JPH0580732U - 押出スクリュ構造 - Google Patents

押出スクリュ構造

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JPH0580732U
JPH0580732U JP1979392U JP1979392U JPH0580732U JP H0580732 U JPH0580732 U JP H0580732U JP 1979392 U JP1979392 U JP 1979392U JP 1979392 U JP1979392 U JP 1979392U JP H0580732 U JPH0580732 U JP H0580732U
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JP
Japan
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tip
screw structure
screw
extrusion screw
molten resin
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JP1979392U
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JPH085790Y2 (ja
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稔 吉田
久利 津島
哲生 牧田
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は押出スクリュ構造に関し、特に、撹
拌効果を十分に有する先端キャップをスクリュの先端に
設け、ブレーカプレートの角部への溶融樹脂の滞留を防
止することを特徴とする。 【構成】 本考案による押出スクリュ構造は、スクリュ
(4)の先端に設けられた先端キャップ(4a)と、前記先端
キャップ(4a)に形成された第1、第2斜面部(4aB,4aC)
と、前記各斜面部(4aB,4aC)の先端に形成された山形形
状部(4F)とを備えた構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、押出スクリュ構造に関し、特に、ブレーカプレートの角部における 溶融樹脂の滞留を防止するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の押出スクリュ構造としては、一般に、図4及び 図5で示す構成が採用されていた。 すなわち、図4及び図5において符号1で示されるものは全体形状がテーパ筒 形をなすテーパ形ブレーカプレートであり、このテーパ形ブレーカプレート1の テーパ部1aには多数の案内孔1bが形成されている。 このテーパ部1aの内側には、スクリーン2が設けられていると共に、このテ ーパ形ブレーカプレート1の先端部1cの内面には半球状をなす滞留防止部材3 がねじ部3aを介して螺装されている。 前記テーパ形ブレーカプレート1の開口部1d内には、図5で示すように切欠 き4aAを有する円垂形状の先端キャップ4aを有するスクリュ4が回転自在に 挿入保持されている。
【0003】 従って、前述の構成において、回転するスクリュ4によって搬送混練された溶 融樹脂は、スクリーン2及び各案内孔1bを経て、図示しないダイ側へ供給され る。また、他の従来例としては例えば特開昭48−75661号公報に開示され た構成が挙げられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の押出スクリュ構造は、以上のように構成されていたため、次のような課 題が存在していた。 すなわち、溶融樹脂はスクリュの搬送作用によりスクリーン及び案内孔を通過 して押し出されるが、スクリュの混練作用による溶融樹脂の撹拌はブレーカプレ ート内ではもはや殆んど起こらない。また、軸対称形状の先端キャップに切欠き 部を設けているが、大きな撹拌作用を発生するには到っていない。それゆえ、ブ レーカプレート先端部では溶融樹脂が滞留しがちとなり、図4に示すように滞留 防止部材を設けてもなお、角部に溶融樹脂の一部が滞留する場合が多々発生して いる。滞留した溶融樹脂は時間の経過と共に炭化し、その一部が剥離して押出し 製品に異物として混入することにより、押出し製品の品質に重大な影響を与えて いた。 また、前述の公報に開示された従来構成の場合、スクリュ先端面には撹拌手段 が設けられていなかったため、撹拌することはできず、滞留現象を防止すること は困難であった。
【0005】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、ブレー カプレートの角部への溶融樹脂の滞留を防止するようにした押出スクリュ構造を 提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案による押出スクリュ構造は、押出シリンダに設けられたスクリュにより テーパ形ブレーカプレートを介して溶融樹脂をダイ側へ供給するようにした押出 スクリュ構造において、前記スクリュの先端に設けられた先端キャップの構造が 、前記先端キャップの外周から先端かつ軸線方向へ傾斜するように形成した第1 、第2斜面部と、前記各斜面部の先端に形成した山形形状部とを備えた構成であ る。
【0007】 さらに詳細には、前記山形形状部の稜線方向が、前記軸線あるいは前記軸線に 平行な直線と直交しないように形成した構成である。
【0008】
【作用】
本考案による押出スクリュ構造においては、スクリュの先端に設けられた先端 キャップが、スクリュの軸線に対して非軸対象形状となる。それゆえ、スクリュ と共に回転する先端キャップは撹拌作用を発生し、ブレーカプレート内の溶融樹 脂を充分に撹拌する。撹拌された溶融樹脂はスクリュの搬送作用により、滞留す ることなく順次スクリーン及び案内孔を経てダイ側へ供給される。
【0009】
【実施例】
以下、図面と共に本考案による押出スクリュ構造の好適な実施例について詳細 に説明する。 なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。 図1から図3迄は本考案による押出スクリュ構造を示すもので、図1は断面図 、図2は図1の要部を示す平面図、図3は押出機を示す断面図である。
【0010】 図1及び図2において符号1で示されるものは全体形状がテーパ筒形をなすテ ーパ形ブレーカプレートであり、このテーパ形ブレーカプレート1のテーパ部 1aには多数の案内孔1bが形成されている。 このテーパ部1aの内側には、スクリーン2が設けられていると共に、このテ ーパ形ブレーカプレート1の先端部1cの内面には半球状をなす滞留防止部材3 がねじ部3aを介して螺装されている。
【0011】 前記テーパ形ブレーカプレート1の開口部1d内には、図2で示すようにその 円柱状部の軸線30を含む面に対しほぼ対称状の第1、第2斜面部4aB,4a Cを有する先端キャップ4aを有するスクリュ4が回転自在に挿入保持されてい る。
【0012】 前記先端キャップ4aの各斜面部4aB,4aC間の稜線4Eの稜線方向4E aは前記軸線30と直交しないように形成していると共に、前記各斜面部4aB 、4aCの先端に山形形状部4Fを形成している。
【0013】 従って、前述の構成において、図3で示すシリンダ43のホッパ口44から供 給された原料は、回転するスクリュ4により搬送されると共に混練されて溶融樹 脂となり、この溶融樹脂は、先端キャップ4aの各斜面部4aB,4aCによっ て撹拌されると共に、稜線4Eの稜線方向4Eaが軸線30と直交しないように 形成されているため、先端キャップ4aの回転時における撹拌範囲が広がり、従 来構成よりも大幅な撹拌効果の向上を得ることができる。
【0014】 前述のように先端キャップ4aにより撹拌された溶融樹脂は、各案内孔1bを 経てダイホルダ50のダイ51側に送られる。 従って、前記先端キャップ4aの撹拌作用により、テーパ形ブレーカプレート 1a内の角部における溶融樹脂の滞留及びやけを効果的に防止することができる 。
【0015】
【考案の効果】
本考案による押出スクリュ構造は、以上のように構成されているため、次のよ うな効果を得ることができる。 すなわち、スクリュの先端に、スクリュの軸線に対して非軸対称の斜面部を有 する先端キャップが装着され、この各斜面部によって溶融樹脂が効果的に撹拌さ れ、ブレーカプレート内への滞留によるやけを防止し、常に高品質の押出し製品 を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による押出スクリュ構造を示す断面図で
ある。
【図2】図1の要部を矢印Aに沿って見た底面図であ
る。
【図3】押出機のシリンダを示す断面図である。
【図4】従来の押出スクリュ構造を示す断面図である。
【図5】図4における要部を矢印A側から示す底面図で
ある。
【符号の説明】
1 テーパ形ブレーカプレート 4 スクリュ 4a 先端キャップ 4aB 第1斜面部 4aC 第2斜面部 4F 山形形状部 4Ea 稜線方向

