール59の信号処理回路に入力さ
れており、アドレス設定部58に設定されている固有ア
ドレスデータと受信された伝送信号Vsのアドレスデー
タとの一致を判定し、アドレス一致時に続いて伝送され
る制御データ(実施例では、調光用制御データ)を取り
込んで、指定された負荷に対応したリレーRy1 ・・・
を制御する。
【0018】ここで、リレーRy1 ・・・は、伝送モジ
ュール59から出力される信号により、リレーRy1
リセット巻線Rまたはセット巻線Sを励磁して主接点R
1 をオフまたはオン制御する。この主接点R1 のオンオ
フにより負荷をオンあるいはオフ制御される。この負荷
の状態は、リレーRy1 の補助接点r1 の接点出力が伝
送モジュール59に入力され、負荷の動作状態を示す監
視信号として作成される。返送されるこの監視データを
電流モード信号(信号線4間に低抵抗値の抵抗Rを挿
入)として中央制御装置1に返送する返送信号VB が信
号線4に送出されるようになっている。
【0019】一方、アドレス設定部58を構成するEE
PROMへのデータの書き込みは、伝送モジュール59
の信号処理回路により行われるようになっている。図8
に示すように、端末器ケース60は、分電盤協約寸法の
2個モジュール寸法に形成されており、端末器ケース6
0はボデイ60aとカバー60bとで構成され、ボデイ
60aとカバー60bとは固定ネジ73により組立結合
される。
【0020】プリント基板ブロック61は上下2枚のプ
リント基板61a,61bで構成され、上側のプリント
基板61aには、マイクロコンピュータよりなる信号処
理回路と、EEPROMよりなるアドレス設定部58
と、光ワイヤレス信号の送受信用のフォトダイオードP
Dおよび発光ダイオードLDと、受信確認用発光ダイオ
ードLDcと、一括制御用のスイッチSW1 ,SW2
実装されている。また、下側のプリント基板61bには
リレーRy1〜Ry4 が実装されている。
【0021】上側のプリント基板61aはネジ72にて
カバー60bの裏面に配設され、端末器ケース60の前
面すなわちカバー60bの一端側には、発光ダイオード
LD及びフォトダイオードPDに対応した開口部62a
と、確認用発光ダイオードLDcに対応した開口部62
bとが夫々設けられており、光ワイヤレス信号を送受信
する開口部62aには、不要な赤外線をカットするフィ
ルタ63が設けられている。
【0022】また、発光ダイオードLDcを開口部62
bより臨ませており、これら、開口部62b、フィルタ
63を設けたカバー60bの凹面部67に透光性の銘板
70が貼着される。銘板70にはスイッチSW1 ,SW
2の操作部を露出させる切欠部70aが形成してある。
尚、透光性でない銘板の場合には、開口部62b及びフ
ィルタ63の部分を切り欠くようにしても良い。
【0023】カバー60bの一端にはリード線75を設
けた主接点R1 ・・・の接点出力が出力される接続端子
74が4組配設されており、これら接続端子74はネジ
78で螺着された端子カバー79で覆設される。また、
カバー60bの他端には信号線が接続される信号端子7
7とが設けられている。各端子74,77は端子板と端
子ねじとで構成されている。
【0024】尚、図9との回路において、端子T1 〜T
8 と接続端子74とが対応し、信号端子77が端子
9 ,T1 0とが対応している。一方、端末器ケース6
0のボデイ60aには、連結板あるいはDINレール取
付用アダプタが取り付けられる取付溝66が設けられて
いる。次に、本発明の要旨であるリモコンリレーについ
て説明する。このリモコンリレーは上述のリモコンリレ
ーRy1 ・・・に相当するものである。また、主接点R
1 ・・・は主接点ブロックBに、補助接点r1 ・・・は
補助接点ブロックCに相当している。
【0025】図2は全体の分解斜視図を示し、図3は斜
視図を、図4は平面図を夫々示している。絶縁材からな
るベース11の上面の中央にはコイルブロックAが配置
され、ベース11より一体に突設した2つの隔壁12の
外側には主接点ブロックBが夫々配置され、他方には補
助接点ブロックCが配設される。まず、主接点ブロック
Bについて説明する。主接点ブロックBは2つ形成され
ているが、同じ構成なので一方の主接点ブロックBにつ
いて説明する。すなわち、導電性の端子板13の上端部
には導電性の板バネ14の基部が固着され、端子板13
