JPH0581620A - 薄膜磁気ヘツドおよびその製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘツドおよびその製造方法Info
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- JPH0581620A JPH0581620A JP24157491A JP24157491A JPH0581620A JP H0581620 A JPH0581620 A JP H0581620A JP 24157491 A JP24157491 A JP 24157491A JP 24157491 A JP24157491 A JP 24157491A JP H0581620 A JPH0581620 A JP H0581620A
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- JP
- Japan
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- conductor
- bias
- lead
- lead conductor
- forming
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
の製造工程を簡略化し歩留りを向上するためになされ
た。 【構成】 MR素子2とリード導体4とをスルーホール
11を介して接合するようにしたことにより、バイアス
導体6とリード導体4とを同一の層に同一工程で成膜で
きるようにした。
の製造工程を簡略化し歩留りを向上するためになされ
た。 【構成】 MR素子2とリード導体4とをスルーホール
11を介して接合するようにしたことにより、バイアス
導体6とリード導体4とを同一の層に同一工程で成膜で
きるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気抵抗効果型の薄
膜磁気ヘッドおよびその製造方法に関し、特にその製造
効率の向上に関する。
膜磁気ヘッドおよびその製造方法に関し、特にその製造
効率の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヨーク型薄膜磁気ヘッド(以下Y
MRヘッドという)の構造および製造方法を図6〜図8
を用いて説明する。
MRヘッドという)の構造および製造方法を図6〜図8
を用いて説明する。
【0003】まず図6において、このYMRヘッドは、
磁気記録媒体9から発生する信号磁界を抵抗変化として
検出する磁気抵抗効果素子(MR素子)2、ヘッドギャ
ップ10からMR素子2に磁束を導く上側フロントヨー
ク1,上側バックヨーク5および下側ヨーク7、MR素
子2を単磁区状態とする強磁性膜3、MR素子2の幅方
向にバイアス磁界を印加するバイアス導体6、MR素子
2の長手方向にセンス電流を流すとともにMR素子2の
両端子間の電圧を検出するための一対のリード導体4と
を備えている。さらに、これら上側フロントヨーク1,
MR素子2,上側バックヨーク5,バイアス導体6およ
び下側ヨーク7の間にはそれぞれ磁気的電気的な絶縁層
が設けられ、さらに、これらを保護するために図示しな
い保護層が設けられる。なお、前記バイアス導体6とリ
ード導体4は、ともにCu,Al,Al−Cu合金等の
導電膜であり蒸着法あるいはスパッタ法等により形成さ
れる。
磁気記録媒体9から発生する信号磁界を抵抗変化として
検出する磁気抵抗効果素子(MR素子)2、ヘッドギャ
ップ10からMR素子2に磁束を導く上側フロントヨー
ク1,上側バックヨーク5および下側ヨーク7、MR素
子2を単磁区状態とする強磁性膜3、MR素子2の幅方
向にバイアス磁界を印加するバイアス導体6、MR素子
2の長手方向にセンス電流を流すとともにMR素子2の
両端子間の電圧を検出するための一対のリード導体4と
を備えている。さらに、これら上側フロントヨーク1,
MR素子2,上側バックヨーク5,バイアス導体6およ
び下側ヨーク7の間にはそれぞれ磁気的電気的な絶縁層
が設けられ、さらに、これらを保護するために図示しな
い保護層が設けられる。なお、前記バイアス導体6とリ
ード導体4は、ともにCu,Al,Al−Cu合金等の
導電膜であり蒸着法あるいはスパッタ法等により形成さ
れる。
【0004】図6,図8に示すように、上記リード導体
4とMR素子2との接続部および強磁性膜3はYMRヘ
ッドのMR素子2の長手方向の寸法を小さくするため上
側フロントヨーク1および上側バックヨーク5の対向部
に接近した位置に上下層に重ねて配置されている。
4とMR素子2との接続部および強磁性膜3はYMRヘ
ッドのMR素子2の長手方向の寸法を小さくするため上
側フロントヨーク1および上側バックヨーク5の対向部
に接近した位置に上下層に重ねて配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】バイアス導体6とリー
ド導体4は上述したように同一素材で形成され、形成時
