JPH058169Y2 - - Google Patents

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JPH058169Y2
JPH058169Y2 JP1986027979U JP2797986U JPH058169Y2 JP H058169 Y2 JPH058169 Y2 JP H058169Y2 JP 1986027979 U JP1986027979 U JP 1986027979U JP 2797986 U JP2797986 U JP 2797986U JP H058169 Y2 JPH058169 Y2 JP H058169Y2
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air
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air outlet
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ブロアユニツトの送風流出口とそ
の下流に位置するヒータユニツトの送風流入口と
が互いに偏心している自動車の空気調和装置に関
するものである。
(従来技術) 一般に、自動車の空気調和装置は、第3図のよ
うに、ブロア2を有するブロアユニツト4の下流
に、ヒータユニツト7が設けられ、このヒータユ
ニツト7内で、上記ブロア2からの送風をエアミ
ツクスドア17によつて、冷風通路14と、ヒー
タコア16を備えた温風通路15とに所望の割合
で分配している。そして、上記両通路14,15
を経た冷風と温風とを、上記ヒータユニツト7下
流に設けられた配風室18で混合するとともに、
設定された空調モードに応じて、デフロスタ流通
口19、ベント流通口20、およびヒータ流通口
21から空調風として車内へ吹き出している。
そして、車内へ吹き出される空調風の温度調整
は、上記エアミツクスドア17の開度を調整する
ことによつて行なわれるので、所望温度の空調風
を車内へ吹き出すためには、上記両通路14,1
5を経た冷風と温風とを配風室18で十分に混合
することが必要となる。
そこで、従来は、上記冷風と温風とを配風室1
8で十分に混合するために、図示のように、配風
室18の入口22をせき23で狭くして、これに
よつて、冷風と温風とを集合させるものや、冷風
通路14内に回転式の案内弁(図示せず)を設
け、この案内弁によつて、冷風が配風室18に導
入される際に、冷風の進路を温風側に向けて、冷
風が確実に温風に合流するようにしたものが知ら
れている(たとえば、実公昭54−9713号公報参
照)。
ここで、上記のような従来の空気調和装置にお
いて、図示のように、ブロアユニツト4とヒータ
ユニツト7との間に車内冷房用のエバポレータ5
を備えたクーラユニツト6が設けられた場合、ク
ーラユニツト6は、クーラ作動時に、エバポレー
タ5の表面に発生する水滴が、クーラユニツト6
の下流のヒータユニツト7に流入するのを防止す
るために、送風流出口9が高い位置に設けられる
とともに、送風流入口8が、上記送風流出口9よ
り低い位置に設けられている。
つまり、空気調和装置は、ブロアユニツト4の
送風流出口10とヒータユニツト7の送風流入口
11とが互いに上下方向(高さ方向)に偏心する
ことになり、ブロアユニツト4からの送風が、矢
印30のように、ヒータユニツト7内の上部に集
中して流れることになる。
ところが、従来の空気調和装置は、ブロアユニ
ツト4からの送風が、ヒータユニツト7の送風流
入口11から内部に向けて、偏ることなく均一に
流れるものとして設計されているので、上述のよ
うに、送風がヒータユニツト7内の上部に集中し
て流れると、送風をエアミツクスドア17の開度
通りの割合で冷風通路14と温風通路15とに分
配することができなくなり、両通路14,15か
らの冷風と温風とを配風室18で十分に混合して
も車内へ所望温度の空調風を吹き出すことができ
ないという問題があつた。
(考案の目的) この考案は上記のような問題点を解決するため
になされたもので、ブロアユニツトの送風流出口
と、その下流のヒータユニツトの送風流入口とが
互いに偏心していても、車内へ所望温度の空調風
を吹き出すことができる自動車の空気調和装置を
提供することを目的とする。
(考案の構成) この考案にかかる自動車の空気調和装置は、ヒ
ータユニツトの送風流入口に、ブロアユニツトの
送風流出口との偏心方向における該送風流出口か