はベース11に穿孔した穴11aに挿通してベース11
に配置されるようになっている。板バネ14の先端の一
面には可動接点15が固着され、他面には導体板16が
固着される。そして、これら可動接点15、板バネ14
及び導体板16は3層に固着されている。つまり、板バ
ネ14と導体板16とを可動接点15で同時にかしめて
固着している。
【0026】また、導体板16の下部には鉄片17が固
着してある。そして、導体板16の下部と端子板13の
中央部分との間に板バネ14と平行して可撓性の編組導
線18をスポット溶接して接続している。ベース11の
穴11bに配設される導電性の端子板19の上端部には
可動接点15と相対する固定接点20が固着され、ま
た、中央部分には略コ字型の鉄片21が設けられてい
る。
【0027】一方の主接点ブロックBの外側に配置され
る補助接点ブロックCは以下のように構成されている。
すなわち、ベース11の穴に挿通して配置される補助端
子板22の上端部には固定接点23を固着し、この固定
接点23と相対する可動接点26を先端に固着した板バ
ネ25の基部は補助端子板24の上端部に固着されてい
る。そして、補助端子板24はベース11の穴に挿通し
て配置されるようになっている。
【0028】次に、両主接点ブロックBの間のベース1
1の上面中央に配置されるコイルブロックAについて説
明する。L型に折曲されたヨーク27の一片には四角状
の穴27aが穿設され、他片の両端部から磁極片28を
夫々対向して立設してある。略T字型の鉄心29がコイ
ル枠31の内部を挿通して、先端の突部29aがヨーク
27の穴27aに嵌合してカシメ等で固着され、鉄心2
9がヨーク27に固定され、電磁石部が構成してある。
【0029】鉄心29の端部はコイル枠31より出てい
て、両側面を磁極面30としている。コイル枠31の外
周面にはコイル32が巻装され、コイル枠31の一方の
厚肉とした鍔部33には、コイル32の端末と接続され
る3つのコイル端子34が埋設してある。鍔部33の上
面に突台33aが形成されており、突台33aには略円
形の凹所48が形成してあり、この凹所48の中央に回
転軸35が突設してある。
【0030】コイルブロックAの上方に配置される可動
ブロックDは、可動枠36、2枚のアマチュア37(3
7a,37b)及び永久磁石38等から構成されてい
る。絶縁体からなる可動枠36の一端には上記凹所48
にはまるボス49が突設されていて、このボス49に回
転軸35が挿入される軸穴40が穿設してある。この軸
穴40がコイル枠31の回動軸35に軸支されて、可動
枠36が回動可能となっている。可動枠36の他端の下
面には永久磁石38を挟持した2枚のアマチュア37が
配置され、可動枠36の両側には板バネ14を駆動する
腕部41,50が形成されている。
【0031】両腕部41,50に夫々形成した突部4
2,43間のスリット44に、両主接点ブロックBの板
バネ14を配置している。更に、腕部50の先端には補
助接点ブロックCの板バネ25を付勢する突起51を突
設している。上記各部材を配設したベース11には箱状
で下面開口の絶縁材からなるカバー46が覆設されるも
のであり、可動ブロックDをコイルブロックAの上に配
設した場合には、主接点ブロックBの板バネ14を可動
枠36のスリット44内に収め、突起51を補助接点ブ
ロックCの板バネ25の内側に位置せしめている。ま
た、鉄心29の磁極面30と磁極片28との間に形成さ
れた一対の空隙の間に両アマチュア37を位置させてい
る。このように可動ブロックDをコイルブロックAの上
側に配置して有極電磁石ブロックを形成している。
【0032】そして、コイル32の励磁、逆励磁により
アマチュア37の内側面を交互に鉄心29の磁極面30
及びヨーク27の磁極片28に吸引させて、可動枠36
を回動させ、主接点ブロックB及び補助接点ブロックC
を駆動するようにしている。ここで、本発明の要旨につ
いて詳述する。図1〜図4に示すように、アマチュア3
7の上方の可動枠36の上面には突起53が突設され、
また、板バネ14を駆動する腕部41,50に対応した
可動枠36の上面には突起54,55が突設されてい
る。更に、軸穴40の左右の可動枠36の上面にも突起
56が突設してある。また、アマチュア37の下方の可
動枠36の下面には突起57が突設されている。
【0033】図1に示すように、可動枠36の下面に突
