JPH0580754U - ラインサーマルプリンタ - Google Patents

ラインサーマルプリンタ

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Publication number
JPH0580754U
JPH0580754U JP2064592U JP2064592U JPH0580754U JP H0580754 U JPH0580754 U JP H0580754U JP 2064592 U JP2064592 U JP 2064592U JP 2064592 U JP2064592 U JP 2064592U JP H0580754 U JPH0580754 U JP H0580754U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platen
platens
printer
thermal head
paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP2064592U
Other languages
English (en)
Inventor
浩昭 細見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2064592U priority Critical patent/JPH0580754U/ja
Publication of JPH0580754U publication Critical patent/JPH0580754U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】1本の直線状のプラテン軸2に、外径が同じで
中芯部が中空になった2本のプラテン3を並設して嵌挿
されるため、プラテン3の各外周面は同一円筒上にあ
る。サーマルヘッド5は複数の押圧バネ12によって各
プラテン3にそって押し付けられるため、各プラテン3
には同じ均一な力が作用する。各プラテン3には各々独
立した回転手段が設けられている。 【効果】2枚の記録紙を別々に紙送りでき、紙の斜行を
防止でき、印字薄のない均一な印字が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、並設されたレシート紙、ジャーナル紙等の記録紙に、ほぼ同時に文 字、画像を記録するECRやPOS端末に組み込まれるラインサーマルプリンタ に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ECR等においては二組のロール紙を並設して、一方をレシート( 客用)、他方をジャーナル(店舗控え)として印字するプリンタが広く使われて いる。一般にこの種のプリンタは2ステーションプリンタまたは2シートプリン タと呼ばれている。レシートには店名、メッセージ等を印字するが、ジャーナル にはそれらが不要なので、レシートとジャーナルは各々異なった送り量で紙送り される。そこで、紙送りローラはレシート用とジャーナル用に分離されクラッチ によって回転、停止を制御したり、レシート用とジャーナル用の紙送りローラを 各々別のモータで駆動する等の方法が考案されている。ところで、近年、低騒音 、高速印字といった要求のなかで、この種のプリンタにラインサーマルプリンタ を用いる動きが活発になってきている。ラインサーマルプリンタではプラテンが 紙送りローラの役割をはたし、記録紙はプラテンとヘッドに挟持されて紙送りさ れる。よって、2ステーション用のラインサーマルプリンタではプラテンは二組 必要となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
さて、2ステーション用ラインサーマルプリンタでは、プラテンとヘッドを各 々2ヶずつ配置し、各々別々にヘッドをプラテンに押圧することが考えられるが 、一般にサーマルヘッドは高価なため2本使用することは、プリンタのコストア ップになり、また、ヘッドを押圧する機構、レリーズする機構も複雑になる。更 に、ヘッド2本を横に並べて使用するとプリンタの横幅も大きくなりやすいとい った種々の問題点がある。そこで、ヘッドの横幅、印字幅を長くして、2本のプ ラテンに1本のヘッドでレシート、ジャーナルをほぼ同時に印字すればよいが、 この場合、2本のプラテンが正確に同一直線上になければ、ヘッドとプラテンに は均一な力がかからず、片当りとなって、まっすぐに紙を送れなくなったり、紙 とヘッドの密着性が悪くなり、印字が薄くなったりするという問題点がある。
【0004】 そこで、本考案は従来のこのような問題を解決するためのものであり、低価格 で小型で、印字品質、紙送り特性の優れた2ステーションラインサーマルプリン タを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
サーマルヘッドと、外径が同じローラ形状で中芯部が中空になった複数のプラ テンと、複数のプラテンが各々回転可能に嵌挿された1本の直線状のプラテン軸 と、サーマルヘッドをプラテン軸に平行な状態で複数のプラテンに圧接させる手 段とを有することを特徴とする。
【0006】
【作用】
複数のプラテンに共通なプラテン軸にプラテンを嵌挿することにより、装着さ れた複数のプラテンは直線状となり、サーマルヘッドとの押圧力が均一となる。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案を実施例に基づいて説明する。図1は本考案に係るプリンタの 平断面図であり、フレーム1に直線状のプラテン軸2が固定され、プラテン軸2 に同一形状の二組のプラテン3が左右対称の配置をとって並設して嵌挿されてい る。プラテン3の構造は中芯部が中空パイプで、その周りが円筒形のゴムで形成 されており、一端にはプラテン歯車3aが具備されている。左右のプラテン3の 間およびブラテン3のゴム部とプラテン歯車3aの間には紙案内4が設けられ、 二組の紙経路4a、4bが形成されている。レシート、ジャーナルといった二種 類の記録紙は各々別々に紙経路4a、4bを通ることになる。また、この紙案内 4は2本のプラテン3の軸方向のガタつきを抑える役割もはたしている。