JPH0581639A - デイジタル画像信号の磁気記録方法 - Google Patents

デイジタル画像信号の磁気記録方法

Info

Publication number
JPH0581639A
JPH0581639A JP3157085A JP15708591A JPH0581639A JP H0581639 A JPH0581639 A JP H0581639A JP 3157085 A JP3157085 A JP 3157085A JP 15708591 A JP15708591 A JP 15708591A JP H0581639 A JPH0581639 A JP H0581639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
circuit
data
magnetic recording
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3157085A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Uchiyama
浩 内山
Naoki Honda
直樹 本多
Takanori Sato
孝典 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3157085A priority Critical patent/JPH0581639A/ja
Priority to US07/902,590 priority patent/US5401572A/en
Publication of JPH0581639A publication Critical patent/JPH0581639A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長時間記録が可能で、エラーレートの小さい
ディジタル画像信号の磁気記録方法を提供する。 【構成】 ディジタル画像信号を、再生歪みの少ないよ
うな形で圧縮してCo−Cr合金膜を磁性層とする垂直
磁気記録媒体に記録する。すなわち、入力されたディジ
タル画像信号をブロック化し、次いでこれを圧縮符号化
し、さらにチャンネル符号化して垂直磁気記録媒体に記
録する。このとき、垂直磁気記録媒体の非磁性支持体の
Co−Cr合金膜の成膜前における50〜300℃での
線膨張係数k1 を0mm/mm・℃以下とする。あるいは、
Co−Cr合金膜の成膜後における50〜300℃での
線膨張係数k2 を0.3×10-5mm/mm・℃以下とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルVTR等に
おけるディジタル画像信号の磁気記録方法に関するもの
であり、特にディジタル画像信号を再生歪みが少ないよ
うな形で圧縮して記録する磁気記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録の分野においては、年々高密度
化が要求されており、加えて信号形態もアナログ信号か
らディジタル信号に代わりつつあり、高密度化と共に信
号形態に合わせた媒体設計が必要となっている。これま
で、磁気記録の方式は、面内に磁化の容易軸を持った磁
気記録媒体を用いる,いわゆる面内磁気記録方式が主で
あったが、この方式では記録密度を上げれば上げるほど
磁気記録媒体の磁化方向が互いに反発し合うように並ぶ
ため、高密度化には自ずと限度があり、要求されるよう
な高密度化を図ることは困難である。
【0003】さらに、面内磁気記録方式では、磁化反転
が2回繰り返すパターンにおいて、それぞれの磁化反転
の間隔が詰まってくるほど(高密度化するほど)互いの
磁化反発及び波形干渉によるピークシフトが生じ、エラ
ーレートが悪化する等の欠点がある。そこで近年、磁気
記録の新しい方式として、膜面に対して垂直方向に磁化
容易軸を有する磁気記録媒体を用いる垂直磁気記録方式
が開発され、その実用化に期待が持たれている。
【0004】垂直磁気記録方式では、面内磁気記録方式
に比べて減磁作用が極めて少なく、記録密度を飛躍的に
増大することが可能となる。また、磁化反転2回の繰り
返しパターンにおいても、磁化の反発が生じないため波
形干渉によるピークシフトが生ずるのみで、補正が容易
に行える。
【0005】ところで、この垂直磁気記録方式に用いら
れる磁気記録媒体の磁性層は、Co−Cr合金膜が主
で、スパッタ法や真空蒸着法等によって成膜される。こ
こで、スパッタ法あるいは真空蒸着法の何れの方法でC
o−Cr合金膜を成膜する場合にも、ある程度の抗磁力
Hc(例えば700エルステッド=56kA/m以上)
を確保するためには、成膜時の基板温度を約180℃以
上にする必要がある。
【0006】しかしながら、特に厚さ10μm以下のフ
ィルム基板上に膜形成を行う場合、基板を加熱すると次
のような不都合が生ずる。先ず、フィルム基板を加熱す
るキャンロールが高温であり、供給されるフィルム基板
の温度(室温)との温度差(ΔT)が大きいために、フ
ィルム基板の熱膨張係数(k)が小さくとも熱膨張(Δ
L=k×ΔT)は大きくなり、膜形成時のスパッタ,真
空蒸着等による熱輻射も加わって、しわが発生する。
【0007】また、室温に戻ったとき、フィルム基板の
収縮量が金属磁性薄膜のそれを上回り、金属磁性薄膜を
外側にしたカッピング(テープ幅方向の湾曲)が大きく
なる傾向にある。カッピングが大きくなった場合、磁気
ヘッドと磁気記録媒体との接触状態が悪化し、磁気ヘッ
ドが均一に当たらなくなり、エンベロープの変動やそれ