設した突起57はコイル枠31の他方のL型の鍔部33
の横片33bの上面に接触し、可動枠36の上面に突設
した各突起53〜56は、カバー46の天井面に夫々対
向している。可動枠36の動作時において、突起57が
コイル枠31の鍔部33と接触し、また、カバー46の
天井面に接触する場合にも、突起53〜56が接触する
ため、接触面積が小さく、摩擦力を低減することができ
る。特に板バネ14を駆動する腕部(駆動部)41,5
0の上面に突起54,55を設けているため、可動枠3
6の動きを安定させることができる。
【0034】また、可動枠36の下面に突設した突起5
7をコイル枠31の他方の鍔部33の上面に対向させる
と共に、可動枠36の上面に突設した突起53〜55を
カバー46の天井面に対向させているから、可動枠36
が動作時に傾いた時、起53〜55により傾き角を最
小にすることができる。ところで、コイル32は2巻線
であり、上述のようにコイル端子34に接続されている
が、コイル端子34は1本が共通端子34cで、他は主
接点をオンするセット端子34aと主接点をオフするリ
セット端子34bである。今、非励磁状態では、一方の
アマチュア37aが鉄心29に、他方のアマチュア37
bの磁極片28に永久磁石38の磁束にて夫々吸引さ
れ、主接点ブロックBの両接点15,20は開成状態で
ある。
【0035】また、可動枠36は反時計方向に付勢され
ているため、可動枠36の突起51が補助接点ブロック
Cの板バネ25を弾接して、両接点23,26を開成状
態としている。そして、セット端子34aと共通端子3
4cに電圧を印加すると、コイル32が励磁されて一方
のアマチュア37bは鉄心29の磁極面30に、また、
他方のアマチュア37aは磁極片28に夫々吸引され
て、可動枠36は回動軸35を軸として時計方向に回動
し、オン状態となる。
【0036】つまり、可動枠36が時計方向に回動する
ことで、腕部41,50にて主接点ブロックBの板バネ
14を付勢して両接点15,20を閉成し、また、突起
51が板バネ25より離れて、板バネ25自体の復帰力
にて復帰することで、両接点23,26が閉成する。こ
の状態で、リセット端子34bと共通端子34cに電圧
を印加すると、元の状態に復帰することになる。
【0037】ここで、主接点の主接点ブロックBには、
板バネ14と並列に編組導線18を接続しているため、
短絡電流のような大電流が流れた場合には、電流が板バ
ネ14と編組導線18とに分流して、板バネ14の溶断
を防止すると共に、板バネ14の発熱も低減できるの
で、可動枠36のバネ駆動部である腕部41,50の溶
融も防止している。
【0038】また、短絡電流が流れた場合、導体板16
及び端子板19に設けた鉄片17,21で吸引力を発生
させ、接点の電磁反発を防止するようにしている。尚、
板バネ14の電流耐量を上げるためには、板バネ14自
体の断面積を増やせば良いが、この場合、バネ荷重が大
きくなってしまい、可動ブロックDの電磁石の吸引力と
の整合が困難となってしまう。
【0039】しかし、本実施例では、断面積の小さい板
バネ14だけを押すので、従来のリレーと同様のバネ荷
重にすることができるものである。また、本実施例で
は、導体板16に編組導線18を取り付けているが、可
動接点15の裏面等に直接編組導線18を接続するよう
にしてもよい。尚、本発明の実施例では、主接点側がフ
レクシャーで、補助接点側がリフトオフタイプとなって
いるが、特にこれに限定されるものではない。また、補
助接点側は信頼性を向上させるため、接点23,26に
金メッキ等を施している。
【0040】図5はヨーク27の磁極片28が共に、同
じ長さの場合を示し、他の構成は図2の場合と同じであ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明は上述のように、外周にコイルを
巻装したコイル枠と、コイルの励磁,逆励磁によりコイ
ル枠内に挿通された鉄心の磁極面に吸引されるアマチュ
アと、鉄心の先端部が連結したヨークと、アマチュアの
吸引動作にて駆動されて接点部を開閉する駆動部を設け
た可動枠と、上記コイル枠、アマチュア、ヨーク並びに
可動枠を配設するベース上に覆設されるカバーとを備
え、可動枠の一端はコイル枠の一方の鍔部の上面に突設
された回転軸に軸支され、他端に上記アマチュアを配設
し、略T字型に形成された鉄心をコイル枠の内部に挿通
