JPH0581297U - 床 材 - Google Patents

床 材

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JPH0581297U
JPH0581297U JP4870191U JP4870191U JPH0581297U JP H0581297 U JPH0581297 U JP H0581297U JP 4870191 U JP4870191 U JP 4870191U JP 4870191 U JP4870191 U JP 4870191U JP H0581297 U JPH0581297 U JP H0581297U
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JP
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layer
fabric layer
fabric
resin
walking
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Withdrawn
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JP4870191U
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English (en)
Inventor
收一 林
哲哉 柑本
丈人 松木
源蔵 古川
哲 吉見
基弘 鈴木
秀行 小林
英一 青木
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Daikin Industries Ltd
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維織物の図柄や立体感を活かし歩行感触が
良く断熱性に優れた特に水回りの部位に好適な床材を提
供する。 【構成】 繊維状物質の織物層2と、この織物層2の図
柄を透過しかつ繊維の凹凸がその表面に現出するように
この上面にコーティングされた軟質のゴムや合成樹脂の
被覆層3とで床材1を構成する。 【効果】 樹脂層3により耐水性を持たせるとともに、
繊維質の特徴である断熱性や保温性を持たせることがで
き、かつ樹脂層3の表面の凹凸により歩行時に足に密着
することがないので歩行感が良く、かつ湿潤時の滑りを
防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は基礎床上に敷設される床材に関し、特に詳しく言うと、繊維織物の 図柄や立体感を活かし歩行感触が良く断熱性に優れた特に水回りの部位に好適な 床材に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般住宅の水回りに用いられる床材としては、ポリ塩化ビニル製のクッション フロア、磁器タイル、モルタル、石材、木床等がある。これらのうちで、ポリ塩 化ビニルのシートに絵柄をプリントしたクッションフロアは安価に提供でき、汚 れも比較的容易に取り去ることができるので広く普及している。
【0003】 しかしながら、ポリ塩化ビニルのクッションフロアは、ポリ塩化ビニルの薄い シートに絵柄をプリントしたものであるため、断熱性に乏しく、冬季には冷たく 素足での歩行が憚られる。更に、厚みがないため歩行感が悪く、プリントされた 絵柄と表面光沢が非常に安っぽい印象を与えてしまう。一方、磁器タイル、モル タル、石材は高級感はあるものの高価でかつ断熱性は皆無である。また木床は断 熱性、高級感はあるが耐水性の面で劣る。
【0004】 断熱性、保温性、意匠性、安全性に優れたものとしては、例えばカーペットの ような繊維質の織物があるが、耐水性に劣り水回りの部位では使用できない。繊 維質織物に耐水性を持たせるように、織物に樹脂をラミネートすることも提案さ れ、テーブルクロス等に実施されているが、これは織物を接着剤で樹脂シートに 接着したもので、内部の空気層が大きく、これをそのまま床材に適用しても耐久 性の面で劣ってしまう。また表面が平滑で光沢があるために高級感に欠けてしま う。繊維に樹脂をコーテイングする別の方法としてターポリン加工があるが、こ れは工事現場のブルーシート等に代表されるように繊維はあくまでも補強、寸法 安定性のために用いられ、この技術を床材に適用できない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このように従来から提供されている床材、特に水回り用の床材としては、断熱 性、意匠性、歩行感、安全性そして耐水性の少なくとも1つが欠けており、全て を満足するものはない。
