JPH085790Y2 - 押出スクリュ構造 - Google Patents

押出スクリュ構造

Info

Publication number
JPH085790Y2
JPH085790Y2 JP1992019793U JP1979392U JPH085790Y2 JP H085790 Y2 JPH085790 Y2 JP H085790Y2 JP 1992019793 U JP1992019793 U JP 1992019793U JP 1979392 U JP1979392 U JP 1979392U JP H085790 Y2 JPH085790 Y2 JP H085790Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
extrusion screw
screw structure
breaker plate
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992019793U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0580732U (ja
Inventor
稔 吉田
久利 津島
哲生 牧田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP1992019793U priority Critical patent/JPH085790Y2/ja
Publication of JPH0580732U publication Critical patent/JPH0580732U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH085790Y2 publication Critical patent/JPH085790Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、押出スクリュ構造に関
し、特に、ブレーカプレートの角部における溶融樹脂の
滞留を防止するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の押出スク
リュ構造としては、一般に、図4及び図5で示す構成が
採用されていた。すなわち、図4及び図5において符号
1で示されるものは全体形状がテーパ筒形をなすテーパ
形ブレーカプレートであり、このテーパ形ブレーカプレ
ート1のテーパ部1aには多数の案内孔1bが形成され
ている。このテーパ部1aの内側には、スクリーン2が
設けられていると共に、このテーパ形ブレーカプレート
1の先端部1cの内面には半球状をなす滞留防止部材3
がねじ部3aを介して螺装されている。前記テーパ形ブ
レーカプレート1の開口部1d内には、図5で示すよう
に切欠き4aAを有する円垂形状の先端キャップ4aを
有するスクリュ4が回転自在に挿入保持されている。
【0003】従って、前述の構成において、回転するス
クリュ4によって搬送混練された溶融樹脂は、スクリー
ン2及び各案内孔1bを経て、図示しないダイ側へ供給
される。また、他の従来例としては例えば特開昭48−
75661号公報に開示された構成が挙げられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の押出スクリュ構
造は、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、溶融樹脂はスクリュの搬
送作用によりスクリーン及び案内孔を通過して押し出さ
れるが、スクリュの混練作用による溶融樹脂の撹拌はブ
レーカプレート内ではもはや殆んど起こらない。また、
軸対称形状の先端キャップに切欠き部を設けているが、
大きな撹拌作用を発生するには到っていない。それゆ
え、ブレーカプレート先端部では溶融樹脂が滞留しがち
となり、図4に示すように滞留防止部材を設けてもな
お、角部に溶融樹脂の一部が滞留する場合が多々発生し
ている。滞留した溶融樹脂は時間の経過と共に炭化し、
その一部が剥離して押出し製品に異物として混入するこ
とにより、押出し製品の品質に重大な影響を与えてい
た。また、前述の公報に開示された従来構成の場合、ス
クリュ先端面には撹拌手段が設けられていなかったた
め、撹拌することはできず、滞留現象を防止することは
困難であった。
【0005】本考案は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、ブレーカプレートの角部へ
の溶融樹脂の滞留を防止するようにした押出スクリュ構
造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案による押出スクリ
ュ構造は、押出シリンダに設けられたスクリュによりテ
ーパ形ブレーカプレートを介して溶融樹脂をダイ側へ供
給するようにした押出スクリュ構造において、前記テー
パ形ブレーカプレートの先端部の内面には半球状をなす
滞留防止部材が取付けられ、前記スクリュの先端に設け
られた先端キャップの構造が、前記先端キャップの外周
から先端かつ軸線方向へ傾斜するように形成した第1、
第2斜面部と、前記各斜面部の先端に形成した山形形状
部とを備えると共に、前記先端キャップと滞留防止部材
の直径がほぼ同一である構成である。
【0007】さらに詳細には、前記山形形状部の稜線方
向が、前記軸線あるいは前記軸線に平行な直線と直交し
ないように形成した構成である。
【0008】
【作用】本考案による押出スクリュ構造においては、ス
クリュの先端に設けられた先端キャップが、スクリュの
軸線に対して非軸対象形状となる。それゆえ、スクリュ
と共に回転する先端キャップは撹拌作用を発生し、ブレ
ーカプレート内の溶融樹脂を充分に撹拌する。撹拌され
た溶融樹脂はスクリュの搬送作用により、滞留すること
なく順次スクリーン及び案内孔を経てダイ側へ供給され
る。
【0009】
【実施例】以下、図面と共に本考案による押出スクリュ
構造の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従
来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明す
る。図1から図3迄は本考案による押出スクリュ構造を
示すもので、図1は断面図、図2は図1の要部を示す平
面図、図3は押出機を示す断面図である。
【0010】図1及び図2において符号1で示されるも
のは全体形状がテーパ筒形をなすテーパ形ブレーカプレ
ートであり、このテーパ形ブレーカプレート1のテーパ
部1aには多数の案内孔1bが形成されている。このテ
ーパ部1aの内側には、スクリーン2が設けられている
と共に、このテーパ形ブレーカプレート1の先端部1c
の内面には半球状をなす滞留防止部材3がねじ部3aを
介して螺装されている。
【0011】前記テーパ形ブレーカプレート1の開口部
1d内には、図2で示すようにその円柱状部の軸線30
を含む面に対しほぼ対称状の第1、第2斜面部4aB,
4aCを有する先端キャップ4aを有するスクリュ4が
回転自在に挿入保持されている。なお、この先端キャッ
プ4aの直径と前記滞留防止部材3の直径とはほぼ同一
にて形成されている。
【0012】前記先端キャップ4aの各斜面部4aB,
4aC間の稜線4Eの稜線方向4Eaは前記軸線30と
直交しないように形成していると共に、前記各斜面部4
aB、4aCの先端に山形形状部4Fを形成している。
【0013】従って、前述の構成において、図3で示す
シリンダ43のホッパ口44から供給された原料は、回
転するスクリュ4により搬送されると共に混練されて溶
融樹脂となり、この溶融樹脂は、先端キャップ4aの各
斜面部4aB,4aCによって撹拌されると共に、稜線
4Eの稜線方向4Eaが軸線30と直交しないように形
成されているため、先端キャップ4aの回転時における
撹拌範囲が広がり、従来構成よりも大幅な撹拌効果の向
上を得ることができる。
【0014】前述のように先端キャップ4aにより撹拌
された溶融樹脂は、各案内孔1bを経てダイホルダ50
のダイ51側に送られる。従って、前記先端キャップ4
aの撹拌作用により、テーパ形ブレーカプレート1a内
の角部における溶融樹脂の滞留及びやけを効果的に防止
することができる。
【0015】
【考案の効果】本考案による押出スクリュ構造は、以上
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、スクリュの先端に、スクリュの
軸線に対して非軸対称の斜面部を有する先端キャップが
装着され、この各斜面部によって溶融樹脂が効果的に撹
拌され、ブレーカプレート内への滞留によるやけを防止
し、常に高品質の押出し製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による押出スクリュ構造を示す断面図で
ある。
【図2】図1の要部を矢印Aに沿って見た底面図であ
る。
【図3】押出機のシリンダを示す断面図である。
【図4】従来の押出スクリュ構造を示す断面図である。
【図5】図4における要部を矢印A側から示す底面図で
ある。
【符号の説明】
1 テーパ形ブレーカプレート 4 スクリュ 4a 先端キャップ 4aB 第1斜面部 4aC 第2斜面部 4F 山形形状部 4Ea 稜線方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−272124(JP,A) 実開 平2−112418(JP,U) 実開 平1−148324(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出シリンダ(43)に設けられたスクリュ
    (4)によりテーパ形ブレーカプレート(1)を介して溶融樹
    脂をダイ(51)側へ供給するようにした押出スクリュ構造
    において、前記テーパ形ブレーカプレート(1)の先端部
    (1c)の内面には半球状をなす滞留防止部材(3)が取付け
    られ、前記スクリュ(4)の先端に設けられた先端キャッ
    プ(4a)の構造が、前記先端キャップ(4a)の外周から先端
    かつ軸線方向へ傾斜するように形成した第1、第2斜面
    部(4aB,4aC)と、前記各斜面部(4aB,4aC)の先端に形成し
    た山形形状部(4F)とを備えると共に、前記先端キャップ
    (4a)と滞留防止部材(3)の直径がほぼ同一であることを
    特徴とする押出スクリュ構造。
  2. 【請求項2】 前記山形形状部(4F)の稜線方向(4Ea)
    が、前記軸線(30)あるいは前記軸線に平行な直線と直交
    しないように形成していることを特徴とする請求項1記
    載の押出スクリュ構造。
JP1992019793U 1992-04-02 1992-04-02 押出スクリュ構造 Expired - Lifetime JPH085790Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992019793U JPH085790Y2 (ja) 1992-04-02 1992-04-02 押出スクリュ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992019793U JPH085790Y2 (ja) 1992-04-02 1992-04-02 押出スクリュ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0580732U JPH0580732U (ja) 1993-11-02
JPH085790Y2 true JPH085790Y2 (ja) 1996-02-21