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出シリンダ(43)に設けられたスクリュ
    (4)によりテーパ形ブレーカプレート(1)を介して溶融樹
    脂をダイ(51)側へ供給するようにした押出スクリュ構造
    において、前記スクリュ(4)の先端に設けられた先端キ
    ャップ(4a)の構造が、前記先端キャップ(4a)の外周から
    先端かつ軸線方向へ傾斜するように形成した第1、第2
    斜面部(4aB,4aC)と、前記各斜面部(4aB,4aC)の先端に形
    成した山形形状部(4F)とを備えたことを特徴とする押出
    スクリュ構造。
  2. 【請求項2】 前記山形形状部(4F)の稜線方向(4Ea)
    が、前記軸線(30)あるいは前記軸線に平行な直線と直交
    しないように形成していることを特徴とする請求項1記
    載の押出スクリュ構造。
JP1992019793U 1992-04-02 1992-04-02 押出スクリュ構造 Expired - Lifetime JPH085790Y2 (ja)

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JP1992019793U JPH085790Y2 (ja) 1992-04-02 1992-04-02 押出スクリュ構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP1992019793U JPH085790Y2 (ja) 1992-04-02 1992-04-02 押出スクリュ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0580732U true JPH0580732U (ja) 1993-11-02
JPH085790Y2 JPH085790Y2 (ja) 1996-02-21

Family

ID=12009226

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992019793U Expired - Lifetime JPH085790Y2 (ja) 1992-04-02 1992-04-02 押出スクリュ構造

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JP (1) JPH085790Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61272124A (ja) * 1985-05-28 1986-12-02 Sekisui Plastics Co Ltd 発泡体成形用押出機
JPH01148324U (ja) * 1988-03-28 1989-10-13
JPH02112418U (ja) * 1989-02-28 1990-09-07

Patent Citations (3)

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Publication number Publication date
JPH085790Y2 (ja) 1996-02-21

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