の基板温度や膜厚等の条件は全く同じである。これは両
導体層とも電流を流し電位差を検出するという導電体と
しての機能を満足すれば十分だからである。
ド導体4は上述したように同一素材で形成され、形成時
の基板温度や膜厚等の条件は全く同じである。これは両
導体層とも電流を流し電位差を検出するという導電体と
しての機能を満足すれば十分だからである。
【0006】しかし、図6〜図8に示す構成ではリード
導体4がバイアス導体6よりも上層に形成されていた。
すなわち、バイアス導体6とリード導体4は全く別工程
で成膜および加工されていた。薄膜層を1層成膜するた
めには、その温度管理,雰囲気の管理等極めて多くの条
件を厳しく管理する必要がある。したがって、形成しな
ければならない薄膜が1層増加するのみでその製造工程
が複雑化し、不良の発生率も高くなって歩留りが低下す
るという欠点があった。
導体4がバイアス導体6よりも上層に形成されていた。
すなわち、バイアス導体6とリード導体4は全く別工程
で成膜および加工されていた。薄膜層を1層成膜するた
めには、その温度管理,雰囲気の管理等極めて多くの条
件を厳しく管理する必要がある。したがって、形成しな
ければならない薄膜が1層増加するのみでその製造工程
が複雑化し、不良の発生率も高くなって歩留りが低下す
るという欠点があった。
【0007】本発明は、バイアス導体6とリード導体4
とを同一工程で成膜・加工することにより、生産性の向
上および歩留りの向上が図れる磁気抵抗効果型薄膜磁気
ヘッドおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
とを同一工程で成膜・加工することにより、生産性の向
上および歩留りの向上が図れる磁気抵抗効果型薄膜磁気
ヘッドおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、磁気記録媒体から発生する信号磁界を抵抗変化と
して検出する磁気抵抗効果素子と、この磁気抵抗効果素
子の幅方向にバイアス磁界を印加するバイアス導体と、
前記磁気抵抗効果素子の両端に接続され、該磁気抵抗効
果素子の長手方向にセンス電流を流すとともにその両端
に発生する電圧変化を取り出すための一対のリード導体
とを備えた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドにおいて、前
記バイアス導体およびリード導体は同一の層内に形成さ
れ、前記磁気抵抗効果素子は前記バイアス導体外まで延
長され、且つ、その延長点において前記リード導体と接
続されたことを特徴とする。
明は、磁気記録媒体から発生する信号磁界を抵抗変化と
して検出する磁気抵抗効果素子と、この磁気抵抗効果素
子の幅方向にバイアス磁界を印加するバイアス導体と、
前記磁気抵抗効果素子の両端に接続され、該磁気抵抗効
果素子の長手方向にセンス電流を流すとともにその両端
に発生する電圧変化を取り出すための一対のリード導体
とを備えた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドにおいて、前
記バイアス導体およびリード導体は同一の層内に形成さ
れ、前記磁気抵抗効果素子は前記バイアス導体外まで延
長され、且つ、その延長点において前記リード導体と接
続されたことを特徴とする。
【0009】この出願の請求項2の発明は、基板上に形
成された第1絶縁層上に導電体層を成膜する工程と、こ
の導電体層からバイアス導体およびリード導体を含むパ
ターンを形成する工程と、前記パターン上に絶縁層を成
膜する工程と、前記リード導体の先端部の絶縁層にスル
ーホールを形成する工程と、前記スルーホールを含む絶
縁層上に磁気抵抗効果層を成膜する工程とを含むことを
特徴とする。
成された第1絶縁層上に導電体層を成膜する工程と、こ
の導電体層からバイアス導体およびリード導体を含むパ
ターンを形成する工程と、前記パターン上に絶縁層を成
膜する工程と、前記リード導体の先端部の絶縁層にスル
ーホールを形成する工程と、前記スルーホールを含む絶
縁層上に磁気抵抗効果層を成膜する工程とを含むことを
特徴とする。
【0010】
【作用】この発明の薄膜磁気ヘッドは、磁気抵抗効果型
の薄膜磁気ヘッドである。バイアス導体とリード導体と
を離して同一層に形成したことにより、これらを同時に
加工することができる。
の薄膜磁気ヘッドである。バイアス導体とリード導体と
を離して同一層に形成したことにより、これらを同時に
加工することができる。
【0011】この発明の薄膜磁気ヘッドは、バイアス導
体とリード導体とを同一層で形成し、さらに、MR素子
をバイアス導体外まで延長し、その延長点においてリー
ド導体と接続している。これにより、バイアス導体とリ
ード導体とを同一の成膜・加工工程で形成することがで
きる。また、MR素子をバイアス導体外まで延長(コ字
形に延長するとよい)したことにより、リード導体とM
R素子部とを層を貫いて接続される。
体とリード導体とを同一層で形成し、さらに、MR素子
をバイアス導体外まで延長し、その延長点においてリー
ド導体と接続している。これにより、バイアス導体とリ
