JPH0581416A - 濃淡画像の二値化処理方法 - Google Patents

濃淡画像の二値化処理方法

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JPH0581416A
JPH0581416A JP3268304A JP26830491A JPH0581416A JP H0581416 A JPH0581416 A JP H0581416A JP 3268304 A JP3268304 A JP 3268304A JP 26830491 A JP26830491 A JP 26830491A JP H0581416 A JPH0581416 A JP H0581416A
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JP3268304A
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Hironori Yahagi
裕紀 矢作
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、濃淡画像の二値化処理方法に関
し、細かい雑音の無い二値画像が得られるようにするこ
とを目的とする。 【構成】 局所閾値算出回路11では、所定の枠内の画
像から局所閾値を算出し比較回路12へ出力する。ま
た、代表値算出回路16では、注目点並びに近傍画素記
憶装置15から、注目画素Piとその近傍画素a1 〜a
8 を取り込んで、濃度の代表値(平均値、中央値等)を
算出し、比較回路12へ出力する。比較回路12では、
入力した濃度の代表値と局所閾値を比較する。そして、
比較回路12から出力される比較結果により、画像の二
値化を行うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、濃淡画像の二値化処理
方法に関し、更に詳しくいえば、指紋による本人確認装
置、あるいは個人照合システム等に利用される濃淡画像
の二値化処理方法に関する。
【0002】(技術の背景)近年、電算機が社会全般に
普及するのに伴い、安全性(セキュリティ)を如何に確
保するかという点に世間の関心が集まっている。電算機
室への入室や端末利用の際の本人確認の手段として、こ
れまで用いられてきたIDカードや暗証番号には安全確
保の面から多くの疑問が提起されている。これに対して
指紋は、「万人不同」・「終生不変」という二大特徴を
持つため、本人確認の最も有力な手段と考えられ、指紋
を用いた簡便な個人照合システムに関して多くの研究開
発が行われている。
【0003】
【従来の技術】図6〜図8は従来例を示した図であり、
図6は本人確認措置のブロック図、図7は二値化処理部
のブロック図、図8は二値化処理の説明図である。
【0004】図中、1は指紋センサ、2はA/Dコンバ
ータ、3は二値化処理部、4は二値化メモリ、5は特徴
抽出部、6は照合部、7は特徴情報記憶部、8は濃淡画
像記憶装置、9は注目点画素記憶装置、10は注目点画
素指定回路、11は局所閾値算出回路、12は比較回
路、13は二値化回路を示す。
【0005】従来、指紋による本人確認装置として、例
えば図6に示したような装置が知られていた。この装置
は、指紋センサ1、A/Dコンバータ2、二値化処理部
3、二値化メモリ4、特徴抽出部5、照合部6、特徴情
報記憶部7等で構成されている。
【0006】前記本人確認装置において、指紋の登録処
理は次のようにして行う。先ず光学系である指紋センサ
1により指紋を読み取って装置内に入力する。この時指
紋センサ1から得られる画像は、アナログの濃淡画像で
ある。
【0007】前記濃淡画像は、A/Dコンバータ2によ
りディジタル画像に変換され、ディジタル化された指紋
の濃淡画像を二値化処理部3に入力する。その後、二値
化処理部3で濃淡画像の二値化処理を行い、二値化メモ
リ4に格納する。
【0008】次に、二値化メモリ4に格納されている画
像について、細線化処理を行った後、特徴抽出部5によ
り、特徴抽出処理を行い、特徴情報記憶部7に、個人特
徴情報として登録(辞書登録)する。
【0009】また、指紋の照合時には、次のようにして
処理を行う。即ち、指紋の登録時と同様にして二値化し
た指紋画像を二値化メモリ4に格納する。その後、二値
化メモリ4に格納された指紋画像を照合部6に入力する
と共に、特徴情報記憶部7に登録されている個人特徴情
報を照合部6に入力し、指紋の照合を行う。