に伴うエラーレートの増加等が生じ、ディジタル画像信
号を記録する上で非常に不都合である。
【0008】これらの不都合を防ぐために、フィルム基
板がキャンロールに導入される直前にエキスパンダーロ
ールにより予め機械的に引っ張っておき、熱的な膨張と
相殺させる方法が考えられている。しかしながら、エキ
スパンダーロールに用いられる材料は合成ゴムであり、
200℃程度まで耐熱性を有するものは少なく、また耐
熱性はあっても真空,高温条件下に曝されると不純物ガ
スが発生する虞れがある。したがって、耐久性が著しく
悪くなる等の問題が表面化し、エキスパンダーロールは
使わないのが望ましい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ディジ
タル画像信号を記録するディジタルVTR、特にディジ
タル画像信号を再生歪みが少ないような形で圧縮して記
録するディジタルVTRにおいては、しわの発生やカッ
ピングの少ない磁気記録媒体の設計が不可欠であり、エ
キスパンダーロール等を用いることなくこれらの問題を
解消し得る垂直磁気記録媒体の実現が望まれる。
【0010】そこで本発明は、かかる実情に鑑みて提案
されたものであって、垂直磁気記録媒体のしわやカッピ
ングの抑制を図り、磁気ヘッドとの当たり特性に優れエ
ラーレートの少ない記録再生が可能なディジタル画像信
号の磁気記録方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の目
的を達成せんものと鋭意検討を重ねた結果、非磁性支持
体の熱膨張係数の値がしわやカッピングの発生に大きく
影響を与えるとの知見を得るに至った。本発明は、前記
知見に基づいて完成されたものであって、入力ディジタ
ル画像信号を複数の画素データからなるブロック単位の
データに変換してブロック化し、該ブロック化されたデ
ータをブロック単位に圧縮符号化し、該圧縮符号化され
たデータをチャンネル符号化し、該チャンネル符号化さ
れたデータを回転ドラムに装着された磁気ヘッドにより
磁気記録媒体に記録するようにしたディジタル画像信号
の磁気記録方法において、上記磁気記録媒体は、非磁性
支持体上にCo及びCrを主体とする金属磁性薄膜が形
成されてなり、前記非磁性支持体の金属磁性薄膜成膜前
における50〜300℃までの線膨張係数k1 が0mm/
mm・℃以下であることを特徴とするものであり、さらに
は非磁性支持体の金属磁性薄膜成膜後における50〜3
00℃までの線膨張係数k2 が0.3×10-5mm/mm・
℃以下であることを特徴とするものである。
【0012】すなわち、本発明は、非磁性支持体の線膨
張係数が特定の範囲に設定されたCo−Cr垂直磁気記
録媒体を用い、しわの発生やカッピングによるヘッド当
たり特性の劣化を解消し、エラーレートをを抑制しよう
とするものである。ここで問題となるのは、成膜する際
のフィルムの送り方向(以下、MD方向と称する。)と
直交する幅方向(以下、TD方向と称する。)の線膨張
係数であり、金属磁性薄膜成膜前の非磁性支持体におい
ては、50〜300℃までの線膨張係数k1 を0mm/mm
・℃以下とする必要がある。また、金属磁性薄膜成膜後
の非磁性支持体においては、50〜300℃までの線膨
張係数k2 を0.3×10-5mm/mm・℃以下とする必要
がある。
【0013】線膨張係数k1 あるいは線膨張係数k2
前記範囲を越えてプラスの値となると、高温のキャンロ
ールに接したときに非磁性支持体がTD方向に伸びよう
とし、結果としてしわが発生する。このように非磁性支
持体の線膨張係数k1 あるいは線膨張係数k2 を規定す
る必要があるのは、Co−Cr合金膜を磁性層とする垂
直磁気記録媒体において、磁気特性(特に抗磁力Hc)
を確保するために成膜時に非磁性支持体を加熱するため
であり、キャンロールを−20℃前後に冷却して蒸着を
行うCo−Ni合金膜やCo−O膜を磁性層とする磁気
記録媒体においては、あまり問題とならない事項であ
る。
【0014】非磁性支持体の線膨張係数k1 あるいは線
膨張係数k2 を前記範囲内に設定するためには、例えば
ベースフィルム作製時、乾燥工程をTD方向にエキスパ
ンダーロールで引っ張りながら行えばよい。これによっ
て、引っ張り応力が残ったベースフィルムが得られる。
このようにして作製したベースフィルムに温度を加えた
場合、材料自身の熱膨張に加えて引っ張り応力の緩和に
よる収縮が起こり、緩和分が材料の熱膨張を上回ったと
きに見かけ上線膨張係数k1 ≦0となる。
【0015】したがって、前記乾燥工程における乾燥温
度や引っ張り応力を調整することによって、前記線膨張
係数k1 あるいは線膨張係数k2をコントロールするこ
とができる。
【0016】また、前述のように線膨張係数k1 あるい
は線膨張係数k2 をコントロールすることは、非磁性支
持体の膜厚が10μm以下であるときに効果が大きい。
非磁性支持体の膜厚が10μmを越える場合、例えば2
0μm以上の場合には、一般に線膨張係数k1 は小さ
く、またk1 ≧0でもしわが入り難い。なお、磁性層で
あるCo−Cr合金膜の組成は、従来より垂直磁気記録
媒体に用いられている組成であれば如何なるものであっ
てもよく、特に制約があるわけではない。また、その成
膜方法も、スパッタ法、真空蒸着法のいずれであっても
よい。
【0017】
【作用】非磁性支持体の金属磁性薄膜成膜前における5
0〜300℃までの線膨張係数k1 が0mm/mm・℃以下
であるとき、あるいは非磁性支持体の金属磁性薄膜成膜
後における50〜300℃までの線膨張係数k2 が0.
