JPH0581647B2 - - Google Patents

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JPH0581647B2
JPH0581647B2 JP29353386A JP29353386A JPH0581647B2 JP H0581647 B2 JPH0581647 B2 JP H0581647B2 JP 29353386 A JP29353386 A JP 29353386A JP 29353386 A JP29353386 A JP 29353386A JP H0581647 B2 JPH0581647 B2 JP H0581647B2
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JP
Japan
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metal strip
temperature
gas
temperature control
blowing
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JP29353386A
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JPS63149324A (ja
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Yasuo Fukada
Kozo Wada
Norio Oota
Yasuhisa Nakajima
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JFE Steel Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Kawasaki Steel Corp
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、金属ストリツプを連続的に熱処理す
る、連続焼鈍施設に備えられて、その金属ストリ
ツプの温度調節を行なう、金属ストリツプの温度
調節方法およびその装置に関する。
<従来の技術> 第4図に示すように、金属ストリツプの連続焼
鈍施設は、通常予熱帯A、加熱帯B、冷却帯Cを
備えており、通常金属ストリツプSの焼鈍は、連
続的に予熱帯Aで予熱し、加熱帯Bで規定の温度
まで加熱して、所定の時間保持し、冷却帯Cで冷
却するようになつている。この連続焼鈍施設では
いろいろの金属ストリツプが次々に連続して処理
され、次に処理する金属ストリツプの先端を先行
する金属ストリツプの後端に、熔接で接続して、
途切れることなく処理されている。先行の金属ス
トリツプと後続の金属ストリツプとで板厚が異な
る場合があり、その場合には次のような問題があ
つた。
つまり、厚い(例えば1mm厚)の金属ストリツ
プが先行しており、これに薄い(例えば0.6mm厚)
の後続ストリツプを接続して処理する場合、連続
焼鈍施設の各部温度や、通板速度などの処理条件
は、先行する厚い金属ストリツプに必要な条件
に、その金属ストリツプの処理が終る迄は保持さ
れ、先行ストリツプの処理が終了したら、直ちに
薄い後続ストリツプの処理条件に変更されるが、
連続焼鈍施設全体の温度分布などが、薄い金属ス
トリツプに適したところに落ちつく迄には、相当
の時間を要し、その間、後続の薄い金属ストリツ
プはかなりの長さにわたつて、過度に焼鈍された
ものになつてしまう。
また、薄い先方ストリツプから厚い後続ストリ
ツプに変わる場合は、後続の厚い金属ストリツプ
の先端に、かなりの長さの焼鈍不足が生じる。
そこで、第4図に示すように、加熱帯Bを分割
して、第1加熱帯14と第2加熱体15に分け、
この2つの加熱帯14,15の間に温度調節装置
Tを置き、処理される金属ストリツプSの板厚が
変つた際、この温度調節装置Tにより、連続焼鈍
施設全体の温度条件が、できるだけ短時間で、後
続の金属ストリツプSに必要な条件に整えるよう
になされている。
温度調節装置Tを構成する温度調節炉1内に
は、第5図に示すように、通板された金属ストリ
ツプSの両面に対面して、スリツト状のノズル3
を有するプレナムチヤンバ2が設けられている。
このプレナムチヤンバ2には、温度調節用のガス
を吹き込むための吹き込みダクト4が、また温度
調節炉1には吹き込まれたガスを回収する回収ダ
クト5が取りつけられており、これらのダクト
は、連絡ダクト6を介して、ガス温調節機7およ
びフアン8に連結されて、ガス循環経路を形成す
る。このガス循環経路は、金属ストリツプSの両
面に対応する2系統が1組となつており、通常温
度調節炉1には複数組が取りつけられている。な
お、第5図には、説明が簡明なように、1組だけ
記載した。