【0010】指紋照合の結果、一致すれば、照合部6か
ら本人確認信号を出力する。次に、前記二値化処理部の
処理を、図7、図8を参照しながら詳細に説明する。図
7に示したように、二値化処理部3には、濃淡画像記憶
装置8、注目点画素記憶装置9、注目点画素指定回路1
0、局所閾値算出回路11、比較回路12、二値化回路
13を設ける。
【0011】前記濃淡画像記憶装置8は、A/Dコンバ
ータ2(図6参照)によってディジタル化された指紋の
濃淡画像を格納しておくものであり、この画像を二値化
処理する。なお、図7の点線矢印は信号の流れを示し、
実線矢印はデータの流れを示す。
【0012】濃淡画像を二値化する場合は、先ず、図8
Aに示したように、濃淡画像記憶装置8に格納されてい
る濃淡画像(濃度:0〜255)を、格子状に分割す
る。この処理は、局所閾値算出回路11が行う。
【0013】この時、格子状に分割した各枡目は、例え
ば、枡目幅をWD=16画素とし、WD×WD=16画
素×16画素の枡目とする。次に、局所閾値算出回路1
1により、各枡目毎の平均濃度を算出し、この値を図8
Bに示したように、局所閾値とする。
【0014】そして、各枡目内の各画素を二値化する上
で、各画素の濃度を局所閾値と比較する。この処理を行
う場合、注目点画素指定回路10の画素指定により、注
目点画素記憶装置9に注目画素を格納する。
【0015】その後、比較回路12では、各画素毎に、
各枡目内の局所閾値(平均濃度)と比較する。その結
果、二値化回路13では、各画素の濃度が局所閾値以上
ならばその画素を「1」(隆線)とし、局所閾値未満で
あればその画素を「0」(谷線)として、二値化メモリ
4に格納する。このようにして、各枡目毎に、各画素の
濃度を二値化し、二値化メモリ4(図6参照)内に図8
Cに示したような二値画像を得る。
【0016】前記のようにして指紋の登録及び照合を行
うが、その際、二値化された指紋画像に、亀裂、汗線、
橋(隣り合う隆線同士が汗のため繋がって見える箇所)
等の擬似特徴点が多く見られると、後の処理で正しい特
徴点(端点、分岐点)を検出するのが困難となる。
【0017】その結果、辞書内に選ばれる特徴点の正解
率が低くなり、照合性能の低下を招くのである。このよ
うに、二値化指紋の改善は、指紋の照合性能を高く、か
つ安定した状態に維持するために必須の条件となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。指紋センサに
より入力した濃淡画像には、高周波成分が含まれてい
る。そして、この濃淡画像は平滑されていないため、濃
度に雑音を含んでいる。
【0019】このような雑音のある濃度と、局所閾値を
比較して二値化すると、図8Cに示したように二値化画
像において、雑音の箇所が細かい斑点になって現れる。
二値画像における斑点等の雑音は、細線化、特徴抽出を
経て擬似特徴点を生じる。その結果、指紋照合時におい
て、誤照合が発生し、照合性能の低下を招く。本発明
は、このような従来の課題を解決し、細かい雑音の無い
二値画像が得られるようにすることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
あり、図中、11は局所閾値算出回路、12は比較回
路、15は注目点並びに近傍画素記憶装置、16は代表
値算出回路を示す。本発明は上記の課題を解決するた
め、次のように構成した。
【0021】(1) 処理装置に入力した濃淡画像を構成す
る各画素の濃度を、前記濃淡画像の所定の枠内で算出し
た局所閾値と比較することにより、濃淡画像を二値画像
に変換する濃淡画像の二値化処理方法において、前記局
所閾値との比較対象である注目点画素Piの濃度とし
て、該注目点画素Pi及びその近傍画素a1 〜a8 の濃
度の代表値を用いた。
【0022】(2) 構成(1)において、濃度の代表値
を、各画素(注目点画素)Pi及びその近傍の画素a1
〜a8 から算出した濃度の平均値とした。 (3) 構成(1)において、濃度の代表値を、各画素(注
目点画素)Pi及びその近傍の画素a1 〜a8 から算出
した濃度の中央値とした。
【0023】(4) 構成(1)において、濃度の代表値
を、各画素(注目点画素)Pi及びその近傍の画素a1
〜a8 の濃度に対して、マスク処理を行った結果の値と
した。 (5) 構成(1)において、濃度の代表値を、各画素(注
目点画素)Pi及びその近傍の画素a1 〜a8 から算出
した濃度の平均値と標準偏差の線型結合した値とした。
