JPH0581495U - 複層ガラス構造 - Google Patents

複層ガラス構造

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JPH0581495U
JPH0581495U JP2795192U JP2795192U JPH0581495U JP H0581495 U JPH0581495 U JP H0581495U JP 2795192 U JP2795192 U JP 2795192U JP 2795192 U JP2795192 U JP 2795192U JP H0581495 U JPH0581495 U JP H0581495U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】複層ガラスの空間部の気密状態を確保しなが
ら、その空間部に内蔵されたブラインドの操作を容易に
する。 【構成】複層ガラス11の空間部に内蔵されているブラ
インドを、複層ガラスのコーナー部に設けられた凹陥部
19において外方向に突出させた回転軸22の軸端部2
3を利用してこの回転軸の回動運動によりブラインドの
作動を制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複層ガラスの内部に形成される空間部に封入設置されるロールスク リーンやブラインドなどの機能的可動部材を外部から確実に操作制御することが できるようにした複層ガラス構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
日射光の遮蔽機能や外部からの視線の遮断機能などを窓用ガラス自体に機械的 構成のもとで付与したものとしては、二重ガラスの内部に形成される非気密状の 空間部内にブラインドやロールスクリーンなどのような遮蔽機能を有する機能的 可動部材を内蔵させたブラインドガラスなどが既に知られている。
【0003】 この場合、上記機能的可動部材に対しては、これを操作制御するための駆動制 御機構を外付けで別途に配設する必要があり、この駆動制御機構を外部から操作 することで機能的可動部材を所望する状態に作動させることができるようになっ ていた。
【0004】 また、複層ガラスに上記機能的可動部材を内蔵させたものもあるが、この場合 には、内部の空間部を密閉状態においておかなければならないことから、磁性材 を用いて形成された機能的可動部材に対し外側から磁石を用いて操作制御しなけ ればならなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来構造によっても、内部の空間部に気密性を保持させる必要 のない二重ガラスに対してはその窓面に遮蔽機能を付与することはできる。 また、複層ガラスに機能的可動部材を内蔵させたものについても、空間部を密 閉状態においた状態のもとで機能的可動部材の操作制御はできる。
【0006】 しかし、複層ガラスにあっては、スペーサにより隔置されるガラス板相互間に 形成される空間部を密閉した気密状態におく必要があり、このような環境にある 空間部内にブラインドやロールスクリーンなどのような遮蔽機能を有する機能的 可動部材を封入設置することは、外付けの必要がある駆動制御機構の設置スペー スなどとの関係もあって構造的に困難であった。
【0007】 また、外側から磁石を用いて操作制御するようにしたものについては、複層ガ ラスを構成しているガラス板の板厚が比較的厚い場合に十分に機能を発揮させる ことができない不具合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、従来技術にみられた上記課題に鑑みてなされたものであり、その構 成上の特徴は、スペーサを介して隔置されたガラス板相互間に形成される空間部 に外付けの駆動制御機構を介してその回転方向の制御を自在に軸支させた回転軸 を有する機能的可動部材を内蔵してなる複層ガラスであって、外付けの駆動制御 機構は、複層ガラスのコーナー部に設けた凹陥部に封止部を介在させた前記回転 軸の軸端部を外出させ、該回転軸に対し双方向への回転運動の付与を自在にして 配設したことにある。
【0009】 この場合、前記駆動制御機構は、回転軸を従動軸とする前記軸端部に被動歯車 を固着し、複合ガラスの凹陥部に軸支させた原動軸に固着させた中間歯車を前記 被動歯車に噛合させて形成することができるほか、回転軸を原動軸とする前記軸 端部に固着させたプーリーに対し前記凹陥部を画成している一方のガラス板面に 設けた操作用孔を介して回転操作用部材を装着することで外部からの回転運動の 付与を自在にして配設するものであってもよい。
【0010】
【作用】
このため、複層ガラスの空間部に内蔵されている機能的可動部材は、外付けの 駆動制御機構によりコーナー部の凹陥部に外出させてある軸端部を介して回転軸 に対し双方向への回転運動の付与することでより、その作動を制御することがで きる。