3×10-5mm/mm・℃以下であるとき、しわの発生が抑
制される。これは、熱履歴を受ける前の線膨張係数k1
を用いて次のように説明することができる。
【0018】MD方向にテンションが加えられた薄いベ
ースフィルムが高温のキャンロールに導入される場合、
線膨張係数k1 が0より大きいときにはベースフィルム
はTD方向に伸びようとする。このとき、前記テンショ
ンによりTD方向に伸びようとする自由がきかず、伸び
分のしわ寄せによりしわが発生する。線膨張係数k1
大きいときには、伸び分も大きくなり、しわの数も増え
る。
【0019】これに対して、線膨張係数k1 が0以下の
ときには、高温のキャンロールと接したときにはTD方
向に縮もうとし、しわが発生することはない。本発明に
おいては、前記条件を満足する垂直磁気記録媒体に対し
てディジタル画像信号を記録するようにしているので、
ヘッド当たり特性に優れたものとなり、エラーレートが
大幅に改善される。
【0020】
【実施例】以下、本発明を適用した実施例について、図
面や実験結果を参照しながら詳細に説明する。
【0021】A.記録再生装置の構成 カラービデオ信号をディジタル化して磁気テープ等の記
録媒体に記録するディジタルVTRとしては、放送局用
のD1フォーマットのコンポーネント形ディジタルVT
R及びD2フォーマットのコンポジット形ディジタルV
TRが実用化されている。
【0022】前者のD1フォーマットディジタルVTR
は、輝度信号及び第1,第2の色差信号をそれぞれ1
3.5MHz、6.75MHzのサンプリング周波数で
A/D変換した後、所定の信号処理を行って磁気テープ
上に記録するもので、これらコンポーネント成分のサン
プリング周波数が4:2:2であることから、4:2:
2方式とも称されている。
【0023】一方、後者のD2フォーマットディジタル
VTRは、コンポジットカラービデオ信号をカラー副搬
送波信号の周波数の4倍の周波数の信号でサンプリング
を行ってA/D変換し、所定の信号処理を行った後、磁
気テープに記録するようにしている。
【0024】いずれにしても、これらのディジタルVT
Rは、共に放送局用に使用されることを前提に設計され
ているために、画質最優先とされ、1サンプルが例えば
8ビットにA/D変換されたディジタルカラービデオ信
号を実質的に圧縮することなしに記録するようになされ
ている。したがって、例えばD1フォーマットのディジ
タルVTRでは、大型のカセットテープを使用しても高
々1.5時間程度の再生時間しか得られず、一般家庭用
のVTRとして使用するには不適当である。
【0025】そこで本実施例においては、例えば5μm
のトラック幅に対して最短波長0.5μmの信号を記録
するようにし、記録密度8×105 bit/mm2 以上を
実現するとともに、記録情報を再生歪みが少ないような
形で圧縮する方法を併用することによって、テープ幅が
8mmあるいはそれ以下の幅狭の磁気テープを使用しても
長時間の記録・再生が可能なディジタルVTRに適用す
るものとする。
【0026】以下、このディジタルVTRの構成につい
て説明する。
【0027】a.信号処理部 先ず、本実施例において用いたディジタルVTRの信号
処理部について説明する。図1は記録側の構成全体を示
すものであり、1Y、1U、1Vでそれぞれ示す入力端
子に、例えばカラービデオカメラからの三原色信号R,
G,Bから形成されたディジタル輝度信号Y、ディジタ
ル色差信号U、Vが供給される。この場合、各信号のク
ロックレートはD1フォーマットの各コンポーネント信
号の周波数と同一とされる。すなわち、それぞれのサン
プリング周波数が13.5MHz、6.75MHzとさ
れ、且つこれらの1サンプル当たりのビット数が8ビッ
トとされている。したがって、入力端子1Y、1U、1
Vに供給される信号のデータ量としては、約216Mb
psとなる。この信号のうちブランキング時間のデータ
を除去し、有効領域の情報のみを取り出す有効情報抽出
回路2によってデータ量が約167Mbpsに圧縮され
る。
【0028】そして、上記有効情報抽出回路2の出力の
うちの輝度信号Yが周波数変換回路3に供給され、サン
プリング周波数が13.5MHzからその3/4に変換
される。周波数変換回路3としては、例えば間引きフィ
ルタが使用され、折り返し歪みが生じないようになされ
ている。この周波数変換回路3の出力信号は、ブロック
化回路5に供給され、輝度データの順序がブロックの順
序に変換される。ブロック化回路5は、後段に設けられ
たブロック符号化回路8のために設けられている。
【0029】図3は、符号化の単位のブロックの構造を
示す。この例は、3次元ブロックであって、例えば2フ
レームに跨がる画面を分割することにより、同図に示す
ように(4ライン×4画素×2フレーム)の単位ブロッ
クが多数形成される。なお、図3において実線は奇数フ
ィールドのラインを示し、破線は偶数フィールドのライ
ンを示す。
【0030】また、有効情報抽出回路2の出力のうち、
2つの色差信号U、Vがサブサンプリング及びサブライ
ン回路4に供給され、サンプリング周波数がそれぞれ
6.75MHzからその半分に変換された後、2つのデ
ィジタル色差信号が互いにライン毎に選択され、1チャ
ンネルのデータに合成される。したがって、このサブサ
ンプリング及びサブライン回路4からは線順次化された
ディジタル色差信号が得られる。このサブサンプリング
及びサブライン回路4によってサブサンプル及びサブラ
イン化された信号の画素構成を図4に示す。図4中、○
は第1の色差信号Uのサブサンプリング画素を示し、△
は第2の色素信号Vのサンプリング画素を示し、×はサ
ブサンプルによって間引かれた画素の位置を示す。
【0031】上記サブサンプリング及びサブライン回路
4からの線順次化出力信号は、ブロック化回路6に供給
される。ブロック化回路6では一方のブロック化回路5
と同様に、テレビジョン信号の走査の順序の色差データ
がブロックの順序のデータに変換される。このブロック
