JPH0581464U - 免震積層ゴム用カバー - Google Patents

免震積層ゴム用カバー

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Publication number
JPH0581464U
JPH0581464U JP2825492U JP2825492U JPH0581464U JP H0581464 U JPH0581464 U JP H0581464U JP 2825492 U JP2825492 U JP 2825492U JP 2825492 U JP2825492 U JP 2825492U JP H0581464 U JPH0581464 U JP H0581464U
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JP
Japan
Prior art keywords
cover
laminated rubber
seismic isolation
lower structure
isolated
Prior art date
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Pending
Application number
JP2825492U
Other languages
English (en)
Inventor
清 田中
康弘 石黒
秀美 大山
佳也 中村
一郎 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
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Publication of JPH0581464U publication Critical patent/JPH0581464U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 免震積層ゴムの径が大きくなった場合であっ
ても、免震積層ゴムの点検を簡易迅速に行なえる免震積
層ゴム用カバーを提供すること。 【構成】 上部構造体3と下部構造体1との間に介設さ
れる免震積層ゴム5を覆うカバー7の構造であって、前
記カバー7は可撓可能な膜体で構成され、前記膜体の上
部7B或は下部7Aの少なくとも一方は、上部構造体3
或は下部構造体1に対して取り外し可能に取着されてい
ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は免震積層ゴムを覆うカバーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
免震積層ゴムを用いた免震構造建物では、一般建物と同様に、必要に応じた防 ・耐火性能を有していなければならが、免震積層ゴムの多くは、建物とその基礎 との間に介設されるため、防・耐火性に対しては殆ど考慮しなくて済んでいるの が現状である。 しかしながら免震積層ゴムは、設計上、或は建築物のレイアウト上等から、多 数の人間が利用する空間に配置する場合も生じる。 このような場合には、防・耐火性の観点から、また、外観性の観点からも免震 積層ゴムを覆うカバーが必要となる。 そこで、このような場合、従来では剛性を有する複数のパネルによりカバーを 構成し、免震積層ゴムを覆うようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、高層ビルを免震支持する場合のように、免震積層ゴムの径が大 きくなると、カバーも大型化し重量化するため、定期点検或は臨時点検の際、カ バーの脱着作業に多大の労力と時間を要し、免震積層ゴムの点検を簡易迅速に行 なえない問題があった。 更に、免震積層ゴムを用いた建物では、地震等が作用した際、上部構造体と下 部構造体とが相対的に移動するため、カバーの両端を上部構造体と下部構造体の 夫々に固定したのではカバーが壊れる。 そこで、従来では、カバーの上下部の一方と、上部構造体或は下部構造体との 間に隙間を確保し、この隙間に変形可能なシール材を充填している。 そのため、従来のカバーでは、シール材の充填作業により組立工数が多くなり 、カバーの設置作業に手間取る問題もあった。
【0004】 本考案は前記事情に鑑み案出されたものであって、本考案の目的は、免震積層 ゴムの径が大きくなった場合であっても、免震積層ゴムの点検を簡易迅速に行な える免震積層ゴム用カバーを提供することにある。 更に、本考案の目的は、簡単に設置でき、しかも、地震等が作用した際にも破 損することがない免震積層用カバーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本考案は、上部構造体と下部構造体との間に介設され る免震積層ゴムを覆うカバーの構造であって、前記カバーは可撓可能な膜体で構 成され、前記膜体の上部或は下部の少なくとも一方は、上部構造体或は下部構造 体に対して取り外し可能に取着されていることを特徴とする。 また、本考案は、前記膜体の長さが、免震積層ゴムが配置される下部構造体と 上部構造体との間の寸法よりも十分に大きく形成されていることを特徴とする。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。 図1(A)は実施例の要部断面平面図、図1(B)は同要部断面正面図を示す 。 1は基礎側である下部構造体、3は建築物側である上部構造体、5は免震積層 ゴムで、免震積層ゴム5は下部構造体1と上部構造体3の間の複数箇所に設置さ れ、免震積層ゴム5の取り付けは、上下のフランジ501を対応する下部構造体 1のフランジ101と上部構造体3のフランジ301に夫々取着することで行な われている。
【0007】 7は免震積層ゴム5を覆うカバーで、カバー7は可撓可能で防・耐火性に優れ た布状の材料からなる。 カバー7の形状は、免震積層ゴム5よりも大きな径により円筒状に形成され、 また、カバー7の長さは、免震積層ゴム5が配置される下部構造体1と上部構造 体3との間の寸法よりも十分に大きく形成されている。
