JP4415702B2 - 画像照合装置、および画像照合処理プログラム、画像照合方法 - Google Patents

画像照合装置、および画像照合処理プログラム、画像照合方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば指紋画像データの照合を行うための画像照合装置、および画像照合処理プログラム、画像照合方法に関する。
近年、例えば重要施設への入退室管理システムや各種情報機器へのアクセス許可システムにおいて、指紋画像、虹彩画像、顔画像など、生体画像を基にして本人認証を行うシステムが広く導入されるようになっている。
このような本人認証システムにおいて、画像の照合方法には、これまで様々な手法が考えられているが、パターンマッチング法の1つとして次に説明するような手法のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
なお、ここでは指紋画像の照合手法について説明する。
図11は、従来の画像照合処理を示すフローチャートである。
図12は、従来の画像照合処理に伴う登録指紋画像G0上での基準マスク領域(テンプレート)t1,t2の配置状態と照合指紋画像Gs上での最大相関位置(領域)k1,k2とを示す図である。
まず、認証すべき本人の指紋画像が、登録指紋画像G0として予め読み込まれ記憶されている。
そこで、照合対象者の指紋画像Gsが入力されると(ステップS1)、図12(A)に示すように、登録指紋画像G0に対して全画像領域の中央位置や画像有効領域の重心位置などを基準にした複数の基準マスク(領域)t1,t2,…(この場合は2つ)が定義配置され(ステップS2)、この2つの基準マスク領域t1,t2それぞれの画像と照合指紋画像Gs上で最大の相関係数が算出される各最大相関(位置)領域k1,k2が、図12(B)に示すように、検索される(ステップS3,S4)。
すると、登録指紋画像G0における基準マスク(領域)t1,t2相互間の位置関係XYtと、照合指紋画像Gsにおける最大相関(位置)領域k1,k2相互間の位置関係XYkが算出され、各位置関係XYt:XYkの類似度が判定される(ステップS5,S6)。
そして、前記基準マスク(領域)t1,t2相互間の位置関係XYtと、その最大相関(位置)領域k1,k2相互間の位置関係XYkとの誤差(位置ずれ)に応じた類似度(位置ずれ「小」→類似度「大」)が予め設定された閾値以上であるか否か判断され(ステップS7)、登録指紋画像G0に対する照合指紋画像Gsの一致判定(ステップS8)、または不一致判定がなされる(ステップS9)。
なお、照合指紋画像Gs上に前記基準マスクt1,t2を配置し、登録指紋画像G0上からその最大相関位置(領域)k1,k2を検索して照合判定してもよい。
特開2000−194862号公報
図13は、指紋読み取り装置(イメージスキャナ)での指の置き方による入力指紋画像の相違を示す図である。
図14は、読み取り良好な指紋画像G0と一部欠落した読み取り不良な指紋画像Gsとの間での基準マスクtに基づく最大相関位置(領域)kの検索状態を示す図である。
前記従来の画像照合処理システムにおいて、例えば指紋画像に基づいた照合判定を行う場合、その指紋読み取り装置の読み取り窓に対する指の置き方によって、図13(A)に示すように、指の腹全体が均等に読み取られた良好な指紋画像G0が得られたり、図13(B)に示すように、左下の一部が欠けた不適当な指紋画像G1が得られたり、図13(C)に示すように、右上の一部が欠けた不適当な指紋画像G2が得られたりして、照合対象となる指紋画像の取得領域が大きくばらついてしまう不具合がある。
このため、例えば図14(A)に示すように、良好に読み取られた登録指紋画像G0に基準マスクtを配置し、図14(B)に示すように、大きく欠けて読み取られた不適当な照合指紋画像Gsからその最大相関領域kを検索する際に、当該欠けた照合指紋画像Gsにはそもそも前記基準マスクtの領域画像に対応する画像領域k0が含まれていない場合がある。
この場合、登録指紋画像G0における基準マスクtの領域画像に対し、欠落した照合指紋画像Gsでは、結果的に実際とは異なる類似の領域を最大相関位置(領域)kとして検索することになるため、照合一致と判定すべき指紋画像Gsであっても照合不一致として誤判定して本人拒否してしまう問題がある。
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、登録指紋画像と照合指紋画像との各指紋画像領域にばらつきがある場合でも、誤判定することなく、正しく照合判定することが可能になる画像照合装置、および画像照合処理プログラム、画像照合方法を提供することを目的とする。