【0024】(6) 構成(1)において、濃淡画像を、指
紋センサから入力した指紋の濃淡画像とした。 (7) 構成(1)において、処理装置を、指紋による本人
確認装置とした。
【0025】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1を参照
しながら説明する。濃淡画像の所定の枠内の画像は、局
所閾値算出回路11に送り、ここで、局所閾値(例えば
枠内の平均濃度)を算出し、比較回路12に出力する。
【0026】また、注目点並びに近傍画素記憶装置15
には、前記枠内で指定した注目点画素Piと、その近傍
画素a1 〜a8 を格納する。そして、代表値算出回路1
6により、前記画素Pi及びa1 〜a8 を含む複数画素
の濃度の代表値を算出し、比較回路12に出力する。
【0027】この場合の濃度の代表値としては、画素P
i及びa1 〜a8 の濃度の平均値、あるいは中央値を用
いてもよい。また、濃度の平均値と標準偏差の線型結合
を用いてもよい。
【0028】比較回路12では、入力した局所閾値と濃
度の代表値とを比較して、比較結果を出力する。そし
て、この比較結果に基づいて、濃淡画像の二値化を行
う。このようにすれば、濃淡画像に含まれている高周波
成分の濃度は相殺され、結果として、二値化した画像
(二値画像)から、ざらついた細かい雑音は消える。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例の説明)図2〜図4は、本発明の第1実施
例を示した図であり、図2は二値化処理部のブロック
図、図3は二値化処理説明図、図4は二値化処理フロー
チャートである。
【0030】図中、図1、図7と同符号は同一のものを
示す。また、14は注目点並びに近傍画素指定回路を示
す。第1実施例は、図6に示したような指紋による本人
確認装置に適用した例であり、二値化処理部の構成を図
2に示す。
【0031】図示のように、二値化処理部3には、濃淡
画像記憶装置8、局所閾値算出回路11、比較回路1
2、二値化回路13、注目点並びに近傍画素指定回路1
4、注目点並びに近傍画素記憶装置15、代表値算出回
路16を設ける。
【0032】これらの内、濃淡画像記憶装置8、局所閾
値算出回路11、比較回路12、二値化回路13は、図
7に示した従来例と同じ構成であり、注目点並びに近傍
画素指定回路14、注目点並びに近傍画素記憶装置1
5、及び代表値算出回路16が新たに追加された構成で
ある。
【0033】注目点並びに近傍画素指定回路14は、注
目点の画素と、その近傍にある画素の指定をする回路で
あり、注目点並びに近傍画素記憶装置15は、前記指定
により、濃淡画像記憶装置8から取り出した画素を格納
しておくものである。
【0034】また、代表値算出回路16は、注目点並び
に近傍画素記憶装置15に格納してある画素を用いて、
濃度の代表値を算出する回路である。この実施例では、
二値化処理をする際、局所閾値算出回路11で算出した
局所閾値と、代表値算出回路16で算出した代表値と
を、比較回路12で比較する。
【0035】この場合、局所閾値算出回路14で算出す
る局所閾値は、前記従来例における局所閾値と同じであ
る。即ち、図8に示したWD×WDの枡目における平均
濃度を局所閾値として用いる。
【0036】これに対して、前記局所閾値と比較する代
表値は、次のようにして算出する。例えば図3に示した
ように、注目点の画素をPiとした場合、注目点の画素
Piの近傍画素として、画素Piに隣接する周囲の画素
1 〜a8 を選択する。
【0037】そして、前記3×3画素を、注目点並びに
近傍画素記憶装置15に格納した後、代表値算出回路1
6により、前記の3×3画素を用いて濃度の代表値を算
出する。
【0038】前記濃度の代表値としては、前記3×3画
素の濃度の平均値として算出する。即ち、画素a1 〜a
8 、及び画素Piの各濃度の和の1/9を、濃度の代表
値として算出するものである。
【0039】以下、図4のフローチャートに基づいて、
第1実施例の二値化処理を説明する。なお、図4の各処
理番号は、カッコ内に示す。先ず、図6に示した従来例
と同様にして、指紋センサから濃淡画像(アナログ画
像)を入力し、A/Dコンバータによってディジタル化
した後、濃淡画像記憶装置8に、ディジタル化した指紋
の濃淡画像を格納する(S1)。
【0040】次に、注目点並びに近傍画素指定回路14
では、濃淡画像記憶装置8に格納してある濃淡画像を、
図8Aと同様に格子状の枡目に分割して、処理する枡目