ード導体とを同一の成膜・加工工程で形成することがで
きる。また、MR素子をバイアス導体外まで延長(コ字
形に延長するとよい)したことにより、リード導体とM
R素子部とを層を貫いて接続される。
【0012】この薄膜磁気ヘッドを製造する場合には、
バイアス導体とリード導体とを同時に成膜・加工し、そ
の上に形成される第2絶縁層上にMR素子を形成する。
このMR素子とリード導体とを接続するため、予め第2
絶縁層にスルーホールを形成しておく。MR素子を形成
したとき、このスルーホール部にも層が成膜され、MR
素子部とリード導体部との電気的接続が確保される。こ
れにより、リード部のみを形成する工程が省略される。
バイアス導体とリード導体とを同時に成膜・加工し、そ
の上に形成される第2絶縁層上にMR素子を形成する。
このMR素子とリード導体とを接続するため、予め第2
絶縁層にスルーホールを形成しておく。MR素子を形成
したとき、このスルーホール部にも層が成膜され、MR
素子部とリード導体部との電気的接続が確保される。こ
れにより、リード部のみを形成する工程が省略される。
【0013】
【実施例】図1〜図5はこの発明の実施例に係るYMR
ヘッドを説明する図である。このYMRヘッドは下側ヨ
ーク7となる基板上に上側フロントヨーク1,上側バッ
クヨーク5,MR素子2,強磁性膜3,リード導体4,
バイアス導体6および第1絶縁層12,第2絶縁層13
および図示しない保護層を形成したものである。基板
は、多結晶Ni−Znフェライト,単結晶あるいは多結
晶Mn−Znフェライト等の高透磁率磁性体で構成され
ている。上側フロントヨーク1は下側ヨーク7の前端面
(媒体摺動面)7aから後方に延設され、上側バックヨ
ーク5は上側フロントヨーク1の後方に適当な間隔をお
いてさらに後方に延設されている。上側フロントヨーク
1はその前端面においては下側ヨーク7との間にヘッド
ギャップ10を隔てて対向されており、後端部で斜め上
に段上がり状に折り曲げられている。上側バックヨーク
5の前端面は、上側フロントヨーク1の後端面に適当な
間隔をおいて対向されており、後方で斜め下に段落ち状
に折り曲げられて下側ヨーク7に接続されている。これ
ら上側フロントヨーク1,上側バックヨーク5は例えば
0.5μm〜1.0μm程度の膜厚のパーマロイで作ら
れ、磁気記録媒体9において発生した信号磁界をヘッド
ギャップ10からMR素子2に導く磁束導入路を構成し
ている。
ヘッドを説明する図である。このYMRヘッドは下側ヨ
ーク7となる基板上に上側フロントヨーク1,上側バッ
クヨーク5,MR素子2,強磁性膜3,リード導体4,
バイアス導体6および第1絶縁層12,第2絶縁層13
および図示しない保護層を形成したものである。基板
は、多結晶Ni−Znフェライト,単結晶あるいは多結
晶Mn−Znフェライト等の高透磁率磁性体で構成され
ている。上側フロントヨーク1は下側ヨーク7の前端面
(媒体摺動面)7aから後方に延設され、上側バックヨ
ーク5は上側フロントヨーク1の後方に適当な間隔をお
いてさらに後方に延設されている。上側フロントヨーク
1はその前端面においては下側ヨーク7との間にヘッド
ギャップ10を隔てて対向されており、後端部で斜め上
に段上がり状に折り曲げられている。上側バックヨーク
5の前端面は、上側フロントヨーク1の後端面に適当な
間隔をおいて対向されており、後方で斜め下に段落ち状
に折り曲げられて下側ヨーク7に接続されている。これ
ら上側フロントヨーク1,上側バックヨーク5は例えば
0.5μm〜1.0μm程度の膜厚のパーマロイで作ら
れ、磁気記録媒体9において発生した信号磁界をヘッド
ギャップ10からMR素子2に導く磁束導入路を構成し
ている。
【0014】磁気記録媒体9から発生する信号磁界を抵
抗変化として検出するMR素子2は例えば200Å〜4
00Åの膜厚のパーマロイで形成され、上側フロントヨ
ーク1および上側バックヨーク5の間の隙間の下側に絶
縁層を介して配設される。
抗変化として検出するMR素子2は例えば200Å〜4
00Åの膜厚のパーマロイで形成され、上側フロントヨ
ーク1および上側バックヨーク5の間の隙間の下側に絶
縁層を介して配設される。
【0015】MR素子2は前記上側フロントヨーク1,
上側バックヨーク5間のギャップ下側に絶縁層を介して
形成されており、ギャップを縦断するよう横手方向に長
く形成されている。MR素子は磁気記録媒体9から発生
する信号磁界を抵抗変化として検出するため、200Å
〜400Åの膜厚のパーマロイで形成される。このMR
素子2は図2に示すようにコ字形に形成されており、そ
の先端部においてスルーホール11を介してリード導体
4と接続されている。リード導体4は2000Å〜40
00Å程度の膜厚のAl−Cu膜等の良好な導電性を有
する薄膜からなっている。このスルーホール部11はM
R素子2とリード導体4との良好な電気的接合をとるた
め、図3に示すように断面形状をテーパー状にするのが
望ましい。また、コ字形状のMR素子2の両折曲部に強
磁性膜3が形成される。この強磁性膜3は良好な導電性