本発明に係る画像照合は、装置登録指紋画像と照合指紋画像とを照合して両指紋の同一性を判定する画像照合装置であって、指紋画像を含む対象画像にエッジ抽出処理をして背景画像を除いた有効指紋領域からなる指紋画像の面積を算出する面積算出手段と、この面積算出手段により算出された前記登録指紋画像の面積と前記照合指紋画像の面積を比較して大小を判断する面積比較判断手段と、この面積比較判断手段により比較判断された小さい方の指紋画像に指紋画像の重心位置を基準にして複数の基準画像を定義する基準画像定義手段と、この基準画像定義手段により小さい方の指紋画像に定義された複数の基準画像にそれぞれ対応する複数の画像を前記面積比較判断手段により比較判断された大きい方の指紋画像から検索する対応画像検索手段と、前記基準画像定義手段により小さい方の指紋画像に定義された基準画像の位置関係と前記対応画像検索手段により大きい方の指紋画像から検索された対応画像の位置関係との位置ずれ量に基づいて前記登録指紋画像と照合指紋画像との類似度を判断する類似度判断手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る画像照合装置によれば、登録指紋画像と照合指紋画像の指紋領域の大きさが異なる場合でも、登録指紋画像または照合指紋画像の何れか小さい方の基準画像に定義し、この基準画像に対応する画像を大きい方の画像上から検索するので、基準画像が指紋画像から外れて誤った不一致判定をおこなうことが防止できるようになる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の画像照合装置の実施形態に係る指紋画像照合装置の電子回路の構成を示すブロック図である。
この指紋画像照合装置は、制御部(CPU)11、記憶装置12、RAM13、イメージ読み取り装置14、表示部15、入力部16、記憶媒体読み取り部18、伝送制御部19より構成され、バス17を介して相互に接続されている。
制御部(CPU)11は、入力部12からの入力信号に応じて、記憶装置12に予め記憶されている制御プログラム、あるいはフロッピディスクFDなどの外部記憶媒体18aからフロッピディスクドライブFDDなどの記憶媒体読み取り部18を介して記憶装置12に読み込まれた指紋照合処理プログラム、あるいは外部のコンピュータ端末(プログラムサーバ21)の記憶装置22から通信ネットワーク20を経由し伝送制御部19を介して記憶装置12に読み込まれた指紋照合処理プログラムを起動させ、RAM13をワークメモリとして回路各部の動作を制御する。
記憶装置12は、半導体メモリのROMやハードディスク装置HDD等で構成し、本照合装置の電源投入直後に制御部(CPU)11により読み出される前述の制御プログラムを予め格納している他に、イメージ読み取り装置14により読み取られた登録指紋画像G0を格納している。
RAM13は、前述の制御プログラムを実行する際に制御部(CPU)11が使用するワークメモリである。
イメージ読み取り装置14は、登録指紋画像G0や照合指紋画像Gsを取得するための装置であり、例えば、イメージスキャナ装置やCCD(電荷結合素子)などのイメージセンサである。
表示部15は、登録指紋画像G0と照合指紋画像Gsとの照合の判定結果を表示する、例えばCRTや液晶などといったディスプレイ装置である。
入力部16は、本照合装置の使用者が指紋画像の取得指示や後述の指紋照合処理の開始を制御部(CPU)11に指示するための、例えばキーボード装置などの入力装置である。
図2は、前記指紋画像照合装置のRAM13に確保されるデータメモリを示す図である。
RAM13には、読み取り画像メモリ13a、登録指紋画像メモリ13b、照合指紋画像メモリ13c、登録画像有効面積メモリ13d、登録画像重心メモリ13e、照合画像有効面積メモリ13f、照合画像重心メモリ13g、基準マスクサイズ・位置情報メモリ13h、最大相関位置情報メモリ13i、照合判定結果メモリ13j、照合画像有効面積最小限界値メモリ13k、基準マスク利用可能な照合画像有効面積最小限界値メモリ13lなどが確保される。
読み取り画像メモリ13aには、イメージ読み取り装置14により読み取られた指紋の画像データが多階調画像として一時記憶される。
登録指紋画像メモリ13bには、前記記憶装置12に格納登録すべきイメージ読み取り装置14により読み取られた登録者本人の指紋画像データG0が、指紋登録処理(図3参照)に伴う登録処理対象の指紋画像として記憶保持される。
照合指紋画像メモリ13cには、イメージ読み取り装置14により読み取られた照合すべき指紋画像データGsが多階調画像として記憶される。
登録画像有効面積メモリ13dには、前記登録指紋画像データG0において指紋画像として有効な面積S1が算出されて記憶される。
登録画像重心メモリ13eには、前記登録指紋画像データG0の有効面積S1における重心位置の座標(x0,y0)が算出されて記憶される。
照合画像有効面積メモリ13fには、前記照合指紋画像データGsにおいて指紋画像として有効な面積S2が算出されて記憶される。
照合画像重心メモリ13gには、前記照合指紋画像データGsの有効面積S2における重心位置の座標(xs,ys)が算出されて記憶される。
基準マスクサイズ・位置情報メモリ13hには、本指紋照合装置において照合すべき一方の指紋画像データ(G0またはGs)上に配置する基準マスク領域(テンプレート)t1,t2,…,tn(本実施形態の場合はt1,t2の2つ)のマスクサイズ、配置位置情報が予めデフォルトで設定記憶される。