を指定する。
【0041】この枡目は、例えばWD×WD(WD=1
6画素)の大きさとする。前記枡目の指定により、指定
された枡目のデータが、濃淡画像記憶装置8から局所閾
値算出回路11へ送られる。局所閾値算出回路11で
は、入力した枡目の画像データから、該枡目の平均濃度
を算出し、これを局所閾値として(S3)、比較回路1
2へ送る。
【0042】また、注目点並びに近傍画素指定回路14
では、前記枡目内で処理する画素を指定し、その画素の
データを濃淡画像記憶装置8から注目点並びに近傍画素
記憶装置15へ送る。この時、注目点並びに近傍画素記
憶装置15に送られる画素としては、図3に示した注目
点画素Piとその周辺にある近傍画素a1 〜a8 であ
る。
【0043】その後、代表値算出回路16では、注目点
並びに近傍画素記憶装置15の画素を取り込んで、代表
値を算出し(S5)、比較回路12へ送る。この場合、
代表値は、図3に示したように、注目点画素Piとその
近傍画素a1〜a8 の平均値として算出する。
【0044】次に、比較回路12では、前記代表値と局
所閾値の大小を比較し(S6)、比較結果を二値化回路
13に出力する。二値化回路13では、代表値≧局所閾
値の関係であれば二値化メモリ4(図6参照)の該当す
る画素で1(隆線)を立てる(S7)。
【0045】また、代表値<局所閾値の関係であれば、
前記二値化メモリ4の該当する画素で0(谷線)を立て
る(S8)。この処理が終了すると次の画素についても
同様な処理を行い、前記枡目内の全画素Pi(i=1、
2、3・・・n)について処理が終了すると(S4)、
次の枡目について同様な処理を行う。
【0046】そして、全枡目について処理を終了すると
(S2)、全ての二値化処理が終了する。この状態で二
値化メモリ4内には、二値化された画像、即ち指紋の二
値画像が得られる。
【0047】(第2実施例の説明)第2実施例は、注目
点並びにその近傍画素を、マスクにより重み付け加算し
た値を代表値とした例であり、前記第1実施例とは、代
表値算出回路16の処理が異なるだけであって、他の構
成及び処理は同じである。
【0048】図5は、第2実施例における重み付けマス
クの説明図である。図示のように、重み付けマスクは、
3画素×3画素の大きさとし、図3に示した注目点画素
Pi及び近傍画素a1 〜a8 に対応している。
【0049】即ち、注目点画素Piに対応した重み係数
をWp、近傍画素a1 〜a8 に対応した重み係数をW1
〜W8 とし、例えばWp>W1 〜W8 の関係にする(W
pをW1 〜W8 より大きくする)。
【0050】そして、代表値算出回路16(図2参照)
において、代表値を算出する場合、前記重み係数で重み
付けした濃度を、重み係数の総和で割り、これを代表値
とする。
【0051】例えば、各画素毎に、その濃度と重み係数
との積を求め、これらの総和を重み係数の総和で割った
値を代表値(平均濃度)とする。この場合、注目点画素
Piの重み係数Wpは、近傍画素a1 〜a8 の重み係数
よりも大きな値になる。
【0052】(他の実施例)以上実施例について説明し
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。 (1) 注目画素(Pi)の近傍画素(a1 〜a8 )は、上
記実施例のような画素に限らず、注目画素Piの近傍に
ある、任意の複数画素(8画素に限らない)でよい。
【0053】(2) 局所閾値を算出する際の枡目幅(W
D)は、任意の画素数でよい(16画素に限らない)。 (3) 本人確認装置に限らず、他の装置にも適用可能であ
る。即ち、濃淡画像を二値画像に変換する回路ならば、
どのような装置にも適用可能である。
【0054】(4) 図2の代表値算出回路16において、
濃度の代表値を算出する際、図3に示した注目点画素P
i及びその近傍画素a1 〜a8 の平均値(m)と標準偏
差(σ)を算出し、その線型結合m+nσを代表値にし
てもよい。
【0055】(5) 図2の代表値算出回路16において、
濃度の代表値を算出する際、図3に示した注目点画素P
i及びその近傍画素a1 〜a8 の濃度の中央値(中位
数、あるいはメジアンともいう)を算出し、この中央値
を代表値としてもよい。
【0056】(6) 図5に示した重み付けマスクの重み係
数Wp、W1 〜W8 の値は、第2実施例のように、Wp
>W1 〜W8 の関係にしてもよいが、他の設定でもよ
い。例えばWp<W1 〜W8 の関係にすることも可能で