と保磁力の大きなCo−P,Ni−Co,Ni−Co,
Ni−Co−P等の強磁性体からなっている。膜厚は1
000Å〜3000Åである。
上側バックヨーク5間のギャップ下側に絶縁層を介して
形成されており、ギャップを縦断するよう横手方向に長
く形成されている。MR素子は磁気記録媒体9から発生
する信号磁界を抵抗変化として検出するため、200Å
〜400Åの膜厚のパーマロイで形成される。このMR
素子2は図2に示すようにコ字形に形成されており、そ
の先端部においてスルーホール11を介してリード導体
4と接続されている。リード導体4は2000Å〜40
00Å程度の膜厚のAl−Cu膜等の良好な導電性を有
する薄膜からなっている。このスルーホール部11はM
R素子2とリード導体4との良好な電気的接合をとるた
め、図3に示すように断面形状をテーパー状にするのが
望ましい。また、コ字形状のMR素子2の両折曲部に強
磁性膜3が形成される。この強磁性膜3は良好な導電性
と保磁力の大きなCo−P,Ni−Co,Ni−Co,
Ni−Co−P等の強磁性体からなっている。膜厚は1
000Å〜3000Åである。
【0016】MR素子2と下側ヨーク7との間には、こ
れらとそれぞれ絶縁層を介してバイアス導体6が形成さ
れる。このバイアス導体6は平面図(図2)においてM
R素子2全体を含む範囲に形成され、2000Å〜40
00Å程度の膜厚のAl−Cu膜等で作られている。こ
のバイアス導体6に直流を通電することによりMR素子
2の幅方向に所望の強さのバイアス磁界を印加できるよ
うになっている。
れらとそれぞれ絶縁層を介してバイアス導体6が形成さ
れる。このバイアス導体6は平面図(図2)においてM
R素子2全体を含む範囲に形成され、2000Å〜40
00Å程度の膜厚のAl−Cu膜等で作られている。こ
のバイアス導体6に直流を通電することによりMR素子
2の幅方向に所望の強さのバイアス磁界を印加できるよ
うになっている。
【0017】上記のYMRヘッドにおいては強磁性膜3
によって磁化固定される領域は従来のYMRヘッドと比
較して何ら変わる所がないので再生出力に影響しない。
によって磁化固定される領域は従来のYMRヘッドと比
較して何ら変わる所がないので再生出力に影響しない。
【0018】上記のYMRヘッドは以下の手順で製造さ
れる(図3〜図5参照)。
れる(図3〜図5参照)。
【0019】 耐磨耗性に優れたフェライト等からな
る下側ヨーク7をなす薄膜磁気ヘッド基板上にSiO,
SiO2 等の第1絶縁層12をRFスパッタ法等により
形成する。
る下側ヨーク7をなす薄膜磁気ヘッド基板上にSiO,
SiO2 等の第1絶縁層12をRFスパッタ法等により
形成する。
【0020】 つぎにこの第1絶縁層12上にCu,
Al,Al−Cu合金等の導電体層を蒸着法あるいはR
Fスパッタ法等により形成する。
Al,Al−Cu合金等の導電体層を蒸着法あるいはR
Fスパッタ法等により形成する。
【0021】 この導電体層を通常のフォトリソグラ
フィ技術とケミカルエッチング法によりバイアス導体6
とリード導体4とに分離したパターンに加工する。
フィ技術とケミカルエッチング法によりバイアス導体6
とリード導体4とに分離したパターンに加工する。
【0022】 上記導体パターンを覆う第2絶縁層1
3をRFスパッタ法等により形成する。
3をRFスパッタ法等により形成する。
【0023】 反応性イオンエッチング法等により、
第2絶縁層13にスルーホール部11を形成し、リード
導体4の一部を露出させる。
第2絶縁層13にスルーホール部11を形成し、リード
導体4の一部を露出させる。
【0024】 MR素子部2を形成する。このときM
R素子部の先端部がスルーホール部11を介してリード
導体4と接触し、電気的結合がとられる。
R素子部の先端部がスルーホール部11を介してリード
導体4と接触し、電気的結合がとられる。
【0025】 MR素子2上に強磁性膜3をメッキ法
等により形成する。
等により形成する。
【0026】こののち、従来のYMRヘッドの製造工程
と同様に、 フロントギャップ部の絶縁層および上側バックヨー
ク5と下側ヨーク7の接合部に位置する絶縁層をエッチ
ングする。
と同様に、 フロントギャップ部の絶縁層および上側バックヨー
ク5と下側ヨーク7の接合部に位置する絶縁層をエッチ
ングする。
【0027】 ギャップ層と上側ヨークを形成する。
【0028】以上の工程によってYMRヘッドが完成す
る。
る。
【0029】なお、上記実施例においてはスルーホール
部11を加工したのちMR素子2と強磁性膜3を形成
し、そののちフロントギャップ部とバックギャップ部を
加工したが、スルーホール部11の加工と同一工程でフ
ロントおよびバックギャップの加工も行えばより一層の
工程数の削減を実現できる。
部11を加工したのちMR素子2と強磁性膜3を形成
し、そののちフロントギャップ部とバックギャップ部を
加工したが、スルーホール部11の加工と同一工程でフ
ロントおよびバックギャップの加工も行えばより一層の
工程数の削減を実現できる。
【0030】さらに、上記の各実施例ではYMRヘッド