し、字型に折曲されたヨークをコイル枠の一端より突
出する鉄心の先端部と結合すると共に、コイル枠の他端
より突出する鉄心の後端部を挟んで対向し且つ互いに長
さ寸法が異なる一対の磁極片をヨークの鉄心と連結した
端部と反対側の端部の両側縁に立設し、可動枠の回転軸
に軸支された部位と反対側の他端にアマチュアを配置
し、可動枠の上記アマチュアを配置した側の端部と、駆
動部を設けた部位と、回転軸に軸支される部位との上面
に突起を突設すると共に、可動枠のアマチュアを配置し
た側の端部の下面に突起を突設し、可動枠の下面に突設
した突起をコイル枠の他方の鍔部の上面に対向させると
共に、可動枠の上面に突設した突起をカバーの天井面に
対向させたものであるから、可動枠が回動した場合、可
動枠の上下面の突起がコイル枠の鍔部及びカバーの天井
面と接触するため、接触面積が小さく、摩擦力を低減す
ることができ、また、可動枠の上記アマチュアを配置し
た側の端部と、駆動部を設けた部位と、回転軸に軸支さ
れる部位との上面に突起を突設すると共に、可動枠のア
マチュアを配置した側の端部の下面に突起を突設し、可
動枠の下面に突設した突起をコイル枠の他方の鍔部の上
面に対向させると共に、可動枠の上面に突設した突起を
カバーの天井面に対向させているから、可動枠が動作時
に傾いた時、突起により傾き角を最小にすることがで
、特に可動枠の駆動部を設けた部位の上面に突起を設
けることで可動枠の回動が安定するという効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図である。
【図2】同上の実施例の分解斜視図である。
【図3】リレーの全体の斜視図である。
【図4】リレーの平面図である。
【図5】同上の他の実施例の分解斜視図である。
【図6】本リレーを用いた遠隔制御システムの概略シス
テム図である。
【図7】図6の動作説明図である。
【図8】制御用端末器の分解斜視図である。
【図9】制御用端末器のブロック回路図である。
【符号の説明】
27 ヨーク 29 鉄心 30 磁極面 31 コイル枠 32 コイル 36 可動枠 37 アマチュア 46 カバー 53 突起 54 突起 55 突起 56 突起 57 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−114424(JP,A) 実開 昭61−193651(JP,U) 実開 昭62−89744(JP,U) 実開 昭62−140651(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 45/00 - 51/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周にコイルを巻装したコイル枠と、コ
    イルの励磁,逆励磁によりコイル枠内に挿通された鉄心
    の磁極面に吸引されるアマチュアと、鉄心の先端部が連
    結したヨークと、アマチュアの吸引動作にて駆動されて
    接点部を開閉する駆動部を設けた可動枠と、上記コイル
    枠、アマチュア、ヨーク並びに可動枠を配設するベース
    上に覆設されるカバーとを備え、可動枠の一端はコイル
    枠の一方の鍔部の上面に突設された回転軸に軸支され、
    他端に上記アマチュアを配設し、略T字型に形成された
    鉄心をコイル枠の内部に挿通し、字型に折曲されたヨ
    ークをコイル枠の一端より突出する鉄心の先端部と結合
    すると共に、コイル枠の他端より突出する鉄心の後端部
    を挟んで対向し且つ互いに長さ寸法が異なる一対の磁極
    片をヨークの鉄心と連結した端部と反対側の端部の両側
    に立設し、可動枠の回転軸に軸支された部位と反対側
    の他端にアマチュアを配置し、可動枠の上記アマチュア
    を配置した側の端部と、駆動部を設けた部位と、回転軸
    に軸支される部位との上面に突起を突設すると共に、可
    動枠のアマチュアを配置した側の端部の下面に突起を突
    設し、可動枠の下面に突設した突起をコイル枠の他方の
    鍔部の上面に対向させると共に、可動枠の上面に突設し
    た突起をカバーの天井面に対向させたことを特徴とする
    リレー。
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