化回路6は、一方のブロック化回路5と同様に、色差デ
ータを(4ライン×4画素×2フレーム)のブロック構
造に変換する。そしてこれらブロック化回路5及びブロ
ック化回路6の出力信号が合成回路7に供給される。
【0032】合成回路7では、ブロックの順序に変換さ
れた輝度信号及び色差信号が1チャンネルのデータに変
換され、この合成回路7の出力信号がブロック符号化回
路8に供給される。ブロック符号化回路8としては、後
述するようにブロック毎のダイナミックレンジに適応し
た符号化回路(ADRCと称する。)、DCT(Dis
crete Cosine Transform)回路
等が適用できる。前記ブロック符号化回路8からの出力
信号は、さらにフレーム化回路9に供給され、フレーム
構造のデータに変換される。このフレーム化回路9で
は、画素系のクロックと記録系のクロックとの乗り換え
が行われる。
【0033】次いで、フレーム化回路9の出力信号がエ
ラー訂正符号のパリティ発生回路10に供給され、エラ
ー訂正符号のパリティが生成される。パリティ発生回路
10の出力信号はチャンネルエンコーダ11に供給さ
れ、記録データの低域部分を減少させるようなチャンネ
ルコーディングがなされる。チャンネルエンコーダ11
の出力信号が記録アンプ12A,12Bと回転トランス
(図示は省略する。)を介して一対の磁気ヘッド13
A,13Bに供給され、磁気テープに記録される。な
お、オーディオ信号と、ビデオ信号とは別に圧縮符号化
され、チャンネルエンコーダ11に供給される。
【0034】上述の信号処理によって、入力のデータ量
216Mbpsが有効走査期間のみを抽出するによって
約167Mbpsに低減され、さらに周波数変換とサブ
サンプル、サブラインとによってこれが84Mbpsに
減少される。このデータは、ブロック符号化回路8で圧
縮符号化することにより、約25Mbpsに圧縮され、
その後のパリティ、オーディオ信号等の付加的な情報を
加えて、記録データ量としては31.56Mbpsとな
る。
【0035】次に、再生側の構成について図2を参照し
ながら説明する。再生の際には、図2に示すように、先
ず磁気ヘッド13A,13Bからの再生データが回転ト
ランス及び再生アンプ14A,14Bを介してチャンネ
ルデコーダ15に供給される。チャンネルデコーダ15
において、チャンネルコーディングの復調がされ、チャ
ンネルデコーダ15の出力信号がTBC回路(時間軸補
正回路)16に供給される。このTBC回路16におい
て、再生信号の時間軸変動成分が除去される。TBC回
路16からの再生データがECC回路17に供給され、
エラー訂正符号を用いたエラー訂正とエラー修整とが行
われる。ECC回路17の出力信号がフレーム分解回路
18に供給される。
【0036】フレーム分解回路18によって、ブロック
符号化データの各成分がそれぞれ分離されるとともに、
記録系のクロックから画素系のクロックへの乗り換えが
なされる。フレーム分解回路18で分離された各データ
がブロック複号回路19に供給され、各ブロック単位に
原データと対応する復元データが複号され、複号データ
が分配回路20に供給される。この分配回路20で複号
データが輝度信号と色差信号に分離される。輝度信号及
び色差信号がブロック分解回路21,22にそれぞれ供
給される。ブロック分解回路21,22は、送信側のブ
ロック化回路5,6とは逆に、ブロックの順序の複号デ
ータをラスター走査の順に変換する。
【0037】ブロック分解回路21からの複号輝度信号
が補間フィルタ23に供給される。補間フィルタ23で
は、輝度信号のサンプリングレートが3fsから4fs
(4fs=13.5MHz)に変換される。補間フィル
タ23からのディジタル輝度信号Yは出力端子26Yに
取り出される。
【0038】一方、ブロック分解回路22からのディジ
タル色差信号が分配回路24に供給され、線順次化され
たディジタル色差信号U,Vがディジタル色差信号U及
びVにそれぞれ分離される。分配回路24からのディジ
タル色差信号U,Vが補間回路25に供給され、それぞ
れ補間される。補間回路25は、復元された画素データ
を用いて間引かれたライン及び画素のデータを補間する
もので、補間回路25からはサンプリングレートが2f
sのディジタル色差信号U及びVが得られ、出力端子2
6U,26Vにそれぞれ取り出される。
【0039】b.ブロック符号化 図1におけるブロック符号化回路8としては、ADRC
(AdaptiveDynamic Range Co
ding)エンコーダが用いられる。このADRCエン
コーダは、各ブロックに含まれる複数の画素データの最
大値MAXと最小値MINを検出し、これら最大値MA
X及び最小値MINからブロックのダイナミックレンジ
DRを検出し、このダイナミックレンジDRに適応した
符号化を行い、原画素データのビット数よりも少ないビ
ット数により、再量子化を行うものである。ブロック符
号化回路8の他の例としては、各ブロックの画素データ
をDCT(Discrete Cosine Tran
sform)した後、このDCTで得られた係数データ
を量子化し、量子化データをランレングス・ハフマン符
号化して圧縮符号化する構成を用いてもよい。
【0040】ここでは、ADRCエンコーダを用い、さ
らにマルチダビングした時にも画質劣化が生じないエン
コーダの例を図5を参照しながら説明する。図5におい
て、入力端子27に例えば1サンプルが8ビットに量子
化されたディジタルビデオ信号(或いはディジタル色差
信号)が図1の合成回路7より入力される。入力端子2
7からのブロック化データが最大値,最小値検出回路2
9及び遅延回路30に供給される。最大値,最小値検出
回路29は、ブロック毎に最小値MIN、最大値MAX
を検出する。遅延回路30からは、最大値及び最小値が
検出されるのに要する時間、入力データを遅延させる。
遅延回路30からの画素データが比較回路31及び比較
回路32に供給される。
【0041】最大値,最小値検出回路29からの最大値
MAXが減算回路33に供給され、最小値MINが加算