最大相関位置情報メモリ13iには、前記照合すべき一方の指紋画像データ(G0またはGs)上に配置した基準マスク領域t1,t2それぞれの画像に対して、他方の指紋画像データ(GsまたはG0)上で最大の相関係数が算出される各最大相関(位置)領域k1,k2の位置情報が検索されて記憶される。
照合判定結果メモリ13jには、前記一方の指紋画像データ(G0またはGs)に対しての基準マスク領域t1,t2の相互位置関係XYtと、前記他方の指紋画像データ(GsまたはG0)上での最大相関(位置)領域k1,k2の相互位置関係XYkとの相違に応じて評価判定される登録指紋画G0と照合指紋画像Gsとの一致/不一致の判定結果が記憶される。
照合画像有効面積最小限界値メモリ13kには、イメージ読み取り装置14により読み取られた指紋画像データ(G0またはGs)の有効面積Sが、照合処理に用いるのに適切な最小限界の面積を有するか否かを判断するための照合可能限界閾値Sthが予め設定されて記憶される。
基準マスク利用可能な照合画像有効面積最小限界値メモリ13lには、イメージ読み取り装置14により読み取られた指紋画像データ(G0またはGs)の有効面積Sが、照合処理においてデフォルトの基準マスクt1,t2を配置するのに適切な最小限界の面積を有するか否かを判断するためのデフォルトマスクサイズ配置条件等利用限界値Sthsが予め設定されて記憶される。
この実施形態の指紋画像照合装置では、登録指紋画像データG0と照合指紋画像データGsとの照合を行うときに、そのそれぞれの指紋画像有効面積S1,S2を算出し、何れか狭い方の指紋有効面積Snの指紋画像データ(G0またはGs)に対して基準マスク領域t1,t2,…,tnとなる複数個の矩形領域を定義して配置する(図3〜図5参照)。そして、基準マスク領域t1,t2,…,tnに対して相関係数が最大となる矩形領域(最大相関位置)k1,k2,…,knを広い方の指紋有効面積Snの指紋画像データ(GsまたはG0)から検出する。
そして、前記指紋有効面積Sが狭い方の指紋画像(G0またはGs)内に定義した複数の基準マスク領域t1,t2,…,tnの相互位置関係(領域位置分布)XYtと前記指紋有効面積Sが広い方の指紋画像(GsまたはG0)上から検出した最大相関位置(領域)k1,k2,…,knの相互位置関係(領域位置分布)XYkとを比較することにより、登録指紋画像G0と照合指紋画像Gsの照合を行う(図6・図7参照)。
次に、前記構成による指紋画像照合装置における第1実施形態の指紋照合機能について説明する。
図3は、前記指紋画像照合装置により正規ユーザ本人の指紋画像を登録するための指紋登録処理を示すフローチャートである。
図4は、前記指紋画像照合装置による指紋画像の有効面積検出・算出処理を示すフローチャートである。
指紋登録処理において、イメージ読み取り装置14により正規ユーザ本人の指紋画像が読み取られ、RAM13内の読み取り画像メモリ13aに記憶されると、この読み取り画像は登録指紋画像メモリ13bに対し登録指紋画像データG0として記憶される(ステップA1)。
すると、図4に示す指紋画像の有効面積検出・算出処理(ステップAB)に移行され、前記登録指紋画像メモリ13bに記憶された登録指紋画像データG0の指紋画像としての有効領域が検出された後(ステップAB1)、この有効領域の面積S1が算出される(ステップAB2)。
そして、前記指紋画像の有効面積検出・算出処理(ステップAB)にて算出された登録指紋画像データG0の有効領域面積S1は、RAM13内の登録画像有効面積メモリ13dに記憶される(ステップA2)。
ここで、前記指紋画像の有効面積検出・算出処理(ステップAB)について、図4を参照して説明する。
すなわち、図4(A)に示すように、イメージ読み取り装置14により有効面積算出対象の指紋画像Gaが読み取られて生指紋画像として読み取り画像メモリ13aに記憶されると(ステップB1a)、この生指紋画像(Ga)に対して、Prewittのテンプレート法などによりエッジ抽出が施される(ステップB1b)。
このエッジ抽出処理(ステップB1b)により、図4(B)に示すように、指紋の有効領域内はエッジが多いのでその値が大きくなり、指紋外の周辺エリアはエッジが存在しないのでその値が小さくなる、エッジ抽出指紋画像Gbが得られる。
なお、前記エッジ抽出により指紋の有効領域を検出する方法は、読み取りセンサ(14)の性質による背景の明るさに影響されにくいので、良好に指紋の有効領域を検出することが可能である。
こうして、指紋の有効領域が検出されたエッジ抽出指紋画像Gbが得られると、判別分析法などにより予め設定された閾値に基づいて2値化処理が施され、図4(C)に示すような指紋領域検出後の2値化指紋画像Gcが得られる(ステップB1c)。
すると、この2値化指紋画像Gcに対しては、当該画像の解像度に応じた膨張処理が施され、図4(D)に示すようなエッジ間画像を白画素にして指紋領域を強調した指紋領域膨張画像Gdが得られる(ステップB1d)。