【0011】 しかも、回転軸の前記軸端部は、封止部を介在させて凹陥部に外出させてある ので、機能的可動部材が内蔵されている空間部の気密状態を確保しながら外付け の駆動制御機構をコンパクトに配設することができる。
【0012】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0013】 本考案における複層ガラスは、スペーサを介して隔置されたガラス板相互間に 形成される空間部に外付けの駆動制御機構を介してその回転方向の制御を自在に 軸支させた回転軸を有するブラインドやロールスクリーンなどの機能的可動部材 を内蔵して形成されている。
【0014】 図1は、本考案に係る複合ガラス構造の代表的な実施例を示す要部拡大斜視図 であり、図2はその一部を切り欠いた状態の平面図である。
【0015】 これらの図によれば、複層ガラス11において上側に位置するいずれか一方の コーナー部には、ガラス板12,13の角を切除して形成される切欠端面14に より斜行する開口面20が画成されており、その面内には、垂直表出面17と水 平表出面18とを有するコーナー用スペーサ16を設置して凹陥部19が形成さ れている。
【0016】 しかも、凹陥部19には、コーナー用スペーサ16における垂直表出面17と ガラス板12の内側面29とに沿わせ、かつ、その一部に開口面20からの突出 部26を有する軸受用板片25が固設されている。
【0017】 なお、ガラス板12,13におけるコーナー用スペーサ16が設置されている 部位以外の周囲は、通常用いられるスペーサ15によりガラス板12,13が隔 置されて相互間に空間部21が形成されており、該スペーサ15とコーナー用ス ペーサ16との接続面は、適宜の封着剤を介在させることで気密性が確保されて いる。
【0018】 このようにして形成される凹陥部19には、回転軸22を介して機能的可動部 材(図示せず)の操作制御を行うための駆動制御機構41が配設されている。
【0019】 この場合、駆動制御機構41は、回転軸22が従動軸であればその軸端部23 に固着される被動歯車42と、この被動歯車42を介して回転軸22を回転制御 する原動軸43などで構成されている。
【0020】 このうち、従動軸の側は、コーナー用スペーサ16内にてOリングやパッキン などの封止部材24を介在させた前記回転軸22の軸端部23を前記軸受用板片 25の軸受孔27を経て外出させることで形成されている。
【0021】 また、被動歯車42に噛合配置される中間歯車44を固着させた原動軸43は 、前記軸受用板片25における突出部26に穿設された軸受孔28に軸支されて 外方へと導出され、その端部にはネジなどの止着手段46を用いてプーリー45 が固着されており、該プーリー45には紐や鎖などからなる回転操作用部材47 が装着されて駆動制御機構41の全体が形成されている。なお、図示例において 被動歯車42と中間歯車44とはかさ歯車が用いられているが、特に限定される ものではなく、他の歯車を組み合わせて用いることもできる。
【0022】 一方、図3乃至図6は、本考案の他の実施例を示すものである。
【0023】 このうち、図3は、ガラス板12の側にのみ切欠端面14を設け、コーナー用 スペーサ16に軸受用板片25を固設して前記切欠端面14からの突出部26を 設けた場合の実施例を、図4は、ガラス板12,13自体は切除することなく、 コーナー用スペーサ16のみを用いて凹陥部19を形成し、従動軸である回転軸 22の軸端部23のための軸受用板片25はコーナー用スペーサ16の垂直表出 面17に固着し、原動軸43のための軸受用板片31はガラス板12の外側面3 0に固着した場合の実施例を、図5は、ガラス板12の寸法を短く形成してガラ ス板13の側と跛行させ、通常のスペーサ15の垂直表出面32の側にのみ固着 させ原動軸43の側を単独で張り出させた軸受用板片25により凹陥部19を形 成した場合の実施例をそれぞれ示す。
【0024】 また、図6は、図4の変形例であり、凹陥部19については図4と同一の構造 のもとで形成し、従動軸である回転軸22の軸端部23には、被動歯車42に代 えてプーリー48が固着され、前記凹陥部19を画成している一方のガラス板面 12に穿設した操作用孔33を介して回転操作用部材47を装着した場合の実施 例を示すものである。
【0025】 なお、本考案にかかる複層ガラス構造は、図示例以外にも、3枚以上の複数枚 のガラス板を用いて形成される複層ガラスに適用することももとよりできる。
【0026】 本考案は、このようにして構成されているので、駆動制御機構41を構成する 回転操作用部材47を操作することで回転軸22の軸端部23の側に回転運動を 伝達することができる。