【0008】 カバー7の取り付けは、カバー7の上下部において夫々半円形の二つの押え金 物11,13とボルト15を用いて行なう。 即ち、カバー7の下縁部7Aを、下部構造体1のフランジ101の外側部分に 当てがい、その上から押え金物11を当てて、該押え金物11の複数箇所をボル ト15により下部構造体1側に締結して行なう。 また、カバー7の上縁部7Bを、上部構造体3のフランジ301の外周部に当 てがい、その上から押え金物13を当てて、該押え金物13の複数箇所をボルト 15によりフランジ301に締結して行なう。 従って、この実施例ではボルト15の操作により、カバー7の上部及び下部が 共に取り外し可能で、カバー7により免震積層ゴム5を覆うことで、免震積層ゴ ム5は外部から遮蔽され、防・耐火性が確保される。
【0009】 本実施例は前記のように構成されているので、免震積層ゴム5を点検する場合 には、例えば、カバー7の上部側のボルト15を外せば、カバー7は自重により 落下し免震積層ゴム5が露出するので、従来の如く大型化し重量化したパネルの 脱着作業を要せず、点検作業を簡易迅速に行なうことが可能となる。 また、カバー7の設置は、カバー7の上下部を、上部構造体3側及び下部構造 体1側に単にボルト15で取着することで行なわれるので、従来のシール材を充 填する作業を要せず、カバー7の設置作業を簡単に行なうことが可能となる。 更に、カバー7の長さを、免震積層ゴム5が配置される下部構造体1と上部構 造体3との間の寸法よりも十分に大きく形成したので、地震等の作用時にカバー 7が下部構造体1に追従して動きカバー7の破損を防止できる。
【0010】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように本考案によれば、カバーを可撓可能な膜体で構成 し、この膜体の上部或は下部の少なくとも一方を、上部構造体或は下部構造体に 取り外し可能に取着したので、免震積層ゴムの径が大きくなった場合であっても 、免震積層ゴムの点検を簡易迅速に行なえる免震積層用カバーが得られる。 また、膜体の長さを、免震積層ゴムが配置される下部構造体と上部構造体との 間の寸法よりも十分に大きく形成したので、簡単に設置でき、しかも、地震等が 作用した際にも破損することがない免震積層用カバーが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は実施例の要部断面平面図、図1
(B)は同要部断面正面図である。
【符号の説明】
1 下部構造体 3 上部構造体 5 免震積層ゴム 7 カバー 11,13 押え金物 15 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 佳也 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)考案者 高橋 一郎 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目6番15号 株 式会社フジタ内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部構造体と下部構造体との間に介設さ
    れる免震積層ゴムを覆うカバーの構造であって、 前記カバーは可撓可能な膜体で構成され、 前記膜体の上部或は下部の少なくとも一方は、上部構造
    体或は下部構造体に対して取り外し可能に取着されてい
    る、 ことを特徴とする免震積層ゴム用カバー。
  2. 【請求項2】 前記膜体の長さは、免震積層ゴムが配置
    される下部構造体と上部構造体との間の寸法よりも十分
    に大きく形成されている請求項1記載の免震積層ゴム用
    カバー。
JP2825492U 1992-04-01 1992-04-01 免震積層ゴム用カバー Pending JPH0581464U (ja)

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JP2825492U JPH0581464U (ja) 1992-04-01 1992-04-01 免震積層ゴム用カバー

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JP2825492U JPH0581464U (ja) 1992-04-01 1992-04-01 免震積層ゴム用カバー

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JPH0581464U true JPH0581464U (ja) 1993-11-05

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ID=12243438

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JP2825492U Pending JPH0581464U (ja) 1992-04-01 1992-04-01 免震積層ゴム用カバー

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JP (1) JPH0581464U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057228A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Taisei Corp 耐火被覆構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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