なお、前記膨張処理とは、画像内の各画素における画素の近傍(4近傍,8近傍)に1つでも“1”(白画素)がある場合には、その全近傍画素を“1”(白画素)に変換して領域強調する処理である。
こうして、指紋領域が白画像として強調された指紋領域膨張画像Gdが得られると、その白画素数がカウントされ(ステップB2a)、指紋画像部分の有効領域面積Sが算出される(ステップB2b)。
なお、前記指紋領域膨張画像Gdが得られると、その指紋領域の重心位置(x,y)が計算され、RAM13内の対応するメモリに記憶される(ステップB3,B4)。
これにより、前記登録指紋画像G0の有効領域面積S1が取得されて前記登録画像有効面積メモリ13dに記憶されると共に、当該登録指紋画像G0の有効領域上の重心位置(x0,y0)も取得され登録画像重心メモリ13eに記憶される。
図5は、前記指紋画像照合装置により指紋画像に基準マスク領域(テンプレート)を配置して指紋照合を行うための基準マスク配置画像判定/照合処理(その1)を示すフローチャートである。
図6は、前記指紋画像照合装置により指紋画像に基準マスク領域(テンプレート)を配置して指紋照合を行うための基準マスク配置画像判定/照合処理(その2)を示すフローチャートである。
図7は、前記指紋画像照合装置の基準マスク配置画像判定/照合処理に伴う登録指紋画像G0と照合指紋画像Gs間での基準マスクt1,t2の配置状態および最大相関位置(領域)k1,k2の検出状態を示す図である。
イメージ読み取り装置14により被照合人物の指紋画像が読み取られ、RAM13内の読み取り画像メモリ13aに記憶されると、この読み取り画像は照合指紋画像メモリ13cに対し照合指紋画像データGsとして記憶される(ステップC1)。
すると、前記図4を参照して説明した、指紋画像の有効面積検出・算出処理(ステップCB)に移行され、前記照合指紋画像メモリ13cに記憶された照合指紋画像データGsの指紋画像としての有効領域が検出された後(ステップCB1)、この有効領域の面積S2が算出され、RAM13内の照合画像有効面積メモリ13fに記憶される。この際、前記照合指紋画像Gsの有効領域上の重心位置(xs,ys)も計算取得され照合画像重心メモリ13gに記憶される(ステップCB2)。
すると、RAM13内の登録画像有効面積メモリ13dに既に算出記憶されている登録指紋画像G0の有効領域面積S1が読み出され(ステップC2)、この登録指紋画像G0の有効領域面積S1が前記照合画像有効面積メモリ13fに算出記憶された照合指紋画像Gsの有効領域面積S2以下であるか否か、つまり、登録画像有効領域面積S1が照合画像有効領域面積S2と同じあるいは狭いか(Yes)、または照合画像有効領域面積S2の方が狭いか(No)が判断される(ステップC3)。
ここで、登録画像有効領域面積S1が照合画像有効領域面積S2と同じあるいは狭いと判断された場合には、当該狭い方の登録指紋画像G0を対象に基準マスク領域t1,t2を配置することが決定され(ステップC4)、または前記登録画像有効領域面積S1よりも照合画像有効領域面積S2の方が狭いと判断された場合には、当該狭い方の照合指紋画像Gsを対象に基準マスク領域t1,t2を配置することが決定される(ステップC5)。
本実施形態では、登録画像有効領域面積S1よりも照合画像有効領域面積S2の方が狭いと判断され、当該狭い方の照合指紋画像Gsを対象に基準マスク領域t1,t2を配置することが決定された場合について説明する。
まず、図7(B)に示すように、有効領域が狭い方の照合指紋画像Gsに対して、前記基準マスクサイズ・位置情報メモリ13hに記憶定義されている基準マスク情報に基づき、前記照合画像重心メモリ13gに記憶された重心位置(xs,ys)を基準にした2つの基準マスク領域t1,t2が配置される(ステップC6)。
すると、この照合指紋画像Gs上での2つの基準マスク領域t1,t2それぞれの画像と登録指紋画像G0上で最大の相関係数が算出される各最大相関(位置)領域k1,k2が、各基準マスク毎に、図7(A)に示すように検索される(ステップC7,C8)。
すると、照合指紋画像Gsに配置した基準マスク(領域)t1,t2相互間の位置関係XYtと、登録指紋画像G0上で検出された最大相関(位置)領域k1,k2相互間の位置関係XYkが算出され、各位置関係XYt:XYkの類似度が判定される(ステップC9,C10)。
そして、前記基準マスク(領域)t1,t2相互間の位置関係XYtと、その最大相関(位置)領域k1,k2相互間の位置関係XYkとの誤差(位置ずれ)に応じた類似度(位置ずれ「小」→類似度「大」)が予め設定された閾値以上であるか否か判断され(ステップC11)、登録指紋画像G0に対する照合指紋画像Gsの一致判定(ステップC12)、または不一致判定がなされる(ステップC13)。
そして、前記登録指紋画像G0に対する照合指紋画像Gsの一致または不一致の判定結果は、照合判定結果メモリ13jに記憶され、例えば本指紋画像照合装置が入退室管理システムに利用されている場合には、その一致/不一致の判定結果に応じて入退室が許可/拒否される。