回路34に供給される。これらの減算回路33及び加算
回路34には、ビットシフト回路35から4ビット固定
長でノンエッジマッチング量子化した場合の1量子化ス
テップ幅の値(△=1/16DR)が供給される。ビッ
トシフト回路35は、(1/16)の割算を行うよう
に、ダイナミックレンジDRを4ビットシフトする構成
とされている。減算回路33からは(MAX−△)のし
きい値が得られ、加算回路34からは(MIN+△)の
しきい値が得られる。これらの減算回路33及び加算回
路34からのしきい値が比較回路31,32にそれぞれ
供給される。なお、このしきい値を規定する値△は、量
子化ステップ幅に限らず、ノイズレベルに相当する固定
値としてもよい。
【0042】比較回路31の出力信号がANDゲート3
6に供給され、比較回路32の出力信号がANDゲート
37に供給される。ANDゲート36及びANDゲート
37には、遅延回路30からの入力データが供給され
る。比較回路31の出力信号は、入力データがしきい値
より大きい時にハイレベルとなり、したがってANDゲ
ート36の出力端子には、(MAX〜MAX−△)の最
大レベル範囲に含まれる入力データの画素データが抽出
される。一方、比較回路32の出力信号は、入力データ
がしきい値より小さい時にハイレベルとなり、したがっ
てANDゲート37の出力端子には、(MIN〜MIN
+△)の最小レベル範囲に含まれる入力データの画素デ
ータが抽出される。
【0043】ANDゲート36の出力信号が平均化回路
38に供給され、ANDゲート37の出力信号が平均化
回路39に供給される。これらの平均化回路38,39
は、ブロック毎に平均値を算出するもので、端子40か
らブロック周期のリセット信号が平均化回路38,39
に供給されている。平均化回路38からは、(MAX〜
MAX−△)の最大レベル範囲に属する画素データの平
均値MAX´が得られ、平均化回路39からは(MIN
〜MIN+△)の最小レベル範囲に属する画素データの
平均値MIN´が得られる。平均値MAX´から平均値
MIN´が減算回路41で減算され、この減算回路41
からダイナミックレンジDR´が得られる。
【0044】また、平均値MIN´が減算回路42に供
給され、遅延回路43を介された入力データから平均値
MIN´が減算回路42において減算され、最小値除去
後のデータPDIが形成される。このデータPDI及び
修整されたダイナミックレンジDR´が量子化回路44
に供給される。この実施例では、量子化に割り当てられ
るビット数nが0ビット(コード信号を転送しない)、
1ビット、2ビット、3ビット、4ビットの何れかとさ
れる可変長のADRCであって、エッジマッチング量子
化がなされる。割り当てビット数nは、ブロック毎にビ
ット数決定回路45において決定され、ビット数nのデ
ータが量子化回路44に供給される。
【0045】可変長ADRCは、ダイナミックレンジD
R´が小さいブロックでは、割り当てビット数nを少な
くし、ダイナミックレンジDR´が大きいブロックで
は、割り当てビット数nを多くすることで、効率の良い
符号化を行うことができる。すなわち、ビット数nを決
定する際のしきい値をT1〜T4(T1<T2<T3<
T4)とすると、(DR´<T1)のブロックは、コー
ド信号が転送されず、ダイナミックレンジDR´の情報
のみが転送され、(T1≦DR´<T2)のブロック
は、(n=1)とされ、(T2≦DR´<T3)のブロ
ックは、(n=2)とされ、(T3≦DR´<T4)の
ブロックは、(n=3)とされ、(DR´≧T4)のブ
ロックは、(n=4)とされる。
【0046】かかる可変長ADRCではしきい値T1〜
T4を変えることで、発生情報量を制御すること(いわ
ゆるバッファリング)ができる。したがって、1フィー
ルド或いは、1フレーム当たりの発生情報量を所定値に
することが要求されるこの発明のディジタルビデオテー
プレコーダのような伝送路に対しても可変長ADRCを
適用できる。
【0047】発生情報量を所定値にするためのしきい値
T1〜T4を決定するバッファリング回路46では、し
きい値の組(T1、T2、T3、T4)が複数例えば3
2組用意されており、これらのしきい値の組がパラメー
タコードPi(i=0、1、2・・・・31)により区
別される。パラメータコードPiの番号iが大きくなる
に従って、発生情報量が単調に減少するように設定され
ている。ただし、発生情報量が減少するに従って、復元
画像の画質が劣化する。
【0048】バッファリング回路46からのしきい値T
1〜T4が比較回路47に供給され、遅延回路48を介
されたダイナミックレンジDR´が比較回路47に供給
される。遅延回路48は、バッファリング回路46でし
きい値の組が決定されるのに要する時間、DR´を遅延
させる。比較回路47では、ブロックのダイナミックレ
ンジDR´と各しきい値とがそれぞれ比較され、比較出
力がビット数決定回路45に供給され、そのブロックの
割り当てビット数nが決定される。量子化回路44で
は、ダイナミックレンジDR´と割り当てビット数nと
を用いて遅延回路49を介された最小値除去後のデータ
PDIがエッジマッチングの量子化により、コード信号
DTに変換される。量子化回路44は、例えばROMで
構成されている。
【0049】遅延回路48、50をそれぞれ介して修整
されたダイナミックレンジDR´、平均値MIN´が出
力され、さらにコード信号DTとしきい値の組を示すパ
ラメータコードPiが出力される。この例では、一旦ノ
ンエッジマッチ量子化された信号が新たにダイナミック
レンジ情報に基づいて、エッジマッチ量子化されている
ためにダビングした時の画像劣化は少ないものとされ
る。
【0050】c.チャンネルエンコーダ及びチャンネル
デコーダ 次に、図1のチャンネルエンコーダ11及びチャンネル
デコーダ15について説明する。チャンネルエンコーダ
11においては、図6に示すように、パリティ発生回路
10の出力が供給される適応型スクランブル回路で、複