本プリ ンタでは、図中Aの幅は2mmに設定している。この様に本考案の構成によると、 2本のプラテン3を近づけて配置することができるので、レシートとジャーナル との距離を極めて短く設定することができ、横幅の短いコンパクトなプリンタを 得ることができる。さて、2本のプラテン3に対して1本のサーマルヘッド5が 両方のプラテン3にまたがって配置されている。前述したように、本プリンタで はレシートとジャーナルとの距離が短く設定されているのでサーマルヘッド5の 横幅もそれだけ短く設定することができ、サーマルヘッド5のコストを低く抑え ることができる。サーマルヘッド5はある程度揺動可能な状態で支持されており 、サーマルヘッド5の背面に配置された複数の押圧バネ6の力を受け、2本のプ ラテン3方向に押圧されている。この時、サーマルヘッド5と各プラテン3は密 着し平行になり、よって2本のプラテン3には同じ押圧力が均一に作用している 。このことが、ラインサーマルプリンタにとって、いかに重要なことであり、本 考案がいかに有効であるかについては後で詳しく述べる。さて、二種類の記録紙 は紙案内4に各々案内され、プラテン3に巻装され、プラテン3とサーマルヘッ ド5に挟持され摩擦力によって紙送りされる。モータ7は各プラテン3に対応し て二組設けられ、各々のモータ7は歯車輪列群8を介して2本のプラテン3を別 々に回転させる。
【0008】 以上述べたように、本考案では、2本の同形状のプラテン3が1本の直線状の プラテン軸2に嵌挿されている点が大きな特徴であり、プラテン3のゴム部表面 は同一円筒面上にある。よって1本のサーマルヘッド5でも各々のプラテン3に 対してヘッドの印字ライン方向に均一な力で押圧することができるのである。も し、本考案の技術を用いず、従来どおり軸を回転させるプラテン2本を横に並べ て、回転させる方式をとればプラテンを支持する軸受は4個、もしくは3個必要 となる。これら3個以上の軸受をフレームに精度良く一直線上になるように配置 することは困難であり、2本のプラテンが僅かに折れ曲がった状態となりやすい 。これでは、1本のサーマルヘッドを各プラテンに均一に押圧することはできず 、片当りとなり、まっすぐに紙を送れなくなったり、部分的に印字が薄くなると いった問題が発生する。これから、本考案の技術は2ステーションラインサーマ ルプリンタにとっていかに有効な技術であるかがわかる。
【0009】 尚、本考案は上記の第1の実施例に限るものではない。第2の実施例を図2に 示す。フレームの底面9にサーマルヘッド10が固定されており、その上にプラ テン軸11に嵌挿された2本のプラテン3が配置されている。このプラテン3は 第1の実施例で示したプラテンと同じ物である。プラテン軸11の両端部を押圧 バネ12でサーマルヘッド10方向へ押しつけることによりプラテン3に均一な 押圧力をかける。このように、サーマルヘッド側を固定しプラテン側に加圧力が 作用する構成にしても良い。即ち、本考案では2本のプラテンが常に、一直線上 に保たれているため、1本のサーマルヘッドでもプラテンに対して平行に密着さ せて、力を加えれば2本のプラテンには均一な押圧力が得られることに変わりは ない。
【0010】
【考案の効果】
以上述べたように本考案では、1本の直線状のプラテン軸に外径が同じで、中 芯部が中空になった複数のプラテンを嵌挿するという本願特有の構成により、1 本のサーマルヘッドで複数のプラテンに均一な押圧力が作用することになり、紙 の斜行や印字薄のないラインサーマルプリンタが得られる。更に、間接的な効果 として、本願の構成では記録紙と記録紙の距離を極めて短く設定することができ るので横幅の短いプリンタを得ることができるとともに、プリンタの部品として 最もコストの高いサーマルヘッドの幅を短くすることができるので、低価格なプ リンタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例のプリンタの断面図。
【図2】本考案の第2の実施例のプリンタの断面図。
【符号の説明】
2 プラテン軸 3 プラテン 5 サーマルヘッド 6 押圧バネ 7 モータ 10 サーマルヘッド 11 プラテン軸 12 押圧バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドと、外径が同じローラ形
    状で中芯部が中空になった複数のプラテンと、該複数の
    プラテンが各々回転可能に嵌挿された1本の直線状のプ
    ラテン軸と、前記サーマルヘッドを前記プラテン軸に平
    行な状態で前記複数のプラテンに圧接させる手段とを有
    することを特徴とするラインサーマルプリンタ。
JP2064592U 1992-04-06 1992-04-06 ラインサーマルプリンタ Pending JPH0580754U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2064592U JPH0580754U (ja) 1992-04-06 1992-04-06 ラインサーマルプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2064592U JPH0580754U (ja) 1992-04-06 1992-04-06 ラインサーマルプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0580754U true JPH0580754U (ja) 1993-11-02

Family

ID=12032966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2064592U Pending JPH0580754U (ja) 1992-04-06 1992-04-06 ラインサーマルプリンタ

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JP (1) JPH0580754U (ja)

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