したがって、前記構成の指紋画像照合装置における第1実施形態の指紋照合機能によれば、登録指紋画像データG0の指紋有効領域面積S1と照合指紋画像データGsの指紋有効領域面積S2とを算出比較して、何れか狭い方の指紋画像データ(G0またはGs)の指紋有効領域に対して基準マスク領域t1,t2を配置した後に、この基準マスク領域t1,t2の各画像に最大相関する領域k1,k2をもう一方の指紋画像データ(GsまたはG0)上から検出し、前記基準マスク領域t1,t2間の相互位置関係XYtとその最大相関領域k1,k2間の相互位置関係XYkとの類似度(位置ずれ(誤差)量など)に応じて、前記登録指紋画像G0と照合指紋画像Gsとの一致/不一致を判定するようにしたので、登録指紋画像G0の読み取り指紋領域面積(S1)と照合指紋画像Gsの読み取り指紋領域面積(S2)とにばらつきがある場合でも、基準マスク領域t1,t2を配置した一方の指紋画像(G0またはGs)上での各領域画像を他方の指紋画像(GsまたはG0)上に確実に存在させることができ、本人拒否などの誤判定を招くのを防止できるようになる。
また、前記構成の指紋画像照合装置における第1実施形態の指紋照合機能によれば、登録指紋画像データG0の指紋有効領域面積S1は、正規ユーザ本人の指紋登録処理(図3参照)に伴い予め検出算出して記憶しておき、照合指紋画像データGsの読み取りに伴う指紋照合処理に際して、前記予め記憶された登録指紋画像G0の指紋有効面積S1と照合指紋画像データGsから検出算出した指紋有効面積S2との何れが狭いか比較判定し基準マスク領域t1,t2の配置対象画像を決定するので、前記誤判定の招きを防止できるだけでなく、照合処理での負担を極力軽減し、高速な指紋照合を行うことができるようになる。
また、前記構成の指紋画像照合装置における第1実施形態の指紋照合機能によれば、登録指紋画像データG0や照合指紋画像データGsにおける指紋有効領域面積Sの検出・算出処理にあっては、対象画像のエッジ抽出を施してその指紋画像部分の有効領域を検出明確化した後に、当該有効領域の面積を算出するので、指紋読み取りに伴う全体画像の中から指紋画像として有効な領域を高精度に検出して面積算出できるようになる。
なお、前記実施形態の読み取り指紋画像に対する指紋有効領域面積Sの検出・算出処理において、イメージ読み取り装置14におけるイメージセンサの特性により、指紋の背景画像部分が暗く(または明るく)読み取られる場合には、エッジ抽出処理を行わずに、当該背景画像との差分により直接2値化処理を行って指紋有効領域を検出するようにしてもよい。
また、前記実施形態の指紋照合処理では、パターンマッチング法による照合処理を用いた場合について説明したが、特徴点抽出法による照合処理を用いた場合でも前記実施形態と同様の効果を発揮することができる。
すなわち、照合すべき2つの指紋画像において、指紋有効領域Sの小さい(狭い)方の指紋画像(G0またはGs)から抽出した特徴点を基準にすることで、指紋有効領域Sの大きい(広い)方の指紋画像(GsまたはG0)には前記基準の特徴点に対応した特徴点が存在する確率が非常に高くなるので、前記パターンマッチングの場合と同様に本人拒否などの誤判定を招くのを防止できるようになる。
また、前記実施形態における指紋画像の有効面積検出・算出処理において、算出された指紋画像の面積Sが照合処理に適用可能な最小限界値Sthより小さい(狭い)場合には、照合不能であると判断として指紋読み取りのやり直しをユーザに促す構成としてもよい。この具体例について、次の第2実施形態において説明する。
(第2実施形態)
図8は、前記指紋画像照合装置の第2実施形態に係る適正画像採取処理を示すフローチャートである。
まず、イメージ読み取り装置14により読み取られた指紋画像G(G0またはGs)が読み取り画像メモリ13aに記憶され(ステップD1)、前記指紋登録処理(図3参照)または前記基準マスク配置画像判定処理(図5参照)での処理と同様にして、当該読み取り指紋画像Gにおける指紋有効領域が検出され(ステップDB1)、その有効領域面積Sが算出されることで(ステップDB2)、指紋画像の有効面積検出・算出処理が実施される(ステップDB)。
すると、照合画像有効面積最小限界値メモリ13kに記憶されている照合処理に適用可能な最小限界値Sthが読み出され、前記検出・算出された読み取り指紋画像Gの有効領域面積Sが、当該最小限界値Sth以上に大きい(広い)か、または小さい(狭い)か判断される(ステップD2)。
ここで、読み取り指紋画像Gの有効領域面積Sが照合処理に適用可能な最小限界値Sth以上に大きい(広い)と判断された場合には、当該読み取り指紋画像Gに基づいて、前記基準マスク配置画像判定/照合処理(図5・図6参照)へ移行される(ステップD2→D3)。
一方、読み取り指紋画像Gの有効領域面積Sが照合処理に適用可能な最小限界値Sthよりも小さい(狭い)と判断された場合には、表示部15によりユーザに対するウォーニング(警告)メッセージが表示され、指紋画像Gの取り直しが促されると共に、当該取り直し指紋画像Gの読み取り待機状態となる(ステップD2→D4→D1)。