このような温度調節装置Tを有する連続焼鈍施
設によれば、処理される金属ストリツプSが、板
厚の厚いものから薄いものに切り替わる際には、
両者の接続部が温度調節炉1の入口を通過した
ら、フアン8およびガス温調節機7の運転を開始
し、炉内の無酸化性芬囲気ガスを低温の冷却用ガ
スとして、ノズル3から板厚の薄い金属ストリツ
プSの両面に吹きつけて、この薄い金属ストリツ
プSの温度を一旦低下させ、これに続く第2加熱
帯15で規定の温度に再加熱する。先行の厚い金
属ストリツプSが冷却帯Cを通過して、その焼鈍
が終了した後は、温度調節炉1はガスの吹きだし
による温度調節は停止され、単なる金属ストリツ
プSの通路として機能する。通常、板厚の薄い金
属ストリツプSでは、厚い金属ストリツプSに比
べて、通板速度を早くすることによつて、条件を
整える。
一方、金属ストリツプSが、板厚の薄いものか
ら厚いものに切り替わる場合には、両者の接続部
が温度調節炉1の入口を通過したら、ガス温調節
機8で加熱した高温の加熱用ガスをノズル3から
金属ストリツプSに吹きつけて、その加熱を助
け、これに続く第2加熱帯15で規定の温度に加
熱する。先行する板厚の薄い金属ストリツプSが
冷却帯Cを通過したら、ノズル3からのガス吹き
出しを止め、通板速度を遅くするなどによつて条
件を整える。
なお第4図中、13は加熱帯Bに先行する予熱
帯Aを構成する予熱炉、また16と17は、それ
ぞれ冷却帯Cを構成する第1冷却帯と第2冷却帯
である。
<発明が解決しようとする問題点> 第4図および第5図の示すような、従来の温度
調節装置Tにあつては、フアン7、ガス温調節機
8および各ダクト4,5,6から構成されるガス
循環経路が長く、フアン7を起動したあと、所定
の温度と量のガスがノズル3から吹き出される迄
に、20〜30秒の時間が必要であつて、その間は、
金属ストリツプSに所要の加熱又は冷却の温度調
節が行なわれない。
通常、金属ストリツプSの連続焼鈍施設の通板
速度は、毎秒400〜500メートルであるので、十分
な温度調節が行なわれない金属ストリツプの延長
は、数10メートル以上に達し、その部分は品質の
劣る製品になつてしまう。
本発明は、この問題点を解決するもので、連続
焼鈍施設において、金属ストリツプの板厚が変わ
る際の焼鈍不良品の発生を防ぐことができる、金
属ストリツプの温度調節方法およびその装置を提
供することを目的とする。
<問題を解決するための手段> 本発明に係る金属ストリツプの温度調節方法
は、通板される金属ストリツプの両面に、プレナ
ムチヤンバのノズルからガスを吹き出させて、金
属ストリツプの温度を調節する温度調節炉を有す
る、連続焼鈍施設の温度調節装置における、金属
ストリツプの温度調節方法において、ノズルから
ガスを吹き出させて、金属ストリツプの温度調節
を開始するに先立つて、温度調節炉を通らないバ
イパス循環経路に、所定の温度のガスを循環させ
ておき、金属ストリツプの温度調節が必要になつ
た時点で、このガスをノズルから金属ストリツプ
に吹き出させて、金属ストリツプの温度調節を開
始することを特徴とする。
また、本発明に係る金属ストリツプの温度調節
装置は、通板される金属ストリツプの両面に、プ
レナムチヤンバのノズルからガスを吹き出させ
て、金属ストリツプの温度を調節する温度調節炉
を有する、連続焼鈍施設の金属ストリツプの温度
調節装置において、プレナムチヤンバにガスを吹
き込む吹き込みダクトを、ダンパを介してプレナ
ムチヤンバに取りつけ、温度調節炉からガスを回
収する回収ダクトを、ダンパを介して温度調節炉
に取りつけ、吹き込みダクトと回収ダクトの間に
ダンパとバイパスダクトを設けることを特徴とす
る。
<作用> プレナムチヤンバのノズルから金属ストリツプ
に吹きつけて、金属ストリツプの温度を調節する
ためのガスを、ノズルからの吹きつけ開始に先立
つて、温度調節炉を通らない、バイパス循環経路
で循環させながら、前もつて、ガスを所定の温度
に調節しておき、金属ストリツプの温度調節が必
要になつた時点で、この循環しているガスをバル
ブ切り替えによつて、プレナムチヤンバーに送
り、ノズルから金属ストリツプに吹きつけること
により、直ちに金属ストリツプを規定の温度に調
節することができる。
<実施例> 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の温度調節装置Tを簡略に示
す概略図である。また第2図と第3図は本発明の
温度調節装置Tによる温度調節方法を説明するた
めの図である。
第1図に示すように、本発明による温度調節炉
1には、金属ストリツプSが通板されており、こ
の金属ストリツプSの両面に対面して、ガス吹き
出しのためのノズル3を有するプレナムチヤンバ
2が設置されている。プレナムチヤンバ2はこの
図では説明に簡便なように1組しか記載されてい
ないが、実際は複数組設置されている。