ら遠い側に位置し、閉じ状態で上記送風流入口の
うち、上記送風流出口との偏心方向における上記
送風流出口から遠い側の部位の開口面積を制限
し、上記ブロアユニツト4からの送風が大風量と
なるにしたがつて、その風圧を受けて開く自動開
閉弁を設け、該自動開閉弁は、上記送風流出口と
の偏心方向における上記送風流出口から遠い側に
回動軸を備えて、閉じ方向に付勢された案内板で
構成されている。これにより、ブロアユニツトの
風量が小さいときには、風圧により開く上記案内
板がヒータユニツトの送風流入口の一部に臨んで
位置することに伴つて、ヒータユニツト内に流入
する送風は、風量が小さい程、その送風方向がヒ
ータコア側に向けられる度合が高められることに
なる。したがつて、エアミツクスドアの開度通り
の割合で、冷風通路と温風通路とに分配される。
また、ブロアユニツトからの送風が大風量になる
につれて風圧を受けて自動開閉弁が開くので、送
風が抵抗を受けることなくヒータユニツト内を流
れる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図において、1は空気調和装置であり、ブ
ロア2を有し、導入口3から空気を導入するブロ
アユニツト4の下流に、エバポレータ5を有する
クーラユニツト6が設けられ、このクーラユニツ
ト6の下流にヒータユニツト7が設けられてい
る。
上記クーラユニツト5は、送風流入口8に対し
て送風流出口9が高い位置に設けられており、そ
れにともなつて、上記ブロアユニツト4の送風流
出口10と、上記ヒータユニツト7の送風流入口
11とが互いに上下方向に偏心し、送風流出口1
0に対して送風流入口11が高い位置に設けられ
ている。
上記ヒータユニツト7の送風流入口11は、上
記ブロアユニツト3の送風流出口10との偏心方
向における送風流出口10から遠い側に、板部材
で構成された自動開閉弁12が設けられており、
この自動開閉弁12は、図のように、板ばね13
によつて、送風流入口11のほぼ上半分を閉じる
方向に付勢されている。
上記送風流入口11の下流には、冷風通路14
と温風通路15とが並設され、この温風通路15
にヒータコア16が設けられている。このヒータ
コア16の入口側にはエアミツクスドア17が設
けられ、このエアミツクスドア17は、たとえ
ば、想像線17a,17bのように、任意に開度
調整され、これによつて、ブロア2からの送風が
エバポレータ5を経て、そのまま冷風として冷風
通路14に流れる風量と、温風通路15でヒータ
コア16を経て温風になる風量とが制御される。
上記冷風通路14と温風通路15の下流には配
風室18が設けられ、この配風室18は、デフロ
スタ流通口19、ベント流通口20およびヒータ
流通口21を有するとともに、その入口22が、
上記両通路14,15からの冷風と温風とを集合
させるために、せき23によつて狭められてい
る。
上記構成において、ブロア2からの送風はエバ
ポレータ5を経て、ヒータユニツト7内を流れる
のであるが、送風が、たとえば、小風量のとき、
自動開閉弁12が板ばね13の作用で送風流入口
11の上部を閉じたままであり、これによつて、
送風はヒータユニツト7内の上部に集中すること
なく、矢印31のように、上記送風流入口11か
らヒータユニツト7内に向けて偏らずに均一に流
れる。
したがつて、送風が、エアミツクスドア17の
開度通りの割合で冷風通路14と温風通路15と
に分配されるので、両通路14,15からの冷風
と温風とが配風室18で混合されたのち、所望温
度の空調風として、設定された空調モードに応じ
て、デフロスタ流通口19、ベント流通口20お
よびヒータ流通口21から車内へ吹き出される。
また、ブロア2からの送風が大風量になるにし
たがつて、第2図のように、送風がその風圧によ
つて、自動開閉弁12を板ばね13に抗して開い
てゆく。そして、この自動開閉弁12が開いてゆ
く過程では、換言すれば送風が小風量になるにし
たがつて閉じ方向に変化する上記自動開閉弁12
に案内されて、風量が小さくなる程、送風方向が
ヒータコア15側に向けられる度合が高くなる。
したがつて、風量が小さくなるほどエアミツクス
ドア17の機能を確保することが困難になるとい
う問題に対して(自動開閉弁12が存在しないと
きには、前述したように、風量が小さくなるほど
エアミツクスドア17の機能確保が難しくなる)、
上記自動開閉弁12によつて解消されることにな
る。
他方、大風量の送風が行なわれるときには、自