したがって、前記構成の指紋画像照合装置の第2実施形態に係る適正画像採取機能によれば、照合処理に適用可能な最小限界値Stよりも小さい(狭い)指紋画像Gが登録指紋画像G0や照合指紋画像Gsとして読み込まれ、照合処理に適用されるのを未然に阻止することができるので、より誤判定を招くことのない正しい画像照合処理を行うことができるようになる。
また、前記実施形態では、登録指紋画像G0か照合指紋画像Gsの何れか有効領域面積Sが小さい方の指紋画像(G0,Gs)に対して基準マスク領域t1,t2,…,tnを配置する構成としたが、この基準マスク領域t1,t2,…,tnの配置対象である指紋画像Gが、基準マスクサイズ・位置情報メモリ13hに予め記憶されているデフォルトのサイズ・位置の各基準マスク領域t1,t2,…,tnを配置不可能なほど狭い有効領域面積Sの指紋画像Gである場合には、次の第3実施形態において説明するように、デフォルト設定された基準マスク領域t1,t2,…,tnのマスクサイズを小さく、また配置位置を狭く変更設定して、当該基準マスク領域t1,t2,…,tnを有効に配置対象の指紋画像G内に配置可能にする構成としてもよい。
(第3実施形態)
図9は、前記指紋画像照合装置の第3実施形態に係る基準マスク条件設定処理を示すフローチャートである。
図10は、前記指紋画像照合装置の基準マスク条件設定処理に伴う指紋有効領域面積Sと基準マスク領域t1,t2,…,tnのサイズ・配置条件との関係を示す図である。
まず、イメージ読み取り装置14により読み取られた指紋画像G(G0またはGs)が読み取り画像メモリ13aに記憶され(ステップE1)、前記指紋登録処理(図3参照)または前記基準マスク配置画像判定処理(図5参照)での処理と同様にして、当該読み取り指紋画像Gにおける指紋有効領域が検出され(ステップEB1)、その有効領域面積Sが算出されることで(ステップEB2)、指紋画像の有効面積検出・算出処理が実施される(ステップEB)。
すると、基準マスク利用可能な照合画像有効面積最小限界値メモリ13lに記憶されているデフォルト基準マスク利用可能な最小限界値Sthsが読み出され、前記検出・算出された読み取り指紋画像Gの有効領域面積Sが、当該最小限界値Sth以上に大きい(広い)か、または小さい(狭い)か判断される(ステップE2)。
ここで、例えば図10(A)に示すように、読み取り指紋画像G0の有効領域面積Sがデフォルト基準マスク利用可能な最小限界値Sths以上に大きい(広い)と判断された場合には、基準マスクサイズ・位置情報メモリ13hに記憶されているデフォルトでの基準マスク領域t1,t2,…,tnのサイズ・配置条件がそのまま適用されることに決定され(ステップE2→E3)、前記基準マスク配置画像判定/照合処理(図5・図6参照)へ移行される(ステップE4)。
一方、例えば図10(B)に示すように、読み取り指紋画像G1の有効領域面積Sがデフォルト基準マスク利用可能な最小限界値Sthsよりも小さい(狭い)と判断された場合には、前記デフォルトでの基準マスク領域t1,t2,…,tnのサイズ・配置条件が、図10(B)に示すように、当該読み取り指紋画像G1の有効領域面積S内に収まるサイズ・配置条件に変更設定され(ステップE2→E5)、この条件変更された基準マスク領域t1′,t2′,…,tn′に基づいて、前記基準マスク配置画像判定/照合処理(図5・図6参照)でのマスク配置処理および画像照合処理が実行される(ステップE4)。
なお、前記基準マスク利用可能な照合画像有効面積最小限界値メモリ13lに記憶されているデフォルト基準マスク利用可能な最小限界値Sthsは、前記第2実施形態において説明した、照合画像有効面積最小限界値メモリ13kに記憶されている照合処理に適用可能な最小限界値Sth以上の値として設定する。
したがって、前記構成の指紋画像照合装置の第3実施形態に係る基準マスク条件設定機能によれば、読み取り指紋画像Gの有効領域面積Sが小さくデフォルトでのサイズ・位置条件の基準マスク領域t1,t2,…,tnを配置できない場合には、当該マスクサイズ・位置条件を縮小変更した基準マスク領域t1′,t2′,…,tn′を配置して照合処理を実行するので、指紋画像Gの読み取り領域に多少のばらつきがある場合でも、確実に基準マスク領域を配置して指紋画像の照合処理を行うことができるようになる。