【0006】 この考案の目的は、これら要件全てを満足し、かつ安価に提供することができ 、特に水回りの床材として好適な床材を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案の床材は、繊維状物質の織物層と、この織物層の図柄を透過しかつ繊 維の凹凸を保持するようにこの上面にコーティングされた軟質のゴムおよび/ま たは合成樹脂の被覆層とを有することを特徴とするものである。
【0008】 この考案はまた、織物層を布状の下部織物層と、この下部織物層の上面に位置 し、下部織物層の面を透過可能なメッシュ状の上部織物層とから構成されている ことを特徴とするものである。
【0009】 この考案は更にまた、上述の織物層の下面にゴムおよび/または合成樹脂のク ッション層を更に設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
繊維質織物の上面は軟質のゴムまたは合成樹脂あるいはこれらの混合体で構成 された被覆層がコーティングされているので、耐水性を持たせることができると ともに、繊維質の特徴である断熱性や保温性を持たせることができる。また、織 物の表面の凹凸に忠実に樹脂がコーティングされるので、被覆層表面に凹凸が現 出し歩行時に足に密着することがなく、歩行感が良く、かつ湿潤時の滑りを防止 することができる。
【0011】 また、請求項2のように織物層を下部織物層と上部織物層との二層構造にする ことにより、全体に深みを持たせることができ、寸法の安定を計ることができ、 床材の全体の厚みも厚くなり、弾性に富む歩行感の良好な床材が提供できる。
【0012】 更に、請求項3のように織物層の下面にゴムまたは合成樹脂あるいはこれらの 混合体のクッション層を設けることにより、断熱性や歩行感を更に良好なものと するとともに、転倒時の安全性も付与することができる。
【0013】
【実施例】
以下、この考案を図面に示す実施例について説明する。なお、各実施例におい て実質的に同じ構成要素には同一の参照番号を付して重複する説明は省略する。
【0014】 まず、図1に示す第1実施例について説明すると、この床材1はカーペット生 地や椅子用生地に用いられている平織り状の織物、綿や麻またはポリエステル等 の布地あるいは畳表や和紙、竹等の天然繊維質の織物層2と、この織物層2の上 面にコーティングされたは熱可塑性ウレタンエラストマ、ミラブルウレタン、エ チレン酢酸ビニル共重合体あるいは水素化ブタジエン−スチレンゴムのような軟 質で耐水性のある透明なゴムまたは合成樹脂あるいはこれらの混合体の樹脂層3 とから構成されている。樹脂層3は100〜500μの厚さのフィルムまたはシ ート状にしたものを加熱、加圧して融着することにより織物層2上にコーティン グされる。これにより樹脂層3は、織物層2の凹凸を保持するとともに織物層2 の表面部分だけに浸透し、繊維内部まで樹脂が浸透せず織物層2の表面の凹凸に 倣った形で被覆されるので、織物層2の凹凸が樹脂層3の表面に現われる。樹脂 層3は、織物層2の凹部に比べて凸部が大となるようにコーティングすることに より、凸部の樹脂層3が早く摩耗するのを防止することができる。なお、液体樹 脂を用いると繊維内部まで浸透し、織物層2が濡れた色になり好ましくない。
【0015】 このように構成された床材1は、樹脂層3を通して織物層2の絵柄が浮き出て 意匠性を向上させることができ、その表面が樹脂層3でコーティングされている ので耐水性を有し、台所等の水回り部位で使用しても水は織物層2に浸透するこ とはない。樹脂層3の樹脂は織物層2の内部まで及ばないため、織物層2内の空 気を保持することになり、断熱効果と弾性効果を得ることができる。また、樹脂 層3は織物層2の凹凸に倣ってコーティングされるので、床材1の表面も細かい 凹凸ができ、歩行時に足に密着することが無くなり、歩行感を向上させるととも に、湿潤時の滑りを防止することもできる。
【0016】 図2および図3に示すこの考案の第2実施例は、絵柄を持った織物層2の上に 樹脂層3の上をコーティングし、更にこの樹脂層3の上に上部織物層4を配置し 、この上部織物層4の上を樹脂層3と同様な上部樹脂層5でコーティングしたも のである。上部織物層4は、ドンゴロス生地やレース生地のように織り目の荒い 生地を用い、上部織物層4の織り目を通して下の織物層2の絵柄が見られるよう にする。これにより全体に深みを持たせることができるとともに、寸法の安定を 計ることができ、床材1の厚みも厚くなり、弾性に富む歩行感の良好な床材が提 供できる。なお、上部織物層4の織り目が荒い場合には、樹脂層3を省略して上 部樹脂層5で上部織物層4と織物層2を一体的にしてもよい。