数のM系列のスクランブル回路51が用意され、その中
で入力信号に対し最も高周波成分及び直流成分の少ない
出力が得られるようなM系列が選択されるように構成さ
れている。パーシャルレスポンス・クラス4検出方式の
ためのプリコーダ52で、1/1−D2 (Dは単位遅延
用回路)の演算処理がなされる。このプリコーダ52の
出力を記録アンプ12A,13Aを介して磁気ヘッド1
3A,13Bにより、記録再生し、再生出力を再生アン
プ14A,14Bによって増幅するようになされてい
る。
【0051】一方、チャンネルデコーダ15において
は、図7に示すように、パーシャルレスポンス・クラス
4の再生側の演算処理回路53は、1+Dの演算が再生
アンプ14A,14Bの出力に対して行われる。また、
いわゆるビタビ複号回路54においては、演算処理回路
53の出力に対してデータの相関性や確からしさ等を用
いた演算により、ノイズに強いデータの複号が行われ
る。このビタビ複号回路54の出力がディスクランブル
回路55に供給され、記録側のスクランブル処理によっ
て並び変えられたデータが元の系列に戻されて原データ
が復元される。この実施例において用いられるビタビ複
号回路54によって、ビット毎の複号を行う場合より
も、再生C/N換算が3dBで改良が得られる。
【0052】d.走行系 磁気ヘッド13A及び磁気ヘッド13Bは、図8に示す
ように、一体構造とされた形でドラム76に取付けられ
る。ドラム76の周面には、180°よりやや大きい
か、あるいはやや小さい巻き付け角で磁気テープ(図示
せず。)が斜めに巻き付けられており、磁気ヘッド13
A及び磁気ヘッド13Bが同時に磁気テープを走査する
ように構成される。
【0053】また、前記磁気ヘッド13A及び磁気ヘッ
ド13Bのギャップの向きは、互いに反対側に傾くよう
に(例えば磁気ヘッド13Aはトラック幅方向に対して
+20°、磁気ヘッド13Bは−20°傾斜するよう
に)設定されており、再生時にいわゆるアジマス損失に
よって隣接トラック間のクロストーク量を低減するよう
になされている。
【0054】図9及び図10は、磁気ヘッド13A,1
3Bを一体構造(いわゆるダブルアジマスヘッド)とし
た場合のより具体的な構成を示すもので、例えば高速で
回転される上ドラム76に一体構造の磁気ヘッド13
A,13Bが取り付けられ、下ドラム77が固定とされ
ている。ここで、磁気テープ78の巻き付け角θは16
6°、ドラム径φは16.5mmである。
【0055】したがって、磁気テープ78には、1フィ
ールドのデータが5本のトラックに分割して記録され
る。このセグメント方式により、トラックの長さを短く
することができ、トラックの直線性に起因するエラーを
小さくすることができる。
【0056】上述のように、ダブルアジマスヘッドで同
時記録を行うようにすることで、180°の対向角度で
一対の磁気ヘッドが配置されたものと比較して直線性に
起因するエラー量を小さくすることができ、またヘッド
間距離が小さいのでペアリング調整をより正確に行うこ
とができる。したがって、このような走行系により、幅
狭のトラックで記録・再生を行うことができる。
【0057】B.使用する磁気記録媒体の検討 上述のような構成を有するディジタルVTRを用い、C
o−Cr合金膜を磁性層とする垂直磁気記録媒体に磁気
記録を行う。そこで、以下においては、垂直磁気記録媒
体に用いる非磁性支持体の線膨張係数によるエラーレー
トの相違を調べた。
【0058】先ず、図11に示すような連続スパッタ装
置を用いてCo−Cr垂直磁気記録媒体を作製した。こ
のスパッタ装置は、真空チャンバ81内の略中央部にキ
ャンロール82を配置するとともに、このキャンロール
82よりも上方位置に巻出しロール83及び巻き取りロ
ール84を配置してなるものである。
【0059】したがって、ベースフィルムBは、巻出し
ロール83からキャンロール82へと送り出され、キャ
ンロール82に沿って走行することによってCo−Cr
合金膜が成膜された後、巻き取りロール84に巻き取ら
れる。
【0060】一方、キャンロール82の下方位置には、
Co−Cr合金からなるターゲット85が対向配置され
るとともに、キャンロール82近傍には、このターゲッ
ト85から飛来する粒子の入射角度を規制するための一
対のマスク86,87や熱電対88が設置されている。
したがって、Co−Cr合金膜は、ベースフィルムBに
対してほぼ垂直方向から成膜されることになる。
【0061】ベースフィルムBには、300℃以上の耐
熱性を有するポリイミドフィルムを用い、幅は5インチ
(127mm)、厚さは9μとした。スパッタリング条件
は次の通りである。先ず、ベースフィルムBのガス出し
温度は150℃、Co−Cr合金膜成膜時のキャンロー
ル82の温度は230℃とした。また、背圧Pb =3×
10-6Torr(=4×10-4Pa)、アルゴン圧PAr=1
mTorr(=0.13Pa)である。
【0062】ターゲット85の大きさは、250mm×1
50mm、投入パワーは2kW(600V×3.3A)と
し、DCマグネトロン型スパッタリングを行った。ベー
スフィルムB−ターゲット85間距離は70mm、膜形成
速度は2000Å/分である。ベースフィルムBの送り
速度は15cm/分で、Co−Cr合金膜は2000Åの
膜厚となるように成膜した。
【0063】線膨張係数k1 の異なるポリイミドフィル
ムを用いてCo−Cr合金膜を成膜し、各種サンプル1
〜4を作製したが、各サンプル1〜4においてベースフ
ィルムBとして使用したポリイミドフィルムの50〜3
00℃までのTD方向の線膨張係数k1 、膜形成後のポ
リイミドフィルムの線膨張係数k2 及び作製したサンプ
ル1〜4におけるしわの発生本数、カッピング量を表1
に示す。また、表1には、前記ディジタルVTRによっ
て記録再生したときのエンベロープの抜けも併せて示
す。
【0064】
【表1】
【0065】なお、ポリイミドフィルムの50〜300
℃までのTD方向の線膨張係数はTMAを用い次のよう