なお、前記各実施形態において記載した指紋画像照合装置による各処理の手法、すなわち、図3のフローチャートに示す正規ユーザ本人の指紋画像を登録するための指紋登録処理、図4のフローチャートに示す指紋画像の有効面積検出・算出処理、図5・図6のフローチャートに示す指紋画像に基準マスク領域(テンプレート)を配置して指紋照合を行うための基準マスク配置画像判定/照合処理、図8のフローチャートに示す適正画像採取処理、図9のフローチャートに示す基準マスク条件設定処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体18aに格納して配布することができる。そして、指紋読み取り機能を備えた種々のコンピュータ端末は、この外部記録媒体18aに記憶されたプログラムを記憶媒体読取部18によって記憶装置12に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した画像読み込み/登録/照合機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)20上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)20に接続されたコンピュータ端末(プログラムサーバ21)の記憶装置22から前記のプログラムデータを取り込み、前述した画像読み込み/登録/照合機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の画像照合装置の実施形態に係る指紋画像照合装置の電子回路の構成を示すブロック図。 前記指紋画像照合装置のRAM13に確保されるデータメモリを示す図。 前記指紋画像照合装置により正規ユーザ本人の指紋画像を登録するための指紋登録処理を示すフローチャート。 前記指紋画像照合装置による指紋画像の有効面積検出・算出処理を示すフローチャート。 前記指紋画像照合装置により指紋画像に基準マスク領域(テンプレート)を配置して指紋照合を行うための基準マスク配置画像判定/照合処理(その1)を示すフローチャート。 前記指紋画像照合装置により指紋画像に基準マスク領域(テンプレート)を配置して指紋照合を行うための基準マスク配置画像判定/照合処理(その2)を示すフローチャート。 前記指紋画像照合装置の基準マスク配置画像判定/照合処理に伴う登録指紋画像G0と照合指紋画像Gs間での基準マスクt1,t2の配置状態および最大相関位置(領域)k1,k2の検出状態を示す図。 前記指紋画像照合装置の第2実施形態に係る適正画像採取処理を示すフローチャート。 前記指紋画像照合装置の第3実施形態に係る基準マスク条件設定処理を示すフローチャート。 前記指紋画像照合装置の基準マスク条件設定処理に伴う指紋有効領域面積Sと基準マスク領域t1,t2,…,tnのサイズ・配置条件との関係を示す図。 従来の画像照合処理を示すフローチャート。 従来の画像照合処理に伴う登録指紋画像G0上での基準マスク領域(テンプレート)t1,t2の配置状態と照合指紋画像Gs上での最大相関位置(領域)k1,k2とを示す図。 指紋読み取り装置(イメージスキャナ)での指の置き方による入力指紋画像の相違を示す図。 読み取り良好な指紋画像G0と一部欠落した読み取り不良な指紋画像Gsとの間での基準マスクtに基づく最大相関位置(領域)kの検索状態を示す図。
符号の説明
11 …CPU
12 …記憶装置
13 …RAM
13a…読み取り画像(G)メモリ
13b…登録指紋画像(G0)メモリ
13c…照合指紋画像(Gs)メモリ
13d…登録画像有効面積(S1)メモリ
13e…登録画像重心(x0,y0)メモリ
13f…照合画像有効面積(S2)メモリ
13g…照合画像重心(xs,ys)メモリ
13h…基準マスクサイズ・位置情報(t1,t2,…,tn)メモリ
13i…最大相関位置情報(k1,k2,…,kn)メモリ
13j…照合判定結果メモリ
13k…照合画像有効面積最小限界値(Sth)メモリ
13l…基準マスク利用可能な照合画像有効面積最小限界値(Sths)メモリ
14 …イメージ読み取り装置
15 …表示部
16 …入力部
17 …バス
18 …記憶媒体読み取り部
18a…外部記憶媒体
19 …電送制御部
20 …通信ネットワーク(インターネット)
21 …プログラムサーバ
22 …サーバ記憶装置
G0 …登録指紋画像データ
Gs …照合指紋画像データ

Claims (7)

  1. 登録指紋画像と照合指紋画像とを照合して両指紋の同一性を判定する画像照合装置であって、
    指紋画像を含む対象画像にエッジ抽出処理をして背景画像を除いた有効指紋領域からなる指紋画像の面積を算出する面積算出手段と、
    この面積算出手段により算出された前記登録指紋画像の面積と前記照合指紋画像の面積を比較して大小を判断する面積比較判断手段と、
    この面積比較判断手段により比較判断された小さい方の指紋画像に指紋画像の重心位置を基準にして複数の基準画像を定義する基準画像定義手段と、
    この基準画像定義手段により小さい方の指紋画像に定義された複数の基準画像にそれぞれ対応する複数の画像を前記面積比較判断手段により比較判断された大きい方の指紋画像から検索する対応画像検索手段と、
    前記基準画像定義手段により小さい方の指紋画像に定義された基準画像の位置関係と前記対応画像検索手段により大きい方の指紋画像から検索された対応画像の位置関係との位置ずれ量に基づいて前記登録指紋画像と照合指紋画像との類似度を判断する類似度判断手段と、
    を備えたことを特徴とする画像照合装置。
  2. さらに、