各プレナムチヤンバ2には、ガス吹き込みのた
めの吹き込みダクト4がダンパ10を介して取り
付けられており、温度調節炉1には、ガスを回収
して循環再使用するための回収ダクト5がダンパ
11を介して取りつけられている。回収ダクトか
らのガスは、フアン7、連絡ダクト6およびガス
温調節機8を経て、再び吹き込みダクトに送られ
るようになつている。なお、フアン7とガス温調
節機8の取り付け位置は互に入れ変つてもよい。
また吹き込みダクト4と回収タクト5の間にダン
パ12とバイパスダクト9が設けられている。
ノズル3からガスを吹き出して、金属量ストリ
ツプの温度調節を開始するに先立つて、温度調節
装置Tは第2図のように、ダンパ10および11
を閉めダンパー12を開ける。次でフアン7を起
動する。フアン7が定常回転になつたらガス温調
節機8の運転を開始する。このようにして、所定
の温度のガスをバイパス9を通して循環させてお
く。
金属ストリツプSの接続部が温度調節炉1に入
つて、金属ストリツプSの温度調節が必要になつ
たら、第3図のようにダンパ10,11および1
2を操作して、所定の温度のガスが、プレナムチ
ヤンバ2のノズル3から金属ストリツプSに吹き
つけられるようにする。このようにして、金属ス
トリツプSの温度調節を開始する。
上記のダンパ10,11および12の操作は、
電動、油圧又は、空気圧などで行なえば数秒ある
いはそれ以下の時間で終えることができる。
このフアン7は常時運転を続けておき、ノズル
3からガスを吹き出す必要がない時は第2図のよ
うに、ガスを吹き出す時は第3図のように、ダン
パ10,11および12を操作するやり方もあ
る。
<発明の効果> 本発明による金属ストリツプの温度調節方法お
よびその装置によれば、金属ストリツプの温度調
節開始に先立つて、金属ストリツプの温度調節の
ために使用するガスを、前もつて所定の温度に調
節して、バイパスを通して循環させておき、必要
となつた時点でダンパ操作によつて、直ちに、所
定の温度と量のガスがプレナムチヤンバのノズル
から金属ストリツプに吹きつけられるようにする
ので、金属ストリツプ温度調節が極めて短時間に
可能である。その結果、連続焼鈍施設での板厚の
異なる金属ストリツプの接続部の焼鈍不良による
品質劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を説明する温度調節
装置の概略図、第2図と第3図は第1図に示す温
度調節装置による温度調節方法を説明するための
図、第4図は連続焼鈍施設の概念図、および第5
図は従来の温度調節装置の概略図である。 図面中、Sは金属ストリツプ、Tは温度調節装
置、1は温度調節炉、2はプレナムチヤンバ、3
はノズル、4は吹き込みダクト、5は回収ダク
ト、7はフアン、8はガス温調節機、9はバイパ
スダクト、10,11および12はダンパであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 通板される金属ストリツプの両面に、プレナ
    ムチヤンバのノズルからガスを吹き出させて、金
    属ストリツプの温度を調節する温度調節炉を有す
    る、連続焼鈍施設の温度調節装置における、金属
    ストリツプの温度調節方法において、ノズルから
    ガスを吹き出させて、金属ストリツプの温度調節
    を開始するに先立つて、温度調節炉を通らないバ
    イパス循環経路に、所定の温度のガスを循環させ
    ておき、金属ストリツプの温度調節が必要になつ
    た時点で、このガスをノズルから金属ストリツプ
    に吹き出させて、金属ストリツプの温度調節を開
    始することを特徴とする、金属ストリツプの温度
    調節方法。 2 通板される金属ストリツプの両面に、プレナ
    ムチヤンバのノズルからガスを吹き出させて、金
    属ストリツプの温度を調節する温度調節炉を有す
    る、連続焼鈍施設の金属ストリツプの温度調節装
    置において、プレナムチヤンバにガスを吹き込む
    吹き込みダクトを、ダンパを介してプレナムチヤ
    ンバに取りつけ、温度調節炉からガスを回収する
    回収ダクトを、ダンパを介して温度調節炉に取り
    つけ、吹き込みダクトと回収ダクトの間にダンパ
    とバイパスダクトを設けることを特徴とする、金
    属ストリツプの温度調節装置。
JP29353386A 1986-12-11 1986-12-11 金属ストリツプの温度調節方法およびその装置 Granted JPS63149324A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63149324A (ja) 1988-06-22

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