【0017】 図4に示す第3実施例は、第1実施例の織物層3の下面に、弾性、耐水性そし て断熱性に富む例えばゴムチップ、発泡ポリエチレンあるいはウレタンフォーム またはこれらの混合体でシート状に構成されたクッション層6を貼着して、断熱 性や歩行感を更に向上させたものである。この構成はまた、床材1に適度な剛性 を持たせることができるので、置敷きカーペットタイルのように適当な大きさに 切断し、それらを敷き込むようにして敷設することも可能である。なお、基礎床 等にこの床材1を固定する場合には、クッション層6の下面に接着剤層を設けた り、一方の面に接着剤を塗布した薄いシートの他方の面をクッション層6の下面 に固着するようにすればよい。
【0018】 上述各実施例を通して、上面に位置する樹脂層3あるいは5の表面は、コーテ ィングの際、粗面のフィルムやシートを介して加熱、加圧することにより艶消し に仕上げてもよい。また、樹脂層3あるいは5に短繊維、雲母粉、虹色に干渉縞 を呈する蒸着フィルム粉、コルク粉、ケイ砂等粉体あるいはチップ状の成分を分 散させれば、織物層2の絵柄に更に変化が付けられ、深みのある意匠を付与する こともできる。更に、織物層2に樹脂層3をコーティングする際、織物の凹凸を 表面に出すために、シリコンゴムのような弾性体を当て板部材として用意し、こ の当て板部材を樹脂層3の表面に当てた後、加圧、加熱成形すれば、織物の凹凸 に倣って当て板部材の面も変形するので、樹脂層3に織物の凹凸に倣った凹凸を 形成することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、この考案の床材は繊維状物質の織物層と、この織物層の図柄を 透過しかつ繊維の凹凸を保持するようにこの上面にコーティングされた軟質のゴ ムおよび/または合成樹脂の被覆層とを有しているので、耐水性を持たせるとと もに、繊維質の特徴である断熱性や保温性を持たせることができる。また、織物 の表面の凹凸に倣って凹凸がその表面に現出するように樹脂がコーティングされ ているので、歩行時に足に密着することがなく、歩行感が良く、かつ湿潤時の滑 りを防止することができ、水回りの部位等の床材として特に好適である。
【0020】 また、織物層を下部織物層と上部織物層との二層構造にすることにより、全体 に深みを持たせることができ、寸法の安定を計ることができ、床材の全体の厚み も厚くなり、弾性に富む歩行感を得ることができ、更に織物層の下面に弾性、耐 水性および断熱性を備えたゴムあるいは合成樹脂のクッション層を更に設ること により、断熱性や歩行感そして安全性を更に良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】この考案の第2実施例を示す部分平面図であ
る。
【図3】第2実施例の縦断面図である。
【図4】この考案の第3実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 床材 2 織物層 3 樹脂層 4 上部織物層 5 上部樹脂層 6 クッション層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松木 丈人 兵庫県西宮市弓場町8−27 (72)考案者 古川 源蔵 兵庫県神戸市灘区篠原伯母野山3−18−6 (72)考案者 吉見 哲 大阪府大阪市北区中之島2丁目3番18号 大建工業株式会社内 (72)考案者 鈴木 基弘 大阪府大阪市北区中之島2丁目3番18号 大建工業株式会社内 (72)考案者 小林 秀行 大阪府大阪市北区中之島2丁目3番18号 大建工業株式会社内 (72)考案者 青木 英一 大阪府大阪市北区中之島2丁目3番18号 大建工業株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維状物質の織物層と、この織物層の図
    柄を透過しかつ繊維の凹凸を保持するようにこの上面に
    コーティングされた軟質のゴムおよび/または合成樹脂
    の被覆層とを有することを特徴とする床材。
  2. 【請求項2】 前記織物層は布状の下部織物層と、この
    下部織物層の上面に位置し、前記下部織物層の面を透過
    可能なメッシュ状の上部織物層とから構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の床材。
  3. 【請求項3】 前記織物層の下面にはゴムおよび/また
    は合成樹脂のクッション層を更に有することを特徴とす
    る請求項1あるいは2に記載の床材。
JP4870191U 1991-05-31 1991-05-31 床 材 Withdrawn JPH0581297U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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