    指紋画像を読み取る画像読み取り手段と、
    この画像読み取り手段により読み取られた登録指紋画像を記憶する登録画像記憶手段と、
    前記画像読み取り手段により読み取られた登録指紋画像を前記登録画像記憶手段により記憶する際に、前記面積算出手段により算出した登録指紋画像の面積を記憶する登録画像面積記憶手段とを備え、
    前記面積比較判断手段により比較判断する登録指紋画像の面積は、前記登録画像面積記憶手段により記憶された登録指紋画像の面積である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像照合装置。
  3. 前記基準画像定義手段により小さい方の指紋画像に定義する複数の基準画像は、当該小さい方の指紋画像に配置した複数の基準マスク領域それぞれの領域画像であり、
    前記対応画像検索手段は、前記基準画像定義手段により小さい方の指紋画像に配置した複数の基準マスク領域それぞれの領域画像に対応する複数の画像領域を前記面積比較判断手段により比較判断された大きい方の指紋画像から検索し、
    前記類似度判断手段は、基準画像定義手段により小さい方の指紋画像に配置した基準マスク領域の位置関係と前記対応画像検索手段により大きい方の指紋画像から検索された対応画像領域の位置関係との位置ずれ量に基づいて前記登録指紋画像と照合指紋画像との類似度を判断する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像照合装置。
  4. さらに、
    前記面積算出手段により算出された指紋画像の面積が予め設定された照合可能最小面積より小さい場合には、当該指紋画像の再入力を促すメッセージを出力する画像入力警告手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項の何れか1項に記載の画像照合装置。
  5. さらに、
    前記面積算出手段により算出された指紋画像の面積が予め設定されたデフォルトでのサイズ・配置条件の前記基準マスク領域を配置可能な最小面積より小さい場合には、当該基準マスク領域のデフォルトでのサイズ・配置条件を変更する基準マスク条件変更手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像照合装置。
  6. 登録指紋画像と照合指紋画像とを照合して両指紋の同一性を判定する画像照合装置のコンピュータを制御するための画像照合処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    指紋画像を含む対象画像にエッジ抽出処理をして背景画像を除いた有効指紋領域からなる指紋画像の面積を算出する面積算出手段、
    この面積算出手段により算出された前記登録指紋画像の面積と前記照合指紋画像の面積を比較して大小を判断する面積比較判断手段、
    この面積比較判断手段により比較判断された小さい方の指紋画像に指紋画像の重心位置を基準にして複数の基準画像を定義する基準画像定義手段、
    この基準画像定義手段により小さい方の指紋画像に定義された複数の基準画像にそれぞれ対応する複数の画像を前記面積比較判断手段により比較判断された大きい方の指紋画像から検索する対応画像検索手段、
    前記基準画像定義手段により小さい方の指紋画像に定義された基準画像の位置関係と前記対応画像検索手段により大きい方の指紋画像から検索された対応画像の位置関係との位置ずれ量に基づいて前記登録指紋画像と照合指紋画像との類似度を判断する類似度判断手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な画像照合処理プログラム。
  7. 登録指紋画像と照指紋合画像とを照合して両指紋の同一性を判定するための画像照合方法であって、
    指紋画像を含む対象画像にエッジ抽出処理をして背景画像を除いた有効指紋領域からなる指紋画像の面積を算出する面積算出ステップと、
    この面積算出ステップにより算出された前記登録指紋画像の面積と前記照合指紋画像の面積を比較して大小を判断する面積比較判断ステップと、
    この面積比較判断ステップにより比較判断された小さい方の指紋画像に指紋画像の重心位置を基準にして複数の基準画像を定義する基準画像定義ステップと、
    この基準画像定義ステップにより小さい方の指紋画像に定義された複数の基準画像にそれぞれ対応する複数の画像を前記面積比較判断ステップにより比較判断された大きい方の指紋画像から検索する対応画像検索ステップと、
    前記基準画像定義ステップにより小さい方の指紋画像に定義された基準画像の位置関係と前記対応画像検索ステップにより大きい方の指紋画像から検索された対応画像の位置関係との位置ずれ量に基づいて前記登録指紋画像と照合指紋画像との類似度を判断する類似度判断ステップと、
    からなることを特徴とする画像照合方法。
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