あり、またW1 〜W8 を全て同じ値とせずに、異なった
値とすることも可能である。いずれにしても、Wp及び
1 〜W9 の値を任意に設定することが可能である。
【0057】(7) 図5に示した重み付けマスクによる処
理は、第2実施例のようにしてもよいが、他の処理でも
よい。例えば、画素Pi及びa1 〜a8 の平均値を算出
した後、前記マスクによる重み付けして、代表値を求め
てもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) 従来のように、1画素のみの濃度と局所閾値とを比
較して二値化すると雑音が生じるが、本発明では、注目
点及びその近傍の画素の代表値を閾値との比較に用いて
いる。従って、高周波成分の濃度は相殺され、結果とし
て、二値化した画像から、ざらついた雑音が消える。
【0059】(2) 例えば、本発明を個人確認装置に適用
した場合には、ざらつきのない二値画像が得られるた
め、擬似特徴点が少なくなる。その結果、指紋の照合性
能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施例における二値化処理部のブ
ロック図である。
【図3】第1実施例における二値化処理説明図である。
【図4】第1実施例における二値化処理フローチャート
である。
【図5】第2実施例における重み付けマスクの説明図で
ある。
【図6】従来の本人確認装置のブロック図である。
【図7】従来の二値化処理部のブロック図である。
【図8】従来例における二値化処理の説明図である。
【符号の説明】
11 局所閾値算出回路 12 比較回路 15 注目点並びに近傍画素記憶装置 16 代表値算出回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理装置に入力した濃淡画像を構成する
    各画素の濃度を、 前記濃淡画像の所定の枠内で算出した閾値と比較するこ
    とにより、 濃淡画像を二値化画像に変換する濃淡画像の二値化処理
    方法において、 前記閾値との比較対象である画素(注目点画素)(P
    i)の濃度として、 該画素に(Pi)及びその近傍画素(a1 〜a8 )の濃
    度から算出した濃度の代表値を用いたことを特徴とする
    濃淡画像の二値化処理方法。
  2. 【請求項2】 前記濃度の代表値が、各画素(Pi)及
    びその近傍画素(a1 〜a8 )から算出した濃度の平均
    値であることを特徴とする請求項1記載の濃淡画像の二
    値化処理方法。
  3. 【請求項3】 前記濃度の代表値が、各画素(Pi)及
    びその近傍の画素(a1 〜a8 )から算出した濃度の中
    央値であることを特徴とした請求項1記載の濃淡画像の
    二値化処理方法。
  4. 【請求項4】 前記濃度の代表値が、各画素(Pi)及
    びその近傍の画素(a1 〜a8 )の濃度に対して、マス
    ク処理を行った結果の値であることを特徴とした請求項
    1記載の濃淡画像の二値化処理方法。
  5. 【請求項5】 前記濃度の代表値が、各画素(Pi)及
    びその近傍の画素(a1 〜a8 )の濃度の平均値と標準
    偏差の線型結合した値であることを特徴とした請求項1
    記載の濃淡画像の二値化処理方法。
  6. 【請求項6】 前記濃淡画像は、指紋センサから入力し
    た指紋の濃淡画像であることを特徴とした濃淡画像の二
    値化処理方法。
  7. 【請求項7】 前記処理装置は、指紋による本人確認装
    置であることを特徴とした請求項1記載の濃淡画像の二
    値化処理方法。
JP3268304A 1991-09-19 1991-09-19 濃淡画像の二値化処理方法 Withdrawn JPH0581416A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06319025A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像処理装置
US8749658B2 (en) 2009-04-06 2014-06-10 Nec Corporation Data processing device, image matching method, program, and image matching system

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