動開閉弁12が全開状態となるため、送風が送風
流入口11で自動開閉弁12による抵抗を受ける
ことなく、矢印30のようにヒータユニツト7内
を流れるので、車内への大風量が確保される。
上記実施例では、第1図の自動開閉弁12を閉
方向へ付勢する手段として、板ばね13を用いた
が、この考案はこれに限られるものではなく、た
とえば、自動開閉弁12の支点となる軸Aにねじ
りばねのようなものを用いても上記実施例と同様
の効果を奏することができる。
(考案の効果) 以上のようにこの考案によれば、ブロアユニツ
トの送風流出口とヒータユニツトの送風流入口と
が互いに偏心していても、車内へ所望温度の空調
風を吹き出すことができる。また、車内への大風
量が所望されるときは、所望の大風量を確保する
ことができる。
また、自動開閉弁は、風量すなわち風圧と付勢
力とのバランス関係でその開度が自動調整される
ので、別途専用の駆動アクチユエータを用いた場
合に比して、構造も簡単となり安価に実施化し得
るものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による空気調和装
置の小風量時の縦断面図、第2図はこの考案の一
実施例による空気調和装置の大風量時の縦断面
図、第3図は従来装置の縦断面図である。 1……空気調和装置、4……ブロアユニツト、
7……ヒータユニツト、10……ブロアユニツト
の送風流出口、11……ヒータユニツトの送風流
入口、自動開閉弁(案内板)、13……板ばね
(案内板の付勢手段)、A……案内板の回動軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ブロアユニツトの下流にヒータユニツトを備
    え、上記ブロアユニツトの送風流出口と上記ヒー
    タユニツトの送風流入口とが互いに偏心している
    自動車の空気調和装置において、 上記送風流入口に、上記送風流出口との偏心方
    向における上記送風流出口から遠い側に位置し、
    閉じ状態で上記送風流入口のうち、上記送風流出
    口との偏心方向における上記送風流出口から遠い
    側の部位の開口面積を制限し、上記ブロアユニツ
    トからの送風が大風量になるにしたがつて、その
    風圧を受けて開く自動開閉弁を設け、 上記自動開閉弁は、上記送風流出口との偏心方
    向における上記送風流出口から遠い側に回動軸を
    備えて、閉じ方向に付勢された案内板で構成され
    ている、 ことを特徴とする自動車の空気調和装置。
JP1986027979U 1986-02-27 1986-02-27 Expired - Lifetime JPH058169Y2 (ja)

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JP1986027979U JPH058169Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

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JPS62138609U JPS62138609U (ja) 1987-09-01
JPH058169Y2 true JPH058169Y2 (ja) 1993-03-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2533823Y2 (ja) * 1991-02-14 1997-04-23 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6112418A (ja) * 1984-06-28 1986-01-20 Nissan Motor Co Ltd 空気調和装置

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JPS58160811U (ja) * 1982-04-21 1983-10-26 カルソニックカンセイ株式会社 自動車用空気調和装置のヒ−タユニツト

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JPS6112418A (ja) * 1984-06-28 1986-01-20 Nissan Motor Co Ltd 空気調和装置

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