について説明したが両面シールド型ヘッドにも本発明を
適用できることは勿論である。
について説明したが両面シールド型ヘッドにも本発明を
適用できることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、再生出力
等のヘッド特性に影響を与えることなくバイアス導体と
リード導体が同時に加工できるので生産性が向上し、高
品質の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドを高い歩留りで製
造することができる。
等のヘッド特性に影響を与えることなくバイアス導体と
リード導体が同時に加工できるので生産性が向上し、高
品質の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドを高い歩留りで製
造することができる。
【図1】この発明の実施例であるYMRヘッドの斜視図
【図2】同YMRヘッドの平面図
【図3】上記平面図におけるA−A断面図
【図4】上記平面図におけるB−B断面図
【図5】上記平面図におけるC−C断面図
【図6】従来のYMRヘッドの斜視図
【図7】上記従来のYMRヘッドの平面図
【図8】上記平面図のD−D断面図
1−上側フロントヨーク 2−MR素子 3−強磁性膜 4−リード導体 5−上側バックヨーク 6−バイアス導体 7−下側ヨーク 9−磁気記録媒体 10−ヘッドギャップ 11−スルーホール部 12−第1絶縁層 13−第2絶縁層
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気記録媒体から発生する信号磁界を抵
抗変化として検出する磁気抵抗効果素子と、この磁気抵
抗効果素子の幅方向にバイアス磁界を印加するバイアス
導体と、前記磁気抵抗効果素子の両端に接続され、該磁
気抵抗効果素子の長手方向にセンス電流を流すとともに
その両端に発生する電圧変化を取り出すための一対のリ
ード導体とを備えた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドにお
いて、 前記バイアス導体およびリード導体は同一の層内に形成
され、前記磁気抵抗効果素子は前記バイアス導体外まで
延長され、且つ、その延長点において前記リード導体と
接続されたことを特徴とする薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項2】 基板上に形成された第1絶縁層上に導電
体層を成膜する工程と、この導電体層からバイアス導体
およびリード導体を含むパターンを形成する工程と、前
記パターン上に絶縁層を成膜する工程と、前記リード導
体の先端部の絶縁層にスルーホールを形成する工程と、
前記スルーホールを含む絶縁層上に磁気抵抗効果層を成
膜する工程とを含む薄膜磁気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24157491A JPH0581620A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 薄膜磁気ヘツドおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24157491A JPH0581620A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 薄膜磁気ヘツドおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0581620A true JPH0581620A (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=17076351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24157491A Pending JPH0581620A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 薄膜磁気ヘツドおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0581620A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08293105A (ja) * | 1995-04-20 | 1996-11-05 | Nec Corp | 磁気ヘッド |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP24157491A patent/JPH0581620A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08293105A (ja) * | 1995-04-20 | 1996-11-05 | Nec Corp | 磁気ヘッド |
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