な方法により測定した。先ず線膨張係数k1であるが、
ポリイミドフィルムを5mm(MD方向)×30mm(TD
方向)に切り出し、TMA用の治具に10mm間隔で支持
するように取り付ける。この治具にごく弱いテンション
(1g重程度)を加え、約5〜10℃/分程度の昇温速
度で温度を上げる。このとき、ポリイミドフィルムの近
傍に熱電対を取付けておき、50〜300℃で温度をモ
ニターしながらポリイミドフィルムの伸び縮みを測定す
る。温度変化をΔT、伸び縮み量をΔLとすれば、線膨
張係数k1 はk1 =ΔL/L・ΔT(ただし、L=10
mm)で表される。膜形成後のポリイミドフィルムの線膨
張係数k2についても、例えばバックコート層や磁性層
を取り除いてベースフィルムだけの状態にし、線膨張係
数k1 と同じ方法で測定することができる。
【0066】また、エンベロープの抜けは、最大値に比
べて−3dB以下に落ち込んだ時間的長さを1周の時間
で割って割合で表した。表1からも明らかなように、ポ
リイミドフィルムの線膨張係数k1 が0mm/mm・℃以下
(線膨張係数k2 が0.3mm/mm・℃以下)の場合には
しわは発生しておらず、カッピング量も少なく、エンベ
ロープの抜けについてもドロップアウト以外のレベル変
動は見られない。これは当然エラーレートにも反映す
る。これに対し、線膨張係数k1 が0mm/mm・℃を越
え、線膨張係数k2 が0.3mm/mm・℃を越えると、得
られる磁気記録媒体にしわが発生し、プラスの数値が大
きいほどしわの数が増えている。また、これに伴ってエ
ンベロープの抜けも極端に増えている。
【0067】以上、本発明の具体的な実施例について説
明したが、本発明がこの実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能
であることは言うまでもない。例えば、先の実施例にお
いてベースフィルムとしてポリイミドフィルムを用いた
が、ある程度耐熱性を有するフィルムであれば如何なる
ものであってもよい。また、スパッタ条件も任意であ
り、あるいはスパッタ法の代わりに真空蒸着法を採用し
てもよい。
【0068】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明においては、ディジタル画像信号を再生歪みが少ない
ような形で圧縮して記録する際に用いるCo−Cr垂直
磁気記録媒体の非磁性支持体の線膨張係数を特定の範囲
に設定しているので、しわやカッピングによるヘッド当
たり特性の劣化を解消することができ、エラーレートを
大幅に改善することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル画像信号を再生歪みが少ないような
形で圧縮して記録するディジタルVTRの信号処理部の
記録側の構成を示すブロック図である。
【図2】信号処理部の再生側の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】ブロック符号化のためのブロックの一例を示す
略線図である。
【図4】サブサンプリング及びサブラインの説明のため
の略線図である。
【図5】ブロック符号化回路の一例を示すブロック図で
ある。
【図6】チャンネルエンコーダの一例の概略を示すブロ
ック図である。
【図7】チャンネルデコーダの一例の概略を示すブロッ
ク図である。
【図8】磁気ヘッドの配置の一例を模式的に示す平面図
である。
【図9】回転ドラムの構成例及び磁気テープの巻き付け
状態を示す平面図である。
【図10】回転ドラムの構成例及び磁気テープの巻き付
け状態を示す正面図である。
【図11】連続スパッタリング装置の構成例を示す模式
図である。
【符号の説明】
1Y,1U,1V・・・コンポーネント信号の入力端子 5,6・・・・ブロック化回路 8・・・・・ブロック符号化回路 11・・・・チャンネルエンコーダ 13A,13B・・・・磁気ヘッド 22・・・・チャンネルデコーダ 26・・・・ブロック復号回路 28,29・・・・ブロック分解回路 81・・・真空チャンバ 82・・・キャンロール 85・・・ターゲット B・・・ベースフィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディジタル画像信号を複数の画素デ
    ータからなるブロック単位のデータに変換してブロック
    化し、該ブロック化されたデータをブロック単位に圧縮
    符号化し、該圧縮符号化されたデータをチャンネル符号
    化し、該チャンネル符号化されたデータを回転ドラムに
    装着された磁気ヘッドにより磁気記録媒体に記録するよ
    うにしたディジタル画像信号の磁気記録方法において、 上記磁気記録媒体は、非磁性支持体上にCo及びCrを
    主体とする金属磁性薄膜が形成されてなり、 前記非磁性支持体の金属磁性薄膜成膜前における50〜
    300℃までの線膨張係数k1 が0mm/mm・℃以下であ
    ることを特徴とするディジタル画像信号の磁気記録方
    法。
  2. 【請求項2】 入力ディジタル画像信号を複数の画素デ
    ータからなるブロック単位のデータに変換してブロック
    化し、該ブロック化されたデータをブロック単位に圧縮
    符号化し、該圧縮符号化されたデータをチャンネル符号
    化し、該チャンネル符号化されたデータを回転ドラムに
    装着された磁気ヘッドにより磁気記録媒体に記録するよ
    うにしたディジタル画像信号の磁気記録方法において、 上記磁気記録媒体は、非磁性支持体上にCo及びCrを
    主体とする金属磁性薄膜が形成されてなり、 前記非磁性支持体の金属磁性薄膜成膜後における50〜
    300℃までの線膨張係数k2 が0.3×10-5mm/mm
    ・℃以下であることを特徴とするディジタル画像信号の
    磁気記録方法。