Family

ID=12009226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992019793U Expired - Lifetime JPH085790Y2 (ja) 1992-04-02 1992-04-02 押出スクリュ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH085790Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61272124A (ja) * 1985-05-28 1986-12-02 Sekisui Plastics Co Ltd 発泡体成形用押出機
JPH01148324U (ja) * 1988-03-28 1989-10-13
JPH0638661Y2 (ja) * 1989-02-28 1994-10-12 三菱重工業株式会社 可塑化スクリュ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0580732U (ja) 1993-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005120788A3 (en) Dynamic mixer screw tip
JPH085790Y2 (ja) 押出スクリュ構造
US6238079B1 (en) Kneading degree adjusting device for twin extruder
JPH08244026A (ja) 二軸混練機
JP2001138120A (ja) コアドリル
US2750627A (en) Apparatus for working and advancing a plastic material
JP2654192B2 (ja) 繊維セメント材の押出成形用の整流板
JPS6234749Y2 (ja)
CN110142936A (zh) 微锥双转子密炼螺杆
JPS5920971Y2 (ja) 押出成形機の口型
JP2890026B2 (ja) 押し出し成形機
JPH10176709A (ja) ネ ジ
CN216260622U (zh) 一种颗粒饲料智能制粒设备
US20020178879A1 (en) Used PCB milling cutter reclamation method
JPS62284718A (ja) 成形機用スクリユ
KR200168310Y1 (ko) 혼합장치를 가진 압출기
JPH0524095A (ja) ゴム用押出機
JPH081070Y2 (ja) 樹脂押出装置
JPH049213U (ja)
JPS62192464A (ja) 導電性樹脂組成物の製造方法
JP2005153397A (ja) 電線ケーブルの製造方法
JPH10119116A (ja) 材料替え性の良いブレーカープレート
JPH061792Y2 (ja) 押出機用スクリュー
JPH04298409A (ja) スクリューフィーダ
JP2010076251A (ja) 土練機