【0027】 このため、複層ガラス11の空間部21に内蔵されているブラインドやロール スクリーンなどの機能的可動部材は、外付けの駆動制御機構41によりコーナー 部の凹陥部19に外出させてある軸端部23を介して回転軸22に対し時計方向 と反時計方向との双方向への回転運動を付与することで、その作動が外部から容 易に操作制御されることになる。
【0028】 しかも、回転軸22の前記軸端部23は、コーナー用スペーサ16内にて封止 部材24を介在させることで凹陥部19へと外出させてあるので、機能的可動部 材が内蔵されている空間部21の気密状態を確保した上で、外付けされる駆動制 御機構41を前記凹陥部19に納めてコンパクトに配設することができる。
【0029】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、複層ガラスの空間部に内蔵されている機能 的可動部材は、外付けの駆動制御機構によりコーナー部の凹陥部に外出させてあ る軸端部を介して回転軸に対し双方向への回転運動の付与することでより、その 作動を制御することができる。
【0030】 しかも、回転軸の前記軸端部は、封止部材を介在させて凹陥部に外出させてあ るので、機能的可動部材が内蔵されている空間部の気密状態を確保した上で、外 付けの駆動制御機構を凹陥部内にコンパクトに配設することができる。
【0031】 したがって、複層ガラスを構成しているガラス板の板厚が比較的厚かったり、 あるいは、スペーサにより確保されるガラス板相互の隔置間隔が比較的大きい場 合でなどであっても柔軟に対応させて機能的可動部材を封入配置することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の代表的な実施例を示す要部拡大斜視
図。
【図2】一部を切り欠いた図1の平面図。
【図3】本考案の他の実施例を示す要部拡大斜視図。
【図4】本考案の他の実施例を示す要部拡大斜視図。
【図5】本考案の他の実施例を示す要部拡大斜視図。
【図6】本考案の他の実施例を示す要部拡大斜視図。
【符号の説明】
11:複層ガラス 12:ガラス板 13:ガラス板 14:切欠端面 15:スペーサ 16:コーナー用スペーサ 17:垂直表出面 18:水平表出面 19:凹陥部 20:開口面 21:空間部 22:回転軸 23:軸端部 24:封止部材 25:軸受用板片 26:突出部 27:軸受孔 28:軸受孔 29:内側面 30:外側面 31:軸受用板片 32:垂直表出面 33:操作用孔 41:駆動制御機構 42:被動歯車 43:原動軸 44:中間歯車 45:プーリー 46:止着手段 47:回転操作用部材 48:プーリー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペーサを介して隔置されたガラス板相互
    間に形成される空間部に外付けの駆動制御機構を介して
    その回転方向の制御を自在に軸支させた回転軸を有する
    機能的可動部材を内蔵してなる複層ガラスにおいて、外
    付けの駆動制御機構は、複層ガラスのコーナー部に設け
    た凹陥部に封止部を介在させた前記回転軸の軸端部を外
    出させ、該回転軸に対し双方向への回転運動の付与を自
    在にして配設したことを特徴とする複層ガラス構造。
  2. 【請求項2】駆動制御機構は、回転軸を従動軸とする前
    記軸端部に被動歯車を固着し、複合ガラスの凹陥部に軸
    支させた原動軸に固着させた中間歯車を前記被動歯車に
    噛合させて形成したことを特徴とする請求項1記載の複
    層ガラス構造。
  3. 【請求項3】駆動制御機構は、回転軸を原動軸とする前
    記軸端部に固着させたプーリーに対し前記凹陥部を画成
    している一方のガラス板面に設けた操作用孔を介して回
    転操作用部材を装着することで外部からの回転運動の付
    与を自在にして配設したことを特徴とする請求項1記載
    の複層ガラス構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015117537A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 株式会社ニチベイ ブラインドの駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010147341A2 (ko) * 2009-06-15 2010-12-23 Lee Wan-Ho 밀폐되도록 이중창호에 설치된 블라인드.
WO2010147341A3 (ko) * 2009-06-15 2011-04-21 Lee Wan-Ho 밀폐되도록 이중창호에 설치된 블라인드.
JP2015117537A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 株式会社ニチベイ ブラインドの駆動装置

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