JP3157085A 1991-06-27 1991-06-27 デイジタル画像信号の磁気記録方法 Withdrawn JPH0581639A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3157085A JPH0581639A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 デイジタル画像信号の磁気記録方法
US07/902,590 US5401572A (en) 1991-06-27 1992-06-22 Magnetic recording medium and magnetic recording method for digital image signal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3157085A JPH0581639A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 デイジタル画像信号の磁気記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0581639A true JPH0581639A (ja) 1993-04-02

Family

ID=15641921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3157085A Withdrawn JPH0581639A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 デイジタル画像信号の磁気記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0581639A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1583095A2 (en) * 2004-03-26 2005-10-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Leader tape and magnetic tape cartridge using the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1583095A2 (en) * 2004-03-26 2005-10-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Leader tape and magnetic tape cartridge using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100201444B1 (ko) 디지탈화상신호의 자기기록방법
US5247397A (en) Method for magnetically recording digital video signals with specified ranges of the easy axis and the bias magnetic field
US5492774A (en) Perpendicular magnetic recording medium and process for production of the same
JP3198607B2 (ja) 磁気記録再生方法
US5347406A (en) Digital video recording apparatus for recording digital video signals of reduced bit rate on magnetic tape having particular thickness, energy product and surface roughness
US5401572A (en) Magnetic recording medium and magnetic recording method for digital image signal
JPH0581639A (ja) デイジタル画像信号の磁気記録方法
JP3104364B2 (ja) ディジタル画像信号の磁気記録方法
JP3393491B2 (ja) 垂直磁気記録媒体及びその製造方法
JPH0528454A (ja) 垂直磁気記録媒体
JPH0620250A (ja) 垂直磁気記録媒体及びその製造方法
JP3153923B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP3030938B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH0589446A (ja) デイジタル画像信号の磁気記録方法
JP3185314B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH0528452A (ja) 垂直磁気記録媒体
JPH05274612A (ja) 磁気記録方法
JPH05234058A (ja) 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置
JP3104097B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP3203005B2 (ja) ディジタル画像信号の磁気記録方法
JPH04179380A (ja) ディジタル画像信号の磁気記録装置
JPH0520665A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JPH05205236A (ja) 磁気記録媒体及び磁気記録装置
JPH05217166A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH05234056A (ja) 磁気記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980903